2019年07月02日公開
2019年07月02日更新
十二大戦の断罪兄弟(辰・巳)の能力・強さを解説!二人の願いも紹介
十二大戦の断罪兄弟辰と巳の能力や強さに迫ります!干支の名前を与えられた12名の戦士が生き残りをかけて戦う十二大戦で、辰と巳はコンビで力を発揮する断罪兄弟です。断罪兄弟は過去から現在まで、幾多の犯罪に手を染めてきました。そんな断罪兄弟の願いとは何なのか?断罪兄弟が使う能力や、生きてきた過去とは?十二大戦で2人で一つの断罪兄弟の能力や過去、願いについて詳しく解説していきます!
目次
十二大戦の断罪兄弟(辰・巳)とは
12の干支が与えられた戦士がバトルロワイヤルで戦う十二大戦には、断罪兄弟の辰と巳の兄弟戦士が登場します。断罪兄弟の辰と巳は外見が似ているので、どちらがどちらだか見分けがつきづらいキャラクターです。果たして断罪兄弟辰と巳は十二大戦で勝利してどのような願いをかなえようとしているのでしょうか?この記事では十二大戦の断罪兄弟辰と巳の能力や戦士としての過去、願いなどに迫っていきます。
十二大戦の作品情報
十二大戦の概要
十二大戦は西尾維新さんが書く、現代ファンタジー系の小説作品です。十二大戦の初版が発行されたのは2015年5月です。十二大戦では不思議な能力を持つ12人の戦士が、ラスト1名になるまで生死をかけた戦いをします。そして最後の1人になった者は、どんな願いでもかなえる事ができるというご褒美が待っています。
十二大戦は一見、能力系のバトル作品ですが、独特な特徴があります。それは「聖☆おにいさん」の作者である中村光さんの絵で描かれたキャラクターの魅力です。中村光さんの絵で描かれるキャラクターが、西尾維新さんの文章に絡んで楽しめるのが十二大戦の魅力です。
単なる能力系バトル作品ではない、十二大戦独自の読みごたえがあるといわれている作品です。また断罪兄弟辰や巳などの戦士たちは、過去の物語が語られる事があります。今回ご紹介する辰と巳にも、彼らの性格を象徴するような過去がありました。しかし十二大戦の見所は、12名の戦士たちの戦いにあります。戦士たちの過去も含めて、12名が戦うバトルロワイヤルの様子が楽しい作品となっています。
十二大戦は戦いと関係のない部分はさらっと描き、12戦士たちの生き死にをかけた戦闘に注目が集まります。2017年12月には「十二大戦対十二大戦」という新作が発行されました。この作品は本編の十二大戦にプラスして、十二星座の名前を持つ十二戦犯が戦闘を繰り広げていきます。
十二大戦のあらすじ
十二大戦は12年に一回行われるバトルロワイヤルで、12回目となる決戦が描かれる物語です。12名の戦士には干支の名前が与えられ、最後の一人になるまで生死をかけた決闘が行われます。十二大戦に参戦する12名の戦士は以下です。子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥。これら12の干支の名前を与えられた個性ある戦士たちが、バトルロワイヤルで戦います。
十二大戦で最後まで生き残った者には、どんな願いでも1つ叶えられる褒美が与えられます。戦士たちの叶えたい願いとは何か?最後まで生き残るのは誰か?策略と血肉をかけた決死の戦いが描かれていきます。
断罪兄弟(辰・巳)とは
十二大戦に登場する断罪兄弟とは、干支が与えられた12名の戦士の辰と巳にあたる兄弟です。十二大戦の断罪兄弟は2人一緒に戦うコンビプレーが得意で、辰と巳は外見がとても似ています。なぜ辰と巳が似ているかというと、双生児として生まれたからです。
辰と巳は2人並んでいると、どちらがどちらだか分からないですが、見分けるための微妙な違いはあります。また辰と巳は性格も異なります。ここでは断罪兄弟の辰と巳のプロフィールについて見ていきます。
兄(辰)のプロフィール
十二大戦の断罪兄弟で兄にあたる辰は、自分の事を「俺様」と呼びます。辰の本名は積田長幸(つみたながゆき)といいます。辰は自分を俺様と呼ぶだけあって、自信に満ちたキャラクターです。なぜ辰に自信があるかというと、長い間弟の面倒を見ていたからだとされています。弟を育ててきたという自負心が、辰の自信につながっているのです。
自信がある辰は、物事の状況を冷静に判断できるクールさがあります。的確な判断がくだせるので、無駄な失敗を回避できるタイプのキャラクターです。また断罪兄弟の辰が弟と違う点は、髪の毛の分け方にあります。辰は正面から見て左から右に前髪がセットされています。前髪の流し方を見ると断罪兄弟の辰と巳の区別がつくのです。
遊ぶ金が欲しくて殺す辰
十二大戦の断罪兄弟の辰には肩書があります。それは、「遊ぶ金欲しさに殺す」という肩書です。十二大戦に参加した12名の戦士には、各人に肩書が用意されています。遊ぶお金が欲しくて殺す肩書を持つ辰には、自己中心的な性格が読み取れます。
断罪兄弟は過去に遊ぶお金が欲しくて犯罪を犯すことがよくありました。断罪兄弟はお金がもらえるなら、どのような仕事でも引き受けてしまう大胆さがあります。辰の肩書は、まさに彼自身を象徴する言葉となっていました。
弟(巳)のプロフィール
十二大戦で断罪兄弟の弟にあたる巳の本名は「積田剛保(つみたたけやす)」といいます。巳の身長は164㎝で、体重は58㎏あります。自分のことを俺様と呼ぶ辰とは違い、巳は兄思いのキャラクターです。巳は自分で考える事をあまりせず、辰の判断に頼ることがあります。巳にとって兄の辰は重要なパートナーであり、過去も現在も共に仕事をしてきた戦友といえます。
巳は辰のことをお兄ちゃんや兄貴、兄君などと、いろいろな呼び方をします。辰のことを複数の呼び方をするところに、巳が辰に信頼を置いている様子が分かります。巳は辰が用意周到に立てた作戦を棒にふってしまうこともありました。そのようなときは辰から嫌味をいわれる巳。しかし巳は最後が良ければすべて良しの価値観で、辰の嫌味をやり過ごすことがあります。
十二大戦の断罪兄弟(辰・巳)の能力と強さ
十二大戦にはそれぞれ独特な強さを持つ12名の戦士が参加しています。ここでは断罪兄弟辰と巳の能力や強さに迫っていきます。
兄(辰)の能力と強さ
十二大戦の断罪兄弟で兄の辰は、強い部類に入るキャラクターです。その証拠に、兄の辰は十二大戦のラスト辺りまで戦い続けました。断罪兄弟の辰は失井と対峙したこともあるので、中々な強さのキャラクターです。もともと断罪兄弟は、辰と巳がコンビで戦うときに最大の力を発揮します。
しかし辰は一人で戦っても相当な強さのキャラクターです。辰は天の抑留という空を飛べる能力があるので、戦いを優位に進めることができます。また辰はクールな視点があるので、戦況に流されない的確な戦術が取れます。このため断罪兄弟の辰は戦闘においても、知能戦においても優位に立てるキャラクターです。
十二大戦で辰は、憂城に負けてしまいました。憂城は非常に強い戦士なので、辰を瞬時に倒します。辰は憂城に負けましたが、憂城以外の戦士が相手なら、十分肩を並べて戦える強さがあります。断罪兄弟の辰は単体でも強いですが、巳と組めばもっと強力になります。
十二大戦で国の権力者や必爺は、辰と巳の強さを普通だとしました。しかし辰と巳がコンビになって攻撃すれば、最強レベルになるだろうと考察しています。辰と巳の断罪兄弟は、コンビになることでお互いの強さを引き立てあいます。辰と巳は能力が火と氷で魔逆にある属性ですが、コンビになることで両極端な攻撃を仕掛けられます。断罪兄弟は憂城と当たらなければ、十二大戦で最後まで残れるくらいの強さはあったのです。
天の抑留
十二大戦の断罪兄弟で辰が使う能力に天の抑留があります。天の抑留は空を飛べる能力です。断罪兄弟は十二大戦がはじまった当初、空から他戦士の戦いを眺めていました。断罪兄弟以外の戦士は空を飛べないので町にいましたから、辰たちはとても優位な能力を持っている事になります。
辰は憂城との戦いで負けてしまいましたが、天の抑留を使ったおかげで体の上半分が空を飛んでいました。辰は天の抑留で決定的ダメージを避けられたので、その後も失井や妬良と対峙することができたのです。
周囲を凍らせる逝女
十二大戦の辰の能力に逝女(ゆきおんな)があります。逝女は辰が背負うタンクから発射される攻撃技です。逝女を使うために辰はタンクを背負い、いざという時は容赦なく逝女を発射します。タンクの中には液体窒素が入っているので、氷冷放射器として相手を攻撃できます。氷冷放射器は敵を凍らせて、動けなくさせる事ができます。
また氷冷放射器は弟の持つ武器とセットであり、巳は火炎放射器で戦います。タンクに入ってる液体窒素の量しか使えないはずですが、辰は本編で氷冷放射器を気にせず好きなだけ使っていました。辰は戦ってるよりも、十二大戦の様子を見ていることの方が多いので、それほど氷冷放射器が使われたわけではありません。しかし周囲を凍らせる逝女は、使い方次第で恐ろしい武器になるでしょう。
弟(巳)の能力と強さ
十二大戦の断罪兄弟で弟の巳が戦う場面は多くありますので、強さも判断しやすいキャラクターです。巳は十二大戦がはじまる前に敵との戦いで亡くなっているので、辰ほど強くはありません。しかし断罪兄弟は辰と巳がコンビになる事で力を発揮します。国の統治者や必爺も、断罪兄弟は2人セットだと脅威になるという見方をしているようです。
十二大戦の他の戦士は1人で戦うので、辰と巳2人を相手にするなら、それなりの注意は必要です。ただし断罪兄弟のうち巳は十二大戦が開始される前に負けているので、実質相手になるのは辰のみということになります。断罪兄弟は辰と巳が一緒のときに本領発揮できますが、片方が脱落しているので力が出し切れないという弱点がありました。
地の善導
十二大戦の巳の能力に地の善道があります。地の善道は床から感じるかすかな揺れを感知して、相手の居場所を特定できる能力です。断罪兄弟の巳は憂城からの依頼で、子の寝住を追跡したことがあります。この時巳は顔と胴体が切り離されていました。
そんな状態でも、寝住の居場所を能力で正確に探知できました。寝住は離れている巳がどうして自分を追ってこれるのか不思議でした。まさか巳が特殊能力を使って自分を追跡してるとは思いもしなかったのです。
蛇拳
十二大戦の巳が、接近戦で使う能力に蛇拳があります。巳が蛇拳を使ったのは、妬良と対峙した時でした。断罪兄弟の巳は妬良に、背中のタンクをとられてしまいます。さらにタンクの中身を妬良は飲んでしまったので、巳は得意の火炎放射が使えなくなってしまいます。
大切な武器のタンクが奪われ、ピンチになった巳が使ったのが蛇拳でした。蛇拳は肉弾戦で使う能力です。しかし妬良は高速で動き、攻撃力も高いので、蛇拳ではどうにもなりませんでした。結局蛇拳は成果を得られず、巳は妬良に負けてしまいます。
炎を放つ人影
十二大戦で断罪兄弟の巳が使う能力に人影があります。人影は辰の逝女と対になる能力であり、属性も火で兄と真逆になっています。巳は辰と同じように背中にタンクを背負っています。辰のタンクからは氷冷放射がされましたが、巳のタンクからは火炎が放射されます。
人影とは火炎放射器の能力なのです。巳が背負うタンクから突き出るノズルを通して、強力な火炎攻撃を行います。巳はタンクを背負ってるので、使える火炎の量には限りがあるとされています。しかし巳は使用限度量を一切考えず、好きなだけ火炎放射を使っています。巳の使う火炎放射は十二大戦の戦士にとって脅威です。巳と戦った迂々真や寝住も、火炎放射をされて手が出ない状態でした。
十二大戦の断罪兄弟(辰・巳)二人の願い
十二大戦では最後まで勝ち残った者には、どんな願いも一度だけかなえることができます。命を懸けて十二大戦に参加する断罪兄弟の辰と巳にはどのような願いがあるのでしょうか?ここでは断罪兄弟の願いについて解説します。
兄(辰)の願い事
十二大戦に参加する戦士が大戦に勝利してどんな願いをするかは、そのキャラクターの個性が反映されます。断罪兄弟の兄にあたる辰がもつ願いは「欲しいものは何もほしくない」です。十二大戦でハンドレッド・クリックを使った寝住は、辰と巳の願いがお金だとつきとめました。
しかし実際の辰の願いは違いました。辰の本心は何もほしくないという所にあったのです。断罪兄弟の辰にとって、お金がほしければ、人から奪うという選択肢があります。さらに仕事を引き受けることで、報酬としてお金を手に入れることは出来ました。
このため辰にとってお金はそれほど大きな願いではなかったのです。十二大戦に参加する辰にとって、何もほしくないというのが、本当の願いでした。
最後まで勝ち残ることにショックを受けていた?
断罪兄弟は十二大戦がはじまる前に巳が死んでいたので、11名で行われることになりました。断罪兄弟は2人で一つなので、辰としては巳がいないことに何かを感じていたかもしれません。しかし辰は気にしないふりをしていました。
巳が死んだことに動じていない辰ですが、内心ではショックを受けていたと考察できます。なぜなら辰は巳をかばったり、世話をしてた過去があるからです。憂城にコントロールされて辰と巳が敵と戦ったことがあります。この時も辰は弟とコンビネーション攻撃を繰り出せたことに喜んでる様子が感じられました。実は辰は、一人で十二大戦の最後まで勝ち残ることに戸惑いを感じていた可能性があります。
弟(巳)の願い事
十二大戦の断罪兄弟で巳の願いとはお金です。断罪兄弟は十二大戦に参加する以前も仕事をこなして多くのお金を稼いでいました。しかし巳はなおもお金が欲しいという願いを抱いています。初め断罪兄弟は辰と巳、ともにお金が欲しいという願いでした。しかし後に寝住に本当の願いを伝えているので、断罪兄弟はそれぞれ別の願いを持っています。
巳は自分の信条を「遊ぶお金が欲しいから殺す」としているので、彼にとってお金が一番価値のあるものだと分かります。辰とは違いお金が最も大切な巳なので、これまで稼いできたお金はみんな使ってきました。仕事で巨額の資金を得ても、みんな使ってしまう性格の巳は、お金がたまることがありません。
巳は稼いだお金を私欲で使うほかに、貧しい人たちに募金をすることがあります。しかしこのボランティア行為がきっかけで問題が起こる事がありました。巳としては社会貢献をしているつもりですが、それが裏目に出てしまうので心苦しい感情を味わったこともあります。
十二大戦の断罪兄弟(辰・巳)の過去
十二大戦で断罪兄弟の辰と巳には、彼ららしい過去があります。ここでは辰と巳に共通する過去に迫っていきます。
常に一緒に行動
十二大戦で断罪兄弟の辰と巳は過去、いつでも一緒に行動していました。断罪兄弟は辰と巳揃って、同じ仕事をしていたのです。辰と巳は戦士ですが、ついていた仕事は戦争の兵士などではありません。断罪兄弟は辰も巳も、マフィアの下請けとして色々な依頼をこなす仕事をしています。
断罪兄弟は過去から、お金さえもらえればどんな仕事でもこなしました。人を殺す仕事でも、お金が絡めばなんでもこなすのが断罪兄弟です。断罪兄弟は過去も、稼いだお金の一部を恵まれない人々に与える活動をしていました。過去も現在も断罪兄弟の行動に変わりはありません。お金を得るための刺激的な仕事を楽しむとともに、必要であればお金を恵むボランティア精神を持ち合わせています。
義賊をしていた兄弟
十二大戦の断罪兄弟は戦士なので、戦場で勝負を決する立場にあります。しかし断罪兄弟は過去、戦場でも平気で犯罪を犯すことがありました。お金が絡めば仕事の質は関係なく、自分たちが欲しければ盗みを働くことがあります。過去から犯罪行為をしている断罪兄弟ですが、辰には少なからず良心が残っています。たまに辰は義賊を感じさせる行動をするので、犯罪者でもかすかに正義の心が残っているようです。
ペットを飼っていた
十二大戦の断罪兄弟の巳は絶滅間近の爬虫類を飼育していることがあります。断罪兄弟が飼うペットは、彼らが運営するブログに登場しており、定期訪問する読者も一定数ついています。断罪兄弟の巳は飼育しているペットが亡くなると、その遺体を食べてしまいます。
巳としては死んだペットを食べるのは、彼なりの儀式のような行動だと見えます。この奇怪な弟の行動をみた辰は、さすがに驚きました。しかしペットの死体を食べる巳の言動を受け入れる器の大きさが、辰にはありました。
犯罪歴多数
十二大戦の断罪兄弟の辰と巳は、これまで幾多の犯罪を犯してきました。断罪兄弟はお金のためなら何でもするので、犯罪を行うことに引け目を感じません。辰と巳は人を殺すほかに強盗を働いてきました。犯罪行為を続けてきた断罪兄弟ですが、なかでも辰はバックで犯罪をつとめることがよくありました。
辰はITに強いので、パソコンの遠隔操作やハッキングなどをしています。断罪兄弟のなかで辰は犯罪の作戦計画を立てるなど、参謀的立ち位置にあります。また辰と巳が一緒に現場に出向いて犯罪を行う事もありました。断罪兄弟が事件を起こすとき知能面を担当するのが辰なので、巳よりも優位な立場にあります。
裁判で弟を助けた辰
十二大戦の断罪兄弟は状況を的確に観察し、打つときは打つし、引くときは引く賢さがあります。しかし断罪兄弟の巳は、辰よりも状況判断に弱さがあります。巳は物事にのめりこみ、冷静な判断が下せなくなることがあるのです。そのため巳は弾劾裁判に持ちこまれたことがありました。そんなとき辰は巳を裁判で庇護してくれました。辰は兄弟なので、いざという時は巳を助けてくれる優しさがあります。
十二大戦の断罪兄弟(辰・巳)の戦士の最期
弟は大戦開始前に死亡
願いをかけて十二大戦に参加した断罪兄弟は最後まで戦いに勝ち残ることができませんでした。ここでは十二大戦に参戦した断罪兄弟の最後に迫ります。
十二大戦で弟の巳は開幕前に死亡しています。巳は十二大戦がはじまる前、憂城に殺されていたのです。断罪兄弟は十二大戦の戦士が集まるホールで、卯に当たる戦士の憂城と出会いました、この時憂城はボーイのような恰好をしています。
辰が地面から妙な気配を感じた隙に憂城は攻撃を仕掛け、巳の首は切り取られてしまいました。このため十二大戦に参戦前に断罪兄弟の巳は棄権することになります。結果十二大戦は11人の戦士で行われました。
死体になって戦う弟
十二大戦前に殺された断罪兄弟の巳ですが、憂城のネクロマンチストという能力で、死んだまま戦う戦士となります。ネクロマンチストを受けた巳は憂城にコントロールされる、死んだ戦士となってしまったのです。死体になっても戦う巳は、亥の異能肉や午の迂々真などと戦いました。
憂城に指示を受けた巳は町をさまよい、銀行に隠れる迂々真の元に着きます。巳は迂々真を倒すために、銀行をまるごと火炎放射で燃やしてしまいました。迂々真は炎に包まれて銀行から出てきますが、酸素が吸えず炎のダメージで戦闘不能状態になりました。
十二大戦の巳は火炎放射で倒しましたが、まだ憂城の命令は続きました。巳は町をさまよっていると、お酒を求めてやってきた妬良と出会います。こうして巳と妬良の戦いが始まりました。妬良は素早く動くので、巳は背中のタンクをとられてしまいます。
さらに妬良はタンクの中にあるアルコールをがぶ飲みしました。巳は憂城にコントロールされているので逃げることも出来ず、肉弾戦で妬良と戦うことになります。
断罪兄弟の巳は妬良との戦いで、なかなか決着をつけることができませんでした。やがて巳は妬良に負けてしまいます。
弟に続き兄も死亡
十二大戦で断罪兄弟は巳に続いて辰も死ぬことになりました。辰は妬良に殺されますが、巳と同じく死んでも戦う戦士となります。こうして死んだ断罪兄弟は妬良、失井と戦いました。
死後も兄弟で戦う
十二大戦で死んだ後も、失井たちと戦う断罪兄弟。死んでいる戦士の辰と巳は得意のコンビプレイを見せますが、相手には効きませんでした。
砕けた兄弟
十二大戦で断罪兄弟の辰は背中のタンクをとられてしまいます。タンク内の液体窒素攻撃を受けた断罪兄弟は間もなく凍ってしまいました。凍ってしまった辰と巳は身動きができません。こうして辰と巳は凍ったまま全身をばらされてしまいます。
十二大戦の断罪兄弟(辰・巳)の声優
兄(辰)の声優は江口拓也
十二大戦の断罪兄弟辰の声優を演じるのが江口拓也さんです。ここでは江口拓也さんに関する情報を解説していきます。
江口拓也のプロフィール
江口拓也さんは1987年5月22日生まれの声優で、歌手やナレーターもしています。江口さんが所属する事務所は81プロデュースです。江口さんは東京都世田谷区に誕生して、茨木県で成長します。高校2年生のときに、ラジオ番組で小野坂昌也さんを知って、声優に関心を抱きました。
江口さんはアニメや漫画などをよく見ていたことから、声優になろうと志しました。その後江口さんは日本工学院専門学校を出ると、2007年から81プロデュースの養成所に入ります。
江口さんが声優としてデビューしたのは2008年の「真救世主伝説 北斗の拳 トキ伝」でした。2012年には第6回声優アワードで新人男優賞を獲得した江口さん。2015年10月には「Newtype×マチ★アソビ アニメアワード2015」で男性声優賞にも輝きました。
江口拓也の主な出演作
江口拓也さんが声優として出演した主な作品には以下があります。「ゴルゴ13」の駐車係役、「ぬらりひょんの孫」の鼠妖怪役、「機動戦士ガンダムAGE」のアセム・アスノ役、「転生したらスライムだった件」のソウエイ役などがあります。この他にもたくさんのアニメ作品で江口さんは声優を担当しています。
弟(巳)の声優は鳥海浩輔
十二大戦で断罪兄弟の弟の声優を担当したのが鳥海浩輔さんです。ここでは鳥海浩輔さんに関する情報を解説していきます。
鳥海浩輔のプロフィール
鳥海浩輔さんは1973年5月16日に神奈川県茅ヶ崎市で生まれた声優、ナレーターです。鳥海さんが所属する事務所はアーツビジョンで、血液型はO型です。鳥海さんは代々木アニメーション学院の声優タレント科日本ナレーション演技研究所を卒業しました。
鳥海さんは鈴村健一さんとは日本ナレーション演技研究所に通っていたころの同期仲間です。鳥海さんが日本ナレーション演技研究所で初めて担当した仕事は、本人が登場するビデオへの出演です。これはガソリンスタンドの店員研修で使うためのビデオの仕事でした。
鳥海さんがテレビアニメの声優でデビューした作品が「家なき子レミ」のアンリ役です。鳥海さんは2001年~2005年ころに、声優ユニット「P・K・O」として活動をしています。このユニットは「デ・ジ・キャラット」というアニメから出てきたユニットで、サエキトモさんや鈴木千尋さんと一緒に参加しました。
2005年にサエキトモさんが病気をしてしまったため、ユニットは活動停止に追い込まれました。鳥海さんは2016年5月16日に声優デビューから20年がたったので、記念として「てきとう」という本を出版しています。
鳥海浩輔の主な出演作
鳥海さんが出演した主な作品には以下があります。「Di Gi Charat クリスマススペシャル」のリク・ハイゼンベルク役、「テニスの王子様」の千石清純役、「NARUTO -ナルト-」の犬塚キバ役、「黒子のバスケ」の若松孝輔役、「ダイヤのA」の真中要役などがあります。
十二大戦の断罪兄弟(辰・巳)に関する感想や評価
俺は恋人から「十二大戦おもろいぞ」と言われてDVD見てハマって小説を買ってしまった人間やから何しでかすかわからん………断罪兄弟は萌えです、アイツらのせい
— ⚡️竜童👾⚡️ (@AniPhi) June 22, 2019
ここでは十二大戦の断罪兄弟辰と巳の、ツイッターでの感想や評価について見ていきます。まず十二大戦をすすめられてDVDを見たらハマってしまい、小説まで買ったという人がいます。この方にとって断罪兄弟は萌えだという感想がでています。
金さえあればなんでもできると思ってるタイプだ!!!!!!十二大戦でどうしても叶えたいたったひとつの願い事に『金が欲しい。』って言う断罪兄弟・弟タイプだー!!!!!!! 十二大戦の話通じる人この中にいます?
— 紫 (@purple3ru) June 25, 2019
また断罪兄弟で巳の願いである「お金が欲しい、お金があれば何でもできる」という思いに納得した方がいました。巳はお金があれば何でもできると思っているタイプでなので、同じように感じる人がいるようです。断罪兄弟が十二大戦で叶えたい願いの部分で、共感を感じたという感想です。
フォロワーー!!十二大戦っていうバトロワで始まる前から死んでるかわいそうな子がいるんです
— さかい (@zinngi014) June 29, 2019
断罪兄弟・弟っていうんですけど
断罪兄弟の巳は十二大戦がはじまる前に殺されており、かわいそうな子という評価もありました。断罪兄弟は2人そろって本来の力を発揮するので、十二大戦開幕前に死んだ巳はかわいそうに映ったようです。
十二大戦の断罪兄弟(辰・巳)の能力・強さを解説まとめ
ここまで十二大戦の断罪兄弟辰と巳の能力や過去などを見てきました。辰と巳は過去から犯罪歴が多く、お金のためならどんな仕事でもする兄弟です。遊ぶお金が欲しくて殺すという断罪兄弟の信条に、彼らの性格が表れています。しかし断罪兄弟の巳は十二大戦が開幕する前に憂城に殺されてしまいました。
のちに辰も死にますが、断罪兄弟は死んだまま戦い続けるようになりました。断罪兄弟は十二大戦で最後まで残る事は出来ませんでしたが、2人そろえば相当な強さを誇る兄弟です。断罪兄弟の願いは兄と弟で異なり、辰には欲しいものなど何もありませんでした。しかし巳はあくまでお金が欲しいという願いを持っています。この記事で断罪兄弟辰と巳の過去や能力を知って、十二大戦を今後とも楽しんでいきましょう!