アイマスとラブライブの違いを考察！最強の2次元アイドルアニメはどっち？

「アイドルマスター（THE IDOLM@STER）」こと「アイマス」は、バンダイナムコから発売されている育成シミュレーションゲームで、2005年に発売された1作目〜2018年の最新作まで22作品発売されています。また、アニメ「アイマス」が2011年7月7日〜12月22日に放送され、2014年1月25日にはアイマスの劇場版「THE IDOLM@STER MOVIE輝きの向こう側へ!」が公開となりました。

また「アイマス」は登場キャラクターたちがアイドルとして歌やダンスをメインに活動し、それに加えてレポーターとなったり、ナレーターとなったり、さらにはグラビアのお仕事でも活躍します。特に、アイマスはドラマティックで華やかなステージが魅力だと言われている作品です。

「ラブライブ！」は登場キャラクターたちが、アイドルとして「ラブライブ！」という大会での優勝を目指し、歌やダンスで活躍するストーリーです。また、ラブライブはCGとアニメの融合を強みとしており、その様子が収録されたPVのクオリティは非常に高いと評価されています。

「ラブライブ！」シリーズは、KADOKAWAとバンダイナムコアーツ、サンライズの3社合同のプロジェクトであり、アニメ、ゲームの他に漫画や小説、ラジオ版などが制作されています。ラブライブシリーズはこれまでに「ラブライブ！」「ラブライブ！サンシャイン‼」が作られています。

「ラブライブ！」は主役アイドル「μ's」が2010年に活動を開始し、アニメは第1期が2013年1月〜3月に放送され、第2期が2014年4月〜6月に放送されました。そして、その続編として映画「ラブライブ！The School Idol Movie」が2015年6月13日に公開されました。

また、アニメ「ラブライブ！サンシャイン!!」は主役アイドル「Aqours」が2015年に活動を開始し、アニメは第1期が2016年7月〜9月に放送され、第2期が2017年10月〜12月に放送されました。そして、映画「ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」が2019年1月4日に公開されました。

ここでは、人気アイドルアニメである「アイドルマスター」こと「アイマス」と、「ラブライブ」の違いについてみていきます。

人気アイドルアニメ、アイマスとラブライブの違い1つ目は、登場人物の夢や目標についてです。アイマスでは、登場キャラクターたちを一つの事務所に所属するチームであり仲間であると見なす前に、一人ひとり独立した「1人のアイドル」であるという前提に重きを置いています。

それというのも、アイマスは、基本的に登場キャラクターたちがそれぞれ違う仕事をこなす中で、それぞれの個性や一人ひとりが抱える課題などに焦点を当てて、ストーリーが展開されていきます。一方、ラブライブは学園モノと言われるジャンルで、部活のような活動としてアイドル活動を行っているため、アイマスのような一人ひとりそれぞれにというよりも、9人全員揃ってスクールアイドルの「μ’s」であるという点に重きを置きます。

そのため、アイマスとラブライブの登場キャラクターたちの持つ夢や目標も異なってきます。アニメ「アイマス」では13話た25話のように、みんなで団結してライブを行うという回もありますが、ラブライブと違って、登場キャラクターたちの最終目的はライブではありません。

アイマスの場合、一人ひとりが自分の個性に合った理想のアイドル像に向かって、それぞれの道で「トップアイドル」を目指すことが登場キャラクターたちの最終的な夢であり、目標なのです。一方のラブライブの登場キャラクターたちの目標は「ラブライブ」というライブに出場すること、そのラブライブで優勝すること、そして、優勝という結果をもって廃校寸前の音ノ木坂学院を救うことです。

そのため、ラブライブはアイマスのようにそれぞれの目標を追うのではなく、μ’sメンバー9人で団結して、音ノ木坂学院を廃校から救うためにラブライブで優勝するということが目標なのです。この登場キャラクターたちの目標や夢に関する点がアイマスとラブライブの大きな違いであると言われています。

人気アイドルアニメ、アイマスとラブライブの違い2つ目は、作品としての背負うものが違う点です。アイマスとラブライブでは男性キャラの登場に大きな違いがあります。アイマスには、プロテューサーの「P」を筆頭に、業界人や男性アイドルなど男性キャラが自然に登場します。しかし、ラブライブでは、ファン以外での男性キャラの登場があまりありません。

例えば、穂乃果の父親がアニメ内で登場しても声をまったく発することなく出番が終了してしまいました。このように、ラブライブの世界では男性キャラ自体あまり登場しないうえに、登場しても声を発することがないなど、全体的にほとんど女性キャラのみで成立しています。このアイマスとラブライブの違いについて、作品としての背負うものが違うからだと言われています。

普通に男性キャラが登場するアイマスでは、より現実的にアイドルを取り巻く環境を描こうとしている一方で、男性キャラが極端に登場しないラブライブでは、キャラについて非現実的なロマンを描こうとしており、アイマスとラブライブではそれぞれ全く異なった作品としてのコンセプトを背負っていると考えられているそうです。

人気アイドルアニメ、アイマスとラブライブの違い3つ目は、アイドル像です。アイマスのアイドル像は「一人ひとりそれぞれが独立したアイドル」です。一方、ラブライブのアイドル像は「μ’sメンバー9人全員でアイドル」です。

また、アイマスの登場キャラクターたちが職業としてそれぞれ一人ひとりがトップアイドルを目指してアイドル活動をしている一方で、ラブライブの登場キャラクターたちはスクールアイドルとして、団結して1つの目的に向ってアイドル活動をしています。このようなアイドル像においても、アイマスとラブライブの違いが現れています。

人気アイドルアニメ、アイマスとラブライブの違い4つ目は、楽曲です。楽曲そのものが物語と関わりが薄いと言われるアイマスに比べ、ラブライブは楽曲を物語と絡めているところが特徴だと言われています。

ラブライブの場合、作詞回というエピソードも描かれており、物語の中で、メンバーみんなで試行錯誤しながら楽曲を作るところを観ることができます。この作詞回について、楽曲に込められたメンバーたちの想いを感じ取れると、ファンから人気なのだそうです。

人気アイドルアニメ、アイマスとラブライブの違い5つ目は、卒業の有無です。前述の通り、アイマスの最終目的は「トップアイドルになること」であり、職業アイドルであるため、卒業がありません。一方で、ラブライブの登場キャラクターたちはスクールアイドルであるため、やがて「卒業」を避けられません。このように、卒業の有無についても、アイマスとラブライブの違いが現れています。

ここまで、人気アイドルアニメ「アイマス」と「ラブライブ」の違いについてみてきました。次に、ここでは「アイマス」と「ラブライブ」の共通点についてご紹介していきます。

人気アイドルアニメ、アイマスとラブライブの共通点1つ目はアイドルアニメの鉄則です。アイマスとラブライブはともに、登場キャラクターたちがアイドルとなって、目標に向かって歌とダンスをするというアイドルアニメです。

そして、アイマスもラブライブも両者とも、アイドルアニメ特有の見栄えの良さと華やかさを持っているところも共通点として挙げられます。これらのことは、アイドルアニメとしては鉄則ですが、アイマスとラブライブの共通点として挙げられています。

人気アイドルアニメ、アイマスとラブライブの共通点2つ目は、レッスン回です。アイマスもラブライブもレッスン回があることで、登場キャラクターたちがアイドルとして必要不可欠な要素である歌やダンスのレッスンに懸命に励み、課題や葛藤を抱えた彼女たちがそれを克服し、ステージで活躍する姿を一層ドラマティックに描かれていると言われています。

また、ファン視点で考えても、ステージで輝いている姿だけを描くよりも、レッスン回で奮闘する登場キャラクターたちの姿も見ることで、彼女たちを応援したくなる気持ちが強くなると言われています。つまり、アイマスやラブライブの共通点と言われるレッスン回は、アイドルアニメにとって必要不可欠ということが出来るそうです。

人気アイドルアニメ、アイマスとラブライブの共通点3つ目は、団結です。アイマスとラブライブの両者に共通している「団結」は、これもアイドルアニメとして必要不可欠の要素です。詳しく見ていくと、アイマスは各キャラの都合を上手く合わせて、団結する姿が描かれています。一方で、ラブライブは皆で力を合わせて一つの夢を目指していきます。

このように、アイマスとラブライブの両者の「団結」には、少しの違いは見られますが、登場キャラクターたちが最終的に「団結」する姿を描いているという点では、共通点と言えると考えられています。

ここまで、人気アイドルアニメ「アイマス」と「ラブライブ」の違いや共通点をみてきました。次に、ここでは「アイマス」と「ラブライブ」のどちらが最強なのか？について、両者を比較しながらご紹介していきます。

上の画像は、アイマスとラブライブのシリーズ別のCD売上を比較したグラフです。最初のうちは、アイマスの方がラブライブよりCDが売れていることが分かります。しかし、2014年に一時的にラブライブのほうがCD売上でアイマスを追い抜きますが、その後は再びアイマスがラブライブの売上を上回り、その後大きな差をつけていることが分かります。これについて、μ’sの解散の原因の一つだと言われているそうです。

上の画像は、アイマスとラブライブのコミケ数の比較のグラフです。2015年〜2018年のコミケ数において、終始アイマスがラブライブを上回っていることが分かります。この原因として、アイマスのほうがラブライブよりも、同人誌の中でキャラクターを追求しやすかったのか？などと推測されているそうです。

ゲーム展開についてみていくと、アイマスとアイマスに大きな差が出てきます。ラブライブのゲームが2013年〜2019年までに5作品であるのに対し、アイマスは2005年〜2018年までに19作品発売し、ラブライブとほぼ同じ期間2013年〜2018年で見てもアイマスは10作品以上のゲームを発売しています。

それについて、ラブライブが一時期に爆発的人気を博したことが関係していると言われています。業界の傾向としてアニメや声優を重視するコンテンツは一時的なブームで終わるという傾向が強いらしく、同じくアニメや声優を重視しすぎるラブライブも、長期にわたる人気を維持することは難しかったのだと言われています。

アイマスとラブライブのキャラの人気度を比較すると、この観点においてもラブライブのキャラ人気は、アイマスのキャラ人気よりも劣るという結果が出ているそうです。これについて、ラブライブという作品自体の知名度は決して低くわけではないのに、その知名度の割にキャラクター個々の検索回数は少なめなのだそうです。

一方、アイマスは知名度も抜群で作品のみならず、キャラクターそれぞれもファンから好まれており、検索回数もラブライブと比べて多いそうです。

ここまで、人気アイドルアニメ「アイマス」と「ラブライブ」の違いや共通点についてご紹介し、両者を比較してきました。次に、ここでは「アイマス」と「ラブライブ」以外の他の2次元アイドルを一覧でみていきます。

「Wake Up Girls!」こと「WUG」は、2012年から放送が始まったアイドルアニメで、アニメ放送と同時に声優ユニットも結成されて活動を始めました。「Wake Up Girls!」は東北を中心に活動するアイドルグループです。物語の中には東日本大震災のエピソードも盛り込まれていることから、「Wake Up Girls!」は復興応援の活動として高く評価されています。

また、アイドル7人の活躍や奮闘が濃厚に描かれており、当時飽和状態になりかけていた2次元アイドルアニメの中で、そのストーリーのクオリティについても非常に高く評価されているそうです。

「BanG Dream!」こと「バンドリ」は、「月刊ブシロード」連載のガールズバンド漫画が原作の作品で、アニメ・ゲーム・映画などが制作されています。「BanG Dream!」のストーリーは、引っ込み思案の主人公の戸山香澄がガールズバンドを見たことで自分もバンドをしたいと思い、ガールズバンドを結成するというものです。

「BanG Dream!」には「夢を撃ち抜け!」というタイトルには意味が込められており、2017年には「Google Play 2017年 ベストゲーム」のAndroid用のアプリゲームとして2部門で大賞を獲得したそうです。

「Tokyo 7th シスターズ」は、西暦2034年を舞台にした作品で未来アイドルが登場します。他の2次元アイドル作品は現代モノが多いという中で、「Tokyo 7th シスターズ」は、アイドルの存在を時代遅れだと見なす「アイドル氷河期」と呼ばれる時代が舞台となっています。そんなアイドルにとって不遇な時代を生きる少女達が、アイドルになることを夢見て、アイドルを目指す姿が描かれています。

また「Tokyo 7th シスターズ」で登場するアイドルグループ「777☆SISTERS」は総勢12名のメンバーで結成されており、新時代のアイドル12人が心を一つにして歌ったデビュー曲は、見事なハーモニーであると高く評価されているそうです。

「アイカツ！」は、2012年から放送が開始した大人気アイドルアニメ及びゲームです。「アイカツ！」は平凡で普通の中学生だった主人公の星宮いちごが、友人の霧矢あおいの誘いでアイドル養成スクールである「スターライト学園」へ編入し、仲間やライバルのアイドルたちとの交流を通し、成長していく姿が描かれています。

「アイカツ！」は登場キャラクターたちがアイカツ！カードと言われるカードを使って、様々な衣装を着て、ライブを行うのが特徴で、他の作品にない魅力だと言われています。

「プリパラ」も人気アイドルアニメ及びゲームのアイドルグループの一つです。「プリパラ」のメインキャラはi☆Risのメンバーが声優を努めており、OP曲もi☆Risが担当していることで知られています。「プリパラ」という華やかな衣装やダンス、音楽などの憧れや夢の世界を見せてくれるのが大きな特徴だと言われています。

「ライブレボルト」は「ライブに革命を。」というコンセプトをもった作品に登場するアイドルグループが描かれており、細かなルールに捕らわれない自由なライブ活動をすることが大きな特徴です。また「コール」や「ヲタ芸」「厄介」などのネット上で炎上する要素もあえて採用するところが、まさしく「革命」であり、批判されることも多くある中で、今後どのような作品に成長していくのか注目されているそうです。

「まろに☆えーる」は、栃木県の良さを広めるために2013年から放送されているアイドルアニメです。企画は栃木テレビで、作中で登場するアイドル3人組がご当地アイドルとして活躍します。「まろに☆えーる」はアニメ放送後、秋葉原atreとコラボするなど、活動の幅を広げ、それに伴って知名度も挙がってきているようです。

「音楽少女」には、タイトルと同じ名前の「音楽少女」というC級のアイドルグループが登場します。「音楽少女」は、バーチャルキャラクター専門の「PINE RECORDS」というレーベルに所属しており、2013年にCDをリリース、2015年には映画化されました。そして、2016年にはメジャーデビューを果たし、2018年7月〜9月にはアニメ化もなされました。「音楽少女」は、今後の活躍が期待される2次元アイドルとしてみなされています。

こちらのツイートは「アイマス」と「ラブライブ」の両方とも好きで、アイドルも好きだという感想です。

こちらのツイートは「アイマス」と「ラブライブ」は両方とも良い曲が多くあり、おすすめだという感想です。

こちらのツイートの方は「アイマス」と「ラブライブ」にとてもハマった経験があり、今でも両作品を楽しんでいるという感想です。「アイマス」や「ラブライブ」を超える作品に、今後出会える気がしないと思うほど両作品を絶賛しており、両作品を好きになれて良かったそうです。

いかがでしたか？「アイマス」と「ラブライブ」の違いや共通点をご紹介し、両者の比較を行ってきました。「アイマス」は登場キャラ一人ひとりが独立したアイドルとして、それぞれがトップアイドルになるという夢を目指すのに対し、「ラブライブ」はμ’sメンバー9人全員でラブライブで優勝し、音ノ木坂学院を廃校から救うという目標としているところが違う、ということが分かりました。

また「アイマス」と「ラブライブ」の共通点について、両方ともアイドルアニメとしての鉄則を守っており、レッスン回や団結という点が挙げられていることが分かりました。さらに、コミケ数やゲーム展開などについて「アイマス」が「ラブライブ」より優勢であることや、両者以外の2次元アイドルについても一覧でご紹介してきました。今後も「アイマス」「ラブライブ」含め、2次元アイドルの活躍から目が離せません！