ムーミンはカバじゃない?妖精?動物園に入れられた理由と衝撃の事実まとめ

「ムーミンはカバじゃないの?」という質問には大抵悪意はなく、純粋なものです。ムーミンは動物、または妖精トロールなのか?アニメを見ていても疑問が募るかもしれません。ムーミンは見た目がカバに似ているという理由で、何と動物園の檻に収監されたこともあるのです。この記事では、原作やアニメでムーミンがどのような存在として描かれているのかを調査し、ムーミンがカバじゃないことを証明します。

ムーミンはカバじゃない?妖精?動物園に入れられた理由と衝撃の事実まとめのイメージ

目次

  1. ムーミンはカバじゃない?
  2. ムーミンは妖精じゃない?
  3. ムーミン達が動物園に入れられた理由は?
  4. ムーミントロールのトロールとは?
  5. ムーミンの主要キャラクター紹介
  6. ムーミンに関する感想や評価
  7. ムーミンがカバじゃない理由や動物園の事実まとめ

ムーミンはカバじゃない?

ムーミンは原作小説から歴代のアニメ版、さらには可愛いグッズまで、幅広いジャンルで愛される人気キャラクターです。たくさんの人から支持を受けるムーミンですが、その存在には謎も多く、ミステリアスなキャラクターとしても注目されています。「ムーミンは何者なの?」「ムーミンってカバじゃないの?」という質問もよく見受けられます。

カバじゃないのなら他の動物?または違う生き物(妖精など)ではと思われる方も多いかもしれません。今回は、ムーミンはカバじゃない理論はもちろん、ムーミンの生き物としてのカテゴライズについても深く掘り下げて調査・検証を致しました。記事を読み終わる頃には、「ムーミン=カバじゃない」という真実が解明されると思われます。それでは、ムーミンが何者なのか、謎を解き明かします。

カバだと言われるムーミン達

自分達はカバじゃないのに「お前達はカバだ」と言われたら、ムーミン達でなくとも怒るかもしれません。「ムーミンってカバじゃないの?」と言われている原因は、ムーミンの見た目から来ていると推測できます。長い鼻(輪郭)や2つのピンと立った耳が、絶妙にカバらしさを醸し出しているのです。カバじゃないけれどカバっぽい、それがムーミンの見た目の特徴なので、誤解を招くこと必須なのかもしれません。

カバじゃないなら何者?

ムーミンが「カバじゃない理論」を裏づける確かな証拠があります。それは、ムーミンの作者トーベ・ヤンソンの言葉です。トーベは生前に、ムーミンのことを「存在するもの」と言い表しました。それは、動物(カバ)説、妖精説を超越した理論でした。トーベは、ムーミンを“生き物”として描いていたのです。

結局どういうこと?と思われるかもしれませんが、ムーミンのカテゴライズは「生き物」なのです。人間は何か考える時に、ヒトと動物の間に線を引いて物事を考えがちです。しかし、ムーミンの世界ではそのような概念は最初から存在しません。人間が上で動物が下という思考はなく、みんな等しく違う生き物なのです。

カバ発言に怒るムーミン達

ムーミン、ムーミンパパ、ムーミンママは見た目がとても似ています。ムーミンの恋人スノークのお嬢さんも、種族は違えど見た目はそっくりです。そんなムーミン達は、アニメや小説、コミックスで、度々「君達はカバじゃないのか?」と他人から言われ、その度「自分達はカバじゃない!」と激怒しています。

怒り方が顕著に出ているのは、アニメ版の方で、ムーミン達の不機嫌極まりない顔を見ることができます。「カバじゃない」と不機嫌そうに言うムーミン達の姿は、本人達には申し訳ありませんが、とても可愛らしいものです。

ムーミンをカバだと思う人は多い

ムーミンの昭和アニメ版を見ていた人達は、ムーミンの色は青色だと認識しているかもしれません。ムーミンの原作者トーベが好んだ平成アニメ版「楽しいムーミン一家」でも、ムーミンは薄い青で彩られています。

また、昭和アニメ版では、ムーミン達がグレーに塗られることもあったため、日本中で「ムーミン=カバ」のイメージが強く浸透しました。その認識は現在でも色濃く残り、「ムーミンはカバじゃないの?」とネタにされることもしばしばあります。

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ムーミンは妖精じゃない?

ムーミン=妖精のトロール?

ムーミンは妖精トロールであると言われていますが、正しくは「妖精のような存在」です。ムーミントロールは原作者トーベ・ヤンソンが生み出した生き物であるため、ムーミン=妖精だと断定できる事例はありません。人間、妖精、動物のどれにも当てはまらないムーミン達ですが、彼らは人間が抱くような複雑な感情も持ち併せており、ある意味人間よりも人間くさい生き物だと言えるでしょう。

ムーミントロールという名前

ムーミンは普段家族や仲間から何と呼ばれているかご存知ですか?アニメでは「ムーミン」、原作小説では「ムーミントロール」と呼ばれています。ムーミントロールという呼び方は、日本人にとって違和感があるかもしれません。しかし、実はムーミンの本名はムーミントロールなのです。ムーミンの後にトロールを付けたのは、北欧民話に登場する妖精(または怪物)トロールがムーミンのモデルだからです。

ムーミンの大きさは?

もちっとした柔らかそうな印象を受けるムーミンですが、大きさは一体どのくらいなのでしょうか?ムーミンは意外とかなり小さく、原作者トーベは「電話帳と同じくらいの背丈」だと語ったこともあるとか。ムーミンの背丈が分かると、他キャラのサイズも幾らか想像がつきます。人間の見た目に近いスナフキンやミイも、想像より小さな体をしているのかもしれません。

ムーミンのアニメ版の姿

日本にムーミンの存在を浸透させたのは、昭和から平成にかけて数シリーズ作られたアニメ版ムーミンだと言われています。アニメ版ムーミンも「昭和ムーミン」と「平成ムーミン」があり、それぞれムーミンの姿が異なります。平成ムーミンは原作に近いタッチ且つ日本アニメの良さも現れており、ムーミンの愛らしさが遺憾なく発揮されていました。平成ムーミンは、原作者トーベ・ヤンソンもお気に入りだったと語られています。

ムーミンの小説版の姿

原作小説版のムーミンは、見た目の変遷が分かりやすく、進化に進化を重ね、キャラクターデザインが年々変わり続けました。ムーミン小説の第1作目『小さなトロールと大きな洪水』が刊行された1945年。初期のムーミンは顔や体が細長く、1948年頃になると少し丸みが足され、1957年には現在の姿に近いムーミンが描かれました。

ムーミンを表すVarelserの意味

ムーミンの原作者トーベ・ヤンソンは、スウェーデン系フィンランド人でした。フィンランドではスウェーデン語も公用語であるため、ムーミン作品もスウェーデン語で描かれたものが少なくありません。

「ムーミンとは何者か?」という質問をされた際、トーベは「Varelser」だと答えました。「Varelser」を日本語に翻訳すると、「存在するもの」という意味になります。少し難しい概念かもしれませんが、「Varelser」は「生き物」と同じようなニュアンスであると説明されています。

ムーミンの都市伝説とは?

可愛くて見る人々に癒しを与えるムーミンですが、なんとムーミンには恐ろしい都市伝説が存在します。インターネット上で噂されるムーミン都市伝説は多岐に渡り、スケールが大きいものとなっています。

  1. ムーミン谷は核戦争後の世界
  2. スナフキンとミイは人造人間
  3. スナフキンは退役軍人
  4. 放射能の影響で生まれたミュータント
  5. 核戦争後の生き残り(未来人)

上記の恐ろしい都市伝説は、さぞ真実のように語られていますが、ムーミン公式はこの都市伝説を否定しています。スナフキンとミイを人間だと勘違いして、都市伝説にこじつけようとする人もいますが、スナフキンはムムリク族、ミイはミムラ族の「生き物(Varelser)」です。

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ムーミン達が動物園に入れられた理由は?

カバだと間違えられて動物園の檻へ

ムーミンが動物園の檻に入れられた衝撃のエピソードがあります。それは、ムーミン谷が、経験したことのない猛暑に見舞われ、森が熱帯雨林と化する不思議なエピソードです。熱帯雨林には、“ある理由”で動物園から逃げ出した動物達がうろついていました。動物を捕獲するため、動物園の職員はムーミン谷を捜索します。そして、ムーミン達を初めて見た彼らは、ムーミン達をカバだと勘違いし、檻に入れてしまったのです。

動物園騒動はスティンキーが原因?

熱帯植物とは縁のないムーミン谷ですが、猛暑がやってきた経験があることは上記しましたね。ムーミン達は、その際にカバだとあらぬ疑いをかけられるのですが、実はその原因を作ったのは、悪戯が大好きなスティンキーでした。スティンキーは、なんと動物園の檻から動物達を逃がしてしまったのです。

そのせいで、動物園の職員達は逃亡した動物達を探し回り、ムーミン達をカバだと思って捕獲してしまったのです。その後は、原作だとミイ、アニメ版ではスナフキンが動物学者を引き連れ、ムーミン達がカバじゃないことを証明しました。

コミックス版のムーミン=カバ騒動

ムーミン達が動物園の檻に閉じ込められる話は、コミックス『ムーミン、海へいく』に収録された「ジャングルになったムーミン谷」で読むことができます。原作者のトーベは、ムーミンがカバに間違えられていることを耳にし、この話を描いたと言われています。ムーミン=カバと思われていることを逆手に取るとは、トーベもやり手です。

アニメ版のムーミン=カバ騒動

「ジャングルになったムーミン谷」の話は、アニメ版でも観ることができます。アニメ『楽しいムーミン一家』の第20話「ムーミン虎たちを救う」でも、ムーミン達は同じようにカバだと言われ、動物園の職員に檻まで運ばれてしまいます。

当然ムーミン達の怒りのボルテージは最高潮で、ムーミンやムーミンパパは怒った顔を見せています。そして皮肉なことに、ムーミン達を拉致した職員達も実は動物なのです。檻に入れられる動物と入れられない動物の違いが気になるところですが、こればかりは原作者トーベの思考に委ねられています。

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ムーミントロールのトロールとは?

トロール(トロル)は伝説上の生物

ムーミンのモデルとなったトロールは、北欧の国(主にノルウェー)の伝承上で語られる妖精です。妖精とはいっても、その姿は巨人だったり、小さな怪物だったりと、妖精とはかけ離れた容貌をしています。知能はそれほど高くありませんが、変身能力や回復能力など特殊能力を使うことができます。

願いを叶えるトロール人形

小さなトロール人形にはふわふわした髪の毛が生えており、その髪色は多岐に渡ります。そんなトロール人形には願いを叶える不思議な力があると言われています。赤髪のトロールは仕事の成功、ピンク髪は恋愛成就、オレンジ髪は美人度やくじ運、金運を上げます。

ドラクエに登場するトロール

大人気ゲームの『ドラゴンクエスト』シリーズには、トロル(トロール)系のモンスターが多く存在しています。「トロルキング 」、「トロルボンバー 」、「ボストロール」、「ダークトロル」など、様々なトロル(トロール)系モンスターがいますが、皆ムーミンには似ていませんが、どこか愛嬌のある姿をしています。

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ムーミンの主要キャラクター紹介

ムーミントロール

ムーミントロール(ムーミン)は優しい性格で、柔軟な思考を持っているムーミン族の男の子です。家族や友人、自然を愛し、恋人・スノークのお嬢さんを心から愛しています。ムーミントロールは、作中で成長を見せるキャラクターとして描かれ、困難にぶつかった時も、周囲の助言や自分の考えで乗り越える力を持っています。まさに主人公と言えるキャラクターでしょう。

ムーミンパパ

ムーミンパパは、実はムーミン谷を開拓した人物で、ムーミン屋敷(ムーミン一家の住居)を建てたのもムーミンパパです。幼い頃はみなしごホーム(孤児院)で育った暗い過去がありますが、仲間達と数々の冒険を経てムーミンママと出会い、彼女と恋に落ちます。怒涛の青春を過ごしたムーミンパパですが、その後は自身の冒険や思い出を小説にするため、執筆活動を行っています。

ムーミンママ

ムーミンママの優しさ・包容力は種族を越えて発揮され、ムーミン屋敷に訪れたお客さんはいつも彼女の世話になります。どのような来訪者にも優しく対応するムーミンママは、おもてなしの心を忘れません。ムーミンママの支持者は多く、ムーミン谷に住む者達の心の拠り所となっています。息子であるムーミントロールも、母親であるムーミンママの存在を大切に思っています。

スノークのお嬢さん

ムーミントロールの恋人・スノークのお嬢さんは、昭和アニメ版では「ノンノン」、平成アニメ版では「フローレン」と呼ばれています。小悪魔性質な彼女は、恋愛の面でムーミントロールを振り回すことも多々ありますが、彼女もムーミントロールを情熱的に愛しています。スノーク族特有の綺麗な前髪を誇りに思っており、自身を煌びやかに飾ることを好みます。

スナフキン

スナフキンはムムリク族の男性です。小説版では少年とも捉えられますが、アニメ版では達観した青年として描かれる場合が多いです。事物に捉われる生活よりも、自分らしく自由に過ごせる生活を大切にしており、持ち物も最低限必要な物しか持ち歩きません。旅に出る際はリュックを背負い、持ち物が増えますが、ほとんどがサバイバルに必要なもので、無駄がありません。

リトルミイ

リトルミイは非常にさっぱりした性格をしているミムラ族の女の子です。リトルミイの歯に衣着せぬ物言いは、時に周囲を困惑させますが、ほとんどの発言が的を得ているため、読者側に「確かに、なるほど」と感じさせる力があります。強気な性格に加えて小さな容姿も可愛らしく、ムーミンキャラクターの中でもトップを争う人気があります。

スニフ

スニフはムーミントロールの幼馴染兼兄弟のような存在で、2人の間にはあまり遠慮がありません。臆病でお金にがめついスニフは、「所有こそが幸せ」という独特な価値観を持っています。そのため、自分が欲した物に対しては強い執着心を抱き、何とか手に入れようとあくせくします。スニフは貪欲の塊のようなキャラですが、どこか憎めないところがある不思議な存在です。

スティンキー

原作小説には登場しないキャラクターで、コミックス版とアニメ版でその姿を見ることができます。スティンキーを簡単に表す言葉は「ムーミン谷の厄介者(悪者)」ですが、一概にそうとは言えません。悪戯を好んで盗みを働くこともありますが、ムーミンママには危害を与えず、少しデレを見せたりと、中々憎めない面を持ち併せています。

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ムーミンに関する感想や評価

意外とカバと似ていない

よくムーミンはカバに似ていると言われますが、リアルなカバの写真を見た後にムーミンを見ると、「あれ?意外と似ていないかも」と感じるかもしれません。リアルな写真だとそうでもないのに、カバをデフォルメ化して描くと、不思議なことにムーミンと似ている事案が起こるのです。

ムーミン=カバの妖精

ムーミンはあくまで妖精のようなもので、正確には妖精ではありません。しかし、見た目のカバらしさと妖精という情報が混じると、「カバの妖精説」が勝手に広がる現象が起こります。カバの妖精とはかなりシュールですが、興味深い感想でもあります。

ムーミンはやはり可愛い

ムーミンが人気な理由の第1位はおそらく「可愛い」ということでしょう。ムーミンは原作小説、コミックス版、アニメ版のどれもストーリーが奥深く、面白いことも人気の秘密です。しかし、やはりあの愛らしい容姿に魅かれてファンになった人が多いのも事実です。可愛いムーミン達は日々の癒しをくれる存在となるでしょう。

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ムーミンがカバじゃない理由や動物園の事実まとめ

今回はムーミンがカバじゃない理由や概念、そして動物園の檻に収監されたストーリーをまとめてお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?この記事を読んで、ムーミンの本当の姿や世界観を知って頂けたら幸いです。

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