2018年09月01日公開
2018年09月01日更新
北斗の拳・シンの画像や名言まとめ!殉星に生まれた男の最後とは?
「北斗の拳」の登場人物であるシンの画像や名言をまとめていきます。「北斗の拳」には北斗神拳の使い手である主人公ケンシロウや、数々の拳法の使い手が登場します。今回は南斗聖拳の使い手であり、ケンシロウのライバルとして描かれたシンにスポットを当て、南斗六聖拳の一つである殉星という宿命を背負った男であるシンのプロフィールや技の数々、最後はどんなものだったのかを画像付きで紹介していきます。
目次
北斗の拳・殉星のシンを紹介!画像や名言、その最後を解説!
大ヒットアニメ作品「北斗の拳」は武論尊原作・原哲夫作画の漫画を原作としており、北斗神拳の使い手である主人公ケンシロウをはじめ、リンやバットなどの頼れる仲間たちなど、多くの登場人物が登場します。今回は南斗聖拳の使い手であり愛にすべてを懸ける宿命を持つ男である「殉星」の異名を持つケンシロウのライバル・シンに着目して生き様や名言の数々を画像付きで紹介し、その最後を分かりやすく解説していきます。
北斗の拳のあらすじを紹介!シンはどんな役どころ?
時は世紀末
時代は199X年で、「北斗の拳」の物語開始時から核戦争後の大地で国家は機能を失ってしまっているため、暴力だけがこの世を支配しており、弱い人々が懸命に生きようとしています。そんな中、暗殺拳である北斗神拳の伝承者・ケンシロウが現れ、ユリアを取り戻すために冷酷な復讐鬼となり、悪役たちを叩きのめしながら多くの力の弱い人々を救い、仲間たちと出会いながら旅をするというのが「北斗の拳」のあらすじです。
シンは最初に立ちはだかる南斗聖拳の使い手
「北斗の拳」の登場人物であるシンは、ケンシロウが旅をしていくうちに最初に立ちはだかる「北斗の拳」屈指の強敵です。サザンクロスという街を牛耳っている組織のリーダーとして君臨しており、ケンシロウの愛する女性であるユリアを連れ去った男であるため、ケンシロウはKINGの根城へと乗り込みます。ケンシロウの使う北斗神拳とは対称的とされている南斗聖拳の使い手で、北斗と南斗は決して戦ってはいけないといわれています。
北斗の拳のシンを画像と共に紹介!殉星の男の南斗聖拳とは?
見た目はロングヘアの色男
「北斗の拳」でケンシロウのライバルとして登場するシンは画像にあるように金髪のロングヘアーに碧眼で、「北斗の拳」屈指の美男子として描かれています。しかしケンシロウと戦闘となると端正な顔つきが歪みだし、極悪な表情を浮かべながら技を繰り出してきます。登場シーンなどでは基本的に紫の衣装に身を包んでいますが、ケンシロウとの最後の決戦の時には白を基調とし金色のラインなどの模様が入っている衣装を着ていました。
ケンシロウの友人だったがジャギに騙されKINGに
「北斗の拳」の物語開始以前は、ケンシロウの良きライバルであり友人であったシンですが、ケンシロウが北斗神拳の継承者に選ばれたあとにユリアと共に旅に出ようとしていたところをシンが襲い、南斗聖拳でケンシロウを倒したあとに胸に7つの傷をつけ、ユリアを連れ去っていってしまいます。しかしこれは画像にあるようにケンシロウの兄の一人であるジャギに「ケンシロウではユリアは守れない」とそそのかされた事によります。
「北斗の拳」物語開始以前にユリアを連れ去ったシンはサザンクロスを作り、暴力組織である「KING」を統率して自らもKINGと名乗り、街の頂点に君臨します。そして多くの部下を従えて略奪や殺人を繰り返し、関東一円を支配できるほどに力と権力を手に入れます。もともと悪人ではなかったシンをここまでに変えてしまったのはユリアに対する愛情からきたものによりますが、最後までユリアがシンに心を開くことはありませんでした。
南斗孤鷲拳をベースに総合的に南斗聖拳を会得
「北斗の拳」のシンは南斗聖拳の使い手として登場しますが、南斗聖拳とは南斗六聖が使うそれぞれの拳法の総称であり、アニメ版「北斗の拳」では流派は一切語られることはありませんでした。しかし漫画の連載が進むにつれ南斗六聖との戦いになってきたことで、シンは「愛に殉じる宿命を背負う南斗六聖拳 殉星の男」であるという事が語られ連載終了3年後に「南斗孤鷲拳」の使い手という設定が新たに「北斗の拳」に追加されました。
「北斗の拳」の南斗聖拳は108派あるとされており、その頂点に君臨する流派が南斗六聖となっています。シンは南斗六聖の一つである南斗孤鷲拳をベースに、108ある流派の中の多くの技を会得し、南斗聖拳として昇華しました。そのために「南斗聖拳のシン」と呼ばれており、シンの戦い方は外部から敵を突き刺すように攻撃し破壊するという純粋な南斗聖拳の戦闘方法に基づいたものであり、南斗聖拳そのものと言われています。
ケンシロウに7つの傷をつけた男!
「北斗の拳」の殉星の男であるシンは、画像にもあるようにケンシロウに「北斗の拳」の代名詞と言うべき7つの傷をつけた張本人です。シンはケンシロウからユリアを連れ去る際に、ケンシロウを動けない状態にし指でケンシロウの身体をえぐり続けました。シンはユリアに自分を愛していると言わないとケンシロウに拷問を続けると発言し、ケンシロウを守るためにユリアが愛していると発言するまで傷は増え続けました。
ケンシロウに倒される!
出典: https://abema.tv
「北斗の拳」のシンはユリアを取り戻すためにサザンクロスのKINGの根城へと乗り込んできたケンシロウと戦い、序盤は南斗聖拳を駆使し優勢でしたが、ユリアが殺されてしまった事を知ったケンシロウの怒りが爆発し、北斗神拳によって敗れました。その後に北斗神拳の力によって、しばらく後に自分が死ぬことを悟ったシンは、自らKINGの城からサザンクロスの地に飛び降り自害し、ついに殉星の宿命から逃れることが出来ます。
ユリアのギミックを作る
「北斗の拳」の殉星の男であるシンは、ユリアの非常に精密な人形を部屋に置いてあります。画像にもあるようにこの人形のユリアの再現度は高く、ケンシロウが一目見ても気付かないほどでした。しかし何故シンはこの人形を作ったかというと、ケンシロウの目の前で人形のユリアを殺し、失望によって戦意を喪失させようとした作戦でした。しかしシンは結局、逆に怒りによって力を上げてしまったケンシロウに倒されてしまいます。
シンは北斗の拳のラスボスになるはずだった!?
「北斗の拳」のシンはもともと武論尊が「北斗の拳」の物語を締めくくるためにラスボスとして用意したキャラクターであったため、サザンクロスの頂点に君臨している事や、KINGという異名を持っている設定を付けたのですが、「北斗の拳」が人気になってきたことにより物語は続くことになり、シンよりも強い男を作らなければならなくなった事からケンシロウの兄弟の1人で「北斗の拳」最強の人物であるラオウが作られました。
アニメ版と劇場版の北斗の拳のシンは全く違う!?
原作およびアニメ版「北斗の拳」でのシンは、ケンシロウに敗れ自らの城から飛び降りる際に「俺はお前の拳法では死なん」と最後に吐き捨て自害しますが、劇場版「北斗の拳」でのシンはラオウとの戦いに敗れた後に駆けつけたケンシロウに「お前の拳で殺されたかった、同じ女を愛した男だから」と全く真逆の事を言っています。これは「北斗の拳」の連載が終了し、作者やファンのシンに対する見方が変わった事により出来た設定です。
北斗の拳のシンの声を演じたキャストは?
テレビアニメ版「北斗の拳」で「愛に殉じる宿命を背負う南斗六聖拳 殉星の男」であるシンの声を演じたキャストは声優の古川登志夫です。栃木県出身で1946年7月16日生まれの現在72歳で、テレビアニメ版および1986年に公開された劇場版「北斗の拳」のシンの声を演じています。古川はシンの事を思い入れの深いキャラクターと語っていますが、「北斗の拳」のザコキャラの悲鳴も楽しそうだから演じてみたかったと語っています。
古川登志夫は「北斗の拳」意外に、「ドラゴンボール」シリーズのピッコロ役や、「うる星やつら」の諸星あたる役が代表作で認知度の高いキャラクターです。「うる星やつら」の諸星あたるは可愛い女の子をナンパするなど女好きとして描かれていますが、声を演じた古川登志夫は女性と話すのは苦手で真面目な性格をしており、「うる星やつら」放送中の時期には本当にあたるの声の人ですかと聞かれた事もあるという事です。
シンと南斗孤鷲拳の伝承者争いをした男!
「北斗の拳」のシンは師匠であるフウゲンのもとで南斗孤鷲拳の修業をしていましたが、もう一人フウゲンのもとで修業をしていた人物がおり名前をジュガイといいます。非常に才能を持った男性でしたが家族を殺されてしまったために暴君となってしまった事で、シンが南斗孤鷲拳の継承者に選ばれました。その後シンもサザンクロスを作りKINGとなってしまうので、師匠のフウゲンは選ぶ弟子を間違えたとケンシロウに語っていました。
北斗の拳の物語開始以前からケンシロウをライバル視していた!?
「北斗の拳」のシンはケンシロウを倒してユリアを奪う以前からケンシロウをライバル視していたというエピソードがゲーム作品「真・北斗無双」で明かされました。世界に核戦争が起こったことで南斗六聖は平和を望むシュウ派と、独裁による征服を望むユダとサウザー派に別れた時に、シンはどちらにも付かない中立の立場となり、その後にジャギによってユリアを奪えとけしかけられてしまいます。
なぜケンシロウに負けたのか?
「北斗の拳」の殉星の男であるシンは、ユリアを奪う際に一度ケンシロウに圧倒的な力で勝っています。しかしケンシロウと再戦した際には、ケンシロウが怒りによりパワーアップしているといってもあまりにあっけなく負けてしまいます。これはシンがサザンクロスを築き上げ、手下であるハートやスペードといった部下たちに戦闘のすべてを任せており、自分は一線を退いていたから腕が鈍っていた事によると言われています。
ケンシロウがシンを埋葬する
「北斗の拳」初期では、殉瀬の男であるシンはケンシロウにとって強敵(とも)であり友人であった事で、最後には自らの手でシンを埋葬し、墓標に手を合わせて別れを告げます。しかし仲間であるバットにはなぜ悪人であるシンのためにそこまでするのかと聞かれたケンシロウは「同じ女を愛した男だから」と発言します。シンは愛するユリアのためだけに悪事に手を染めたという事がケンシロウには分かっていたようでした。
北斗の拳のシンはユリアを愛した男!その最後とは?
愛したユリアのためにサザンクロスを築き上げる
「北斗の拳」のシンは、ケンシロウからユリアを奪い連れ去ったのちに、サザンクロスという街を築き上げ、多くの部下を従えて暴力組織「KING」を立ち上げます。その後に手に入れられないものは無いほどの財力と権力を手に入れますが、ユリアの心は傷ついて行く一方であり、どうしたらよいのかわからないシンは苦悩し最後には暴君と化してしまいます。
ケンシロウに敗れユリアの心を知ると…
「北斗の拳」のシンはケンシロウに敗れた事で、ユリアの心はケンシロウが常にいて離れないと知り、ユリアを守れる男はケンシロウだけだと悟ります。その後は北斗神拳によって死ぬことを拒み、自らKINGの城から飛び降り自ら命を絶ちます。最後までプライドは捨てませんでしたが、サザンクロスを築き上げてから死ぬまで、すべては愛するユリアのためにとった行動で、世界の支配よりも最後までユリアへの愛をとったという事です。
愛のためにユリア殺しの汚名を被っていた!
「北斗の拳」の登場人物である殉星の男・シンによってユリアは死んだという事になっていましたが、実はユリアは死んでおらず、安全な場所へと託したという事実が「北斗の拳」の物語の後半から明らかになってきます。ラオウはユリアの事を狙っており、自分はラオウ軍には敵わない事が分かっていたシンは、ユリアを自分が殺した事にすればもうユリアが狙われる事は無いと考え、ユリアのために自らユリア殺しの汚名を被りました。
北斗の拳のシンの名言を紹介!
こんな富も名声も権力も すべて虚しいだけ…
「北斗の拳」のシンは、すべてはユリアのためにサザンクロスを築き上げすべてを手に入れてきました。しかしユリアがいなくなってしまった事で、万人が望むであろう自分の富や名声もシンには何の価値も無いものになってしまい、ケンシロウに向かって「こんな富も名声も権力も すべて虚しいだけ…」という名言を放ちます。切ない表情を浮かべるシンにぴったりの名言となりました。
ならばこのシンが守り抜いてみせるわ!!
「北斗の拳」のシンは、ラオウの手からユリアを守るために彼女を死んだことにし、「南斗五車星」の5人にユリアを託しますが、それ以前の出来事で、南斗五車星の一人であるリハクが「南斗正当血統として死すべき時までユリア様を守護するのが我等が務め」と言った際にそれに対してシンが「ならばこのシンが守り抜いてみせるわ!!」と言い、一人でユリアを守る決意をした時に発した名言でした。
生きて…ただ生きてさえいてくれれば もう…
「北斗の拳」の殉星の男であるシンが、富や名声などのすべてを手に入れたあとに、ユリアが死んでしまっている事で、悲しい気持ちを抑えきれなくなった事で発した名言です。もとは優しい人物であったはずのシンが、民間人を殺戮し略奪を続けてまでも得たかったユリアの心でしたが、ユリアのいないシンには今はすべて無意味なものとなってしまった事で生まれた名言でした。
北斗の拳のシンについてまとめ
「北斗の拳」の登場人物である殉星の宿命を背負った男・シンの生き様や名言を画像付きで紹介しながらまとめてきましたが、シンは愛する女性であるユリアのためにすべてをなげうって死ぬまで行動していた事が分かります。今回の「北斗の拳」画像付き名言のまとめによって、もとはラスボスになるはずだったという事で物語を担う大きな役割を持っているシンに関心が深まり「北斗の拳」をよりいっそう楽しむことが出来たなら幸いです。