ドラえもんの先生には名前があった？意外と知られていない事実やプロフィールまとめ

大人気漫画ドラえもんは野比のび太を主人公とし、同級生のジャイアンやスネ夫、しずかなどの友人を交えた作品です。それでは、まずドラえもんの作品情報をはじめ、キャラクターの概要を解説していきます！

単行本の累計売上発行部数が1億部以上売れている人気漫画『ドラえもん』の原作概要を紹介します。勉強やスポーツが苦手な小学生の「野比のび太」が22世紀の未来から来たネコ型ロボットの「ドラえもん」と出会い、同級生のジャイアンやスネ夫、しずかなどの友人たちも交えた1話完結型のSF(すこし・不思議)掛かった体験の日常を描いた作品です。

『ドラえもん』のあらすじは、お正月にのんびりと過ごすのび太の元に、突然のび太の未来を告げる声が聞こえてくる場面から始まります。そして、机の引き出しからドラえもんと、のび太の孫の孫のセワシが現れます。セワシの話では、のび太は社会に出ても様々な不運に見舞われ、会社の倒産で莫大な借金を背負い子孫を苦しめていると言います。悲惨な未来を変えるためにドラえもんをのび太の子守役ロボットとして連れて来たのです。

ドラえもんの腹部についた四次元ポケットから多種多様で現在の技術では実現不可能な機能を持った秘密道具を取り出して、のび太やその周辺に降りかかった災難を解決していきます。しかし、道具を不適切に使用した結果、しっぺ返しを食らうというオチが付いた物語となっています。

≪漫画「ドラえもん」作品詳細情報≫

• ジャンル：SF漫画/ギャグ漫画
• 原作：藤子・F・不二雄
• 出版社：小学館ほか
• 掲載誌：小学館の学習雑誌/コロコロコミック/てれびくんほか
• レーベル：てんとう虫コミックスほか
• 発表期間：1969年-1996年
• 巻数：全45巻(てんとう虫コミックスの短編)他
• 話数：全1345話

アニメ『ドラえもん』には、1973年に放送された日本テレビ版と現在も放送中のテレビ朝日版の2つが存在します。日本テレビでドラえもん放送された当初は視聴率獲得に苦戦していたようですが、徐々に人気が出て来たようです。しかし、制作会社が突然廃業したため半年で番組が打ち切りとなります。その後、アニメフィルムなどの資料が散逸し、著作権の帰属先も宙に浮き、原作者や小学館側も黒歴史扱いで長年謎に包まれていました。

しかし、インターネットなどで情報の共有化が進み、当時の関係者が所有するオープニングとエンディングの映像が動画共有サイトなどで投稿され、現在のドラえもんのイメージとは大きく異なる藤子・F・不二雄本人作詞の昭和感漂うテーマ曲映像が30年以上の時を経て注目されることとなりました。

日テレ版ドラえもんの声優は2代目バカボンのパパの声などで知られるベテラン声優富田耕生(初代)と「ドラゴンボール」の孫悟空などの声優で知られる野沢雅子(2代目)が務めていました。ジャイアンの担当声優だった肝付兼太とのび太のママの担当声優だった小原乃梨子が、テレビ朝日版ではスネ夫とのび太とそれぞれ違う配役で声出演しています。1979年からはテレビ朝日で放送が開始されます。

放送当初は月曜日から土曜日の18:50から19:00の10分間の帯アニメで日曜日の朝に総集編が放送されていました。1981年から毎週金曜日の夜に放送される30分番組となります。ドラえもんの担当声優は現在も知名度のある大山のぶ代(3代目)で、ドラえもんの声といったら大山のぶ代と誰もが知るほど高く支持されています。

2度目のアニメ化で「ドラえもん」は爆発的なヒットを見せ、お茶の間の人気「サザエさん」に並んで国民的キャラクターの仲間入りをし、現在もテレ朝を代表するキャラクターとなっています。

アニメ版オリジナルで、世話焼きおばさん的なドラえもん像を確立した大山のぶ代版「ドラえもん」は、1979年から26年間走り続けてきましたが、声優キャストの高齢化に伴ってスタッフ・キャストを一掃し、2005年4月15日からはドラえもんの声優にわさびを迎えて新たな「ドラえもん」がスタートしました。わさび版の「ドラえもん」からは、ドラえもんの性格が原作の悪友的なキャラクターに戻っています。

≪ドラえもんのプロフィール≫

• 役職：特定意思薄弱児童監視指導員
• 誕生日：2112年9月3日
• 身長・体重・頭の周り・胸囲・足の長さ/パワー：全て129.3cm/129.3馬力
• 家族：妹・ドラミ
• 特徴：ネコ型ロボット/口→歯・舌あり/石頭
• 機能：側頭部→内蔵補聴器/尻尾→起動スイッチ/反重装置で地面から3ｍｍ浮上で靴いらず/団子鼻→20倍の臭覚(故障中)/ヒゲ→レーダー(故障中)/目→赤外線アイ/手→丸いですが吸着してものを掴むことが出来る/鈴→ネコ集める(故障中)/自力飛行(物語初期のみ)
• 性格：知識が豊富/ドジ/毒舌/思いやり/綺麗好き/惚れっぽい/むっつりスケベ/NGワード「タヌキ」
• 特技：射的/運動/スポーツ
• 苦手なこと・もの：鉄棒/ネズミ・ハムスターなどのげっ歯目に分類される動物(ミッキーマウスプリントもNG)
• 好きな食べ物：どら焼き/お持ち/スイカ

≪のび太のプロフィール≫

• 名前：野比のび太
• 誕生日：8月7日
• 星座：獅子座
• 身長：140cm
• 家族構成：父・のび助/母・玉子
• 特徴：眼鏡/大きな白襟のついた黄色いシャツ/半ズボン/白のブリーフパンツ
• 性格：ドジ/怠け者/心優しい/純粋/悪戯好き/お調子者/興味のあることにはのめり込む/勇気がある/正義感が強い/弱虫/活発/自制心が強い
• 特技：昼寝/射撃/あやとり/プラモデルなどの工作/足の指先でインベーダーゲームすること
• 好きなこと：運動
• 苦手なこと：勉強/スポーツ/早起き/料理/絵を描く/字が汚い/音痴/ラジコン操作

≪ジャイアンのプロフィール≫

• 名前：剛田武
• 誕生日：6月15日
• 家族：剛田商店(雑貨店)を営む父/母/妹・ジャイコ/愛犬・ムク
• 特徴：でべそ/屁をこくことが多い/世界初ツチノコ発見者/腕力が強い
• 性格：自己中/暴君/ガキ大将/仲間思い/妹には優しい/悪知恵/集中力がない
• 友人関係：スネオとは互いに利用し合う関係(仲間意識はもっている)
• 特技：運動全般/棒術/作詞作曲/なぞなぞ/絵
• 好きなこと：歌うこと/料理/おままごと/人形遊び
• 苦手なこと：物凄い音痴/料理/写生
• 好きな食べ物：豆/かつ丼

≪スネ夫のプロフィール≫

• 名前：骨川スネ夫
• 誕生日：2月生まれ
• 身長：135cm
• 家族：父/母/弟・スネツグ(ニューヨークの親戚の養子となっている）
• 特徴：金持ち/マザコン/短足/リーゼントに近い髪型/猫舌
• 性格：イヤミ/ずる賢い/要領がいい/卑怯/口達者/ウソつき/ヘタレ/ナルシスト
• 友人関係：ジャイアンと共謀してのび太を虐める
• 特技：ラジコン操縦/プラモデル製作/雑学/歌がうまい
• 苦手なこと：勉強/ノストラダムスの大予言/得体の知れないもの

≪しずかちゃんのプロフィール≫

• 名前：源静香(初期は「しず子」)
• 誕生日：5月生まれ
• 家族構成：父/母
• 性格：成績優秀/優しい/穏やか/お転婆/喧嘩や暴力は大嫌い/ミーハー
• 仲のいい友人：出木杉英才
• 好きなこと：お風呂/童話や絵本/人形やぬいぐるみ
• 嫌いなこと：ロボット/戦争
• 好きな食べ物：焼き芋/チーズケーキ/お寿司/パンケーキ
• 特技：料理/裁縫
• 習い事：ピアノ/バイオリン

ドラえもんに登場するのび太やジャイアン、スネ夫などが通う小学校の担任の先生には正式な名前があるのはあまり認識されていないようです。校内・校外に関係なく生徒に正面から向き合う昔ながらのタイプののび太達の担任教師について紹介していきます。

大きい眼鏡と真ん中分けの髪型が特徴的なのび太達の担任の先生の名前について紹介します。公式サイトでは「学校の先生」という表記されており、原作漫画では先生の名前が出てこないのでモブキャラのため名前がないと思われていましたが、アニメに限り先生の名前が決められていたようです。

日本テレビ版アニメでは名字を「我成」、テレビ朝日版アニメでは「先生(せんじょう)」として名前は共に「先生英一郎」としています。「先生」という変わった苗字が本当にあるのかと疑問に持つ方もいるかもしれませんが、主に静岡県で見られる苗字のようで全国に約110人から130人ほどいるようです。

旧作(大山のぶ代版)アニメ第1506話「ホンネミラー」のエピソードに登場した先生は、故郷の母の体調が思わしくなく転任しなければならないと1人悩む場面が出てきます。他に先生の家族が出てこないことから先生は独身なのではないかという説が浮上していました。他にはっきりとした描写がないので定かではありませんが、その説が濃厚視されていたようです。

のび太がいつも0点を取る原因が、先生にある可能性が浮上してきました。作画のミスなのか？それとも、作者や制作側の遊び心なのか？のび太の0点の解答用紙を確認してみると、正解の解答にバツがつけられていたり、出された問題が「それに答えは存在するのか」「小学生が回答できる問題なのか」と感じさせる難問が見られます。

そんなテストで0点を取ってしまっても仕方がないとの見方をする人もいるようです。問題を作成しているのは先生と考えられるので小学生に難問を出す先生がのび太が0点を取ってしまう原因と言われるのには一理ありそうです。

しかし、出木杉君やしずかちゃんは0点ではなく高得点を出しているので先生だけにのび太の0点の原因があるとは言えないようです。採点ミスであればその場で先生に申告すれば0点は回避でき、のび太が返却された問題を見返さないというのも考えものです。のび太が0点を取る原因が100％先生にあるとは言い切れなさそうです。

「ドラえもん」の漫画やアニメではお馴染みのバケツを両手に持って廊下に立たされる場面です。昔は当たり前に見られる光景だったのかもしれませんが、現在の学校教育法によると長時間立たせるという行為を強いるのは体罰に当たるそうです。

「ドラえもん」連載の昭和期は、実際に先生が悪戯っ子を叩くという場面はよく見られていたそうです。現在は怪我をしない程度であっても小突いたり、手を叩いたりするのも体罰に成り得、頭や頬を力強く叩くという行為ももちろん体罰になります。昔は先生が生徒を叩いたとしても後でフォローがあったり、ただ痛い思いをするのではなく、そこから生徒を思う先生の愛情も感じられていたようです。

先生の生徒を殴ったり、廊下に立たせたり、時に厳しい言葉や指導をする行為は生徒が憎くてやっているのではなく、先生が生徒を立派に育てようとする気持ちから行動しています。ただ恐ろしく叱るのではなく、叱るのには理由があって理不尽なものではありません。

テストで0点ばかりを取るのび太を見捨てることは決してなく、しっかりとのび太に向き合って労力を必要とする叱るという行為を毎回行います。厳しい言葉と行動が目立つ先生ですが、のび太達が嫌わないのは先生が生徒のことを真剣に思う強い愛情を感じているからなのかもしれません。

のび太達が卒業するまで担任の教師でいると言った先生のからは責任感が感じられ、教師としての生き甲斐や生徒への愛情が見られ、そんな「ドラえもん」の先生の教師としての資質は高いものがあると言えるようです。

テストで0点を取ったりなどして頻繁に先生に怒られるのび太やジャイアン、スネ夫が先生に対して嫌な顔を見せないのは、先生が生徒の為に一生懸命になって愛情を向けているのが伝わっているからなのではないでしょうか？そんな先生は「生涯教師」という言葉が似合う人物と言えそうです。

「ドラえもん」の先生とのび太が絡んだエピソードを紹介していきます。いずれも感動のエピソードで涙する人もいたようです。早速、「ドラえもん」の先生とのび太のエピソードを見ていきましょう！

のび太としずかちゃんの結婚式が行われる「のび太の結婚前夜」というエピソードのあらすじです。しずかちゃんと出木杉君が空き地で仲良く「白雪姫」の劇の練習するのを目撃したのび太は将来自分が本当にしずかちゃんと結婚できるのか不安に思います。

そのことをドラえもんに話すとのび太はドラえもんと共にタイムマシンに乗って未来のび太の結婚式当日に向かいますが、間違えて結婚式の前日に来てしまいます。のび太とドラえもんはせっかくだからと未来ののび太の様子を見ることにします。そして、のび太はそこでしずかちゃんの胸中の思いや、ジャイアンやスネ夫などの成長した姿を見るのです。

未来ののび太はジャイアンの家でスネ夫と出木杉と一緒にお酒を飲んでいました。翌日の結婚式の為に一足先に切り上げて岐路についたのび太はその途中で先生に遭遇します。昔ののび太を懐かしむ年老いた先生が寒そうにするのを見て先生にコートを掛けるのび太から、成長と歳月の経過を感じさせます。そんなのび太に先生は昔の様に「野比！ 明日は遅刻するんじゃないぞ！」と言葉を掛ける少ししんみりとするシーンです。

「ホンネミラー」というエピソードでは、いつもなら悪いことをしたりすると生徒を叱りつける先生ですが、のび太が遅刻しても直に席に着くようにいい、忘れ物をしたジャイアンには笑って軽く注意をするくらいで普段の先生と様子が違い、のび太は違和感を覚えます。そんな時、しずかちゃんから先生が学校を転任してしまうかもしれないということを知らされます。

先生が転任してしまうかもしれないという話を聞いたのび太達は先生の家を訪ねますが、先生からは「話すことはない」と言われて返されてしまいます。のび太達はドラえもんに先生のことを話し、自分の本心が漏れて映ってしまう「ホンネミラー」を先生の家の鏡に取り付け、のび太の家のモニターで様子を伺います。

すると、本当は転任したくない、のび太達のことを卒業まできちんと見守りたいと先生が泣いている姿が映し出されたのです。それを見たのび太達は先生の強い思いを感じて涙するのです。先生の生徒を想う愛情が感じられるシーンで涙を誘います。

初代「先生」の担当声優は、声優以外にも俳優として大河ドラマなどの多くのテレビドラマに出演している加藤修です。ここから声優・加藤修のプロフィールを紹介します。加藤修は後に加藤治に改名しています。スネ夫の父親の声も兼務している加藤修は、実は、加藤治名義で3代目先生の沢りつおと4代目先生の井上和彦の間で再び先生の声を担当しています。

声優としては、中年から老人の役や渋い低音の声で悪役やアクの強い役柄を演じることが多いようです。『美味しんぼ』に登場する富井副部長の際は、先生とは似つかない非常に高い裏声が特徴のキャラクターを演じ、声質の振り幅が広いことが伺えます。

• 芸名：加藤 治(かとう おさむ)
• 本名：加藤 吉敏(かとう よしとし)
• 別名義：加藤 修
• 出生地：東京都
• 生年月日：1936年1月1日
• 没年月日：2017年12月18日
• 年齢：81歳没
• 身長：168cm
• 職業：俳優/声優
• 事務所：希楽星(最終所属)

• 『美味しんぼ』富井精一
• 『ベルサイユのばら』レトー
• 『アルプスの少女ハイジ 劇場版』セバスチャン
• 『ドカベン』大沢監督
• 『あしたのジョー』ウルフ金串
• 『ハクション大魔王』ダラジン
• 『ど根性ガエル』末広寿司の大将
• 『相棒Season6〜第1話スペシャル「複眼の法廷〜』弁護士(ドラマ)
• 『離婚弁護士 第11話「セクハラ社長 VS 戦う女」』柳沢(ドラマ)
• 『特命係長 只野仁-2ndシーズン-第17話「女子アナスキャンダル」』幹部(ドラマ)　他多数

2代目「先生」の担当声優は、昔の名作アニメのメインキャラや脇役キャラで多数の作品に出演している雨森雅司です。雨森雅司のプロフィールで、雨森雅司演じたキャラで特に有名なのが『天才バカボン』に登場する「バカボンのパパ」です。主人公のバカボンよりも登場が多く、バカボンとダブル主役といっても過言ではないような立ち位置のキャラクターを演じていました。雨森雅司は声優以外にも舞台俳優としても活躍していました。

• 芸名：雨森 雅司(あめのもり まさし)
• 本名：雨森 雅夫(あめのもり まさお)
• 出生地：千葉県
• 死没地：神奈川県川崎市
• 生年月日：1930年7月24日
• 没年月日：1984年4月9日
• 年齢：53歳没
• 身長：168cm
• 職業：声優/俳優
• 所属：青二プロダクション(最終所属)

• 『愛してナイト』ジュリアーノ
• 『イーグルサム』アルバトロス署長
• 『Dr.スランプ アラレちゃん』コマッタチャン/ギャースカ大魔王
• 『天才バカボン』バカボンのパパ
• 『銀河鉄道999』サケザン
• 『のらくろ』ブル聯隊長
• 『ど根性ガエル』宝寿司のだんな
• 『フランダースの犬』ミッシェル
• 『無敵鋼人ダイターン3』マゼラン提督
• 『破裏拳ポリマー』鬼河原虎五郎　他多数

声優の仕事では洋画・海外ドラマの吹き替えや仮面ライダーやウルトラマン、戦隊モノの特撮作品での怪物役を多く演じている、3代目の「先生」の声優・沢りつおプロフィールを紹介します。現在は若者向けアニメキャラの声も担当して幅広く活躍しています。役者の経験もある沢りつおは、ハリウッドや海外の映画に出演することを目標に掲げ、その夢は現在も諦めきらめておらず、とてもバイタリティーに溢れた声優です。

• 芸名：沢 りつお(さわ りつお)
• 本名：丹羽 長淑(にわ ながとし)
• 生年月日：1935年12月20日
• 年齢：83歳
• 出生地：東京都
• 血液型：A型
• 身長：166㎝
• 特技：謡曲(観世流)
• 職業：俳優/声優
• 所属：テアトル・エコー

• 『劇場版カードキャプターさくら』骨董屋主人
• 『劇場版機動戦士SDガンダムまつり』レズリー
• 『うる星やつら』ラムの父
• 『みつばちマーヤの冒険』フィリップ
• 『魔神英雄伝ワタル』オジジ
• 『科学忍者隊ガッチャマン』隊長
• 『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』義右衛門、浜風親方
• 『MASTERキートン』キャロ
• 『犬夜叉』猿神さま/猪九戒
• 『D.Gray-man』院長　他多数

加藤治が2度目の「先生」を担当後、4代目の「先生」の担当声優を務めたのは、吹き替えではジョン・トラボルタやトム・ハンクスなどの二枚目俳優の声を担当し、男らしくて品や艶があるかっこいい声やキーが高いコミカルな裏声などで様々なキャラクターを演じる井上和彦です。井上和彦のプロフィールの経歴を見ると、デビューから40年を超えても尚一線で常に活躍し続けている声優であることが伺えます。

• 本名：井上 和彦(いのうえ かずひこ)
• 出生地：神奈川県
• 生年月日：1954年3月26日
• 年齢：65歳
• 血液型：O型
• 身長：174cm
• 特技：ボウリング
• 職業：声優/俳優/ナレーター/音響監督
• 事務所：B-Box

• 『ジョジョの奇妙な冒険』カーズ
• 『NARUTO -ナルト-』はたけカカシ
• 『FAIRY TAIL』ギルダーツ・クライヴ
• 『機動戦士ガンダムAGE』フリット・アスノ
• 『妖怪人間ベム(第2作)』ベム
• 『フルーツバスケット』草摩はとり
• 『タッチ』新田明男
• 『美味しんぼ』山岡士郎
• 『BLUE SEED』草薙護
• 『名探偵コナン』伊達高志/白鳥任三郎(2代目) 他多数

20年以上に渡り「先生」の声を担当していた5代目先生の担当声優は、熱血主人公な役からクールな二枚目の役、悪役や子悪党と様々な役柄のキャラクターを演じてきたベテラン声優の田中亮一です。声優・田中亮一のプロフィールを紹介します。近年は中年役や老人役が多いようですが、かつて演じていたキャラクターの声もまだ現在も出せるとのことです。

田中亮一の1番の代表作は『デビルマン』の主人公である不動明で、その縁もあってか、2018年に動画配信サイトで公開の新作デビルマン『DEVILMAN crybaby』のCMではナレーションを務めています。

• 本名：田中 亮一(たなか りょういち)
• 出生地：東京都杉並区
• 生年月日：1947年1月26日
• 年齢：72歳
• 血液型：O型
• 身長：160cm
• 職業：俳優/声優/ナレーター
• 事務所：青二プロダクション

• 『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』ブレインストーム
• 『デビルマン』不動明 / デビルマン
• 『赤き血のイレブン』玉井真吾
• 『タイガーマスク』高岡拳太郎 / イエロー・デビル
• 『アパッチ野球軍』ハッパ
• 『新・巨人の星II』丸目太
• 『太陽の牙ダグラム』ロッキー・アンドル
• 『キン肉マン』ウォーズマン
• 『銀牙-流れ星 銀-』黒虎
• 『まじかる☆タルるートくん』加勢　他多数

6代目「先生」の担当声優のプロフィールを紹介します。6代目「先生」役は、ハスキーボイスが特徴的でその声を自在に変化させ、好青年や二枚目キャラ、コメディチックな役柄や不良やチンピラなど饒舌な悪役などと演技の振り幅が広くアドリブの上手さにも定評がある声優の高木渉です。

『名探偵コナン』の高木刑事と元太の声を担当していることでも有名です。当初、高木刑事には名前がありませんでしたが、声優の高木がアドリブで自身の名前を名乗ったことがきっかけで自身と同名の「高木渉」がキャラ名として付けられたというエピソードがあります。そんな高木渉は、声優だけではなく俳優としても活躍しており、2016年NHK大河ドラマ『真田丸』に出演していました。

• 本名：高木 渉(たかぎ わたる)
• 出生地：千葉県
• 生年月日：1966年7月25日
• 面礼：52歳
• 血液型：A型
• 身長：167cm
• 特技・趣味：スノーボード
• 職業：声優/俳優/ナレーター
• 事務所：アーツビジョン

• 『名探偵コナン』小嶋元太、高木刑事
• 『ゲゲゲの鬼太郎(第5作)』ねずみ男
• 『連続人形活劇 新・三銃士』ポルトス
• 『はなかっぱ』黒羽根屋蝶兵衛
• 『コップクラフト』ビズ・オニール
• 『機動戦士ガンダムUC RE:0096』アルベルト・ビスト
• 『ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル』蝶野セセリ
• 『いちご100%』小宮山力也
• 『GTO』鬼塚英吉
• 『SAMURAI SPIRITS〜破天降魔の章〜』ガルフォード　他多数

「ドラえもん」の先生の「廊下に立っとれ」というセリフは口癖のような名言となっています。のび太をはじめ何かと問題児の多い先生のクラスでは、自然とこの名言が増えてしまうのかもしれません。とても印象的な名言で、「先生」といえばこの名言を思い浮かべる人も少なくないようです。先生の性格がよくわかる名言で、先生とのび太やジャイアン、スネ夫との関係性がよくわかる名言でもあるようです。

いつも怒ってばかりの先生ですが、時には生徒の心に響く様な名言を放っています。中でも多くの人の共感を呼んだのが、「目が前向きについているのはなぜだと思う？ 前へ前へと進むためだ！」という名言です。

テストで0点ばかり取るのび太に「取ってしまったことは仕方がない」といい、反省は必要ですが、失敗をいつまでも引きずって悩み嘆くのではなく、これから何が出来るか、どうしたら克服できるのかを考えていくことが大切であると教えてくれます。前向きさと勇気が貰える名言となっています。

先にも紹介した名言目が「前向きについているのはなぜだと思う？前へ前へと進むためだ！」は多くの人の心を掴んでいたようです。この名言についての感想がSNS上で1番見られました。落ち込んでいる人がいたら声を掛けるときに使用できそうな名言です。

のび太が0点を取る理由に関する感想には、宿題忘れなどでバツとして廊下に立たせて授業が受けられないためにのび太の学力が低下しているのではないか？と率直な感想の声が見られました。この説得力のある感想で頷く人も多いのではないでしょうか？

憲法第26条の「教育を受ける権利」という項で定められているため授業中に廊下に立たせることは違反になります。宿題を忘れるのび太も悪いですが、それで毎回廊下に立たされていては益々授業についていけなくなるので、のび太が0点を取っても仕方がないという声も上がっているようです。

のび太が0点を取ったことに対しての感想には、先生は0点を取ったのび太に対して「なんで勉強できないんだ、出来るように努力しろ」とただ言うだけで、どうしたらのび太がやる気になるかなどの具体策を考える先生自身の努力が感じられないとの声が上がっています。ドラえもんの物語は教育についても考えさせる側面があるようです。

わさび版ドラえもんになってからの先生の担当声優についての感想には、コナンで御馴染みの高木刑事を担当している声優の高木あゆみだと気付く人も多いようです。特徴的な声で直ぐに分かるとの声も上がっています。他の感想からは、先生の見た目に対して声が少し若いという印象を受ける人もいたようです。

ここまで『ドラえもん』に登場するのび太の担任の「先生」についてのプロフィールをまとめ、先生に名前がついていることやのび太が0点を取る理由などの意外に知られていない事実を紹介し、漫画やアニメで「先生」が放った名言や歴代の「先生」の担当声優について見てきました。

先生のプロフィールに関して、名前の苗字が日テレ版とテレ朝版で違いましたが、正式な名前が付けられていたことに驚いた方もいたのではないでしょうか？意外と先生の名前を知らなかったという人がSNS上の感想で見られました。

『ドラえもん』の先生の教育法は現在は体罰と取られ違法となってしまいますが、当時はその厳しさの中にも愛情が存在したため、0点を取って先生にこっ酷く叱られるのび太達でしたが、先生と生徒たちとの関係はそこまで悪くなくなかったようです。0点でを取って落ち込むのび太に先生が導く様な名言を残したりしていることから、むしろ信頼関係にあったと見ることが出来ます。

観る側も先生の名言に励まされたという人も多かったようです。時代の移り変わりと共に作品も変化し、新たなスタッフとキャスト陣で現在も尚、人気が高く放送中の『ドラえもん』。登場回数がそこまで多いわけではありませんが、先生について理解が深まった上で再び『ドラえもん』に触れると面白いと感じる場面が出てくるかもしれません。是非、漫画アニメ『ドラえもん』をご覧になってみてはいかがでしょうか？