2020年03月24日公開
2020年03月24日更新
【シティーハンター】冴羽獠と槇村香の関係は?プロポーズやキスシーンも?
シティーハンターでは、女好きでありながら始末屋(スイーパー)としての確かな腕を持った冴羽獠とかつての親友であり相棒であった槇村秀幸の義理の妹である槇村香は、相棒である槇村の死によって一緒に生活を共にすることになりました。2人はお互いに気になりながらもキスシーンなどはほとんどなく、恋愛関係になかなか進展せずにいたのです。そこで、2人の関係や勇敢でかっこいい冴羽獠から勝ち気で男勝りな香への結婚のプロポーズ、感動的なキスシーンなどをご紹介します。
目次
冴羽獠と槇村香とは?
シティーハンターでは、酒豪で女好きな冴羽獠と男勝りで恋愛経験のない槇村香の姿がありました。彼ら2人は常に独特な距離感を保ち、お互いを密かに大切に思う微笑ましい関係を築いていたのです。表向きは会社の社長であり、マンションの管理人を務めている冴羽獠でしたが、裏社会ではゲリラ兵士として幼い頃から叩き込まれて育ってきた彼は優秀な始末屋(スイーパー)として大活躍していました。
彼がシティーハンターとしてコンビを組んでいた槇村秀幸は、かつて警察官として務めており見た目に反してとても優秀な腕を持っていたのです。彼は、義理の妹である香を大切に育てていました。そこで、始末屋としては一流の腕を持つ冴羽獠と嫉妬深く恋愛にうとい槇村香との関係や、時に男らしくかっこいい冴羽獠のプロポーズ、心から大切に思う香とのキスシーンなどをご紹介します。
シティーハンターの作品情報
シティーハンターの概要
福岡県出身の漫画家であり、実業家である北条司さんによって1985年13号~1991年50号に渡って週刊少年ジャンプから連載されたのが、「シティーハンター(CITY HUNTER)」です。この作品の累計発行部数は、単行本で5000万部を突破しており、現在も記録を更新中の人気漫画となりました。シティーハンターでは、大人気作品となった「キャッツ♥アイ」に続く、第2作目として話題を呼びます。
シティーハンターでは、全35巻の単行本が刊行されており、文庫版は1996年~1997年にかけて全18巻が発売せれ大人気となりました。完全版となる「CITY HUNTER COMPLETE EDITION」は、2004年~2005年に渡って全32+3 (X、Y、Z) 巻で発売されます。こちらのシティーハンターの完全版では、カラーページの加筆修正や再現、未収録ページの復活収録などが施されていました。
シティーハンターのあらすじ
不運な飛行機事故によって両親を失い、ゲリラ兵士として育てられた冴羽獠は、優秀なシティーハンターとして元警察官の槇村秀幸とコンビを組んで仕事をしていました。しかし、相棒の槇村はある巨大麻薬シンジケートの事件に巻き込まれ死亡します。そんな彼は、大切な義理の妹である香をかつての相棒であった冴羽獠に託しました。そのため相棒であり親友であった槇村秀幸の妹の香と生活を共にすることになります。
冴羽獠のプロフィール
裏社会ではチンピラやヤクザがシティーハンターという名前を聞いただけで恐ろしくて震え上がってしまうほどの存在感を見せつけているのが冴羽獠でした。彼は、新宿を拠点として活躍する超一流の始末屋(スイーパー)だったのです。表向きは、遊び人やマンションの管理人、会社の社長などさまざまな顔をもっていました。運動神経抜群で、超一流の射撃の腕を持っている冴羽獠は、素手での格闘も最強だったのです。
- 名前:冴羽獠(さえばりょう)
- 誕生日:3月26日(香に決めてもらう)
- 年齢:30歳以上(香に決めてもらう)
- 身長:186cm
- 体重:72kg
- 恋愛傾向:純情一直線
- 特技:もっこり
- アニメ版CV(声優):神谷明
- 1994年実写映画の吹き替え版CV(声優):石丸博也
- 2019年仏実写映画の吹き替え版CV(声優):山寺宏一
天才的な聴覚を持っている冴羽獠には、アメリカでの暗い過去がありました。幼くして飛行機事故で両親を失った冴羽獠は、ジャングルに放り出され、ゲリラ兵士として生きるために戦います。それらの辛い過去によって現在の始末屋としての実力がついたのです。日本で知り合った元警察官の槇村秀幸とは、お互いに暗い過去を持つ者同士気が合い大の親友となります。そのため彼の死後は、妹の香を親代わりとなって面倒をみたのです。
槇村香のプロフィール
恋愛に関してはうとく、かなり鈍感な槇村香には、身寄りがなくなった自分を大切に育ててくれた義兄である槇村秀幸の存在がありました。実の両親は香が赤ちゃんの時に離婚しており、父親は犯人として逃走中に事故死しています。その際に追跡していた警察官の槇村秀幸の父親は責任を感じ、当時、赤ちゃんだった香を家に連れ帰り、それ以降は養女として大切に育てました。
- 名前:槇村香(まきむらかおり)
- 本名:久石香
- 生年月日:1965年3月31日
- 年齢:19歳→27歳
- 身長:168cm
- 家族構成:槇村秀幸(義兄)、久石純一(父親:犯人として逃走中に事故死)、立木さゆり(実姉)
- 性格:勝ち気で男勝り、鈍感、嫉妬深い、気さく、人懐っこい
- 特技:裁縫、イラスト
その事実は義兄によって香の20歳の誕生日に明かされる予定でしたが、その前に彼は事件に巻き込まれて死亡してしまいます。しかし、高校生だった香はその事実をすでに気付いており、当時義兄の親友で相棒であった冴羽獠には打ち明けていました。義兄の死後は、彼の親友で相棒であった冴羽獠と一緒に暮らし、仕事のパートナーとして徐々にたくさんのことを学び、お互いに結婚を考える特別な存在となっていくのでした。
冴羽獠と槇村香の関係
関係①獠と香の初めての仕事
元警察官だった槇村秀幸は、「ユニオン・テオーペ」という麻薬密売組織を追っていました。彼らは、人間を殺人マシンにしてしまう「エンジェルダスト」という幻覚剤を扱っており、日本への密売に躍起になっていたのです。その際、その邪魔をしようとする槇村秀幸を殺人マシンと化した男が襲い掛かります。殺人マシンとなった男に容赦なく攻撃された槇村秀幸は、信頼できる相棒の冴羽獠に妹の香を託し死亡しました。
妹を大切に育ててきた義兄の槇村秀幸は、なんと妹の香の誕生日に命を落とすことになってしまったのです。親友であり最高の相棒だった槇村秀幸の死を目の当たりにした冴羽獠は、彼を死に追いやった殺人マシンとなり果てた男を容赦なく始末します。その後、多額のお金をユニオン・テオーペから奪い取った冴羽獠は、そのお金を相棒の大切な妹である香に渡し、逃げるように必死に説得しました。
しかし、義兄の親友であり相棒であった冴羽獠が新宿に留まり、戦うことを聞いた香は、自分にはやることができたからここに留まる決意を彼に伝えます。兄の代わりに相棒になることを申し出た香と始末屋として最高の腕を持つ冴羽獠はコンビを組み、義兄の仇となったユニオン・テオーペに攻撃を仕掛け、しばらく大人しくさせることに成功しました。義兄の仇討ちが彼らの初仕事となったのです。
関係②獠と香のスキンシップ
エマリアで父親と一緒に暮らしていた少年の松岡拓也は、彼の家庭教師であり、彼の父親とは結婚の約束をしている川田温子と一緒に日本へ逃げてきました。命を狙われている2人は、裏社会の始末屋である冴羽獠にボディガードを依頼します。子供の割にはませている松岡拓也は、スタイル抜群の香とボディーガードを依頼している冴羽獠の関係を疑い、結婚すればいいのにというような雰囲気を漂わせていました。
大食いで女に見境がない冴羽獠は、男勝りな香のことを自分が唯一たたない存在であることを伝えますが、2人の関係を疑う松岡拓也は、子供でありながら香が着替えているところを盗撮し、下着姿の写真を入手します。下着姿の香の写真をわざと顔を隠して冴羽獠に見せた所、女好きな冴羽獠が反応し、もっこりしたことで彼の本音を引き出したのです。その事実を知った香も動揺します。
純粋な子供に自分の正直な気持ちを見抜かれた冴羽獠は、正直になって告白しようとキッチンにいる香にそっとキスをしますが、それは家庭教師の川田温子だったのです。自分に気持ちがあるのではと思った冴羽獠と松岡拓也の家庭教師である川田温子とのキスシーンを見てしまった香は、鉄拳制裁を行い、元の2人の関係に戻ります。勝ち気な香と男らしい冴羽獠のキスシーンが見れると思いきやそう簡単にはいかなかったようです。
関係③香の誘拐
かつて義兄の槇村秀幸が警察官の時に追っていた人身売買組織を追っている野上冴子は、その協力を裏社会ではかなり一流の冴羽獠に頼んできました。しかし、彼らの関係を知らない香は、美人な野上冴子の依頼を自分に内緒で冴羽獠が勝手に受けたと嫉妬します。2人の後をつけていた香は、2人が入ったスポーツジムに入って行きますが、人身売買組織の罠にかかり誘拐されてしまったのです。
いつもは冷静に状況判断ができる冴羽獠でしたが、人身売買組織の罠に香がかかり誘拐されたと知った彼は動揺し、取り乱してしまいます。冷静さを失った冴羽獠は、警視庁特捜課の女刑事として大活躍している野上冴子に平手打ちをくらうことで正気を取り戻しました。次第に大切な存在となっている香を助けるために、敵のアジトに乗り込んだ冴羽獠は、珍しくシリアスな表情で香を見つめていたのです。
助けにきてくれた冴羽獠を見た香は、喜びますが、彼女が喜んだのは彼が助けに来てくれたことではなく、これで2人の関係を確認することができると思ったからなのでした。ここでは、かなり嫉妬深い性格の香の姿を確認できる場面となります。キスシーンや結婚のプロポーズなどの雰囲気はまだまだ漂っていない2人ですが、何かと香が危険な目に遭う度にお互いの気持ちを再確認して、少しずつ絆を深めているようでした。
関係④別れを告げる獠
始末屋(スイーパー)として一流の腕を持つ銀狐は、何かと冴羽獠にライバル心を燃やし、彼の弱味が香であると勝手に判断し、殺す計画を立てます。始末屋として超一流はどちらかを決定的にしたい銀狐は、いつも一緒にいる香のことを冴羽獠の恋人だと勘違いしたのです。彼は、始末屋としてライバルだと思っている冴羽獠にそのことを問いただしますが、嫌な顔をされ相手にされず、否定されます。
しかし、始末屋としては一流だと認めている冴羽獠を常に観察してきた銀狐は、自分の勘に間違いはないと何度も香への襲撃を実行し続けました。恋人以上に大切な存在となっている香との関係を崩したくない冴羽獠は、必要以上に銀狐が香を攻撃しようとしても、他の女性とデートをしたり、全く興味がないように振舞ったりしていたのです。しかし、赤外線スコープの存在に気付けなかった香を強烈に攻め、拒絶します。
自分の命も守れない香に、アシスタントの資格はないと言い放ち、大切な存在となってしまった香を守った後に自ら去ろうと決めていたのです。大の女好きの冴羽獠も心から守りたいと感じている香を前にすると、自分はプロとして冷静でいられない、それゆえに2度もミスしたことを教授に打ち明けていました。しかし、足手まといになりたくない香は、銀狐に1対1での戦いを申し込み、いつまでも冴羽獠といようとしたのです。
関係⑤立木さゆりの代弁
男勝りで鈍感な香の実姉である立木さゆりは、亡くなった母親から実は妹がいる事実を知らされます。その実妹が槇村香だと知った彼女は、居ても立っても居られなくなり、女刑事として大活躍している野上冴子に相談し、実妹である香に会わせてくれるように頼みました。事情を理解した野上冴子は、飛行機恐怖症の冴羽獠にそのことを相談し、実姉の立木さゆりは依頼人として実妹の香としばらく一緒に暮らすことになります。
仕事でトラブルを抱えていた立木さゆりのボディーガードを実妹である香に任せ、全ての事情を知っている冴羽獠は影ながら2人を見守っていました。しかし、その最中にいつものように女性をナンパしていた冴羽獠は、目の前で2人を拉致されてしまいます。パートナーである冴羽獠が助けにくることを信じて疑わない香は、自分にできることを精一杯やろうと心に決め、必死に依頼人の立木さゆりを守ろうとしました。
始末屋としては一流の実力を持っている冴羽獠の活躍によって、アシスタントの香をはじめ、依頼人である木立さゆりを無事救い出し、彼女の仕事のトラブルも解決します。ニューヨークへの転勤が決まった木立さゆりは、実姉とは告げずに一緒にニューヨークへ行かないかと香を誘いますが、彼女の表情を見て諦めます。キスシーンや結婚のプロポーズなどの雰囲気が全く漂っていない2人ですが、2人の関係は周囲にはバレバレなのでした。
関係⑥獠の誕生日
かつて両親の飛行機事故によってアメリカのジャングルに放り出された冴羽獠は、そこで出会ったブラッディー・マリィーの父親によってゲリラ兵士として育てられます。彼は、両親を飛行機事故によって亡くした冴羽獠の父親代わりであり、パートナーとしてコンビも組んでいました。突然現れたかつて冴羽獠のアシスタントを務めていたブラッディー・マリィーに過去の事実を知らされた香は酷く落ち込みます。
辛くて苦しい幼少期を過ごした冴羽獠の過去を全く知らず落ち込む香を心配した海坊主は、彼の幼少期をブラッディー・マリィーが色々と知っているのは、彼の育ての親がブラッディー・マリィーの父親だからだという事実を明かしました。見た目に反して心優しい海坊主の言葉に元気を取り戻した香は、自分の年齢や誕生日を知らない冴羽獠に、年齢と誕生日のプレゼントをします。
アメリカ時代は全く心に潤いがなかった冴羽獠に、人間らしい生活を与え、年齢(30歳)と誕生日(3月26日)を与えた香は、ますます彼にとってかけがえのない存在となりました。彼の誕生日となった3月26日は、2人が出会った日だということを冴羽獠はしっかりと覚えており、感激した彼は、そっと香のおでこにお礼のキスをします。なかなか見れない2人のキスシーンの瞬間であり、結婚のプロポーズも期待できる雰囲気となりました。
関係⑦変装した槇村香
ファッションデザイナーであり香の友人である北原エリは、悩んでいた事件を解決してくれたお礼としていつも動きやすい服装ばかりしている香をドレスアップして、思いを寄せている冴羽獠とデートができるように計画をしました。長髪の美女に変身した香は、かっこよくドレスアップした冴羽獠にナンパされ、2人はデートをすることになります。女性として優しく接してくれる冴羽獠の姿に感動した香は、思い切り楽しむ事にしました。
はじめは、いつもと違う冴羽獠の姿が新鮮で、お嬢様気分を味わっていた香ですが、次第に自分は長髪のかつらを被って変装していることを思い出します。優しく接してくれているのは本当の自分ではなく、変装している女性であると感じた香は急に切なくなり、気持ちが沈んでいきました。家出をしてきたお嬢様を装っていた香は、12時過ぎに出発する船に乗り他の国へ留学に行くことを告げて別れを切り出します。
12時を知らせる汽笛が鳴ると、別れのキスをしようと冴羽獠が近づいてきました。動揺を隠せない香でしたが、結局は汽笛が鳴り終わってしまい、時間切れだと言って冴羽獠とのキスシーンはなく、彼は別れを告げて立ち去ります。デートの別れ際になくしてしまったイヤリングは、後日香のGパンのポケットにそっと入っていました。キスシーンはなかったものの、結婚のプロポーズを予感させるような素敵な演出となっていたのです。
冴羽獠と槇村香の恋愛関係は?キスシーンも紹介
恋愛関係①2人の急接近
かつて、過酷な幼少期を過ごした冴羽獠は生きていくために温かい心を捨て、人間らしい生活はしてきませんでした。しかし、日本で知り合った相棒の妹である、まっすぐで純粋な心を持つ香と一緒に暮らしていくうちに、人間らしい温かい気持ちが芽生え、表情も柔らかくなっていきます。次第に彼女に絶大な信頼と深い愛情を寄せるようになりますが、大切な親友の槇村秀幸から預かった存在であるゆえに、気持ちを止めていたのです。
勝ち気で男勝りな香も大食いで女好きな冴羽獠に呆れ果てているものの、時折見せる彼の優しさや愛情に強く惹かれていくようになります。心優しい海坊主と運動神経抜群の冴羽獠が始末屋としての実力を争う本気の勝負の際も、気持ちが次第に大きくなっていた香は、耐えられなくなり飛び出したため、彼の位置がばれ、最愛の香を庇う形で冴羽獠は額に大怪我を負います。
自分の感情を抑えられなくなった香は自信をなくし、一緒にいていいのか悩みます。そんな時、誕生日が近い香に誕生日のプレゼントは何がいいかと冴羽獠は尋ねました。彼女はこれからも生きて、ずっと一緒に誕生日を過ごしてほしいと答えます。壊れた時計の代わりを用意すると言う香に、自分もお前と同じものが欲しいと言う冴羽獠なのでした。このやり取りは、結婚のプロポーズのような素敵なシーンだと注目を集めます。
恋愛関係②獠のストレートな愛の告白
恋愛に関しては鈍感な香と過酷な過去を背負っている冴羽獠は、お互いに強く引き合っているものの、キスシーンや結婚のプロポーズなどの甘い要素はほとんどない2人でした。どちらかといえば、夫婦漫才のような掛け合いの2人だったのです。しかし、突然彼の婚約者だという神宮寺遥が現れ、一流の射撃の腕前を持つ冴羽獠が、自分の傍からいなくなってしまうのではという恐怖にかられます。
飛行機事故によって27年前に行方不明になった神宮寺諒一という孫ではないかと詰め寄る祖父の神宮寺道彦と彼の婚約者だという神宮寺遥でしたが、2人の関係に入る込むことができないと感じた彼女は、自ら冴羽獠を振るという形で立ち去っていきました。孫疑惑も人違いだったのです。不安を募らせていた香に対して、自分は始末屋の仕事を変えることはできないゆえ、家族も持てないことを伝えます。
しかし、こんな自分でも家族が持てるのだとしたら、その相手に香を指名しました。キスシーンや結婚のプロポーズなど甘い要素が全くなかった2人ですが、この時ばかりは真剣に香の顔を見て、自分の気持ちを正直に告白していました。後日、この間の話は結婚のプロポーズかと香に確認されますが、戸籍を持っていない冴羽獠は結婚ができないことを伝え、落胆させます。しかし、キスシーンにも勝る結婚のプロポーズとなりました。
恋愛関係③ミック・エンジェルの登場
アメリカ時代に冴羽獠のパートナーであったミック・エンジェルが日本に来日しました。彼は、ターゲットとなる恋人が後で辛い思いをしないように気持ちを自分のものにしてから、始末するという方法をとっていたのです。それゆえに、かつてのパートナーである冴羽獠の暗殺のため、彼が大切にしている香に積極的にアプローチをしていきました。照準が定まっていない銃を持つ香りに別の銃でコーチをしてあげたのです。
いまだかつて的に当てることができなかった香は大喜びし、これでパートナーである冴羽獠の役に立てると自信を持ちます。その様子を影で見守っていた冴羽獠は、彼女には近づくなと彼に警告をしたのでした。最初は冴羽獠の暗殺のために彼女に近づいたミック・エンジェルでしたが、次第に惹かれ、どんどん本気で好きになってしまいます。彼の気持ちが痛いほどよくわかる冴羽獠も香に対してどうすればいいか思い悩みます。
照準を合わせた銃を用意して香に手渡しながら、自分の本当の気持ちを素直に語る冴羽獠でしたが、肝心なところで愛の告白を噛んでしまったのです。しかし、キスシーンや結婚のプロポーズなどにも並ぶ素敵な愛の告白のシーンとして感動した人は多くいました。裏の世界に引き込んだ責任として、彼女に銃で人を殺させないという冴羽獠の心意気は、結婚のプロポーズにも聞こえる素敵な告白となったのです。
恋愛関係④獠のガラス越しのキス
ユニオン・テオーペという麻薬密売組織が所有している船に乗り込んだ冴羽獠と勝ち気な香でしたが、かつてアメリカ時代に冴羽獠の父親代わりだった海原神は、彼との決着をつけるために特殊に製作された防弾ガラスの壁を作動させ、2人を分断してしまいます。ゲリラ兵士としてあらゆる戦術を教えてくれた父親代わりだった海原神の暴走を止めることができた冴羽獠は、彼に感謝され別れを告げました。
しかし、すでに時限爆弾が作動してしまっているため、早急に船から脱出する必要があります。特殊に製作された防弾ガラスの壁によって冴羽獠は、逃げ道をふさがれてしまっていました。愛する冴羽獠を残して、自分だけ助かるのは絶対に嫌だと言い張る彼女に対して、必ず脱出するから香も逃げ遅れて自分を悲しませないでほしいと伝え、お互いに約束のキスを防弾ガラス越しにします。
このキスシーンは感動的な場面の1つとして大人気となりました。最終的には心優しく頼りになる海坊主や彼のパートナーである美樹の手助けによって、2人は無事に脱出することができます。しかし、生きるか死ぬかという状況での愛し合う2人のキスシーンは、とても深い愛情と切なさがにじみ出たシーンとなりました。結婚のプロポーズ以上にハラハラドキドキの感動するキスシーンとして名シーンの1つになります。
冴羽獠と槇村香の最終回での関係は?結婚のプロポーズも紹介
冴羽獠と槇村香の最終回での関係
かつてラトアニア共和国において軍部クーデターの首謀者として大活躍していたハラノ・クロイツ将軍は、超一流の才能を持つ冴羽獠によってクーデターが失敗に終わってしまいます。それ以降、彼に逆恨みしていたハラノ・クロイツ将軍は、突如、見た目に反して紳士的な海坊主と美しい美貌を持った美樹との結婚式に乱入して騒ぎを起こします。しかし、彼の本当の目的は冴羽獠が大切にしている香の拉致だったのです。
最愛の香を助けるためにハラノ・クロイツ将軍のアジトに向かった冴羽獠は、彼女を救うために彼の指示に従って銃を地面に落としますが、愛する人のために必ず生き延びることを宣言し、背後に隠し持っていたバズーカで攻撃をし勝利を収めます。最終回では、愛する人のために必ず生き抜く、死なせないというお互いに素直な気持ちを伝え合いました。まるで、結婚のプロポーズのように素敵なシーンとなったのです。
エンジェルハートでの活躍やプロポーズ
エンジェルハートでは、シティーハンターのパラレルワールド作品として、運動神経抜群の獠と美男子に弱い香の関係は過去の話として登場しています。最愛の存在であった彼女は、子供を助けるために交通事故で死亡しており、心臓移植で助かった香瑩(主人公)の移植された心臓は香のものだったのです。彼女の中に宿っている香の記憶では、2人の結婚のプロポーズのシーンが描かれていました。
幼少期に飛行機事故によって裏社会の人間となってしまった彼は、戸籍を持っていないために香と戸籍上の結婚はできません。しかし、愛する獠と一緒にウエディングドレスを着て写真を撮りたいという彼女の提案を受け入れてあげました。2人に子供は誕生しませんでしたが、彼女が提供した心臓を持っている香瑩は、2人の温かい愛情を受け取りながら、2人の子供のように心を癒されながら成長していきます。
冴羽獠のかっこいい名言集
冴羽獠の名言①「報酬はすでに受け取っている…」
「報酬はすでに受け取っている。俺の胸に刻まれた、お前との日々だ。」
冷静すぎるほど冷静な性格の槇村秀幸は、ユニオン・テオーペという麻薬密売組織が絡む事件に巻き込まれ命を落とすことになります。彼は亡くなる前に親友であり相棒であった冴羽獠を最後の依頼があると呼び出しました。ボロボロの姿になった彼から事情を聴いた獠は、上記の名言を放ます。それを聞いた槇村は微笑み、指輪を渡しながら、妹を頼むと告げて息を引き取りました。とても感動的なシーンの1つとして人気となります。
冴羽獠の名言②「いいさ、撃てよ。おまえが元に戻らないのなら…」
「いいさ、撃てよ。おまえが元に戻らないのなら、生きていてもしょうがない。おまえを泣かす男が、今はおまえを…」
拉致され洗脳されてしまった香は、最愛の相手である冴羽獠や仲間であり女刑事の野上冴子らと対決するようになります。遠隔操作で操られていた原因のイヤリングを獠が耳から撃ち落とし、意識が困惑している彼女を抱きとめますが、洗脳が完全に解け切っていなかったため、彼の胸に銃を突きつけました。その時に彼は上記の名言を放ち、その後キスシーンが繰り広げられたかっこいい名シーンとなったのです。
冴羽獠と槇村香の声優
冴羽獠の声優は神谷明
始末屋としては超一流のかっこいい腕前を持つ冴羽獠の声を担当したのは、声優の神谷明さんです。父親の倒産がきっかけとなり両親が離婚した彼は、母親に引き取られ母子家庭となったために、必死で母親を助けながら学生時代を送ります。
- 名前:神谷 明(かみやあきら)
- 血液型:A型
- 生年月日:1946年9月18日
- 出身地:神奈川県横浜市
- 所属事務所:冴羽商事
- 職業:声優、歌手、俳優、ナレーター
- 配偶者:あり
- 声優デビュー:1970年から
高校卒業後は、かに座という横浜のアマチュア劇団へ飛び込み、さまざまな声優事務所を経て独立し、冴羽商事を設立しました。北斗の拳のケンシロウ役や、キン肉マンのキン肉スグル役など人気作品に多く登場しています。
槇村香の声優は伊倉一恵
- 名前:伊倉一恵(いくらかずえ)
- 愛称:カズさん
- 血液型:O型
- 生年月日:1959年3月23日
- 出身地:長野県上田市
- 所属事務所:青二プロダクション
- 職業:声優、ナレーター、女優
- 声優デビュー:1979年
恋愛に関しては鈍感で男勝りな性格をしている槇村香の声を担当したのは、声優の伊倉一恵さんです。彼女は、大学受験に失敗したため、俳協付属養成所に入所して俳優としての道を志します。1979年に声優デビューを果たした彼女は、声優以外にも女優やナレーターとしても活躍していきました。少年役が多かった彼女ですが、シティーハンターの槇村香役で大ブレイクし、活躍の場を広げていきます。
冴羽獠と槇村香に関する感想や評価
#劇場版シティーハンター
— hiro😖映画大好き❗ (@hiroEigaDaisuki) February 11, 2019
アニメ版見たことないけど見たかった~😆戦闘シーンの迫力凄かったし冴羽獠エロかっこよすぎ❗今の新宿が細かく描かれていてあぁゴジラがぁってなりました笑
GET WILDとの重なりのシーンとキャッアイ登場シーン鳥肌がたちました😭冴羽獠と槇村香は最高のパートナーだっ😤 pic.twitter.com/XLBo1cH813
劇場版を観てアニメ版を観たいと思う人は多かったようです。戦闘シーンはかなりの迫力があり、高い評価を得ていました。エロかっこいい獠と男勝りで純粋な心を持つ香は、最高のパートナーとして認めている人も多かったようです。キスシーンや結婚のプロポーズのような甘いシーンがそれほどない2人ですが、絶妙な掛け合いが心をくすぐる素晴らしい作品と評価されていました。
先に家族のようになり危険も二人で乗り越えて、男と女として惹かれ合うって、そんな経験誰もしたことないよね。
— チロ (@lilla_2019) May 25, 2019
だから二人で一緒にいることが大切で、変わるのが怖くて、次の関係に進めないのを責められないよなあ…それだけ大事ってことでしょ…尊みが銀河級…冴羽獠と槇村香さんてば🙏
2人の関係を深く考察して感動している人も多くいました。家族のような関係からスタートした2人は、お互いに強く惹かれ合いながらも、自分の正直な気持ちを伝えられないというジレンマに陥ってしまいます。しかし、その気持ちを深く理解し、その尊みが銀河級だという高い評価もされていました。
寝れなくて エンジェルハートのDVDなう
— 新垢 (@shinakadayone) June 2, 2014
1話の冴羽獠と槇村香のエピソードにいまも感動してしまう
冴羽獠みたいな男になるのが昔の夢だった
第1話の2人のエピソードに今でも感動をしてしまうという人もいました。また、大食いで女好きでありながら、始末屋としては超一流の確かな腕を持っている獠みたいな男になるのを夢見た人もいたようです。さまざまな形で夢を与える心がワクワクする作品として大人気となりました。
冴羽獠と槇村香の関係まとめ
幼少期から死ぬか生きるの辛い過去を過ごしてきた冴羽獠は、人間に興味を示さない冷酷な生き方をしてきました。しかし、親友であり相棒であった槇村秀幸の義妹の香と一緒に暮らしていくうちに、人間らしい温かい心を取り戻していきます。
また、普段はいい加減で大の女好きな獠に呆れつつも、時折見せる深い愛情に感動した香も心を寄せるようになります。銀河系とも評価されている2人の関係は最高のシーンの連続だったと好評でした。ギャグ的なシーンと共にとてもシリアスなシーンが絡み合った感動的な2人の物語が描かれた作品として大人気となったのです。