ジョニィ・ジョースターは史上最弱のジョジョ?名言やスタンドのタスク(牙)を紹介

『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するジョニィ・ジョースターをご存知でしょうか?『ジョジョの奇妙な冒険』の第7部『スティール・ボール・ラン』の主人公でその端正な顔立ちから人気のあるキャラクターです。しかしジョニィ・ジョースターは歴代の主人公の中で最弱と言う噂がありました。今回はそんなジョニィ・ジョースターの噂の真相と、ジョニィ・ジョースターのスタンド「牙(タスク)」について詳しく解説していきます。またジョニィ・ジョースターの名言と、『ジョジョリオン』で明かされた最期についてもご紹介していきます。

ジョニィ・ジョースターは史上最弱のジョジョ?名言やスタンドのタスク(牙)を紹介のイメージ

目次

  1. ジョニィ・ジョースターとは?
  2. ジョニィ・ジョースターが史上最弱のジョジョの理由
  3. ジョニィ・ジョースターの名言
  4. ジョニィ・ジョースターのスタンド・タスク(牙)を紹介
  5. ジョニィ・ジョースターの最期が分かるジョジョリオン
  6. ジョニィ・ジョースターの魅力を考察
  7. ジョニィ・ジョースターの声優
  8. ジョニィ・ジョースターに関する感想や評価は?
  9. ジョニィ・ジョースターは史上最弱のジョジョ?まとめ

ジョニィ・ジョースターとは?

ジョニィ・ジョースターは大人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する第7部の主人公です。荒木飛呂彦先生原作の大人気シリーズ『ジョジョの奇妙な冒険』は2019年9月現在も連載が継続しています。まず始めに『ジョジョの奇妙な冒険』とジョニィ・ジョースターについてご紹介していきます。

ジョジョの奇妙な冒険の作品情報

まず始めにジョニィ・ジョースターの登場する『ジョジョの奇妙な冒険』について概要とあらすじをご紹介していきます。さらにジョニィ・ジョースターが主人公となる『ジョジョの奇妙な冒険』第7部についても合わせてご紹介していきます。

ジョジョの奇妙な冒険の概要

『ジョジョの奇妙な冒険』は荒木飛呂彦先生原作の大人気漫画です。『週刊少年ジャンプ』で1986年から2004年まで連載され、2005年からは『ウルトラジャンプ』へ移行し2019年9月現在に至るまで連載が継続しています。シリーズを通しての単行本は100巻以上刊行されており、累計発行部数は2016年12月に1億部を突破しました。

『ジョジョの奇妙な冒険』全体を通してのテーマは「人間賛歌」と言われており、登場人物達の絆や絶対的な強敵との死闘を描いており、王道の少年漫画になっています。しかし、王道な要素に加えて独特な絵柄と、個性的な表現方法、ホラー要素さを感じさせるほどの独創性によって絶対的な世界観を築き上げ、「王道でありながら実験的」と評価されています。

ジョジョの奇妙な冒険のあらすじ

『ジョジョの奇妙な冒険』はジョースター一族と、邪悪な吸血鬼となったディオやその後継者達が、1世紀以上の長年に亘って死闘を繰り広げていく群像劇です。『ジョジョの奇妙な冒険』には固定された主人公は存在せず、主人公は移り変わっていきます。主人公が変わると「第1部」「第2部」といったように部数が切り替わり、作品のサブタイトルも変更されていきます。

さらに主人公だけでなく、作品自体の舞台背景や、ジャンルまでも各部によって異なっているのも『ジョジョの奇妙な冒険』の大きな特徴になっています。連載当初の第1部から2019年9月現在までに第8部まで連載されており、第8部は現在連載中になっています。

ジョジョ7部のあらすじ

『ジョジョの奇妙な冒険 第7部』はサブタイトルを『スティール・ボール・ラン』と言います。ジャンルはホラー・アドベンチャーに位置付けられており、『STEEL BALL RUN』として全24巻の単行本が刊行されています。

舞台は1890年のアメリカ合衆国のサンディエゴビーチです。サンディエゴビーチで総走行距離6,000㎞に及ぶ世紀の大レース「スティール・ボール・ラン」が開催される事となり、謎の鉄球を操る男ジャイロ・ツェペリと、元一流騎手で現在は下半身不随のジョニィ・ジョースターがゴールのニューヨークを目指して争います。

しかし、そのレースの裏側では国家が極秘に「聖人の遺体」を集めていました。主人公ジョニィ・ジョースターとそのライバルとして登場し、やがて良きパートナーとなっていくジャイロ・ツェペリのがレースの本当の意味を知り、「聖なる遺体」を政府より早く集める為に奮闘していきます。

ジョニィ・ジョースターのプロフィール

ジョニィ・ジョースターは本名を「ジョナサン・ジョースター」と言います。アメリカ合衆国ケンタッキー州出身で、19歳という設定です。ゼッケン番号は?-939で滑落貴族の末裔であった事から、幼少期にイギリスで過ごしていた過去があります。

ジョニィ・ジョースターは一流の騎手として活躍していましたが、高慢な性格が災いし、順番待ちの列を割り込んだ際にトラブルとなり銃撃され、後遺症として下半身不随になってしまいました。牧場主の父の元へ生まれ、幼い頃から騎手として活躍していたジョニィ・ジョースターは障害によって騎手の引退を余儀なくされました。

「スティール・ボール・ラン」の見学に来ていたところ、ジャイロ・ツェペリの「謎の鉄球」の「回転」を受け、ジョニィ・ジョースターの半身不随の足がわずかに動いた事から、ジャイロの秘密を探る為、レースへ緊急参戦しました。

TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』公式サイト

ジョニィ・ジョースターが史上最弱のジョジョの理由

ジョニィ・ジョースターは歴代の『ジョジョの奇妙な冒険』の主人公の中でも特に人気の高いキャラクターです。しかし、その魅力は強さ以外の部分であると言われています。ジョニィ・ジョースターは”ジョジョ史上最弱の主人公”と言われている事が分かりました。次はそんなジョニィ・ジョースターの”最弱の理由”を解説していきます。

理由①ネガティブ思考

ジョニィ・ジョースターは自身の高慢な性格によって要らぬ恨みを買ってしまい、銃撃された事で半身不随の体になってしまいます。半身不随になってからのジョニィ・ジョースターは「見えない宿命に縛られている」という概念に支配され、天才騎手として返り咲く事が出来なくなった自身の未来に失望し、自らが元凶となった行いに後悔するようになります。この事からジョニィ・ジョースターはネガティブ思考になっていきました。

理由②最も泣く主人公

ジョニィ・ジョースターは『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物の中で最もよく泣く主人公と呼ばれています。何かある度に泣き、弱音を吐く姿にファンの間では「クズだ」と言われている事も多いです。しかし裏を返せばジョニィ・ジョースターは自分に正直で素直な心を持っており、感受性が豊かな人物であるとも言われています。

理由③ジョニィ・ジョースターはクズ?

『ジョジョの奇妙な冒険』にはジョニィ・ジョースターと同姓同名の主人公が登場します。それは第1部の主人公ジョナサンで、ジョナサンは正義感の強い性格をしており、立派な紳士になる為に努力を惜しまない真面目な性格でした。そしてどんな困難にも立ち向かって行く勇気と、優しさを持ち合わせたキャラクターです。

それに比べジョニィ・ジョースターは才能に恵まれていながら高慢でワガママな性格をしています。しかし自身が招いた事故によって半身不随となり、未来を奪われた事でネガティブな性格へ変貌してしまいました。さらには自身のピンチに遭遇した時には「出来ない」と弱音を吐いてしまいます。しかし、そんなジョニィ・ジョースターは自身の師となるジャイロとの出会いから少しずつ成長を見せていきます。

理由④マニアックすぎるフェチ

ジョニィ・ジョースターは自分のフェチについて告白するシーンがありました。ジョニィ・ジョースターの告白したフェチと言うのが、「女の子の虫刺されフェチ」というものです。女性の二の腕や足など柔らかそうな部分を蚊に刺され、虫刺されが赤く膨らんでいるところに魅力を感じ興奮するそうです。

ファニー大統領との戦いの直前でジャイロとお互いの秘密を明かし合っていたシーンですが、ジャイロはジョニィ・ジョースターのあまりにマニアックなフェチにドン引きしてしまいました。

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ジョニィ・ジョースターの名言

ジョニィ・ジョースターは”最弱の主人公”と言われ、”ジョジョ史上一番のクズ”と言われています。しかし、辛い境遇に置かれていたジョニィ・ジョースターのセリフには心打たれる名言が多い事でも知られています。次はそんなジョニィ・ジョースターの名言についてご紹介していきます。

名言①「この『物語』はぼくが歩き出す物語だ」

この「物語」はぼくが歩き出す物語だ

肉体が……

……という意味ではなく 青春から大人という意味で……

僕の名前は「ジョニィ・ジョースター」

最初から最後まで本当に謎が多い男「ジャイロ・ツェペリ」と

出会ったことで……

こちらはSBR1巻でサンディエゴビーチにてジャイロと出会ったジョニィ・ジョースターが語った名言です。物語の始まりに語られたセリフですが、全ての物語が終わった時に再び見直すと、意味が心に染み渡る名言になっています。

名言②「ありがとう…ありがとうジャイロ…」

ジャイロはこのために……

「LESSON5」はこのために…ありがとう

ありがとうジャイロ 本当に…

……本当に……

「ありがとう」…それしか言う言葉がみつからない…

こちらはSBR22巻でジャイロが最期に遺したヒントによって「タスク」の「ACT4」を発現する事に成功したジョニィ・ジョースターの名言です。共に旅をしたジャイロが最期に遺してくれたものによって勝機を見出し、かつての相棒に対して心からの感謝を口にするジョニィ・ジョースターのセリフに心打たれる名言になっています。

名言③「迷ったら『撃つな』…だ!…」

ジャイロ……

迷ったなら「撃つな」…… ……だ!

だがもう「迷い」はない

こちらはSBR15巻のアクセルROとジョニィ・ジョースターが「聖なる遺体」を互いに引き合う事で千切れそうになっているシーンでのジョニィ・ジョースターの名言です。「聖なる遺体」の正体がイエス・キリストの可能性があり、壊れてしまう前に離せと諭すジャイロに対し、ジョニィ・ジョースターは敵に「聖なる遺体」を渡す事になるのなら、ここで破壊してしまうと言う確固たる意志を見せました。

名言④「飢えなきゃ」勝てない…」

「飢えなきゃ」勝てない

ただしあんなDioなんかより ずっとずっと

もっと気高く「飢え」なくては!

こちらはSBR7巻でディエゴがジャイロの持っている聖人の眼球を狙って背後に迫ってきたシーンでのジョニィ・ジョースターの名言です。ジャイロに危険が迫っている事を忠告するこのセリフは、かつて天才騎手として過酷な勝負の世界に身を置いていたジョニィ・ジョースターならではの深い意味合いを持つ名言になっています。

名言⑤「ジャイロッ!!回転は…」

ジャイロッ!!

回転は「穴」になっても 死なないぞッ!!

こちらはSBR11巻で「黄金の回転」を習得した事で「タスク」が成長したシーンでジョニィ・ジョースターが言った名言です。進化していくタスクに声高らかにジャイロに語りかけている人気のある名言になっています。

名言⑥「少しずつ少しずつ「宿命」が…」

少しずつ 少しずつ

「宿命」がぼくを 気づかないうちに取り囲んで…

ぐるぐると縛って すぐに逃げられないように……

そして希望で 一瞬だけ喜ばせておいて…

最後の最後でぼくを見捨てるんだ…誰も関心なんか払わない

みんな見捨てる 観にさえも来ない

こちらはSBR10巻でサウンドマンの音の「スタンド」に追い詰められてしまったジョニィ・ジョースターが、自身の家族を失い、見捨てられてしまった過去を回想したシーンでジョニィ・ジョースターが言った名言です。「見に」ではなく「観に」と言う漢字を選んだ事で、失望されたジョニィ・ジョースターの悲しみが深く伝わってくる名言になっています。

名言⑦「ん~~!!…なかなかオモシロかった…」

ん〜〜!!

…なかなかオモシロかった かなり大爆笑!

こちらはSBR8巻でファニー大統領の刺客であるリンゴォとの激闘を制し、束の間の休息を送っているジャイロがジョニィ・ジョースターに披露した渾身のギャグ「そこちょっと 失礼ィィィィィ〜〜」を見た時にジョニィ・ジョースターが言った名言です。セリフとは裏腹にポーカーフェイスのジョニィ・ジョースターと、満足気なジャイロの様子が2人の仲を表している名シーンとなっています。

名言⑧「君の位置は分かったぞ!ジャイロ!…」

君の位置は分かったぞ!ジャイロ!

これからあの岩山へ向かう!!

このレースは君とずっと一緒だッ!

他の死体も捜してぼくらがそろえるッ!

こちらはSBR5巻でワイヤードを操る敵のポークパイハット小僧にジャイロが人質に囚われてしまった際に、敵の一瞬の隙をついてジャイロが残したヒントを見つけたジョニィ・ジョースターが言った名言です。旅の序盤ではあるものの、2人の間にはすでに強固な絆がある事が分かる名言となっています。

名言⑨「ジャイロの淹れるイタリアン・コーヒーは…」

ジャイロの淹れるイタリアン・コーヒーは

こんな旅において格別の楽しみだ

コールタールみたいに真っ黒でドロドロで

同じ量の砂糖を入れて飲む

これをダブルで飲むと これまでの疲れが全部吹っ飛んで

驚くほどの元気が体の芯からわいてくる

信じられないくらいいい香りで

さらに新しい旅に出向いていこうという気持ちになる

まさに大地の恵みだ

こちらはSBR14巻で過酷なレースの最中でのささやかな楽しみについてジョニィ・ジョースターが語った名言です。ジャイロのコーヒーについて感性豊かに表現したジョニィ・ジョースターらしい名言となっています。

名言⑩「言うとおり…レースを降りる気なんて…」

言うとおり…

レースを降りる気なんてサラサラないよ

むしろ勇気がわいて来てる

こちらはSBR8巻で「聖なる遺体」を狙ってやって来る刺客との闘いに対して、改めて決意を表したジョニィ・ジョースターの名言です。リンゴォとの戦いを経て、ジャイロのみならずジョニィ・ジョースターの気持ちにも大きな成長が見える名言となっています。

名言⑪「君は『受け継いだ人間』だ!」

君は「受け継いだ人間」だ!

だがそれに対してDioは違う!あいつは馬術も地位も食べ物さえも奪い取って生きて来た。

Dioは生まれた時から運命までも「奪い取って」来た人間!

Dioは「飢えた者」!君は「受け継いだ者」!

こちらは「スティール・ボール・ラン」のレース中にジョニィ・ジョースターがジャイロとDioとの違いを語った名言です。ジャイロには決定的な場面で食らい付いていくハングリー精神が足りない事を率直な言葉でジャイロに伝えている名言になっています。

名言⑫「どうする?撃つか?とどくけど…」

どうする?撃つか?

とどくけど

こちらはSBR11巻でジャイロの「鉄球」を盗んだ謎の少女シュガー・マウンテンを追跡していたジョニィ・ジョースターが言った名言です。幼い少女に対し躊躇いなく「撃つか?」と聞くジョニィ・ジョースターにかつてジョニィ・ジョースターが身を置いていた暗黒の世界の片鱗を見る名言となっています。

名言⑬「…実は…何て言うか…」

……実は…

何て言うか…ゴホッ!

フェチってわかる?……

ちょっとしたフェチがあってさ…

何て言うか…実は 女の子のさ…

「虫さされフェチ」って…わかる?

女の子の二の腕とか足とかの皮膚が

蚊に刺されてプチッと赤く膨れるだろ

あれに興奮する!

こちらはSBR19巻でファニー大統領との決戦を前に、ジャイロとお互いの秘密を明かし合うと言うシーンでジョニィ・ジョースターが言った名言です。予想だにしない衝撃のカミングアウトにジャイロは思わずドン引きした名言になっています。

名言⑭「『祈って』おこうかな…」

「祈って」おこうかな………

航海の無事を………

この大西洋を渡って 家に帰ろう………

家に…

帰ろう…

こちらはSBR24巻で物語の最後を締めくくったジョニィ・ジョースターの名言です。原作者の荒木飛呂彦先生は「登場人物達は全員家に帰りたがっている」と語っており、「帰る場所」と「帰る意味」を探しているのだそうです。ジョニィ・ジョースターも「帰りたがっている」1人で、全ての闘いが終わった後に込み上げてきた名言となっています。

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ジョニィ・ジョースターのスタンド・タスク(牙)を紹介

ジョニィ・ジョースターは”最弱のジョジョ”であるものの、底知れぬ「スタンド」を身に付けている事も有名です。次はそんなジョニィ・ジョースターの成長する「スタンド」についてご紹介していきます。

成長するスタンド・タスク

『ジョジョの奇妙な冒険』の世界では「スタンド」という特殊な能力を使用して戦闘するシーンが登場します。「スタンド」とは自身の精神エネルギーを具現化した能力の事を表し、能力を持っている人間の性格や特性に左右されて「スタンド」の技やキャラクターが変わってきます。

ジョニィ・ジョースターは「スティール・ボール・ラン」のレースの最中に「悪魔の手のひら」に遭遇した事で「聖なる遺体」に取り憑かれ「スタンド」の能力を身に付けました。ジョニィ・ジョースターの身に付けた「スタンド」は「牙(タスク)」と呼ばれる能力でした。

「タスク」は本体のジョニィ・ジョースターの爪を回転させる事でカッターのように物体を切り裂いたり、爪を弾丸のように放出し、遠距離攻撃を行う事ができます。「タスク」の射程距離は10m程度ですが、切断電動範囲は数mと言われています。「スタンド」を手に入れてからはジョニィ・ジョースターは精神的に成長を見せており、それに伴って「タスク」も進化していきました。

タスクの能力

フリートウッド・マックのアルバム「牙(タスク)」から名付けられた「スタンド」ですが、「爪」を利用した攻撃を行います。「タスク」は『ジョジョの奇妙な冒険』では初の遠距離攻撃型の「スタンド」となりました。

能力①ACT1

「タスク」の「ACT1」は指の爪を回転させる事でエネルギーを集め、爪を弾丸のように飛ばします。爪は放出された直後に高速で再生していく為、弾切れになる事はありません。足のない赤ん坊のような姿の「スタンド」で「チュミミィ〜ン」という鳴き声を発します。

海外の言語で「足を動かせ」と話す事もあり、遺体の守護精霊である事が分かっています。「スタンド」の奇跡の力で半身不随によって動かないジョニィ・ジョースターの足の爪を飛ばす場面も描かれました。

能力②ACT2

「タスク」の「ACT2」は「黄金長方形」から見出した「黄金の回転」の跡によって爪を回転させ、放出した爪弾の弾痕が目標を自動で追尾して破壊します。自動追尾の爪弾はヴァレンタインの能力ですが隣の世界に移動させる事はできません。確実に獲物を仕留めるまで回転は持続します。「ACT1」とは異なり「ACT2」には弾切れがあります。

両手分の10発を打ち終わると、爪が再生するのを待たなければなりません。ハーブやカモミールなどを集めると爪の再生が早くなるそうです。足のない人形のような姿の「スタンド」で「ACT1」を少し成長させたような容姿をしています。

能力③ACT3

「タスク」の「ACT3」は「ACT2」で自分自身を撃つ事で自分の体を「タスク」の弾痕の回転に巻き込み、巻き込んだ体を別の弾痕から取り出す事ができます。弾痕に入る事ができるのはジョニィ・ジョースターのみになっており、他の物が弾痕に触れてしまうと「回転」エネルギーによって粉砕されてしまいます。

「無限の回転」を起こす「タスク」はジャイロ家も思いつかなかった「回転の世界」を開拓しました。ジョニィ・ジョースターは腕を分離して遠隔操作を行ったり、バラバラになって危険を回避する事も可能になりました。「スタンド」の姿は手足の短い人型をしています。

能力④ACT4

「タスク」の「ACT4」はジョニィ・ジョースターの本体の回転に加えて、馬の走る力で得た回転を組み合わせて無限の回転エネルギーを発します。このエネルギーは次元の壁もこじ開ける程の威力を持っています。「スタンド」は胴体の中央から顔の生えている人型で拳で戦闘する事もできるようになりました。

この「タスク」で与えられたダメージは無限に続いていき、スタンドラッシュで地面に埋め込まれたファニー大統領は脱出を試みても無限の回転エネルギーの能力によって同じ場所へ戻されていました。そしてこのエネルギーは別次元であるディエゴの「スタンド」によって止められてしまった時間の中でも止まる事はなく、威力も衰える事はありませんでした。

「タスク」の圧倒的な強さを目の当たりにしたディエゴは「この世にあってはならない能力」とこぼす程のものでした。「タスク」のエネルギーを止める唯一の方法は打ち込んだ回転と逆方向に同攻撃を打ち込む事でのみ叶います。

スタンド・タスクの元ネタ

ジョニィ・ジョースターというキャラクターには元ネタがありました。アメリカのミュージシャンである「チャック・ベリー」の「ジョニー・B.グッド(johnny B. Goode)」という曲です。サビにある「GO!ジョニィ!GO!」というフレーズが単行本6巻のジャイロの台詞として登場しています。

さらにジョニィ・ジョースターの「スタンド」である「タスク」の名前の由来はイギリスのロック・バンドであるフリーウッド・マックのアルバムタイトルである「牙(タスク)」から名付けられています。

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ジョニィ・ジョースターの最期が分かるジョジョリオン

ジョニィ・ジョースターは『ジョジョの奇妙な冒険』第8部の『ジョジョリオン』にも出演しています。そこで、ジョニィ・ジョースターの最期が描かれていました。ジョニィ・ジョースターの最期は実に彼らしい最期だったと評されています。次は第7部『スティール・ボール・ラン』では描かれなかった『ジョジョリオン』でのジョニィ・ジョースターの最期について解説していきます。

ジョジョリオンはジョジョ第8部

ジョニィ・ジョースターの最期が分かると言われている『ジョジョリオン』は『ジョジョの奇妙な冒険』の第8部に当たる物語です。『ジョジョリオン』はジョニィ・ジョースターの登場する第7部『スティール・ボール・ラン』に直接繋がっている物語で、第7部の重要な設定が『ジョジョリオン』でも一部が引き継がれており、『ジョジョリオン』の作中でジョニィ・ジョースターの最期についても描かれました。

ジョジョリオンのあらすじ

ジョニィ・ジョースターの最期が分かる『ジョジョリオン』のあらすじです。『ジョジョリオン』の舞台は第4部『ダイヤモンドは砕けない』と同じ杜王町(もりおうちょう)になっています。3月11日に起きた地震によって杜王町は「壁の目」と呼ばれる地面の隆起が出現しました。そこで女子大生の広瀬康穂は全裸の状態で土に埋まっていた東方定助に出会います。この東方定助が『ジョジョリオン』の主人公です。

『ジョジョリオン』の主人公・東方定助は全ての記憶を失っていました。康穂の手助けを受けながら東方定助は自分の正体と過去を探す為に奔走していきます。しかしそんな東方定助の前に「東方家に代々伝わる病」や「岩人間」、「等価交換の果実(ロカカカ)」など様々な謎が次々と現れ、東方定助の前に立ちはだかっていきます。この東方定助がジョニィ・ジョースターの最期についての重要な人物になっています。

結婚したジョニィ・ジョースター

第8部『ジョジョリオン』で最期が描かれているジョニィ・ジョースターは「スティール・ボール・ラン」の準優勝者のノリスケ・ヒガシカタ(東方乗助)の娘である理那と結婚しました。そしてジョージ・ジョースターⅢ世と娘を授かります。そして第8部『ジョジョリオン』の「呪いの物語」が始まったきっかけはジョニィ・ジョースターの最期にありました。

理那の病

ジョニィ・ジョースターの最期が描かれている第8部『ジョジョリオン』でジョニィ・ジョースターの最愛の妻・理那は体が石のようになってしまう原因不明の病にかかってしまいます。その病を治す為に『ジョジョリオン』の作中でジョニィ・ジョースターは自分が一度は手にした「聖なる遺体」の奇跡に頼る事を思い付きます。そして「聖なる遺体」が収容されていた地下シェルターから「遺体」を盗みだす事に成功します。

なんとか「聖なる遺体」を盗み出し、手にする事ができたジョニィ・ジョースターは日本政府の要望によって馬術指導の為来日し、政府の追っ手の目を盗み理那の病を治す事に成功しました。

息子に移動した病

『ジョジョリオン』で理那の病を治す事に成功したジョニィ・ジョースターでしたが、そこで予想だにしない出来事が起こります。理那の病が息子のジョージに移動してしまいました。これによってジョニィ・ジョースターは「スティール・ボール・ラン」で目の当たりにした、誰かが救われても他の誰かが不幸になる事を思い出します。

息子を守ったジョニィ・ジョースター

『ジョジョリオン』で理那から息子へ移った病の連鎖を断ち切る為、ジョニィ・ジョースターはある決断をしました。「スタンド」の「タスク ACT4」で爪弾を「聖なる遺体」の上に寝かせたジョージ目がけて放ち、病と「タスク」の攻撃を自分自身に移動させる事で、自分の命と引き換えにジョージから病を取り除きました。愛する息子の為、命を落とすジョニィ・ジョースターらしい最期になりました。

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ジョニィ・ジョースターの魅力を考察

数々の名言と『ジョジョリオン』で明かされたジョニィ・ジョースターの男らしい最期からジョニィ・ジョースターは魅力的なキャラクターである事が分かりました。次はそんなジョニィ・ジョースターの魅力についてご紹介していきます。

魅力①漆黒の意思

ジョニィ・ジョースターは「漆黒の意思」を持っています。「漆黒の意思」とは目的の為なら手段を選ばないという信念の事を表しています。それは目的の為に相手の命を奪う事も厭わないという意味も持っています。基本的にネガティブな性格ではあるものの、自身が絡むと強気になり、自身の体を治す為「聖なる遺体」を集めようとする強欲さを見せています。

アメリカ合衆国の為に「聖なる遺体」を集めていたアメリカ合衆国大統領のファニー・ヴァレンタインと対峙した際も、国民の幸福を願っているファニーは正義で、欲の為に戦っている自分自身は悪ではないかと考えますが、結局は自身の願いの為にファニーと戦う事を決意する「漆黒の意思」を見せました。

魅力②かなりの美形

ジョニィ・ジョースターは天才騎手というステータスに加え、見目麗しい容姿をしていた事から女性にモテていたそうです。作中にも女性に囲まれ、ちやほやされている描写があり、ジョニィ・ジョースターの才能と容姿による魅力が確かなものである事が分かります。『ジョジョの奇妙な冒険』はシリーズを通してジョースター一族は容姿の整ったキャラクターが多いですが、どちらかと言えば男性的な雄々しいイケメンが多い作品です。

その中で、ジョニィ・ジョースターは髪が長く輪郭や体格の線も細い中性的なデザインとなっており、女性受けするイケメンになっています。ジョニィ・ジョースターの容姿に関してはジョースター一族の中で異色のイケメンで、多くのファンを獲得していました。

魅力③天才ジョッキー

ジョニィ・ジョースターは牧場主の両親の元へ生まれ裕福に育ってきました。幼少期から騎手として活躍し、その才能は天才的な物でジョニィ・ジョースターは16歳でケンタッキーダービーに優勝しています。誰もがジョニィ・ジョースターの才能を認めており、本人も自覚していました。自分の恵まれた境遇と生まれ持った才能からジョニィ・ジョースターは高慢な性格になっていきます。

この性格が災いした事で、ジョニィ・ジョースターは順番待ちの列に割り込んでしまいます。これがトラブルの種となり、逆鱗に触れた事で銃撃されてしまい、結果として半身不随の後遺症を抱える事になりました。

魅力④不自由な足で戦う強さ

ジョニィ・ジョースターが「クズ」な割に憎めないキャラクターなのはジョニィ・ジョースターの境遇にも理由がありました。自身が招いた事とはいえ、事故によって半身不随になってしまい不自由な生活を送っている姿に同情するファンも多くいました。

ジョニィ・ジョースターは「スティール・ボール・ラン」の会場で謎の男ジャイロに出会い、ジャイロの「鉄球」の「回転」によって自身の足が微かに動くようになった事に驚きました。昔のように自身の足で歩きたいと願っていたジョニィ・ジョースターはジャイロの不思議な能力の秘密を探る為、レースに参加する事にします。

そしてレースの最中に「聖なる遺体」を手に入れる事でスタンド能力を身につけ、自身の足が微かに動いている”奇跡”を目の当たりにし、「聖なる遺体」を集めていく事を決意しました。不自由な体でありながら命懸けでレースに臨み、奮闘していく姿に思わずファンは応援せざるを得ないようです。

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ジョニィ・ジョースターの声優

原作でも人気のあるジョニィ・ジョースターですが、アニメ化やゲーム化した際にはその声の魅力から絶賛の声が多く寄せられました。そんな魅力的なジョニィ・ジョースターの声を演じた声優についてご紹介していきます。

声優①梶裕貴

ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』と『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』でジョニィ・ジョースターを演じたのは声優の「梶裕貴(かじゆうき)」さんです。梶裕貴さんは『進撃の巨人』で「エレン・イェーガー」役や、『七つの大罪』で「メリオダス」役など人気キャラクターを演じている大人気声優です。

声優②水島大宙

集英社のヴォイスコミックである『VOMIC』でジョニィ・ジョースターを演じたのは「水島大宙(みずしまたかひろ)」さんです。水島大宙さんは『暗殺教室』の「竹林孝太郎」役や、『コードギアス』の「ロロ」役など重要なキャラクターを演じている現在大注目の声優です。

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ジョニィ・ジョースターに関する感想や評価は?

こちらは数ある『ジョジョの奇妙な冒険』の中でも第7部の『スティール・ボール・ラン』が好きと言う方の投稿です。一番好きなジョジョがジョニィ・ジョースターと言う事で、ジョニィ・ジョースターの逆境から這い上がろうとするハングリー精神がかっこいいと感じるそうです。

半身不随というハンデを抱えながら、自分の望みを叶え、最期は息子の為に命を落としたジョニィ・ジョースターはジョジョの中でも特にかっこいい生き方をしたキャラクターと言われています。

こちらは今まで特定の好きなキャラクターがいなかったと言う方の投稿ですが。ジョニィ・ジョースターに出会って最も好きなキャラクターがジョニィ・ジョースターになったと言う事でした。ジョニィ・ジョースターの勇ましくかっこいい生き方と、切ない最期は数々のファンの心を惹き込みました。

こちらはジョニィ・ジョースターの数多くある魅力が好きだと言う方の投稿です。容姿は去ることながら、「漆黒の意思」のダークな一面や、ギャグに対するシビアな反応などのお茶目な一面が好きで「ジョニィさん」と呼んでいるそうです。

ジョニィ・ジョースターは史上最弱のジョジョ?まとめ

ジョニィ・ジョースターについてのまとめいかがだったでしょうか?荒木飛呂彦先生の大人気シリーズ『ジョジョの奇妙な冒険』の主人公の中で最弱でありながら、底知れぬ魅力を放つジョニィ・ジョースターは多くのファンが”好きなジョジョ”に挙げる人気のキャタクターです。

現在連載中の第8部『ジョジョリオン』でジョニィ・ジョースターの最期が描かれ、その切ない最期に多くのファンが涙を流していました。”最弱”と言われている要因はジョニィ・ジョースターの高慢な性格にありますが、そんなジョニィ・ジョースターもジャイロと出会った事で精神的にも肉体的にも成長し、最期が明かされた『ジョジョリオン』では立派な”ジョジョ”へ変貌を遂げていました。

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