【コードギアス】C.C.（シーツー）の本名を考察！本当の名前はセラコーツ？

コードギアスは現実の世界をベースに異なる歴史を辿った架空の世界を舞台にした物語です。

ゴードギアスは2006年に放送されたオリジナルアニメ「コードギアス反逆ルルーシュ」を基点としたアニメシリーズです。アニメを基点に漫画化、小説、ゲーム、実写での舞台化など幅広く展開している作品です。基本的にはロボットアニメですが、「ギアス」という特殊な能力を持った事を期に仮面の男「ゼロ」として全世界を覆すような物語が展開されます。

「ナイトメアフレーム」と呼ばれる人型兵器の開発により世界の3分の1を掌握するようになった世界唯一の超大国神聖ブリタニア帝国、その支配エリア「エリア11」と呼ばれるようになった日本。そんなエリア11に暮らすブリダニタ人の少年、ルルーシュが謎の少女C.C.と出会い、自身の命令を強制出来る絶対の力「ギアス」を与えられた事から自ら戦いの中に身を投じていきます。

コードギアスの物語のきっかけとも言えるのが主人公ルルーシュとc.c.が出会った事にあります。他人にギアスを発現させる能力を持っている不老不死の少女です。緑の髪に金色の瞳が特徴的で偶然出会ったルルーシュに「自分の願いを1つ叶えること」を条件に契約し、以降ルルーシュの真の想いを知る数少ない者としてルルーシュの戦いを側で支える存在になります。

見た目は10代の美少女ですが、口調や態度はかなり落ち着いた雰囲気であり、クールな印象が強いでルルーシュやカレンを諭すような場面も多いです。C.C.がそんな雰囲気なのはC.C.のこれまで生きてきた過去が関係しています。また当初は最前線に出る事は無かったものの、物語後半ではナイトメアフレームの乗り手として直接黒の騎士団メンバーとして活動する場面も多いです。

アニメ放送開始時からの不思議であるC.C.の本名。結果的に現在に至るまでその本名は公式に発表される事はありませんが、それらしい描写が全くないわけではありません。アニメ中でも主人公であるルルーシュだけはC.C.の本名を知る場面があるのです。それは成田攻防戦の中の出来事で意識を失ってしまったC.C.をルルーシュが介抱している中での出来事でした。

しかしアニメの音声上ではこの場面の声は水音でかき消されているので視聴者にはC.C.の本名が伝わる事はありませんでした。ただこのシーンではC.C.がルルーシュに「もう1度心を込めて呼べ」と求めている事からC.C.にとって本名がかなり大切なものである事は分かります。以降現在放映されている最終回まで見てもC.C.の名前についての描写はありません。

余談ですが上記のルルーシュがC.C.の名前を呼ぶシーン、ルルーシュの声優を務めた福山潤さんは実際にC.C.の本名を呼んでアフレコをしたと言われています。問題のシーンはアフレコした後で無音にするという処置が取られたという話があるのです。なので少なくとも設定的にはC.C.の本名は決まっているということになります。

そんなC.C.の本名について調べてみると1番有力な説として登場するのがセラコーツという名前です。この名前はコードギアスの設定初期に考えられていた名前で画集として発売されたC.C.の初期設定イラストにも記載されていたものなのです。「セラ」「コーツ」とセラコーツの名前をイニシャルにすればどちらもC.C.となるので設定としても筋が通ると言えます。

ちなみに同じようにイニシャルからC.C.となる名前として「セラ・チャールズ」という初期設定があった事も明らかになっています。セラコーツもセラ・チャールズもどちらも初期にあった設定でその流れ、最終的にセラコーツになったのかセラ・チャールズになったのか、いずれとも違う名前になったのかは不明です。ただセラコーツ、セラ・チャールズのどちらにも共通するセラという部分に関しては本名である可能性が高いとされます。

加えてC.C.という名前をセラコーツ、セラ・チャールズのイニシャルから取ったのではないかという考察を後押しする設定も最新作である「コードギアス復活のルルーシュ」の中で登場しています。タイトル通り心身共に復活したルルーシュはそれまで表向き名乗っていた「ルルーシュ・ランペルージ」から取って自身の事を「L.L.」と名乗る事にするのです。

前述したように少なくともルルーシュはC.C.の本名を知っています。そんなルルーシュが「名前のイニシャル」を使うという事はC.C.のやり方に倣ったのではないかと考察出来るのです。それであればセラコーツ、セラ・チャールズという名前が本名であっても不思議ではないと言えます。もちろんこれだけで確定したとは言えませんがセラコーツ、セラ・チャールズ説を後押しする設定と言えます。

もう1つのC.C.の本名の候補として有名なのが「白雪」という名前です。上記でも触れた成田攻防戦でルルーシュがC.C.の名前を知る事になる直前のシーンで出たセリフから考察された名前になっています。元々このシーンはC.C.とルルーシュがC.C.の本名について話しているのですがC.C.はそんな会話中に「雪は何故白いか知っているか？」「雪は自分の色が何色か忘れてしまったから白い」という名前とは一見関係ない言葉を口にします。

名前について話す中でわざわざこんな事を言うのはC.C.の名前が雪に関係するからではないかという考察を元に考えられたのが「白雪」という名前になっています。ただC.C.の見た目を考えると日本人とは言いづらいので「雪」に関連する別の名前なのではないかという説も存在しています。ただ上記の問題のシーンでのルルーシュの口パクが白雪に見えると言われるなど根強い説になっています。

C.C.は元々孤児で奴隷として生活していました。過酷な生活で死にそうになるC.C.でしたがそこでシスターと出会います。そのシスターにより「誰からも愛される」というギアスを発現させたC.C.でしたが、それはシスターの陰謀だったのです。シスターは自身に宿った不老不死となるギアスを押し付けるべく、C.C.を利用したのです。そうしてC.C.は不老不死の存在となってしまうのでした。

そうして不老不死となったC.C.もいつしかシスターと同じく自らの死を望むようになります。その為には優れたギアス能力者が必要である事もあってC.C.はシャルル皇帝の「神を殺す計画」の同志になっていました。しかし皇妃であったマリアンヌの死をきっかけにその座をV.V.に譲り渡しています。

それまでの経験から「大事なものは遠ざけておく」ようになったC.C.が出会ったのがルルーシュです。ルルーシュと出会って以降のC.C.はルルーシュを信頼しルルーシュの目的に協力するようになります。ただルルーシュがゼロとして組織「黒の騎士団」の中での立場は複雑で、ゼロからも「彼女は仲間だ」以上の説明が無かった事から「ゼロの愛人」なんて呼ばれてしまう事もありました。

C.C.の不老不死は他の作品にあるような縛りもなく食事なども必要なくなるなどかなり強いギアスです。ですがC.C.はかなりのピザ好きで作中でも度々ピザを食べているシーンが見られます。またルルーシュの学園でピザの催しが行われる事を知った際には追われる立場であるにも関わらず制服を着て侵入、ルルーシュを困らせるなどしました。

その執着は強く、周囲からは「ピザ女」なんて言われてしまう場面もありますが本人は気にしておらず、ピザを買う際のポイントを溜めて交換した「チーズくんぬいぐるみ」も大のお気に入りです。

C.C.はコードギアスの中でもダントツと言える人気を誇っている事もあってキャラソンも発売されています。元々はドラマCDの中に収録されていた楽曲ですが後にベストアルバムなどにも収録、C.C.の楽曲としては「REINCARNATION」「CONNECT」の2曲が存在しています。

コードギアスの中でもC.C.の圧倒的な人気の高さはフィギュアにも現れています。他キャラクターに比べても実に様々な衣装でのフィギュアが発売されているのです。コードギアスの作中で着ていた衣装からコラボ的な衣装、セクシー路線の物から再現度の高いものまで実に様々な物が作られています。

C.C.の魅力の1つと言われるのがその特徴的な喋り方です。その見た目からは想像出来ない落ち着きの払った声を担当した声優さんはゆかなさんです。

ゆかなさんは1993年にOVA「モルダイバー」で現役高校生声優として声優デビューを果たして以降、少女から成人した大人の女性まで幅広いキャラ層を演じている声優さんです。特に変身ヒロインとバトルヒロインを演じる機会が多いです。またラジオパーソナリティーとしても知られています。元々は野上ゆかなと声優としては本名で、同時に行っていた音楽活動ではゆかなと使い分けていましたが現在は「ゆかな」で統一されています。

コードギアスでのC.C.以外にこれまでにゆかなさんが出演した作品としては「愛天使伝説ウェディングピーチ」の谷間ゆり/エンジェルリリィ役、「犬夜叉」の神無役、「ふたりはプリキュア」の雪城ほのか/キュアホワイト役、「ソウルイーター」の弓梓役、「インフィニット・ストラトス」のセシリア・オルコット役、「ONE PIECE」のしらほし役、「蒼き鋼のアルペジオ」のコンゴウ役、などがあります。

ここからはC.C.の本名を含む感想や評価を紹介していきます。コードギアスの中でもキャラクター単位ではかなり人気の高いキャラクターである事がよく分かる評価が多いです。

C.C.の本名はアニメ放送当初から考察される程の謎であり、それ故に放送終了後も盛んに考察が行われ続ける程でした。それだけに上記で紹介したルルーシュに名前を呼ばれるシーンの表情が良かったとする感想は多いです。本名を隠しているC.C.ですがそれだけ本名を大切にしているという事なのだろうとする考察も多いです。

またここまでC.C.の本名が明かされないのが既定路線になりすぎているが故に、もし公式からC.C.の名前が公開される事があればそれはシリーズが終わる事を意味するのではないかという人も多いです。C.C.の本名考察はたくさん行われていますが、実際に発表してほしいかと言われると微妙な回答が多くなるという不思議な結果が発生しています。

ちなみに放送当時には特に上記のルルーシュのシーンのようにC.C.の本名が重要な要素であるような描写をしながら最後まで明かしていない事に大しての賛否があったのも事実です。C.C.の名前に関しては今後シリーズのどこかで明かされるのかという考察にも繋がっており、コードギアス自体の考察の中でも扱われる程の謎の1つになっています。

C.C.の本名は放送当時から現在に至るまで初期設定から作中でのシーンなどを利用し様々な考察が行われているコードギアスシリーズの大きな謎の1つです。現在まで公式から発表された物としては初期設定画の「セラコーツ」や「セラ・チャールズ」、まったく別口の考察から出た「白雪」説など候補こそあっても正式な発表はなく公式設定は「不明」のままです。

ファンによる考察ではC.C.の本名が公開されるのはコードギアスが終わる時なんて言われるくらいの謎になっている程です。コードギアスシリーズは新作映画が作られるなど今後も展開していくシリーズであるのは間違いないのでこれまでのシリーズ作品を楽しみながら今後の展開、そしてC.C.の名前が判明するのを楽しみにしてはいかがでしょうか？