【物語シリーズ】戦場ヶ原ひたぎの名言名セリフまとめ！毒舌の本心とは？

戦場ヶ原ひたぎとは『物語シリーズ』に登場する、ツンデレで毒舌なキャラクターです。そのキャラクター性から名言の多い彼女は主人公・阿良々木暦の恋人です。そんな『物語シリーズ』のヒロイン・戦場ヶ原ひたぎのプロフィールをご紹介していきます。

『物語シリーズ』とは西尾維新先生による小説のシリーズの事になります。2006年に刊行された『化物語』を始めとするシリーズ作品となっており、現在までに26巻まで出版されています。阿良々木暦の語り口調で展開される物語は、魅力的な言葉も多く、”名言”の多い作品として有名です。

2009年にはアニメ化もされており、現在までに『化物語』『偽物語』『猫物語』等数々の作品が放映されています。また、2016年から2017年にかけて『傷物語』が3部構成の劇場版として公開され、大ヒットを記録しています。2018年には『続・終物語』が劇場で先行公開され話題となりました。

戦場ヶ原ひたぎは『化物語』の「ひたぎクラブ」で初登場します。『物語シリーズ』のヒロインで、阿良々木暦と同じ私立直江津高校に通う3年生になります。成績は大変優秀で、教科書の内容を全教科暗記していると言われている程の頭脳の持ち主です。

その美貌と、難病を患っている事から「深窓の令嬢」と学校では認識されています。ほとんど学校の人間と会話をする事がなかった戦場ヶ原ひたぎですが、心を許した相手には毒舌なツンデレキャラとなり、恋人である主人公・阿良々木暦に対してそのツンデレを遺憾無く発揮し、数々の名言を残しています。

『物語シリーズ』は登場人物が”怪異”と呼ばれる神や妖怪に値するものにそれぞれが遭遇しています。”怪異”によって登場人物には何らかの”異常”が生じているのですが、戦場ヶ原ひたぎが出会った”怪異”は”おもし蟹”でした。

”おもし蟹”は九州の山間部にある民間伝承とされています。人間の思いを支えてくれる神様とされていますが、”思い”とともに”重さ”も引き受けてくれる神と言われています。時に”存在”まで奪われてしまうという恐ろしい謂れもありますが、戦場ヶ原ひたぎは”体重”を奪われてしまいました。

”おもし蟹”に”体重”を切り取られてしまった為、戦場ヶ原ひたぎの体重は5㎏程になっていました。驚く程軽くなってしまった戦場ヶ原ひたぎはバナナの皮で滑って転び、階段から落ちてしまった際に阿良々木暦に受け止められ、二人は出会いました。

戦場ヶ原ひたぎにはその秀才な頭脳と、元来のツンデレな性格から数々の名言と呼ばれるセリフがあります。そんな戦場ヶ原ひたぎの名言・名セリフを集めましたので、ご紹介していきます。

これは『偽物語』で阿良々木暦に向けて戦場ヶ原ひたぎが言った名言です。”ひどい事を言う”と前置いて放ったこのセリフは毒舌な戦場ヶ原ひたぎらしいとても潔い名言でした。戦場ヶ原ひたぎは過去にたくさんの詐欺師に騙された事があります。

そんな”騙されてきた側”の彼女が”騙される方も悪い”と言い、きっぱりと自分は”悪の敵”であると宣言する事で戦場ヶ原ひたぎの強さを感じる名言になっています。この名言はその哲学性の高さから、とても有名な名言となっていました。

こちらも実に毒舌な戦場ヶ原ひたぎらしい潔い名言になります。『偽物語』で阿良々木暦が、「どんな書物も読むんだったな」と言ったセリフに対して返した名言になります。”空気が読めない”事を自信満々に言って退け、また全く悪気もないところが戦場ヶ原ひたぎの性格をそのまま物語っている有名な名言となりました。

”空気を読む”事を求められる事が多い現代社会で”自分は空気は読めない”と堂々と宣言し、それを名言と言わせてしまう魅力は戦場ヶ原ひたぎだからこそのものであり、彼女の気高さからくる力強い言葉と妙な説得力が迷言を名言と変えていました。

こちらは『物語シリーズ』の代名詞とも言える名言です。『化物語』の物語序盤に、転倒した戦場ヶ原ひたぎを阿良々木暦が受け止めた事で、戦場ヶ原ひたぎの秘密である”体重がない”事がバレてしまいます。

これにより、逃げる戦場ヶ原ひたぎを阿良々木暦が追い詰め、窮地の彼女が放った脅しとも取れるセリフでした。体重を隠す為身に纏っていたたくさんの文房具を構えながら発した名言ですが、その内容は実に物騒です。しかし、その危うさや言い回しが魅力的で、戦場ヶ原ひたぎの名言というだけでなく、『物語シリーズ』全作を通しての名言として有名になりました。

こちらも毒舌な戦場ヶ原ひたぎらしい名言です。『化物語』で阿良々木暦が戦場ヶ原ひたぎのアパートを訪れた際に暦に放ったセリフです。戦場ヶ原ひたぎは文句なしの秀才です。そんな彼女の放った”無知は罪”とは、”知ろうとしないのは本人の業”であると言う事、そして”馬鹿は罰”とは”本人の意志なく生まれ持った能力で罰”と言うセリフです。一見救いのある名言に聞こえますが、”馬鹿”を最大限罵る毒舌な名言となっています。

この名言はとてもインパクトがあり、『物語シリーズ』と全く関係のないところでも広まる程人気の名言となりました。「無知は罪で馬鹿は罰」というのはシンプルながらとても分かりやすく、話の節々や会話の中で使う名言として活用もできる程完成度の高い名言となっています。

次に戦場ヶ原ひたぎと言えばその毒舌でツンデレなキャラクターで数々の名言がありますが、そんな戦場ヶ原ひたぎの魅力たっぷりな毒舌な名言、そして彼女らしい”迷言”を集めましたのでご紹介していきます。

こちらは何ともストレートで毒舌な名セリフで迷言とも言える名言です。『化物語』で阿良々木暦に話しかける際のセリフですが、驚くべき事に、この時阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎは恋人同士です。自分の恋人に対し、自然にさらりと”ゴミ”と言ってしまう毒舌なところが、戦場ヶ原ひたぎのツンデレっぷりを表している迷言で名言とされています。

これは恋人に対する”照れ隠し”から来るものと考えられていますが、あまりに”ツンデレ”な名言に恋人の暦も「彼氏をゴミと間違えるのか」と驚きを隠せない様子でした。戦場ヶ原ひたぎの阿良々木暦に対する態度は時に辛辣で、到底恋人のものであるとは思えないような発言が多いですが、その多くが戦場ヶ原ひたぎらしい”名言”として紹介されています。

『恋物語』の「ひたぎエンド」で、詐欺師の貝木に放った迷言とも言える名言です。貝木が「阿良々木暦のどこが好きなんだ？」と問いかけた際に、戦場ヶ原ひたぎが堂々と答えたセリフで名言となりました。戦場ヶ原ひたぎは貝木に対し、”貴方じゃないところが好き”と毒舌で言って退け、”阿良々木だから好き”なのだと宣言します。

日頃は恋人である暦を”ゴミ”扱い”までする毒舌な戦場ヶ原ひたぎですが、やはり阿良々木暦が”大好き”な事に変わりなく、見事に戦場ヶ原ひたぎの”ツンデレ”っぷりが表わされている名言です。”阿良々木君が阿良々木君だったから好きになった”なんて、さらりと名言を言ってしまう戦場ヶ原ひたぎはやはり魅力的なキャラクターで名言が多いのも納得されます。

『猫物語』で羽川翼と会話している際に放った名言です。羽川翼は同じ”怪異”を知る仲間ですが、恋人である阿良々木暦を巡る”恋敵”でもありました。そんなライバルである羽川翼に「阿良々木君に迷惑をかけたくないなら私を巻き込みなさい」と自らの命を差し出しました。

これは見事な自己犠牲の名言でその過激さ故に迷言となりました。さらりと自分の命を投げ出す程に、恋人である阿良々木暦を思い、阿良々木暦を守る為の覚悟を図る事ができる名言で、毒舌で”ツンデレ”な戦場ヶ原ひたぎらしいセリフです。

こちらは『偽物語』に出てくる恋人・阿良々木暦に対する”ツンデレ”な迷言で名言とされています。戦場ヶ原ひたぎは過去に詐欺師の貝木に恋をし、騙されてしまいました。そんな貝木にきっぱりと”阿良々木暦”という恋人の存在を宣言し、名言を残して決別しました。

”阿良々木暦”が恋人で良かったと心から安堵し、過去の貝木との辛い恋の思い出を拭い去ってもらうように”優しくして”と恋人の阿良々木暦にお願いをするのですが、その言い回しが戦場ヶ原ひたぎらしい命令口調だった為、名言ではありますが迷言として有名になりました。これは戦場ヶ原ひたぎがどれ程恋人の”阿良々木暦”を想っているのかが伝わってくるような名言です。

こちらは『化物語』で八九寺真宵の手助けをする阿良々木暦の姿を見て、惚れ直した戦場ヶ原ひたぎが告白する際に使った名言でその奇抜さ故に迷言とされたセリフです。毒舌な戦場ヶ原ひたぎらしく、単純に”好き”と伝えるのではなく、英語で照れ隠しをするように放ったセリフとなりました。

単純に"好き”と伝えるよりもさらに気持ちの伝わる”愛している”という言葉を、さりげなく英語で発してしまう戦場ヶ原ひたぎの”ツンデレ”っぷりが分かる名言は多くの読者を悶絶させました。お人好しで、困っている人を見捨てる事ができない阿良々木暦の優しさに戦場ヶ原ひたぎも救われました。そんな暦への想いを”好き”ではなく”愛している”とストレートにぶつける一途さが、戦場ヶ原ひたぎの魅力を引き出す名言となりました。

数々の名言・迷言から戦場ヶ原ひたぎのツンデレな魅力が分かってきたところで、次に名言だけではないその”ツンデレ”の魅力について戦場ヶ原ひたぎを取り巻くキャラクターとの関係性等から紐解いていきます。

戦場ヶ原ひたぎと主人公・阿良々木暦は恋人同士です。これは、『化物語』作中に戦場ヶ原ひたぎが「I LOVE YOU」と名言で告白し、それに阿良々木暦が「蕩れ（とれ）」とさらに名言で返事をした事で二人の関係は実りました。「蕩れ」という名言は「萌え」の一段階上の言葉として、戦場ヶ原ひたぎが作った名言で、突然の告白に阿良々木暦は咄嗟に戦場ヶ原ひたぎの造語である名言で返事をするという粋な対応をしました。

”おもし蟹”に”体重”を切り取られ、それを悟られない為に他人と距離を取って生きてきた戦場ヶ原ひたぎにとって、その距離を飛び越え自分を救い上げてくれた阿良々木暦は”王子様”のようでした。

”ツンデレ”な戦場ヶ原ひたぎは普段は毒舌ですが、恋人である阿良々木暦の前では極稀に”デレ”る事があります。そんな時はストレートに想いをぶつける為、稀に訪れる恋人に対する”デレ”の戦場ヶ原ひたぎは多くの名言を残し、とてつもない破壊力を持っていました。

神原駿河は戦場ヶ原ひたぎの後輩にあたる女の子です。駿河は”レイニー・デヴィル”という”怪異”と遭遇し、願いを叶える代償に魂を取られてしまう猿（悪魔）の腕を持っています。二人は中学生時代に、陸上が得意な戦場ヶ原ひたぎとバスケットボールが得意な神原駿河で”ヴァルハラコンビ”と言われ、とても仲が良い関係でした。

しかし神原駿河の度を超えた変態ぶりに戦場ヶ原ひたぎは距離を取ってしまいます。神原駿河はそんな戦場ヶ原ひたぎを取り戻す為願いをかけてしまい、それにより”レイニー・デヴィル”に魂を取られてしまうところでしたが、戦場ヶ原ひたぎと阿良々木暦の助けにより危機を免れます。そして、神原駿河は他の女性キャラクター同様にめでたく”阿良々木暦のハーレム”の一員となりました。

以前のような仲ではないものの、戦場ヶ原ひたぎと神原駿河は和解し、神原駿河は変わらず戦場ヶ原ひたぎ尊敬し、また戦場ヶ原ひたぎも神原駿河を可愛がるようになりました。戦場ヶ原ひたぎにとって、神原駿河は特別で、ただの後輩ではない存在となっています。そして神原駿河に慕われ、想われている戦場ヶ原ひたぎはカリスマ性がありとても魅力的なキャラクターである事が分かります。

「蕩れ」とは戦場ヶ原ひたぎが作った萌えの一段階上で、次世代を担うセンシティブな造語です。「見蕩れる（みとれる）」から派生しており、「メイド蕩れ」「猫耳蕩れ」のように「〜蕩れ」という使い方をされるそうで、阿良々木暦も”流行るといいな”と言っていました。実際に「蕩れ」は『物語シリーズ』の名言として有名になっています。

戦場ヶ原ひたぎに「I LOVE YOU」と告白された阿良々木暦は「蕩れ」と返事をします。萌えの一段階上という事で、「惚れている」という意味合いで用いられました。英語で告白という少し捻くれた表現をした戦場ヶ原ひたぎに、”蕩れ”と彼女自身が作った好意的な言葉で返答した阿良々木暦には賞賛の声が多く寄せられていました。

次に、戦場ヶ原ひたぎの魅力といえばその美しい容姿と、毒舌でツンデレな性格ですが、アニメ化された際の声も、戦場ヶ原ひたぎにとても似合っていて素晴らしいと評価されていました。そんな戦場ヶ原ひたぎを演じた声優さんについてご紹介していきます。

アニメ『物語シリーズ』の戦場ヶ原ひたぎを演じているのは声優の斎藤千和（さいとう・ちわ）さんです。知的で落ち着いたトーンの透き通る声が特徴的で、様々な有名作品に出演されている大人気声優の一人として有名な声優さんです。

斎藤千和さんは1981年3月12日生まれの38歳です。出身は埼玉県で、斎藤さんの母親が間違って声優雑誌を買ってきた事がきっかけで声優を目指されたそうです。プライベートでは2013年に一般男性と結婚されており、2015年には第一子となる女の子を出産されています。

高校3年生から声優の養成所に通い、大学入学後は学生の傍に日本ナレーション演技研究所に通っていました。現在はアイムエンタープライズに所属されています。声優業の他に、『みっくすJUICE』というユニットを組んでおり、音楽活動もされていました。

斎藤千和さんの主な出演作は、『ケロロ軍曹』（日向夏美役）、『機動戦士ガンダム00』（ルイス・ハレヴィ役）、『魔法少女まどか☆マギカ』（暁美ほむら役）、『ブレイブ・ストーリー』（ミーナ役）等があります。

戦場ヶ原ひたぎのツンデレ具合が好きだという方の声です。物語序盤の戦場ヶ原ひたぎは阿良々木暦に”戦争”を申し込む等刺々しい雰囲気が目立ちますが、阿良々木暦と恋人関係になった途端、一転して”デレ”始めました。女の子らしく、可愛らしい恋する様子は戦場ヶ原ひたぎが好きなファンにはたまらない展開でした。また、”ツンデレ”というキャラクターの代名詞として、戦場ヶ原ひたぎの名前も歴史に刻まれる事となりました。

『物語シリーズ』の中で可愛いキャラクターはたくさん登場しますが、なりたいキャラクターは戦場ヶ原ひたぎだという方の声です。この方は戦場ヶ原ひたぎの気高さや、美しさ、愛情の深さが特に憧れるそうです。過去に人間に騙され裏切られた戦場ヶ原ひたぎはその経験から時に厳しい言葉を発しますが、その多くは名言としてファンの間で広まっています。

『物語シリーズ』の中で、戦場ヶ原ひたぎの話が好きという方の声です。戦場ヶ原ひたぎの歪んだ性格とデレに魅力を感じるそうです。戦場ヶ原ひたぎは毒舌なキャラクターですが、阿良々木暦と恋人同士となった後は、愛情深く一途に暦を想っています。そんなツンデレの戦場ヶ原ひたぎの”デレ”に魅力を感じるファンは多くいます。またこの方は、戦場ヶ原ひたぎの声優である斎藤千和さんもお好きなようで、おすすめされています。

戦場ヶ原ひたぎは『物語シリーズ』のメインヒロインです。阿良々木暦の恋人という肩書きだけでなく、その人生経験から数々の名言を残した魅力の深いキャラクターとなっています。毒舌でツンデレという個性的なキャラクターが目立ちますが、実は神原駿河のような後輩を可愛がる一面や、恋人である阿良々木暦と一緒にいる際の可愛らしい女の子の一面等、意外な顔をたくさん持っているキャラクターです。

彼女は毒舌で奇抜な発言から、名言や迷言と呼ばれ広まり、戦場ヶ原ひたぎというヒロインの枠を超え、『物語シリーズ』への興味を湧きたててくれる存在となっています。『物語シリーズ』は多くの女性キャラクターが登場し、それぞれの物語がある為、時にヒロインとしての戦場ヶ原ひたぎの登場がなかったりするのですが、それでも戦場ヶ原ひたぎの存在感は大きく、絶対的にヒロインとして君臨しています。

戦場ヶ原ひたぎの名言はただの毒舌ではなく、根底にとても深い意味を持っているものが多くあります。戦場ヶ原ひたぎの優しさであったり、強さのようなものが名言の中には込められていて、それをファンは感じ取り”名言”として心に留めています。人間の真意を持つ名言が数多く登場する『物語シリーズ』はただの小説やアニメではなく、ファンの気持ちを励ましたり、行く末の道標になるような作品である事が分かりました。