2019年11月01日公開
2019年11月01日更新
エドワード・ニューゲート(白ひげ)はグラグラの実の能力者!懸賞金や名言・息子は?
白ひげ海賊団の船長であるエドワード・ニューゲートは、『ワンピース』に登場する人気キャラクターです。主にエースの処刑を巡る海軍と白ひげ海賊団の抗争を描いた、マリンフォード頂上戦争編で登場します。ここでは、世界最強といわれたエドワード・ニューゲートのグラグラの実の能力や魅力を紹介します。また、現役時代の懸賞金や息子についての考察、アニメの声優などもまとめています。
目次
エドワード・ニューゲート(白ひげ)とは?
ワンピースの作品情報
『ワンピース』は、「週刊少年ジャンプ」の1997年34号から連載されている海賊冒険漫画です。単行本は90巻を超える長寿作品で、アニメ化・映画化もされています。
ワンピースのあらすじ
『ワンピース』の主人公のルフィは、海賊王になることを夢みる海賊です。ルフィは17歳で船を出し、仲間達を集めながら航海を進めます。しかし、グランドラインの中間に当たるシャボンディ諸島でバーソロミュー・くまに惨敗してしまい、九蛇海賊団の元に飛ばされてしまいます。ルフィはそこで兄のエースが海賊に捕まり、公開処刑を受けることを知りました。
ルフィはエースを助け出すために、インペルダウンという牢獄へと侵入します。しかし、エースはすでに処刑場に移動させられていました。ルフィはエースを追って、インペルダウンで得た仲間の囚人たちと共に海軍本部のマリンフォードへと向かいます。
白ひげの身長やモデル
白ひげことエドワード・ニューゲートは身長666mで72歳です。『ワンピース』初登場時はまだ四皇で、白ひげ海賊団の船長をしていました。白ひげ海賊団のマークのように、立派な白ひげが特徴的です。エドワード・ニューゲートの人物像のモデルは、作者の尾田栄一郎が通っていた飲み屋の主人だったといわれています。その居酒屋の店主はよく「あほんだら」「ハナッタレ」という言葉を使っていたようです。
実際にエドワード・ニューゲートもこの飲み屋同様の口癖がありました。ただ、すでに居酒屋の店主は亡くなっているそうです。もうひとりのモデルは、エドワード・ティーチです。こちらは名前のモデルだといわれています。エドワード・ティーチは黒ひげと呼ばれた海賊で、1700年代に活躍した海賊です。
若い頃の白ひげ
若い頃の白ひげは、金髪の長髪にバンダナを巻いていました。白ひげ海賊団を結成する前は、カイドウやビッグ・マムも所属していたロックス海賊団に所属していました。ロックス海賊団は、ロジャーとガープが手を取ってゴッドバレー事件で壊滅させた海賊です。ロジャーとはこの頃から対立していました。
最後までかっこいい
エドワード・ニューゲートの最期が描かれたのはマリンフォード頂上戦争編です。白ひげ海賊団の2番隊隊長であるポートガス・D・エースが海軍に捕まってしまい、公開処刑の日にエースを助け出すために白ひげ海賊団は海軍本部へと攻め込みました。マリンフォード頂上戦争では、白ひげ海賊団だけでなくルフィ率いるインペルダウンの脱獄囚達も加勢しました。
しかし、赤犬・サカズキにエースを殺されてしまいます。その直後、今度は黒ひげことマーシャル・D・ティーチ率いるインペルダウンの死刑囚達が攻め込んできました。ティーチもかつて白ひげ海賊団に所属していましたが、4番隊隊長のサッチを殺したことで白ひげ海賊団に追われていました。エドワード・ニューゲートは、サッチの無念を晴らすために、ティーチとその仲間共々を一人で相手にします。
エドワード・ニューゲートは自分の後ろの大地をグラグラの実の能力で引き裂いており、白ひげ海賊団の仲間達を決して近づけさせないようにしました。エドワード・ニューゲートは持病や加齢により全盛期程の力を出す事ができないだけでなく、それまでの戦いで頭部の半分を失っていました。
その状態で黒ひげ海賊団の攻撃を一斉に受けてしまい、亡くなります。この時、エドワード・ニューゲートは死してなお倒れず、さらに背中には一切の逃げ傷を残しませんでした。
エドワード・ニューゲートはグラグラの実の能力者
グラグラの実の概要
エドワード・ニューゲートが持っている悪魔の実の能力は、グラグラの実の能力です。グラグラの実は振動を起こすことができる超人系の能力です。大地に衝撃を与えれば、大地を変形させて地震を起こすことができ、大気に衝撃を与えれば大気にヒビを入れて衝撃波を起こすこともできます。
また、海に衝撃を与えれば海底が割れて大津波を引き起こすことができるなど規格外の強さを持っており、超人系でありながらも自然を自在に操ることができます。さらにグラグラの実の能力に当たるだけですべての武器が粉砕され、海軍中将クラスでさえ一撃で倒されてしまいます。
これに加えてエドワード・ニューゲートは覇王色・武装色・見聞色の覇気が使えました。そのため、全盛期は世界を滅ぼす程の力を持つとして、「世界最強の男」とも言われていました。
黒ひげに強奪される
エドワード・ニューゲートのグラグラの実は、黒ひげのティーチに強奪されました。どのようにしてグラグラの実を強奪したのかは詳しく描かれていませんでしたが、ティーチが元々持っていた能力であるヤミヤミの実の能力を使ってグラグラの実を強奪したのではないかといわれています。実際に新世界編突入後は、ヤミヤミの実の能力を使って「能力者狩り」を行っています。
通常だと、悪魔の実の能力を2つ以上持つと体が裂けてしまうのですが、ティーチはグラグラの実を強奪したことで2つ以上の能力を持ちます。なぜ2つ以上の能力を持てるのかは明らかとなっていませんでしたが、マルコは「体の構造が"異形"」と言っています。これが能力を複数持てる理由の一つなのではないかといわれています。
マルコ達はマリンフォード頂上戦争の1年後、黒ひげ海賊団に落とし前戦争を挑みました。しかし、ティーチはグラグラの実とヤミヤミの実を持っていたため敗北してしまい、これにより白ひげ海賊団は実質解散状態となりました。白ひげ海賊団の行方はマルコ以外分かっていません。
エドワード・ニューゲートの懸賞金
未公表の懸賞金
エドワード・ニューゲートの懸賞金は長らく公表されていませんでした。初登場時は「世界最強の男」という異名は公表されていましたが、懸賞金の額は不明のままでした。エドワード・ニューゲートに限らず、四皇やロジャーなど実力が圧倒的に違う海賊たちの懸賞金も未公表でした。
懸賞金は10億ベリー超え?
エドワード・ニューゲートの懸賞金の考察では、マリンフォード頂上戦争時に10億ベリー超えなのではないかといわれていました。ちなみに、当時のルフィの懸賞金は4億ベリーでした。しかし、ルフィはホールケーキアイランド編後に10億ベリーを有に超える15億ベリーの懸賞金がかけられました。このことから、エドワード・ニューゲートの懸賞金はもっと高いのではないかと考え直されました。
そして、『ワンピース』957話でエドワード・ニューゲートの懸賞金が50億4600万ベリーであることが判明しました。ちなみにロジャーは55億6480万、カイドウは46億1110万、ビッグ・マムは43億8800万、シャンクスは40億4890万、ティーチは22億4760万ベリーの懸賞金がかけられています。
また、過去に50億を超える懸賞金をかけられたのは、エドワード・ニューゲートとロジャー以外にはいません。それだけ海軍からは危険視されていた海賊でした。
エドワード・ニューゲートの名言
名言①「振り返るな…」
「振り返るな、時代は変わる!!!」は、マリンフォード頂上戦争終盤のエドワード・ニューゲートの名言です。エースが処刑台から脱出に成功した後、エドワード・ニューゲートは仲間を逃がすために自ら囮になります。自分が残る代わりに、全員新世界へ帰るよう船長命令を下しました。その時の名言です。
名言②「バカな息子を…」
「バカな息子をそれでも愛そう」という名言は、マリンフォード頂上戦争で裏切ったスクアードに言った言葉です。スクアードは白ひげ海賊団の傘下の海賊団でしたが、赤犬の口車にのせられてしまい、エドワード・ニューゲートを刺してしまいました。しかし、この名言によりスクアードは赤犬に騙されたのだと知ります。
名言③「恐れるに足らん…」
「恐れるに足らん!!!おれァ白ひげだ!!!」は、ティーチを追うエースを止めるよう言ってきたシャンクスに向けた名言です。エースはエドワード・ニューゲートの言うことを聞かずにティーチを追いました。しかしエドワード・ニューゲートは、シャンクスには自分が追いかけるように言ったとエースの面子を立てます。そして何があっても自分が暴走を止められると、自信を持って言った時の言葉です。
名言④「誰から生まれ…」
「誰から生まれようとも、人間みんな海の子だ!!」という言葉は、エースに言った名言です。エースは当初白ひげ海賊団に入ることに反抗していましたが、息子同様に大切にしてくれるエドワード・ニューゲートに心を開きます。
ある日エースは、エドワード・ニューゲートの宿敵であったロジャーが自分の父親であることを告白しました。エドワード・ニューゲートは、ロジャーの子供だからといってエースを追い出すことはせず、実の息子のように接しました。
エドワード・ニューゲートの息子は誰?
息子説①クロコダイル
クロコダイルは、エドワード・ニューゲートの息子だと考察されています。これはいつもは冷静なクロコダイルが、エドワード・ニューゲートに対しては感情をむき出しにするシーンがあったからです。クロコダイルはエドワード・ニューゲートを倒そうとしていたものの、内心は憧れていました。
また、白ひげ海賊団と横並びに描写されているシーンがあったり、白ひげ側のルフィを助けるシーンもあります。このことから、エドワード・ニューゲートとクロコダイルには、息子かそれ相応の関係性があるのではないかと考察されています。
息子説②エドワード・ウィーブル
エドワード・ニューゲートの息子として『ワンピース』の本編に登場しているのが、エドワード・ウィーブルです。ウィーブルはゼファーも手に負えないほどの強さと、エドワード・ニューゲートと同じ白ひげを持っています。ウィーブルが本当の息子なのかマルコも疑っているようですが、作者はいずれウィーブルがイケメンで格好良いと分かるエピソードを描くつもりだと語っています。
エドワード・ニューゲートの声優
担当声優は有本欽隆
『ワンピース』でエドワード・ニューゲート役を担当した声優は、有本欽隆です。有本欽隆は、2019年2月1日に78歳で食道がんによって亡くなりました。エドワード・ニューゲートの代役は発表されておらず、アニメでは生前の声が使用されています。
声優・有本欽隆のプロフィール
有本欽隆は、1940年2月11日生まれの男性声優です。生前は平野企画という声優事務所に所属していました。25歳頃に劇団の創立に誘われ、舞台俳優としてデビューしました。その後声優に転向し、声優・俳優として活躍しました。
声優・有本欽隆の出演作品
声優の有本欽隆の出演作品には、『牙-KIBA-』のディミトリ・カーン役、『イナズマイレブン』の響木正剛役、『PSYCHO-PASS』の征陸智己役などがあります。また、吹き替え声優としては、エド・ハリスやクリストファー・ウォーケン、ジェレミー・アイアンズ、デニス・ファリーナ、ジョアキム・デ・アルメイダなどの俳優を担当していました。
エドワード・ニューゲートのかっこいい人物像
財宝よりも家族
エドワード・ニューゲートのかっこいいところは、白ひげ海賊団の船員を家族同様に扱っているところです。基本的に財宝には興味がなく、家族を大切にしていました。エドワード・ニューゲートは船員のことを「息子」と呼んで可愛がっていました。
尊敬される人柄
エドワード・ニューゲートは、敵対する海軍や一般人からは恐れられていましたが、彼の人柄を知る者たちからは尊敬されていました。また、シャンクスは亡くなったエドワード・ニューゲートに対して、「敵でも白ひげは敬意を払うべき男だった」と語っています。
エドワード・ニューゲートに関する感想や評価
大海賊『白ひげ(エドワード・ニューゲート)』
— NemoRoimer@12/14虹ヶ咲1stDay1 (@hibikorekouniti) October 25, 2019
ワンピースで一番好きなキャラ!
強くてかっこいいのもそうだけど何より船員を家族、息子と呼んでいるのが良い
隊長達も魅力的なキャラばかりでホント好き白ひげ海賊団 https://t.co/vLi28liSxP
エドワード・ニューゲートは『ワンピース』のキャラクターの中でも人気の高い人物です。船員を家族として考えているところや、命をかけてまで家族を守り抜く姿などがかっこいいと評判でした。
頂上戦争でとっても好きなシーンです!
— ONE-PIECE まさ (@takenokosss) October 12, 2019
何が良いかって白ひげと旧縁があるのにもかかわらず1番左にちゃっかりクロコダイルがいるんですよね!
ホントにかっこいいです!! pic.twitter.com/nVhlpFvR3h
マリンフォード頂上戦争ではクロコダイルとエドワード・ニューゲートの因縁が描かれていました。そのため、考察の中にはクロコダイルが白ひげの息子なのではないかと考えている方もいました。
白ひげの背中にひとつも傷ないの見て号泣してるエドワードニューゲート最高にかっこいい男だよ愛してる
— うしを (@ykkickkickjk) September 22, 2019
エドワード・ニューゲートの最期は何度見ても泣けるというファンがたくさんいました。死にゆく姿さえかっこいいと評判です。それだけに、全盛期の姿を見たいという方もいました。
エドワード・ニューゲートの懸賞金や息子まとめ
エドワード・ニューゲートは、最期までかっこいい海賊として『ワンピース』のファンからも人気のキャラクターです。エドワード・ニューゲートの活躍が見れるマリンフォード頂上戦争編は『ワンピース』の56巻の549話から描かれています。ぜひ読んでみてください。