ガルパンの主人公・西住みほのプロフィールは？軍神としての活躍と戦歴まとめ

ガルパンの作品情報と、ガルパンの主人公であり、軍神と呼ばれる西住みほの家柄について紹介します。

ガールズ&パンツァー（通称ガルパン）とは、華道や茶道と並び女性のたしなみとして、戦車同士の模擬戦である「戦車道」が武道として浸透している世界を舞台に、女子高生たちが戦車道の大会で優勝を目指し戦っていく物語です。2012年にガルパンのアニメシリーズが始まり、2015年にはガルパン劇場版が、2017年からは映画での新シリーズも公開されています。またほかにも数々のガルパンのスピンオフ作品が展開されています。

戦車道の家元の娘であり、実家の戦車道を半ば強制されてきた西住みほは、とある事件をきっかけに実家を離れ、戦車道のない学校と言うことで大洗女子学園に転校してきます。けれどもちょうど転校した年から戦車道の授業が開始し、西住みほは半ば強制的に戦車道を履修することとなってしまうのです。

もともとあまり乗り気ではなかった西住みほですが、実家の戦車道とは違う、自分らしい戦車道を見つけて次第にその才能を開花させ、戦車道大会を勝ち抜いていきます。

ガルパンの世界において、西住みほの実家は代々有名な戦車道の家元の家系で、その教えは「撃てば必中、守りは堅く、進む姿は乱れなし。鉄の掟。それが西住流」とされています。集団を1つの個として、統率のとれた動きと集中火力で相手を圧倒する戦術を得意とし、勝利のために全員が1つの意志のもと一丸となって戦います。

西住みほの誕生日は10月23日のてんびん座です。10月23日というとナインティナインのやべっちやジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川の誕生日としても有名です。

西住みほの血液型はA型で、身長は158cmです。ガルパンのキャラクターの中ではちょうど中間くらいの背丈という設定です。ちなみにガルパンのキャラの中で一番背が小さいのは言わずと知れたプラウダ高校の隊長カチューシャの127cmで、一番背が高いのが同じくプラウダ高校の女傑、176cmのノンナだとされています。

家族は父の常夫、母のしほ、姉のまほの4人家族です。父常夫は非常に優秀な整備士で、多少乱暴に乗っても壊れないように調整できるとも言われています。母しほは言わずと知れた戦車道の名門「西住流」の師範を務めています。また高校戦車道連盟の理事長でもあり、劇場版では戦車道プロリーグ設置委員会委員長も打診されていました。

姉のまほは、初登場時こそ西住みほに冷たい態度を見せているようにも見えましたが、その実非常に妹想いであることが後のエピソードにて明らかになっています。母しほも含めて、総じて家族想いのエピソードも多く、ガルパンアニメ開始当初ギクシャクしていただけの家族のようにも見えますが、その実西住みほがお互いを思いやる優しい家族に囲まれていることが分かります。

ガルパンの世界では、高校が学園艦（学校を中心としたとしを形成する巨大な艦船）の上にあることが当たり前となっています。西住みほの通う学校は県立大洗女子学園で、茨城県大洗町に属する学園艦の女子校となっています。歴史だけは古いが特に目立った実績もないとのことで、文科省から廃校を検討されていました。

控えめで引っ込み思案なタイプで、転校してからもしばらくは周囲に馴染めていない様子が見られていました。しかしその実優しくて非常に友達思いなところがあり、また誰に対しても基本的には敬語で話すなど、礼儀正しい性格が見て取れます。しかしひとたび戦車道の試合になると、冷静沈着でテキパキと指示を出したり、また敵も味方も驚くような大胆な作戦を決行する勇気と胆力も持ち合わせています。

自分に対して理不尽だったりきつい当たりの人に対しても決して悪口など言うことはなく、素直に相手の良いところを認める器の持ち主で、戦車道で戦ったどの相手とも仲良くなるという特技を持っています。なお、幼少の頃は非常に活発であったことが劇場版の回想シーンにて描かれています。

西住みほの趣味として有名なのが、ボコられグマ（通称ボコ）です。身体中に包帯や絆創膏、さらには縫い目なども多く痛々しい姿が特徴です。

喧嘩っ早い性格で自ら喧嘩をふっかけるも必ずボコボコにされてしまうというキャラクターで、西住みほはこのボコのぬいぐるみを大量に持っています。またガルパン劇場版ではたまたま通りがかった道でボコミュージアムなるテーマパーク施設を見つけると、これまでにないほどにハイテンションになっていました。

茶色がかったショートボブの髪型に少々頼りなさそうな上場。線の細い印象を受けるものの、実際は意外にもプロポーション抜群で、スリーサイズはB:82、W:56、H:84という設定です。しばしば、アイドルマスターシリーズに登場する萩原雪歩に似ているとも言われています。

西住みほの名前の由来は、同じ熊本県出身の大日本帝国陸軍の軍人、西住小次郎だと言われています。公式に軍部からも「軍神」として最初に指定された軍人です。日中戦争における第二次上海事変から徐州会戦まで八九式中戦車の車長として活躍されました。

幼少の頃は活発な少年で、中学の頃からはおとなしいタイプであったところも、ガルパンの西住みほと似通っています。また誰とでも仲良くなり敵を作らない男であったとも言われていて、数々のライバルたちとすぐに仲良くなってしまう西住みほの性格もここからきているのではないかと言われています。

大洗女子学園に転校する前は黒森峰学園で副隊長を任されていた西住みほ。1年生でありながら全国大会決勝戦にて作戦の肝となるフラッグ車を任されていたいましたが、対戦相手のプラウダ高校の攻撃で川に投げ出されてしまった友軍の乗員を助けるため、戦車を離れ単身飛び込みます。結果その戦車は撃破され、黒森峰女学園の10連覇を逃す形となってしまったのでした。

戦車道の授業で模擬戦を行った際、西住みほ以外はすべて初めて戦車に乗る素人でした。けれどもそんなことは一切容赦せず、的確に1輌ずつ、各車輌を撃破していきます。最終的には西住みほ率いるAチームがほかチームのすべての車輌を撃破し、勝利したのでした。

戦車道を初めて間もない大洗女子学園の戦車道チームを率いて初めての対外試合となった聖グロリアーナ女学院戦では、開戦当初こちらの作戦を読まれ一方的に追い詰められてしまいます。

しかし生徒会チームの助けによって危機を脱出すると、追いかけてきた聖グロリアーナ女学院の戦車を短時間で次々と撃破、最後は惜しくも相手隊長車に撃破されてしまいますが、名門の戦車道チームである聖グロリアーナ女学院の隊長ダージリンからその実力を認められることとなりました。

全国大会1回戦、予算と戦車保有台数日本一を誇るサンダース大付属高校との対戦では、序盤友軍の通信を傍受されていたため全く歯が立たないという状況でした。しかし無線傍受に気づくと今度はそれを逆手にとって相手を罠にはめ、一気に攻勢に出るのでした。途中相手チームの援軍により再度劣勢に持ち込まれるも、危険を顧みず稜線を利用した射撃により見事フラッグ車を撃破したのでした。

全国大会2回戦は、ノリと勢いだけは良い、調子に乗られると手強いと有名なアンツィオ高校でした。はじめ相手の用意していたデコイに騙され一箇所に釘付けにされていましたが、相手の作戦を見破り即座に移動、こちらを包囲しようと移動してくる敵車輌を各個撃破し、2回戦を勝利に導きました。

全国大会準決勝、対戦相手のプラウダ高校の罠にまんまとはめられ朽ちた教会に籠城することになってしまいます。その後なんとか脱出したのですが、相手のフラッグ車を探してキューポラの上に立ち、周囲を見渡す凛々しい姿がまさしく軍神そのものだったのです。なお、最終的には隠れていたフラッグ車を見つけて撃破、決勝戦進出を決めています。

全国大会決勝戦は、過去に西住みほが所属していた黒森峰女学園です。相手の猛攻を受け戦場を転々とする中、1年生チームの戦車が川を渡る途中エンストを起こし立ち往生してしまいます。以前友軍の戦車を助けて戦車を離れたために敗北した経験から、はじめ西住みほは友軍を助けに行くことを躊躇します。しかしチームメイトの理解と後押しもあり、友軍のために立ち止まり、なんとか戦線に復帰させることに成功したのでした。

その後市街戦に持ち込んだ際に、助けた友軍のチームが大奮闘します。圧倒的に車輌が少なく不利な状況の中、相手フラッグ車との一騎打ちを狙う西住みほの作戦において、火力の強いヤークトティーガー、エレファントは非常にネックとなる存在でした。それを理解していた1年生チームはまさに自らの身を犠牲にしてそれらを撃破し、結果西住みほのチームは相手フラッグ車との一騎打ちが実現、見事勝利を手にすることができたのです。

プラウダ戦にてキューポラの上に立ち周囲を見渡す西住みほの画像です。予告編でこの画像が流れた時は、軍神が降臨した！と非常に話題になりました。

指示を出す軍神西住みほの画像です。ちなみに首に当てている通信機は「咽喉マイク」と言うそうで、喉の振動を直接拾って相手に音声を伝える仕組みとなっています。通常の通信機に比べて雑音が入りにくいとうメリットがあります。

大洗女子学園のメンバーはいつもみんな仲が良く、また気合も十分です。これもまた軍神西住みほの頑張っている姿を見ているからこその結束なのでしょう。

全国大会2回戦で勝利した時の笑顔の画像です。1回戦終了後、戦車道が楽しいと思えるようになった西住みほの心境の変化が現れています。

五十鈴華、武部沙織とともに学食でご飯を食べる西住みほの画像です。大洗女子学園に転校して初めての友人なため、戸惑いながらも嬉しくなっている西住みほの姿が見て取れます。

聖グロリアーナ女学院戦にて負けてボロボロになった西住みほです。他のメンバーと違い、ほとんど撃破されたことがない軍神西住みほはなかなかぼろぼろになる機会がないので、貴重な画像です。

浴衣姿の西住みほの画像です。ガルパンのアニメでは見ることができませんでしたが、まだまだ最終章は続いていますので、今後に期待だと言われています。

現在様々なところから西住みほのフィギュアが発売されています。興味のある人はぜひチェックしてみては？

ガルパンを語る上で外せない西住みほ役の声優、渕上舞さん。2014年には第8回声優アワードのシナジー賞を受賞した際に、ガルパンの声優の代表として壇上に立ちました。

2007年、多くの声優を排出している代々木アニメーション学院を卒業後、2009年にゲーム『おおかみかくし』の朝霧かなめ役の声優として活動したほかなかなか役が回ってこなかった声優渕上舞さんが、「引退覚悟で臨んだ」のがこのガルパンの西住みほ役でした。普段は自信なさげではあるものの、いざという時には凛々しく指揮をとる演技がぴったりとはまったことにより、声優としての知名度が急上昇します。

その後は『ドキドキ！プリキュア』の四葉ありす（キュアロゼッタ）、蒼き鋼のアルペジオ』のヒロイン・イオナをはじめとする多くの主要キャラを演じる声優となりました。また2018年にはアルバム『Fly High Myway！』で、声優でありながらソロ歌手デビューも果たしています。

声優渕上舞さんは上述した2011年のおおかみかくし、2013年のドキドキ！プリキュア、蒼き鋼のアルペジオのほか、2014年には桜Trickの池野楓、暗殺教室の潮田渚、アイドルマスターシンデレラガールズ劇場の北条加蓮など、他にも様々なアニメで活躍しています。

同じ福岡出身であるHKT48の渕上舞とは同性同名で、混同されることがよくあるようです。2015年のAKB48選抜総選挙ではHKT48の渕上舞が15位にランキングされた際に、ファンからの祝福のメッセージが声優の渕上舞のツイッターに送られてきたというエピソードもあり、それ以降自身のアカウントでは『渕上舞（声優）』の表記に変更しています。

ガルパンの軍神西住みほの名言として1番に挙がるのが、この「パンツァーフォー！」です。意味としては戦車を発進させる際の掛け声となりますが、実際はそれ以外にもチームメンバーを奮起させたり、頑張りましょう！といった意味でも使われています。

これもガルパンファンの間では非常に有名な名言です。全国大会決勝戦にて、姉の西住まほの率いる黒森峰女学園い勝利したのち、姉の元を去る際のセリフです。母や姉の戦車道とは違う、自分らしい戦車道を見つけたことを嬉しそうに姉に報告する西住みほの姿がとても輝いていました。

物語開始時、戦車道を避けて大洗女子学園に転向してきたにも関わらず、生徒会からは戦車道をやるよう脅迫されます。それに対して怒ってくれた友人の五十鈴華や武部沙織までも生徒会の陰謀に巻き込まれそうになったため、西住みほは絞り出すように、戦車道履修を表明するのでした。ここからが、西住みほの軍神としての伝説の始まりなのです。

全国大会準決勝にて、プラウダ高校に追い詰められ降伏を迫られた際に放った言葉です。戦車道で勝たなければ学校が廃校になってしまう事実を知った西住みほとそのチームメイトですが、その学校を守るため最後まで戦うことを決意した名言です。

全国大会決勝戦前夜、西住みほの家で仲間と夕食をとっている最中のセリフで、「…今すごく楽しいから」と続きます。武部沙織から彼氏を作らないのかと聞かれた際に、自分にはこうやって友人と戦車道をやっていることが1番楽しいと告白するのです。

大洗女子学園の隊長として臨んだ戦車道全国大会の決勝戦、西住みほは対戦相手であり、古巣の黒森峰女学園のとある生徒から声をかけられます。自分を助けてくれたお礼と、まだ戦車道を続けてくれていてよかった、と。

西住みほが黒森峰女学園にて副隊長を務めていた時代の全国大会決勝戦、友軍戦車が川に落ちてしまった際には勝利を顧みず川に飛び込み戦車の中から仲間を助け出し、結果黒森峰女学園は敗北を喫してしまいます。彼女はその時助けた生徒だったのです。西住みほはそのせいで黒森峰女学園から転校、実家もほぼ勘当状態となってしまったわけですが、その生徒に声をかけられたことで、西住みほは嬉しくなります。

この件について秋山優花里から「よかったですね…西住殿の行動は間違ってなかったんですよ」と言われた際の西住みほはこのように答えるのです。「…分からないけれど…あの時私は助けたかったの。…だから、それでいいんだよね」それは今まで西住みほの胸に支えてきたモヤモヤが晴れて、自分なりの戦車道を見つけた瞬間だったのかもしれません。

全国大会1回戦にて対戦相手であるサンダース大付属高校のフラッグ車を追いかける最中、相手の援軍に追いつかれ、猛攻を受けることになってしまいます。チームメイトが敵の砲撃でパニックになる中、西住みほはみんなをこういって励ますのです。「…諦めたら負けなんです！」と。

実際に敵フラッグ車はすぐ目の前にいて、チャンスはそこにあるのです。諦めないで撃ち、まさに相手に当てさえすれば勝てる状況の中、みんなを奮起させる一生懸命に発した名言なのです。

聖グロリアーナ女学院との練習試合において、西住みほは作戦名を聞かれた際に思わず「こそこそ作戦」と答えてしまいます。「こそこそと隠れて相手の出方を伺い、こそこそ隠れながら攻撃する」からというのがその由来なのですが、こういった不思議な名前のセンスはその後も所々に登場し、周囲を脱力させていきます。

全国大会準決勝プラウダ戦にて相手に追い詰められ籠城している時のセリフです。あくまでも勝ちにこだわり徹底抗戦を唱える生徒会の河嶋桃に対して、西住みほは降伏しチームメイトの危険を避けることを提案します。「…勝ち負けより大事なものがあるはずです」と。

黒森峰女学園にて母と姉の下で戦車道をやっていた時代、とにかく勝つことにこだわることを教えられてきた西住みほ。大洗女子学園に転校してから戦車道を通じ、勝ち負け以外のもっと大事なことを学べたということが伺い知れます。

全国大会1回戦を辛くも勝利した西住みほですが、その顔は少し浮かない様子です。色々とイレギュラーなこともあり、これが本当に勝利を言えるのかという表情です。そんな西住みほに対して、秋山優花里は「勝利は勝利です！」と力強く言い放ちます。その時に、西住みほはさらに暗くなって上記のセリフを言うのです。

西住みほにとって、実家の西住流にとって、戦車道とは勝つことであり、勝たなければ意味がないと教えられてきました。その考えに対して西住みほはどうしても腹落ちしないでいたのです。

けれどもそんな西住みほに対して秋山優花里はあっけらかんと「そうですか？楽しかったじゃないですか」と言い返します。戦車道が楽しいと言う考え自体が今まで西住みほにはなかったため、西住みほにとってはまさに青天の霹靂とも言うべき言葉でしたが、この言葉がまさに今後の西住みほの戦車道への考え方を変え、ゆくゆくは自分の戦車道を見つけるきっかけにもなったのです。

大洗女子学園が廃校の危機にあり、自分たちがこの戦車道の試合を続けるか中断するかという分かれ目の際に、西住みほが放った名言です。おそらく廃校になったとして、西住みほの実力ならばどこでも戦車道をすることは可能でしょう。それどころかスカウトが来るほどかもしれません。

けれども西住みほは「戦車道をやりたい」のではなく、「ここにいるみんなで戦車道をやりたい」のです。もともと黒森峰女学園を逃げるように転校してきた西住みほを暖かく迎えてくれ、ともに歩んできたチームメイトは、西住みほにとって掛け替えのないものになっていたのです。

やはり戦車に乗っている西住みほはかっこいいという声が非常に多く聞かれます。まさに軍神、そんな評価を得ています。

同時に戦車から降りた西住みほのゆるい感じがかわいいと言う意見も。このギャップが西住みほの魅力なのかもしれません。

西住みほは初めから軍神と言うわけではありません。大洗女子学園に来て成長し、その才能を開花させたのです。そんな成長の物語の主人公として愛されているのです。

戦車素人の集団を優勝に導く西住みほの活躍こそまさに軍神、という意見も多く聞かれます。

軍神のごとき活躍を見せる西住みほですが、聖グロリアーナ女学院になかなか勝てないのもまた事実。誰が強いのか？そんな考察が色々なところで飛び交っています。

西住みほの言葉選びのセンスも度々話題に上がります。こんなところも西住みほの魅力です。

西住みほの声優渕上舞さんの声にも高い評価が集まっています。もはや声優渕上舞さんがいなければここまで人気のあるキャラクターにはならなかったかもしれません。

ガルパンの主人公、西住みほのプロフィールや戦歴、名言、そして声優などについて紹介してきました。まだまだ最終章も始まったばかりで、これからもガルパンは目が離せません。ぜひこれからも期待していきましょう。