2019年10月17日公開
2019年10月17日更新
【キングダム】藺相如は三大天の一人で廉頗の親友!実績や最期を考察
漫画キングダムの作中において趙国の旧三大天のメンバーの1人藺相如。藺相如は漫画キングダムの作中で既に死亡しているものの、親友である元趙国の廉頗将軍と共に、比類無き武勇と知略を振るった人物です。史実においても藺相如は趙国を下に見ている秦国を黙らせるなどの活躍をしており、親友である廉頗と共に趙国の柱といわれています。本記事ではそんな漫画キングダムに登場する藺相如について実績や最期などをまとめてご紹介していきます。
藺相如は三大天の一人で廉頗の親友
キングダムの作品情報
漫画キングダムの作中で既に故人となっている藺相如。藺相如はかつて刎頸の交わりを交わして廉頗と親友となった人物であり、知勇兼備の将軍として旧趙国三大天の1人に数えられていました。では既に漫画キングダムの作中で死亡している藺相如はどのような実績を挙げているのでしょうか。本記事ではそんな藺相如の実績や最期などをまとめてご紹介していきます。ではまず初めに藺相如が登場する漫画キングダムについてご紹介します。
キングダムの概要
藺相如が登場するキングダムとは日本の漫画家である原泰久が描く漫画作品です。漫画キングダムは古代中国史に残る春秋戦国時代末期を舞台に主人公の信が天下の大将軍李信へとなるまでの姿を描いた長編歴史作品であり、2006年から2019年10月現在にかけて「週刊ヤングジャン」で連載されています。2019年10月現在漫画キングダムの単行本は55巻まで刊行され、累計発行部数は3800万部を突破する記録を樹立しています。
漫画キングダムは横山光輝が描く「三国志」に匹敵するほどの人気を集めている歴史漫画作品といわれており、芸能界にも多数のファンを抱えています。この人気から漫画キングダムはNHKで2011年から2014年まで合計2期に渡ってアニメ化され、テレビ番組である「アメトーーク!」にも取り上げられました。さらに漫画キングダムは2019年の4月に実写映画が公開されることになり、歴史漫画の中でも不動の人気を集めています。
キングダムのあらすじ
漫画キングダムの物語の舞台となる春秋戦国時代末期は秦や趙など合計7つの国が天下を巡って戦争を繰り返していた時代であり、秦が最終的に天下を統一するまでの間絶え間なく争いが続ていました。漫画キングダムの主人公である信とその親友漂はこの戦争で生まれた戦争孤児であり、2人は天下の大将軍になるという夢を抱えながら純粋に生活を送っていました。しかしある日漂が王宮へ推挙され、無残な姿で帰ってくることになります。
実は漂と後の秦の始皇帝である嬴政は容姿がそっくりであり、漂は影武者として殺害されたのです。信はこれに激怒し、後の秦の始皇帝である嬴政と出会った怒りを露わにします。しかし信は天下の大将軍になるという夢と漂から託された想いを思い出し、憎き嬴政に協力して戦乱の世に羽ばたいていくことになります。そして嬴政の配下となった信は秦軍の兵士として数々の戦争を駆け抜け、天下の大将軍への道を駆け上っていきます。
六大将軍の基本情報
漫画キングダムの作中には様々な組織や部隊が登場しています。この六大将軍も漫画キングダムに登場する組織の名前であり、これは秦国で最強と呼ばれる名将たち6人で構成されています。メンバーは白起・王騎・摎・王齕・胡傷・司馬錯の6人であり、それぞれが最強の名将であることから戦争を自由に行える権利を王から与えられています。しかし作中では白起や摎などが死亡しており、王騎将軍しか生き残っていません。
この王騎将軍も趙国の戦争で大きな傷を負い、漫画キングダムの主人公である信に想いを託して死亡してしまいます。しかしこの六大将軍が秦国にもたらした功績は非常に大きく、秦国では憧れの的となっています。そして後の秦の始皇帝である嬴政は六大将軍の復活を考え、信にそのメンバーの座を勝ち取れと言い放ちます。2019年10月現在六代将軍の新メンバーは不明となっており、読者からは今後の展開に注目が集まっています。
藺相如は三大天の一人
漫画キングダムの作中には秦国の六大将軍の他に趙国の三大天という組織が登場します。趙国三大天はその名の通り趙国の中で特に優れた3人の将軍で構成されている組織なのですが、漫画キングダムの作中では李牧・龐煖の2人のみとなっています。実は元々この趙国三大天は藺相如・廉頗・趙奢の3人で構成されていたのですが、藺相如と趙奢は死亡し、廉頗が趙国から魏国へ裏切ったことで李牧と龐煖の2人のみとなってしまいました。
漫画キングダムの作中で既に死亡している藺相如ですが、その名は天下に轟いており、刎頸の交わりを交わして親友となった廉頗と兄弟的な立場にあったといわれています。そんな藺相如は知勇兼備の大戦略家と李牧から評価されており、非常に優れた先見の明を持っていました。しかし藺相如自身に武力は無く、一騎打ちには向いていませんでした。そこで藺相如は趙国で「藺家十傑」という武勇に秀でた組織を設立します。
「藺家十傑」は漫画キングダムの主人公である信すらも苦戦させるほどの強さを持っており、それを率いた藺相如はまさに無敵ともいえる存在となっていました。実は秦国の六大将軍の1人である王騎はかつてこの藺相如と天下について語り合ったといわれています。しかし藺相如は絶頂期に突然病に罹って死亡してしまいます。藺相如の死は趙国に大きな影響を与えることになり、廉頗が魏へ亡命後、一気に滅亡へと歩みを進めてしまいます。
藺相如は廉頗の親友
元趙国三大天の藺相如は黽池の会で趙国を格下に扱っていた秦国を黙らせ、趙国の面子を守ったことで上卿という階級に就きます。しかし藺相如が上卿になるという大出世を果たしたことで自分を追い抜いてしまった趙国三大天の廉頗は憤ります。廉頗は戦ではなく舌だけで藺相如が出世したことに腹を立てており、藺相如を辱めようと画策します。それを知った藺相如は廉頗を恐れ、廉頗から逃げる日々を送るようになりました。
そんなある日、藺相如は自身に従う者から廉頗に怯えて逃げ惑う姿が情けないから付いていけないと告げられてしまいます。すると藺相如は秦王より廉頗が怖いかとその従者に問い、従者は廉頗より秦王の方が怖いと答えます。この答えを聞いた藺相如は従者に自分は廉頗よりも怖い秦王を黙らさせたことがあると話し、廉頗を怖がっていないことを明かします。藺相如自身、廉頗と争えば趙国の内部が乱れることを知っていました。
なのであえて藺相如は怯えているフリをして廉頗との関係を保っていたのです。これを知った廉頗は藺相如に会い、藺相如のためなら首を刎ねられても気にしないと話します。これを聞いた藺相如は自分も廉頗のためなら首を刎ねられてもいいと話します。そして元趙国三大天の藺相如と廉頗は刎頸の交わりという契りを交わし、2人は親友同士の関係になりました。
藺相如の役割
元趙国三大天の藺相如は史実において趙国を裏で支えた文官となっており、廉頗のように戦場に立って武勇を振るったという記録は残っていません。しかし藺相如は秦国と趙国が対等の関係を結べるよう尽力したりするなど文官として輝かしい功績を残しています。秦国は藺相如が内政を担当し、廉頗が軍事を担当している趙国に勝ち目がないと判断したといわれており、黽池の会以降秦国は約8年間趙国へ攻め込むことはありませんでした。
また藺相如は趙国の大黒柱である廉頗が妨害されるのを阻止した記録が残っています。これらを見ると、藺相如は趙国において内部から有能な将軍を守り、趙国の滅亡を阻止する役目を背負っていたと考えられます。実際藺相如は大きな抑止力として秦国からの秦軍を妨げました。しかし藺相如が死亡した後、守り手を失った廉頗は趙国の王から信頼を失い魏へと亡命し、藺相如と廉頗がいなくなった趙は呆気なく滅亡してしまいました。
藺相如の実績
藺相如の実績①繆賢を救う
旧趙国三大天の藺相如は元々趙国の王である恵文王に仕えていた宦官繆賢の食客でした。この藺相如が食客になっていた繆賢という人物は趙国の宦官の中で最も高い地位に就いており、王宮内でかなりの権力を持っていました。しかしある日繆賢は重大な罪を犯してしまい、恵文王の怒りを恐れて燕国へ逃亡しようとします。すると藺相如は燕国に行っても酷い扱いを受けるだけであり、素直に恵文王に謝罪して罰を請えばいいと進言します。
繆賢は藺相如の進言を受け入れ、恵文王に謝罪すると罪が許されることになりました。その後秦国が趙国に宝玉である「和氏の璧」を求め、代わりに15の城を渡すと提案してきます。これは秦国の属国になるという意味も込められており、恵文王は頭を抱えます。すると繆賢が藺相如の話をして彼を推薦します。恵文王は繆賢の話を聞いて藺相如を推挙することにし、「和氏の璧」交換という重大な会談を任せることになるのでした。
藺相如の実績②完璧の語源
藺相如は悩める恵文王に「和氏の璧」を求める秦国の要求を呑むべきだと進言します。しかし恵文王は「和氏の璧」だけを奪われる可能性があると心の声を漏らします。これを聞いた藺相如は自らが使者として行くと答え、もし秦国が約束通り城を渡さなかったら必ず「和氏の璧」を持ち帰ると宣言します。実は現代で使用されている完璧という言葉はこの藺相如が話した「和氏の璧」を必ず持ち帰るという台詞が語源となっているのです。
そして藺相如は恵文王の命令で使者として「和氏の璧」を持って秦国の王である昭襄王と面会します。昭襄王は恵文王の心配通り「和氏の璧」に夢中となり、城を全く渡そうとしませんでした。この姿を見た藺相如は傷があると言って「和氏の璧」を持ち、無礼な態度を取る昭襄王に激怒します。激怒した藺相如は「和氏の璧」を壊して自分も死ぬと叫びます。これを聞いた昭襄王は焦り、城を渡そうとします。
しかし藺相如は昭襄王を信じることが出来ず、5日間身体を清めて欲しいと進言します。そして昭襄王は5日間身体を約束通り清め、藺相如と再び面会します。藺相如は約束を守った昭襄王に無礼の罰として処刑にしてほしいと話します。しかし昭襄王は趙国の恨みを買うと考え、藺相如を許して「和氏の璧」の要求を撤回します。そして藺相如は無事完璧に「和氏の璧」と趙国の面子を守り通し、趙国の臣下になるのでした。
藺相如の最期
藺相如の史実での最期
旧趙国三大天の1人藺相如は史実において、廉頗と交わした刎頸の交わりの後病に倒れてしまいます。この時親友である廉頗も歳を取っており、秦国に最高のチャンスが到来します。そこで秦国は王齕に命令し、趙国に宣戦を布告します。そして遂に40万人もの趙兵が死亡する長平の戦いが始まることになります。当初長平の戦いは廉頗が指揮を執っていたため、王齕率いる秦軍は苦戦を強いられてしまいます。
そこで秦国は新たな趙国の王である孝成王に机上の空論ばかりの将軍趙括を大将にするよう策を図ります。これを知った藺相如は病を背負ったまま孝成王に趙括を大将にすることを反対します。しかし孝成王は無能な王であり、藺相如の反対を無視して趙括を大将に任命します。これにより趙括は秦軍の名将である白起に大敗し、40万人もの戦死者を出すことになりました。
その後藺相如は無念のまま病死してしまったといわれています。しかし藺相如の最期について記録が残っておらず、詳しい最期は不明となっています。それでも藺相如が長平の戦いで大きな病を患っていたことを考えると、長平の戦いの最中かその後に病死したことは明らかといえるでしょう。藺相如が死亡した後廉頗は趙国を離れてしまい、両名を失った趙国は衰退の一途を辿ってしまうことになります。
藺相如のキングダムでの最期
漫画キングダムの作中の藺相如は史実とは違い、武力にも秀でた知勇兼備の将軍として描かれています。藺相如は作中で趙国のために尽力し、趙国の三大天の1人に就いていたとされています。しかし藺相如は過去に病で突然急死しており、物語の中では故人となっています。そのため藺相如は幻の三大天として語り継がれています。実際の歴史において藺相如は斉国の平邑侵攻作戦に参加して撤退した記録が残っています。
おそらく漫画キングダムで幻の三大天といわれている藺相如はこの平邑侵攻作戦の記録から知勇兼備の将軍になったと考えられます。また漫画キングダムの作中で藺相如の死亡した場所は描かれていないものの、「藺家十傑」の1人である尭雲が邯鄲の地で号泣していることから漫画キングダムの藺相如は邯鄲で病死してしまったと考察出来ます。
藺相如の黽池の会での活躍
黽池の会①秦の家臣のような扱いの趙王
「和氏の璧」の会談が終了後、秦国は紀元前279年に黽池という場所で友好を祝おうと趙国に提案してきます。しかしこの黽池という地は趙国からかなり離れており、恵文王は趙国に戻れるか分からないと不安を抱きます。すると廉頗が行かなければ周囲の国から舐められると進言し、恵文王は藺相如達を連れて黽池の地へ赴くことにします。黽池に到着した恵文王は秦国から宴会に招待され、豪華な食卓に恵文王は大喜びます。
すると宴会の最後に昭襄王は恵文王が音楽を好み、瑟という楽器を弾くことが出来ると言い、恵文王に瑟を弾いて欲しいとお願いします。恵文王は昭襄王のお願いを聞いて瑟を披露するのですが、昭襄王はもう一度弾いてくれと要求してきます。さらに2度目を弾き終わると昭襄王はもう一度弾いてくれとお願いします。そう昭襄王は恵文王にまるで家臣のような扱いで接しており、完全に恵文王は昭襄王の言いなりとなってしまっていました。
黽池の会②キレる藺相如
この宴会に参加していた藺相如は昭襄王の失礼な態度に怒りを覚えます。そして恵文王をまるで家臣のように接する昭襄王に藺相如は激怒してしまいます。激怒した藺相如は缻という楽器を持ち、昭襄王に秦国は缻を叩きながら歌を歌い、友好を深める習慣があるのではないかと話します。そう藺相如は昭襄王に恵文王が受けた同じ屈辱を味わせたのです。そして昭襄王は自分を家臣のように扱った藺相如に激怒してしまいます。
しかし藺相如は昭襄王に臆することなく、逆に要求を呑まなければ昭襄王を殺して自分も死ぬと昭襄王を脅しました。昭襄王は藺相如を殺害しようとしましたが、藺相如の覚悟に負けて缻を叩くことにします。そして缻を叩いた昭襄王に再度藺相如は恵文王と同じくもう1度缻を叩くよう要求します。昭襄王は藺相如の勢いに呑まれてしまい、恵文王と同じように再度缻を叩くことになってしまいました。
黽池の会③藺相如の言い分
藺相如が昭襄王を脅し、恵文王の面目が保たれたのですが、宴会は藺相如の行動のせいで雰囲気が台無しになってしまいます。すると秦国の臣下が恵文王に趙国の15城を秦国へ献上し、友好の証にすればいいのではないかと提案してきます。これは完全に趙国を下に見ているととれる発言でした。この発言を聞いた藺相如は咸陽の城を秦国が趙国に献上し、趙国の王である恵文王の長寿を祝ったらどうだと答えます。
咸陽という城は秦国の都であり、藺相如の言い分は秦国の要求は咸陽を渡せと言っているものだという意味が込められていました。この藺相如の言い分を聞いた秦国の臣下は見事に説破されてしまい、黙るしかありませんでした。その後藺相如は宴会の雰囲気を完全に掌握し、趙国を最後まで秦国と同等のものにしました。そして藺相如は恵文王を城まで守り通し、藺相如の外交力を知った秦国は趙国に手を出すことが出来なくなりました。
藺相如の名言
長平の戦いの最中に藺相如は臥せっていた
上述でご紹介した通り藺相如は長平の戦いの際、大きな病気を患って床に臥せっていました。一方趙国では秦国の策謀によって長平の戦いの指揮が廉頗将軍から趙括将軍に変更されそうになります。この趙括将軍という男は旧趙国三大天の趙奢の息子であるのですが、戦の才能は全くといっていいほどありませんでした。藺相如は趙括が指揮を執れば秦軍に大敗北を喫すると予想し、病を抱えて孝成王がいる王宮に参内しました。
その後の藺相如の名言
「柱に膠して琴を鼓す」
宮廷に参内した藺相如は趙括を本当に大将にするのか孝成王に質問します。孝成王は趙括を長平の戦いの大将にすると言い放ち、藺相如は絶望して上記の名言を告げます。この名言は教科書通りでしか行動出来ない人間を指す言葉であり、藺相如は趙括が本の通りでしか動くことが出来ないと孝成王に進言します。しかし孝成王は藺相如の進言を無視して趙括を大将に任じ、長平の戦いで40万人もの戦死者を出す大敗北を喫しました。
藺相如に関する感想や評価
藺相如みたいな豪胆な外交官がいたら怖いのぅ
— hamzan@毎日療養中♪ (@hamzanism) October 8, 2019
藺相如に関する感想では外交官としての藺相如が怖いといった感想が寄せられていました。藺相如は「和氏の璧」を巡って秦国と会談した際、昭襄王を一切恐れず豪胆な姿を最後まで貫き通します。この姿を見た昭襄王は藺相如に感服し、趙国は秦国の属国になることはありませんでした。藺相如は味方であれば非常に頼れる存在ですが、もし敵国の外交官として藺相如が前に立ったら非常に恐ろしい存在になるはずです。
7人目。中国戦国時代から藺相如。
— 倖成 卓志 (@tkoujou) January 20, 2019
趙の人。「完璧」、「怒髪冠(天)を衝く」、「布衣の交わり」、「刎頸の交わり」、「肉袒負荊」、「琴柱に膠す」などの故事を生み出す。イケイケ暴走中だった秦の昭襄王を怯えさせた、超絶ブッ切れ政治家。#いいねの数だけ好きなキャラを言う見た人もやりましょう pic.twitter.com/tXexsjNT2g
藺相如は史実において本記事でご紹介した以外にも多数の名言を残しています。藺相如は中国史の中でも特に優れた文官であり、卓越した政治力を持っています。実際その才能は趙国の大黒柱となっており、秦国は藺相如がいる間攻め込むことが出来ませんでした。もし藺相如が秦国に仕えていたとすると、嬴政が台頭するよりも前に秦が天下を統一していたことでしょう。
「藺相如むかつく!今度会ったらタダじゃおかないんだから!」って盛大に周りに怒り散らかしといてからの藺相如さんの国を思うお心を知って鞭を担いで謝罪しに行きなんやかんや親友になる廉頗さんの流れ傍迷惑だけどやっぱり可愛いの極み
— 祥子 (@dzdhy3s) July 22, 2019
藺相如が秦国に趙国の面子を守ったことで推挙してすぐに出世します。これにより廉頗が藺相如より下の階級となり、廉頗は戦で功績を挙げていない藺相如に敵意を剝き出しにします。一方藺相如は趙国を第1に考え、怒れる廉頗を避けるようになります。趙国への忠義を知った廉頗は藺相如を認め、2人は親友という関係になります。この藺相如と最終的に親友となった話には歴史ファンから可愛いという感想が多く寄せられていました。
藺相如についてまとめ
出典: https://ynjn.jp
本記事では漫画キングダムに登場する藺相如について史実での活躍や最期などをまとめてご紹介しました。藺相如は漫画キングダムの作中で故人となっていることから活躍が描かれることが無かったのですが、史実では非常に優れた外交官として数々の功績を挙げていました。藺相如が秦国から非常に恐れられていた存在であったことを考えると、漫画キングダムで幻の三大天といわれるのも納得できるでしょう。