2019年05月05日公開
2019年05月05日更新
北斗の拳のOPとED曲まとめ!歴代で人気のアニメ主題歌や挿入歌は?
『北斗の拳』のOPとED曲をまとめていきます!原作:武論尊・作画:原哲夫のタッグによって1983年に『週刊少年ジャンプ』で連載され一大ブームを引き起こした『北斗の拳』は、近年でも様々なジャンルにメディアミックスされ続けている大人気作品です。1984年からはアニメ化され、物語やキャラと同じく初代OP曲『愛を取り戻せ!!』をはじめとしたオープニング・エンディングも人気となっていきました。そんな『北斗の拳』の歴代で人気のアニメ主題歌や挿入歌とはいったいどんな曲なのでしょうか?ぜひご覧下さい!
目次
北斗の拳とは?
北斗の拳の作品情報
『北斗の拳』のOP・ED曲を紹介していく前に、『北斗の拳』の作品情報を紹介していきます。『北斗の拳』の原作情報やアニメ情報だけでなく、物語のあらすじもまとめていきますので、『北斗の拳』について詳しく知れる内容になっております。ぜひご覧下さい!
北斗の拳の原作情報
『北斗の拳』の原作は、原作:武論尊・作画:原哲夫のタッグで1983年から『週刊少年ジャンプ』で連載が開始されました。核戦争によって人類の文明と秩序が失われ、暴力だけが支配する世界に突如として現れた『北斗神拳』伝承者のケンシロウが、愛と平和のために戦っていくというハードボイルドアクションで、様々な個性豊かなキャラクターや暗殺拳が登場する事で一大ブームを引き起こすほどの人気となっていきました。
ケンシロウの使用する暗殺拳である『北斗神拳』が作品の最大の魅力となっており、秘孔を突いて相手の身体を内部から攻撃する事で、敵が『あべし!』『ひでぶ!』などと断末魔の悲鳴を上げながら破裂するという描写が人気を博し、当時は小学生を中心に真似をする読者が多くいました。またケンシロウにも多くの名言が存在し、決め台詞の『お前はもう死んでいる』や攻撃時の『あたたたー!!』が有名となっています。
北斗の拳のアニメ情報
『北斗の拳』は1984年からフジテレビでアニメ化されました。原作での残虐描写はフジテレビが嫌悪していたため、『北斗神拳』によって敵が破裂する描写はシルエットで、流血などの描写は透過光などで処理がされています。また、ゴールデンタイムでの放送だったという事もあり、暴力的なセリフの言い回しもカットや変更するという配慮がされています。そのため、残虐描写に対する視聴者からのクレームは一切無かったという事です。
声優陣による熱演がアニメ『北斗の拳』の最大の魅力で、ケンシロウの声優を務めた神谷明によるブルース・リーのような裏声を駆使した『あたたたー!!』という発声方法が非常に特徴的で尚且つかっこよかったため人気を博しました。また、名物となっていたのは千葉繫による次回予告のナレーションで、物語が進んで盛り上がってくるごとに、段々とテンションが上がっていく事が特徴でした。
北斗の拳のあらすじ
時は西暦199X年、世界は核戦争によって滅亡しましたが人類は生き残っており、国家は機能を失っていた事で暴力だけがすべてを支配していました。力の無い者は水や食料さえもまともに手に入れる事が出来ず、力のある者に奪われ続ける生活です。そんな世界で、一子相伝の暗殺拳『北斗神拳』の伝承者であるケンシロウは、かつての親友であり『南斗聖拳』の伝承者であるシンに愛するユリアを奪われた事で復讐の旅をしていました。
ケンシロウの繰り出す技の威力は凄まじく、どんなに腕力の強い敵が現れても手も足も出す事が出来ません。ケンシロウは悪者を倒しながら貧しい村の人々を救い、リンやバットなどの仲間達と出会いながら旅を続け、ついにシンと再会し、死闘の末に勝利します。しかし、シンによるとユリアは転落死を遂げてこの世にはもうおらず、シンは生きる意味を失っていたという事でした。
ケンシロウはそのまま旅を続け、『南斗六聖拳』の伝承者達と戦いを繰り広げていき、そのうち『北斗神拳』の伝承者争いをした兄3人との再会を果たします。その中でも長兄でありケンシロウのライバルとなるラオウの力は圧倒的で、この乱世の『世紀末覇王』になるべく拳王軍を率いて力と権力をつけていました。そしてラオウは実は存命だったユリアを手に入れる事も目的としていた事で、ケンシロウは愛を守るために戦います。
北斗の拳のOP(オープニング)歴代主題歌
OP主題歌①クリスタルキング『 愛をとりもどせ!! 』
『北斗の拳』歴代OP(オープニング)主題歌①はクリスタルキングによる『愛をとりもどせ!! 』です。アニメ『北斗の拳』の記念すべき初のOPとなった曲で、『北斗の拳』を代表する最も有名な曲と言っても過言ではない曲となっています。クリスタルキングが『北斗の拳』のOPの依頼を受けた事で制作し、1984年10月5日に発売しました。『YouはShock』というフレーズと途中からボーカルが入れ替わり高音となる部分が印象的です。
アニメのOP映像では核爆発のシーンから始まり、ナレーションで『北斗の拳』の世界観を説明し終わった後にタイトルロゴと共にこのOP曲のイントロが流れ始めます。OP映像のラストでは謎の巨人にケンシロウが飛び蹴りをするというシーンで絵が止まり終了となります。ちなみにクリスタルキングの高音を担当していたボーカル・田中昌之はアニメが大嫌いでしたが、このOP曲が人気となった事は純粋に嬉しかったと語っていました。
『北斗の拳』のOP主題歌として人気になった事で何度も再レコーディングやリミックスが繰り返され、劇場版だけでなくゲームやパチンコ・スロットなどの『北斗の拳』のメディアミックス作品に使用されるようになっていきました。カバーも多くされており、布袋寅泰や鵜島仁文といった著名アーティストや、ケンシロウの声優を務めた神谷明が歌っているものもあり、それぞれの『愛をとりもどせ!!』が存在しています。
OP主題歌②KODOMO BAND『SILENT SURVIVOR』
『北斗の拳』歴代OP(オープニング)主題歌②は、KODOMO BANDによる『SILENT SURVIVOR』です。KODOMO BANDの9枚目のシングル曲として1986年8月21日に発売されました。アニメ『北斗の拳』の第83話~第103話にあたる4部のOP曲として使用されています。『北斗の拳』のOP主題歌となった事で人気となり、2007年にセルフカバーが発表され、桃井はるこがカバーしたトランスバージョンも存在しています。
OP主題歌③TOM★CAT『TOUGH BOY』
『北斗の拳』歴代OP(オープニング)主題歌③は、TOM★CATによる『TOUGH BOY』です。TOM★CATの6枚目のシングル曲であり、タレントでギタリストとしても活動しているうじきつよしがサウンドプロデュースを担当しているためギターサウンドの利いたロック色が強い楽曲となっています。アニメ『北斗の拳2』のOP主題歌として使用されており、OPバージョンでは放送禁止用語のある原曲の歌詞が一部変更されています。
北斗の拳のED(エンディング)歴代主題歌
ED主題歌①クリスタルキング『ユリア…永遠に』
『北斗の拳』歴代ED(エンディング)主題歌①は、クリスタルキングによる『ユリア…永遠に』です。前述した『北斗の拳』OP曲のクリスタルキングによる『愛をとりもどせ!!』のシングルB面に収録されている曲で、アニメ『北斗の拳』初代ED曲として使用されました。また、劇中でケンシロウがシンを埋葬するシーンでも流れたほか、ユリアが南斗最後の将の正体だった事が分かったシーンでも流れていました。
ED主題歌②TOM★CAT『LOVE SONG』
『北斗の拳』歴代ED(エンディング)主題歌②は、TOM★CATによる『LOVE SONG』です。先述したTOM★CATの『TOUGH BOY』のB面として収録されており、『北斗の拳2』の2代目ED曲となっています。ED映像では夜空を眺めながら何かを思っているリンが夜明けと共に笑顔を見せるというもので、『北斗の拳2』の最後のED曲となっていますが最終回のみ使われておらず、『ユリア…永遠に』が代わりに流れます。
ED主題歌③KODOMO BAND『DRY YOUR TEARS』
『北斗の拳』歴代ED(エンディング)主題歌③は、KODOMO BANDによる『DRY YOUR TEARS』です。アニメ『北斗の拳』の2代目ED曲として使用された曲で、先述の『北斗の拳』のOP主題歌として使用された『SILENT SURVIVOR』のB面として収録されています。ED映像では登場人物は一切登場せず、雨の降る夜にスタッフロールのみが表示され、朝を迎えて明るくなったシーンで終わるというものとなっています。
北斗の拳の歴代挿入歌や外伝OP・ED集
歴代挿入歌①神谷明『枯れた大地』
『北斗の拳』歴代挿入歌OP(オープニング)・ED(エンディング)集①は、ケンシロウの声優を務めた神谷明による『枯れた大地』です。アニメ『北斗の拳』の100話にて、ケンシロウとラオウの戦闘シーンで挿入歌として使用され、ケンシロウが『北斗究極奥義・無想転生』を会得して初めて発動した時に流れました。その時、背景にケンシロウが今まで戦ってきた強敵たちが現れるという印象的なシーンとなっています。
歴代挿入歌②山本百合子『愛は魂(こころ)』
『北斗の拳』歴代挿入歌OP(オープニング)・ED(エンディング)集②は、ユリアの声優を務めた山本百合子による『愛は魂(こころ)』です。ラオウとの戦いに向かうケンシロウに対するユリアの想いを歌っているもので、アニメ『北斗の拳』の107話にてケンシロウとラオウによる最終決戦時に流れました。歌詞の内容と切ない曲が最終決戦にマッチしていたため、多くの視聴者が『泣いた』名曲となっています。
歴代挿入歌③子門真人『WIND & RAIN』
『北斗の拳』歴代挿入歌OP(オープニング)・ED(エンディング)集③は、子門真人による『WIND & RAIN』です。『北斗の拳2』での挿入歌として使用された曲で、12話にてアインの最期となったシーンで流れたほか、第36話でケンシロウと戦った事で正気を取り戻したヒョウがケンシロウと和解をするシーンでも流れました。
歴代挿入歌④子門真人『KILL THE FIGHT』
『北斗の拳』歴代挿入歌OP(オープニング)・ED(エンディング)集④は、子門真人による『KILL THE FIGHT』です。アニメ『北斗の拳』の挿入歌として使用された曲で、13話にてケンシロウがリンを助けに行くシーンで流れました。また、15話でファルコが亡くなるシーンや第19話でケンシロウがハンと戦うシーン、第33話で実兄と知ったヒョウを倒すとケンシロウが決めたシーンでも使用されました。
外伝OP・ED①jealkb『嘆きのエンドレス』
『北斗の拳』外伝OP(オープニング)・ED(エンディング)集①は、jealkbによる『嘆きのエンドレス』です。『週刊コミックバンチ』で連載されていた漫画『天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝』をテレビアニメ化した作品のOP主題歌として使用されています。jealkbの4枚目のシングルとなっており、初回盤にはDVD特典として『天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝』のOP映像が収録されています。
外伝OP・ED②mina☆muse 『ナミダノカワ』
『北斗の拳』外伝OP(オープニング)・ED(エンディング)集②は、mina☆muse による『ナミダノカワ』です。アニメ『天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝』のEDとして使用された曲で、mina☆museのデビューシングルとなっており、儚くも強さを持つバラードに仕上がっています。CDは『初回仕様限定特典』として『天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝』のワイドキャップステッカーが封入されています。
外伝OP・ED③上木彩矢『ピエロ』
『北斗の拳』外伝OP(オープニング)・ED(エンディング)集③は、上木彩矢による『ピエロ』です。2006年に公開された劇場版アニメ『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章』のED主題歌として使用され、上木彩矢の2枚目のシングルとして発売されました。B'zの楽曲をカバーしたもので、稲葉浩志によって歌詞に変更が加えられています。劇場版『北斗の拳』の主題歌となった事でオリコン9位のスマッシュヒットとなりました。
北斗の拳のOPやEDに関する感想や評価は?
『愛で空が墜ちてくる』って、今思うと凄い歌詞ですね(´,,•ω•,,`)♡#愛をとりもどせ pic.twitter.com/i2EAUIt9pM
— にゃるぽん✨🌱9/11GW勤務🌱✨愛だろっ愛。💖✨】 (@nyaruponringo) May 1, 2019
『北斗の拳』の初代OPとして使用された『愛をとりもどせ!!』の歌詞の一部『愛で空が墜ちてくる』という部分は非常に印象的で、なかなか聞かない言葉となっている事で『凄い歌詞』とツイートしているファンがいます。このOP曲の『愛で空が墜ちてくる』という部分の意味はファンによる考察によると、『ケンシロウのユリアに対する愛は空さえも墜とす』という意味だという事が有力なものとなっています。
— けむしタイツ@にじぽり聞いてます (@kemu_tai) December 23, 2018
『北斗の拳2』のOPとして使用されたTOM★CATによる『TOUGH BOY』は完成度が高いという感想を持つファンがいます。このOP曲はアニメのOP映像の完成度も高く、成長したリンとバットの前に黒王に乗ったケンシロウが現れ、再会した3人が天帝軍に挑むところを表しています。さらにOPの最後は雷鳴と共にケンシロウが割れた地面から現れるシーンで終わるというかっこいいものとなっています。
#アニソン #北斗の拳 #クリスタルキング #ちび #ちゅうたろう #とろろ
— 🍵緑茶Highネケン🍺 (@Green_tea_high) April 27, 2019
途中で喉死んだマン
愛をとりもどせ‼︎ / クリスタルキング#nanamusichttps://t.co/CLVrJGlP5M
『北斗の拳』のOPである『愛をとりもどせ!!』は、『北斗の拳』のファンでなくてもカラオケで歌う定番の曲となっていますが、OPの原曲を歌っているクリスタルキングはツインボーカルであり、高音担当である田中昌之の部分は非常に高いため、声が出ずに『のどが痛くなる』という感想を持つ方は多くいます。しかしカラオケでは高音に手こずりながらも、ネタとしてこのOP曲を歌うという方も少なくありません。
北斗の拳の歴代OPやED曲まとめ
アニメ『北斗の拳』のOP・ED曲や挿入歌などをまとめてきましたが、熱い男同士の戦いを描いている『北斗の拳』の世界観にふさわしいものばかりでした。近年でもメディアミックスとして新作が作り続けられている『北斗の拳』の新たなOP・ED曲にファンは期待しています。