【名探偵コナン】米原桜子の正体は公安？キャラ情報や声優・名シーンも紹介

青山剛昌原作の推理漫画『名探偵コナン』。1994年5号の週刊少年サンデーで連載が開始され、2017年には通算1000話を迎えるなど少年サンデー史上最長の連載記録を更新しています。また、1996年にはテレビアニメとして放送開始され2019年現在23周年を迎えています。さらに1997年からは毎年4月に劇場版映画が公開されるなど、メディアミックス展開も活発に行われています。

推理作家の父と大女優の母の間に生まれた主人公の高校生・工藤新一。小説「シャーロック・ホームズの冒険」を読みあさり、江戸川コナンと名乗る彼は、卓越した推理力と洞察力により数々の難事件を解決へと導いていきます。

本作漫画の単行本は空前の発行部数を誇り、2018年末時点で96巻まで累計すると2億3000万部にも上っています。また、各国の言葉に翻訳され世界中で親しまれているといっても過言ではありません。一方、テレビアニメは23%を超える最高視聴率を記録。豪華声優陣にも支えられ2019年現在放映中です。さらに、毎年ゴールデンウィーク中に公開されている劇場版アニメでも、興行収入や観客数が圧倒的な人気を示しています。

本記事で特集する米原桜子とは、一体どのような人物なのでしょうか？最初に簡単なプロフィールから紹介します。

• 名前：米原桜子（よねはらさくらこ）
• 性別：女性
• 年齢：23歳
• 職業：家政婦

米原桜子が登場するのは、漫画652話の「毒と幻のデザイン」や731話・732話「現場の隣人は元カレ」、そして814話・815話の「ブログ女優の密室事件」の3話。警視庁刑事部捜査一課強行犯捜査三係の刑事・千葉和伸と警視庁交通部交通課の警察官・三池苗子と幼馴染という設定です。

物心の付いた時には父親がいなかった桜子は、母ひとり子ひとりの家庭で育ちました。そんな母も桜子が幼い頃に他界してしまいます。住むところにも困っていたた桜子に、デザイン会社社長の若松耕平が声を掛けます。実は、家政婦をしていた桜子の母が勤めていたのが若松社長宅でした。

本作での登場回数は少ない桜子ですが、見た目の可愛らしさやそそっかしい仕草でファンからは可愛いと話題になりました。本人も自覚していることですが、殺人事件と遭遇することが多く捜査一課の警部・目暮十三から「毛利君のような死を呼ぶ人間にならんように」と言われたこともあります。

米原桜子は、亡くなった母の後を継ぐような形でデザイン会社社長の若松耕平宅で家政婦として働き始めます。したがって、米原桜子の主な職業は家政婦となります。

一方で、814話「ブログ女優の密室事件」では、風邪をひいて寝込んだタレント事務所のマネージャーに代わって臨時マネージャーとして登場しています。頼まれればアルバイト的な仕事もしているようです。

米原桜子の職業は家政婦ですが、ファンの間では桜子の正体が公安ではないか？という噂が絶えずありました。ここからは、米原桜子の正体が公安だという根拠を一つ一つ紹介していきましょう。

桜子の正体が公安だという根拠、最初に紹介するのは814話「ブログ女優の密室事件」で壁に飾られていた印象的な桜の絵です。かつて公安警察は”サクラ”と呼ばれていたことがありました。そこで、桜の絵が公安のサクラを表しているのではないか？と憶測を呼んだのです。「ジョディの追憶とお花見の罠」でも公安に勤務する安室透の周りに桜の花が咲いているというシーンがありました。

桜子の正体が公安だという根拠の2つ目は、ブログ女優の密室事件の回に登場するファルコンというヘリコプターのおもちゃです。ファルコン（Falcon）には英語で「はやぶさ」という意味があります。はやぶさと言えば警視庁航空隊のヘリコプターを思い浮かべる方も多いことでしょう。

さらにコナンに出てくるファルコンは、警視庁の所有するヘリコプターとそっくりのデザインをしていました。こうしたことから、ファルコンからはやぶさ⇒警視庁⇒公安へとつながり、桜子の正体が公安という噂になった考えられます。

ブログ女優の密室殺人の回では、殺人事件の起こった部屋のドアの覗き穴に貼られていた封筒にハートマークが書かれていました。ほんの短い時間の描写でしたが、観た人の中には公安のキャラクターであるクローバー（トランプのクラブ）を想起する人もいたようで、このことから桜子の正体が公安では？となったようです。

さらに、米原桜子が警視庁刑事部捜査一課管理官である黒田兵衛と面識があることも、桜子の正体が公安ではないか？という噂の根拠になっています。家政婦の女性が警視庁の管理官と知り合いだということ自体、偶然にしてはでき過ぎていると思われたのかも知れません。

父親の居ない母子家庭で育った米原桜子。母親が家政婦として働き、女手ひとつで養ってくれました。ところが、唯一の肉親であった最愛の母親、桜子がまだ幼い頃に亡くなってしまいます。

その後、母親が家政婦として働いていた若松家の主人・若松耕平（デザイン会社社長）が幼い桜子を引き取り我が子のように愛情をもって育ててくれました。しかし、兄弟もいない米原桜子は天涯孤独の身でした。

米原桜子は、お団子を後ろに作っている明るい茶色の髪が特徴の女性です。家政婦という職業柄、服装には気を配っていて清潔感のある印象を与えます。家政婦としての米原桜子は、勤務先のお宅ではもちろん礼儀正しい振る舞いや所作を見せていましたが、一方では殺人事件のの被害者の悪口を平気で口にする関係者に対し、臆せずにキツイ口調でたしなめるなど、気の強い性格が表に出る場面もありました。

普段はとても優しくホンワカした印象を人に与える米原桜子。彼女には少しそそっかしいところもありました。そのことを如実に表しているエピソードを上げてみましょう。731話「現場の隣人は元カレ」で首つり状態で発見された死体を見た時の事です。気が動転した米原桜子は、110番をして警察に通報するのではなく、何を思ったのか幼馴染で警視庁交通部交通課の警官である三池苗子に電話をかけてしまいました。

強気で意志の強さを垣間見せることのある米原桜子でしたが、泰然自若の心の大きさは持ち合わせておらず、気は案外小さいのかも知れません。しかし一方では、コナンの言動からちょっとした変化も見逃さず、西の高校生探偵として活躍する服部平次に対して態度が豹変することにも気づきます。そうしたことから、米原桜子には鋭い観察眼と洞察力があることが分かります。

米原桜子の名シーンが満載なのは、814話「ブログ女優の密室事件」でしょう。 上記で指摘したように、米原桜子の行動には、普通の家政婦ではない何か特別な存在を匂わすようなところがありました。遺体を発見した時、現場である部屋がオートロックではないことや密室殺人であることをコナンに確認したりします。

また、コナンが謎解きをしている最中に警視庁の黒田管理官から「コナンの言う通りにしろ」と部下に指示が入ります。コナンが現場にいるという事を誰かが黒田に伝えていることになりますが、それが米原桜子だったのです。

天真爛漫で活発な少女役を演じることの多い丹下桜のプロフィールを紹介しましょう。

• 名前：丹下桜（たんげ さくら）
• 愛称：桜ちゃん、さくちゃん
• 性別：女性
• 出身地：愛知県一宮市
• 生年月日：1973年3月24日
• 年齢：46歳（2019年10月現在）
• 職業：声優、歌手、絵本作家
• 事務所：ピクニック

高校3年生のときに声優のドキュメンタリー番組やアニメ映画「魔女の宅急便」を見て、声優に憧れを持つようになりました。高校卒業後上京し、声優養成所である東京アナウンスアカデミーの声優実践コースに入学。1993年に同アカデミーを卒業した後、青二塾を経て1994年青二プロダクションから声優デビューしました。

1999年12月青二プロダクションを退所し、プライムローズに移籍。2000年4月には声優業を休業、以後はインターネット上での活動を通して音楽活動を行います。5年間の休業を経た2005年、PS2用ゲーム「イース -ナピシュテムの匣」のヒロイン・オルハ役とドラマCD『萌音」の松嶋友萌役で声優業を一時的に再開します。その後、2009年ニンテンドーDS用ゲーム「ラブプラス」の小早川凛子役で本格的に声優に復帰しました。

声優以外の活動としては、2008年に絵本作家としてデビューしたり、作詞家として声優で歌手の後藤沙緒里に詞を提供しています。

数ある丹下桜のアニメ出演作の中から、主演を演じた作品を中心に代表作を紹介します。（）内は役名。

• 1994年 忍たま乱太郎（ユキ）
• 1995年 美少女戦士セーラームーンSuperS（秋山ミハル）
• 1998年 アンドロイド・アナ MAICO 2010（MAICO）
• 　〃　  カードキャプターさくら（- 2000年、木之本桜）
• 　〃　  YAT安心!宇宙旅行（マロン）
• 1999年トラブルチョコレート（ヒナノ）
• 　〃　  無限のリヴァイアス（和泉こずえ）
• 2009年あにゃまる探偵 キルミンずぅ（羽鳥カノン）

• 2012年 アクエリオンEVOL（クレア・ドロセラ）
• 　〃　  マジでオタクなイングリッシュ!りぼんちゃん（ - 2013年、七色りぼん）
• 　〃　  名探偵コナン（米原桜子）
• 2013年ガッチャマン クラウズ（- 2015年、総裁X）
• 2014年ガールフレンド（仮）（クロエ・ルメール）
• 　〃 　 デュエル・マスターズシリーズ（-2018年、滝川るる / 切札るる、“破舞”チュリス）
• 2018年カードキャプターさくら クリアカード編（木之本桜）
• 　〃  　Fate/EXTRA Last Encore（セイバー[29] / ネロ・クラウディウス）

652話「毒と幻のデザイン」や731話「現場の隣人は元カレ」にチョイ役で登場した米原桜子。そんな彼女が主人公コナンにも絡む活躍を見せているのが814話・815話の「ブログ女優の密室事件」でした。

「ブログ女優の密室事件」では、再び殺人現場に居合わせてしまった米原桜子が、何度も事件に遭遇してしまう自分は呪われているのだろうか？と呟きます。

殺人事件に何度も遭遇してしまう恐くなってしまうのでしょう。その言葉を受けて老刑事が「米原桜子と共に現場に居合わせているコナン君の方が…。」とコナンの方が呪われていることになると言いたげな様子を見せていました。

ここまで名探偵コナンの米原桜子特集をお届けしてきましたが、最後に彼女に関する感想や評価を紹介します。

最初にお届けする感想・評価は、メインキャラ以外の準レギュラーや準々レギュラーに至るまで良いキャラがひしめいているところが名探偵コナンの魅力だとおっしゃる方です。米原桜子など味のあるキャラも含めてコナンが大好きだということでした。

米原桜子に関する感想や評価、続いては俗にいう「丹下桜交通事故」を実体験してしまったという方です。丹下桜という事は知らずにコナンを観ていて、米原桜子の声が異常に可愛いいことに驚き「この声優すげーわ」と思って名前を調べてみたら、丹下桜だったということです。これだけでも、米原桜子が登場する回を観たくなるのではないでしょうか？

米原桜子に関する感想や評価、最後は桜子がアニメ界の市原悦子とおっしゃる方です。次々に難事件に巻き込まれる家政婦・米原桜子に、「家政婦は見た」でおなじみの市原悦子を重ね合わせたようです。

ここまで、『名探偵コナン・米原桜子の正体は公安？キャラ情報や声優・名シーンも紹介』と題して、名探偵コナンに登場する家政婦・米原桜子特集をお届けしてきました。

名探偵コナンの「毒と幻のデザイン」や「現場の隣人は元カレ」、「ブログ女優の密室事件」で活躍する家政婦をしている23歳の女性米原桜子。幼い頃ただ一人の肉親だった母を亡くし、住むところにも困っていたた桜子に温かい家庭を提供してくれたのは、家政婦をしていた母の勤めていた家の主人・若松耕平でした。成人した桜子は、母の後を継ぐ形で若松家で家政婦として働き始めます。

本記事では、この米原桜子の性格などキャラ情報や活躍する名シーン、さらには彼女に付きまとう噂の根拠についても解説しました。この記事で可愛い米原桜子に興味を持たれた方は、彼女に注目して上記3話を鑑賞してみるのも良いでしょう。