2019年04月29日公開
2019年04月29日更新
攻殻機動隊の名言まとめ!荒巻など各キャラの名エピソード・シーンを振り返る
攻殻機動隊の名言まとめに迫ります!カルト的な人気を誇るSF作品の攻殻機動隊には、幾多の名言、名シーンが登場します。素子や荒巻など、個性豊かなキャラクターたちが発する数々の名言にはどんなものがあるのか?たくさんある攻殻機動隊シリーズの中で、魅力的な名言だけで選ばれた名言ランキングベスト10も公開します。果たして1位になった名セリフは何か?素子や荒巻たちが放つ、アニメ攻殻機動隊を代表する名言や名シーンを詳しく解説していきます!
目次
攻殻機動隊とは?
出典: https://ciatr.jp
日本の有名なSFアニメに「攻殻機動隊」があります。攻殻機動隊はマニアと呼べるようなファンがたくさんできるほど、支持されている人気SFアニメです。そんな攻殻機動隊には名シーンや名セリフが多数登場しました。
荒巻や素子たちは攻殻機動隊のなかで心に残る、意味深な名言を多数残しています。攻殻機動隊の名シーンから発される名言にはどんなものがあるのか?ここではそんな攻殻機動隊の荒巻や素子たちの名言に迫ります。攻殻機動隊を代表する名シーンや名言、名セリフに興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
攻殻機動隊シリーズの作品情報
攻殻機動隊(GHOST IN THE SHELL)はSF漫画として、士郎正宗さんによって描かれました。1995年には攻殻機動隊の劇場用アニメ映画が発表されており、2002年にはテレビアニメ版が放送されています。攻殻機動隊にはいくつかバージョン違いが存在します。士郎正宗さんが原作となった作品、押井守さんの映画バージョン、神山健治さんが関わった「S.A.C」、黄瀬和哉さんと沖方丁さんが関わった「ARISE」などがあります。
これらシリーズ違いの作品はキャラの設定上の違い、物語の違いなど異なる部分があるので、原作を基本に置いた別ものの作品といえそうです。攻殻機動隊は漫画やアニメの他ゲーム、小説など、多様なメディアで展開されています。
攻殻機動隊シリーズの概要
ここでは攻殻機動隊のシリーズの概要を見ていきます。まず1989年に原作漫画版となる「攻殻機動隊THE GHOST IN THE SHELL」が発表されました。1995年には劇場用アニメーション「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」が公開されます。これは押井守さんが監督した映画となっています。
2004年には劇場アニメーション「INNOCENCE」が公開されました。こちらも押井守さん監督の映画です。2013年~2014年にかけて劇場版アニメーション「攻殻機動隊ARISE」が発表されます。監督は黄瀬和哉さんで脚本には冲方丁さんや藤咲淳一さんが関わっています。
2015年には劇場用アニメーションである「攻殻機動隊新劇場版」が公開されました。この作品の監督、脚本や制作キャストは「ARISE」と一緒です。それではここから攻殻機動隊のテレビアニメシリーズについて見ていきます。2002年~2003年にかけてTVアニメ版「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX」が放送されました。
テレビアニメ版の監督、脚本を担当したのは神山健治さんです。2004年~2005年にかけてTVアニメ版「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」が放送されました。2006年にはTVアニメ版「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」が放送されました。このように攻殻機動隊にはたくさんのシリーズ作品があるので、どれから見たらいいか分からないという人がいるでしょう。
攻殻機動隊を見るおすすめの順番というのがあるので、それをご紹介します。1番目がテレビアニメの「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」です。2番目がテレビアニメ版「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」です。3番目がテレビアニメ版「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society」です。これ以降はどの攻殻機動隊を見ても大丈夫だといわれています。
攻殻機動隊のアニメあらすじ
攻殻機動隊のアニメのあらすじの舞台は2030年の近未来世界です。この世界では電脳、義体などがあふれています。2030年の世界では外務大臣が料亭にいるとき、芸者型サイボーグに暴行を受ける事件が起こったりします。警察が何とかできる範囲外の事件も起こるので、草薙素子は公安9課へ配属され、動き出すようになります。
公安9課は事件の起きた料亭に潜入しました。外務大臣は助けられましたが秘書2人は亡くなってしまいます。この事件の黒幕には謎の関係者がいる事が分かりました。このようにしてアニメ攻殻機動隊のあらすじは進んでいきます。
攻殻機動隊の名言・名シーン集~草薙素子編~
草薙素子の名言①「私たちは私たちの正義のために…」
攻殻機動隊の草薙素子が言った名言に「私たちは私たちの正義のために戦っている。それ以外に従うべきものなど、何もない」があります。素子たちは敵と戦っていますが、それは誰かに命令されているからではなく、自分たちが信じる正義のために戦っているという、彼女たちの信念が表明された名言となっています。
草薙素子の名言②「戦闘単位として…」
攻殻機動隊の草薙素子が言った名言に「戦闘単位として、どんなに優秀でも、同じ規格品で構成されたシステムは、どこかに致命的な欠陥を持つことになるわ。組織も人間も同じ。特殊化の果てにあるのは、ゆるやかな死…それだけよ」があります。
これは戦う存在としてどれだけ強くても、特殊化されたシステムの中ではどこかに弱点が存在するという意味にとらえられる名言です。戦う存在として特殊化された者の先にあるのは破滅だけという、深刻な内容のセリフでもあります。厳しいネットの世界を見る中で、素子だから言う事が出来た名言です。
草薙素子の名言③「バトー… それにしても…」
攻殻機動隊の素子が作品の名シーンで言う名言に「バトー…それにしても、ネットは広大だわ。もうすでに、私たちの知らない次の社会が、生まれ始めている」があります。
これは攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Societyの数ある名シーンの一つで言われました。素子たちが生きている世界はとても広く、未知の場所は広大に広がっているという意味の名言です。常に拡大し続けるネット世界の地平に対して素子が言った印象的なセリフとなっています。
草薙素子の名言④「だけど私は情報の並列化の果てに…」
攻殻機動隊の素子の名言に「だけど私は情報の並列化の果てに個を取り戻すためのひとつの可能性を見つけたわ。好奇心」があります。ネットの情報の中では様々なものが並列化しておかれています。その中でキャラたちが個性を取り戻すために必要なものが、好奇心だという素子の見解が名言となっています。ほっておけば無個性なネット上の存在も、人間が持つ好奇心という要素で差別化できるというセリフです。
草薙素子の名言⑤「世の中に不満があるなら自分を変えろ…」
攻殻機動隊の素子の名言に「世の中に不満があるなら自分を変えろ!それが嫌なら、耳と目を閉じ、口をつぐんで孤独に暮らせ!」があります。社会に対して何か不満があったら、それを嘆くのではなく、自分自身の受け止め方を変えた方が早いという素子のセリフです。もし自分を変えることができないなら、何も言わず、見ず、口にせず、一人孤独になるしかないという警告を素子はセリフで言っています。
自分を変えるのが社会に適応するために一番手っ取り早い方法、という素子の重要な名言となっています。
攻殻機動隊の名言・名シーン集~荒巻大輔編~
荒巻大輔の名言①「頭は立場が上の時に…」
攻殻機動隊で荒巻が言った名言に「頭は立場が上の時に下げてこそはじめて効果がある」があります。普通人に頭を下げるときは立場が下の者が上の者に対して下げる時が多いものです。しかし攻殻機動隊の荒巻の考えは違いました。
頭を下げる効果が最大化するのは、立場が上の者が下の者に対してするときだと荒巻はセリフで言ったのです。これは普通の考え方とは逆の発想となる、印象的な荒巻の名言となっています。
荒巻大輔の名言②「ワイン同様…」
攻殻機動隊で荒巻が言った名言に「ワイン同様、熟成に時間を要する人間関係もある」があります。人間関係にもいろいろありますが、中にはワインのように長い時間をかけて熟成が必要なものもあるという意味の名言です。人間関係をワインで例えるという、いかにも荒巻らしい名言となっています。
荒巻大輔の名言③「シーザーを理解する為に…」
攻殻機動隊の荒巻が言った名言に「シーザーを理解する為に、シーザーである必要はない。お前は家族持ちだったな。今の自分を幸福だと感じるか?」があります。シーザーが何を考えているかを知るためにシーザー自身になる必要はないと荒巻は主張します。
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そして荒巻は家族を持つ者に対して、現状の自分を幸せに感じられるかと問いただしました。シーザーの気持ちを理解する例えを出して、自分の幸せを考えさせるという荒巻独特な名言となっています。
荒巻大輔の名言④「これしきのことで終わる…」
攻殻機動隊の荒巻の名言に「これしきのことで終わる9課ではないよ。ワシはこれから9課再建に向け、新人のスカウトに向かうつもりだ」があります。荒巻が属している9課が終幕をむかえそうになるピンチがありました。
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しかし荒巻は9課がそう簡単につぶれるとは思いませんでした。荒巻は9課はまだまだ持ち直すと考えていたのです。荒巻が9課を復活させるために、新しい人手をみつけに動き出す意思を見せた名言となっています。
荒巻大輔の名言⑤「一つだけ言えることは…」
攻殻機動隊の荒巻の名言で「一つだけ言えることは、我々は自らを律するルールの中で、不条理に立ち向かっていくしかないと言うことだ」があります。自分に対してルールを設けるなかで、理不尽なことに対しても向かって行くしかないという荒巻の思いがうかがえる名言です。これは不条理な世界に立ち向かっていくときに必要な心構えを示しているセリフとも言えます。
攻殻機動隊の名言・名シーン集~その他~
バトーの名言「戦争で大切なもの…」
攻殻機動隊のバトーの名言で「戦争で大切なものを失くしちまったのはお前だけじゃねぇ」があります。戦争は多くの人にとって大切なものをなくす事になりかねないものです。攻殻機動隊のキャラクターも戦争で大切なものをなくして悲しんでいた者がいました。しかしバトーはその人に対して言います。
戦争で大切なものをなくしたのはお前だけではないのだと。攻殻機動隊の名シーンで、バトー自身も戦争で大切なものをなくしてしまった張本人だという意味のこもった名言となっています。
トグサの名言「やってみろ若造…」
攻殻機動隊のトグサが言った名言に「やってみろ若造。遊んでやるよ」があります。これは若者に対してトグサが勢い余って言ったセリフです。トグサを刺激した若者に対して「遊んでやるからかかってこい」という、挑戦的なトグサの名言となります。
タチコマの名言「世の中、ゆとりが大事…」
攻殻機動隊のタチコマが言った名言に「世の中、ゆとりが大事ですから機械だってゆとりや遊びといったものが必要なんです。容量ぎりぎりまで情報を詰め込んだら、システムが正常に作動しませんよ。人間だって一生のうちに使わない脳細胞がたくさんあるでしょう。でも、そういった無駄な部分があるから、脳がきちんと働くんですよ」があります。
人間の世界でもゆとり教育ということが言われたことがありましたが、機械にとってもゆとりや遊びが重要だと述べています。いくら機械だからって、保存容量ギリギリまで情報を入れたらよくありません。人間の脳と一緒で働いていない部分もあるからこそ、働いている部分も正常に作動するものです。人間と同じで機械もゆとりある状態が最適だというタチコマの意見を述べた名言となっています。
バトーの名言「個体が作り上げたものもまた…」
攻殻機動隊のバトーの名言に「個体が作り上げたものもまたその個体同様に遺伝子の表現形だって言葉を思い出すな」があります。個体が作ったもの正体が遺伝子の表現の形だという意見もある中で、それを否定しているバトーの名言です。個体が作り上げたものの裏にある神秘性を感じさせる名言となっています。
笑い男の名言「ねえ瀬良野さん、彼らがそうするなら…」
攻殻機動隊の笑い男の名言に「ねえ瀬良野さん、彼らがそうするなら、僕がオリジナルの笑い男になって、薬島のインチキを白日の下にさらさなきゃ」があります。これは笑い男が薬島の悪さを皆に証明したいがために発したセリフとなります。笑い男らしい正義感があふれ出た名言となっています。
イシカワの名言「ねえ瀬良野さん、彼らがそうするなら…」
攻殻機動隊のイシカワが言った名言に「なめるんじゃねェよ。9課は荒事と情報戦を得意としているんだ!」があります。これはイシカワが9課を甘く見ている者に対して、発したセリフです。
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9課は荒っぽい事でも実行して問題を解決したり、情報網を駆使して作戦を実行することに長けたグループであるという事を主張しています。攻殻機動隊のなかで9課の重要な存在感を感じさせてくれる印象的なイシカワの名言となっています。
イシカワの名言「あわてるな。戦場じゃ勇猛さより慎重さが…
攻殻機動隊のイシカワが言った名言に「あわてるな。戦場じゃ勇猛さより慎重さが生き延びる秘訣だ。あのメスゴリラをよく見ておけ!ほんとのプロってのは、ああいうヤツのことを言うんだ」があります。幾多の戦場を経験してきたイシカワだからこそ発言できる名言です。
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戦場では勇敢さが必要に感じるものですが、それ以上に慎重になることが長く生き残るための必須事項だとイシカワは言っています。戦場で戦うプロの姿としてメスゴリラを指して、見本とするように言うイシカワ。攻殻機動隊の戦いのプロであるイシカワらしい名言となっています。
攻殻機動隊の名言・名セリフ集~英語編~
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アニメ攻殻機動隊の名言、名セリフには英語で言われたものも多数あります。ここではそんな英語で言われた攻殻機動隊の名言をえりすぐりで解説していきます。
英語の名言①「You would,being you. …」
攻殻機動隊の英語の名言で「You would,being you.」があります。これは笑い男が言ったセリフであり「守りますよ。あなたなら」という意味の名言です。笑い男は誰でも敵から守ってくれるわけではないですが、あなたなら守ってもかまわないという意思を表明した名言となっています。
英語の名言②「Who knows? …」
攻殻機動隊の英語の名言に「Who know?It is difficult to believe that unified consciousness can be maintained in the "sea" that is the net,after having lost its shell.」があります。これは草薙素子が言ったセリフで、「さぁどうかしら、殻を捨てた意思がネットの海で個を維持できるとは考えにくい」という意味です。
意思が殻を捨ててなお広大なネットの世界で個性を保ち続けるのは難しい、という素子の意見をあらわした名言となっています。
英語の名言③「Ofcourse.I have …」
攻殻機動隊の英語の名言に「Ofcourse.I have pride and full confidence in what I have created」があります。これは攻殻機動隊の名シーンで瀬良野が言ったセリフで「当然だ。自分が作ってきたものに誇りと自信をもっている」という意味です。瀬良野はこれまでたくさん作ってきたものがあります。そんな自作のものに対して、自分が作ったものには価値があるという自信を感じさせてくれる名言となっています。
英語の名言④「If one's physical …」
攻殻機動隊の英語の名言に「If one's physical body is lost,can a person's mind traverse the net,while maintaining its existence and individual identity?」があります。これは笑い男がいったセリフであり「肉体を喪失しても思考はネットを巡り、個を特定したままその存在を維持し続けられる」という意味をあらわします。
たとえ肉体が消えてしまっても。人の考えはネット上に存在し個人の特質を保ったままその人は存在することができるという意味のセリフです。ネット上では人間としての体がなくても、思考だけで充分存在することができるという、笑い男の名言となっています。
攻殻機動隊の名言・名セリフランキングTOP10~4
ここではアニメ攻殻機動隊に登場した名言をランキング形式で10位から4位まで解説していきます。攻殻機動隊を象徴するような有名なセリフと名シーンをご覧ください。
10位「世の中に不満があるなら自分を変えろ…」
攻殻機動隊の名言で第10位に来たのが「世の中に不満があるなら自分を変えろ。それが嫌なら、耳と目を閉じ口をつぐんで孤独に暮らせ…それも嫌なら…!」です。これは草薙素子が名シーンで言ったセリフとなります。またこの名言は攻殻機動隊SACを決定つける重要なセリフだといわれています。
この名言はサリンジャーさんが書いた小説「ライ麦畑でつかまえて」という作品から引用されています。この名言が登場した攻殻機動隊の制作にかかわった神山健治さんは、まるでサリンジャーのファンであるかのようです。少佐は電脳化のために、情報の渦の中にいます。
そんな少佐から発されるセリフだからこそこの名言は説得力を感じさせます。諦観と同時にもっと頑張るようにせかしているようにも感じる名言だという感想もありました。この名言は攻殻機動隊S.A.Cを象徴する重要なセリフだったのです。
9位「俺は分かる。やつの戦争は…」
攻殻機動隊で第9位の名言は「俺は分かる。やつの戦争はまだ終わっちゃいないんだ。そして、この俺もな…」です。この名言はバトーの言ったセリフです。攻殻機動隊では「サンセット計画」が登場します。サンセット計画とは敵の陣地に侵入してそこの人々と交流した上で、残酷なやり方で住民を殺して敵側の戦う意気を削る戦法でした。
電脳化や義体の体を手に入れても残酷な心はまだ残っていました。名言をいったバトーの繊細な心が印象に残るセリフとなっています。バトーは住民を殺戮するなかで、マルコの命も奪おうとします。マルコはバトーから自分を殺してくれと頼まれました。こうしてマルコを殺したバトーはここにあげた名言を言いました。マルコが殺されるという衝撃的な名シーンで言われた名言です。
8位「今のうちに心を入れ替えろ…」
攻殻機動隊の名言の第8位は「今のうちに心を入れ替えろ。お前らには金も学もある。その上五体満足なんだろ?」です。これは草薙素子が言ったセリフです。この名言が言われた名シーンでは臓器売買をしてお金を稼ぐ研修中の医学生が登場します。生の人間の臓器が売り買いされてもおかしくない程、内臓は取りかえがきくものだと考えられていました。
人間の臓器を平気で販売する医学生に対して、人として不満を感じた素子が言ったセリフがこの名言です。素子の普段見せる優しい性格が透けて見えるようなセリフとなっています。トグサでさえ、素子のこの名言を聞いて、いつもと調子の違う少佐を不思議に感じていました。
出典: https://festy.jp
素子の人間の体に対する価値観があらわれ出た名言であるとも言えます。素子は体を義体化する以前は女性でした。人間の体を持っていた素子からすれば、内臓を軽々しく売り買いする医学生が許せなかったのかもしれません。素子の他にもバトーや9課に属するキャラクターも臓器などに対して重要性を感じているようです。なぜなら内臓などの器官は替えがきかないものだからです。
7位「わざとかどうかもわからねえほど…」
攻殻機動隊の名言の第7位は「わざとかどうかもわからねえほど錆びちまったのか…」です。これはバトーがいったセリフです。この名セリフを言ったときバトーはとても気持ちが落ち込んでいました。上にあげた名言が言われたサブタイトルはAg2Oとなっており、銀を意味する化学式となっています。銀という物質は光の反射率が強いのでキラキラ輝いて見えますが、その分化学変化のために黒くなりやすい性質を持ちます。
自分自身の本当の価値が分からなかった男の残念さが伝わってくるサブタイトルとなっています。上の名言が出てきた名シーンでバトーは会いたかった相手との対面ができたことに喜んだり、素子を自分の妻と言ってみたり、はちみつ性のお酒を飲んでみたりします。名シーンではバトーの個性が全開に発揮されていたのです。バトー好きには嬉しいエピソードですが、最後は心苦しく切ない終わり方となっています。
6位「真実はワインにあり…」
攻殻機動隊の名言の第6位は「真実はワインにあり。たしかイギリスのことわざでしたな?」です。この名言は荒巻大輔のセリフです。上の名言が登場する名シーンでイギリス警察は強盗を輩出するばかりか、マフィアが銀行とやり取りしていたマネーロンダリングにも加担していました。
それだけではなくイギリス警察は荒巻たちも巻き添えにして不正に取引をした証明をすべて消そうとしました。一時はピンチになりましたが強盗を仲間にしたことで自体は一変し、イギリス警察を裏で操っていた者がつかまります。荒巻課長の大活躍のおかげで悪の黒幕を逮捕することができたのです。またこのエピソードでは荒巻と素子の意気のあった連携が活きています。
5位「でも本当に観たい映画は一人で…」
攻殻機動隊の名言で第5位になったのは「でも本当に観たい映画は一人で観にいくことにしてるから」です。これは素子が言ったセリフです。このセリフが言われた名シーンではタチコマが家出をすると同時に、映画監督への夢が描かれます。この二つの要素は、現実を受け入れるか否かというテーマでつながっていると考察できます。
ミキは自分が飼っていた犬が亡くなるという事態に直面します。一方映画監督の神無月は現実逃避へと走ります。ミキと神無月の間でタチコマは大きな変貌を遂げていきました。またこの名言が言われたエピソードでは普通泣かないキャラが涙を流すという名シーンがあります。
ミキの犬が亡くなったことを知ったタチコマや、神無月が監督した映画をみて素子が泣いたのです。普段この両者は泣かないキャラクターなので、珍しい攻殻機動隊の名シーンといえます。少佐は神無月と会話しているとき、「夢は現実のなかで戦ってこそ意味がある」という印象深いセリフを残しています。
このエピソードの名シーンで少佐は映画を観にいこうと誘われる事になります。しかし素子は上にあげた名言で断ってしまいます。断られたバトーは、心のなかでは泣きたい気持ちだったのかもしれません。
4位「この歳で親友を二度喪うのは…」
攻殻機動隊の名言の第4位は「この歳で親友を二度喪うのは…」です。これは荒巻の言ったセリフです。9課は暗殺を成功させたというウソの記憶を使って事件を防ぐことができました。しかしこの後遺症のためにユウは意識をなくして倒れてしまいます。
荒巻は辻崎と友情をしっかり温めながら7回忌にも行きました。そしてこのエピソードの最後の場面で上にあげた名言が登場します。まれにみる荒巻の弱音発言なセリフとなっています。荒巻の名言に対して素子は「戦友じゃなかったの?」というセリフを返しました。
辻崎は自分の息子に沖縄であった本当のことを教えたかったのですが、それはかなわないものとなります。仕方なく起こってしまった事件であるだけに、もの悲しい気持ちにさせるセリフの名シーンとなります。
攻殻機動隊の名言・名セリフランキングTOP3
出典: https://ciatr.jp
ここでは攻殻機動隊の名言のトップ3について見ていきます。はたして攻殻機動隊で3本の指に入る名言は何なのか?
3位「私みたいに全身を義体化した…」
攻殻機動隊の名言で第3位に輝いたのは「私みたいに全身を義体化したサイボーグなら誰でも考えるわ。もしかしたら自分はとっくに死んじゃってて、今の自分は電脳と義体で構成された模擬人格なんじゃないかって。いえそもそも初めから<私>なんてものは存在しなかったんじゃないかって」です。
これは草薙素子が言ったセリフで、「攻殻機動隊GHOST IN THE SHELL」の名シーンで登場しました。この物語のラスト付近で素子は、彼女自身の存在を根本的に革新させかねない、重要な決定を行います。そして上にあげた印象的なセリフが言われることになります。
2位「理解なんてものは…」
出典: https://wired.jp
攻殻機動隊の名言で第2位に輝いたのは「理解なんてものは概ね願望に基づくものだ」です。これは荒巻が言ったセリフです。この荒巻の名言は「理解したと思うのは理解ではなく、願望から生まれた理解にすぎない」という意味だと考察できそうです。
1位「バトー、忘れないで…」
出典: https://wired.jp
攻殻機動隊の名言で第1位に輝いたのが「バトー、忘れないで。貴方がネットにアクセスするとき、私は必ず貴方の傍にいる」です。これは少佐である草薙素子の言ったセリフです。バトーがネットに繋がっているときはいつでも一人ではなく、素子も傍にいてくれているという心強い名言となっています。
攻殻機動隊に関する感想や評価は?
実写版攻殻機動隊はですね、評判聞く前に即観に行きました。そして無事撃沈しました。
— もぎねこ (@quasicatta) February 22, 2019
帰りの電車でテキストエディタに感想だーっと書いて、読み返して、そして封印した。
こちらもビジュアルだけは1000億点だった……。いや、原作……というよりアニメ版への愛はそこそこ伝わったんだけどね……
ここではツイッターでの攻殻機動隊の評価や感想について見ていきます。まず攻殻機動隊はAKIRA、メタルギアソリッドなど、有名なその他たくさんの作品に影響を与えているという評価があります。まさにカルト的な魅力を持つSF作品が攻殻機動隊だという感想です。また攻殻機動隊のアニメを見た感想には、心や頭に振動が走るくらい、鳥肌が立つくらい面白い作品だったという感想もありました。
ちなみに私、初めて観たのは押井守の攻殻機動隊で、なんだぁこの厨二臭がプンプンする引用と反復まみれの映画は?という感想をやんわり伝えたところ、「他の攻殻はこんなんじゃない」という友人の話を聞き「そんなら他のも観てみよう」と思う程度には好みに合わなかったですよ。
— 清水m (@asalice105) April 26, 2019
攻殻機動隊の世界観が素晴らしく、私たちが生きる現実世界との接点もあるためリアリティがあって良いという評価です。また攻殻機動隊は1話ごとの内容がとても深いので、思わず涙があふれそうになるという感想もありました。ほかには攻殻機動隊は押井守監督の作品イメージが一番強いという感想がありました。
忘れない間に書いてみよう映画感想
— homareya (@homareya_) February 28, 2019
・ブレードランナー(1982年)
俗っぽい宣伝文句。サイバーパンクの元祖
攻殻機動隊はモロに、AKIRAやメタルギアソリッド他、多くの作品に影響を与えた(と言われる、思われる)カルト的人気SF映画
あらすじ。人vs人が作った人型機械
主人公は弱い。観るより見る映画
攻殻機動隊はいろいろなシリーズがある中で、押井守さんが作った作品が一番攻殻機動隊らしいと感じている人がいるようです。攻殻機動隊の数あるシリーズのなかでも、押井守さんが作ったものが最高傑作だという評価となります。攻殻機動隊に関する感想はたくさんありますが、映像の精緻さを含めた作品の世界観が多くの人に感銘を与えているようでした。
攻殻機動隊の名言・名シーンまとめ
ここまでアニメ攻殻機動隊の名シーンや名言について見てきました。素子や荒巻など魅力的キャラクターたちが発するセリフには、人の心を打つ名セリフがたくさんありました。また攻殻機動隊にでてくる名言は哲学的な深みもあって、考えさせられる内容が多かったのも特徴的でした。そんな攻殻機動隊の名言、名シーンを知って、よりこのアニメを楽しんでいきましょう!