2019年10月30日公開
2019年10月30日更新
【キングダム】輪虎は史実に実在しない?強さ・活躍や壮絶な最期を紹介
キングダムに登場する輪虎は史実に実在しないのでしょうか?キングダムで廉頗四天王の1人である輪虎は、圧倒的な強さを持つ将軍です。廉頗によって拾われ、育てられた輪虎は、廉頗のために忠誠を尽くす将軍となりました。そんな輪虎ですが、切なすぎる最期を迎えています。キングダムで活躍した輪虎が史実に実在するかを解説するとともに、輪虎の強さや信との関係、壮絶な輪虎の最期について詳しく解説します!
輪虎とは?
キングダムに登場する輪虎(りんこ)は、子供のような顔をした武将です。輪虎は、魏国の優秀な将軍として活躍しました。キングダムでの登場回数が少ないにも関わらず、ファンから熱いまなざしで見られている人気キャラクターが輪虎です。はたして輪虎は史実に実在した人物だったのでしょうか?この記事では輪虎が史実に実在したかどうかを解説するとともに、輪虎の強さや信との関係、壮絶な最期について詳しく解説していきます!
キングダムの概要
キングダムは週刊ヤングジャンプの2006年9月号から始まった漫画です。キングダムの作者は原泰久さんといいます。キングダムは第17回手塚治虫文化賞でマンガ大賞を受賞した、実績のある漫画です。コミックス1巻から54巻までの発行部数が3800万部を超える、大人気漫画のキングダム。
集英社のVOMICでは、2008年にキングダムのラジオドラマが、8エピソード分公開されました。キングダムは、PSPのゲームソフトにもなっています。2010年11月に、コナミがキングダムのゲームを発売しました。キングダムは2012年6月~2013年2月に第1期アニメ、2013年6月~2014年3月に第2期のアニメが放送されました。
キングダムのアニメ第1期と第2期が放送されたのは、NHKBSプレミアムです。キングダムのアニメは、NHK総合の地上波テレビでも再度放送されています。2019年4月には、キングダムの実写映画が公開されています。
輪虎の壮絶な過去
キングダムの輪虎は、廉頗(れんぱ)四天王に属する1将軍です。廉頗四天王とは、魏国にいる廉頗が統率している4人の将軍です。輪虎は廉頗を尊敬しており、自分のことを「廉頗の剣」と形容したこともあります。幼い顔立ちをした輪虎ですが、非常に強い将軍です。輪虎の過去は、明確なことは分りません。しかし輪虎は、戦争で両親を失った孤児であることが判明しています。
危険な戦乱の世で、輪虎は幸運にも廉頗と出会い、救ってもらえました。その後輪虎は、廉頗に育ててもらいます。廉頗は強い人物です。そんな廉頗から戦を学んだので、輪虎はとても強いのです。輪虎は、鉄壁の守りを誇る王騎に斬撃を入れたことがある、実力者です。ガードの硬い王騎に攻撃を入れられるということは、輪虎の攻撃力が並外れていることをあらわします。
輪虎の強さの裏には、たゆみない努力がありました。廉頗から学んだ武術と、自らの努力によって、輪虎の強さは築かれました。廉頗の教えを受けた輪虎は、主人のために身をささげる忠誠心のある人物です。やがて輪虎は魏国の右腕とされる、重要な地位に上がることができました。
輪虎の性格
キングダムの輪虎の性格は、複数の要素がかけ合わさっています。輪虎は努力の人であり、主人に忠実な性格をしています。また輪虎は仲間を大切にし、相手のためなら危険を顧みない人です。いざという時には思い切った決断ができ、残酷な面もある輪虎。輪虎は良い家系の生まれではありません。
しかし廉頗の重要な部下になれたのは、主人を尊敬し、尽くす性格をしていたからです。輪虎は軍団を率いるリーダーでもあったので、人を動かす手腕に長けています。輪虎は、部下から慕われるタイプの人物でした。そういう意味では、カリスマ的な将軍といえる輪虎。将軍の中には戦争中、部下に戦わせて自分は後ろで見物する人もいます。しかし輪虎は、戦に出れば自分自身が前に出て戦う、勇敢な人物でした。
輪虎の名言集
キングダムの輪虎は、印象的な名言を残しています。輪虎が言った名言を、以下に挙げていきます。「ほんのわずかだけど、この子はすでに武将の空気をまといつつある」や「君は仲間に慕われているようだ。そういう人間はえてして天にも好かれている」という名言を残しました。仲間に好かれる人間は、天にも好かれるという、意味深な名言が心に残ります。
「悪いけど目につく敵は根こそぎ狩らせてもらうよ」や「僕はれっきとした将軍だよ」、「本当に天に愛される武将は一握り」、「殿だったら成長が楽しみだとか言いそうだけど、生憎僕にはそんな趣味はない」などの名言を残しました。輪虎は自分自身の信条を語り、名言にしました。また輪虎は、優秀な武将に対する感想をストレートな言葉で名言にしています。
輪虎の都市伝説
キングダムの輪虎は、元は秦の将軍になる設定だったという都市伝説があります。輪虎は魏国の廉頗の部下であり、秦の敵だったキャラクターです。都市伝説では、輪虎が信と同じ秦側の将軍になる予定だったということになります。
輪虎の都市伝説をインターネットの掲示板に書いたのは、Aという匿名の人です。Aの兄は、キングダムの作者と近い人とつながりがありました。Aは兄を通して、輪虎が秦の将軍になる予定だったことを聞いたようです。
こうしてAはインターネットの掲示板に都市伝説を書きこみます。都市伝説によると、輪虎は秦の将軍であり、信に戦い方などを教える予定だったようです。しかし秦と対立する敵サイドに、優秀なキャラクターがいませんでした。そのためキャラクター設定の整っていた輪虎を、秦の敵軍に配置したということです。
このような流れで輪虎は廉頗に拾われることになり、現在のキングダムの展開になったようです。この都市伝説に証拠はないので、事実かは分かりません。しかし輪虎が秦の将軍だった可能性が、あったかもしれないのです。
外見が少年な30代
キングダムの輪虎は外見が少年のようですが、実は30代の男性です。輪虎は若い信に、クソガキと言われたこともあるので、30代よりも若い年齢を想像していた人がいるかもしれません。魏王は輪虎のことを、女性のような少年と語ったことがあります。
将軍にはいかめしい雰囲気の人が多いですが、輪虎はくだけた話かたをするところが若く見られるゆえんです。輪虎は語尾に「だね」や「だよ」をつけて、しゃべります。ソフトな話し方をする輪虎ですが、戦わせれば非常に強い将軍です。話し方と強さにギャップのあるところが、輪虎の特徴です。
想いを持った将軍
キングダムで、圧倒的な強さを持つ輪虎には、彼独特な信念があります。輪虎の想いとは、どんなに強い将軍でも、最期に必要なのは運だという考え方です。キングダムで輪虎は中央軍との戦いを開始した後も、無類の強さを見せました。王賁(おうほん)と信が2人一緒に戦ったのに、輪虎と決着をつけることはできませんでした。
輪虎の強さの裏には、信念と呼べる想いがあります。輪虎には、どれだけ強くセンスを持つ将軍でも、運を味方にできなければ、長く生きることはできないという考えがあります。また天から愛される将軍は、ほんの少数と言ったこともあります。輪虎の想いの裏には、実力ではどうにもならない、運の要素が存在するという考え方があるのです。
輪虎は、自分の信条に従って行動します。信と輪虎が戦っているとき、飛信隊のメンバーが信に加勢にやってきたことがありました。この時も輪虎は自分の思いに従い、信との戦いを回避しています。
廉頗四天王に属する
キングダムの輪虎は廉頗四天王の一人です。廉頗は魏の武将で、自分の配下として四天王を持っています。王賁における旧三大天の廉頗は、戦争で両親を亡くした輪虎を拾ってくれました。廉頗に育てられた輪虎は、山陽攻略戦のとき、敵の将軍を殺す命を与えられました。
またメインの攻撃軍団となる中央軍のリーダーに輪虎が選ばれています。輪虎が活躍したことで秦は廉頗と戦う以前に、9名の将軍を殺されています。輪虎は廉頗四天王として、主人のために忠実に働きました。
廉頗から信頼される輪虎
輪虎は廉頗から揺るぎない信頼を寄せられています。そのため輪虎は、キングダムの単行本18巻で勃発する山陽の戦いで、重要な任務を与えられました。輪虎は300人の兵隊を用いて、将軍狩りを行いました。輪虎の将軍狩りの話しを聞いた魏王は、300人の兵隊で相手を倒せるのかと不安になりました。しかし廉頗は輪虎を信頼しています。
輪虎が300人の軍団で大丈夫だと考えている以上、それ以上の兵隊は必要ないと廉頗は判断しました。廉頗は魏王に、将軍狩りを行うには300人の兵隊で大丈夫だと説得しています。このように廉頗は、輪虎の判断に絶対の信頼を置いていました。
輪虎は史実に実在しない?
キングダムには史実に実在するキャラクターがよく登場します。果たして輪虎は史実に実在していたのでしょうか?ここでは輪虎や廉頗四天王が、史実で実在したかどうかに迫ります。
史実に実在しない輪虎
キングダムに登場する輪虎は、史実に実在しません。なぜなら輪虎はキングダムの世界にだけ出てくるキャラクターだからです。史実に実在するキャラクターの多いキングダムですが、輪虎に至ってはオリジナルで誕生した人物でした。
四天王は全員史実に実在しない
キングダムに登場する廉頗四天王は、史実で実在しません。廉頗四天王を率いる廉頗は、史実にも実在します。しかし廉頗が率いる四天王は、キングダムにだけ登場するキャラクターなのです。廉頗四天王は輪虎のほかに、介子坊や玄峰、姜燕がいます。
輪虎の強さや活躍
キングダムに登場する輪虎は圧倒的な強さがあり、廉頗のために活躍してきました。ここではそんな廉頗四天王の輪虎の強さや活躍に迫ります。
輪虎の強さについて
キングダムの輪虎は、非常に強いキャラクターです。その証拠に、6代将軍といわれる王騎に斬撃をくらわせたことがあります。王騎は防御も攻撃も一流の将軍です。そんな王騎を相手に斬撃を入れられるほど、輪虎は強いのです。廉頗は王騎を称してガードの硬い人物だと言っています。鉄壁な守りを誇る王騎にさえ剣の一撃を与えられる輪虎は、攻撃力が半端ではありません。
三度目で敵を倒す
キングダムで輪虎と信は、3度戦っています。信は3度目の戦いで、輪虎を倒しました。1回目の戦いは、輪虎と信が初めて会った時に始まりました。輪虎と信が2回目に戦ったときにも決着がつきませんでした。2回目の戦いでは信と王蒙が、2人がかりで輪虎を攻撃しています。3回目の戦で、2人は馬から降りて相まみえます。傷を負い片腕で戦う輪虎に対して、信は死に物狂いで攻撃しました。
信が輪虎に勝てたのは、楚水の助けがありました。楚水の行動が輪虎の油断を生みました。輪虎の一瞬の油断をついた信は、攻撃をします。信の剣は輪虎の心臓を突き刺します。こうして信は輪虎に、勝利することができました。
三度目で尭雲に勝利
キングダムで信は尭雲(ぎょううん)との戦いでも、3回目で勝ちます。信と尭雲の1回目の戦いは、大火が起きたときに始まりました。1回目に信と尭雲が戦ったときは、様子見のようなものでした。2回目に信と尭雲が戦ったとき、信は自分の限界に挑戦します。
しかし2回目の戦いでも決着はつきませんでした。3回目に戦ったとき、ついに信は尭雲を倒すことができました。信は尭雲との3回の戦いを通して、武将として大きく育つことになります。信は尭雲や輪虎との戦いを通して、より強くなっていきました。
輪虎の最期
輪虎が最期を迎えた理由
輪虎がキングダムで最期を迎えた理由は、戦を通して信を成長させる役柄だったからだといわれています。キングダムで輪虎は、圧倒的な強さを誇る人物です。そんな輪虎でしたが、意外にも早く最期を迎えてしまいます。輪虎が最期を遂げたのは、キングダムのストーリー中頃に登場する山陽の戦です。輪虎を含む廉頗四天王の計2名が、山陽の戦で最期を迎えました。
ほかの廉頗四天王は生きており、輪虎を含む2名が最期を迎えたことに、疑問を感じたファンがいるかもしれません。輪虎は、自分よりも明らかに実力の低い信によって殺されました。信はキングダムの主人公なので、輪虎に負けるわけにはいきません。
信が成長するためにも、自分より強い輪虎と戦い、経験を積ませる必要があったと考察されています。はじめから輪虎は信に敗れる予定だったという説です。輪虎は、信がより進化するきっかけとなるキャラクターだったという考察がされていました。
輪虎の切なすぎる最期
キングダムの輪虎は、切なすぎる最期を迎えました。輪虎は守りの硬い王騎に斬撃を与えたことが知れ渡り、周りから恐れられていた存在です。輪虎が最期を遂げた場所は、山陽の戦でした。山陽の戦は、王騎が死んだことがきっかけで勃発した戦争です。魏国の廉頗率いる四天王として、輪虎は大活躍しました。信や王賁が2人一緒に挑んでも、輪虎に勝てませんでした。
しかし輪虎は山陽の戦の最終日に信と戦い、最期を迎えます。輪虎は、戦争が新しいステージに入っていくことを思いわずらう様子がありました。輪虎はこれ以上生きていても、しょうがないという考えをしていた可能性もあります。輪虎は、信に敗れるのが分かっているかのようでした。
輪虎は、まともに戦えば信より強いです。しかし今後の戦争の先行きを考えると、輪虎の中では生きる意味が感じられなかった可能性があります。そんなことから輪虎は信と戦い、切なすぎる最期を迎えました。
輪虎と信の関係
信の心を動かした輪虎の想い
キングダムで輪虎は、信の心を動かしたことがあります。信と戦ったとき、輪虎は勝負を決する斬撃を受けて倒れます。このとき、輪虎は自分の想いを語りました。死んだ妹のことや、廉頗への恩について、信に話します。輪虎は廉頗のためにも、立ち上がりなおも戦おうとしました。
しかし信に心臓を攻撃された輪虎は、亡くなってしまいます。キングダムの番外編では、信は輪虎の死体を廉頗に送っています。キングダムの時代、倒した将軍の首は切り取り、さらしものにするのが通常でした。しかし輪虎の想いに打たれた信は、遺体を廉頗に預けます。お礼として、信は廉頗からにんじんをもらいました。
信の強さに影響を与えた輪虎
キングダムで信は輪虎に勝ったことで、より強いキャラクターに成長できました。信は輪虎と勝負をした後、韓が用意した1000人の兵隊と戦ったことがあります。この時、楚水は信の戦い方を、褒めています。信は輪虎との戦を経て、馬に乗りながらの戦いが上達していました。信は珠海平原で戦った時も、輪虎のことを思い出しています。
この戦のとき、信は敵に押されていました。そんなピンチの状況で信は輪虎や漂、尾到や松左などを思い出します。信が思い出した人物は、それぞれの信念をもって亡くなったキャラクターです。このシーンは輪虎の存在が、信の心の支えになっていることを表しています。キングダムで輪虎は、たくさん登場した人物ではありません。しかし独特な個性を持つ輪虎は、キングダムのファンから注目される人気キャラクターです。
輪虎のアニメ声優
輪虎の声優は櫻井孝宏
キングダムで輪虎の声優を演じたのは、櫻井孝宏(さくらいたかひろ)さんです。櫻井孝宏さんは1974年6月13日に、愛知県岡崎市に生まれました。櫻井孝宏さんは声優の他にナレーターやラジオのパーソナリティの仕事もしています。櫻井孝宏さんが所属する事務所は、インテンションです。櫻井孝宏さんは「たかぴろ」や「さっく」「サクちゃん」「サックー」というあだ名で呼ばれることもあります。
櫻井孝宏さんは、中学生の時に国語の先生から印象的な言葉をかけてもらいます。これがきっかけで櫻井孝宏さんは、声優を目指すことになりました。櫻井孝宏さんは代々木アニメーション学院名古屋校を卒業した後、1996年に声優デビューしています。櫻井孝宏さんはアニメ「爆走兄弟レッツ&ゴー」が、声優デビュー作となりました。
櫻井孝宏の出演作品
櫻井孝宏さんがこれまでに出演した主な作品には「カードキャプターさくら」の河野光一役、「MASTERキートン」のラルフ役、「サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER」の島村ジョー役、「ゴルゴ13」のパトリック役などがあります。
輪虎に関する感想や評価
キングダムはどこまで読み続けても輪虎ロスがつきまとうな💧
— 炙り〆さば (@aburisimeserver) October 23, 2019
ここではキングダムに登場する輪虎に関する、ツイッターでの評価や感想について書いていきます。キングダムはどこまで読み続けても輪虎ロスがつきまとうな、という感想がありました。これは輪虎の存在感がいかに大きかったかを感じさせる投稿です。
キングダム映画の小説やっと買ってきたんですが最後……あの…最後の、あれなんですか………輪虎と慶舎の死ぬとこ…
— 宇宙茶 (@dd_kkk_2) October 21, 2019
ルンルン気分で手に入れたのにこの仕打ち……推しの死……ダメだ涙出る……
キングダムの映画の小説を読んだ人で、輪虎と慶舎が最期を迎えるシーンに感動したという投稿がありました。はじめはルンルン気分で小説を買ったけど、まさかの輪虎の死を知り、涙が出るほど感動したという感想になっています。
キングダムで1番好きな戦闘シーンは、信&王賁vs輪虎のシーンです。
— 少年おじい👦🏻👴🏻【ALL ROUNDER】 (@gg_gsan) October 23, 2019
キングダムで一番好きな戦闘シーンは、信と王賁と輪虎が戦う場面という感想がありました。輪虎は信と王賁に囲まれて戦ったのに、切り抜けられたほど強い将軍です。そんな輪虎の戦いが、一番思入れが深いという意見でした。
輪虎は史実に実在しなかった!
ここまでキングダムの輪虎は史実に実在しないことや、輪虎の強さ、輪虎の壮絶な最期について見てきました。キングダムで輪虎は登場回数は少ないですが、ファンから熱い視線を送られる人気キャラクターです。戦災で両親を亡くし、廉頗に拾われたことで命拾いをした輪虎。
廉頗に育てられた輪虎は、とても強い将軍になりました。しかし信との戦いで、切なすぎる最期を迎えます。輪虎は死んでしまいましたが、今後も信の回想シーンなどで出てくることもあり得ますので、キングダムを楽しんでいきましょう!