2019年06月28日公開
2019年06月28日更新
【ゾンビランドサガ】伝説の花魁・ゆうぎりを紹介!フランシュシュでの活動は?
MAPPAをはじめエイベックス・ピクチャーズ、Cygamesが共同で企画したテレビアニメ「ゾンビランドサガ」。若くしてこの世を去ったゆうぎりら少女たちがゾンビとして復活し、佐賀県を救うためご当地アイドルとなって活動する物語です。この記事では、「ゾンビランドサガ」のゆうぎりにスポットを当て、伝説の花魁と言われた過去やご当地アイドルグループ「フランシュシュ」での活躍、さらには彼女のプロフィールに隠された謎についてもわかりやすく解説していきます!
目次
ゾンビランドサガのゆうぎりとは?
ゾンビランドサガの作品情報
本記事の主役、「ゾンビランドサガ」伝説の花魁・ゆうぎりの紹介に入る前に、「ゾンビランドサガ」の作品情報をお届けします。まずは「ゾンビランドサガ」作品の概要、そして簡単なあらすじになります。
ゾンビランドサガの概要
「ゾンビランドサガ」は、MAPPAをはじめエイベックス・ピクチャーズ、Cygamesが共同で企画したテレビアニメです。AT-XやTOKYO-MXなどで2018年10月から12月まで放送されました。若くしてこの世を去った少女たちがゾンビとして復活、佐賀県を活性化し救うためご当地アイドルとなって活動を開始します。作品のキャッチコピーは彼女たちの意思を表した「私たち、生きたい!」です。
ゾンビランドサガのあらすじ
ここからはアニメ「ゾンビランドサガ」のあらすじを紹介します。2008年アイドルのオーディションを受けることにした高校2年生の主人公・源さくらは、応募書類を手に自宅を出た時、走ってきたトラックに轢かれてしまいます。
それから10年経ったある日、さくらは目を覚まします。そこは洋館の中、自分が何をしていたのか記憶はありません。放心状態の彼女をゾンビの少女たちが襲ってきます。何とか洋館の外に逃げ出しすさくらでしたが、その時自身もゾンビとなっていることに気付きます。
激しく動揺するさくらの前に巽幸太郎という青年が現れます。巽は、佐賀県のイメージアップを図る企画「ゾンビランドサガプロジェクト」のため、さくらをゾンビとして蘇生させたことを告げます。早速さくらは、同じ様にゾンビとして蘇った二階堂サキ、水野愛、紺野純子、ゆうぎり、星川リリィ、山田たえと7人からなるアイドルグループ「フランシュシュ」を結成し活動を開始します。
様々な問題を乗り越え、アイドルグループ「フランシュシュ」は、地元佐賀で知らない者はいないほどの人気者となります。ところが、単独ライブを間近に控えたある日、さくらはまたしても軽トラックに轢かれてしまい、ゾンビとなってからの記憶をなくしてしまいます。そんな彼女に蘇ってきたのは、生前の不幸な記憶でした。
落ち込んださくらはやる気を失くしてしまいますが、他のメンバーたちの励ましもありライブに臨みます。連日降り続く記録的な雪でステージが半壊するというハプニングをものともせず、フランシュシュのメンバーたちは歌い続けました。やがてさくらは失っていた記憶を取り戻します。コンサートは大盛況で、7人のアイドルグループ「フランシュシュ」は観客のアンコールの声に応えるのでした。
ゆうぎりのプロフィール
続いて本記事の主役・「ゾンビランドサガ」ゆうぎりのプロフィールを紹介します。
- 生年月日:1863年11月23日(文久3年10月13日)
- 出身地:京都
- 没年月日:1882年12月28日(明治15年12月28日)
- 享年:19歳
- 身長:165cm
- 体重:48kg
- リーサイズ:94/62/89
「ゾンビランドサガ」ゾンビ5号のゆうぎりは、幕末から明治初期の時代を生き、明治維新にも関わったと噂されています。紅色の瞳を持つ彼女は、茶髪を髪留めと串団子型の簪(かんざし)を使って頭頂部で束ねています。普段着ているのは、オレンジの小袖と緑色の袴が特徴の制服です。また、ゆうぎりの首にはスパッと斬られたような大きな傷跡がありました。
ゾンビランドサガのゆうぎりのアイドル活動や魅力
魅力①伝説の花魁だった
本記事の主役、「ゾンビランドサガ」ゆうぎりのアイドルグループ「フランシュシュ」での活動や彼女の魅力について解説します。「ゾンビランドサガ」のゾンビィ5号ことゆうぎりは、巽いわく伝説の花魁として名を轟かせた女性です。
魅力②フランシュシュでのアイドル活動
「ゾンビランドサガ」ゆうぎりはアイドルグループ「フランシュシュ」メンバーの中で最も古い時代に生まれた人物ですが、自分がゾンビとして現代に蘇生したことを理解しており、周囲の環境にもよく馴染んでアイドルグループで活動をしていました。
また、サキから「ゆうぎり姐さん」と呼ばれるなど、姐御(あねご)肌で面倒見の良い性格からフランシュシュのメンバーたちから慕われていました。
魅力③器用な特技
「ゾンビランドサガ」のゆうぎり姐(ねえ)さんの特技は三味線です。ゾンビランドサガ・ゆうぎりは現代のライブコンサートのをあまりよく理解していないようでしたが、そこは伝説の花魁と謳われただけあって所作・振舞いには全く卒がありません。
魅力④熱い想い
練習が思うように行かないとすぐに弱音を吐くゾンビランドサガのメンバーたちに、さくらは檄(げき)を飛ばします。「ゾンビだって頑張ったら、諦めんかったらきっとできるよ!」。すると彼女のメッセージを途中で遮り、ゆうぎりがメンバーに熱いビンタを喰らわします。
そして「ゾンビだってきっと諦めなければきっとできるでありんす」とさくらと同じことを言い放ちます。「ゾンビランドサガ」のゆうぎりがビンタを繰り出した理由は不明ですが、彼女の熱い思いは伝わって来たのではないでしょうか。
ゾンビランドサガのゆうぎりは文久3年生まれ?
考察①文久3年は幕末末期
ここでは、「ゾンビランドサガ」のゆうぎりが本当に文久3年生まれなのかについて考察していきます。江戸の幕末から明治初期にかけて生きたゾンビランドサガのゆうぎり。明治維新にも関与したという伝説の花魁です。しかし、ゆうぎりが産まれたとされる文久3年は、西暦で言えば1863年になります。明治維新派1968年ですから、この時ゆうぎりは5歳ということになります。どうやって維新に関わったと言うのでしょうか?
出典: https://tenki.jp
また、アニメ「ゾンビランドサガ」3話でゆうぎりはアイドルグループ名の候補として「壬生浪士組」という案を出し、「(京都)島原にいたころのお得意さんでありんした」と述べています。壬生浪士組とは新選組のことで、文久3年近藤勇らが京都・壬生(みぶ)に集結したことからこう呼ばれるようになりました。一体まだ赤ん坊だったゆうぎりがどうやって近藤勇らをお得意さんとしていたのでしょうか?
考察②るろうに剣心と比較
次に、幕末から明治時代初期の日本を描いた漫画「るろうに剣心」と「ゾンビランドサガ」を比較し検証してみましょう。るろうに剣心の登場人物に同じく文久3年生まれの人物がいました。その人物とは巻町操です。
るろうに剣心の舞台は、明治維新から10年ほど経った明治時代11年(1878年)です。巻町操はこの時16歳で剣心の宿敵・四乃森蒼紫に恋心を抱くおてんば娘。幕末の動乱を知らない世代として描かれています。巻町操と同年の少女が「維新の裏にこの人あり」と呼ばれる人物(ゆうぎり)というのは荒唐無稽と言わざるを得ないのではないでしょうか?
考察③首の傷と旧刑法
生年の矛盾の原因
ここまで、「ゾンビランドサガ」のゆうぎりの生年の矛盾について解説してきました。この矛盾が起こった原因は、2つのケースが考えられます。1つ目はゆうぎりの生まれた年が正しくないというケース、2つ目は明治維新に「伝説の花魁」だったというという記憶に誤りがあったというケースです。
まず前者の場合には、「ゾンビランドサガ」作中にゆうぎりの生年についての記述はないので、プロフィールを編集したスタッフのミスということが考えられます。他方、後者の場合には、ゾンビランドサガのゆうぎりは伝説の花魁などではなく、まだ若くて修行中の身であったということも考えられます。本物のゆうぎりに憧れていた彼女は、ゾンビとして蘇った時に自分をゆうぎりと思い込んでしまったのかもしれません。
没年の矛盾を示す事実
ところが、この件は生年だけに止まらず、没年についても矛盾を示す事実が存在するのです。それは、ゾンビランドサガのゆうぎりの首にある深い傷です。ゾンビランドサガでは、フランシュシュの少女たちはそれぞれ死因につながる特徴を持っています。例えばリリィは飛び出た心臓、純子は沢山の継ぎはぎ、愛なら体を覆う包帯です。ゆうぎりの場合には、首に縫合痕があることから斬首が死因と推定されるのです。
ところが、斬首という死因は彼女の没年では考えにくいのです。「ゾンビランドサガ」でゆうぎりが没した明治15年の1月1日に旧刑法が施行されています。その中の第12条で「死刑ハ絞首ス」と死刑の方法の規定されています。つまり、ゾンビランドサガのゆうぎりが亡くなったときには斬首は無くなっていたのです。あるいは首を斬り殺されたということもあり得ますが、刀の所持が禁止されていた明治15年という事を考えると可能性は低いでしょう。
以上のことから総合的に判断すると、「ゾンビランドサガ」でゆうぎりの生年と没年に関するプロフィールは共に間違っていると考えるのが自然です。さらに、このプロフィールの誤りはゆうぎり本人にはできません。そして、巽幸太郎にプロフィールを改ざんする理由が見当たらない事から、この件は物語の伏線などではなくスタッフによるミスということになるでしょう。
ゾンビランドサガのゆうぎりのアニメ声優
ゆうぎりのアニメ声優は衣川里佳
アニメ「ゾンビランドサガ」で伝説の花魁、ゆうぎりの声を担当しているのは声優の衣川里佳です。それでは彼女のプロフィールと経歴について紹介します。
衣川里佳のプロフィール
- 愛称:きぬぽん
- 性別:女性
- 出生地:東京都
- 生年月日:1993年12月17日
- 年齢:25歳(2019年6月現在)
- 身長:157 cm
- 職業:声優
- 事務所:WITH LINE
衣川里佳の経歴
衣川里佳が声優という仕事に就くきっかけとなったのは、中学時代の出来事だったそうです。たまたまゲーム「テニスの王子様」を友人から借りた時、声だけで感情を伝えることの凄さに衝撃を受けたと言います。高校を卒業した衣川は、迷わず東京アニメーター学院声優タレント科の門を叩きました。
2013年テレビアニメ「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」で声優デビューを果たします。また、「ハンドレッド」で初めて声優オーディションを受け見事合格、リディ・スタインバーグ役を獲得します。さらに、2016年6月には「アニメぴあちゃんねる」で動画メディアにも進出しています。
衣川里佳の主な出演作
テレビアニメでの衣川里佳の主な出演作品を紹介します。
- 2013年私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!
- 2015年城下町のダンデライオン(小学生男子)
- 2016年orange(茅野貴子)
- ハンドレッド(リディ・スタインバーグ)
- 魔装学園H×H(飛弾怜悧)
- 2017年ナナマル サンバツ(女性教師)
- 2018年デスマーチからはじまる異世界狂想曲(母親、イオナ、レンマーリス)
- ピアノの森(-2019年、大家、誉子姉、エンゲルハード、司会)
- ニル・アドミラリの天秤(奥千満兆子)
- キラッとプリ☆チャン(イライザ竹本)
- ゾンビランドサガ(ゆうぎり)
ゾンビランドサガのゆうぎりに関する感想や評価
ゆうぎり姐さんの過去が知りたい!
ゾンビランドサガのゆうぎり特集の最後に、アニメ視聴者の評価や感想を紹介します。最初は「ゆうぎり姐さんの過去が知りたい」という方です。好きになった人の過去が知りたくなるのは自然なことです。とりわけ今はゾンビとして存在し、過去に曰くありげなゆうぎり姐さんとあっては猶更のことでしょう。
ニックネーム:でぇご
— ごらくもん@C96(金)西ま02b (@GORAKUMON) June 19, 2019
コメント:ゆうぎり姐さん好き!姐さんの過去が知りたいです…!#ゾンビランドサガ #あなたの推しゾンビ pic.twitter.com/wlZv0Z1gL0
理不尽なビンタ!
ゾンビランドサガのゆうぎりに関する感想や評価、続いてはこの記事でも取り上げました有無を言わせぬビンタについてです。しかも、彼女の理不尽ビンタが終盤ですごく響くものになるとは思わなかったと、ゾンビランドサガを読破した後、述べています。
ゾンビランドサガ完走できた。ゆうぎり姐さんの理不尽ビンタが終盤ですごく響くものになるとは思わんかったな…しかし二期やるぞって引きで終わっちゃったなぁ
— めのひと (@menohito) June 24, 2019
団子のイメージ!
ゾンビランドサガのゆうぎりに関する感想や評価、最後はゆうぎり姐さんは団子のイメージだという方です。団子好きなのに団子を食べているシーンがなかったので、ゾンビランドサガのゆうぎり好きが高じて自身で描いてしまったと言います。
ゆうぎり姐さんといえば🍡のイメージですけど 🍡食べてる姐さんって見たことないな〜と思い描いてみました
— かくれ🍡 (@ZS_SHMZNK) June 6, 2019
唐津駅の開花堂さんと言うところで ゆうぎり姐さんっぽい 三色お団子を販売していたそうですが今は販売中止になってるそうです 姐さん推しとして食べてみたかったですね🤤#ゾンビランドサガ pic.twitter.com/bWDBRKrmTc
さらに、ゆうぎりのイメージを膨らませて、唐津駅の開花堂で販売していた三色お団子をゆうぎり姐さんっぽいと表現しているのが印象的です。
ゾンビランドサガのゆうぎりについてまとめ
ここまで『ゾンビランドサガ伝説の花魁・ゆうぎりを紹介!フランシュシュでの活動は?』と題して、ゾンビランドサガのゆうぎりにスポットを当て様々な情報をお届けしてきました。最後に本記事の内容をまとめてみます。
ゾンビランドサガのゆうぎりは幕末の文久3年10月13日に京都に生まれたとされています。巽幸太郎曰く、伝説の花魁として名を馳せていたということです。ゆうぎりは明治15年12月28日19歳の若さでこの世を去ってしまいます。作中では死因について触れられていませんが、首には鋭利な刃物でスパンと斬られたような深い傷が残っています。このことから「斬首」によって死亡したのではないかと推測されます。
また、ゾンビランドサガのゆうぎりには生年や没年に関する矛盾が指摘されています。明治維新に関わったとされていますが、生年が正しければ明治元年ゆうぎりはわずか5歳となります。さらにゆうぎりの首には斬首されたような深い傷が残っていますが、没年とされる明治15年には刑法で「斬首」は禁止されていました。以上のことからゆうぎりのプロフィールの生年と没年は共に誤りという結論が導き出されます。