【ワンピース】ロックス・D・ジーベックの正体は黒ひげの父親？強さや能力を考察

ワンピースでは40年前に危険人物として世界政府と海賊王であるロジャーによって壊滅させられたロックス・D・ジーベックについて、いまだに熱く語られていました。海賊の頂点を極め海賊王となったゴール・D・ロジャーですが、彼が海賊王になる前には世界の王になるためにあらゆるタブーに触れ過ぎたロックス・D・ジーベックが大暴れしていたのです。

彼はのちに四皇となる凶悪な海賊を2人もロックス海賊団に所属させていました。到底人の下で働ける器でない荒くれものの2人を取りまとめていたことからも相当なカリスマ性を持っていたことがわかります。そこで、かつて世界政府でさえも震え上がったロックス海賊団の船長を務めていたロックス・D・ジーベックの正体や凶悪な黒ひげの父親候補になっている理由、彼の強さや能力も考察しながらご紹介していきましょう。

1997年34号(7月)から週刊少年ジャンプによって連載がスタートした「ワンピース(ONE PIECE)」は、熊本県熊本市出身の漫画家である尾田栄一郎さんによって誕生した少年漫画となっています。海賊王になるために多くの海賊達がワンピースを巡り戦い、仲間の絆を深めながら成長していく姿が描かれており大人気です。2020年4月の時点では96巻を単行本で刊行しているおり、世界中から愛される人気漫画として現在も連載中です。

ワンピースでは海賊達のバトルシーンのみならず、感動するエピソードやギャグシーン仲間同士の友情なども描かれているため日本をはじめ世界中の子供から大人まで幅広く愛されています。週刊少年ジャンプから連載されている漫画の中では1976年～2016年に渡って連載されていた「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の次に長い連載作品となっており、2020年4月の時点で全世界累計発行部数は4億7000万部を突破していました。

かつてこの世の全てを手に入れ海賊王となったゴール・D・ロジャーは、ワンピースという人つなぎの大秘宝を遺し現在は亡くなっています。彼の意志を継いだ海賊達はそのワンピースを巡り旅を続けることになりました。海賊を夢見ていたルフィは赤髪海賊団の大頭を務めているシャンクスと出会い仲良くなりますが、彼が持っていた悪魔の実であるゴムゴムの実を食べてしまい泳げなくなってしまったのです。

ワンピースでは40年前に荒くれものの海賊達を束ねて一儲けしようとした男がいました。彼の名は「ロックス・D・ジーベック」で、のちにロックス海賊団を結成し船長を務めることになります。周囲を圧倒する権力を手に入れたロックス・D・ジーベックは、ハチノスという海賊島を拠点に大活躍していきました。当時のメンバーには、現在の四皇として恐れられている2人も所属していたのです。

その2人のメンバーとは、百獣海賊団の総督を務めている凶悪なカイドウとビッグ・マム海賊団の船長を務めている女性でありながら大きな身体のビッグ・マムでした。個性豊かな海賊をまとめていたロックス・D・ジーベックは、相当な人物であると語り継がれるようになります。海賊として次第に力をつけたロックス・D・ジーベックは、世界の王になる野望を抱くようになりました。

その野望を叶えるべく、まるでテロリストのようにあらゆる事件を起こしていくようになります。世界政府に牙をむき、あまりにも多くのタブー(世界の禁忌)に触れ過ぎたことで、世界貴族である天竜人から目を付けられることになりました。あまりのタブーに触れ過ぎたロックス・D・ジーベックは、38年前に彼が率いていたロックス海賊団と拠点となっていたハチノスの海賊島ごと壊滅させられることになります。

ワンピースで小柄な身長に逆立った髪型をしていたと思われるロックス・D・ジーベックは、シルエットのみの登場となっているためその正体をはじめ多くのことが明らかになっていません。それゆえに、四皇となっており荒々しい性格で黒ひげと呼ばれているマーシャル・D・ティーチの父親説も浮上していました。そこで、黒ひげ海賊団の提督を務めている黒ひげの父親説についてご紹介します。

非常に好戦的な性格が予想されるロックス・D・ジーベックは、「D」の名を持つ海賊の1人となっていました。彼が船長を務めていた40年前にはロックス海賊団を結成し、そのメンバーの中には自分の強さに自信を持っているカイドウや白い三日月型の髭を持つ白ひげ、天候を従える女と呼ばれているビッグ・マムら、現在四皇となっているメンバーが2人も所属していたのです。

また、16世紀～19世紀に渡って地中海付近で使用されていた帆船を総称して「ジーベック」と呼んでいました。黒ひげ海賊団が活用している船の名は「サーベルオブジーベック号」となっています。その意味は「ジーベックの剣」となり、歴史研究が大好きな黒ひげが父親であるロックス・D・ジーベックのようになりたいという思いで自ら名付けた可能性もあるため、父親候補と噂されるようになりました。

40年前にハチノスという島には、気性が激しい海賊を束ねて一儲けしようと考えたロックス・D・ジーベックが存在していました。世界の王になることを夢見ていた彼は、個性豊かな海賊達を束ねる能力やカリスマ性があったようです。それゆえに、次第に勢力を増していきます。テロリストのように暴れまわり周囲を混乱させたロックス・D・ジーベックは、ハチノス(海賊島)を自分の拠点として活動するようになりました。

現在海賊島と呼ばれているハチノスを拠点として活動しているのは、悪魔の実を2つも扱うことができる黒ひげだったのです。用意周到な性格の黒ひげは、第440話で自分が海賊としてどのように成り上がるのかの道筋は全て計画していることを明らかにしています。

時々さまざまなハプニングはあるものの全て計画通りに進めたがる彼は、かつて父親が拠点としていたハチノスを自分の拠点としてもおかしくはありません。40年前に壊滅させられたロックス・D・ジーベックの意志を継いでハチノスを拠点として四皇になったのだとしたら、彼の息子である可能性もあると考えられます。

世界政府に牙をむき40年前に大暴れしていたロックス・D・ジーベックは、最終的にはのちに英雄伝説を作り上げることになる世界政府直属の海軍で中将を務めていたモンキー・D・ガープと一時的に手を組んだゴール・D・ロジャーによって倒されることになります。ここではDの一族同士の戦いが繰り広げられたのです。当時手が付けられないほどに力を高めていた彼を世界政府と海賊が手を組むことで倒すことになります。

あくまでも自由を望み海賊として生きようとするかつて海賊王となったゴール・D・ロジャーと好奇心旺盛なルフィは似た者同士かもしれません。逆に世界の王となるべく支配をもくろむロックス・D・ジーベックと野心だらけの黒ひげもよく似ています。それゆえに、かつて海賊王となったロジャーと世界の王を目指したロックスが戦ったように、彼らの意志を受け継ぐDの一族同士の戦いが今後あるかもしれません。

仲間同士の殺し合いが絶えなかったロックス海賊団。それゆえに、40年前に政府と海賊が一時的に手を組んで壊滅させた際も彼らの功績を語り継ぐ者がいないくらい仲間同士は仲が悪かったようです。かつての海賊の中で最も凶悪とされるロックスの正体は画像もほとんどなく、ほとんどがシルエットのため容姿ですら明らかになっていません。

また、あまりにも残虐な行為が多かったため、彼が起こした事件は世界政府によって全て揉み消されており正体を知る由もないのです。しかし、彼との共通点が多い海賊が存在しています。それは四皇になった黒ひげです。彼は海賊として拠点としている場所や海賊船として乗っている船の名前、同じDの一族などの多くの共通点を持っていたためロックスの息子説が浮上しました。

全てにおいて計画を怠らない性格の黒ひげの正体がロックスの血を引く者、息子だった場合40年前の悲劇が再び起こる可能性はあります。そのため、世界政府の最高権力者として活躍している五老星よりもさらに高い地位の存在とされているイム様が警戒しているのは、かつての悲劇を再び起こさないための世界の王を目指したロックスの血を引く者、もしくは彼の意志を受け継ぐ者だったのかもしれません。

残虐無比な性格を持っていたロックスは、全ての海賊達を権力によって抑え込むことに成功します。それゆえに、海の覇者と呼ばれるようになりました。彼は海賊島で一儲けしようと凶悪な海賊達を集めロックス海賊団を結成します。目的のためであればあらゆる残虐な行為を厭わない彼が船長になっているため、ロックス海賊団の仲間達は非常に仲が悪く常に殺し合いの喧嘩をしていました。

仲間同士でさえ邪魔だと感じた場合は殺し合うことが日常茶飯事だったロックス海賊団は、武力によって周囲を黙らせる凶悪な海賊に成長していきます。あまりにも惨い事件が続き世界政府も手が付けられないくらいの状況に発展していきました。海の覇者だった彼は、現状では物足りずいつしか世界の王を目指すようになり、世界政府も黙って見過ごすことができなくなったようです。

高いカリスマ性を持っていたとされるロックスは、その戦闘能力や倒される以前にどのような海賊や敵と戦っていたのかは明らかになっていません。彼らはテロリストのようにタブー(世界の禁忌)に触れ過ぎたために、世界政府からも消される身となってしまったのです。世界政府と海賊が一時的に手を組むことでやっと倒せるようになった彼の懸賞金は明らかになっていませんが、「200億ベリー」くらいを予想することができます。

海賊王となったゴール・D・ロジャーがかつてかけられていた懸賞金は「55億6480万ベリー」となっており、海賊史上で最高の懸賞金額となっていました。海賊王の懸賞金よりもはるかに莫大な金額となっていますが、世界政府も海賊もそれぞれでは倒すことが難しかったようなのでこれくらいの懸賞金額は懸けられていたと考えられます。

四皇になった黒ひげは、自然系のヤミヤミの実と超人系のグラグラの実の2つの悪魔の実の能力者となっています。その中でも闇の人間となってあらゆる能力者の能力を封じ込め、闇の引力を駆使することができる黒ひげは、悪魔の実の中で最も凶悪となっているのがヤミヤミの実であることを明かしていました。

40年前に世界の王になろうとしたロックス・D・ジーベックと共通点の多い黒ひげは、当時彼がヤミヤミの実を扱っていたことを知り、その能力を手に入れるべくヤミヤミの実を必死になって探していたのかもしれません。そうだとするとかつて世界政府を敵に回し大暴れしたロックス・D・ジーベックには、ヤミヤミの実の能力があったということになります。

もし、彼がヤミヤミの実の能力者だった場合、世界政府と海賊が手を組んで戦った謎も説明がつきやすくなりました。海賊同志の戦いの場合悪魔の実を封じてしまうロックス・D・ジーベックの前では非能力者の存在が必要です。それゆえに、自由を愛するカープの存在が欠かせなかったのかもしれません。

43億8800万ベリーの懸賞金が懸けられているシャーロット・リンリン(ビッグマム)は、現在は四皇であり万国(トットランド)女王を務めながら、ビッグ・マム海賊団の船長としても活躍しています。また、超人系のソルソルの実の力を自由自在に操る能力者でもありました。覇気においては武装色や覇王色、見聞色を扱うことができます。男勝りな性格の彼女は独裁者的なところがありました。

46億1110万ベリーの懸賞金が懸けられているカイドウは、四皇でありこの世における最強生物として周囲から恐れられていました。悪魔の実の正体は明らかになっていませんが、恐らく幻獣種であるリュウリュウの実であろうと考察することができます。百獣海賊団の総督を務めているものの自殺願望が強い海賊でもありました。その一方自分の強さには自信を持っており、凶悪な人物として知れ渡っています。

金獅子海賊団において大親分を務めている金獅子のシキは、超人系のフワフワの実の能力者でした。残忍で冷酷な性格の彼は、重要な仕事をしくじったり自分に刃向かったりする者には容赦がありません。支配することに何よりの喜びを感じている彼は、かなりの強欲のため海賊らしい性格を兼ね備えていると言えるでしょう。ノリが良く陽気な部分もありますが、用意周到に準備して戦うすべもわきまえていました。

大海賊時代幕開け以降において最高金額50億4600万ベリーという懸賞金を懸けられていたのが白ひげと呼ばれているエドワード・ニューゲートです。世界最強の海賊であり、世界最強の男としても知れ渡っており、かつては海賊王として全てを手に入れたゴール・D・ロジャーと互角に戦うことができる唯一の海賊でした。生きていた頃は四皇に選ばれていましたが、2年前に享年72歳で亡くなっています。

超人系のグラグラの実の能力を駆使し、さらに覇気では武装色や覇王色、見聞色を自由自在に操ることができました。世界最強の男として活躍していた白ひげですが、海賊のロマンやきらめく財宝には一切関心がなかったのです。彼が本当に欲しかったものは温かい家族であったために、白ひげ海賊団に所属している船員を家族と思い何よりも大切にしていました。

かつて世界中を震え上がらせたロックス海賊団に所属していた銀斧(ぎんぶ)は、まだ姿を現していないためどのような人物であるのか正体は明らかにされていません。しかし、かつての凶悪な海賊達の名前の中にあげられているため、かなり凶暴であることが想像できます。その強さは世界最強の男として活躍していた白ひげやフワフワの実の使い手である金獅子と並ぶ実力と評価されていました。

仲間よりも宝を大切に考えていたキャプテン・ジョンは、宝にかなりの執着心を持っていたため独り占めしようとする傾向がありました。それゆえに最終的には部下から殺されてしまいます。しかし、彼は多くの宝を隠し持っていたためスリラーバーク海賊団の船長を務めているゲッコー・モリアによってゾンビとして復活させられました。彼は海賊王であったロジャー同様に生前膨大な財産を残したとされています。

かつて世界政府に睨まれ壊滅させられたロックス海賊団には、四皇になっている危険人物的な強さを誇っている海賊の他にも作中ではまだ登場していない正体が明らかになっていないメンバーもいました。世界中で最強とされている白ひげやフワフワの実の能力を持っている金獅子らと同等の力を持っていると噂されていたのが王直です。名前のみの登場となっているため正体は不明ですが、これから重要な場面で姿を現すかもしれません。

凶悪な海賊として世界政府からも危険人物扱いされていたロックスの正体はラスボスなのではないかと予想されていましたが、海軍本部大目付として働いているセンゴクによってすでに亡くなっていることが明らかとされました。彼は「ゴッドバレー事件」によって命を落とすことになったのです。ゴッドバレー事件では、世界政府側の海軍とそこに偶然居合わせた海賊らが手を組んでロックス海賊団を倒したとされています。

凶悪な海賊であったロックスを倒したのは、海軍の中将を務めていた自由を何よりも愛するガープと海賊王となってワンピースを残したゴール・D・ロジャー(ロジャー海賊団)達だったのです。あまりにも多くのタブーを犯してしまった彼らは、38年前に天竜人やその奴隷となっている人々を守るという名目で倒されることになります。

かつてのメンバーだった海賊が現在は四皇として活躍していることから、常に仲間同士で殺し合いの喧嘩をしていた彼らはいざという時の団結力がなく、お互いに足を引っ張り合ったり、船長を見殺しにしたりして敗れたと考えることができるでしょう。

凶悪な海賊として知れ渡っているものの肝心な正体がいまいち掴めないロックスは、かつてゴッドバレーという海賊島を拠点に一儲けしようとして海賊集団を結成していました。そのため、ゴッドバレー自体が多くの秘密を抱えていると考えられます。世界貴族とされている天竜人の陰謀が渦巻いている島だったゆえに、彼らに関する数多くのタブーに触れることになったのかもしれません。

しかし、海賊がなかなかたどり着けないラフテルとは異なりゴッドバレーには意外と誰でも簡単に出入りできるようです。そのため、なかなか足を踏み入れることができないラフテルとは異なる島と言えるでしょう。ゴッドバレーの正体自体が明らかとなっていませんが、その島を拠点としていた海賊団が滅ぼされていることから、世界政府にとって知られてはまずい情報が多く存在しているのは間違いありません。

世界政府に睨まれ壊滅させられたロックスは、かつてゴッドバレーを拠点に活動をしていました。このゴッドバレーという島は、直訳すると「神の谷」という意味を持ちます。世界貴族である天竜人が深く関わっているとされる島とは言え、神にまつわる何か秘密が隠されているのでしょうか？ワノ国編で大活躍している光月おでん(元ロジャー海賊団船員)の正体は、ワノ国の元大将となっています。

さらに、彼のモデルとなっているのは「オーディン(北欧神話の神)」とされていました。それゆえに、ゴッドバレー事件では、ロックス海賊団とロジャー海賊団が戦っていることから神々の戦争だったのではないかと考えることができます。年齢的に彼はまだ産まれていませんが、トキトキの実で未来に移動できる光月トキであれば、38年以上前に参加することは可能です。それゆえに光月家が関係しているとも考えられます。

かつて政府を震え上がらせたロックスが拠点として活用していた海賊島であるゴッドバレーには、ある秘密が隠されていたと考えることができます。神の谷を意味するゴッドバレーは、「神谷」と読むこともできます。神谷とは、日本人の名字に使用されている名前でもありました。ワンピースを手掛けている漫画家の尾田栄一郎さんには、師匠として和月伸宏さんがいます。

その師匠である和月伸宏さんのるろうに剣心には、「神谷薫」というキャラクターが存在していました。もしも、尊敬している師匠の作品のキャラクターから名前を取っているのだとしたら、主人公の緋村剣心にとって大事な人となる「神谷薫」がモデルとも考えられます。さらに、一度死亡したと思われた神谷薫は死んでおらず、生きていました。その設定を当てはめてみるとゴッドバレーは消滅していないのかもしれません。

多くの四皇を誕生させたロックスは、世界政府を敵に回し倒されてしまいました。彼ほど危険な人物はその後は現れていないようですが、彼が復活して再び姿を現すことがあれば大混乱が起こるでしょう。彼が拠点としていたゴッドバレーには多くの秘密が隠されているようです。それゆえに彼の復活も全く可能性がないわけではありません。

「事件は必ず想像を超えてくる」というかつてロックスを倒したガープの言葉にも深い秘密が隠されているようにも考えられます。彼自身が悪魔の実によって復活するのか、彼の意志を引き継いだ何者かが姿を現すことになるのか、どのような形で復活してくるかはわかりませんが何かしらの方法で復活する可能性は十分あるでしょう。

能力や顔など全てにおいて正体がはっきりとわかっていないロックスは、40年前に凶悪なロックス海賊団を結成しています。その海賊団に現四皇キャラが多く所属していたことからどれだけの大物だと注目を集めていました。人の下で働くような器でない個性豊かな海賊達は水と油のような関係となり、常に仲間同士で殺し合いの喧嘩が繰り返されることになります。

かつて凶悪なロックス海賊団に所属していた多くのメンバーはのちに自分達の海賊団を立ち上げ船長を務めている海賊がほとんどです。そのような個性の塊だらけの海賊をどのように集めてきたのでしょうか？恐らくデービーバックファイトで勝ち続けて集めたと考えることができます。海賊島発祥のゲームとなっているデービーバックファイトで勝ち抜くことで強引に海賊達を集めてきたのでしょう。

現在四皇となっている海賊達は当時から自らの海賊団を結成し船長を務めていたと思われる大物ばかりです。それゆえに、船長の器の海賊達を集めて結成されたのがロックス海賊団と言えるでしょう。誰にも負けない能力を持っていたロックスは武力によって個性豊かな海賊達を収めていたと考えられます。

謎が多く正体が明かされていないロックス・D・ジーベックの名前は、「船の種類の名前」が由来となっています。かつて19世紀以前は帆船が商船として多く使用されていました。その帆船のことをジーベックと呼んでいたのです。ジーベックは海賊船としても大活躍していました。そのためロックス・D・ジーベックという名前は、海賊に必要不可欠な帆船からきているため海賊を象徴していると言えるでしょう。

また、英語に変換した名前は「Rocks・D・Xebec」となり、「RDX」と読むことができます。この言葉は科学の世界では「トリメチレントリニトロアミン」を意味していました。トリメチレントリニトロアミンとは、C4爆弾の主成分に使用されるような軍事用爆弾の成分だったのです。それゆえに、かなり危険な最強の海賊というような意味合いが含まれた名前を持っていることになります。

豪快さを兼ね備えている黒ひげの父親の正体は明らかにはなっていませんが、今のところロックスが有力のようです。仲間を大切にしなかった父親の反省点を活かしているかのように綿密に計画して実行することに力を注いでいる黒ひげは、多くの仲間から慕われています。世界政府をあれほどまで脅かしたロックスの意志や血を受け継いているのが黒ひげだった場合はかなり脅威となるでしょう。

そのため最終回では父親であるロックスの血を引く黒ひげと自由を何よりも愛し仲間を大切にするロジャーの意志を受け継ぐルフィとのDの一族同士の対決が予想できるかもしれません。さらに、その場所がかつてロジャー海賊団だけがたどり着くことができたラフテルだとしたら最終回にふさわしいと言えます。

好奇心旺盛なルフィの憧れとなっているシャンクスの正体も多くの謎に包まれています。それゆえに、彼が凶悪なロックスの子供と考えることもできるのです。39歳のシャンクスは彼が死亡した時期に重なるため、彼の息子の可能性は十分にあるでしょう。40年前に海賊として活躍していたシャクヤクが母とも言われているため、ロマンを追い求めている黒ひげとは腹違いの兄弟の可能性も考えられます。

父親候補のロックスと母親候補のシャクヤク2人の名前を取って「シャンクス」と名付けられたと考えることもできるのです。腹違いの兄弟であるとすれば、ゴッドバレーという島の名前の伏線である神谷姉妹とも関係性を見出すことができます。最終回でロックスとロジャーの意志を継ぐ者同士の対戦の前に兄弟対戦もあるかもしれません。

人の下で働く器でない海賊達を取りまとめ奇跡のチームと呼ばれていたのがロックス海賊団です。それゆえに、個性豊かで凶悪な海賊達をまとめていたロックス・D・ジーベックの船長としてのカリスマ性がすごかったのだろうという感想は多く寄せられていました。仲間殺しが日常茶飯事だったロックス海賊団について、「よく成り立っていた」という意見も多く寄せられています。

現在活躍している四皇には、かつて40年前にロックス海賊団の団員だったメンバーが2名、すでに亡くなった白ひげを入れれば3名の四皇を誕生させたことになります。世界政府も恐れている海賊としては最高峰と言われている四皇を3人も誕生させたロックス・D・ジーベックは何者？という声も多く寄せられていました。

世界最強の海賊達を次々と誕生させているロックス・D・ジーベックのことについてもっと知りたいと感じている人は多いようです。海賊の中で最高の懸賞金が懸けられていた白ひげでさえもかつては彼の海賊団に所属していました。それゆえに、シルエットでしか登場していないロックスの懸賞金は、それをはるかに上回る金額だったのではと予想してる人もいます。

ハッキリとした顔や姿が描かれていないロックス・D・ジーベックですが、彼が成し遂げたことがどんなに恐ろしいことだったのかはよく描かれています。世界政府や当時力を持っていた海賊が手を組むことでやっと倒すことができた彼は、あのまま放っておけば確実に世界の王に君臨していたかもしれません。相当な危険人物だった彼の意志を受け継いでいる者が残っているのかが今後重要になるでしょう。