2019年11月09日公開
2020年02月21日更新
北斗の拳のあらすじをわかりやすくネタバレ解説!登場人物や見どころ・評価も紹介
大人気アニメ【北斗の拳】は誰でも一度は聞いたことがある作品だが、漫画やアニメを見たことがない人もいる。登場人物の名前などは知っているものの、あらすじを知らない人のために、今回の記事では北斗の拳のあらすじを、わかりやすくネタバレ解説していく。他にも魅力溢れる登場人物たちの名言や、実際に見た人の評価なども全て公開していくので、北斗の拳について詳しく知りたい人は要チェック。
北斗の拳とは?
北斗の拳の原作漫画の概要
まずは北斗の拳の原作漫画情報をわかりやすく紹介。北斗の拳の漫画は、1983年から週刊少年ジャンプで連載が始まり、1988年に完結している作品だ。元々読み切りの作品を掲載したところ、ファン投票ランキングで1位を獲得し、連載用に北斗の拳が描かれることとなった。北斗の拳は原作が武論尊、作画が原哲夫となっているのだが、作画に時間がかかるので、連載する場合は原作者をつけてほしいと原哲夫が申し出たのだとか。
北斗の拳は全108話で構成されているのだが、第一話の掲載以降、3年間ファン投票1位を獲得し続けた伝説も持っている。しかし原哲夫がこの結果を知ると、図に乗ってしまうと考えた担当編集者は、この偉業を伝えないように徹底していた。漫画の他、アニメや実写化、ゲームなど多岐にわたって作品の幅を広げ、いまだに根強い人気を誇っている。
北斗の拳のアニメの概要
続いて北斗の拳のアニメ情報をわかりやすく紹介していく。アニメ自体は1984年に放送がスタートし、1987年に第一部が終了している。その後すぐ北斗の拳2としてアニメに再登場。北斗の拳2は1988年に放送が終了した。北斗の拳第一部での最高視聴率はなんと23.4%。平均視聴率も16.1%と非常に高い数字を叩き出している。アニメでは【サザンクロス編】【風雲龍虎編】【乱世覇道編】【最終章】の四部構成で放映された。
北斗の拳は、暴力的な描写が多い作品であることは間違いない。北斗の拳がアニメ化した際に一番懸念事項になっていたのが、暴力的な描写をどのように評価されるか、という点だった。視聴者からのクレームが入らないように、残虐すぎるシーンはシルエットだけにするなどかなりの工夫をしたようで、視聴者からのクレームは回避できた。しかし教育に悪いアニメだと評価する人は多かったのだとか。
北斗の拳のあらすじをわかりやすくネタバレ解説
あらすじネタバレ①サザンクロス編
ここからは、北斗の拳のあらすじをわかりやすくネタバレ解説していく。まず最初のあらすじネタバレは、北斗の拳第一部:サザンクロス編。北斗の拳の舞台は199X年。この時代は、暴力がすべてを支配しており、主人公のケンシロウは恋人であるユリアという女性を南斗聖拳のシンに連れ去られてしまう。ユリアを守るために戦うケンシロウだったが、シンの前に歯が立たず、胸に7つの傷をつけられてしまった。
ケンシロウはユリアを取り戻すために旅に出る。旅の途中でまだ子供のバットという少年、リンという少女と出会い、仲間になった。そして1年という月日が流れ、ケンシロウはシンの元へとたどり着く。ユリアを取り返したいという強い気持ちと怒りで見事シンに勝利するのだが、ユリアはすでに自殺していた。ユリアはシンが自分のために人々を殺して金品を奪う現状に耐えられなかったのだ。ケンシロウは悲しみつつシンの墓を建てた。
あらすじネタバレ②風雲龍虎編
続いて第二部:風雲龍虎編のあらすじをわかりやすくネタバレ解説。シンを倒したケンシロウは、バットやリンと共に旅を続けていた。とある村で南斗水鳥拳のレイ、そしてユリアにそっくりのマミヤという女性に出会う。ケンシロウは、その村を救うためにレイ、マミヤと協力して敵を倒すことになる。そこにケンシロウの兄であるジャギが登場。ジャギはケンシロウのフリをして暴挙を働いていた。ケンシロウは兄であるジャギをも倒す。
しかしジャギが亡くなる直前に、ケンシロウの兄であるトキとラオウが生きていること、ラオウの手によってトキがカサンドラに幽閉されていることを知る。ケンシロウはトキを救うためにカサンドラへ出向き、見事救い出すことに成功。しかしその間にレイはラオウと戦い、秘孔をつかれ余命はわずかに。そんな中マミヤを救うためにユダを倒すレイだったが、見事勝利したものの、余命が尽きてしまい命を落としてしまうのだった。
あらすじネタバレ③乱世覇道編
続いて第三部:乱世覇道編のあらすじをわかりやすくネタバレ解説。レイが命を落としてからもケンシロウは旅を続けていた。ある日、南斗白鷺拳のシュウと再開し、更に世界を自分の手中に入れようとしている南斗鳳凰拳のサウザーと出会う。ケンシロウはサウザーの残虐な行為を止める為に勝負を挑むが負けてしまう。サウザーは心臓が人とは逆の位置にあるのだ。シュウもサウザーを倒そうと立ち向かうが、殺されてしまう。
ケンシロウはサウザーの体の秘密を知り、見事勝利する。サウザーは人を愛する気持ちを思い出し、嘆きながら命を落とした。その後、トキとラオウが勝負することとなる。病に蝕まれていたトキはあと少しのところでラオウに敗北した。ケンシロウは、泰山天狼拳のリュウガに勝負を挑まれ、見事勝利する。しかしリュウガは自分がユリアの兄であることを伝えそのまま息を引き取った。またトキもケンシロウの前で息絶えてしまった。
あらすじネタバレ④最終章
続いて第四部:最終章のあらすじをわかりやすくネタバレ解説。サウザーの死後、南斗最後の将が動き始める。ラオウは、五車星のメンバー風のヒューイ、炎のシュレン、雲のジュウザを倒し、南斗最後の将の正体を突き止めようとしていた。その頃ケンシロウは山のフドウと出会い、南斗の城へ行くように言われ、南斗最後の将がユリアであることを知る。同じ頃、ラオウも南斗最後の将の正体がユリアであることを確信していた。
ラオウはユリアを手に入れる為に南斗の城へ向かい、ケンシロウと再び勝負することとなる。ケンシロウが優勢になるが城が爆発してケンシロウは失明していまう。その隙にラオウはユリアを連れ去ってしまうが、ケンシロウは無事見つけ出し、見事ラオウを倒したことで、世界に平和が訪れたのだった。ユリアはトキと同じ病に蝕まれており、余命はわずかであったものの、余生をケンシロウと過ごし、静かに息を引き取った。
北斗の拳の登場人物
登場人物①ケンシロウ
ケンシロウをわかりやすく解説すると、北斗神拳64代目の伝承者であり、貧しい人や弱い人を救う世紀末の救世主だ。ネタバレになるが、ラオウ、トキ、ジャギの義弟であり、ヒョウの実弟でもあるケンシロウは、北斗神拳創始者であるシュケンの子孫であることがわかっている。婚約者であるユリアをシンに奪われたことをきっかけに旅に出るのだが、シンと戦った際に、胸に北斗七星の傷を負った。
登場人物②バット
バットをわかりやすく解説すると、ケンシロウにとって弟のような存在であり、ケンシロウが認めた仲間。最初出会った時のバットは、盗人として生計を立てており、ケンシロウを利用する為に一緒に旅をすることを決めたのだが、一緒に過ごしていくうちに、本当の兄のように慕うようになっていく。また、リンのことを密かに思い続けているのだが、リンがケンシロウに思いを寄せていることを知っていた。
登場人物③リン
リンは北斗の拳の中ではヒロインという立場。あらすじのネタバレになるが、最初に登場した時は、まだ小さい子供で、過去の辛い経験がトラウマとなり、声が出ない失声症を患っていた。そんな中ケンシロウと出会い、一緒に旅をすることとなる。失声症を見事克服したリンは、どんどん心優しい大人へと成長していくのだが、終盤で天帝の血を引く人物であることが判明する。
登場人物④ジャギ
北斗四兄弟の三男であり、ケンシロウの兄。ジャギは北斗神拳の伝承者になりたかったのだが、ケンシロウにその座を奪われてしまう。ジャギはケンシロウに強い劣等感を持っており、常に憎んでいた。ケンシロウに顔をボコボコにされ顔面が歪んでしまったので、常に仮面を被っている。また、シンにユリアを奪う様に仕向けたのもジャギだった。最終的にはケンシロウに倒されるのだが、それまではケンシロウの悪評を流していた。
登場人物⑤トキ
北斗四兄弟の次男であり、ケンシロウの兄。ジャギやラオウとは異なり、ケンシロウにとって非常に重要な友である。トキは心優しい人物であり、病に苦しむ人を救う為に自分の能力を発揮していた。トキは原爆のせいで被曝しており、病に蝕まれ余命もわずかだったが、ラオウを止める為に命を削って戦うこととなる。最終的には寿命が尽きてしまい、命を落としてしまった。
登場人物⑥ラオウ
世紀末覇者であるラオウは、北斗四兄弟の長男であり、ケンシロウの兄。力が一番だと考えている横暴な人物で、武力によって人々をねじ伏せていた。力は四兄弟の中でも一番だったものの、師であるリュウケンはラオウの野望に気づいており、北斗神拳の伝承者には選ばなかった。最終的にはケンシロウに負け命を落としている。ラオウの名言「我が生涯に…」は視聴者の中でも評価の高い名言に選ばれている。
登場人物⑦黒王号
黒王号は誰も乗ることを許さない暴君馬であったが、ラオウだけは乗せていた。誰よりも早く走り、ある程度の敵は倒すことができるほど高い戦闘力を持つ馬で、その存在感は圧感。話が進んでいくにつれて、ジュウザやケンシロウも黒王号に乗ることができている。
登場人物⑧サウザー
サウザーは南斗鳳凰拳の使い手であり、ラオウと同じく暴挙によって世界を手に入れようとしている人物。聖帝十字陵という巨大なピラミッドを作り、自分の権力を見せつけようと、子供たちに重労働を課せていた。しかしサウザーには、心から尊敬していた師匠のオウガイの命を奪ってしまった悲しい過去を持っていた。愛するが故に辛い思いをしたサウザーは愛と決別する為にピラミッドを作っていたのだった。
登場人物⑨ユリア
北斗の拳のヒロインであり、ケンシロウの婚約者。人々を引き寄せる慈母星を持っている人物で、それゆえ人をおかしくさせてしまう悲しい人物。シンに連れ去られた後、自殺をしたと見せかけていたが、南斗最後の将として身を隠して平和な町を築いていた。最終的にケンシロウと再会するのだが、トキと同じく病に蝕まれておりその時は既に余命はわずかだった。最後はケンシロウの腕の中で息を引き取った。
登場人物⑩リハク
リハクは、南斗最後の将であるユリアを守る南斗五車星の一人であり、リーダーとしても活躍する人物。ユリアの幼少期から常に側近として守り続けていた人物で、非常に頭がよく戦略などにめっぽう強い。五車星で唯一生き残った人物でもある。
登場人物⑪フドウ
フドウは南斗五車星の一人で、過去は鬼のフドウと呼ばれ、ラオウからも恐れられていた。ケンシロウとユリアを引き合わせる為に、ケンシロウの元へ出向いて南斗最後の将はユリアであることを告げたりする重要人物。最終的にはラオウとの戦いに敗れて命を落とすのだが、自分の命が尽きるまで子供達を守り続けた。
登場人物⑫ジュウザ
ジュウザは南斗五車星の一人で、雲のように自由気ままな人物。戦闘力は非常に高く、ラオウを倒せるかもしれないと言われているほどの人物だ。ユリアの義兄弟であり、ユリアのことを愛していた。最終的にはラオウと戦った末に命を落としてしまうのだが、なんでも話してしまう秘孔を突かれても尚、ユリアを守る為に南斗最後の将の正体を口にすることはなかった。
登場人物⑬シン
シンは愛する者に殉する「殉星」を持つ人物で、南斗孤鷲拳の使い手。ジャギにそそのかされたことで、ユリアを力ずくで奪うという暴挙に出たり、ケンシロウに胸に7つの傷をつけたり、ユリアの為にサザンクロスという町を作った人物。最終的にはケンシロウによって倒されてしまうのだが、全ての行動は愛するユリアの為であり、優しさ故に歪んだ愛情を持ってしまった悲しい人物だ。
登場人物⑭レイ
出典: https://festy.jp
自分ではなく人の為に生きるという「義星」を持つ人物で、南斗水鳥拳の使い手。目の見えないアイリという妹が牙一族に連れ去られてしまうのだが、マミヤとケンシロウと共に無事助け出すことに成功した。ケンシロウと一緒に旅をする重要人物であり、またケンシロウにとっても大事な親友。一人で行動する為、組織などには属さないのも特徴。
登場人物⑮マミヤ
マミヤはレイと一緒に行動していた美しい女性。容姿がユリアに似ているのが特徴で、ヨーヨーで攻撃をする。自分の家族を牙一族に殺され、また自分の村をユダによって壊滅させられたことで心に深い傷を負っていた。戦闘力が高く、ケンシロウやレイと共に戦いう、美しくて強い女性として描かれている。
登場人物⑯ユダ
ユダは、裏切りの星「妖星」を持つ人物であり、南斗紅鶴拳の使い手。自分が世界で一番美しいと考えており、レイの美しい技に対してひどく嫉妬していた。自分より美しいものが許せないユダは、レイを倒す為にマミヤの住んでいた村を壊滅させる。そのことでレイの怒りを買ってしまい、レイに命を奪われてしまった。しかし亡くなる寸前に、ユダは本当はレイのことを愛していたと告白したのだった。
登場人物⑰シュウ
とても心優しく、思いやりのある「仁星」を持つ人物であり、南斗白鷺拳の使い手。子供たちがサウザーによって重労働を課せられているのを知り、助け出そうとケンシロウと共にサウザーに立ち向かう。サウザーとの戦いで巨大な十字架の下敷きになり、命を落としてしまった。
北斗の拳の見どころ
北斗の拳の見どころ①死闘
続いて北斗の拳の見どころを紹介していく。見どころ1つ目は、命をかけた死闘が繰り広げられるという点だ。主人公のケンシロウは、もちろん強いのだが、さらに上をいくシンやサウザー、ラオウなどの強敵と戦い、敗れたり生死をさまよいながら成長していく。ケンシロウは、ユリアに対する強い愛情、そして人々を救う為に自分を犠牲にして戦う精神的な強さがある。力だけで言うと、ラオウの方が強いのは間違いない。
あらすじのネタバレになってしまうが、ケンシロウがラオウを打ち負かすことができたのは、兄としてラオウを心から尊敬している気持ちと、誰かの為に戦うという強い心がケンシロウの能力を極限まで引き上げたと言っても過言ではない。北斗の拳では、手に汗握るような死闘が何度も繰り広げられており、死闘の裏にある背景にも、思わず引き寄せられてしまうストーリーがあるのだ。
北斗の拳の見どころ②登場人物の成長
北斗の拳の見どころ2つ目は、登場人物が成長していくというところだ。例えばリンとバットはケンシロウと初めて会った時は小さな子供だった。リンは辛い経験のせいで声がでなくなると言う失声症を患っていたり、バットは貧困に苦しんだ経験からひねくれ者だったのだが、ケンシロウと一緒に過ごして行くうちに二人はどんどん成長していく。リンは誰よりも心強く優しい女性へと成長し、バットはケンシロウを兄と慕う様になった。
あらすじのネタバレになるが、北斗の拳の終盤では、バットもリンも、北斗の軍のリーダー的存在にまでになり、人々に平和と自由をもたらす為に命をかけて戦っている。ケンシロウも敗北を繰り返しながらも成長していき、強敵をどんどん倒していくのだ。勝ち続けるだけでなく、敗北を味わいながらもさらに上のレベルに成長する姿が、高く評価された。
北斗の拳の見どころ③名言が多い
北斗の拳の見どころ3つ目は、評価の高い名言が多いところだ。あらすじのネタバレになる部分もあるが、「あたたたたたたた…」「わが生涯に一片の悔いなし…」「てめえらの血はなに色だ…」「お前はもう死んでいる…」「ひ…退かぬ!!媚びぬ、省みぬ…」などあげるとキリがないほど数多くの印象に残る名言を残している。「あべし…」「うわばら…」など敵が倒される時の独特な表現も人気の1つだ。
北斗の拳の名言集
北斗の拳の名言①「おまえはもう死んでいる…」
北斗の拳には、高く評価されている名言が多数存在している。続いては、視聴者の間でも評価の高い名言を紹介していく。まず名言の1つ目は、「おまえはもう死んでいる…」だ。このセリフは北斗の拳で一番有名なセリフと言っても過言ではないのだが、初めてケンシロウが言い放ったのは第一話。ジードという悪党を倒した時に使われたのだが、漫画の中では合計20回このセリフが出てきている。また、流行語大賞にも選ばれている。
北斗の拳の名言②「兄より優れた弟なぞ…」
北斗の拳に出てくる評価の高い名言2つ目は、ジャギが言い放った「兄より優れた弟なぞ…」だ。このセリフは漫画32話で登場している。ジャギのケンシロウに対する劣等感と怒りが非常に強く現れたシーンであるが、この名言が出たのは、少年がジャギの足にぶつかり、その少年の弟が兄をかばう為に自分の足が切り落とされてしまう。その様子を見ていた老人が「兄思いの素晴らしい弟」と賞賛したことでジャギの逆鱗に触れた。
ジャギは、弟という存在そのものに嫌気がさしており、その思いからこの名言を吐き捨てたのだ。ジャギには数多くの名言があるのだが、やはり一番視聴者からの人気が高いのはこのセリフだ。
北斗の拳の名言③「わが生涯に一片の悔いなし…」
北斗の拳に出てくる評価の高い名言3つ目は、ラオウが命を落とす際に言った「わが生涯に一片の悔いなし…」だ。この名言は漫画108話で登場している。ケンシロウと死闘を繰り広げた後に命を落としてしまうラオウだが、その偉大さと、力だけでなく意志強さも感じられる言葉だとして、数多くの視聴者に衝撃を与えた。ケンシロウの「おまえはもう死んでいる…」と並ぶほど有名なセリフの1つだとされている。
北斗の拳の名言④「わたしたちが希望を捨てたら…」
北斗の拳に出てくる評価の高い名言4つ目は、リンがアイリを勇気付ける為に言った「わたしたちが希望を捨てたら…」だ。このセリフは漫画の第63話で登場している。もうどうしようもないと絶望しているアイリに対して、リンは力強くこのセリフを言い放っている。視聴者からも、勇気付けられたという声が多く、心に響く言葉として有名になった。
北斗の拳の名言⑤「てめえらの血は…」
北斗の拳に出てくる評価の高い名言5つ目は、レイが言い放った「てめえらの血は…」だ。このセリフは第63話で登場する。レイはトキを助ける為にカサンドラに行くのだが、その間に自分の住んでいる村がラオウに占拠されていた。そこで目にしたのは、拳王軍に捕まって、熱せられた鉄板を裸足で歩かされそうになっているリンだった。レイはすぐにリンを助け出したのだが、リンは自分のことよりもアイリのことを心配していた。
その時のリンは、痛々しく痛めつけられていた様子だったが、そんな姿になってもレイの妹であるアイリの心配をする健気さと、そんな心優しいリンを傷つけた拳王軍への怒りが爆発してこの名言が生まれた。
北斗の拳の用語をわかりやすく解説
用語解説①北斗神拳
北斗神拳をわかりやすく説明すると、一子相伝の暗殺術で、地上最強の拳と呼ばれているもの。相手の秘孔をつくことで、内部を破壊することができ、自分自身の潜在能力も100%引き出すことができるので、攻撃力も非常に高い。また一度見た技をコピーすることができるので、その強さは群を抜いている。北斗神拳の伝承者としてケンシロウ、ラオウ、ジャギ、トキがいるのだが、トキはその能力を人々を救う医療の力として発揮した。
人を思いのままに操ることもできたり、暴力で支配することもできる恐ろしい憲法でもあり、邪悪なものが伝承すると、世界平和は崩れてしまう。北斗四兄弟の中で善の行いをしているのはケンシロウとトキ、悪の行いをしているのはラオウとジャギだ。
用語解説②南斗聖拳
南斗聖拳をわかりやすく説明すると、中国拳法の一種であり、手のひらを剣のような鋭利なものにして相手を切ることができる技の使い手。北斗神拳との違いは、一子相伝ではないので、色々な流派があるという点。また、南斗聖拳は陰陽でいうと陽だとされており、北斗神拳は陰なんだとか。南斗聖拳のトップは「義星:レイ」「殉星:シン」「将星:サウザー」「慈母星:ユリア」「仁星:シュウ」「妖星:ユダ」の南斗六星拳だ。
用語解説③北斗七星
北斗七星をわかりやすく説明すると、北斗の拳に出てくるシンボルであり、おおぐま座の腰から尻尾を構成する7つの星に名付けられた星座の名称。主人公のケンシロウは胸に北斗七星のような傷があるのだが、それはシンにユリアを奪われた時につけられた傷である。北斗七星の左下に赤い星があるのだが、その星は死兆星と呼ばれており、死兆星が見えた人は一年以内に命を落とすと言われている。
用語解説④拳王軍
拳王軍をわかりすく説明すると、拳王であるラオウの手によって作られた軍隊で、恐怖による支配を掲げている。武力を元に世界を手中に収めようとしているラオウの部下には、ユリアの兄であるリュウガやウイグル、アミバ、ザクなどが在籍している。翼の生えた蛇の紋章を掲げている拳王軍だが、ラオウがケンシロウに負けて命を落としたことで、あえなく解散している。
用語解説⑤KING
KINGをわかりやすく説明すると、シンが非情な男となり、ケンシロウから力ずくでユリアを手に入れた後に出来上がった組織のこと。暴力によって人々をひれ伏させ、サザンクロスという町に拠点を置いている。KINGの部下として有名なのは、スペード、ハート、クラブ、ダイヤ、ジョーカーというトランプにちなんだ兵士たち。シンはユリアを我が物にする為だけに、権力を振りかざし、暴挙を行っていたのだった。
用語解説⑥サザンクロス
サザンクロスをわかりやすく説明すると、シンがどれほどユリアを愛しているのかを見せつける為だけに作られた町のこと。シンは人々を虐殺し、金品を回収し、ユリアに贅沢な暮らしをさせる為に非道なことを行っていた。ユリアは自分のせいで命を落としていく人たちがいるという事実に絶えられず自ら命を絶ってしまう。しかしユリアは実は死んではいなかった。シンは生きていることを知っていたものの、ケンシロウには伝えなかった。
用語解説⑦聖帝十字陵
聖帝十字陵をわかりやすく説明すると、サウザーが自分の権力を見せつける為に建築させたピラミッド。聖帝十字陵の建設は全て子供たちに作らせ、毎日重労働させていたことで、ケンシロウの逆鱗に触れた。サウザーは師父であるオウガイを自分の手で殺めてしまい、悲しみに暮れていた。愛するがゆえに辛い経験をしたサウザーは、愛と決別する為に、オウガイの墓としてこの巨大なピラミッドを建設した。
用語解説⑧南斗五車星
南斗五車星をわかりやすく説明すると、南斗最後の将ユリアの為に命を捧げ戦うと誓った5人の拳士の総称。それぞれが巨大な軍を率いており、南斗最後の将を守る役目。フドウはケンシロウとユリアを引き合わせる為にケンシロウの元へと行くが、南斗五車星のメンバーでリハク以外の全員がラオウに殺されてしまう。
南斗五車星のメンバー
- 「風」のヒューイ:瞬速の拳により空気中に真空波を生み出す/拳の性質では南斗聖拳に最も近い拳を使う
- 「炎」のシュレン:ヒューイの兄弟星/燐を使い炎を自在に操ることが出来る/彼の燐に倒された者は、裂かれた断面から燃えて死んでいく
- 「雲」のジュウザ:雲のように自由な男/雲ゆえになんの型にも定まらない我流の拳を使用する/無形の拳はたとえ歴戦の拳士であっても捉える事ができない
- 「山」のフドウ:山のように巨大な男/かつては「鬼のフドウ」と呼ばれたほどの暴漢で、あのラオウですら恐怖した存在
- 「海」のリハク:五車星メンバーの最年長者であり、リーダー的存在
用語解説⑨南斗の城
南斗の城をわかりやすく説明すると、南斗最後の将であるユリアがいる城であり、海のリハク、トウ、海の兵団等により守られている。城下町はユリアの光によって、弱者関係なく平和で自由な生活を送れる場所となっており、人々は南斗最後の将への忠誠を誓っている。ユリアはこの場所でケンシロウと出会う為に山のフドウを向かわせる。同時にラオウもユリアを手に入れる為にこの場所へ訪れ、ケンシロウとの死闘が繰り広げられる。
北斗の拳に関する感想や評価
最近ではパチンコスロットで北斗の拳を知ったという人もいるようだが、漫画が今読み返しても面白いと高い評価を受けている。いつまで経っても色褪せない素晴らしい漫画作品だと評価している人も多い。
漫画だとほんとええよな北斗の拳
— ロクタ (@whatsthefuckerr) July 15, 2019
いやパチンコも嫌いじゃないけど漫画い今読んでも色褪せないね pic.twitter.com/Cbmv8VrVS6
初めて北斗の拳の漫画を読んだ時に、面白すぎて衝撃を受けた、という評価をしている人もいる。現代でも色褪せない人気作品として語り継がれている。
フレッシュジャンプかな。小学生に初めて北斗の拳の読み切りを読んだとき『なんだ、この漫画は!?面白すぎる』と衝撃を受けて早36年。未だ色褪せない漫画です。
— 子供増殖委員会会長鸛 (@kodomokaichou) September 13, 2019
おめでとうございます。これからも身体に気をつけて我々に夢のある漢達の漫画を書き続けて下さい😄
北斗の拳は漫画だけでなくアニメの評価も高い。漫画にはないオリジナルのストーリーが組み込まれているのがファンたちの間でも嬉しいという声が多いようだ。
北斗の拳、噂の南斗暗鐘拳の回を見た。
— 仮🏍免🏍ラ🏍イ🏍ダ🛵ー(Ò面Ó) (@GSR250w) June 22, 2019
漫画には出てこない面白話。
鐘の音が鳴るだけで人が殺されたり催眠術にかかってしまう。
演出もゾンビやドラキュラみたいでおどろおどろしい。
テレビオリジナルの話は見てないものがたくさんあるので楽しみ。 pic.twitter.com/FcaC2GxgAu
北斗の拳のあらすじまとめ
北斗の拳のネタバレあらすじまとめはいかがだっただろうか。名言も多く、一度は耳にしたことがあるセリフも多い北斗の拳は、今でも評価の高い人気作品だ。あらすじを知らなかった人は、ネタバレを見て驚く人も多いのだが、人の善悪は紙一重であることを見事に表現した作品だと高い評価をする人も多い。漫画だけでなく、アニメや映画、さらには実写化もされている作品なので、まだ見たことがない人はぜひ一度ご覧あれ。