【キングダム】壁は無能将軍?戦闘能力・強さやこれまでの出世ぶりを紹介

キングダムに登場する壁というキャラクターはご存知ですか?キングダムの中でも無能な将軍というイメージが強い壁ですが、果たしてその強さはどのくらいの能力なのでしょうか?最初は階級が不明だった壁ですが、最近では将軍にまで出世しています。キングダムに登場するする無能将軍壁がどのようにして出世したのか、その能力や強さから考察していきます。今回の記事を参考にしてキングダムの魅力を再発見してみましょう。

【キングダム】壁は無能将軍?戦闘能力・強さやこれまでの出世ぶりを紹介のイメージ

目次

  1. キングダムの壁は無能将軍?
  2. キングダムの壁の戦闘能力と強さ
  3. キングダムの壁のこれまでの出世ぶりを紹介
  4. キングダムの壁は実在した人物?
  5. キングダムの壁の名シーン
  6. キングダムの壁に関する感想や評価は?
  7. キングダムの壁は無能将軍?まとめ

キングダムの壁は無能将軍?

キングダムの作品情報

キングダムに登場する壁は無能将軍だったのでしょうか?その強さや能力、出世の仕方について考察していきます。まずは、キングダムの概要やあらすじを紹介していきます。

キングダムの概要

キングダムは、中国の『史記』という書物から引用している物語なので、基本的に歴史を忠実に再現した物語となっています。その中で脚色を加えながら、秦の始皇帝が中華を統一していくという物語です。主人公は信という少年で、李信という実在した人物がモデルになっていると言われています。中国の長い歴史の中で初めて中華を統一したと言われている始皇帝にまつわる壮大な物語が幕を開けます。

キングダムのあらすじ

戦争孤児で身よりが無かった信は、同じように戦争孤児の漂と共に毎日剣の鍛錬に励んでいました。そんなある日、その日も信と漂は仕事の合間に剣の稽古をしていました。お互いに木刀を打ち合う真剣勝負です。そんな様子を偶然通りかかった昌文君が目撃します。秦の国王政と全く同じ顔をしている漂を使えば、王弟の反逆の中から、政を逃がすことができると昌文君は考えます。

つまり、漂をおとりにして政を逃がす作戦を思いついたのです。無事に大王政を逃がすことに成功したはずの昌文君と漂でしたが、思わぬ敵王騎の出現によって昌文君と漂は離れ離れになってしまいます。漂はその途中で暗殺が得意な刺客によって負荷でを負ったまま信の元へやってきます。

昌文君と漂の画策によってなんとか大王政は逃がすこと成功しましたが、王弟の追っては政のことを追っています。それを知った漂は、瀕死の重傷を負いながらも信の元へと向かい、信に大王を託すのでした。大王を託された信は、途中で貂と出会い政、信、貂の3人は昌文君との合流地へ向かいます。何とか昌文君と他の仲間たちと合流した政たちは、王弟一味を倒して玉座を奪還するために、野蛮な民族『山民族』を仲間に引き入れます。

激しい攻防の末、何とか王弟から玉座を奪還した政は、秦王としての地位を確立させるために動くのでした。一方の信は、下僕という身分を抹消してもらい土地をもらって戦争へ向かい、大きな手柄を立てて大将軍になるという大きな目標を持って戦争へと向かうのでした。

信の初陣は最初から激しい大きな戦でした。魏との戦いで秦軍の大将は麃公でした。常に前線に留まり敵を多数葬った将軍で、かなりの戦上手です。ここで信は突撃を繰り返す千人将の軍に編入させられます。信の組んだ伍は最弱の伍と言われていましたが、結果的に大きな活躍をすることになります。信の活躍によって麃公率いる秦軍は魏軍を討ち倒し、信はこの時の功績で百人将にまで一気に昇格しました。

信の初陣が終わると、信と同じ伍だった羌瘣が信に王宮で何があっても気にするなと忠告をしに来ます。結果的に羌瘣は政を殺すための暗殺集団の内の一人だったのですが、最終的には信と共闘して他の暗殺集団を倒します。このことがきっかけで信と生活を共にしていた貂が軍師になるために信の元を一時的に去ります。信は王騎の元を訪れて稽古をつけてもらうように懇願し、まずは率いる難しさを身につけることになるのでした。

信が率いる難しさを身につけた頃、趙軍が秦軍に攻めてきました。秦軍は王騎を大将に任命してこれを迎え撃ちます。信は独立遊軍として王騎直属の部隊として働くことになり、王騎に与えられた任務で敵将の1人、馮忌を討ちます。信たちの隊は王騎に命名してもらった『飛信隊』という名前を王騎の部下によって高々に宣言されます。これによって敵の趙軍にも飛信隊の名前が知れ渡ることとなるのでした。

ところがその戦闘の途中で、敵の総大将である龐煖が突然の夜襲によって飛信隊は散り散りになってしまいます。一夜にして隊がバラバラになってしまいショックが隠せない飛信隊でしたが、王騎の励ましもありなんとか立ち直ります。その後、李牧の策によって王騎が罠にかけられてしまいます。

結果的に秦へと進軍してきた趙軍でしたが、その本当の目的は王騎の死であり、その全貌を描いた李牧の策によって秦の大将軍王騎は死んでしまったのでした。王騎の死は、様々な人を強くさせることになるのでした。さらに、王騎は強い者が更なる強者によって殺される戦国の世の中はいいと笑いながら死んでいったのを見て信は、将軍という人物像を具体的に目標とする人物に出会えたことを改めて実感したのでした。

王騎の死後、李牧は秦に訪れ同盟を持ちかけます。秦はこの同盟を受け入れて今の時期に軍事的要所である魏の山陽を攻めます。守る魏軍は大将軍廉頗が現れて士気が高くなります。何とか廉頗たちを倒した秦軍は、軍事的要所である山陽を手に入れました。中華の危機を感じた李牧は、秦以外の6国に同盟を持ちかけて合従軍を起こしたのです。

合従軍に攻められる秦は全力をもってこれに迎え撃ち、亡国の危機をなんとか乗り切るのでした。合従軍は秦だけでなく他の国にも多大なる被害を与えました。そして秦もまた、国力が下がるほどの危機でした。秦は、王弟が再び反乱を起こします。これは結果的に政の敵である呂不韋の罠だったのですが、壁と共に信は反乱を鎮圧させます。

反乱鎮圧後、信たちは魏の著雍の攻略を始めます。再びの強敵の出現に苦戦しながらも信たちは著雍を手に入れ、軍事拠点である山陽と著雍を楔にして魏の弱体化を計るようにするのでした。その後、政の宿敵である呂不韋との政治争いに勝利し、政が国王としてようやく実権を握ることができたのでした。政が国王としての実権をようやく手にすることができた秦は、手始めに魏の衍氏を狙いました。ここを攻めたのは山の民です。

その後、秦は趙の黒羊を狙います。趙の総大将は合従軍で活躍した慶舎であり、秦の総大将は桓騎です。黒羊を上手に手に入れた桓騎の凄さを信は思い知らされました。黒羊を手に入れた秦は、趙を守るために強固な防御を施す李牧の目を欺くために趙の都の喉元である鄴を一気に攻めることにします。大きく鄴を攻めるため秦軍は、桓騎、楊端和、王翦の3つの軍で進軍することにします。

この鄴攻めに失敗すれば秦は有能な武将を失い、大軍の人数をも減らしまさに国力が一気に低下することになります。しかし、鄴攻めに成功すれば、趙の都は目と鼻の先です。趙が亡国の危機となるでしょう。いよいよ戦国七雄で停滞していた時代が動き出すことになるのでした。

凡人が魅力の壁

壁の魅力と言えば、凡人なところだと言えます。取柄が無いのに出世をしたり周りから信頼されている点があります。いわゆるマニュアル通りの戦い方をします。基本に忠実で常に正攻法でありながらもその場で必死に活路を見出すことができます。

キングダムに登場するキャラクターは何かしらの才能を持っている人が多く存在し、その才能を持った人が戦争で活躍しています。しかし、そんな才能あふれる人間が多く存在する中、凡人な壁が出世するのが非常に魅力的に感じる読者が多いようです。

壁の性格

キングダムに登場する壁の性格は、一言で表すと真面目で優しい性格をしています。壁は名家でありながらも、その家系の力を利用しないで自分の力で出世しようとしています。そんな真面目な性格が人気ともなっています。また、王騎からも生真面目な性格だと評価されています。

また、壁の性格には優しい一面が見えます。例えば、歩兵が千人将にいたぶられている時には助けてあげるような優しい場面があります。しかしながら、この優しい性格や真面目な性格が災いして敵に罠にかけられることもあります。また、真面目な性格だからこそ、作戦に失敗すると極端に落ち込む傾向があります。

壁の目標

キングダムに登場する壁の目標は大将軍になることです。壁自身が自分に才能が無い無能な兵であることを自覚しています。それでも自分が慕う昌文君と大王政を支えるために、武官の極みである大将軍まで上り詰めて発言権を得て政と昌文君を支えることを決意します。

自分が無能であることを自覚しているからこそ、努力をして真面目に頑張って大将軍まで昇格するように頑張っています。また、そのことを周りの人もしっかりと認めています。壁の強さは、この様な精神面の強さがあります。

無能ではなく努力の将軍

キングダムに登場する壁は、無能な将軍ではなく努力の将軍であることが言えます。生真面目な性格で強さに光るものが無い壁は、キングダムの世界から見ると無能に見えますが、その無能を補うほどの努力を行う将軍であると言えます。

前述した通り壁家は、名家です。しかし壁は地位を金で買うような真似はしませんでした。自分の努力で着実に実績を踏み、少しずつ出世しているのです。信の初陣である魏戦いでは千人将にまで出世し、その後も努力のみで三千人将、五千人将と出世しています。まさに無能ではなく努力の将軍だと言えます。

映画「キングダム」公式サイト

キングダムの壁の戦闘能力と強さ

戦闘能力と強さ①高くはない戦闘能力

キングダムに登場する壁の戦闘能力と強さの1つ目は、高くはない戦闘能力についてです。壁の戦闘能力は決して高いとは言えません。それはつまり凡人である壁そのものを表しているからです。しかし、王道で常に基本に忠実な戦い方をする壁は、その軍のメンバーも真面目なメンバーが多く、余程の奇策を使われない限り基本戦術であらゆる場面に対応できるという特徴も持っています。

戦闘能力と強さ②強さは中の上?

キングダムに登場する壁の戦闘能力と強さの2つ目は、強さは中の上だという見解です。壁は確かに戦闘能力が高いということはありません。しかし決して弱いということでもありません。例えば、魏を攻めている時に王翦に囮として使われるシーンがあります。この時、壁にそこそこの実力がなければそもそも囮としても使えません。

この時壁はまだ千人将でしたが、王翦の計らいで五千人将に急遽昇格させられます。もちろん囮としての昇格なのですが、王翦から囮に使うためとはいえ「軍略に明るい」と評価されているのも事実です。負ける戦はしない王翦が壁を囮に使うには、それなりの実力がなければならないため、壁の戦闘能力は中の上くらいはあると考察できます。

戦闘能力と強さ③隊を率いる力はあった

キングダムに登場する壁の戦闘能力と強さの3つ目は、隊を率いる力はあったということです。壁の戦闘能力は確かに高くありません。無能という印象も払拭はできません。しかし、壁は隊を率いる力はありました。例えば、壁は出世して五千人将になります。この時に隊を率いる力がないとここまで昇格することはできないはずです。

それだけではなく、実際に隊を率いて戦う壁はしっかりと将軍らしくしています。自分の隊を隅々まで指令を出して適格に動かしています。これは千人将でも三千人将でも五千人将でも将軍になっても同じです。壁の隊も生真面目な性格であるため、壁の命令を忠実に聞く特性があります。

戦闘能力と強さ④壁の弱点

キングダムに登場する壁の戦闘能力と強さの4つ目は、壁の弱点についてです。壁の弱点は一言で言えば無能な点だと言えます。秀でた特技がないのが大きな弱点にもなりうるということです。凡人であり真面目で素直で正直な部分が戦争においては大きく弱点にもなります。

大きな才能があれば、素直であったり真面目であっても敵の策にはまることなく回避することができます。しかし無能で凡人であるが故に、真面目で素直で敵の策を回避することができないでハメられてしまうのです。特にキングダムの作中では壁が敵の策にハメられる場面がいくつかあります。

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キングダムの壁のこれまでの出世ぶりを紹介

これまでの出世ぶり①昌文君の副官として登場

キングダムの壁の出世ぶりの1つ目は、昌文君の副官として登場するシーンです。壁が初登場するシーンは、政がまだ王弟から玉座を奪還する初期のシーンです。その時の昌文君の副官として登場しています。当時はまだ称号などはなく一般兵という立ち位置でした。昌文君の副官という肩書だけがありました。

これまでの出世ぶり②千人将に昇格

キングダムの壁の出世ぶりの2つ目は、千人将に昇格しているシーンです。信の初陣では壁は千人将にまで昇格しています。しばらく壁は千人将のままでしたが、生真面目な性格で戦法も正攻法であり、千人将でありながらも無能だとは思えない程、しっかりとした戦術眼を持っていました。他の千人将からもしっかりと評価されています。

これまでの出世ぶり③5千人将に急遽任命

キングダムの壁の出世ぶりの3つ目は、5千人将に急遽任命されたシーンです。魏の山陽を攻める戦争では壁は王翦の部隊として戦います。その時に急遽五千人将に任命されます。この時五千人将として上手に機能し、敵と戦います。急遽の任命であり、どんな理由があったとしても立派な出世と言えます。

これまでの出世ぶり④将軍に出世した壁

キングダムの壁の出世ぶりの4つ目は、将軍に出世したシーンです。壁が将軍に出世したのは、王弟が二度目の反乱を起こした時です。この時の反乱討伐軍として壁が任命されますが、この時に将軍にまで昇格しています。無能だと言われていた壁はとうとう将軍にまで登り詰めたのでした。

これまでの出世ぶり⑤将軍としての武功

キングダムの壁の出世ぶりの5つ目は、将軍としての武功についてです。壁の武功として最も高いのは、鄴攻めの時に敵の将を倒しているという点です。鄴攻めという趙を攻める最大の戦争の中で壁は、楊端和と共に戦います。その敵で総大将に近い存在であった犬戎族の王のロゾを打ち取ります。これは大将軍級レベルの武功だとも言えます。

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キングダムの壁は実在した人物?

壁は実在していた?

キングダムの壁について、実在したのかどうかを考察していきます。史記や他の歴史書の中に壁という名前の将軍が登場することはありません。つまり、壁が実在したかどうかはわかりません。ただし、『将軍壁死』という一文があり、壁将軍が死んだという訳し方ができることから、壁という将軍が存在した可能性はあります。

將軍壁死の作者の解釈

前述したように、『将軍壁死』という文を、壁将軍が死んだという解釈をすることができる一方で、一人の将軍が壁の中で死んだという訳し方もできます。キングダムの作者は当初壁はこの将軍壁死の文で死ぬために登場させていたと語っています。

しかしながら、連載の途中で壁という将軍が死んだという訳し方は間違っているという話が出てきて、一人の将軍が壁の中で死んだという訳し方が正しいということになりました。今でもどちらが正しいのか議論が続けられているようですが、作者なりの解釈で、壁の中で将軍が一人死んだということにしたと単行本に書かれています。

オリジナルに近いキャラ

結果的にキングダムの壁は、作者のオリジナルのキャラに近いということになってしまいます。最初は死ぬ予定だった壁が結果的に死ななかったことでそこから先は、作者のオリジナルキャラということになります。ネット上では、壁がここで死ななかったということは、これから先死ぬことはないという声が多いです。

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キングダムの壁の名シーン

名シーン①焼かれた兵糧庫

キングダムに登場する壁の名シーンの1つ目は、焼かれた兵糧庫のシーンです。鄴攻めで楊端和と共に敵を攻めていた壁でしたが、敵の策によって兵糧庫を焼かれるという大失態を犯してしまいます。この時の鄴攻めでは、秦軍は兵糧に限りがあるので、この兵糧庫を焼かれるという大失態は、通常の戦争での兵糧庫が焼かれるという失態よりも重い大失態と言えます。

名シーン②見事な気絶

キングダムに登場する壁の名シーンの2つ目は、見事な気絶のシーンです。前述したように壁は犬戎族の王のロゾを討ち取ります。しかしその前にロゾに強烈な一撃を受けて気絶をするシーンがあります。

この強烈な一撃を受けた壁は、白目を剥いて痙攣をして、鼻血と少し目からも血を出しています。更には口からは泡を吹いて気絶してしまいます。この後に立ち上がってロゾを討ち取るのですが、見事なまでの気絶っぷりは、壁の名シーンの1つと言えます。

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キングダムの壁に関する感想や評価は?

キングダムの壁に関する評価や感想の1つ目は、壁は案外優秀であるということです。無難に任務をこなし、死なず、しっかりと武功を残して出世する壁は実は、そこそこ優秀であるという評価です。確かに、飛信隊メンバーの中には、無能だと評判の壁よりも優秀そうな能力を持っている人物はたくさんいますが、階級としては壁よりも下です。これは壁が実力として実は優秀であるからだと考察できます。

キングダムの壁に関する評価や感想の2つ目は、壁のことが好きだという感想です。苦労してばかりでいながらもしっかりと結果を出す壁に親近感をわく人は多くいるようです。そんな壁がキングダムに登場するキャラの中で一番好きだという人も多くいます。

キングダムの壁に関する評価や感想の3つ目は、壁の顔が面白いという感想です。兵糧庫が焼かれた時の壁の表情は笑えるという評価が多いです。壁はキングダムの中でも表情が豊かな人物です。そんな壁の表情が面白いという評価が多いです。特にこの兵糧庫が焼かれたシーンは最高に面白いという感想が多いです。

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キングダムの壁は無能将軍?まとめ

いかがでしたか?キングダムの壁について紹介、解説してきました。今回の記事を参考にして壁の魅力を再発見しながら、キングダムを読んでみてください。また、キングダムは実写化もされています。そちらのDVDもチェックしてみるといいでしょう。

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