【るろうに剣心】佐渡島方治は志々雄真実の腹心！名言・名セリフや人物像を考察

十本刀の一人で志々雄の腹心である、佐渡島方治について詳しくまとめていく前に、るろうに剣心の作品情報を紹介していきます。るろうに剣心は1990年代の週刊少年ジャンプの代表作とも言える、大ヒットを記録した少年漫画です。

るろうに剣心の作品概要を紹介します。るろうに剣心が週刊少年ジャンプで連載されていたのは、1994年の19号から1999年の43号までです。るろうに剣心は通称るろ剣の愛称でも親しまれており、「明治剣客浪漫譚」という副題が着けられています。るろうに剣心の作者は、武装錬金やエンバーミングなどの人気漫画でも知られている和月伸宏です。大ヒットを記録したるろうに剣心は、和月伸宏の代表作として有名です。

るろうに剣心は、明治時代末期の日本を舞台に描かれていますが、ストーリーに関しては完全にオリジナルなものとなっています。るろうに剣心の作者・和月伸宏の出身地である新潟県に関係の深い地名などが多く使用されています。るろうに剣心の連載前、担当編集者には「ジャンプで歴史ものはウケない。」「明治時代は難しすぎる」と言われていましたが、その予想を覆す大ヒットを記録しました。

1994年から週刊少年ジャンプで連載され、ヒットを記録したるろうに剣心。そんなるろうに剣心はテレビアニメ化や実写映画化などのメディアミックスも盛んな作品です。実写映画化でもヒットを記録し、続編も制作され好評を博しました。世代を超えて愛されるるろうに剣心は、現在も続編となる北海道編がジャンプスクエアで連載され注目を集めています。

志々雄の腹心・佐渡島方治が登場する、るろうに剣心のあらすじを紹介していきます。るろうに剣心の主人公・緋村剣心は、各地を流浪しながら暮らしている、どこかぼんやりした印象の青年です。しかし、そんな緋村剣心は、かつて人斬り抜刀斎と恐れられた伝説の剣士でした。明治維新の為、人斬り抜刀斎として剣を振るい続けてきた緋村剣心。かつて人を斬りすぎた自分の贖罪の答えを探しながら、流浪しているのでした。

そんな緋村剣心は、ある時神谷薫と出会います。神谷薫やその周りの人々と出会って共に過ごすうち、守りたい者が出来た緋村剣心。現在は人斬り抜刀斎としての自分を捨て、不殺を誓って逆刃刀を携えている緋村剣心でした。ところがそんな緋村剣心の元に、激動の時代を潜り抜けてきた猛者たちが立ちふさがってくるのでした。

緋村剣心にとって因縁のある敵、志々雄も明治政府の転覆を狙って活動し始めます。緋村剣心は志々雄の計画を阻止するため京都へと向かいます。志々雄の一派の登場する京都編では、ここで紹介する十本刀の一人・佐渡島方治も登場します。カリスマ性のある敵キャラクターとして志々雄は人気が高く、その志々雄の部下・十本刀も魅力的なキャラクターばかりとなっています。

佐渡島方治というキャラクターは、京都編にて登場した志々雄の部下で十本刀の一人です。十本刀の中でも、ポジションは志々雄の腹心や参謀といったポジションで、高い戦闘能力や直接的な戦闘描写はなくとも、印象の強いキャラクターとなっています。志々雄の真の腹心で、百式の方治の異名も持っている人物です。

るろうに剣心作中での、佐渡島方治の名言・名セリフを紹介していきます。まず、「その御方と共に新しい…」というセリフは、志々雄の前で震える佐渡島方治に、志々雄が「オレが怖いか」と聞いた後の名言です。志々雄と共に新しい日本を築くという決意のセリフです。

「負けていない！負ける訳がない！！…」というセリフは、佐渡島方治が志々雄の敗北を知ったときのセリフです。信じていた志々雄が負けてしまった現実を受け止められない佐渡島方治が、取り乱しながら発した名言です。

「どいつもこいつも皆殺しだ!!…」という名言は、志々雄が敗北した後、我を失っていた佐渡島方治が放った狂気に満ちた名言です。そんな佐渡島方治は悠久山安慈に助けられ、「何故助けた」と言い放っています。

志々雄の敗北後、獄中で自害した佐渡島方治。「もはやこの世に未練なし…」という名セリフは、佐渡島方治が最期に残した血の遺書の文言です。志々雄の正当性に命を懸けた佐渡島方治は、最期まで志々雄の事を想っていました。

志々雄の参謀で腹心である佐渡島方治。そんな佐渡島方治は時に志々雄から無茶な指令も与えられていました。しかし、そんな場面でも志々雄に傾倒する佐渡島方治は、どんな役割でも果たすといっています。そんな時の名セリフが「私は志々雄様を絶対の勝利へと導く…」という名言です。

志々雄の為にはどんな手段も厭わず、役割も果たすと豪語する佐渡島方治。そんな佐渡島方治の名セリフで、「どんな卑劣で卑怯な手段を使ってでも…」という名言もあります。敵キャラクターらしい狂気を感じるセリフです。

志々雄を勝たせるために何でもすると心に決めている佐渡島方治。志々雄から無謀な策を持ち掛けられた際には、「人に同胞に、そして志々雄様にさえ…」という名セリフを残しています。志々雄はこのセリフに、「飼い犬にここまで反抗されたのは初めてだ」と返しています。

佐渡島方治の人物像について考察していきます。佐渡島方治は、縁の下の力持ちとして志々雄を支えている人物でした。志々雄達のように高い戦闘能力は持っていなくても、頭脳明晰で優れた手腕を持っていた佐渡島方治。志々雄の腹心で参謀として十本刀の中でも重要な役割を果たしていました。明治政府と戦うため必要な膨大な資金や武器を調達していたのも佐渡島方治でした。

佐渡島方治がいなければ、志々雄一派も明治政府の転覆を謀るような大規模なクーデターは起こせなかったといわれています。志々雄達のバックサポートとしての役割を担っていた佐渡島方治は、非常に能力の高い参謀として志々雄からも評価されていました。

志々雄達の目論んだ明治政府の転覆は、緋村剣心達の活躍で阻止される事となりました。佐渡島方治も逮捕され、牢の中に入れられることになりました。佐渡島方治はその獄中で自害してしまったのです。志々雄の正当性に傾倒していた佐渡島方治。そんな佐渡島方治に対し、明治政府は裁判の機会も与えませんでした。佐渡島方治の能力の高さだけに着目し、明治政府の為に働くように要請したのです。

このような政府の要請もあり、佐渡島方治は自らの命を絶ってしまいます。志々雄こそ正義と信じて疑わなかった佐渡島方治は、志々雄の存在が生きる理由となっていたのです。もし佐渡島方治が心を開き、明治政府の為に働いていたら、重要なポストで手腕を振るっていたのではないかと考察されています。

るろうに剣心の佐渡島方治についての感想や評価をいくつか紹介します。まず、佐渡島方治はとても有能な人物として、るろうに剣心の中でも特に好きだという感想も多いです。るろうに剣心に登場する悪役である佐渡島方治。悪役でありながら人気のあるキャラクターです。

志々雄に対して忠誠を誓っている、忠実な部下佐渡島方治。覚悟を決めて信念で戦うキャラクターは魅力的であるという感想も多いです。佐渡島方治の志々雄に対する忠誠心の強さは、るろうに剣心作中での名セリフなどにも表れています。

佐渡島方治の凄さについて、大人になってより分かるようになったという感想も聞かれます。子供の頃にるろうに剣心を楽しんでいた時は単なる悪役だと感じられる佐渡島方治も、その有能さや手腕の凄さを後に理解できるようになります。

ここでは、るろうに剣心に登場する佐渡島方治についてまとめました。作中での佐渡島方治の名言も紹介していますので、是非るろうに剣心をチェックして印象深い佐渡島方治の活躍に注目してみてください。