2019年06月05日公開
2019年07月15日更新
【ワンピース】ビッグマムと巨人族の関係を考察!威国が使える?嫌われている理由まとめ
ビッグマムがなぜ巨人族の必殺技「威国」を使えるのか謎のままでしたが、次第に巨人族と深い関係があることが判明してきました。しかし、ビッグマムは巨人族に嫌いだと言われていますが、その主な原因はエルバフの王子「ロキ」の事件だけではなく、ビッグマムと巨人族は過去にまで遡ります。そこでビッグマムの強さなどプロフィールをはじめ、ビッグマムの過去編からネタバレとともに巨人族から嫌われている理由を考察しています。
目次
ビッグマムとは?
ビッグマムは四皇の1人と言われながらも、懸賞金が不明とされるほどのキャラクターです。そんなビッグマムはどれほどの強さなのか、ビッグマム編で明らかになってきた巨人族との深い関係。そもそもビッグマムが巨体だということから、巨人族ではないのかと考える読者もいます。それでは、ワンピースの作品情報とともに、ビッグマムの能力・強さをはじめ、巨人族との関係を紹介していきます。
ワンピースの作品情報
ワンピースの概要
海賊王になる夢のために、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を巡る少年モンキー・D・ルフィの冒険物語。作中に深く織り込まれた巧緻で壮大な世界観が魅力、そして夢をかなえるための冒険途中には仲間たちとの友情を前面に掲げており、感動エピソードをメインとしてバトルを繰り広げた物語として人気を博しています。国内累計発行部数は日本の漫画では最高となる3憶8,000万部を刊行します。
ワンピースのあらすじ
出典: https://festy.jp
海賊王「ゴールド・ロジャー」が遺した「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」によって幾多の海賊たちが大秘宝を巡った争い「大海賊時代」が到来。イーストブルーに住むモンキー・D・ルフィは赤髪のシャンクスと親密になったことで、海賊へのあこがれを募らせていきます。そこである日、「ゴムゴムの実」を食べたルフィは全身の身体が自由に伸縮するゴム人間となる。
しかし、ゴム人間には水が苦手だということから、一生泳ぐことが出来ません。そして、ルフィはシャンクスを貶める海賊たちから怒りを買ってしまい、海に投げ込まれ溺れてしまうのです。溺れて巨大魚に食われてしまいそうになりますが、シャンクスは片腕を無くしてまでルフィを助けます。それから、シャンクスは村を去る間際に「麦わら帽子」を託され、ルフィは立派な海賊となって再会するとシャンクスに約束します。
シャンクスと別れて10年後、17歳のルフィはシャンクスとの約束から修行を重ね続けた結果、海賊王となるためにイーストブルーを立ちます。旅立ちからは海軍に入るのを夢見るコビーと出会い、コビーと海軍基地に到着。
海軍基地では、ルフィが「海賊狩り」と言われるロロノア・ゾロが海軍に捕らわれていると知ります。そこで、ルフィはゾロを助け出し、ゾロが最初の仲間に。そしてコビーとの別れから、「グランドライン」を目指してさらなる冒険が始まります。
ビッグマムのプロフィール
- 名称:ビッグマム(シャーロット・リンリン)
- 異名:ビッグマム、天候を従える女
- 年齢:68歳
- 身長:880㎝
- 所属:羊の家→ビッグマム海賊団船長、万国女王
- 懸賞金:5000万ベリー→5憶ベリー→不明
- 覇気:武装色、覇王色
- 能力:ソルソルの実
ビッグマム海賊団の船長にして四皇の1人。ビッグマム海賊団の部下の強さは計り知れず、その中でもカポネ・ヘッジ(ファイアタンク海賊団)やジンベエ(タイヨウの海賊団)などの傘下を抱えています。ビッグマムは白ひげ亡き後の魚人島をはじめとした様々な島を縄張りにしていますが、「お菓子と引き換えに安全を保障する」にするほど甘い物が大好物で、みかじめ料はお菓子で要求します。
ビッグマムの能力・強さ
ビッグマムはソルソルの実の能力者ですが、ソルソルの実の能力はどれほどの強さがあるのか、能力から強さをはかってみます。
- 人間の「魂」を奪って集める
- 集めた魂をばらまくと色々なものに命が宿る
- 命が宿ったことで人間ではないものの擬人化が可能
- 擬人化したものは「ホーミーズ」と呼ばれる
ビッグマムの強さはネタバレしますが、子供のころ(5歳)で熊を一撃で倒し、さらに巨人族の村を1日で破壊するほどなのです。そして、ソルソルの実は「魂」を奪うとのことですが、言い換えると「寿命」を取り出すということなのです。さらには、擬人化したホーミーズ達は決してビッグマムの命令には逆らえないということから、一人で大多数の強さを持つことが出来るほどです。
そして、擬人化させるのは船や動物だけに限らず天候までも操ることができます。雲「雷雲のゼウス」や太陽「プロメテウス」まで含まれるのです。ちなみに、ゼウスは雷を落とすことができ、プロメテウスは灼熱の炎を出します。これによって、ビッグマムの戦闘シーンではウルージの船をあっという間に沈めました。将軍の一人であるスナックを討ったほどの強さにも関わらず…。
また、ビッグマムは後述する巨人族の必殺技「威国」を使う事ができますが、この技はナポレオンの剣を使った技です。キングバーグとの戦闘シーンでは一度この技を使っただけで斬り捨てるほどの強さ。ルフィが斬撃に弱いということなので、この技が脅威となります。
ビッグマムと巨人族の関係
ビッグマムの強さで紹介した通り、ビッグマムは巨人族の必殺技を使う事ができます。しかし、ビッグマムは巨人族から嫌いだと言われ、ビッグマムも巨人族のことを嫌いだと言っているのです。それでは、その理由をローラと巨人族の王ロキとの事実を含めながら紹介していきます。
巨人族との関係①ローラと王子ロキの結婚
ビッグマムと巨人族の関係については、858話でナミにローラの姉・シャーロット・シフォンが話しています。それによってローラが結婚予定だった相手が判明。その相手が巨人族の「エルバフ」の王子ロキだったのです。そこで、ビッグマムはローラがロキとの結婚後にエルバフの王女になれば、世界一の強さを誇ると言われるほどの軍隊が手に入ると考えます。
100年前のブロギーとドリーによる「巨兵海賊団」も懸賞金1億と誰も太刀打ちできずに「半ば野放しにされた」ほどの強さでしたが、そんな海賊団でさえもロキがいるエルバフの王国に比べるといち海賊団ということになります。しかしそんな巨人族を手に入れる前にローラはロキの結婚から逃げ出してしまう…。代わりにシフォンをロキに差し出しますが、ロキに「ローラじゃない」と見抜かれてしまい、巨人族から嫌いだと言われる事になります。
巨人族との関係②嫌われている
巨人族との関係はロキの件だけでは無いようです。ホールケーキアイランドでは、巨人族が一人もいないことにジャッジが気にします。珍しいものをコレクションするほどなのに、なぜ巨人族がいないのか…。その理由をシフォンが明かし、「世界中の巨人族からビッグマムが嫌いだと言われている」という関係性が分かりました。
さらに、ビッグマムが巨人族がいない事を指摘されてキレた様子を踏まえると、ビッグマムも巨人族を嫌いだと言えます。しかし、ビッグマムの夢は「家族を巨人化させること」、それも化学の力で。なぜか人間を巨人化させることにこだわりを見せているのです。
ビッグマムはエルバフの槍「威国」を使える?
ローラとロキの事件を始めとしたビッグマムと巨人族の関係。主な原因であるロキの一件から、ビッグマムが「威国」を使う理由が謎に包まれてしまいました。それでは、「威国」がどのような技なのかを具体的にしながらビッグマムが使えるようになった理由を解説していきます。
エルバフの槍「威国」は巨人族の必殺技
ビッグマムのプロフィールを確認した通り懸賞金は不明ですが、ビッグマム海賊団の幹部の息子・カタクリが10憶5700万ベリーもあるほどだという事から、かなりの強さがあると言えます。そのビッグマムの攻撃に「威国」という必殺技がありますが、この必殺技はエルバフの槍であって、ビッグマムのような巨人族以外は使える技ではありません。それでは、なぜビッグマムが必殺技を使えるようになったのか、巨人族との因縁があるのでしょうか。
「威国」を使える理由①巨人族に教えられた?
まずエルバフの技とは巨人族だけが使えるという事から、巨体が必要だと考えられます。しかし、ビッグマムは幼少期のころから巨人族並みに大きいということなので、その点は問題ないといえるでしょう。また、威国は巨人族が代々受け継いできた巨人族の必殺技だと考えられますが、ビッグマムが幼少期にエルバフの村を破壊する前には、巨人族と一緒に暮らしています。そのため、必殺技の威国は巨人族に教えられた可能性が浮かび上がります。
「威国」を使える理由②見て覚えた?
ビッグマムが幼少期に巨人族と暮らしているころ、滝ひげのヨルルと山ひげのヤルルといった巨兵海賊団の船長がいました。そこで、技を教える人はその船長なのではないか。と考えられますがさすがに巨人族秘伝の必殺技を伝えるとはとても考えられません。
ということは、残る理由が「巨人族の技を見て覚えた」と可能性が浮かびます。ビッグマムは四皇になるほどの大海賊、戦闘のセンスに長けていると考えると技を使ってみるとできるようになったのでしょう。
ビッグマムが巨人族に嫌いといわれる理由
上述ではロキの一件から巨人族との関係が悪化したように見られますが、ビッグマムは元々巨人族から嫌いだとされているようです。その理由とは、ビッグマムの回想シーンで判明します。その理由の大元は圧倒的な強さを誇るビッグマムが原因です。さらに、ビッグマムがとる異常行動は必見です。
嫌いといわれる理由①エルバフの村を破壊
エルバフでは「冬至祭」のために12日間の断食をします。それに伴いビッグマムも断食を行いますが、ビッグマムは甘い物が大好きでみかじめ料もお菓子で要求するほどの大食いです。そんなビッグマムにとってはかなりの苦痛でしたが、カルメルのことが大好きだったために、カルメルからの応援を支えに断食に耐えていました。しかし、断食から7日目が経った日、耐えかねたビッグマムは発作を起こしてエルバフの村を破壊してしまいます。
嫌いといわれる理由②カルメルを食べた
ビッグマムが巨人族に嫌いと言われる理由、それは「カルメルを食べた」ということです。その事件はビッグマムマムの誕生日のお祝いでした。そこでは、ビッグマム以外のみんなが姿を消してしまい、地面には服のみが残されていたのです。ビッグマムがカルメルを食べた描写は特にありませんが、どう考えてもカルメルをビッグマムが食べてしまったとしか考えられない描写でした。
ビッグマムの過去ネタバレ考察
868話でルフィたちがカルメルの写真を割ります。そこで、割れた写真を見たビッグマムは突然泣き出して回想シーンとなります。ビッグマムは63年前にエルバフが住む島で暮らしていました。ビッグマムは捨てられた過去があり、島に住むと言われる「シスターカルメル」に引き取ってもらうことに…。ここでは、ビッグマムの過去から原因を追究していき考察します。
過去考察①カルメルを食べた理由
まず、カルメルを食べたとのことですが、カルメルはエルバフの島に住む聖母です。そんなカルメルは身分種族を問わず、行く当てがない子供たちをエルバフの地に施設「羊の家」に受け入れています。カルメルは捨てられたビッグマムを受け入れて育て、巨体のビッグマムにとってはエルバフの地で出会う巨人族たちと楽しい暮らしです。エルバフの地では幼少であるビッグマムは何も知らないことから、自分が思った事を素直に行動しています。
さらに、自分の力を持て余していたために、巨人族に大けがを負わせたり、熊を一撃で即死させるなどの異常行動を繰り返すほど。しかし、そんなビッグマムをカルメルは全てを許し、エルバフの戦士たちもビッグマムの強さを寛大に受け入れています。そして、カルメルとビッグマムが羊の家で暮らすことになったのが、巨人族に嫌いだと言われたことがきっかけです。
元巨兵海賊団の船長であり巨人族の英雄ヨルルは、ビッグマムのことを「子供の姿をした悪神」と判断して嫌い、ビッグマムを殺そうとします。しかし、逆にビッグマムはヨルルを殺してしまうのです。そして、カルメルはセムラをビッグマムに与えるよう指示を出し、カルメルは手からカウルのようなものを出して炎を村から消します。しかし、巨人族の英雄を殺したビッグマムを巨人族が許すことができずに殺そうとします。
そこで、ビッグマムを殺そうとする巨人族に対して、カルメルが「私がこの子を連れてここを出ていきます」と言ったことから、ビッグマムは殺されずに済んだのです。それからカルメルを食べた理由に近づきます。新しい羊の家での暮らしが始まったことにより、数日後は子供たちの笑い声が響くほど楽しい日々でした。カルメルの羊の家は世間から「聖母」の力でどんな問題児でも更生、そして良い里親に親に巡り合えると言われます。
しかし、ビッグマムが大好きなカルメルは「身なし子売り」が本当の姿だったのです。なにも知らないビッグマムは、誕生日のお祝いでみんなの笑顔に囲まれながら、セムラを積み上げたケーキをプレゼントされ、大好物の甘いケーキを食べると涙が止まりません。ビッグマムは涙によって前が見えませんが、そんな中でも夢中でケーキを食べています。
ここで過去のネタバレから考察。ネタバレによるとビッグマムはカルメルの本当の姿「身なし子売り」だということを知らないことから、ビッグマムがカルメルを嫌いで食べてしまったということとは関係が無いと考察できます。そして、「子供たち全員が突然姿を消した、服が散乱していた、目撃者の巨人族やシュトレイゼンが驚いていた」ということです。
さらに、ビッグマムが気が付いた時にはどうしていいか分からない状態だったのです。ということは、ネタバレの最後に涙を流しながら夢中でケーキを食べていたことが大きく関係し、その流れでカルメルを食べてしまった(事故)ということが自然なのではないでしょうか。そして、このことが巨人族から嫌いだと言われる原因だと考察できます。
過去考察②食い煩いの原因
ビッグマムが「冬至祭」のために12日間の断中に起こしたエルバフ村破壊事件をネタバレしました。しかし、食い煩いが発症した原因が断食による「食べたくても食べれない」という体験だけだとは考えられません。そこで、ビッグマムのネタバレのはじめ、捨てられ子だということが原因として挙げられます。一言でいうと「愛情不足」。ビッグマムが両親からの愛情を知らないまま育ったからです。
さらに、はじめは全く知らない土地で自分と他の巨人族との違いを少なからず感じていた事でしょう。そこで、ビッグマムが唯一満たされたのが「食ベる」ことだったのです。ビッグマムの幼少期には何も欲しいものを手に入れることが出来ず、満たされていない状態が継続していました。この状態を繰り返したことで、食い煩いが悪化していき、最終的には村を破壊するほどの欲を持ってしまったと考えられます。
ビッグマムに関する感想や評価は?
ビックマムの生い立ちを見てると、確かに子供の頃から大きくて怪力だったけど、優しい一面もあったりしたじゃない。極端な食いしん坊なんだよね(笑)
— きくのぼ (@elgland7667) November 9, 2017
だから、ルフィが徹底的にやっつけちゃうというより、最終的に味方につけちゃう気がするけどな。巨人族がどう絡むのかも見ものだね。
ビッグマムのネタバレから分かる通り、現在とは違って子供のころは優しい一面が前面に出ていました。確かに、子供のころから巨人族に嫌いだと言われるほどの異常性、強さは相変わらずですが…。感想のように、ビッグマムの優しい一面から最終的にはルフィと仲間になるのでは?と推測できるネタバレでした。巨人族とビッグマムは互いに嫌いだと言っていますが、今後の展開はどう絡んでいくのか見ものです。
※ネタバレ注意867
— いつき (@luffy030852) June 6, 2017
回想がかなり早く終わってびっくりしたわ・・・
このまま本編なのかな??
それともまた回想はいるのか・・・
まだビックマムの過去編モヤモヤ残ってるしなぁ・・・ pic.twitter.com/eAKYullaWf
過去編にはモヤモヤが残っていると感想があります。ネタバレ中では、ビッグマムがなぜカルメルを食べたのか、あれほど恩人がいたエルバフの島を破壊…。考察しましたが、全ては食い煩いと食欲が原因で片付いてしまうのでしょうか。ただ、巨人族から嫌いだと言われる理由がビッグマムの異常行動によるものだということは確かなようです。もし、ローラと王子ロキが結婚しても関係の亀裂が埋まるとはとても考えられない過去でした。
皆さんおはようございます(^-^)ONE PIECEの漫画読んでますけどビックマムの過去でマザーカルメルが登場しますけど最低な野郎だなと思いました(>_<)ONE PIECEに興味ある方なら分かると思います!!表面だけでなく中身が綺麗じゃないと優しさは伝わりませんよね( ^ω^ )さぁ〜今日も楽しくいきましょう*
— miyabi (@miyabi20550278) January 19, 2019
ビッグマムのネタバレではマザーカルメルの本性が明らかになり、そこで最低な奴だとの感想。ビッグマムへの同情がうかがえます。表面ではなく、中身まで綺麗じゃないと優しさ(愛情)は伝わらないとの声が上がっています。やはり、ビッグマムの事件の理由である食欲と食い煩いはカルメルの本性と、愛情不足が根本的な原因だといえるのではないしょうか。ビッグマムの本音が垣間見えるネタバレだったとも言えます。
ビッグマムと巨人族の関係まとめ
ビッグマムと巨人族の関係は「互いに嫌い」というほど悪い状態。関係の悪さはローラとロキの事件に限らず、ビッグマムの幼少期まで発展するほど深い関係性がありました。ネタバレから明らかになったように、ロキとの結婚によって亀裂の入った関係が埋まるとは到底考えられにくく、そう簡単に埋まるものではないといえるでしょう。
そして、ロキの国「エルバフ」をなぜビッグマムが攻撃しないのか、ビッグマムが過去との関係を引きずっているのか、それともただエルバフが世界一の強さを誇る国だということから手を出せないのか。感想にもあったように、これからのビッグマムと巨人族がどのように絡み合うのか気になるばかりです。最終的には過去から垣間見えたビッグマムの優しさからルフィの味方になるのかなど、ぜひこの機会に様々な観点から考察してみてください。