【化物語】戦場ヶ原ひたぎの魅力まとめ！蟹に体重を取られた経緯や過去ネタバレ

戦場ヶ原ひたぎは、西尾維新原作の「化物語シリーズ」に登場する人気キャラクターです。戦場ヶ原ひたぎは、「化物語」を初めとする「物語シリーズ」のメインヒロインで、主人公「阿良々木暦」の恋人になります。この記事では、ツンデレな性格に思わず見蕩れてしまう、蟹に体重を取られた少女、戦場ヶ原ひたぎについて詳しくご紹介していきます。

「化物語」は、原作西尾維新による大人気アニメです。「化物語シリーズ」や「物語シリーズ」と呼ばれる、西尾維新による小説シリーズの、第一作にあたります。2009年にアニメ化された「化物語」を皮きりに、次々と続編がアニメ化されていきました。西尾維新の最大の特徴とも言える言葉遊びが面白く、登場人物たちによる言葉の掛け合いが秀逸な作品です。

物語シリーズの第一作にあたる、「化物語」のあらすじをご紹介します。「化物語」は私立直江津高校に通う高校三年生の青年、物語シリーズの主人公である阿良々木暦が、メインヒロインの戦場ヶ原ひたぎと出会うところから始まります。戦場ヶ原ひたぎは阿良々木暦と同じく、直江津高校に通う生徒ですが、普通の生徒とは少し違っていました。

戦場ヶ原ひたぎには体重がほとんどありませんでした。その秘密を阿良々木暦に知られた戦場ヶ原ひたぎは、秘密をばらさないようにと阿良々木暦を脅します。酷い仕打ちを受けた阿良々木暦でしたが、彼もまた、普通の生徒とは少し違っていました。阿良々木暦はある「事件」に巻き込まれてから、異常な再生力を持つようになり、戦場ヶ原ひたぎによってつけられた傷もすぐに塞がっていました。

阿良々木暦は、戦場ヶ原ひたぎに突き放されても、めげずに協力を申し出ます。阿良々木暦に起きた現象を目の当たりにした戦場ヶ原ひたぎは、自身と同じ様に、阿良々木暦が普通とは少し違う人間だということを知ります。

その後、阿良々木暦に勧められ、そのような怪奇的なことに詳しい忍野メメという人物に会いにいくことになります。忍野メメは「怪異」と呼ばれるものの専門家であり、戦場ヶ原ひたぎの体重がほとんど無くなってしまった理由には、怪異が関係していました。

「化物語シリーズ」のメインヒロインとして、根強いファンも多い戦場ヶ原ひたぎは、私立直江津高校に通う阿良々木暦のクラスメイトです。成績は優秀でスポーツも万能、容姿端麗な戦場ヶ原ひたぎですが、難病をかかえているということが周知されており、学校では深窓の令嬢と見られていました。

戦場ヶ原ひたぎの身長は165センチ、誕生日は7月7日、ファンの間でも「ガハラさん」の愛称で親しまれる人気キャラクターです。戦場ヶ原ひたぎは、「蟹」に体重を取られ、重さを失くしてしまいます。しかしある日、同じ直江津高校に通う生徒、根っからのお人よしである阿良々木暦と出会い、彼女を取り巻く環境は少しずつ変わっていきました。

阿良々木暦によって、自身の抱えた問題を解決することが出来た戦場ヶ原ひたぎは、その一件をきっかけに、阿良々木暦と付き合うことになります。「化物語」では高校生の二人ですが、大人になった二人はその後、結婚することになるのでしょうか。「化物語」では、阿良々木暦に対して強烈なツンデレを発揮する、戦場ヶ原ひたぎの姿が印象的です。

「化物語シリーズ」のメインヒロインである戦場ヶ原ひたぎは、自他ともに認めるツンデレが人気のキャラクターです。容姿端麗でありながら毒舌、なんとも掴みどころがないような性格に、不思議と魅力を感じる人も多いのではないでしょうか。ここからは、戦場ヶ原ひたぎの魅力とはどこにあるのか、戦場ヶ原ひたぎに見蕩れてしまう理由について、詳しくご紹介していきます。

戦場ヶ原ひたぎの魅力として真っ先に挙げられるのは、戦場ヶ原ひたぎがツンデレヒロインであるということでしょう。ツンデレは戦場ヶ原ひたぎの恋人である阿良々木暦に向けられるものがほとんどですが、そんなやり取りを見ているうちに、戦場ヶ原ひたぎの魅力に引きずりこまれていったのは阿良々木暦だけではないはずです。

美人でありながら毒舌が凄まじい戦場ヶ原ひたぎですが、阿良々木暦の前では時としてデレることもあります。自分が助かるきっかけをくれた阿良々木暦に対しては信頼や愛情が強いようで、好きな人間に対する愛情表現もまた凄まじいものがあります。究極のツンデレとも言われる、戦場ヶ原ひたぎのツンデレに振り回されるのは大変そうですが、どことなく愛嬌があり、放っておけない雰囲気が魅力的なのではないでしょうか。

戦場ヶ原ひたぎの魅力は、ツンデレだけではありません。少し変わったことを思いつく、発想が普通の人とは少し違う、そんなところも戦場ヶ原ひたぎの魅力です。「蕩れ」とは「見蕩れる」という言葉から「蕩れ」の部分だけを切り取った言葉で、「萌え」の一段上をいく次世代の言葉です。「化物語」で戦場ヶ原ひたぎが考えた言葉で、「萌え」と同じような使い方で使うようです。

言葉遊びが魅力の「化物語シリーズ」ですが、戦場ヶ原ひたぎ考案の「蕩れ」は、一時期ブームになった「萌え」という言葉と同様に、草冠から成る漢字というのも面白いところです。阿良々木暦は戦場ヶ原ひたぎに対して、「戦場ヶ原蕩れ」と言っていますし、忍野忍も「そこで見とれ、見蕩れとれ」という名言を残しており、案外何かのきっかけで、大流行する可能性を秘めた言葉なのかもしれません。

戦場ヶ原ひたぎには、「神原駿河」という一年下の後輩がいます。中学時代、陸上部のエースだった戦場ヶ原ひたぎと、バスケットボール部のエースだった神原駿河は、二人の名字を取って、「ヴァルハラコンビ」と呼ばれる仲でした。神原駿河は活発で爽やか、人当たりもいい性格でしたが、実はかなりの変態であり、戦場ヶ原ひたぎから距離を置かれていました。

神原駿河は戦場ヶ原ひたぎにぞっこんであり、戦場ヶ原ひたぎのためなら死んでもいいとまで考えています。神原駿河は学校でファンクラブが出来るほどの人気者で、友達がいないため、学校の話題に疎い阿良々木暦でさえも認知していた存在です。趣味嗜好に少し難ありといった神原駿河ですが、優秀な後輩から好かれる戦場ヶ原ひたぎには、それだけのカリスマ性があるということでしょう。

戦場ヶ原ひたぎはメインヒロインというだけあり、コスプレも大人気のようです。腰のあたりまである長い髪が特徴的で、また直江津高校の制服も可愛らしいと人気があります。中には戦場ヶ原ひたぎの代名詞ともいえる、文房具をコスプレに取り入れている人もいます。ツンデレキャラが男性に人気の戦場ヶ原ひたぎですが、見た目の可愛らしさから女性人気も高いようです。

ここまで、「化物語シリーズ」のメインヒロインである、戦場ヶ原ひたぎのプロフィールや魅力についてご紹介してきました。戦場ヶ原ひたぎのツンデレに、思わず心を奪われた人も多いのではないでしょうか。ここからは、戦場ヶ原ひたぎが蟹に体重を取られた経緯や、戦場ヶ原ひたぎの過去について詳しくご紹介していきます。

戦場ヶ原ひたぎは、幼い頃に大病を患っていました。この時、娘を救いたいという想いから、母親がある宗教にすがるようになります。戦場ヶ原ひたぎは、大手術の末に助かりましたが、母親は娘が助かったのは宗教のおかげだと思うようになり、ますますその宗教にのめり込んでいきます。戦場ヶ原ひたぎはそんな母親の姿を見かねて、自分はもう健康で大丈夫だということを伝えるため、中学では陸上部に所属しました。

陸上部でもエースとなり、自身の健全を母親に伝えようとした戦場ヶ原ひたぎでしたが、その想いとは裏腹に、母親はどんどん宗教から離れられなくなっていきます。それからは母親との溝は深まるばかりでした。そしてある日、戦場ヶ原ひたぎが一匹の蟹と遭遇し、体重を失くすきっかけとなる事件が起きてしまいます。

戦場ヶ原ひたぎの母親は、とうとう宗教団体の幹部に娘を差し出すという異常な状態にまで陥っていました。ある日、戦場ヶ原ひたぎは、突然家に現れた宗教団体の幹部に乱暴をされそうになります。その時、戦場ヶ原ひたぎは咄嗟に陸上のスパイクで幹部の頭を殴りつけました。何とかその場は事なきを得た戦場ヶ原ひたぎでしたが、その時、母親は自分を助けてはくれませんでした。

母親の精神状態はすでに崩壊していました。また、宗教団体の幹部に大怪我をさせたことで、母親は宗教団体からペナルティを受けることになってしまいます。それから戦場ヶ原ひたぎの家庭は崩壊していき、両親は離婚、戦場ヶ原ひたぎは父親に引き取られることになります。戦場ヶ原ひたぎは母親を失い、残されていたのは母親が宗教団体に貢いでいた膨大な借金だけでした。

戦場ヶ原ひたぎは、壮絶な過去のせいで思い悩んでいました。自分を裏切った母親に対する嫌悪感や、それでも母親と一緒に暮らしたかったという想いが、戦場ヶ原ひたぎをずっと苦しめていました。そんなある時、戦場ヶ原ひたぎは、一匹の蟹と出会ってしまいます。

その蟹は「おもし蟹」という蟹の姿をした怪異でした。おもし蟹に出会った戦場ヶ原ひたぎは、体重を取られてしまいます。戦場ヶ原ひたぎの体重は、たったの５キロ程度しかなくなりました。それから、数多くの医者にかかり、何人もの人間に助けを求めましたが、そのほとんどは詐欺師でした。戦場ヶ原ひたぎは体重がほとんどないという事実を隠すために、学校では病弱な生徒として生活していました。

阿良々木暦と出会ったことで、戦場ヶ原ひたぎの運命は動き出します。体重がほとんどないという秘密を、阿良々木暦に知られてしまった戦場ヶ原ひたぎは、阿良々木暦に勧められて忍野メメという専門家に会うことになります。忍野メメは、戦場ヶ原ひたぎの過去を少しずつ引き出し、どうして戦場ヶ原ひたぎが蟹と遭遇し、体重を失うことになったのか、その理由を明らかにしていきました。

その日、おもし蟹と出会った戦場ヶ原ひたぎは、母親との過去に刻まれた想いの苦しみから解放されるために、「想い」を捨てたいと願ってしまいます。戦場ヶ原ひたぎは蟹に体重を取られたのではなく、自ら蟹に重みを預けたのです。「想い」は「重い」ものでしたが、それは誰しもが持っている、自分を形成する大切な要素でした。当時、それが解らなかった戦場ヶ原ひたぎは、「想い」を捨てて、「重さ」を失ってしまったのです。

被害者だと思っていた自分は、実際はそうではなかったのだということを理解した戦場ヶ原ひたぎは、泣きながらおもし蟹に謝ります。「どうかお母さんを、私に返してください」と頭を下げ、お願いしました。こうして重みを受け入れた戦場ヶ原ひたぎは、過去に預けた想いと共に、体重をおもし蟹に返してもらいました。

ここまで、戦場ヶ原ひたぎの壮絶な過去や、蟹と会ったことで体重を失くしてしまった経緯についてご紹介してきました。この一件がきっかけで、戦場ヶ原ひたぎと阿良々木暦は恋人という関係になります。その後、二人は結婚へと向かうのでしょうか。ここからは、メインヒロイン戦場ヶ原ひたぎと、物語の主人公、阿良々木暦は結婚出来るのか、二人のその後についてご紹介していきます。

「化物語」では、戦場ヶ原ひたぎの過去について、おもし蟹と会ったことで、体重を失うことになった経緯が語られていました。それから阿良々木暦の恋人となった戦場ヶ原ひたぎは、凄まじいツンデレを繰り返し、そんなツンデレに振り回されながらも、阿良々木暦は戦場ヶ原ひたぎのおもし蟹の時と同じように、怪異が関わる事件や問題を解決していきました。その後、二人の物語はどうなったのでしょうか。

戦場ヶ原ひたぎや阿良々木暦のその後については、2017年に刊行された「結物語」で知ることが出来ます。結物語では、高校を卒業してから５年が経ち、それぞれが新しい道を歩き出すその後の物語が描かれています。戦場ヶ原ひたぎと阿良々木暦が上手くいったのかどうか、二人は結婚出来るのか、その後の物語が気になる方は、「結物語」を読んでみてはいかがでしょうか。

「化物語」シリーズで阿良々木暦の恋人となった戦場ヶ原ひたぎは、その後どうなったのでしょうか。阿良々木暦と結婚し、新婚生活を送っているのか、はたまた破局し、別々の道を歩んでいるのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。

戦場ヶ原ひたぎは、外資系の企業に就職し、海外で生活していました。現在は金融トレーダーとして仕事をしているようです。外資系の企業というのは、戦場ヶ原ひたぎの父親と同業になります。残念ながら、結婚はしていないようです。これから二人が結婚する日は来るのでしょうか。

「化物語シリーズ」では、戦場ヶ原ひたぎのツンデレに振り回されながらも、その愛情と信頼をしっかり受け止める阿良々木暦でしたが、彼はその後、何をしているのでしょうか。阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎは結婚していないようですが、二人の関係は続いているのでしょうか。

阿良々木暦は、両親と同じく警察官になったようです。国家試験に合格し、警察庁に入庁した阿良々木暦は、現在では警部補となり、「阿良々木警部補」と呼ばれています。阿良々木暦の正式な所属は決まっていませんが、研修期間は風説課という部署で働いています。阿良々木暦は、風説、つまり噂や都市伝説の類が、怪異や事件となってしまう前に取り締まり、町の平和を守るという仕事をしているようです。

「化物語」で登場したキャラクターたちは、その後それぞれに華々しい道を歩んでいるようですが、メインヒロインと主人公の恋愛はどうなったのでしょうか。二人の恋愛は続いているようです。戦場ヶ原ひたぎは海外で生活しているため、阿良々木暦とは遠距離恋愛となっていました。

二人は大学時代に二回別れて、二回寄りを戻したそうです。過去に二回も別れていたというのは、少し雲行きが怪しいようにも思いますが、二人が結婚する日は来るのでしょうか。

ここまで、メインヒロインの戦場ヶ原ひたぎを中心に、その過去や阿良々木暦とのその後についてご紹介してきました。二人はこれから結婚出来るのか、今後もたくさんの見所がある「化物語シリーズ」ですが、「化物語シリーズ」と言えば、印象深い名言や名セリフが多いことでも有名です。ここからは、戦場ヶ原ひたぎの名言・名セリフをご紹介していきます。

自分の体重がほとんどないという事実を知られた戦場ヶ原ひたぎが、しつこく協力を申し出る阿良々木暦に対して言った名言です。「化物語」といえば、この名言が頭に思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。

戦場ヶ原ひたぎは、過去に蟹の怪異と会ったことで体重を失っていました。それから、体重をカバーするために、常に文房具を身体中に仕込んでいます。その文房具を武器のようにまとい、「戦争をしましょう」と阿良々木暦に言いました。とても穏やかではない名言ではありますが、こんなセリフが様になるというのも、戦場ヶ原ひたぎが持つ魅力と言えるでしょう。

この名言は、「化物語」の「まよいマイマイ」で、戦場ヶ原ひたぎが阿良々木暦に告白したときのセリフです。照れ隠しなのか、本人のこだわりなのか、なぜ英語だったのかは本人のみぞ知る、というところでしょうが、普通に告白しないというところは、戦場ヶ原ひたぎらしいとも言えます。

この戦場ヶ原ひたぎの告白に対する、阿良々木暦の答えは「戦場ヶ原、蕩れ」です。この記事でもご紹介しましたが、「蕩れ」とは、戦場ヶ原ひたぎが考案した、「萌え」のさらに一段上をいく次世代を担うセンシティブな言葉です。

戦場ヶ原ひたぎの告白も中々のものですが、咄嗟にこの返しが出来る阿良々木暦には脱帽です。人の話をしっかり聞き、適切なところで要求に応えることが出来る、やはり彼にはツッコミの才能があるのでしょう。

戦場ヶ原ひたぎの毒舌の例をご紹介します。戦場ヶ原ひたぎは阿良々木暦を呼ぶ際、「そういえば、ゴミ…いえ、阿良々木くん」と言います。阿良々木暦といえば、「かみまみた」でおなじみの「八九寺真宵」からも名前をいじられることで有名ですが、戦場ヶ原ひたぎの場合、ほとんど悪口のようないじり方です。

「今お前、自分の彼氏をゴミと言いかけたか？」と、阿良々木暦は返していますが、恋人にゴミ呼ばわりされてしまったら、普通は立ち直れないかもしれません。しかし、戦場ヶ原ひたぎと阿良々木暦の関係においては、このような会話が頻繁にされています。戦場ヶ原ひたぎにとっては、持ち前の毒舌も愛情表現の一つなのだと思いたいところです。

戦場ヶ原ひたぎは、阿良々木暦と初デートで、阿良々木暦のどういうところが好きかという問いに対し、「優しいところ。可愛いところ。私が困っているときにはいつだって助けに駆けつけてくれる王子様みたいなところ」と答えました。てっきりここでも持ち前の毒舌が炸裂するかと思いましたが、素直に阿良々木暦に信頼を寄せていることを告げています。何気ない恋人同士の会話ですが、戦場ヶ原ひたぎの心の内が伝わる名言です。

戦場ヶ原ひたぎの後輩である神原駿河のために、阿良々木暦は身を犠牲にしてまでも、力を貸そうとします。そんな阿良々木暦に対して戦場ヶ原ひたぎは、「大きなお世話も、余計なお節介も、ありがた迷惑も、阿良々木くんにされるなら、そんなに悪くもないのかもしれないわね」と言います。

鬱陶しいほどお人良しな阿良々木暦ですが、それだけ自分のために動いてくれる人というのは、そういるものではありません。言い回しが何とも戦場ヶ原ひたぎの性格を表しているようですが、阿良々木暦に対する愛情と感謝の気持ちがこもった名言です。

戦場ヶ原ひたぎと阿良々木暦は、初デートで星が煌めく夜空を見上げていました。いい雰囲気の中、戦場ヶ原ひたぎは、「違うわね、こうじゃないわ。キスを、キスをして…いただけませんか？キスをし…したらどうな…です……キスをしましょう、阿良々木くん」と言います。

戦場ヶ原ひたぎは、強気な性格ということもあり、外から見れば芯の強い女性に見えるかもしれません。しかし、壮絶な過去を背負い、想い悩むこともあれば失敗することもあります。阿良々木暦という、自分の弱さも強さも受け止めてくれる存在が、現在の戦場ヶ原ひたぎにとって、何より大切なものだということが伝わってくる素敵な名言です。

戦場ヶ原ひたぎは、今から世界一ひどいことを言う、という前置きの上で、「騙される方も悪いのよ。私は正義の味方じゃない、悪の敵よ」と言います。哲学的なセリフが様になる戦場ヶ原ひたぎですが、これは何度も騙されたことがある、戦場ヶ原ひたぎだからこそ言える名言ではないでしょうか。

戦場ヶ原ひたぎは、「無知は罪…」ということも話していますが、正義が全て正しいとは考えていないようです。騙す方はもちろん最悪ですが、騙される方にも出来ることはある、ということでしょうか。本当に被害者であったとしても、自らを被害者と思い過ぎるあまり、大切なことを見落としてしまうかもしれない、それはまさしく、過去の戦場ヶ原ひたぎの姿を思い起こさせるものであり、彼女が見つけた答えなのかもしれません。

数多くの名言や、ツンデレ毒舌キャラが人気の戦場ヶ原ひたぎですが、アニメ「化物語シリーズ」で、戦場ヶ原ひたぎの声優を担当したのは誰なのでしょうか。ここからは、アニメキャラクターの中でも根強い人気を誇る、「化物語シリーズ」のメインヒロイン、戦場ヶ原ひたぎの声優についてご紹介していきます。

戦場ヶ原ひたぎの声優は、斎藤千和さんです。斎藤千和さんは、「魔法少女まどか☆マギカ」で「 暁美ほむら」の声優に抜擢されたことで、一躍有名になりました。斎藤千和さんは、アニメファンの間でも幅広い演技力が高く評価され、非常に人気のある声優です 。主演作品も多く、様々なタイプのキャラクターを演じ分けることの出来る声優で、とくに泣きの演技には定評があり、「泣きの千和」とも評されています。 

高 校3年生で日本ナレーション演技研究所に入所した斎藤千和さんは、その翌年に声優養成機 関の劇団 ヴォアレーヴに所属し、2002年には同学年の声優とともに、「みっくすJUICE」という声優ユニットを 結成しています。

泣きの演技に定評があり、また英語の発音が上手いことでも有名です。斎藤千和さんは技術も高く、とても人気のある声優ですが、声優になったきっかけは、意外にも母親が間違って買ってきた声優関連の雑誌だったそうです。

斎藤千和さんは2013年に一般男性と結婚し、2015年には第一子女児を出産していたことも発表しています。結婚については多くのファンが祝福し、結婚後も人気声優として、幅広く活躍されることを願う声が多くあがっていました。

斎藤千和さんが声優を担当した作品をご紹介します。「ココロ図書館」、「ケロロ軍曹」、「魔法少女まどか☆マギカ」、「ストライクウィッチーズ」、「魔法少女リリカルなのはStrikerS」、「機動戦士ガンダム00」、「黒子のバスケ」、「咲-Saki- シリーズ」など、数多くの出演作品があります。「化物語」など、新房昭之監督のアニメに起用されることが多く、主役キャラクターも演じています。

「化物語」の戦場ヶ原ひたぎは、斎藤千和さんが声優を担当したキャラクターの中でも人気が高く、斎藤千和さんと言えば戦場ヶ原ひたぎ、という印象を持つ人も多いようです。斎藤千和さんは、ここではご紹介しきれないほど、数多くの作品でヒロインの声を演じています。調べてみたらあのヒロインの声優は斎藤千和さんだった、ということもあるかもしれません。

ここまで、蟹に体重を取られた少女、戦場ヶ原ひたぎの魅力や過去について、またアニメの声優についても詳しくご紹介してきました。戦場ヶ原ひたぎの代名詞とも言えるツンデレは、多くのファンを虜にしているようです。ここからは、数あるアニメのキャラクターの中でも非常に人気の高い、戦場ヶ原ひたぎに関する感想や評価について、ご紹介していきます。

やはり、戦場ヶ原ひたぎのツンデレはファンの間でもかなりの評判で、「化物語」を見てツンデレの魅力にとりつかれた人も多いようです。

多少の面倒や痛い思いは、絶妙なタイミングでやってくる「デレ」によってチャラにされてしまうのかもしれません。飴と鞭の使い分け、ツンデレとは何とも不思議な魅力です。

戦場ヶ原ひたぎの壮絶な過去に、色々と考えさせられるものがある、と感じた人も多いのではないでしょうか。戦場ヶ原ひたぎの母親が、悪い宗教にのめり込んでしまったことで家庭は崩壊してしまいました。しかし、戦場ヶ原ひたぎの母親も、救いを求めることに必死だったのかもしれません。

他の誰かや、何かの手を借りなければ生きていけないというのは、人間の弱さかもしれません。しかし、戦場ヶ原ひたぎのように、人は自分の弱さと向き合うことが出来ます。戦場ヶ原ひたぎの母親には、何が足りなかったのでしょうか。

「化物語」のメインヒロインは戦場ヶ原ひたぎですが、「化物語シリーズ」では「羽川翼」や「千石撫子」など、ヒロインと肩を並べる美少女キャラクターが数多く登場します。もし結婚するなら、戦場ヶ原ひたぎよりも、羽川翼の方がいいと思う人も多いようです。

色々な意味で、阿良々木暦ほどのタフさがなければ、毎日あのツンデレを捌くというのは難しいかもしれません。彼女の性格を考えると、結婚を機にツンデレが減少する、ということもなさそうです。

そう考えると、やはり戦場ヶ原ひたぎの結婚相手には、阿良々木暦が適任ということでしょうか。ちなみに、阿良々木暦は八九寺真宵に対して、「僕は戦場ヶ原と付き合ってるし、羽川のことが大好きだけれど、結婚するならお前だと思ってるぜ」と言っています。

戦場ヶ原ひたぎの人気は、「化物語シリーズ」だけでなく、その他アニメに登場する数多のヒロインの中でもトップクラスのようです。

可愛いだけのヒロインならば数多くいるのかもしれませんが、戦場ヶ原ひたぎほど個性的で、心を鷲掴みにされるような魅力を持つヒロインはそう多くいないでしょう。最も好きなアニメキャラクターとして、戦場ヶ原ひたぎの名を挙げる人も少なくないのではないでしょうか。

いかがでしたでしょうか？この記事では、「化物語シリーズ」のメインヒロインである戦場ヶ原ひたぎの魅力について、また蟹に体重を取られた経緯や、アニメの声優についても詳しくご紹介してきました。まだ「化物語シリーズ」を見たことがないという方も、是非この機会に一度、アニメをご覧になってみてはいかがでしょうか。戦場ヶ原ひたぎのツンデレの魅力に、あなたも思わず「戦場ヶ原、蕩れ！」と言ってしまうかもしれませんよ。