ゾンビランドサガの最終回をネタバレ考察！残った謎・伏線や2期続編の可能性は？

『ゾンビランドサガ』とは、MAPPA、エイベックス・ピクチャーズ、Cygames共同企画によるテレビアニメ作品です。謎の多い物語で、考察好きには堪らない内容と言われています。ではまず、『ゾンビランドサガ』の作品情報とあらすじネタバレからご紹介しましょう。

『ゾンビランドサガ』は、一度死んだ少女たちがゾンビとなって蘇り、ご当地アイドルグループを結成して佐賀県を救うというアニメです。そのメンバーは、多種多様な価値観をぶつけ合う意味合いからもバラエティーに富んだものになっています。『ゾンビランドサガ』ではフランシュシュというアイドルグループとして活躍。アニメでのライブシーンも多く、声優が実際にステージで歌うイベントなども開催されています。

『ゾンビランドサガ』のアニメあらすじ。まずは第1話のネタバレご紹介。2008年、高校2年の源さくらはアイドルオーディションへの応募書類を持って登校しようとした時、トラックに撥ねられて死んでしまいます。そして、2018年の世界で目覚めるとゾンビになっていました。周囲には同じくゾンビの少女が6人。そこで巽幸太郎という謎の男が「佐賀を救うためにアイドルになれ」と命令を下します。

『ゾンビランドサガ』のアニメあらすじ。続いて第2話～第4話のネタバレご紹介。さくら同様、他のゾンビも自我に目覚め、訳の分からないままアイドルグループとして活動することになりました。ライブハウスでの初ステージ、佐賀城でのイベントとこなす内に、グループ名は「フランシュシュ」に決まりました。

『ゾンビランドサガ』のアニメあらすじ。続いて第5話～第7話のネタバレご紹介。活躍の場が広がってきたフランシュシュは、ドライブイン鳥という有名企業のCMタレントに抜擢されました。その歌とダンスが受け、ファンも増えたことにより、ファンとのチェキ会が企画されました。しかし、元・昭和のアイドルである純子だけはチェキ会を否定して引き籠ってしまいます。

そんな中、野外ライブ・佐賀ロックフェスティバルへの出演が決まり、各メンバーは猛練習。しかし、愛と純子がアイドルとしての方向性の違いから対立します。純子が引き籠ったままイベントの日が近付きますが、雷雨という悪天候が襲います。実は愛は落雷によって死亡しており、イベントの日も実力を出せません。しかし、ここで純子がフォローしてフランシュシュは伝説のステージを創り上げます。

『ゾンビランドサガ』のアニメあらすじ。続いて第8話～第11話のネタバレご紹介。愛と純子が分かり合い、リリィの過去、サキの過去が明らかになり、フランシュシュの結束はなお一層強くなっていきました。しかし、ある日突然、それまで記憶のなかったさくらの頭に、自分の過去が甦りました。同時に、フランシュシュとして活動していたことを、さくらは全て忘れてしまったのです。

そんな中、フランシュシュはアルピノでの単独ライブが決定しました。メンバーは意気込みますが、さくらは練習する気になりません。自分の生前時代を思い出してしまい、自分が周囲にも悪影響を及ぼすほど「持っていない人間」で、何をやってもうまくいかないとネガティブな思考に陥ったさくらは、何もかも放棄してしまいました。

それでは、『ゾンビランドサガ』最終回について、そのあらすじをネタバレ考察していきます。いよいよ『ゾンビランドサガ』も最終回。記憶を失くしたさくらを巡り、仲間たちは前向きにライブに向かっていきます。

『ゾンビランドサガ』の最終回ネタバレあらすじ考察①は、アルビノライブ4日前から。定例のミーティングには出席してきたさくらでしたが、表情は冴えません。「無理に決まっている」という気持ちのままです。そんなさくらを、たえは「ドライブイン鳥」のTシャツを着て励まします。「ドライブイン鳥」のダンスは、以前さくらが何も分からないたえに必死で教えたものでした。しかし、たえの思いはさくらに届きません。

そして、アルピノライブ2日前。相変わらず練習に出てこないさくらを他のメンバーは心配します。それはたえも同じでした。ここまで、他のメンバーはあくまでさくらを信じながらも、あくまでさくら自身の考えを尊重してきました。しかし、たえがここで爆発します。さくらの部屋の窓を突き破って侵入し、さくらを強引にレッスンルームに連れていって、自分が教わったダンスをさくらに見せます。

『ゾンビランドサガ』の最終回ネタバレあらすじ考察②は、レッスンルームから。そこで他のメンバーもさくらを励まします。これまで、自分たちが困ったり失敗した時、いつもさくらが助けてくれた。今度は自分たちがさくらを助ける番だと。しかし、当のさくらは「今一番困ってるのはあたしが全く覚えていないことで皆さんが勝手に盛り上がってることなんで」とそっけない返事。そこで、ゆうぎりがさくらをビンタします。

ゆうぎりは、さくらの記憶があろうとなかろうと、さくらはみんなに必要な人だと訴えます。「さくらはんがいないステージを成功させるくらいなら、さくらはんと一緒のステージで失敗したい」と。愛も、「私は失敗したり後悔したりすることを全然ダメだとは思わない」と、運がないのはさくらだけじゃないと励まします。

そして、練習に復帰したさくら。ライブ前日には、さくらの身体が覚えていたため、満足のいく出来になりました。しかし、そこで大鏡にヒビが入り、またしてもさくらは自信を失います。すると、サキがその大鏡を殴り、もっと大きな亀裂にしてしまいます。「試してみようじゃない。これだけ持ってない運、ゾンビが集まるとどうなるか！」と、サキは笑顔でさくらを励まします。

『ゾンビランドサガ』の最終回ネタバレあらすじ考察③は、いよいよアルピノライブ当日。しかし、佐賀は史上最大の降雪量を記録する悪天候となりました。またしても不安に襲われるさくらを、愛が「私たちができるのは、最大限いいパフォーマンスをするだけ。今は余計な心配はしない」と激励します。会場には、悪天候にもかかわらず多くの観客が詰めかけ、サキの相棒親子、デス娘時代からのファン、リリィの父親も姿を見せています。

全員で円陣を組んで声を出すフランシュシュの面々。ついにライブがスタートしました。まだ不安の残るさくらを他のみんながフォローしながら、ライブは次第に盛り上がりを見せていきます。ところが、降雪の影響で屋根が壊れ始め、照明器具も落ちてしまし、ステージは瞬く間に大惨事となりました。さくらは、「やっぱりこやんなった。結局みんなを巻き込んで…」と落ち込みます。

『ゾンビランドサガ』の最終回ネタバレあらすじ考察④は、さくらの覚醒です。真っ暗となった会場でしたが、ここで幸太郎が手拍子を繰り返すと、愛が、サキが、アカペラで歌いながらゆっくりと立ち上がります。歌い続けるメンバーを見ながら、さくらは幸太郎の声を思い出します。「思いに応えろ、さくら。お前の真の力は追い詰められた時に覚醒する」と。そして、さくらも「よみがえれ～！」と歌いながら立ち上がります！

フランシュシュの歌が復活すると、次第に音響や照明も復旧。ライブは大盛り上がりとなりました。そして控室。記憶が戻ったさくらは、みんなにこれまでのことを詫びます。もちろん、他のメンバーはさくらを歓迎、たえはさくらの頭にかぶりついて喜びます。そこへ幸太郎が現れ、アンコールに応えるよう促します。再びステージに立ったフランシュシュは、元気に新曲を歌い上げます。

そして後日。サガジンの編集部では、ライブ会場にもいた記者が写真を見ながら首を傾げていました。その写真とは、愛、純子、リリィの生前写真と、フランシュシュの写真でした。それらを見比べながら、「うーん。ますます分からん。こいつは一体どやんことか？」と、記者は不思議がるばかりでした。このシーンが、考察好きのファンから特に考察の的となっています。

『ゾンビランドサガ』は、最終回が終わっても多くの謎や伏線が残ったままでした。そのため、ファンの間でも『ゾンビランドサガ』に関する様々な考察がされています。その考察のいくつかをご紹介します。

『ゾンビランドサガ』の考察一つ目は、「巽幸太郎の過去」です。『ゾンビランドサガ』最終回で幸太郎の回想シーンがありましたが、どうやら幸太郎とさくらは学生時代に面識があったようです。すると、幸太郎の年齢はその頃から逆算すると27歳くらいと考察されます。さくらを何故アイドルにしたいのかは語られていませんが、やはり「恋心」なのではないかというのが、大体のファンの考察です。

ただ、さくらには幸太郎の記憶がありません。その考察としては、『ゾンビランドサガ』内の回想シーンで幸太郎は「乾くん」と呼ばれていましたので、何らかの理由で苗字が変わったのでさくらが気付いていないという考察です。そしてもう一つは、『ゾンビランドサガ』の幸太郎がいつもサングラスをかけているのは、さくらに気付かれないためだという考察です。

『ゾンビランドサガ』の考察二つ目は、「巽幸太郎の目標」です。あらすじでも触れたように『ゾンビランドサガ』は、佐賀のアルピノライブで最終回迎えましたので、現時点で幸太郎の最終目標は謎のままです。ファンの考察としては、さくらを全国区のアイドルにすることが最終目標だと言われています。そのためには、まずは佐賀でトップを獲ることが必要で、それは自動的に佐賀県の活性化につながるという考察です。

『ゾンビランドサガ』の考察三つ目は、「マスターの正体」です。最終回が終わっても、はっきりとした正体は分からないままですが、顔は映っていました。まず、ゆうぎりとは関係があるようですがライブには来ていなかったようなので、フランシュシュ自体には興味がないという考察があります。あとは、幸太郎とはつながっているという考察。幸太郎の協力者なのか、はたまた幸太郎を利用しているのかなどの考察があります。

『ゾンビランドサガ』の考察四つ目は、「ゆうぎりの存在」です。マスターの口ぶりから、ゆうぎりに何か恩を受けたという考察ができます。ゆうぎりは元・花魁ですので、「マスターは攘夷派の人間で追手からゆうぎりが逃がした」という考察もされています。いずれにしても、ゆうぎりの過去がはっきりしていないだけに、『ゾンビランドサガ』の謎の考察は様々な展開を見せています。

『ゾンビランドサガ』の考察五つ目は、「たえの正体」です。「幸太郎の恋人」という考察もありましたが、『ゾンビランドサガ』最終回を迎えても何も明らかになりませんでした。いつも何かを食べたがっているところから、死因は餓死ではないかという考察があります。また、さくらの知り合いという考察や、佐賀県と邪馬台国のつながりから卑弥呼ではないかという考察もされています。

『ゾンビランドサガ』の考察六つ目は、「家族」です。フランシュシュそれぞれにも、家族がいるはずという考察です。特に、死んだ時代があまり離れていないさくら、愛、サキの三人については、フランシュシュの活躍を家族が見るかもしれません。リリィは父親が登場しましたが、他のメンバーの家族についての考察も様々です。引っ越しという考察、単に尺がなかったという考察、さらには「敢えて謎を残した」という考察もあります。

大好評の内に最終回を迎えた『ゾンビランドサガ』ですが、2019年6月現在、まだ2期続編の制作は発表されていません。ここでは、『ゾンビランドサガ』2期続編の可能性についての考察をまとめました。

『ゾンビランドサガ』2期の可能性考察一つ目は、「終わり方」です。最終回のCパートで、サガジンの記者が愛、純子、リリィの生前写真とフランシュシュを見比べて首を傾げたところで物語は終わりました。その終わり方から、2期はあって当然だろうという考察が多くを占めます。しかし、ゾンビ映画の多くが「意味ありげな終わり方で続編を期待させるが、実は制作しない」という手法のため、2期はないという考察もあります。

しかし、多くの謎と伏線を残した終わり方だっただけに、『ゾンビランドサガ』2期はある！という考察が多いのも確かです。数多くあるアイドルもののアニメの中でも、『ゾンビランドサガ』は異彩を放った傑作でした。「ゾンビでアイドル」という考え方は初の試みでしたが、見事に大人気となりました。人気アニメの定石としても、やはり『ゾンビランドサガ』2期はあるという考察が大半です。

『ゾンビランドサガ』2期可能性考察二つ目は、「円盤売上」です。アニメもビジネスですので、製作委員会あ儲からなければ2期の可能性はないという考察です。その収益と言えば、BDやDVD、グッズなどの売上、また音楽配信やイベントなどの売上となります。『ゾンビランドサガ』最終回では、ツイッターのトレンドワードが1位となり、ゾンビランドサガ関連ツートも17万件を突破する勢いを見せました。

そして、最も利益率が高いと言われているBDやDVD、いわゆる円盤の売上は、『ゾンビランドサガ』最終回後に1巻と2巻がAmazonランキング1位と2位になっています。最近のアニメでは、円盤が1万枚以上売れた作品の96％について、続編や劇場版がつくられるという考察もあり、『ゾンビランドサガ』については、1巻が2万3千枚、2巻が1万7千枚売れていますので、2期の可能性はかなり高いという考察となっています。

『ゾンビランドサガ』は、多くの見どころや考察点を持ったアニメとなりました。では、巷で考察されている『ゾンビランドサガ』の見どころや考察点を四つご紹介しましょう。

『ゾンビランドサガ』の見どころや考察点一つ目は、「ギャグとシリアス」です。あらすじでも触れたように『ゾンビランドサガ』の根本はあくまでコメディですので、各話ともギャグ要素が濃いのですが、その中にシリアス要素もしっかり入っている点が見どころです。特に、星川リリィの過去エピソードである『ゾンビランドサガ』第8話ではそれが顕著で、色々な考察もされました。

リリィは天才子役として名高い少女でしたが、実は男の子でした。その事実を隠し、本人も認めないような姿勢で活躍していましたが、成長期を迎えて問題が起きました。リリィの死因はショックによる心臓麻痺ですが、その原因は足に毛が生えたり髭が生えたことによる精神的ショックでした。「毛が生えたことによるショック」という描写はギャグ的ではありますが、その中にシリアスが包含されているという考察です。

少女として売り出していたリリィだけに、「毛が生えた」ということはとてつもないショックであり、それは少女子役としての死を意味しているという考察もあります。その現象に耐え切れずリリィは命を落とし、ゾンビとなりました。『ゾンビランドサガ』第8話は、同じくショックで遠ざかっていた父親が、リリィそっくりのアイドルを応援するという部分にも感慨深い考察点があります。

『ゾンビランドサガ』の見どころ考察点二つ目は、「因果応報」です。因果応報とは、「自分に現れる結果のすべては、自分の行いによって生み出される」という意味です。この考え方が「アイドル」に直結しているという考察があります。つまり、「アイドルはファンから応援されることにより、ファンを応援する存在となる」という考察です。そして、その構造はアイドル自身にも含まれるという考察もあります。

『ゾンビランドサガ』では、初めはさくらがみんなを応援し続けました。周りのメンバーのように秀でた才能はないけれど、人一倍やる気だけはある。そんなさくらがメンバーを鼓舞することでフランシュシュは発展したという考察です。そして、あらすじでも触れたように、最後は逆にさくらが励まされるという構造になっているところが「因果応報」だという考察があります。

『ゾンビランドサガ』の見どころ考察点三つ目は、「個性的なメンバー」です。フランシュシュのメンバーは実にバラエティーに富んでいますが、その役割がはっきりとしているという考察です。アイドルグループが活躍するアニメは多くありますが、この『ゾンビランドサガ』はかなり異色で考察点が多々あります。

さくらは主人公でメンバーを鼓舞する役、サキはリーダーポジションでの引っ張り役、愛は元アイドルとして現実を見るキーマン、純子は元アイドルとして愛とは逆側に位置するキーマン、ゆうぎりは全体を見渡せる調整役、リリィは物語の賑やか士、そしてたえはトリッキーにスパイスを加えます。それを謎の巽幸太郎がプロデュースするという、実に考察しがいのあるメンバーと言われています。

『ゾンビランドサガ』の見どころ考察点四つ目は、「聖地は佐賀」です。『ゾンビランドサガ』は、タイトル通り佐賀県を舞台に、佐賀県の全面協力を得て制作されました。よって、実在の場所やイベントも盛り沢山でした。鶏料理の店・ドライブイン鳥、干潟のイベント・鹿島ガタリンピック、ライブハウス・GEILS、ふるさと会館・アルピノなど、佐賀の魅力もたっぷりで考察点も色々です。

では、ここで『ゾンビランドサガ』の最終回に関して、ツイッターでの感想や評価、またファンの考察などをいくつかご紹介しましょう。

ツイッターでは好きなキャラクターの誕生日を祝うコメントや感想が多いですが、『ゾンビランドサガ』も例外ではありません。特に、最終回に感動したというファンの感想はかなり多く、考察点も多かったようです。

『ゾンビランドサガ』は、ゾンビという変わった題材で考察が面白いところが良かったという感想も多かったです。そして、ゾンビの考察や演出の考察、2期を期待する感想や考察は様々です。

『ゾンビランドサガ』の最終回は、かなり中毒性があるという感想や考察も多かったです。何度も観て色々な考察をするファンも多く、精神的な助けになったという感想も見られました。

『ゾンビランドサガ』の最終回で、フランシュシュの魅力が堪能できたという感想も目立ちました。歌がいいという感想もあれば、歌から色々な考察をするファンもいたりします。楽曲それぞれにも意味があり、思わず考察したくなる曲ばかりのようです。

『ゾンビランドサガ』の2期に関して考察するツイートはやはり多いです。単なる感想だけでなく、キャラクターそれぞれの考察を改めて繰り返すファンも多く、考察好きには堪らないアニメだったようです。

『ゾンビランドサガ』の感想では、やはり「泣いた！」「感動した！」というものが大半でした。そして、ファンはみんな2期を期待しています。最終回を観て、2期につながる考察と感想を、多くのファンが今でもコメントしています。

以上、『ゾンビランドサガ』の最終回あらすじや、謎の考察、ファンの感想まとめでした。『ゾンビランドサガ』は多くのファンを獲得したアニメとなり、分かりやすい考察や感想からコアな考察や感想まで、幅広い声に支えられています。2期への期待はますます高まっているだけに、今後も『ゾンビランドサガ』から目が離せません！