ケロちゃんの真の姿はケルベロス？もう一人の守護者ユエとの関係や名言・声優は？

現在も絶大な人気を誇る『カードキャプターさくら』に登場する、「クロウカード」の守護獣・ケロちゃん。その愛らしい姿で人気のあるキャラですが、今回はケロちゃんの真の姿であるケルベロスについて迫っていきます！さらに名言やユエとの関係・声優情報など、ケロちゃんの魅力をたっぷりと紹介していきます。それではまずはじめに、カードキャプターさくらの作品情報とケロちゃんについて紹介していきます。

1996年～2000年まで『なかよし』で連載していた、CLAMPによる全12巻完結の人気漫画作品『カードキャプターさくら』。26話までが「クロウカード編」、27話以降が「さくらカード編」で構成されています。小学4年生の主人公・木之本桜が本から登場した封印の獣・ケルベロス(ケロちゃん)と出会い、「カードキャプター」にされます。そして桜はクロウカードによる事件を解決しつつ、クロウカードを集めるストーリーです。

『カードキャプターさくら』は累計発行部数約1200万部を突破している人気漫画作品で、2001年には第32回星雲賞（コミック部門）を受賞しました。1998年4月～2000年3月にかけて日本放送協会(NHK)でテレビアニメ化された事により、幅広い世代から支持される作品となったようです。さらに2018年1月からは「クリアカード編」も放送されるなど、約10年の時を経ても高い人気を誇る日本を代表する作品と言われているようです。

『カードキャプターさくら』に登場する、ぬいぐるみのような愛らしい姿をしているケルベロスこと通称ケロちゃん。「クロウカード」の守護獣であるケロちゃんは、クロウカードを作ったクロウ・リードに作られた“守護者”です。また“選定者”としてカードキャプターを選定する役割を持っているため、『カードキャプターさくら』のタイトル通り主人公・木之本桜の魔力を認めて彼女をカードキャプターとしたのでした。

『カードキャプターさくら』作中では、さくらを常にサポートする役割も務めているケロちゃん。「ケルベロス」の略で「ケロちゃん」と呼ばれるようになりましたが、初めのうちは「カエルじゃない」と反対していた様子も見せました。性格は陽気で、少しナルシストな一面もあるようです。また暇な時はテレビゲームに没頭する姿などが、守護獣ケルベロスという真の姿とギャップがあって可愛いと言われているようです。

『カードキャプターさくら』では「クロウカード」の守護獣として、さくらのサポートに徹するケルベロスことケロちゃん。そんなケロちゃんは“関西弁を話す”という特徴があり、見た目と口調のギャップが可愛いと人気があるようです。ケロちゃんが関西弁を話すようになった理由は、「クロウカード」がずっと大阪にあった影響だとされているようです。

「クロウカード」が大阪にある中で100年間爆睡していた間に、関西弁を話すようになったとされるケルベロスことケロちゃん。さらに大阪の影響なのかは不明ですが、大阪の名物である「たこ焼き」が大好きという特徴もあるようです。しかし『カードキャプターさくら』の世界で100年間眠り続けていたことからも分かるように、ケロちゃんは食べ物を摂取する必要はなく“嗜好品”として食べ物を摂取するようです。

ここまで『カードキャプターさくら』の作品情報と、人気キャラ・ケルベロスことケロちゃんを紹介していきました！守護者としてさくらをサポートするケロちゃんですが、関西弁を話したりゲームが大好きなギャップも可愛いと言われているようです。それではここからケロちゃんの真の姿である、守護者・ケルベロスについて迫っていきます。ケロちゃんは真の姿で、どのような活躍を見せるのでしょうか？

最初の頃は翼の生えた熊のような容姿をしているケロちゃんですが、彼の真の姿は「火」と「地」を司る守護獣なのです。しばらく仮の姿で登場していましたが『カードキャプターさくら』の原作では、さくらが「火」のカードを手に入れる事によって真の姿であるケルベロスの姿が披露されたのでした。『カードキャプターさくら』アニメ版では、「火」と「地」のカード両方揃いより魔力の強いケルベロスとして登場しました。

ケロちゃんの真の姿であるケルベロスは、ギリシャ神話では「地獄の番犬」として登場する怪物です。『カードキャプターさくら』序盤ではぬいぐるみのような可愛い姿で登場するケロちゃんも、真の姿であるケルベロスになると白い鷹のような翼を持つライオンに似たかっこいい姿に変わります。真の姿になることでシリアスな印象になるケロちゃんですが、関西弁を話すという特徴や明るくて陽気な性格は変わらないようです。

ケルベロスという驚きの真の姿を持つ、『カードキャプターさくら』の人気キャラクター・ケロちゃん。真の姿であるケルベロスとなった時にはさくらのサポート役としてだけではなく、大きな身体と翼を持っている為さくらを背に乗せて空を飛ぶ能力も発揮されるのです。さらに魔力を上げる「地」のカードも手に入れることにより、口から火を噴けるようになり戦闘においても著しい活躍を見せるようになるようです。

ここまで『カードキャプターさくら』の人気キャラ、ケロちゃんの真の姿について紹介していきました！ケルベロスという真の姿になると空を飛んだり火を噴く能力も備わり、『カードキャプターさくら』作中でもさらなる活躍を見せるようです。それでは次にもう一人の守護者ユエや、登場人物とケロちゃんとの関係に迫っていきます。「審判者」の役目を持つ守護者ユエとケロちゃんは、どのような関係なのでしょうか？

クロウカードの守護者として登場するキャラクターは、ケルベロスの他にもう一人存在します。そのキャラクターこそ「月(ユエ)」と呼ばれる守護者で、陽気な性格のケルベロスに対してユエはクールな印象を受けるキャラクターとなっています。この異なる性格の背景には守護者・ケルベロスは「太陽」をシンボルとしていて、一方の守護者・ユエは「月」をシンボルにしていることが関係しているようです。

またケルベロスはカードキャプターを選定する“選定者”の役割がある守護者ですが、ユエは主候補がカードキャプターとして相応しいか見定める“審判者”としての役割を務めています。性格や役割は違う2人ですが、どちらが欠けても成り立たない関係性にある守護者・ケルベロスとユエ。さくらをカードキャプターとして認めた後は、ケルベロスと一緒に彼女を助けようと尽力するユエの心優しい姿が描かれているようです。

心優しい性格ですが無口で感情を表に出すことが苦手なユエに対して、普段からお調子者で明るく気さくなケロちゃんは自分の思った事や気持ちをはっきりと口に出すタイプでもあるようです。新たなカードキャプターとしてさくらを認めてから行動を共にして、さくらのサポート役を務めるケロちゃん。クロウカード探しを通じて、どんどんさくらとの信頼関係も生まれていく姿が描かれているようです。

「わいとさくらは仲良し」とはっきり口に出して言うほど、クロウカード集めを通じてさくらの事が大好きになっていくケロちゃん。さらにクロウ・リードによって作られた守護獣であるケロちゃんですが、さくらや周囲の人の気持ちにも機敏に感じ取る優しい心を持っています。人間らしい思いやりの気持ちがあるケロちゃんのサポートが、カードキャプターとしてさくらの力を最大限に引き出していると言えるのかもしれません。

「わいとさくらは仲良し」とはっきりと口に出して言うほど、いつも仲が良いさくらとケロちゃん。しかしそんな仲良しのさくらとケロちゃんが、アニメ版オリジナルのストーリーである『さくらとケロの大げんか』という回で大ゲンカをしたことがあるようです。ちょっとした口喧嘩がきっかけでさくらとの関係が悪化し、その腹いせでウィスキーボンボンを食べて酔っぱらったケルベロスはその勢いで家出をしてしまったのでした。

酔っぱらって家出をしたケルベロスは、全く知らない子供の家で目覚めたのでした。その子供がクロウカード「浮（フロート）」の悪戯にあっていたため、ケルベロスはその子供を助けようと奮闘します。結果的にさくらが駆けつけて封印して物語は解決し、さくらとケロちゃんも仲直りしたのでした。家でまた些細な口喧嘩をしてしまうさくらとケロちゃんですが、“喧嘩するほど仲が良い”と言える回だと言えるのかもしれません。

「さくらカード編」で登場する黒猫に小さな羽が生えた「スッピー」というキャラクターは、イギリスからさくらのクラスに転校してきた柊沢エリオルが魔力で産み出した従者です。本当の名前は“スピネル・サン”と言い、真の姿は大きな蝶の羽が生えた黒豹のような見た目に変身します。スッピーは基本的に人に対しては敬語を使い、冷静沈着な性格をしているキャラクターです。

「さくらカード編」で登場するスッピーは、主人・柊沢エリオルのある願いを叶えようと奮闘する姿が描かれているようです。そのため一時的にさくらやケルベロスと対立することとなりますが、エリオルの願いが叶ってからは仲良くなっていく姿が描かれています。特にケルベロスと仲が良いスッピーは、一緒にテレビゲームで遊ぶ仲になるほど友好的な関係を築いているようです。

ここまで『カードキャプターさくら』の人気キャラ・ケロちゃんと、ユエや登場人物との関係について迫っていきました！ケロちゃんと同じく守護者のユエは、クールな性格ですがさくらを守る心優しいキャラクターのようです。それではここから『カードキャプターさくら』作中に登場する、ケロちゃんの名言を紹介していきます。心にグッとくるような名言を数多く残す、ケロちゃんはどのような言葉を残しているのでしょうか？

お調子者でありながら、さくらを思いやる気持ちがとても強いケロちゃん。そんな人間さながらの温かい心を持つケロちゃんは、『カードキャプターさくら』で読者の心をグッと掴むようなかっこいい名言を数多く残しているようです。まず初めに紹介する名言は『カードキャプターさくら』1巻に登場する、さくらを思う気持ちが表れているこちらの名言です。

「幻（イリュージョン）」のカードを封印しようとした際に、危険な目にあってしまったさくら。そんなときにケロちゃんは、さくらの身を心配するような力強い言葉を投げかけたのでした。この名言を聞いたさくらが「なんかきょうかっこいいぞ」と照れて言っていたほど、このケロちゃんの名言でハートを掴まれたという読者も多かったようです。

二つ目に紹介するケロちゃんの名言は、ケルベロス定番の挨拶ともいわれる「こにゃにゃちはー！」です。『カードキャプターさくら』の第1巻から登場する名言である「こにゃにゃちはー！」は、封印されていた本から目覚めてすぐさくらに言った挨拶です。

元々「こにゃにゃちは」という名言はバカボンのパパ定番の挨拶でもあり、ケルベロスもテレビでこの挨拶を知って真似たのではないかという考察もあるようです。またアニメ版『カードキャプターさくら』のおまけコーナー「ケロちゃんにおまかせ！」でも、定番の挨拶として「こにゃにゃちはー！」と言ってケロちゃんが登場していたようです。

最後に紹介するケロちゃんの名言は、『カードキャプターさくら』6巻に登場する名言・名シーンです。「火（ファイアリー）」のカードをさくらが封印した事で、ケロちゃんは真の姿であるケルベロスの姿へと変貌を遂げました。そんなファンの間でも人気のあるというこの名シーンで、ケロちゃんはこちらの名言をさくらに対して言ったのでした。

真の姿に変貌しても、変わらず関西弁で話すところも可愛いケロちゃん。仮の姿では満足のいく手伝いが出来ずサポートに徹していたケロちゃんですが、「今であれば一緒に戦える」という決意が感じられる名言となっているようです。ケルベロスになったことで空を飛んだり、火を噴くことも可能となった力強いケロちゃんの愛情が感じられる心温まる名言とも言われているようです。

ここまで『カードキャプターさくら』で活躍する、ケロちゃんの名言を紹介していきました！ケロちゃんの名言はどの言葉も、さくらに対する思いやりや優しさが詰まっている言葉だと言われているようです。それではここから『カードキャプターさくら』でケロちゃんの声を担当した、声優・久川綾と小野坂昌也紹介していきます。声優・久川綾と小野坂昌也の過去出演作品も、プロフィールと合わせてお届けしていきます。

• 本名：久川 綾（ひさかわ あや）
• 出生地：大阪府貝塚市
• 生年月日：1968年11月12日
• 血液型：A型
• 身長：159 cm
• 職業：声優、歌手
• 事務所：青二プロダクション

ケロちゃんが仮の姿の時の声を担当した声優は、セーラーマーキュリー(水野亜美)の声優でも知られる久川綾です。『さらば宇宙戦艦ヤマト』を見たことがきっかけとなり、声優を志すようになったという久川綾。高校在学時に勝田声優学院でレッスンを受け、卒業後に青二塾東京校へ入学。社会現象にもなった『美少女戦士セーラームーン』で声優を務めたことにより知名度が上がり、その後様々な主要キャラクターを担当しています。

【過去出演作品】

• 美少女戦士セーラームーン（1992年～1996年：水野亜美 / セーラーマーキュリー）
• ママレード・ボーイ（1994年：鈴木亜梨実）
• ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密（1996年：ララ）
• 少女革命ウテナ（1997年：薫幹）
• ああっ女神さまっシリーズ（1998年～2007年：スクルド）
• To Heart（1999年～2004年：保科智子）
• フルーツバスケット（2001年：草摩由希）
• 爆転シュート ベイブレード（2001年～2003年：金李〈レイ〉、ケイコ先生）
• ハートキャッチプリキュア!（2010年～2011年：月影ゆり / キュアムーンライト）

• 名前：小野坂 昌也（おのさか まさや）
• 愛称：まさヤング、ヤングさん、ヤング師匠、金髪の悪魔
• 出生地：大阪府大阪市住吉区
• 生年月日：1964年10月13日
• 血液型：O型
• 身長：170 cm
• 職業：声優、ナレーター、ラジオパーソナリティ、DJ、リングアナウンサー
• 事務所：青二プロダクション

ケロちゃんが真の姿であるケルベロスに戻った時の声は、声優・小野坂昌也が担当しています。当初はお笑い芸人志望だったという小野坂昌也は、18歳の時に俳優養成所だと思っていた青二塾に入塾したことが声優になるきっかけとなったようです。大阪府出身ということで、ケロちゃんの特徴でもある関西弁を話すキャラクター(『はじめの一歩』の千堂武士、『SLAM DUNK』の相田彦一など) を担当することも多いようです。

【過去出演作品】

• ツヨシしっかりしなさい（1992年～1994年：井川ツヨシ、美少年）
• 美少女戦士セーラームーン（1992年～1994年：ジェダイト、亀田）
• 機動天使エンジェリックレイヤー（2001年：いっちゃん〈三原一郎〉）
• テニスの王子様（2001年～2012年：桃城武、リック、審判）
• キン肉マンII世（2002年～2006年：キン肉万太郎）
• ボボボーボ・ボーボボ（2003年～2005年：首領パッチ、カレー食いたい髪の声、テル、ドラゴン）
• 創聖のアクエリオン（2005年：ピエール・ヴィエラ）
• 天元突破グレンラガン（2007年：リーロン）
• 妖怪ウォッチ シャドウサイド（2018年～2019年：ミッチー / ミツマタノヅチ）

ぬいぐるみのような可愛い姿で、グッズなども人気がある『カードキャプターさくら』のケロちゃん。さらに関西弁を話すところや、お菓子が大好きなところも可愛いと言われているようです。そんなケロちゃんに対して「ケロちゃん可愛すぎて存在が罪」「ケロちゃんの全てが可愛くて大好きすぎる」という感想が多く寄せられていました。

くまのぬいぐるみのような姿は仮の姿で、真の姿に戻るとかっこいいケルベロスに一変するケロちゃん。火のカードによりケロちゃんが元の姿に戻るシーン、多くのファンの心に残っているようです。そんなかっこいい一面も持つケロちゃんに対して「ケルベロスになったケロちゃん本当にかっこいい」「ケルベロスになると急にイケメン」という感想が寄せられていました。

いつも無邪気で明るいケロちゃんですが、優しい思いやりのある一面も高く評価されています。そんなケロちゃんは『カードキャプターさくら』作中でも、多くの心に響く名言を残していると言われているようです。Twitterには「ケロちゃんの○○という名言が好き」という感想や、「ケロちゃんは心に訴えかけるようなジーンとする名言が多いんだよね」という感想が寄せられていました。

今回は『カードキャプターさくら』に登場する人気キャラ、ケロちゃんの真の姿について紹介していきました！ケロちゃんはケルベロスという真の姿があり、その姿を取り戻すことによりさくらを乗せて飛んだりする活躍を見せているようです。また心優しいケロちゃんは数々のかっこいい名言も残している事でも人気があるようなので、気になったという方はぜひ『カードキャプターさくら』を視聴してみてはいかがでしょうか？