秒速5センチメートルのその後をネタバレ考察！貴樹や花苗の卒業後は？

「秒速5センチメートル」は、新海誠監督の作品として公開され話題となっていました。そんな「秒速5センチメートル」に登場した貴樹・明里・花苗のその後を考察していきます。「秒速5センチメートル」では貴樹を中心に、様々なキャラクターが活躍をしていました。視聴者の間でもそんなキャラクター達のその後を考察している方がいらっしゃったようです。今回はストーリーのネタバレを通じて、三人のその後を考察していきます。

「秒速5センチメートル」は、2007年に公開されたアニメーション映画でした。監督を務めたのは新海誠です。タイトルには「桜の花びらが舞い落ちる速度」という意味が込められていて、「どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか」というキャッチコピーもつけられていました。映画は3本の短編で構成され、主人公貴樹の人生が描かれています。今作品はアジアパシフィック映画祭で最優秀アニメ賞を受賞していました。

「秒速5センチメートル」は新海誠が監督を務めたことでも話題となっています。新海誠にとっては、この作品が3作品目となっていたようでした。さらに、新海誠は「秒速5センチメートル」で原作や脚本、絵コンテ、演出なども担当しています。そんな新海誠はこの他に「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」「星を追う子供」「言の葉の庭」「君の名は。」「天気の子」といった作品を制作しています。

「秒速5センチメートル」には花苗というキャラクターも登場していました。花苗は、貴樹が種子島に転校した後に知り合ったキャラクターです。花苗は転校してきた貴樹に思いを寄せていたようでした。しかし、その思いを中々伝えることができません。視聴者の間ではそんな花苗のその後も話題となっていました。ここからは映画版や漫画版で描かれたストーリーのネタバレを中心に、花苗のその後についてネタバレ考察をしていきます。

「秒速5センチメートル」をネタバレ考察していきます。花苗は、一度スランプに陥ってしまいますが再び波に乗れるようになったら貴樹に告白しようと考え始めました。コンビニで同じ物を買ったり、貴樹の服を掴んでみたりして貴樹にアプローチを始めます。しかし貴樹はそんな花苗を拒むような視線を送っていました。漫画版では貴樹の目から光が消えるなどよりはっきりとした拒絶シーンが描かれていて話題となっていたようです。

映画版「秒速5センチメートル」では、貴樹を見送る花苗の姿が描かれています。この時花苗は飛び立っていく飛行機を眺めていただけでしたが、漫画版では展開が異なっていたようでした。漫画版での花苗は空港のシーンで貴樹に告白をしています。この空港の時の花苗の告白はこれから付き合うための告白というよりも、貴樹と二度と会わないからこそした区切りのようだったと考察している視聴者の方もいらっしゃったようです。

「秒速5センチメートル」では花苗の進路も判明していました。学生時代は、どんな進路に進むのか悩んでいた花苗ですがその後猛勉強をしたようです。その結果、鹿児島にある看護学校に進むことになりました。看護学校で学んだ後は、再び種子島に帰ったようです。花苗が種子島にある南種子病院という病院で看護師として働くことになったという情報も「秒速5センチメートル」では明かされていました。

「秒速5センチメートル」の花苗はその後とある男性から告白されていたようです。その男性とは花苗と同じく種子島に住んでいる青年でした。亮君と呼ばれていて、サーフィンをするために種子島にやってきたプロサーファーです。花苗は、亮から告白されましたがまだ花苗の心には貴樹がいるようでした。花苗自身は、10年前のことと思っているようですが貴樹への想いを引きずってあまり長く男性と付き合うことが出来ないようです。

花苗は、亮から告白されてしまったせいで貴樹のことを思い出してしまいます。そして次第に、貴樹への想いは強くなっていきました。そこで花苗は貴樹に会いにいくことを決断します。現実の貴樹を見て諦めようと思ったようでした。花苗は、貴樹の実家の電話番号を入手しましたが結局貴樹には会いませんでした。本当に探せば貴樹と繋がることができると分かり、花苗の中で貴樹との思い出にようやく区切りがついたようでした。

過去と区切りをつけた花苗ですが、亮の告白は断ってしまいました。亮へ電話した花苗は座っていたベンチから立ち上がります。その時、花苗の前を男性が通りかかりました。花苗は男性の姿を見て驚いた表情をしています。作中では花苗の前を通った男性が一体誰なのか判明していませんでした。しかし、「秒速5センチメートル」の視聴者の間ではこの時花苗の前を通りかかった男性が貴樹だったのではないかと考えられているようです。

「秒速5センチメートル」では貴樹を中心とした恋愛模様が描かれていました。作中には明里というキャラクターも登場しています。明里は貴樹と小学生の頃に接点があった人物でした。そんな明里のその後も「秒速5センチメートル」の視聴者の中では話題になっていたようです。明里はその後どのような人生を送っていたのでしょうか?ここからは、明里の指輪や踏切シーンなどを中心に明里のその後をネタバレ考察していきます。

「秒速5センチメートル」第1話では、明里と貴樹が結ばれた様子が描かれていました。しかしこの時貴樹は、この先明里とずっと一緒にいることはできないと悟っていたようです。明里も、「貴樹君はきっとこの先も大丈夫だと思う」と貴樹に言いました。その後明里は3話で登場しています。3話では、明里のことを両親が駅まで送りに来ている様子が描かれていました。この時「来月には式で会うんだから心配しないで!」と言っています。

このセリフで明里が結婚式を控えているということが判明しました。視聴者の中には、貴樹と結婚するのではないかと考えていた方もいらっしゃったようです。電車の中のカットでは、明里の左薬指に指輪がはめられていました。そして、明里は子供の頃の夢を見たと心の中で語り始めます。明里は、貴樹に渡さなかった手紙を再び見つけたようでした。その後貴樹のメール画面で明里の結婚相手が貴樹ではないことが判明します。

貴樹は付き合っていた女性から「1000回メールをやりとりしてもきっと心は1センチくらいしか近づけませんでした」というメールを受け取ります。貴樹の心の中には、ずっと明里への想いがあったようでした。その後、彼女と別れた貴樹は町を歩きます。踏切のシーンでは、とある女性とすれ違いました。その女性は明里です。振り向くと電車が通り過ぎ、貴樹は電車を待ちます。しかし、電車が通り過ぎた後明里は既にいませんでした。

ここまでは「秒速5センチメートル」に登場したキャラクター達のその後について紹介をしてきました。貴樹を想っていた女性2人は、貴樹とは結ばれず別の人生を歩んでいます。最後のシーンで貴樹と明里がすれ違いましたが言葉を交わすことはありませんでした。そんな「秒速5センチメートル」はストーリーの内容も注目されています。ここからは「秒速5センチメートル」のあらすじを簡単にネタバレ解説していきます。

「秒速5センチメートル」の第1話は「桜花抄」というタイトルでした。貴樹は学校に転校してきた明里という女の子と仲良くなります。転勤族で学校をよく転校してきた貴樹と明里は、すぐに打ち解けました。そして2人は、常に一緒にいるようになります。しかしそんな明里の転校が決まってしまいました。明里は栃木へ引っ越すようです。離れ離れとなってしまいましたが、その後貴樹と明里は手紙でやり取りをするようになりました。

東京の学校に残った貴樹にとって、明里との文通は心の拠り所だったようです。そんな貴樹も転校することになります。貴樹が次に引っ越す場所は、種子島です。貴樹はもう明里には会えないかもしれないと焦り栃木にいる明里に会いに行く決意をします。当日、貴樹は様々な困難に行手を阻まれますがなんとか待ち合わせの駅に辿り着き明里と会うことが出来ました。

「秒速5センチメートル」の第2話は「コスモナウト」というタイトルでした。第2話では種子島にやってきた後の貴樹の姿が描かれています。クラスメイトである花苗には東京からやってきた貴樹が物珍しく見えたようです。そして花苗は貴樹に引かれていくようになりました。花苗はサーフィンに関することで悩みスランプに陥っていました。花苗はもう一度波に乗ることが出来たら貴樹に告白しようと花苗は決意したようです。

花苗は、貴樹と一緒に帰ることもあるようでした。しかし、そんな貴樹が時々誰かにメールを送っていることに花苗は気がついていたようです。スランプだった花苗ですが、再び波に乗ることができるようになりました。しかし、貴樹に自分への気持ちがないことを悟り花苗は告白をするのをやめます。その後、花苗は貴樹への想いの大きさに泣きながら眠りにつきました。

「秒速5センチメートル」の第3話のタイトルは映画のタイトルと同じく「秒速5センチメートル」でした。第3話では社会人になった貴樹の様子が描かれています。貴樹には、付き合っていた彼女がいたようでした。しかし、そんな彼女から貴樹は振られてしまいます。彼女は貴樹の気持ちが自分に向いていないということに気がついていたようです。貴樹は、明里のことを想い続けたために新しい恋に進めなかったのでした。

しかし明里は、別の男性と結婚を決めてしまいます。明里の中では貴樹との思い出は過去のものとなっていたようでした。その後貴樹は務めていた会社も辞めてしまいます。街を歩いていた貴樹は踏切で女性とすれ違いました。何かを感じた貴樹は、電車が通り過ぎるまでその場で待ちます。しかし女性は既に立ち去ってしまっていました。

「秒速5センチメートル」に関する感想や評価について紹介をしていきます。「秒速5センチメートル」に関する感想や評価の中には、こちらのようなものがありました。こちらの方は、作中で一番かわいそうなのは花苗なのではないかという感想を述べられています。貴樹は明里と結ばれることができませんでした。しかしそんな貴樹を想い続けてきた花苗が貴樹以上に可哀想だと思われた視聴者の方も多くいらっしゃるようでした。

「秒速5センチメートル」に関する感想や評価の中には、こちらのようなものもありました。こちらの方は、良い終わり方かはわからない。でもこれが現実だという感想を述べられています。「秒速5センチメートル」のラストは、貴樹が明里と結ばれず明里が他の男性と結婚してしまったことが判明しました。「秒速5センチメートル」の視聴者の間でもこのラストシーンは賛否両論のシーンとなっていたようでした。

「秒速5センチメートル」に関する感想や評価の中には、こちらのようなものもありました。こちらの方は、貴樹のせいでほとんどの人が不幸になっているという感想を述べられていました。貴樹の行動は「秒速5センチメートル」の視聴者の中でも、評価が分かれているようでした。

今回は「秒速5センチメートル」について解説をしてきました。「秒速5センチメートル」は新海誠によるアニメーション作品です。そんな「秒速5センチメートル」は貴樹という男性を中心とした3作品の短編で構成されていました。貴樹はその後明里を忘れられず付き合っていた女性に振られますが明里は結婚し花苗は過去と区切りをつけています。そんなキャラ達も登場する「秒速5センチメートル」一度ご覧になってはいかがでしょうか?