北斗の拳の最終回の結末・あらすじをネタバレ！原作漫画とアニメの違いは？

暴力が支配する弱肉強食の世界、199X年が舞台のハードボイルドアクション漫画「北斗の拳」。今回は北斗の拳の最終回のあらすじをネタバレで紹介し、さらにアニメ最終回と原作漫画最終回の違いに迫っていきます！世紀末を生きるケンシロウやバットたちは、どのような結末を迎えるのでしょうか？それではまずはじめに、北斗の拳の作品情報とあらすじを紹介していきます。

1983年～1988年に週刊少年ジャンプで連載され、一大ブームを巻き起こした漫画原作者・武論尊と漫画家・原哲夫による人気漫画作品「北斗の拳」。核戦争によって秩序が失われ暴力が支配する世界で生きる、“北斗神拳”の伝承者・ケンシロウと旅の同行者バットたちの生きる姿を描いた作品です。登場人物の服装や世界の設定、ケンシロウの性格などは1981年公開映画「マッドマックス2」から影響を受けたといいます。

原型となる読み切り作品が掲載され、巻末作品が読者アンケート1位を取るという異例の事態を受けて週刊少年ジャンプで連載されることとなった北斗の拳。その頃落ち込み気味だったという、週刊少年ジャンプを救った看板作品とも評されているようです。ハリウッド映画化も果たし世界中で人気を博した北斗の拳は、ゲイリー・ダニエルズやRZA、角田信朗など数々の著名人からも愛され続けている作品のようです。

核戦争で炎につつまれた地球は国家が機能を失い、暴力が支配する世界となっていました。その世界でかつて親友だった“南斗聖拳”の継承者シンに許嫁のユリアを奪われた、暗殺拳“北斗神拳”の伝承者であるケンシロウという男がいました。旅の途中で出会ったリンやバットを連れてケンシロウは、冷酷な復讐鬼となり悪党たちを倒していきます。そしてシンと再会を果たすも、思いもよらぬ事を聞いたのでした。

死闘の末にシンを倒したケンシロウは、ユリアが転落死したと聞かされたのでした。心に傷を負いながらも旅を続けるケンシロウは、自身の恩人であり北斗神拳を医療に役立てようとしていたトキの消息が気がかりでした。ケンシロウは囚われていたトキを救い出しましたが、ケンシロウとユリアを守るために被爆したトキは既に死が近づいていたのでした。そして…ケンシロウの最大のライバル・ラオウが現れたのでした。

ここまで漫画・アニメ共に人気のある、北斗の拳の作品情報とあらすじを紹介していきました！壮大なスケールで描かれた世界観が人気な北斗の拳ですが、最終回でケンシロウやバットはどのような結末を迎えるのでしょうか？それではここから漫画版の、北斗の拳最終回のあらすじをネタバレで紹介していきます。漫画版北斗の拳でのケンシロウやバットは、ハッピーエンドを迎える事が出来たのでしょうか？

ラオウの実の兄・カイオウと戦った後、記憶を失ってしまったケンシロウ。修羅の国を脱出してから随分時が経過し、成長したバットとリンは北斗の軍を率いて混乱を納めようとしていました。その一方で、ケンシロウに目を潰され視力を失った小悪党・ボルゲはその時の恨みを抱えたまま、ケンシロウに恨みを晴らすことだけを生きがいとしていました。そんな恨む心で強くなったボルゲが、バットの前に現れました。

ケンシロウに目を潰され視力のないボルゲと、ケンシロウに扮したバットが戦う事になります。恨みを晴らすことが生きがいだったボルゲが勝負を圧倒し、バットは太刀打ちできない状況になったのでした。対戦相手がケンシロウだと思っているボルゲはバットを捕らえ拷問のような仕返しをはじめました。バットは辛い拷問にかけられながらも、ケンシロウの為を思って一切声をあげずに耐え続けたのでした。

ボルゲに辛い拷問を受けているバット…するとそんな修羅場に、突然ケンシロウが現れたのでした。ケンシロウの声を聴いたボルゲは今まで戦っていた相手が偽物だという事に気づき、今現れた人物こそが本物のケンシロウだという事を知り恨みを晴らすべく攻撃をしかけました。“北斗神拳”の使い手であるケンシロウは記憶が失われたまま本来の力を発揮できず、ボルゲとの戦いで捕まってしまったのでした。

ボルゲに殴られ続けるケンシロウは、とうとう瀕死状態になってしまいました。同じくボルゲによる拷問で虫の息となっていたバットはたまらず、ついにケンシロウの名前を叫んだのでした。バットの声を聴いたケンシロウはその瞬間、これまでの記憶を取り戻すという奇跡の展開に。記憶が戻ったことで北斗神拳の復活を遂げたケンシロウは、仲間を虫の息にしたボルゲに渾身の力を込めて立ち向かい倒したのでした。

ボルゲを倒しひと時の平穏が戻ったと思いきや、既にバットは息をするのがやっとな状態でした。この瞬間…リンも失っていた記憶を呼び覚まし、バットと過ごしてきた過去や優しさが脳裏に蘇ってきたのでした。リンがケンシロウの事を愛している事を知る瀕死状態のバットは息絶える前に、「リンと一緒に幸せになってくれ」とケンシロウに最期の願いを力いっぱい伝えてとうとう死を迎えてしまったのでした。

最期の思いを伝えて安心したかのように、安らかな眠りについたバット。そして記憶を取り戻したリンは、バットこそが本当に自分が愛している人だという事に気づくのでした。ケンシロウに「バットの死と引き換えに幸せになれません」と伝えたリンは、バットの墓に一生いるということを告げて亡くなったバットに寄り添ったのでした。そこでリンは…バットにある変化が起きていることに気づいたのでした。

死んだバットに寄り添っているリンは、バットの心臓が動いていることに気づいたのでした。死んだと思われたバットが、なんと息を吹き返したのでした。実は北斗神拳の伝承者であるケンシロウが、バットの秘孔を突いたことによって死の淵から救い蘇らせたのでした。心から愛しているバットが生きていることを知ったリンは、この奇跡を目の当たりにして声を上げて泣き大粒の涙を流したのでした。

ケンシロウの力により生き返ったバットは、リンと結ばれたのでした。一方ケンシロウは、再び一人で荒野へと旅立っていくのでした。「俺の墓標に名前は要らない」というサブタイトルの通り、ケンシロウはこの先も命が朽ち果てるまで一人で戦っていくのです…この世界に平和が訪れるその時まで。

ここまで漫画版「北斗の拳」の、最終回のあらすじと結末をネタバレで紹介していきました！漫画版では死の淵から生き返ったバットがリンと結ばれ、ケンシロウがまた一人で旅立つところまでが描かれているようです。それではここからアニメ版「北斗の拳」の、最終回あらすじと結末を紹介していきます。この先はアニメ版最終回のネタバレを含みますので、ネタバレを見たくない方はご注意ください。

テレビアニメ版の「北斗の拳」は2部構成で放送されていて第1部「北斗の拳」は1984年～1987年、第2部「北斗の拳2」は1987年～1988年にかけて放送されていたようです。ではまずテレビアニメ版第1部「北斗の拳」の最終回が、どのような結末を迎えたのかネタバレで紹介していきます。まず第1部「北斗の拳」最終回の舞台は、ラオウの勢力下にある荒廃した街が描かれているシーンからはじまるようです。

ラオウ軍に立ち向かう南斗五車星たちは、「南斗聖拳最後の将」を守護していました。そしてその“最後の将”の正体とは、ケンシロウの許嫁であるユリアだったのでした。シンが「墜落死した」とケンシロウに告げたユリアは、実は生きていたのでした。ユリアが生きていた事を知ったケンシロウは、ユリアをかけて最大のライバルであるラオウと北斗神拳伝承者の誇りにかけて死闘を繰り広げたのでした。

北斗神拳の奥義を身に着けていたケンシロウですが、究極奥義を習得していたラオウに全く技が通用しませんでした。壮絶な死闘となった二人ですが、一瞬の隙をついたケンシロウの拳がラオウの胸に直撃。戦いに決着がつきラオウは、「わが生涯に悔いなし！」と言い自ら秘孔を突いたのでした。ラオウの処置によって延命したユリアと戦いに勝ったケンシロウは、残り少ない人生を共に平穏に幸せに過ごしたのでした。

「北斗の拳」の最終回で余命の短いユリアとささやかで平穏な時を取り戻したケンシロウですが、「北斗の拳2」はケンシロウがユリアと死別した悲しいシーンから物語が展開されていきます。時が経ち、少年少女だったリンとバットも美しい女性と逞しい青年に成長していました。猛威を振るっていたラオウを倒したケンシロウたちの前には、新たに天帝を擁する元斗皇拳が猛威を振るおうとしていたのでした。

「北斗の軍」を率いるバットたちの苦境に、力を貸すこととなったケンシロウ。彼らはまた共に、猛威に立ち向かう事にしたのでした。その中…リンが天帝の血を引いている事が判明し「修羅の国」に連れ去られ、ケンシロウはリンを助けに向かったのでした。しかしケンシロウが向かった「修羅の国」は北斗琉拳の使い手であり、ラオウとトキの実兄であるカイオウが支配する国だったのでした。

「北斗対北斗」の戦いで、生き別れの実兄・ヒョウと戦うことを余儀なくされたケンシロウ。さらにヒョウを利用していた宿敵・カイオウとも死闘を繰り広げたケンシロウでしたが、勝利を収めて「北斗対北斗」の混迷に終止符を打ったのでした。ケンシロウの事を深く愛していたリンと、そのことを知っているバット。ケンシロウはリンをバットに託して別れを告げ、再び一人で荒野へ旅立っていくのでした。

ここまでアニメ版「北斗の拳」最終回の、結末をネタバレで紹介していきました！アニメは1部と2部で構成されており、ケンシロウが二人に別れを告げて旅立っていくという点はアニメと漫画で同じ結末を迎えるようです。それではここから「北斗の拳」最終回の原作漫画と、アニメの違いについて紹介していきます。漫画とアニメの「北斗の拳」最終回ではそれぞれ、どのような点が異なるのでしょうか？

「北斗の拳」のアニメ版は、原作では描かれている「とある点」が不明瞭のまま結末を迎えているようです。そのアニメ版で不明瞭になっている点とは、「ケンシロウが誰を後継者に選ぶのか」という事です。原作漫画ではバットにリンを託して2人と別れた後、ケンシロウが誰を後継者に選んだのかが描かれています。そしてケンシロウが選んだ後継者…その人物はラオウの遺児である「リュウ」とのことです。

ラオウの遺児であるリュウを、次代の北斗神拳継承者として選んだケンシロウ。共に旅をするケンシロウは、拳王の子であるリュウの才能を感じとったのでした。そうして北斗神拳継承者となったリュウは、ラオウが亡くなった後も忠誠を誓い続けるバルガに預けられることとなったのでした。この過程の後にケンシロウは再び一人で旅に出て、記憶を失った先で同じく記憶喪失となっているリンと再会したのでした。

アニメ版では描かれていないシーンがある、「北斗の拳」漫画版の最終回。ボルゲとの戦いで瀕死状態となったバット、そしてボルゲを倒し記憶を取り戻したケンシロウ。バットへの愛に気づいたリンは生き返ったバットと結ばれて、再びケンシロウは荒野へ旅立ちます。「オレの墓標に名はいらぬ」という強い決意を示したケンシロウですが、では「北斗の拳」最終回のその後はどうなるのでしょうか？

最終回でバット・リンと別れたケンシロウはその後、天に浮かぶユリアの幻に「これでいいのだろう」と問いかけ、ユリアの幻がケンシロウに微笑みかけるシーンがあります。「北斗の拳」は物語を通じて“愛”が描かれていて、主要登場人物のほとんどが愛に生きているといいます。1人に戻ったケンシロウですが常に心にはユリアたちが存在し、世界に平和を齎す“救世主”になるのではないかという考察もあるようです。

ここまで漫画版とアニメ版「北斗の拳」最終回の違いと、最終回のその後に関する考察を紹介していきました！アニメ版では描かれていないケンシロウたちのその後、ぜひ漫画版を見ていない方は一読してみてはいかがでしょうか？それではここから「北斗の拳」に登場するキャラで、最強と呼ばれる人物TOP3を紹介していきます！「北斗の拳」の主人公・ケンシロウは何位にランクインするのでしょうか？

「北斗の拳」の最強キャラランキングで、3位に輝いた人物は北斗神拳史上“最も華麗な技の使い手”と言われるトキです。トキはサヤカの実兄、カイオウとラオウの実弟、ジャギとケンシロウの義兄である人物です。身長188cm・体重95kgで、肩まで伸びたロングヘアスタイルが特徴的なキャラクターです。若々しい容姿をしていたトキですが、カサンドラ入牢後は容貌が衰えて髪の色も白髪に変色していったのでした。

空中戦でその真髄を存分に発揮するトキは、ケンシロウやラオウ、ジャギにもその才能を認められていました。「伝承者に一番相応しい人物」と評されていたトキですが、核戦争の際にケンシロウやユリア、子供たちを守るために死の灰を浴びて被爆。自らを犠牲にしたことで重い病に侵され、継承者争いから脱落することとなったのでした。そんな自分を犠牲にしてまでも周りを助ける、医師としての人生を全うした人物です。

「北斗の拳」の最強キャラランキングで、見事2位に輝いたキャラクターはケンシロウの宿敵・ラオウです。身長210cm・体重145kgという非常に大柄な体格で愛馬・黒王号に跨り、「世紀末覇者拳王」を名乗り世界を暴力で制圧してきた人物。ラオウは北斗神拳四兄弟の長兄でありサヤカとトキの実兄、カイオウの実弟、ケンシロウとジャギの義兄。またケンシロウの継承者に選ばれる、リュウという一人息子がいます。

「剛の拳」の使い手であるラオウは天将奔烈や北斗剛掌波などの、闘気を放つ技を得意としているキャラクターです。またラオウは自分が認めた強者と戦う時のみ黒王から降りますが、ザコ相手であれば黒王の上からまとめて吹き飛ばす強烈なパワーを持ち合わせています。闘気だけでレイを怯ませるほどの力を持つラオウですが、リュウケンが評した通り暗殺拳としての資質に乏しく伝承者にはなれなかったのでした。 

「北斗の拳」の最強キャラランキングで栄えある1位に輝いたキャラクターは、「北斗の拳」の主人公であるケンシロウです。身長185cm・体重100kgで胸に七つの傷跡を持つケンシロウは、暗殺拳「北斗神拳」の第64代伝承者であり、北斗神拳創始者であるシュケンに列なる子孫。放たれた矢も止まって見えるほどの動体視力や、2キロ先の内緒話も聞き取れるほどの聴覚を持つ、人間離れした身体能力をもつ最強なキャラクターです。

ケンシロウはヒョウの実弟で、ラオウとトキとジャギの義弟にあたる人物です。冷静沈着かつ寡黙な性格であり、善人や子供・老人に優しさを見せるケンシロウ。さらに冷酷な悪党であっても、愛を持つ者に対して弔いも見せる心の強さも持ち合わせている人物です。ヌンチャクや鉄柱などの武具から、爆薬や火炎放射器も扱うことが可能なようですが、主に戦闘は徒手空拳で戦うことがおおいようです。

漫画版「北斗の拳」の最終回では記憶を失っているケンシロウが、今にも倒されかけているバットの前に現れて記憶を取り戻すというストーリーになっています。この最終回の内容について「ケンとバットの関係が最高だし最高の最終回」という感想や、「改めてリンとバット、そしてケンシロウの絆を感じさせる最高の最終回」という感想が多く寄せられていました。

漫画・アニメ共に「思わず一気見してしまった」という感想も、多く寄せられている「北斗の拳」。そして「最終回が何回見ても良い」という感想が上がっていて、その中にはアニメや漫画を10回以上見たというファンの方もいるようです。またアニメ版と漫画版で異なる最終回を楽しめる点においても「2度楽しめて良い」という声が上がっていました。

幼い頃からケンシロウと、共に旅をしてきたリンとバット。後に「北斗の軍」を率いて大人へ成長していく2人ですが、最終回では窮地にたたされたバットが蘇りリンと結ばれるという結末を迎えます。この結末に対して「あらゆる最終回で一番好きな最終回」「長く読み続けていて本当に良かったと思える最終回」という感想が寄せられていました。

今回はアニメ版と漫画版「北斗の拳」の、最終回のあらすじをネタバレで紹介していきました！さらに「北斗の拳」のアニメ・漫画最終回の違いにおいては、アニメ版では描かれていない続きの部分が漫画では描かれていることが明らかになりました。リン・バットと別れケンシロウが旅に出るシーンで終わるアニメ版「北斗の拳」のみ視聴した事があるという方は、ぜひ漫画版を一読してみてはいかがでしょうか？