【鬼滅の刃】煉獄千寿郎は杏寿郎の弟！兄との関係や年齢・過去を紹介

この記事で紹介する煉獄千寿郎は、鬼殺隊の炎柱・煉獄杏寿郎の弟です。兄と瓜二つで、大きな目を持ち、炎を想起させる髪型をしています。父親に対して言いたいことが言えない気弱なところがありますが、煉獄杏寿郎と同じく心優しい性格です。登場回数は決して多くありませんが、密かな人気を誇るキャラクターでもあります。

「鬼滅の刃」は、家族の仇討ちのため、鬼退治に向かう少年の物語です。2016年から「週刊少年ジャンプ」で連載され、ストーリーの面白さに加え、呼吸法を駆使して技を繰り出すという過去類を見ない新鮮なアクションシーンが話題となります。2019年4月から9月にかけてアニメも放送され、2020年には映画公開も決定しています。

大正時代、炭焼きの家系の長男・竈門炭治郎は、いつものように街へ炭を売りに出かけていました。しかし、帰宅すると母や妹、弟たちは殺されていました。まだ生きていた長女の禰󠄀豆子を連れ、助けを求めて雪の中を歩きます。しかし、彼女は怪我の傷口に鬼の血液が入り込んだことにより、鬼と化しました。家族の仇討ちと、禰󠄀豆子を人間に戻す手がかりを探るため、炭治郎は力をつけ鬼を倒す組織・鬼殺隊に入ります。

煉獄千寿郎は、産屋敷に仕えてきた煉獄家の次男です。家族構成は、父の煉獄槇寿郎、母の煉獄瑠火、兄の煉獄杏寿郎がいます。母親は、煉獄千寿郎が幼い頃にすでに亡くなっており、煉獄杏寿郎の夢や、過去の回想に登場しています。炎をイメージした髪色と、クリッとした大きな目をしており、見た目は父、兄とそっくりでした。髪型は2人とは異なり、後ろで一つに縛っています。眉毛は2人比べると、少し下がり気味です。

優しくて礼儀正しく、煉獄杏寿郎の訃報と伝言を届けに来た炭治郎の体調を心配し、彼に摑みかかる父親を止めています。父の煉獄槇寿郎や兄の杏寿郎のような剣術の才能には恵まれず、稽古を重ねても日輪刀の色が変わることはなく、剣士になるのを断念しています。パロディ作品の「キメツ学園」によると、読書が趣味の平凡な中学生とあります。登場回数は多くありませんが、密かな人気があります。

ここでは、煉獄千寿郎と兄・煉獄杏寿郎との関係や過去を紹介していきます。煉獄家は、鬼殺隊を束ねる産屋敷家に支える家系であり、その伝統に倣って煉獄槇寿郎も煉獄杏寿郎も炎柱として活躍しています。煉獄家に生まれた男性の特徴なのか、髪の色は炎をモチーフとしたような赤と黄のカラーで、癖が強いためか先端は元気に跳ねています。

兄の煉獄杏寿郎は、非常に面倒見がよく正義感の強い人物です。早くに母を亡くし、荒れた生活を送る父を見て育つ弟・煉獄千寿郎のことを不憫に思っており、生前も強く生きていこうと励ましの言葉を送っています。弟に剣術の稽古をつけていましたが、彼が抜いた刀の色が変わることはありませんでした。才能がないことを悟った煉獄千寿郎は、剣士になることを断念し、代々受け継げれてきた伝統が途絶えると責任を感じているようです。

煉獄杏寿郎は死に際に、千寿郎に対して、正しいと思う道を進むようメッセージにとを残しています。できること、できないことを論って責めることなく、最後まで煉獄千寿郎の個性を尊重していました。頼り甲斐のある優しい兄を、煉獄千寿郎も心から慕っており、鴉から訃報を聞いた時はその場に泣き崩れています。

煉獄杏寿郎と煉獄千寿朗は、一目で兄弟とわかるほどそっくりな容姿をしています。兄の煉獄杏寿郎は、正義感の強い頼りがいのある兄貴的な存在です。一方で、煉獄千寿朗は、気弱で兄とは正反対の性格です。しかし、兄の訃報に落ち込む中、遺言を届けにきた炭治郎を気遣うなど、優しい性格は共通しています。

煉獄千寿郎は、物心つく前に母・煉獄瑠火を亡くしています。父親の煉獄槇寿郎は、元々情熱を持って鬼殺隊の柱をしており、息子に剣術を教えたりなど良き父親であったといいます。しかし、己の弱さを自覚し、さらに追い討ちをかけるように妻を亡くしたことによって、酒に溺れる生活を送るようになりました。

人前であっても構わず息子の煉獄千寿郎に怒鳴り散らしており、ひどく怯えている様子がうかがえます。こうした父親と生活してきたため、気弱な性格になってしまったのではないかという見解もあります。きつく当たられることが多いからか、父親に認めてもらいたいという気持ちは強いようで、煉獄杏寿郎の夢に出てきた過去の回想と思われるシーンでは、柱になったら認めてもらえるだろうかと発言しています。

煉獄杏寿郎の年齢は20歳ですが、煉獄千寿郎の年齢は今の所判明していません。しっかりした礼儀正しい立ち振る舞いから、年齢は10歳以上なのではないかという意見が多くありました。一方で、酒に溺れる父親の身の回りの世話をしていたことで、実年齢よりも大人びているのではないかという意見もあり、10歳にはなってないのではないかという見解もあります。

さらに、年齢が16歳の炭治郎と身長があまり変わらないので、同じ年齢なのではないかという意見もありした。こうした様々な憶測が飛び交う中、「鬼滅の刃」のパロディ「キメツ学園」では中学1年生という設定で、学ランを着用した姿が描かれています。このことから、年齢は12歳〜13歳という説が有力です。

煉獄千寿郎の正確な身長は不明です。魘夢の夢の中で剣術を教える兄・煉獄杏寿郎とは、頭一つ分ほどの身長差があります。しかし、この出来事が過去のいつの回想なのかは不明なため、炭治郎が煉獄家を訪ねた時の身長を考察します。炭治郎と並んでほとんど違いはありませんが、少し低めでした。鬼殺隊は入った後の炭治郎の身長は、165cmなので、身長163cm〜160cm前後なのではないかといわれています。

煉獄千寿郎は、産屋敷家に仕えてきた由緒ある家系のためか、非常に礼儀正しい振る舞いをします。酒飲みで短気な父親には怯えており、兄の煉獄杏寿郎とは違い気弱なところもあります。

しかし、兄の訃報に落ち込む中、父親に掴み掛かられる炭治郎を庇おうとしたり、無惨との戦いに出向いた父と炭治郎の無事を仏壇の前で必死に祈ったりなど、優しい性格は共通していました。剣術の稽古を積んできましたが、日輪刀の色に変化がなく剣士になることを断念した際はひどく落ち込んでおり、責任感の強さもうかがえます。

ここでは、煉獄千寿郎の登場回を紹介していきます。最初の登場回は、「鬼滅の刃」単行本7巻に収録されている55話の煉獄杏寿郎の夢からでした。炭治郎、伊之助、善逸、煉獄杏寿郎の4人は、乗客が姿を消すという事件が度々起きる汽車を調査しにやってきます。しかし、汽車に乗り込んで間も無く、魘夢の血鬼術によって眠らされてしまいました。魘夢は乗客を使い、彼らの夢に入り込んで精神の核を破壊しようとします。

善逸は禰󠄀豆子と楽しくデートを満喫する夢を見ており、伊之助は子分を引き連れて洞窟を散策する夢を、炭治郎は家族と仲良く暮らしていた頃に夢を見ていました。一方、煉獄杏寿郎の夢は過去の出来事と推測されるもので、柱に昇格したことを父親の煉獄槇寿郎に報告するため実家に帰って来ていました。煉獄槇寿郎は、床についたまま煉獄杏寿郎の方を見ようともせず、興味なさげな返事をします。

煉獄杏寿郎曰く、過去の彼は情熱のある鬼殺隊の柱だったといいます。しかし、ある日を境に鬼殺隊をやめ、酒に溺れて怠惰な毎日を送るようになりました。父の部屋を出た煉獄杏寿郎は、煉獄千寿郎に柱になったことを喜んでもらえたか聞かれ、喜んでもらえなかったと素直に答えます。けれどめげてはいないとして、涙を流す煉獄千寿郎と抱擁を交わしエールを送りました。

煉獄杏寿郎は、無限列車の乗客を救った後、上弦の参・猗窩座との戦いで致命傷を負います。もう助かる見込みがないと判断した彼は、近くにいた炭治郎に、父親の煉獄槇寿郎と弟の煉獄千寿郎への伝言を頼みました。炭治郎、善逸、伊之助の3人は、蝶屋敷に戻り怪我の手当てを受けます。善逸は落ち込んでいた炭治郎を気遣い、勝手にもらってきた饅頭を渡そうと部屋を訪れました。

しかし、そこには慌てるきよがいました。炭治郎は煉獄杏寿郎が亡くなったことを悔やみ、怪我が完治していないにも関わらず鍛錬したりして、しのぶから注意を受けていました。そして、今回はどこかへ出かけてしまったようだといいます。それを聞いた善逸は、彼の傷の深さを考え驚愕します。一方、炭治郎は、煉獄杏寿郎の鴉の案内に従い、彼の死に際の伝言を伝えるため、煉獄家を訪れていました。

玄関先には、箒で掃除をする煉獄千寿郎の姿があります。煉獄千寿郎は、すでに鴉から煉獄杏寿郎の訃報を聞いており、表情が暗く目にはクマができていました。炭治郎は彼に声をかけ、煉獄杏寿郎から伝言を預かっていることを伝えます。

炭治郎の顔色の悪さを心配した煉獄千寿郎は、体調を気遣いました。話を聞いていた父親の煉獄槇寿郎は、取るに足らない内容だろうからいらないと叫びます。さらに、才覚のない煉獄杏寿郎が亡くなったことは当然で愚かであると罵りました。

煉獄槇寿郎は、未だに煉獄杏寿郎の死から立ち直れていない煉獄千寿郎にも、辛辣な言葉を浴びせます。流石に言い過ぎだと感じた炭治郎は、槇寿郎を諌めました。槇寿郎は、炭治郎の耳飾りを見て炎柱の書に記されていた日の呼吸の使い手だと判断し、掴みかかって床に倒します。明らかに体調が悪い炭治郎を心配した煉獄千寿郎は、父を止めますが、殴られて地面に倒れました。

怒った炭治郎は、煉獄槇寿郎を殴り返し何の目的があってこんなことをするのかと問います。煉獄槇寿郎は、炭治郎が最強と言われる日の呼吸の使い手で、自分たちのことを見下していると言い出しました。日の呼吸のことが気になりつつも、煉獄杏寿郎を助けられなかった己の弱さに落ち込んでいた炭治郎は、煉獄槇寿郎と取っ組み合いの喧嘩を始めます。そして、煉獄槇寿郎の拳をよけ、彼の顔面に回転頭突きを入れて気絶させました。

煉獄千寿郎は炭治郎を屋敷にあげてお茶を出してもてなします。炭治郎は、怒りに我を忘れて喧嘩をしたことを悔やみ、煉獄槇寿郎を頭突きしてしまったことを煉獄千寿郎に謝罪し、煉獄槇寿郎の様子を聞きます。煉獄槇寿郎は、気が付いてすぐに酒を買いに出かけたから問題ないだろうといいます。今まで尊敬する兄の煉獄杏寿郎を罵られても何もできなかった煉獄千寿郎は、父に怒って言い返してくれた炭治郎にお礼を言いました。

そして、煉獄杏寿郎の死を看取った炭治郎にその時の様子を聞き、堂々たる最期を迎えたことに涙し、重ねて謝辞を述べます。炭治郎は自身の力不足を詫びますが、気にしないでほしいと返されます。そして、兄もそう炭治郎に言ったのではないかと聞き返しました。煉獄千寿郎は、炭治郎にとって必要な情報が記されているであろう炎柱の書を持ってきて渡します。

しかし、煉獄家が丁重に保管してきた書物・炎柱の書は、人為的なひどい破り跡がありました。煉獄千寿郎は、過去に煉獄槇寿郎がやったのだろうと推測し、謝罪します。炭治郎はヒノカミ神楽の情報を得ることができませんでしたが、気を悪くする様子はなく、今後も鍛錬に打ち込み、もっと力をつけていくと決意を述べました。そして、煉獄千寿郎に煉獄杏寿郎みたいな柱になると強く宣言します。

炎柱の家系に生まれた煉獄千寿郎は、煉獄杏寿郎の継子となって柱を目指さなければならない存在でした。しかし、どれだけ努力を重ねても手にした日輪刀の色が変化せず、鬼殺隊に入るのを断念したと涙ながらに語りました。責任を感じる彼に、炭治郎は、煉獄杏寿郎と同じく自身が正しいと判断した道を行くように言い、それを悪く言う人がいたら自分が頭突きすると言います。

煉獄千寿郎は、炎柱の書の修繕し有力な情報が手に入ったら鴉を通じて伝えると炭治郎と約束し、門の前まで彼を見送ります。さらに、別れ際に杏寿郎の日輪刀の鍔を炭治郎に渡しました。炭治郎は、大切な形見でもあるため一度は断りますが、煉獄千寿郎の思いを汲んで受け取り、蝶屋敷への帰路につきます。炭治郎が帰った後、煉獄千寿郎は父・槇寿郎の部屋を訪ねます。そこにはすでに戻ってきて酒を飲んでいる彼の姿がありました。

煉獄杏寿郎が死に際に残したメッセージを伝えようとしますが、煉獄槇寿郎は出ていくよう怒鳴り聞く耳を持ちません。煉獄千寿郎は、出ていく間際に煉獄杏寿郎は槇寿郎の体調を気遣う言葉しか残していないことを告げ、そっと襖を閉めます。煉獄槇寿郎は、予期しなかった言葉に、酒を扇ぐのをやめ、煉獄杏寿郎の死に涙を流しました。

少し間が開き、「鬼滅の刃」17巻に収録されている149話も、煉獄千寿郎の登場回となっています。炭治郎たち隊士は、無惨が産屋敷邸を襲撃したと言う知らせを受けて助けに訪れます。しかし、屋敷を目前としたところで爆発が起き、現場にいた無惨は珠世に動きを封じられていました。隊士たちが一斉に無惨に攻撃を仕掛けようとする中、床が空き鬼の巣窟へと落ちて行きます。

炭治郎は義勇と共に行動する中、上弦の参である猗窩座と遭遇し、戦うことになりました。一方、煉獄千寿郎は、自宅の仏壇の前で手を合わせ、炭治郎と父の無事を必死に祈っていました。さらに彼は、炎柱の書に記されていた重要な情報を綴った手紙を、鴉に託し炭治郎に届けていました。しかし、緊迫する戦いの最中だったため、鴉は近くに行くことができず手紙は炭治郎にまだ届いていませんでした。

アニメ「鬼滅の刃」の煉獄千寿郎の声優は、今の所判明していません。彼は、炭治郎が家を訪ねた後も度々登場しており、文通をし合う仲となっています。炎柱の書に関する重要な手紙をカラスを使って届けるなど、重要な役を担うキャラクターでもあります。アニメ「鬼滅の刃」は、脇役キャラクターでも有名声優が起用されていたため、誰が担当するのかファンの間でも期待が高まっています。

「鬼滅の刃」の煉獄杏寿郎の公式グッズは数多く展開されています。しかし、煉獄千寿郎の公式グッズは、現段階で販売されていませんでした。しかし、礼儀正しくかわいいキャラクターとして原作読者の間でも人気があるため、アニメ登場後に制作される可能性も十分あります。

ここでは、煉獄千寿郎に関する感想や評価を紹介していきます。煉獄家は、代々続く炎の呼吸の剣士の家系です。しかし、煉獄千寿郎は稽古を積んだにも関わらず刀の色が変化しなかったことから、才能がないと自覚し、剣士になることを断念しました。泣きながら状況を語っている彼の心情を考えると切ないといった感想や、それに対する炭治郎や煉獄杏寿郎の優しい言葉に感動したといった感想が多くありました。

煉獄千寿郎は、剣士になるのを断念したことから、年齢を重ねて大人になったら煉獄杏寿郎より身長が伸び、細身で高身長のイケメンになるのではないかと予想するファンが多くいます。成長して身長が高くなった姿を見てみたいといった意見も多くありました。

煉獄千寿郎は、アニメでは映画「無限列車編」から登場するのではないかと予想されているキャラクターです。そして、登場したら今はまだ販売されていないグッズが出るのではないかと期待する声が上がっています。

煉獄千寿郎の眉毛は、太めで先が2つに別れているという父親の煉獄槇寿郎、兄の煉獄杏寿郎と同じ形をしています。しかし、優しく気弱な煉獄千寿郎の眉毛はやや下がり気味です。こうした彼の眉毛がかわいいという感想も多く散見されました。

煉獄千寿郎は、父親が過去に破いた炎柱の書を修復して、何か情報がわかったら鴉を通じて知らせると炭治郎に約束しています。炎柱の書は、ひどくズタボロに破かれています。修復をして、炭治郎に情報を届けた彼の力量を賞賛する声もありました。

煉獄千寿郎は、「鬼滅の刃」69話の登場回以降、しばらく登場しませんでした。しかし、「鬼滅の刃」149話で久々に仏壇に手を合わせるシーンがあり、久々の登場にファンを喜ばせました。もっと登場回数を増やしてほしいといった意見もありました。

煉獄千寿郎の正確な年齢や身長、趣味、好きなもの、嫌いなものといった詳細なプロフィールは、公式公開されていません。煉獄千寿郎ファンからは、それを悔やむ声が多く見られます。中には、せめて年齢や身長だけでも知りたいといった感想もありました。

ここまで「鬼滅の刃」煉獄千寿郎の気になる年齢、身長、過去、登場回などを紹介してきました。剣士としての才能はありませんでしたが、日の呼吸や、ヒノカミ神楽の情報に通じるかもしれない炎柱の書の修復を担う重要な役回りをしています。