2019年05月24日公開
2019年05月24日更新
【スラムダンク】森重寛にモデルはいる?身長などプロフィールや名言を紹介
スラムダンクの中でも異彩を放つキャラクターとして高い人気を獲得しているのが森重寛です。主人公である桜木花道ら湘北高校と直接対決する描写が無いにも関わらずその存在感だけでファンを獲得するなどしています。今回はスラムダンクの中でも特に異彩を放つ森重寛にスポットをあてその身長や体重などのプロフィール、モデルになった人物からスラムダンク作中での名言まで紹介していきます。
森重寛が登場するスラムダンク
スラムダンクの作品情報
森重寛について紹介する前に彼が登場するスラムダンクについて簡単に紹介していきます。
スラムダンクの概要
スラムダンクは1990年から集英社の週刊少年ジャンプにて井上雄彦さんにより連載された漫画です。バスケットボールを題材にした成長物語として1996年まで展開。アニメ化もされるなど高い人気を獲得し、1994年には小学館漫画賞少年部門を受賞するなど高い評価を受けている作品でもあります。また集英社で初めて完全版コミックスが発売されるなど連載終了後も高い人気を継続し続けている作品でもあります。
スラムダンクのあらすじ
神奈川県立湘北高校に入学した赤い髪の不良少年、桜木花道が一目惚れした赤木晴子の紹介でバスケ部に入部。188cmの長身と抜群の身体能力を武器に徐々にバスケットボールの魅力に取りつかれていきます。湘北高校のバスケ部は弱小校ながらスーパールーキー流川楓や入院していた宮城リョータ、バスケ部を離れていた三井寿の加入を受けて夏のインターハイ予選に挑んでいく事になります。
数々の死闘を乗り越えてインターハイ出場を決めた湘北高校。そんなインターハイ本大会で海南の牧が注目する選手を見に行くのに強引についていった桜木がインターハイ愛知県予選会場で出会ったのが今回紹介する森重寛です。
森重寛にモデルはいる?
森重寛のモデルは「シャキール・オニール」
スラムダンクに登場するキャラクターは基本的にモデルとなる人物は設定されていません。或いは設定はあるのかも知れませんが公言されているものはない状態です。しかし唯一明確にモデルとなる人物がいるのが森重寛でそのモデルはアメリカのプロバスケットボールリーグNBAの「シャキール・オニール」選手です。これはスラムダンクの作者である井上雄彦さんもが明言しているので間違いありません。
ちなみにスラムダンクの連載期間を考えると細かく言えばオーランド・マジック時代のシャキール・オニール選手がモデルです。シャキール・オニール選手は1992年にNBA入りし、ちょうどスラムダンクが連載終了する1996年のオフにレイカーズに移籍しています。レイカーズ以降のチームプレイもこなすようになったシャキール・オニールよりもマジック時代を反映したのが森重寛だと言えます。
シャキール・オニールの特徴
シャキール・オニール選手は「シャック」という相性で知られる選手で巨人が集まるNBAにおいても驚異的な216cmの長身に恵まれた体格を武器にしたパワープレイを得意とする選手です。そのパワープレイは「シャックアタック」と言われ全盛期には世界最高峰のNBAでプレイする名選手でも単独では簡単には止める事が出来ませんでした。その圧倒的なプレーはNBAのルールを改定させた程です。
スラムダンクにこそ採用されていませんが2019年のバスケで主流になっているノーチャージエリアはシャックアタックを止めるべくチャージング狙いをする相手チームが増えて盛り上がらなくなってしまうからと設定されたルールです。それ以外にも試合中にダンクでリングを壊しNBAがより強度の高いリングを採用するようになるなどそのパワーで敵チームを圧倒する選手でした。
森重寛の身長などのプロフィール
森重寛のプロフィール①身長や体重
森重寛の特筆点と言えば圧倒的といえるその恵まれた体格にあります。身長は199cmで体重は100kgとモデルになったシャキール・オニール選手に比べれば控えめですが日本人のしかも高校1年生と考えたらかなり驚異的な体格をしています。ちなみに主人公の桜木花道が189cmなので顔半分程森重寛の方が大きいです。また身体の幅も桜木に負けず劣らず大きくなっています。
ちなみにスラムダンクにおいてはインターハイ出場選手の中ではこの森重寛の身長より高いのは山王高校の河田美紀男だけで、スラムダンクの全体の登場人物の中でも身長が分かっているキャラクターの中では陵南高校の魚住純を含めてトップ3に入る程の長身をしています。しかもまだ高校1年生である事もあり作中の描写などからまだ身長は伸びているのではないかと思われます。
その長身に加えてこちらも高校1年生と考えると驚異的といえる100kgの体重を誇っています。こちらは身長で森重寛をまさる魚住純よりも太い、つまりパワーがあると言えます。こちらも体重が判明している中では河田美紀男の130kgには劣りますが、走る必要もあるバスケと考えれば十分に驚異的な数字です。その恵まれたフィジカルが森重寛のポジションやプレイスタイルにそのまま反映される事になります。
森重寛のプロフィール②ポジション
森重寛のポジジョンはモデルのシャックと同じくセンターです。ゴール付近が仕事場となるポジションなので森重寛の身長や恵まれた体格が存分に発揮されるポジションで、主人公桜木が所属する湘北高校で言えば赤木のポジションです。基本的に身長が高い人が務めるポジションでまさに森重寛らしいポジションと言えます。
ちなみにこれは名朋工業高校の監督の方針だと思われますが、100kgを超える巨漢ながらある程度しっかり走る事も出来ます。その速度は特筆されていませんが必要に応じて走れるというのは大きなメリットだと言えます。ただ名朋工業高校の他の選手は描かれていないのでどこまでの役割を担っているのかは不明です。
森重寛のプロフィール③プレイスタイル
そのプレイスタイルはモデルとなったシャキール・オニールの「シャックアタック」を彷彿とさせるパワープレイを信条としています。ある意味で同じくパワープレイを得意とする河田美紀男と比べればセンターとしても優秀で結果しか描かれていませんが静岡の常誠高校相手に50得点・22リバウンド・10ブロックというトリプルダブルを達成する程にセンターとしてのポテンシャルが高いです。
この数字は同じセンターである赤木と比較すると分かりやすく平均ではありますが、インターハイ予選からインターハイ1回戦の豊玉戦までの赤木が25.3得点、12.3リバウンド、4.0ブロックという数字です。平均なのでそれはそれで凄い数字なのですが、少なくとも常誠戦において森重寛はその全てを上回る成績を収めています。これが全国デビュー戦という点も驚きです。
さらに驚異的なのが森重寛がバスケを始めたのは中学2年生からだという話もあります。作中で森重寛は高校1年生なのでおよそ2年弱の経験しかありません。高校から始めた主人公の桜木程ではないにしろまだまだ初心者と言えなくもない域なので、今後よりプレイスタイルに幅が出る可能性も十分に持ち合わせています。それらを含めて名朋工業高校の監督は「将来日本バスケ界の宝になる」と豪語しているものと思われます。
さらに桜木と同じくインターハイ愛知県予選での愛和学院戦を見た牧は「高砂一人でどうこうできる相手じゃない」とも発言しており、そのプレイスタイルは日本の高校においては圧倒的であると思われます。またモデルがシャキール・オニール選手である事を考えると湘北高校との試合を描く際には或いはリングが壊れる描写もあったかもしれません。
森重寛のプロフィール④桜木花道との関係
元々森重寛は全国大会常勝校である山王を知らなかったりとそこまで熱心にバスケをやっているという感じではありません。それでも意識しているのが桜木花道です。2人の出会いは桜木花道が海南の牧らに強引について行ったインターハイ愛知県予選会場です。その試合は愛知の名門である愛和学院を破り森重寛が所属する名朋工業高校が勝った試合でした。
試合後、桜木が因縁をつけようと森重寛の肩にわざとぶつかりに行ったのです。喧嘩にめっぽう強い桜木花道でしたが軽く当たっただけで桜木花道が吹き飛ばされてしまいました。この出来事は桜木花道にとっても驚きの出来事でこの出来事きっかけに桜木花道は森重寛を意識、密かにライバル視するようになります。花道は夢で闘う所を思い描く程に意識しています。
実際に試合でぶつかった場合、桜木と森重寛では身長では10cm差ですが桜木のジャンプ力を加味すると高さでは良い勝負ができると思われますが、体重差は17kgもあります。桜木はさらに優れた体格を持つ河田美紀男にもパワー勝負出来ますがそれは河田美紀男のプレイスタイルが極端だった故なのでパワープレイになったら森重寛の方に分があると思われます。
森重寛の名言集
森重寛の名言①「それを上から見下ろすのが好き…」
森重寛の印象を決定づけた名言がこの名言です。森重寛はその圧倒的な体格で敵チームの選手を吹き飛ばしてでもダンクを決める事が出来ますが、そんなダンクをして吹き飛ばした相手選手をリングにぶら下がったまま見下ろすのが好きという悪癖を持っています。この名言は長時間リングにぶら下がった事によってファウルを取られ退場させられてしまった際に発したセリフです。
この悪癖は名朋工業高校の監督からも注意を受けていますが森重寛自身は特に気にする事がないようで不敵な笑みを浮かべています。それまで例え嫌味なキャラクターであってもこのような悪癖を持つキャラクターはおらず森重寛が強いインパクトを発揮する事になった名言です。
森重寛の名言②「あの赤いのは?…」
インターハイ本大会の湘北と山王の試合。森重寛は名朋工業高校の監督に連れられる形で観戦していました。この時、山王の河田美紀男を指して「将来ライバルになるかもしれん」と言う監督に対し「あの赤いのは?」と桜木花道に興味を示すような発言をしているのです。しかし結局この2人が試合で直接ぶつかる事はありませんでした。
森重寛に関する感想や評価は?
ここからは既にスラムダンクを読んだ人の感想の中から森重寛に関する内容の紹介していきます。スラムダンク全体で見れば登場は極わずかでかつ試合での活躍も数字だけである場合が多いなど直接の描写が少ない森重寛ですが、その少ない登場シーンに反比例するように様々な感想を集めています。
森重 寛とはいったい何だったのかw
— Ryota@D.C.4が楽しみ (@circus_11351) October 7, 2018
これは森重寛だけではありませんがスラムダンクという作品がインターハイの途中で終わった事もあってインターハイ前に描いた森重寛が所属する名朋工業高校、さらに文面だけで湘北高校を破った事になっている愛和学院など後々闘う事になるだろう高校が登場していただけに何故登場させたのかという声が非常に多いです。特に高校としての紹介よりもキャラクター単体での紹介と言っても差し支えない森重寛はその声が多くなっています。
森重寛ダンクのあと転がってる人を見下ろすのが好きな一年っていう珍しく敵役なポジションで登場したからこそ彼のその後が気になる
— 仁科 (@_number_00) November 18, 2018
またスラムダンクにおいて桜木花道の明確なライバルのような立ち位置で登場したキャラクターである事、その印象深い悪癖などもあって両者の衝突や森重寛自身のその後が気になるという声が多いです。特に本大会のトーナメント表上、湘北と同じ側の海南が2位である事から名朋工業高校が優勝したの?という声は大きくそうなれば森重寛の活躍はあって然るべきなのでその後が気になるという声は非常に多くなっています。
スラダンで森重寛や諸星大がなぜ出てきたかって意見けっこうあるし私も思ってたけど、この前見かけた「本当に戦いたい相手と戦えるほど全国は甘くない」って解釈すごく好き
— 久保田 (@ku_1015_bo) August 14, 2018
ただスラムダンクが連載終了後も人気を持ち続ける名作となったのは森重寛を含むライバルキャラを登場させながらその対決を描かなかった事にあるという声も多いです。作者の井上雄彦さん自身が「湘北対山王戦以上の試合は描けない」というのが連載終了の理由の1つにもなっているので続編を望む声と同じくこの形のままにしておいてほしいという声も一定数存在しています。
森重寛のモデルまとめ
森重寛はスラムダンクに登場したキャラクターの中で唯一、作者自身が明確にモデルを示しているキャラクターです。モデルとなったシャキール・オニール選手程ではないにしろその日本人離れした身長と恵まれた体格はシャキール・オニール選手の全盛期のプレイを見れば納得といえるものになっています。
その身長や体格、プレイスタイルから名朋工業高校監督からは「将来日本バスケ界の宝になる」とまで言われる逸材だけにその後も気になる所です。活躍する場面は限られていますがアニメでもしっかりとその姿は描かれています。ぜひ森重寛に注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?