【幽遊白書】陣は魔性使いチームの副将!技・能力や幽助との戦いの結末は?

陣とは冨樫義博が原作を務める作品『幽遊白書』の『暗黒武術会編』で魔性使いチームの副将として登場したキャラクターです。風を使う能力を持っている陣は、主人公である幽助と激闘を繰り広げました。今回はそんな『幽遊白書』の陣の技や能力、幽助との戦いの結末について紹介していきます。また陣は、同じく冨樫義博による作品『ハンターハンター』に登場するあるキャラクターとの共通点があるという事で、そちらについても検証します。

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目次

  1. 幽遊白書の陣は魔性使いチームの副将
  2. 幽遊白書の陣の能力・技
  3. 幽遊白書の陣と幽助との戦いの結末
  4. 幽遊白書の陣の名言集
  5. 幽遊白書の陣に関する感想や評価
  6. 幽遊白書の陣についてまとめ

幽遊白書の陣は魔性使いチームの副将

『幽遊白書』の陣の技や能力について徹底的に検証していく前に、『幽遊白書』の概要を紹介したうえで、陣の特徴や性格を紹介していきます。『幽遊白書』の中でも白熱のバトルを含めた様々な名シーンが存在する『暗黒武術会編』で活躍した陣はいったいどんな人物だったのでしょうか?また、陣は『幽遊白書』と同じ原作者による『ハンターハンター』に登場するとある人物との共通点があるという事で、そちらについても解説します。

幽遊白書の作品情報

幽遊白書の概要

『幽遊白書』は冨樫義博が1990年から『週刊少年ジャンプ』で連載を開始した漫画作品で、1994年まで続いて単行本は全19巻となっています。『幽遊白書』の物語は当初、主人公である浦飯幽助が交通事故で死んでしまってから生き返るまでを描いているオカルトものでしたが、生き返ってからは強力な力を持つ妖怪と霊力を使って戦っていくというバトルものへと変わっていきました。

『幽遊白書』の累計発行部数は5000万部を記録しており、19巻という巻数であるにも関わらず異例の発行部数となっています。ド派手でかっこいいバトルであるため基本的には男性に人気となっていましたが、『幽遊白書』の作中に登場する味方側の妖怪である蔵馬や飛影といった美形でかわいいキャラクターによって女性からも高い人気を誇りました。

そんな『幽遊白書』は1992年からはアニメ化も果たし、1995年まで全112話が放送されました。平均視聴率は17.6%、最高視聴率は24.7%という高視聴率を記録しています。ストーリー自体は原作に沿って描かれていますが、残虐シーンの削除やそれによるシーンの追加などが行われています。特に、『魔界統一トーナメント編』では戦闘シーンやキャラクターの心情についての大幅な追加がされています。

また、『幽遊白書』は劇場版も制作されており、1993年に『幽遊白書』、1994年に『幽遊白書 冥界死闘篇 炎の絆』がそれぞれ公開されました。『幽遊白書』は原作の連載やアニメ放送が終わってからもゲームやフィギュアなどのメディアミックス作品が発売され続けており、現在でも根強い人気を誇っています。2019年8月からは舞台公演も決定しており、浦飯幽助役は映画『クロガラス』などでも知られている崎山つばさが演じます。

幽遊白書のあらすじ

不良少年の浦飯幽助は、主人公であるにも関わらず物語が始まると突然死んでしまいました。原因は交通事故で、車に轢かれそうになっていた子供を助けるために道路に飛び出し、代わりに死んでしまったのです。幽霊となった幽助が自分の死体を見つめながら混乱していると、そこに霊界からの案内人・ぼたんが現れます。ぼたんは幽助を霊界の閻魔大王の息子であるコエンマの元に連れて行きました。

コエンマによると幽助が死んでしまった事は手違いであり、幽助が助けた子供は本当はかすり傷一つ負わずに助かるはずだったという事でした。そのためコエンマは幽助に生き返るチャンスを与えますが、幽助は自分が死んでも悲しむ人間は1人もいないという事で生き返りを拒否します。しかし、幽助はその日に行われた自分の通夜を見て、幼馴染の螢子や喧嘩友達の桑原など、自分の事を大切に思っていた人間の存在に気付きます。

生き返るには試練を受けなければなりませんでしたが、幽助は試練を受ける決意をし、しばらくはぼたんと共に行動する事になりました。そして数々の出来事を経て生き返った幽助は、これで霊界との関係も終わりだと考えていましたが、これからが全ての始まりでした。幽助は霊界探偵としてコエンマの指示を受けながら凶悪な妖怪と戦う日々を送る事になっていきます。

幽助は霊界探偵としての任務をこなしていく中で、蔵馬や飛影といった妖怪と仲間になり、桑原や師匠である幻海と共に『暗黒武術会』に出場する事になっていきます。幽助は多くの強敵達と戦いながらも幻海による修業を受け続け、宿敵である戸愚呂を倒す目的のために試合を勝ち進んでいきます。果たして幽助は戸愚呂に勝つ事が出来るのでしょうか?

陣の特徴や性格

魔性使いチームの副将

『幽遊白書』の陣は『暗黒武術会編』で初登場した魔性使いチームの副将です。魔性使いチームとは魔界の忍者の中でも『修羅の怪』という最も力を持つ妖怪で構成されているチームです。『暗黒武術会』には表の世界を支配するために参加し、もし優勝した際には首くくり島を独占する願いを叶えてもらうつもりでした。陣はそんな魔性使いチームのムードメーカーでもあり、風を自在に操る強力な実力者です。

東北訛りの喋り方が特徴で、対戦相手であった幽助にもひょうひょうとした態度で接していましたが、飛影が陣の事を『百戦錬磨』と称していた事から、陣が相当な実力者である事がうかがえます。また、陣は強い者と戦う事が好きである事や、戦いの中で成長していくという点で幽助と共通しており、その事もあってか2人は気が合うようでした。幼い顔立ちに反して引き締まった筋肉を持っているため、女性からの人気も高いキャラです。

性格

落ち着いたクールな性格をしている妖怪が多い魔性使いチームの中でも、陣は明るい性格をしており、真剣な戦いの最中でも会話が多く戦いを楽しんでいる様子が見られます。幽助との戦いの時にも『おらワクワクしてきただ』と、幽助の強さに感心しながら、自分の実力を発揮できる相手に出会った事を喜んでいました。しかし怒ると激しい怒りを露わにしているシーンがあり、フェアな戦いや関係を望んでいるようです。

優しく他人を気遣う事の出来る性格もしており、自分のチームメイトが幽助の怒りを買った時には幽助の怒りを収める言葉をかけていました。チームの仲間だけでなく、気に入った相手であれば敵でも気遣いを見せるところが陣の魅力です。

ネフェルピトーとの共通点

『幽遊白書』の陣はとんがり耳が特徴的でかわいいポイントにもなっていますが、原作者が同じである『ハンターハンター』の『キメラアント編』に登場したネフェルピトーも同じく耳に特徴があります。耳に特徴がある2人は作中で同じく人気キャラとなっているため、冨樫義博作品のファンは『耳キャラ』が好きなのかもしれません。

幽☆遊☆白書TVアニメ化25周年記念

幽遊白書の陣の能力・技

陣の能力は風を操る

『幽遊白書』の『暗黒武術会編』に登場し、氷や土を操る妖怪が存在する魔性使いチームですが、陣は風を操る能力を持っています。他のチームメイトの能力と比べて殺傷力が低いようにも感じる風ですが、陣は風の特徴を最大限に生かした戦法によって霊丸を防ぐなどして幽助を翻弄していました。また、自分の拳に風を纏わせる事によって攻撃を音速化し、強力な攻撃を繰り出した事で幽助を苦戦させました。

空を飛ぶ事も出来るので相手には予測不能な方向へ回避も可能で、攻撃を避けた後に空から急降下で攻撃するというのが陣のお得意の攻撃パターンとなっています。風使いである陣は、鍛え上げられた筋肉と風によるトリッキーな身のこなしで今まで強敵を倒してきました。

陣の技①修羅旋風拳

『幽遊白書』の陣の技の1つに『修羅旋風拳』が挙げられます。『修羅旋風拳』は風の能力を使いながら腕を高速で回転させる事で腕に竜巻を纏わせる事が出来る技で、パンチ力に加えて竜巻の威力も加わっているという陣の得意技です。発生させた竜巻は強力な殺傷力を秘めており、かすっただけでも大ダメージとなりかねないものとなっています。

左右どちらの腕でも使用可能で、陣は奥の手として両手で発生させた『ダブル修羅旋風拳』で幽助に攻撃を繰り出しましたが、幽助は霊力を全開に開放した事で防ぐ事に成功し、その後『霊光弾』を至近距離で直撃させた事で陣を客席まで吹き飛ばしました。

陣の技②爆風障壁

『幽遊白書』の陣の『爆風障壁』は防御用の技です。この技は相手の攻撃を弾いたり打ち消すというわけではなく、風の回転によって攻撃の軌道をそらす事が出来るという効果を持っています。陣は幽助との戦いの際にこの『爆風障壁』を使用して霊丸の軌道をそらす事で回避していました。

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幽遊白書の陣と幽助との戦いの結末

陣と幽助との戦い①互角

『幽遊白書』の陣は魔性使いチームの副将としてリングに上がり、幽助と戦う事になりました。試合が始まると幽助の激しい攻撃を陣が風を使った様々な技で受け流し続けましたが、幽助も攻撃を直撃で受けずにかわし続け、実力は互角といった状況であったため観客を盛り上げました。

陣と幽助との戦い②幽助が陣を倒す

陣と幽助は互角のバトルを繰り広げていましたが、陣は奥の手である『ダブル修羅旋風拳』を繰り出して幽助との戦いに終止符を打とうとします。しかし、幽助が霊力を全開にして『ダブル修羅旋風拳』を防いだ事で陣のガードが空き、そこに『霊光弾』を打ち込まれた事で客席まで吹き飛ばされていました。陣はそこで力尽き、負けも認めた事で戦いは幽助の勝利となりました。

陣と幽助との戦い③引き分けに

陣と幽助の戦いは幽助の勝利に終わったはずでしたが、チームメイトである吏将とスポンサーである豚尻の策略によって、審判を務めていた小兎のカウントが遅れていたという理由によって引き分けにされてしまいます。陣も幽助も納得のいかない結果となりましたが、この戦いを通じて2人に友情が芽生えました。

陣のその後の予想

陣は『幽遊白書』の『暗黒武術会編』が終了してしばらくは登場していませんでしたが、『幽遊白書』の物語の終盤である『魔界統一トーナメント編』で再登場し、幻海の元で修業を積んだ事で妖力値が10万を超えるS級妖怪にまで成長しました。そして『魔界統一トーナメント』に出場して予選を通過して本選まで進んでいましたが結果は描かれておらず、そのまま『幽遊白書』の最終回まで出番はありませんでした。

陣のその後は『暗黒武術会編』に登場していた結界師・瑠架と結婚したのではないかというファンの予想があります。瑠架は『暗黒武術会編』以降は全く登場シーンがありませんでしたが、『幽遊白書』の終盤で魔界と人間界が自由に行き来できる世界となってからは小兎や樹里と共に芸能界デビューを果たしていました。瑠架はインタビューの際に『陣が好き』と発言していた事から、2人が結婚したのではないかという考察が生まれました。

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幽遊白書の陣の名言集

陣の名言①「あの体勢から攻撃しようとすっと…」

『幽遊白書』の陣の名言①は、『あの体勢から攻撃しようとすっと…』です。『幽遊白書』の『暗黒武術会編』で幽助と互角のバトルを繰り広げていた時に発言したセリフで、敵である幽助に感心している戦い好きな陣らしい名言となっています。

陣の名言②「オレに指図すんじゃ…」

『幽遊白書』の陣の名言②は、『オレに指図すんじゃねー』です。陣は幽助との戦いの前に魔性使いチームのチームメイトに戦略を伝えられますが、風のように自由に戦いたい陣はドスの利いた口調でこのセリフを述べていました。普段は明るくて穏やかな印象の陣が怖くてかっこいい一面を見せた貴重なシーンの名言となっています。

陣の名言③「いいパンチだった…」

『幽遊白書』の陣の名言③は、『いいパンチだった…』です。陣が幽助との戦いの最後に『霊光弾』をくらい、場外まで吹っ飛んで行った後に述べたセリフとなっています。陣は気持ちのよいくらいいいパンチを受けた事で負けを認めて笑顔を見せていました。『幽遊白書』には凶悪で怖い妖怪が多く登場しますが、陣の気持ちの良い性格がよく分かる名言です。

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幽遊白書の陣に関する感想や評価

『幽遊白書』の陣がかっこいいというファンによる感想があります。飛影や蔵馬などのイケメンキャラが多い事も『幽遊白書』が人気となっている理由の1つですが、陣は『かっこいい』『かわいい』などといった理由から男性・女性問わず多くのファンにより支持されています。そのため陣は『幽遊白書』の人気に大きく貢献していると言えます。また、敵である幽助を認めて気遣いも見せていたという陣の優しさも大きな魅力です。

『幽遊白書』の人気キャラである陣は、多くの絵師によってイラストが描かれています。絵師の方達は陣のイラストをTwitterなどのSNSにアップして楽しんでいますが、陣と同じく魔性使いチームである凍矢とコンビで描かれる事が非常に多いです。風を操る能力の陣に対して氷を操る能力を持った凍矢も作中に大活躍をしているため、『幽遊白書』にいなくてはならないキャラと言っても過言ではありません。

『幽遊白書』には戸愚呂戦や仙水戦などといった多くの名バトルシーンが存在していますが、その中でも幽助と陣の戦いが1番好きだというファンは少なくありません。先述してきたように幽助と陣による戦いは、お互いが楽しみながら実力を認め合うという非常に気持ちの良い展開で進むため、ファンに名シーンと言われる理由となっています。この素晴らしい戦いがあってから、幽助と陣の間に友情が芽生える事となります。

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幽遊白書の陣についてまとめ

『幽遊白書』に登場するキャラクター・陣について、技や能力を詳しく紹介してきましたがいかがだったでしょうか?気の良い性格と中性的なルックスも相まって人気となっている陣ですが、『幽遊白書』の作中で幽助と戦いを通じて友情で結ばれていました。今回の『幽遊白書』の陣についてのまとめを読んでからもう1度、『幽遊白書』を1巻から読み返してみるというのはいかがでしょうか?

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