2019年10月16日公開
2022年11月10日更新
【るろうに剣心】志々雄真実のモデルや刀・技を考察!火傷がなければ勝っていた?
アニメ化や実写映画化もされた大人気漫画『るろうに剣心』に登場する志々雄真実というキャラクターをご存知でしょうか?素顔が分からず、包帯でぐるぐる巻きの姿をしている志々雄真実ですが、今回はそんな志々雄真実についてご紹介していきます。京都編のラスボスとして登場する志々雄真実ですが、実はそんな志々雄真実にはモデルがいるそうです。そんな志々雄真実のモデルについてや、志々雄真実の刀の秘密、志々雄真実が負った火傷についても合せてご紹介していきます。
志々雄真実とは?
幕末時代の剣客・緋村剣心を主人公に繰り広げられるアクション漫画『るろうに剣心』の京都編で悪役として志々雄真実(ししおまこと)というキャラクターが登場します。志々雄真実は包帯で全身を覆って素顔を隠しており、剣心を苦しめる敵として登場しますが、『るろうに剣心』のファンの中では人気の高いキャラクターです。今回はそんな志々雄真実についてご紹介していきます。
るろうに剣心の作品情報
まず始めに志々雄真実が登場する『るろうに剣心』についてご紹介していきます。『るろうに剣心』は幕末時代を舞台に「人斬り抜刀斎」として名を馳せた剣客・緋村剣心(ひむらけんしん)の流浪の旅を描いたアクション漫画です。
るろうに剣心の概要
『るろうに剣心』は和月伸宏先生によって1994年から1999年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載されました。2019年10月現在までに単行本が28巻まで刊行され全255話で構成されている作品です。2017年からは『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』が連載開始され、2019年10月現在も連載中です。
『るろうに剣心』はテレビアニメ化に加えて人気俳優を起用した実写映画化も果たしており、2012年に公開された『るろうに剣心』の続編として2014年には『るろうに剣心 京都大火編』、『るろうに剣心 伝説の最期編』が連続で公開され、全編を通して最終興行収入は30.1億円という大ヒットとなりました。
るろうに剣心のあらすじ
明治時代初期で幕末と呼ばれる時代に「人斬り抜刀斎」として恐れられていた凄腕の剣客・緋村剣心は明治維新後に「不殺(ころさず)」を信念に掲げ、逆刃刀を携えて流浪の旅をしていました。そんな旅の道中で道場の娘・神谷薫(かみやかおる)と出会い、弥彦(やひこ)や左之助(さのすけ)といった仲間達とも出会います。
そんな中で、政府に恨みを持っているという男・志々雄真実という存在が現れます。志々雄真実は手練れの剣客を集め「十本刀」を組織し、明治政府の崩壊を目論んでいました。志々雄真実によって京都の地を戦いの場に指定された事によって、志々雄真実の画策を阻止する為剣心一行も京都へ向かう事となりました。武力によって政府へ制裁を加えようとする志々雄真実と「不殺」の剣心との命懸けの戦いが繰り広げられます。
志々雄真実のプロフィール
『るろうに剣心』の最強の敵・志々雄真実のプロフィールです。志々雄真実は身長が170㎝で体重は59㎏と大柄な体格に設定されています。生年月日は1848年(嘉永元年)の8月で星座は獅子座です。出身地は京都府で、新京都編では新月村と記されています。血液型はO型です。好きな言葉は「弱肉強食」でこれは志々雄真実の信念でもあります。
志々雄真実はこの「弱肉強食」の理を志々雄一派の瀬田宗次郎にも語っており、彼もまた「弱肉強食」を信念に掲げています。「弱い者は死に、強い者が生きる」という信念は過酷な幕末の時代を命がけで駆け抜け、暗殺者として危険な立場に身を置く自らを守る理であったとも言われています。
志々雄真実は明治政府を崩壊させ、日本を征服する為人材を募り、”志々雄一派”と呼ばれる一大兵団を築き上げた人物です。志々雄真実は幕末時代には長州派の維新志士として活動しており、遊撃剣士に転身してしまったかつての「人斬り抜刀斎」である緋村剣心の後継者として暗殺者をしていました。剣心に劣らない力を持っていた志々雄真実ですが、その底知れぬ野心に恐れをなした仲間に奇襲され全身に火傷を負ってしまいました。
志々雄真実のモデル
明治政府によって全身を焼かれ大火傷を負ってしまった志々雄真実ですが、次はそんな志々雄真実のモデルについてご紹介していきます。悪役ながら生き様のかっこよさが人気のある志々雄真実には様々なモデルがいました。
志々雄真実のモデルは芹沢鴨?
実在する歴史上の人物も登場する『るろうに剣心』ですが、志々雄真実の人物像に関するモデルとして挙げられているのは元新撰組の「芹沢鴨(せりざわかも)」です。志々雄真実のモデルとなった芹沢鴨は仲間である新撰組によって暗殺された人物です。明治政府の暗殺者として活動しながら、その力に恐れを感じた政府によって暗殺をされた志々雄真実とそのモデルである芹沢鴨は境遇が似ている事が分かります。
壬生浪士になる
志々雄真実のモデルである芹沢鴨は後の新撰組局長である近藤勇らと共に壬生浪士になります。清河八郎の仲立ちによって浪士組に参加した芹沢鴨や近藤勇、土方歳三、沖田総司、山南敬助らは清河八郎の上奏文によって浪士組を朝廷の直属の組織として位置させる事に成功します。
浪士組は攘夷決行の命を受け、江戸期間を宣言しましたが芹沢鴨は京都への残留を志願しました。これによって浪士組を脱退しますが、この際に同様に京都残留を表明した芹沢鴨の同志5人と近藤勇の同志8人を合わせて13人の事を「壬生浪士」と呼ぶようになりました。
新撰組に暗殺された?
志々雄真実のモデルである芹沢鴨と近藤勇は同志達を引き連れて御所の警備に出動しました。この時、会津藩から「新撰組」という隊名を授かったそうです。ちょうどその頃、芹沢鴨はある芸妓に惚れ込んでいました。その芸妓が芹沢鴨の夜の相手を断った事で腹を立ててしまいました。この時の出来事によって芹沢鴨には朝廷から逮捕命令を下されます。この芹沢鴨への命を下したのは会津藩と言われています。
そして1863年9月16日に新撰組は島原の角屋で芸妓達の総揚げをする宴会を開きました。この時芹沢鴨も宴会に顔を出していましたが、一足先に角屋を後にし、壬生にある八木家に帰宅して再び宴会を開きました。宴会がお開きになり泥酔した芹沢鴨は就寝しました。
芹沢鴨が寝静まった深夜、数人の男たちが部屋に押し入り、芹沢鴨を斬り付けその命を奪っていきました。この暗殺の実行者は土方歳三らだと言われており、志々雄真実のように仲間によって芹沢鴨は暗殺された事が分かります。
志々雄真実(包帯姿)のモデルは青沼静馬?
志々雄真実の人物像としてのモデルは芹沢鴨と言われていますが、志々雄真実の包帯姿のモデルは別の人物が挙げられています。その志々雄真実の包帯姿のモデルと言われているのが、映画『犬神家の一族』の青沼静馬です。政府の命により暗殺され体を焼かれた志々雄真実は何とか一命を取り留めました。しかし、全身に火傷を負った志々雄真実はその素顔を覆うように包帯を巻いています。
和月伸宏先生によると、当初は志々雄真実に青沼静馬のように人面が描かれたラバーマスクを被せるつもりでいたそうです。しかし、白黒で印刷される漫画の世界でラバーマスクの質感を表現する事は難しく、満足のいく表現には至らないと判断し、素顔を隠した包帯姿となりました。大火傷を負った事で包帯のぐるぐる巻きという姿になった志々雄真実ですが、その姿が「悪」というイメージが湧いて良いと評価されていました。
志々雄真実(素顔)のモデルは牙神幻十郎?
志々雄真実の包帯姿のモデルは青沼静馬でしたが、大火傷を負って包帯姿になる前の素顔の志々雄真実のモデルは別の人物が挙げられていました。そんな大火傷を負う前の素顔の志々雄真実のモデルは牙神幻十郎と言われています。志々雄真実の素顔は狂気に満ちた表情で、長い髪を後ろに結っています。さらに半身を着物から出しており、その素顔がまるで『サムライスピリッツ』に登場する牙神幻十郎に似ていると言われています。
和月伸宏先生は元々は志々雄真実の素顔は明かさないつもりでデザインは考えていなかったそうです。しかし、京都編で志々雄真実の素顔を描く事になり、自身もファンであった『サムライスピリッツ』の牙神幻十郎に素顔が似てしまったそうです。あまりに志々雄真実の素顔が牙神幻十郎にそっくりなキャラクターデザインになってしまった為、和月伸宏先生はこの事を後に謝罪されたそうです。
志々雄真実の刀や技・強さ
『るろうに剣心』の作中でも剣心を追い詰める程の強さを誇る志々雄真実ですが、次はそんな志々雄真実の強さについて志々雄真実の刀の秘密や、炎を使った技の数々を詳しく解説していきます。
志々雄真実の刀は「無限刃」
志々雄真実は火傷を負っている事で炎を使って戦います。その技の数々に一役買っている愛刀が「無限刃」です。志々雄真実の持つ「無限刃」は剣心の持っている逆刃刀・真打と同じ新井赤空作の兄弟刀です。刀という物は使用すれば使用した分だけ刃こぼれを起こし刀の切れ味が鈍っていきます。しかし志々雄真実の刀・無限刃は逆転の発想から刀の刃を鋸歯状に加工する事で切れ味が落ちる代わりに殺傷能力を保つという特徴があります。
さらに志々雄真実は「人斬り」として数多くの人間を殺めていく内に、斬った人間の油を刀身に纏う事で摩擦によって発火させる技術を生み出しました。これによって無限刃の殺傷能力は飛躍的に上がり、分厚い鍔や石綿の入った柄巻の装飾を付ける事で延焼を防ぐ仕組みを作り、鞘には火薬を忍ばせる事で秘剣を生み出しました。志々雄真実は全身火傷を負った事で期せずして炎を操る事が出来るようになりました。
志々雄真実の技①焔霊(ほむらだま)
炎を操る秘剣の技1つ目は「焔霊」です。焔霊は刀身に炎を纏う技です。刀を用いて戦うチャンバラに炎の威力がどれ程影響するのかは不明ですが、刀身に炎を纏う事で刀の切っ先を見えにくくしたり、対戦相手に精神的な負荷を与える事も出来る技と言われています。
志々雄真実の技②紅蓮腕(ぐれんかいな)
炎を操る秘剣の技2つ目は「紅蓮腕」です。紅蓮腕は志々雄真実の技の中でも代表的な技となっています。技の詳細としては紅蓮腕は手の甲に仕込んでいる火薬を焔霊で発火させる事で爆発させるというものです。
刀を用いた技ではない様に見えますが、爆発や爆弾と言った攻撃方法が珍しい時代で、対戦相手を萎縮させるには十分な威力のある技です。火薬を手に入れる事が困難な時代の中で志々雄真実は自由に火薬を手に入れる事が出来る他、火傷を負った事で炎に強く、自由自在に炎を操っていた事が分かります。
志々雄真実の技③火産霊神(かぐつち)
炎を操る秘剣の技3つ目は「火産霊神」です。これは1つ目の技である「焔霊」を強化したもので炎の威力が格段に上がっています。焔霊同様に無限刃の刀身に炎を纏わせる技ですが、その火力は凄まじく焔霊とは比べ物にならないものになっています。まるで刀身全体を巨大な炎の竜巻が包んでいる様に描写されており、無限刃の能力を最大限に引き出した技であると言われています。
志々雄真実の強さ
以上の3つの技を踏まえて、志々雄真実の強さという物はどの程度の物だったのでしょうか?3つの技を共通して言えるのが、炎は攻撃力の補強として使われているという事でした。志々雄真実は剣心と左之助、斎藤一、四乃森蒼紫の4人を同時に相手しながら戦っていました。これは志々雄真実が異常な身体能力を持っていた事を表しています。
『るろうに剣心』の作中でもトップクラスの強さの4人を相手にしていたという事は相当な戦闘能力を持っていた志々雄真実ですがその強さの秘密は発火能力と火傷による異常な体温であったと言われています。火傷を負った志々雄真実は体温調節が出来ず異常に高い体温でしたが、それは高温になればなる程強さが増していました。自らの寿命を縮める行為でありながら、志々雄真実は自分の身を削って戦っていた事が分かります。
志々雄真実は火傷がなければ勝っていた?
緋村剣心との死闘の末に敗北した志々雄真実ですが、志々雄真実は火傷がなければ剣心に勝っていたという噂がありました。次はそんな志々雄真実の敗北の秘密をご紹介していきます。
考察①全力で戦えるのは15分だけ?
志々雄真実は全身に火傷を負っており、それによって素顔を隠した包帯姿になっています。そんな志々雄真実は火傷の後遺症で体温の調整が難しい様で、体温を維持する為に全力で戦えるのは15分までという制限が出来てしまいました。剣心との戦いではそのタイムリミットである15分を超えた事で体温が異常に上昇し、体が自然発火した事で燃え尽きてしまいました。
考察②火傷がなければ剣心に勝っていた
志々雄真実と剣心は京都編のクライマックスで戦いました。志々雄真実は剣心の「天翔龍閃」によって倒れます。しかし、剣心に不意打ちを食らわせる事で致命傷を与える事に成功しました。戦闘困難になった剣心に止めを刺す為、志々雄真実は力を振り絞って切り掛かりますが、火傷の後遺症によって全身が燃え上がり息絶えてしまいます。火傷によって命を落とした事から、火傷がなければ剣心に止めを刺す事は出来たと言われています。
考察③剣心以外にも強いキャラがいる?
志々雄真実の率いる強者軍団の「十本刀」は剣心達によって崩壊してしまいます。剣心達を苦しめた「十本刀」ですが、『るろうに剣心』には彼ら以外にも強いキャラクターが登場しています。特に、京都編後に人誅編で登場した雪代縁(ゆきしろえにし)は最強キャラクターと言われています。雪代縁はかなり戦闘能力が高いようで、剣心との戦闘で勝利しています。
そして『るろうに剣心』の作中で、明治政府の人間として斎藤一や京都編後に政府についた元十本刀くらいしか登場していない為、今後政府側の人間としても剣心より強いキャラクターが登場する可能性はあると言われています。
考察④志々雄真実のカリスマ性やリーダーシップ
火傷によって素顔を隠している志々雄真実は高い戦闘能力の他に、自身のカリスマ性も評価されています。それは強者が揃う十本刀を見事に統率したリーダーシップからも読み取れています。十本刀の1人である魚沼宇水は過去に戦闘で志々雄真実に両目を潰され失明しています。
しかし、志々雄真実に隙があればいつでも斬り掛かって良いという条件で仲間になっています。両目を潰された事で恨みがあるはずの魚沼宇水ですらも仲間になってしまう程のカリスマ性が志々雄真実にはあったと言われています。
志々雄真実のアニメ声優
『るろうに剣心』の京都編で悪役でありながら人気の高い志々雄真実ですが、そんな志々雄真実をアニメで演じた声優をご存知でしょうか?次はそんなアニメ『るろうに剣心』で志々雄真実を演じた池田政典(いけだ まさのり)さんについてご紹介していきます。
池田政典のプロフィール
アニメ『るろうに剣心』で志々雄真実を演じている池田政典さんのプロフィールです。池田政典さんは1966年12月1日生まれで2019年10月現在で52歳です。池田政典さんは声優としてだけでなく、俳優や歌手などで活躍しています。京都府生まれで、千葉真一さんが設立されたジャパンアクションクラブに所属し、アクション俳優として芸能界デビューを果たしました。
1986年に水曜ドラマスペシャルでテレビドラマに初出演しました。その後、音楽プロデューサーの藤田浩一さんの推薦で歌手としても活動を始め、「ハートブレイカーは踊れない」という曲でメジャーデビューを果たしました。その後も番組の主題歌を担当するなどの活躍をされています。1988年以降は歌手活動や休止され、役者業に専念し、俳優や声優などで活躍されています。
池田政典の主な出演作品
池田政典さんの主な出演作品には、『バトルスピリッツ 龍虎の拳』の「ロバート・ガルシア」役や、『テニスの王子様』の「大和祐大」役、『家庭教師ヒットマンREBORN!』の「XANXUS」役などがあります。
志々雄真実に関する感想や評価
剣心と言えばやっぱりあれっスよ、志々雄真実。どの悪役の中でもぶっ飛んで志々雄真実が好きです。最後の最期まで悪を貫き通すというか、アレは最早一種の美学だと思うのです!悪を美と言うのも語弊を生みかねないけど、でもあれは美だよ!!(熱弁)
— デジマ@箱根駅伝 (@dejima_river) February 21, 2013
こちらは『るろうに剣心』の中で志々雄真実が好きと言う方の投稿です。数々の悪役の中でも特に狂気染みている志々雄真実に魅力を感じるそうで、命が尽きるその瞬間まで悪を貫く姿に、美学を感じたそうでした。悪を美と表すのは語弊を生みかねないと言われていますが、思わず熱弁する程志々雄真実に魅力を感じているようです。
るろ剣は、このもの好きな私が素直に主人公が1番!と言える数少ない漫画。あと、志々雄真実とかの悪役のキャラの立て方が非常に好きだった。ダークヒーロー的な。悪役が立つと自然と主人公が立つ。どの作品も奥行きは悪役に掛かっている気がする(`・ω・´)
— そらゆめ (@sorako63) March 1, 2011
こちらは『るろうに剣心』の悪役を立てる描写が好きと言う方の投稿です。悪を貫き通していながら、瀬田宗次郎のように過酷な境遇の人物を救っている点などを含めダークヒーローのような魅力を感じるそうです。そして志々雄真実のように悪役をしっかりと立てる事で、剣心という主人公がさらに際立っており、作品の奥行きは悪役にかかっていると考えているそうです。
実家にあった「るろうに剣心」を読み出したら止まらなくなった!
— しみず (@EXE16HIroya) October 23, 2010
雪代縁より志々雄真実が好き。闘いのみ、勝利のみの生き方が徹底されている。剣心との闘い中の、由美さんとの別れはカッコ良すぎた(^O^)/
こちらは雪代縁より志々雄真実が好きと言う方の投稿です。戦いと勝利にのみ拘っているその生き様に魅力を感じるそうです。そして特に志々雄真実が剣心との戦いの最中で、最愛の恋人・由美と別れたシーンに感動したそうです。
志々雄真実のモデルや刀まとめ
剣心の前に立ちはだかる最も有名な悪役である志々雄真実のモデルや刀についてのまとめはいかがだったでしょうか?全身に火傷を負うという重傷でありながら、生に食らいつき自身の野望の為に真っ直ぐに突き進む姿は、敵ではあるものの心打たれたファンも多いようです。元々は剣心の後継者として政府の汚い仕事を担い、その強さ故に暗殺されてしまうという過酷な運命を辿っている志々雄真実ですが、その信念は計り知れないものでした。
どこまでも勝負に拘り、勝利に縋り付いていく姿に悪役でありながら美学を感じてしまうファンも多く、剣心を苦しめる敵でありながら不動の人気を誇っています。大柄な体格と、全身火傷によって素顔を隠す包帯姿に絵も言われぬ恐怖を抱きますが、そのミステリアスな雰囲気も魅力の1つなようでした。現在連載されている『北海道編』では志々雄真実の意志を継ぐ人物も現れ、ますます目が離せない展開となっています。