2019年06月20日公開
2019年06月20日更新
【十二大戦】寅の戦士・妬良(とら)の強さ・能力は?設定や失井との関係まとめ
西尾維新著書の小説・アニメ『十二大戦』に登場する「酔った勢いで殺す」という肩書を持つ妬良(とら)の強さや能力・キャラ設定、丑の戦士・失井との関係についてまとめて紹介していきます。酒を浴びるように飲み酔拳のような戦闘スタイルを取る妬良は作中でどのような活躍を魅せるのでしょうか?また妬良が大酒飲みになった理由とは何なのでしょうか?『十二大戦』の「寅」の戦士・妬良の魅力に迫ります。
妬良とは?
妬良とは『十二大戦』に登場する干支になぞらえられた12戦士の内の1人です。虎を彷彿させるようなアニマル柄の衣類を身に纏っています。この度は『十二大戦』に登場する妬良の強さや能力、キャラ設定、丑の戦士・失井との関係について紹介していきますのでご覧ください。
十二大戦の作品情報
≪小説・アニメ『十二大戦』作品詳細情報≫
- ジャンル:バトルロイヤル
- 著者:西尾維新
- イラスト:中村光
- 出版社:集英社
- レーベル:JUMP j-BOOKS
- 発売日:2015年5月19日/2017年12月12日(対十二大戦)
- 巻数:全2巻
- アニメ放送局:AT-X/TOKYO MX/MBS/BS11
- アニメ放送期間:2017年10月-12月
- アニメ話数:全12話
十二大戦の概要
『十二大戦』は「物語シリーズ」の著者である西尾維新が2015年5月に刊行した現代ファンタジー小説です。超常力を持った12人の戦士が争い、最後に1人生き残った者の願いが叶えるという物語です。
「聖☆おにいさん」で有名なイラストレーター・中村光の魅力的で特徴的なキャラクターたちが容赦なく殺し合う様が西尾維新の生きた文章表現されて読みごたえがあると評されています。登場人物の過去やその背景、戦闘が開始される理由と経緯などを深堀するというよりは戦士たちのバトルロワイアルが主軸で描かれた作品です。
十二大戦のあらすじ
「十二大戦」開催に伴い人口50万人程もの大都市は一夜にしてゴーストタウン化します。その中を1人優雅にハイヒールで歩く「亥」の戦士である異能肉(いのうしし)がいました。前回の大会優勝者は「亥」の戦士は異能肉の父親です。その父親に育てられた異能肉は両手に機関銃「愛終(あいしゅう)」と「命恋(いのちごい)」を持ち、戦士としての実力はかなりのものがあります。
十二大戦の会場に辿り着いた異能肉の眼前には既に1体の死体ありました。戦いは十二大戦が開会する前から始まっているようです。殺害されたのは「巳」の戦士でどうやら「巳」の戦士が犯人のようです。十二大戦の審判役を務めるドゥデキャプルが姿を現し、第12回十二大戦のルール説明をします。参加戦士全員に毒の塊の黒い宝石「獣石(じゅうせき)」が配られ、噛まずに飲み込むように指示されます。
獣石は生きた人間の胃酸に反応し、12時間後には確実に命を奪う猛毒です。12時間以内に12個全ての獣石を集めたものが大会の優勝者になります。十二大戦が開始されると平和主義者の「申」の戦士・砂粒(しゃりゅう)は、誰も命を落とさない和平案を提案して賛同者を募ります。砂粒の意見に賛同した戦士と合流しようとしたその時、突然床が崩れ落ちます。砂粒のチームは結成されることなく十二大戦の幕が上がります。
戦士たちが方々に身を隠す中、異能肉は優雅にその場に残っていました。彼女には優雅に勝利を収めるという目的があり、慌ててその場を離れることは意に反することだったのです。そんな異能肉に卯の戦士・憂城(うさぎ)が襲い掛かります。異能肉は憂城の協力者である誰かに背後から抑えられ憂城に刃物で食道を指されてしまいます。
そして、異能肉の体内の獣石を奪います。異能肉の背後を抑えた憂城の協力者とは大会前に憂城によって殺害された「巳」の戦士で断罪(たつみ)兄弟の弟でした。憂城は殺害した相手を使役できる特殊能力で操っていたのでした。その頃、会場を後にした「戌」の戦士の怒突(どつく)は、前半は戦闘の成り行きを見守ろうと会場の地下駐車場に隠れていました。
怒突は体内で毒や解毒剤を作り出すことが出来る特殊能力を持っていた為、獣石の解毒剤も作り出すことができ、時間に拘束される心配がなかったためです。そんな時、怒突は「酉」の戦士の庭取(にわとり)に発見されてしまいます。鳥類と意志疎通が可能な特集能力を持つ庭取は、憂城が死体を操れる能力を持っていることを掴み、チームで戦闘した方が有利だと共闘を怒突に持ち掛けます。
怒突は迷いましたが気弱そうな庭取の様子をみて「後で殺害すればいい」と一旦は共闘した方が得策だと判断を下し、その申し出を受けます。2人は作戦を練る中、憂城たちが二手に分かれたという情報を掴むと怒突達も二手に分かれる策を取ります。そして、庭取を異能肉の元に向かわせるために怒突は極限まで能力を増強させる薬を庭取に飲ませます。
増強して力を得た庭取は「落ち着いてコントロールしろ」という怒突の言葉通りに、落ち着いてゆっくりと怒突の顔を握り潰します。戦士として決して強くはない庭取は怒突の増強剤を得るために弱そうな見た目と演技力で怒突に近づき目的を果たしたのでした。その後亥の戦士・異能肉を追った庭取は鳥たちに異能肉の身体を啄ばめさせて倒します。その時、食べ物を探しに来た「子」の戦士の寝住(ねずみ)に出会います。
寝住は平和主義者の「申」の戦士・砂粒と行動を共にしていました。集会会場で庭取も砂粒の提案に賛同していたのを思い出した寝住は庭取を砂粒の元に案内します。彼らの潜伏地は下水道でした。砂粒の話を聞いていた庭取は砂粒が心の底から平和を願っていることを知り驚愕します。あまりに純粋に平和を願う砂粒に、騙して殺害するという常套手段を取ることが出来なかった庭取は共闘の申し入れを断って地上に戻ります。
そこに現れた大会優勝候補と呼ばれるほどの強さを持つ「丑」の戦士・失井(うしい)によって庭取はあっけなく殺害されます。庭取は朦朧とする意識の中で今まで世話になったお礼として自分の身体を食べさせます。下水道に潜伏中の砂粒が今後について思案していると、突然激しい鳥の羽音が下水道に響き渡り、異能肉が庭取との戦闘で撃ち落とした鳥たちが襲ってきます。
憂城は、自身が殺した異能肉によって殺された鳥をも使役することが出来るのです。砂粒と寝住は戦闘のために地上に飛び出します。彼らを待ち受けていたのは断罪兄弟・弟の死体と憂城でした。砂粒は彼らに説得を試みますが、憂城は無機質・無感情に攻撃を仕掛けてきます。砂粒は冷静に判断し憂城の攻撃を無力化できそうだと思われた瞬間、背後から刃で貫かれます。
砂粒の背後には巳の戦士の頭部があり、憂城には砂粒の背後が隙だらけであることが見えていました。砂粒も憂城の使役となった頃、大会最年長参加者の「未」の戦士・必爺(ひつじい)は「寅」の戦士・妬良(とら)と対峙します。戦略を練って妬良に向かう必爺でしたが、お酒を浴びるように飲んで酔っ払った妬良の状況に油断して圧倒されてしまうのでした。
その頃の別の場面では、銀行の金庫の中にバリケードを張って引き籠る「午」の戦士・迂々真(ううま)がいました。大会開戦直後に皆殺しの天才戦士である失井と対戦した迂々真は自身の高い防御力で失井の攻撃をかわし生き延びますが、それ以来戦意喪失で引き籠っているのです。誰も入ってこれない金庫に「巳」の死体に追われた寝住が一時避難のために訪れます。寝住と少し話した迂々真は彼が立ち去った後、苦しさを覚えます。
それは、単なる胸の苦しさではなく現実のもので「巳」が火炎放射器で金庫を燃やしていたのでした。気づいた時には既に遅く、迂々真は戦わずに命を落とします。開戦後、空高くに潜んで大会の様子を眺めていた「辰」の戦士で断罪兄弟・兄は、眼前で繰り広げられる自身の弟の身体と失井・妬良ぺアの戦闘の様子を傍観していました。弟の窮地の場面で助太刀に入ろうとした時、手の上に触れる者がありました。
それは自分と全く同じ顔をした弟の生首でした。弟の首に噛まれている際、地上から刃が飛んでくると兄の身体は真っ二つに引き裂かれます。そして兄もまた憂城に使役されるのです。断罪兄弟の死体は容赦なく失井と妬良襲い掛かります。ゾンビ化している死体たちを切っても効果がないため、失井は燃焼させることで倒していきます。失井と妬良は断罪兄弟・兄の氷冷放射器を利用して兄弟を氷漬けにして動きを封じました。
最後に立ちはだかったのは憂城でした。2人は憂城を八つ裂きにして制圧します。全てが落ち着き、一方的に失井に敵意を剥き出しにする妬良は共闘の対価として失井と対峙する中、突然妬良が失井を突き飛ばすのです。妬良の胸には倒したはずの憂城の刃が刺さっていました。憂城は殺害される直前に舌を噛み切って自殺し、自身の身体を使役していたのです。バラバラの憂城の身体は歪な形をした1つの塊となり失井の前に出現します。
彼の口の中には砂粒の死体も仕込まれていました。使役される前に自決しようと失井はしますが、砂粒の頭突きで妨害されてしまいます。そこに「子」の戦士の寝住が現れます。彼の手には必爺の手榴弾が握られていました。失井は迷わず投げるように寝住に支持します。寝住は手榴弾を投げると素早い動きで逃げます。全てを飲み込む爆発で後に残ったのは11個の獣石でした。こうして十二大戦は寝住が勝利し幕を下ろします。
妬良のキャラ設定
≪妬良のプロフィール≫
- 肩書:「寅」の戦士 ・『酔った勢いで殺す』妬良
- 本名:姶良 香奈江(あいら かなえ)
- 誕生日:1月1日
- 身長:154cm
- 体重:42㎏
- 特徴:トラ耳カチューシャトラ柄のブラジャーとパンツ革ジャン
- 嗜好:ショッピング大酒呑み
妬良の性格
妬良の性格設定について紹介します。戦士というより大酒飲みの妬良はだらしない印象が強いキャラクターですが、はじめからそのような性格だったわけではありません。元は真っすぐで正義感の強い少女でした。しかし、妬良は上京した日を境に現実から目を背けようと酒に逃げるようになり、以後戦闘が始まっても公園のベンチで寝そべりながら酒を飲む体たらくな姿を見せます。
妬良の実家
妬良の実家は空手の道場を営んでいます。妬良も父親に武道を教わり門下生の中で妬良に適うものは誰一人としていませんでした。そんな妬良に父の期待も高まりを見せていたようですが、上京をきっかけに酒に溺れる生活を送るようになった妬良は師範代の父に破門されます。十二大戦で妬良が見せる酔拳のような戦闘は、幼少期から培ってきた空手が元になっています。
妬良(とら)の強さ・能力は?
十二大戦に登場する妬良の強さや能力設定について紹介していきます。日々お酒を浴びるように飲む妬良の、気になる戦闘スタイルや特殊能力などについて詳しく見ていきますのでご覧ください。
妬良の強さ
妬良の戦闘スタイル
元々空手武術を学んでいた妬良は、酒を浴びるように飲むようになってからは酔った状態で戦闘することが多く、その状態で空手の技を繰り出します。まるで酔拳のような戦闘スタイルを取る妬良は、虎を連想するような構えから奇をてらう攻撃で相手の肉を引き裂く格闘戦にとても優れています。
気配の察知
十二大戦の作中でただひたすらお酒を飲む大酒飲みのだらしない姿が描かれている妬良ですが、酔っていても気配の察知する能力には長けているようで背後に忍び寄る必爺に気付いていました。必爺は酒に酔っていると妬良を甘く見て油断していたようで、妬良の潜在能力で一瞬の内に殺害されます。必爺の獣石を奪った後、妬良は酒を求めて街へ繰り出します。
威圧感を消せる
十二大戦の必爺との戦いで妬良は泥酔状態で相手の気配を察知し、自身の威圧感を消して相手を油断させます。そして、戦闘モードになると強大な威圧感と反撃の間も与えないほどのスピードで相手を殺害します。妬良の格闘戦術は十二大戦トップクラスと言っても過言ではないようです。
戦いよりも酒
十二大戦開幕が告げられると戦士たちは試合会場から方々に分散していきます。しかし、妬良は戦いに関心がない様子で都市部から身を隠すでもなく、静観するでもなく1人公園のベンチでただ酒を堂々と飲み続ける様が描かれています。
妬良の特殊能力
十二大戦の参加戦士達には何らかの特殊能力が備わっています。妬良の場合は酔拳になります。酔拳が目覚めるまでは拳銃をもって戦っていました。妬良は銃弾戦で弾が飛び交う中でも酔拳で飄々とかわしながら構わず突っ込んでいき、相手兵士を次々と圧倒していきます。
妬良の肩書
十二大戦の参加戦士には肩書があり、妬良も持っています。上画像が妬良の肩書です。肩書から妬良が酔拳を用いて戦闘することが容易に想像されるのではないでしょうか。もし妬良が酒に溺れることなく、十二大戦に参加していたら一体どのような肩書になっていたのかと想像して楽しむ人もいるようです。
妬良の過去
十二大戦の妬良の過去についてを紹介していきます。父親が道場を営んでいるという妬良にはどのような過去があるのでしょうか?早速、妬良の過去について迫っていきましょう!
妬良の学生時代
妬良の学生時代は、授業が終われば即帰宅して道場で稽古という武道に対して純粋で生真面目な勤勉少女でした。道場でもトップの実力者へと成長した妬良は、戦地へ送り出しても申し分ないと実際の戦地に赴きます。
しかし、リアルな人間同士の殺し合いを目の当たりにした妬良は、人類に対して不信感を抱くようになり「人間がいなくなれば地球は平和なのではないか」と考えるようになります。武道としての戦い方しか知らなかった妬良は矛盾だらけの戦場での戦いに順応することが出来ませんでした。
妬良と戦場
妬良は自分が戦場で戦うのは世界平和のためだと思っていましたが、実際には戦争の活性化が目的で戦場に送られていたことを知ります。戦場では空手は使うことはなくライフルを用います。強い者や弱い者に関係なく人々が無残に殺害されていきます。妬良は社会の矛盾や歪みを知り、その中で人を殺し表彰され続けた結果、本来の生真面目さが災いして精神が崩壊して酒に逃げるようになります。
真っすぐ立てずに地を這いつくばり、敵味方の判断が出来ず、自分の大切な物が何かもわからなくなり転がり落ちるように道を外れていきます。真面目にやっていた頃よりも不真面目にやった時の方が倍評価される矛盾だらけの世の中にも嫌気がさしていたようです。
妬良の願い
十二大戦の優勝者には何でも1つ願い事を叶える副賞が与えられます。十二大戦に参加しているメンバーは皆それぞれ願いを成就するために優勝を目指します。大酒飲みの妬良にも叶えたい願いというものがありました。
願いは正しさ
妬良の願いとは「正しさ」でした。これまで妬良が武術で養ってきた心は、弱いものを助けることが正義というものでした。しかし、戦場に出て全く武道とかけ離れた矛盾した世界を目にし、自身が抱いてきた正義はなんだったのかと自分の心を見失ってしまいます。妬良は「本当の正しさ」についての明確な答えを求めていました。
失井から得たもの
自身の心を見失って本当の正しさを求めていた時、妬良は戦場に出ていた丑の戦士・失井と出会います。彼は妬良を一般市民だと勘違いし近くのキャンプ地まで送り届けるといいます。
迷うことなく剣を振るって戦う失井の姿に惹かれた妬良は失井に「正しさ」につてい問います。すると、失井は「正しいこと行動をするためには、正しい意志が必要不可欠である」と答えます。この言葉が妬良を立ち直らせ、再びトレーニングを再開するきっかけとなりました。失井に再会した時にお礼がしたいという思いを胸に、妬良は戦場で戦い続けるのです。
妬良と失井との関係
十二大戦にはペアで共闘する場面が描かれています。妬良と失井も共闘する描写があります。2人はどのような経緯で共闘することになったのでしょうか?妬良と失井との関係についてみていきましょう!
失井と共闘
ある日酒を飲むために街にやってきた妬良でしたが、そこで丑の戦士・失井に遭遇します。戦闘モードで構えますが、十二大戦の参加戦士の中でトップに近い強さを持つ卯の戦士・憂城との戦闘が避けられない状況に陥った失井と妬良は共闘することになります。
失井への頼み事
妬良は失井と手を組むことで窮地を脱し、憂城が操る十二大戦の断罪兄弟を退けて憂城自身も討ったかに見えましたが、憂城はまだ生きていました。そして、憂城の攻撃を受けた妬良は致命傷を負います。まだ、妬良の意識は残っており、憂城の操り人形になる前に殺してほしいと失井へ最後の頼み事をします。失井がそれを受け入れると、妬良は最後に満たされた表情を浮かべて命を落とします。
妬良の声優
妬良の担当声優について紹介していきます。妬良の担当声優は、2008年テレビアニメ『AYAKASHI』子供役で声優デビューした人物です。文節に関わらず、幼女から大人女性の声質に変化させることを難なくやってのける技術に優れた声優でもあります。早速、妬良の担当声優についてみていきましょう!
五十嵐裕美のプロフィール
- 名前:五十嵐 裕美(いがらし ひろみ)
- 愛称:ゆきんこ
- 出生地:北海道札幌市
- 生年月日:1986年12月13日
- 年齢:32歳
- 血液型:O型
- 身長:151cm
- 趣味/嗜好:サイクリング/かき氷/カニ味噌などのおつまみ類/和菓子/ミステリー小説
- 職業:声優
- 事務所:マウスプロモーション
五十嵐裕美の出演作品
- 『アイドルマスター シンデレラガールズ』双葉杏
- 『パパのいうことを聞きなさい!』小鳥遊ひな
- 『奇異太郎少年の妖怪絵日記』奇異太郎
- 『AMNESIA』オリオン
- 『ブレイブウィッチーズ』エディータ・ロスマン
- 『閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-』美野里
- 『BEATLESS』スノウドロップ
- 『怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~』レッドキング
- 『オーバーロードⅡ』ユリ
- 『捏造トラップ-NTR-』水科蛍 他多数
妬良以外の十二大戦のキャラクター
妬良以外の十二大戦のキャラクターについて紹介していきます。その他の十二大戦の登場人物はどのようなキャラクター設定なのでしょうか?妬良以外の十二大戦のキャラクターについて見ていきましょう!
キャラクター①寝住
≪現役高校生「子」の戦士・寝住(ねずみ)の設定プロフィール≫
- 肩書:『うじゃうじゃ殺す』寝住
- 本名:墨野 継義(すみの つぎよし)
- 誕生日:3月3日
- 身長:170cm
- 体重:55㎏
- 大戦にかける願い:「夢が欲しい」
- 特徴:常に眠そう/日々惰性で生きる
- 性格:無関心/人を見下す/モラル欠如/達観視/冷淡
- 特殊能力:確率世界に干渉して百通りの分岐を同時実行し、その内の1つを真実にすることができる「ねずみさん⦅ハンドレッド・クリック⦆」
- 好物:チーズ
キャラクター②失井
≪「丑」の戦士・失井(うしい)の設定プロフィール≫
- 特殊能力は持たずして強く、戦士たちから優勝候補と恐れられている
- 肩書:『ただ殺す』失井(通称:『皆殺しの天才』)
- 本名:樫井 栄児(かしい えいじ)
- 誕生日:2月2日
- 身長:181cm
- 体重:72㎏
- 大戦にかける願い:「助けが欲しい」
- 特徴/武器:ロン毛・角/サーベル「牛蒡剣(ごぼうけん)」
- 性格:正義感が強い/有情/義理堅い/凡人が理解できない
- 弱点:不意打ち
キャラクター③憂城
≪「卯」の戦士・憂城(うさぎ)の設定プロフィール≫
- 肩書:『異常に殺す』憂城
- 戦士名以外詳細不明
- 大戦にかける願い:「お友達が欲しい」
- 性格:計算高い/幼稚/摩訶不思議
- 特徴:ホットパンツ/サスペンダー/ウサギの尻尾/うさ耳カチューシャ/筋肉質/ほぼ全裸
- 武器:2つの大鉈『三月兎』と『白兎』
- 特殊能力:殺害した相手を使役する『死体作り(ネクロマンチスト)』
キャラクター④断罪
≪「辰」の戦士・断罪兄弟(たつみきょうだい)兄の設定プロフィール≫
- 自称:双子の弟のピンチに駆けつけるヒーロー
- 肩書:『遊ぶ金欲しさに殺す』断罪兄弟・兄
- 本名:積田 長幸(つみた ながゆき)
- 誕生日:11月11日(戸籍上)
- 大戦にかける願い:「何も欲しくない」
- 性格:軽薄非情
- 特殊能力:大気圏ギリギリの高さまで行ける空中浮遊能力「天の抑留」
- 武器:超低温液体水素であらゆる物体を一瞬で凍らせる冷凍武器「逝女(ゆきおんな)」
- 一人称:俺様
≪「巳」の戦士・断罪兄弟(たつみきょうだい)弟の設定プロフィール≫
- ペットの爬虫類育成ブロガー
- 肩書:『遊ぶ金欲しさに殺す』断罪兄弟・弟
- 本名:積田 剛保(つみた たけやす)
- 誕生日:10月10日(戸籍上)
- 大戦にかける願い:「金が欲しい」
- 性格:自由奔放/放火癖
- 特殊能力:地面の振動で周囲を察知する能力「地の善導」
- 武器:建物を丸ごと焼き尽くす強力な火炎放射器「人影(ひとかげ)」
- 一人称:俺
キャラクター⑤迂々真
≪「午」の戦士・迂々真(ううま)の設定プロフィール≫
- 肩書:『無言で殺す』迂々真
- 本名: 早間 好実(そうま よしみ)
- 誕生日:9月9日
- 身長:230cm
- 体重:150㎏
- 大戦にかける願い:「才能が欲しい」
- 特徴:スキッド付きの手甲/たてがみのような兜/巨漢/筋肉質
- 性格:寡黙/ネガティブ
- 趣味:ボトルシップ
- 攻撃:強度の防御術『鐙』
キャラクター⑥必爺
≪「未」の戦士・必爺(ひつじい)の設定プロフィール≫
- 元武器商人で9回目の十二大戦優勝者で、本大会は孫の代理参加
- 当時の願い:「孫の顔が見たい」
- 肩書:『騙して殺す』必爺
- 本名:辻家 純彦(つじいえ すみひこ)
- 誕生日:8月8日
- 身長:140cm
- 体重:40㎏
- 大戦にかける願い:「時間が欲しい」
- 戦闘:超火力の爆弾「醜怪送り」
キャラクター⑦砂粒
≪「申」の戦士・砂粒(しゃりゅう)の設定プロフィール≫
- 霊山で生まれ、水猿(みざる)・岩猿(いわざる)・気化猿(きかざる)の仙人に手ほどきを受ける
- 肩書:『平和裏に殺す』砂粒
- 本名:柚木 美咲(ゆうき みさき)
- 誕生日:7月7日
- 身長:150cm
- 体重:40㎏
- 趣味:お菓子作り
- 大戦にかける願い:「平和が欲しい」
- 性格:平和・理想主義者//強い信念
- 戦闘:体術/三態を自在に操る仙術/失井も制圧する実力者/手加減して相手に傷を負わせないよう説得する
キャラクター⑧庭取
≪「酉」の戦士・庭取(にわとり)の設定プロフィール≫
- 虐待を受けていた15歳以前の記憶がなく、養母から殺し屋教育をされて紛争地で実地訓練を受けた過去を持つ
- 肩書『啄んで殺す』庭取
- 本名は 丹羽遼香(にわ りょうか)
- 誕生日は6月6日
- 身長153センチ
- 体重42キロ
- 特徴/武器:露出度の高い服・気弱そうな雰囲気・気分転換は温泉/鋤「鶏冠刺(とさかざし)」
- 性格:裏切り/計算高い/嘘つき
- 大戦にかける願い:「自分が欲しい」
- 特殊能力:全ての鳥類を自在に操る「鵜の目鷹の目」/鳥類と視界情報を共有する
キャラクター⑨怒突
≪「戌」の戦士・怒突(どつく)の設定プロフィール≫
- 真面目に働く保育園の保父で「どっく先生」と園児に親しまれている
- 本業は裏で異端な園児をその子供に合った組織へ斡旋する
- 肩書:『噛んで含めるように殺す』怒突
- 本名: 津久井 道雄(つくい みちお)
- 誕生日:5月5日
- 身長:177cm
- 体重:52㎏
- 特徴/趣味:イヌ耳のカツラ・尻尾の飾り・毛皮のマント/書道
- 大戦にかける願い:「勝ちが欲しい」
- 戦闘/特殊能力:体内で調合した毒を噛みつくことで相手に感染さえる戦方『狂犬鋲』/身体能力を強化する秘薬「ワンマンアーミー」や殺さない毒、解毒剤も体内で生成する
キャラクター⑩異能肉
≪「亥」の戦士・異能肉(いのうのしし)の設定プロフィール≫
- 300年以上の歴史が続く名家の跡取り娘
- 恋人は12人いるがさらに恋人を募集中
- 十二大戦の参加権を持つ妹を12年掛けて洗脳して自殺に追い込んだ
- 肩書:『豊かに殺す』異能肉
- 本名:伊能 淑子(いのう としこ)
- 誕生日:4月4日
- 身長:176cm
- 体重:60㎏
- 特徴/武器:泣きボクロ・イノシシの牙のピアス・巨乳・ドレッシーな服装/両手に機関銃『愛終(あいしゅう)』と『命恋(いのちごい)』
- 特殊能力:装填無しで弾丸を連射する能力『湯水のごとく(ノンリロード)』
妬良に関する感想や評価
十二大戦の妬良に関する感想や評価について紹介していきます。妬良に関する感想や評価にはどのよう声が上がっているのでしょうか?早速、妬良に関する感想や評価について見ていきましょう!
十二大戦(≧∇≦)
— 物語シリーズ大好き過ぎてぱないの! (@tetsushi9898) October 4, 2017
1話からかなり面白かったです
登場するキャラが動いてしゃべるというだけで興奮を隠しきれませんでした笑
今後の戦闘シーンや各自の能力に期待!!(寅年ということもあり1番妬良‘ トラ’に期待。)
流行るといいなぁ〜(´▽`) '`#西尾維新#十二大戦 pic.twitter.com/ADNkXBr6Ya
十二大戦のアニメを鑑賞した人の感想には、物語は面白く、登場人物が動いているだけで感動したという声があがっていました。各キャラの戦闘場面や持っている能力が映像ではどのように描かれているのか期待が寄せられ、特に妬良の能力に注目が集まっていたようです。
あと私原作内で触れられてた設定の中で迂々真さんの美声設定と同じくらい妬良の戦いに赴くときはネイルを落とすってやつがめちゃめちゃ好きなんですよね…
— ちの (@tkjooooo) December 1, 2018
十二大戦の妬良の設定についての感想には、鋭い爪で攻撃する妬良が戦闘の前にはネイルを落とすというのが現代女性らしく、妬良がお洒落に気を遣う人物であることが窺えます。その妬良の設定が好きだという人もいたようです。
「十二大戦」第10話。残りは子と丑と(ゾンビ化した)兎と申のみ。妬良の最期は切なすぎる。牛井と妬良は、場所が場所ならフラグが立っていたのだろうな。二次創作で少し流行りそう。個人的に本作のベストカップルだ。牛井には妬良の仇を討ってほしい。今回は本作で一番素晴らしい回だった。#十二大戦
— 長雨(令和版) (@long_rain) December 5, 2017
十二大戦の妬良と失井についての感想には、本編の中でベストカップルであり、妬良が最後に失井に殺されたいと懇願する場面では涙を流したという声が目立ち、多くの人が妬良の最後が美しくもあり切な過ぎると感じていたことが窺えます。
人間資質をみるのを得意としていた怒突が欺かれ、戦士として老成していた必爺が妬良の戦闘能力の高さではなく「戦士としての弱さ」にのみ目がいっていたのは面白かったな。
— 五所瓦静寂 (@rensuxio) November 14, 2015
「未」の戦士である必爺は妬良の「特殊能力の強さ」に着目していたのではなく、彼女の「戦士としての心の弱さ」に目を付けます。結局、必爺は妬良に油断して殺害されてしまいますが、老成しているからこその着眼点だとそこに面白さを感じた人もいたようです。
妬良
— のばら (@oh_my_nobara) December 16, 2017
真面目に不良になろうとしてなれちゃった子、真面目ゆえ。精神に麻酔かける為に酒を飲む姿を見るのはちょい辛い。戦争も無く普通に生きていけたら、なかなかお目にかかれない心の綺麗な良い子になってたと思う。
弱いものを救うことが正義としてきた妬良は、戦場に立たされてその矛盾や歪みを体験し酒に溺れるようになりますが、その妬良の酒に溺れていく様に痛々しさを覚えた人が多かったようです。純粋が故に無秩序な戦場に順応でず、戦場に送り出されなければ心も綺麗で信念が歪むことはなかったのではないかと残念だという感想が幾つかSNS上の感想にあがっています。
妬良の話、まあ有り体に言ってしまえば「現実に耐え切れず酒に逃げた」なんだけどその後の方が真面目にやってた頃より評価されるようになったというのと比例して血みどろになっていく彼女の手の描写がエグい
— 墓のり (@hayanorihayaki) December 4, 2017
また、妬良は真面目にやっていた時よりも酒を飲むようになって不真面目にやった方が周囲から評価されることに対しても、それまで真面目に努力していたことは何だったのかと心が荒んでいきます。血にまみれていく妬良の手の描写は妬良の心が崩壊し残虐性を帯び始めていることを物語っているようで悲惨だというような感想もあがっています。
妬良の強さや能力まとめ
十二大戦に登場する「寅」の戦士・妬良の強さや能力・キャラ設定、「丑」の戦士・失井との関係についてまとめ、他の12戦士についても紹介していきました。元々武術に秀でていた妬良は弱者を助けることが正義と信じていましたが、実際に戦地に赴き自身が信じていた正しさとは正反対で矛盾だらけの世の中に打ちのめされていきます。
武術には優れていましたが心は純粋で優しく、生真面目で正義感が強い性格が災いし酒に溺れるようになり、道場から破門されてしまいます。さらに真面目に努力していた時よりも、不真面目にやった時の方が評価が高く社会の理不尽さに苦しみお酒の量も益々増えていきます。そん妬良ですが、酔った状態でも格闘戦では強さを発揮し相手を倒します。
妬良の因縁の相手の失井の手で命を絶たれ、切ない最後を遂げました。どこか現代社会にも通じるものがあって酒に溺れるまではいかなくとも妬良の気持ちに共感する人もいるのではないでしょうか?干支になぞらえられた12人の戦士たちのバトルロワイヤル「十二大戦」まだ見たことがない方は、本記事を参考にご覧になってみてはいかがでしょうか?