【ムーミン】スニフはわがままだけど憎めない?性格や名言などキャラクターまとめ

世界的に人気を誇る童話作品にムーミンシリーズがあります。主人公ムーミントロールをはじめ、愉快で可愛い仲間たちがムーミン谷で暮らす、不思議なストーリーが人気を集めています。そんなムーミンの物語に登場するスニフに焦点を当ててご紹介します。ムーミンに登場するスニフの性格やムーミンパパとの関係、スニフの両親の情報など詳しくまとめます。また、スニフの名言や声を務めた声優もご紹介します。

【ムーミン】スニフはわがままだけど憎めない?性格や名言などキャラクターまとめのイメージ

目次

  1. スニフは何者?
  2. スニフはわがままだけど憎めない性格?
  3. スニフの名言集
  4. スニフの声優
  5. スニフに関する感想や評価は?
  6. スニフの性格や名言まとめ

スニフは何者?

ムーミンの作品情報

ムーミンに登場するスニフの情報をご紹介する前に、ムーミンという作品についてご紹介します。ムーミンシリーズは、フィンランドの作家トーベ・ヤンソン原作の童話作品の事です。ムーミンシリーズは小説や絵本だけではなく、漫画化されアニメ放送もされており世界中で人気を集めました。ムーミンは主人公ムーミントロールの愛称でもあります。トロールとはフィンランドにおいては妖精といった意味になります。

トロールと言えば小さな人間のような容姿をしており、とがった耳と醜い姿をしているとされています。しかし、ムーミントロールはトロールと名前に入ってはいますが、まん丸で可愛い容姿をしています。ムーミントロール達は妖精なので、人間には感知されない存在として描かれています。ムーミントロールの友達には、スナフキン等人間のような姿の者もいますが、スナフキンたちも人間ではなく妖精として描かれています。

ムーミントロール達の住む場所は、ムーミン谷と呼ばれる場所です。ここでご紹介するスニフもムーミン谷の住人で、ムーミンやムーミンパパたちと一緒に暮らしています。妖精たちの住むムーミン谷には、東にそびえるおびさし山や、そこから流れる川、またライラックの茂みなどがあり、とても自然にあふれる世界観になっています。

ムーミンシリーズは、可愛い妖精たちが登場する童話作品となっています。しかし、その物語は子供向けの単なる勧善懲悪なストーリーではありません。世の中の不条理等のテーマをユーモアを交えながら描くなど、大人が読んでも楽しめるような物語になっています。この事も、ムーミンが長く愛される理由の一つです。ここでご紹介するスニフも、単なる可愛らしいキャラクターではなく、とても深いキャラクター性を持っています。

スニフの基本情報

ムーミンに登場するスニフは、カンガルーのような姿をしています。しかし、顔は鼠のようにも見え、モデルとなった動物は定かではありません。スニフの名前は英語で嗅ぐという意味の「sniff」から来ています。その為、より嗅覚に優れた生き物である、ツチブタをモチーフにしているのではないかとも考えられています。しかし、作者トーベ・ヤンソンは明言しておらず、はっきりとしたモデルの動物は不明のままです。

スニフは小説版に登場した時には、「小さな生き物」と呼ばれていました。しかし、漫画版やアニメ版を見てみるとムーミンたちよりもかなり背の高いキャラクターとして描かれており、大きさがバラバラなキャラクターです。スニフがムーミンシリーズに登場したのは、小説版の第3話となっており、主人公ムーミントロール・ムーミンママの次に登場しています。スニフはムーミンキャラクターに中でもかなりの古参という事です。

スニフの両親

ムーミンシリーズの冒頭からスニフ自身は登場していますが、スニフの両親もムーミンシリーズにはちゃんと登場しています。スニフの両親はかつてムーミンパパと一緒に冒険していた仲間だったのです。ムーミンパパと一緒に冒険していたスニフの父親は、ロッドユールという名前です。スニフの母親はソースユールという名前です。ムーミントロールとスニフは、その両親同士が過去に一緒に冒険していたのです。

スニフの性格については詳しく後述しますが、スニフの性格と言えば収集癖がある事が特徴でもあります。このスニフの収集癖は、両親から受け継いだものと言われています。スニフの両親はどちらもボタン収集家であり、コレクター体質となっています。両親と同じくスニフも何かを集めるのが大好きで、あたりに落ちているものを見つける事に長けています。物へ執着する性格も、両親から受け継いだといえます。

スニフとムーミンの出会い

ムーミンシリーズの主人公ムーミントロールと、スニフとの出会いについて説明します。スニフがムーミンシリーズに登場したのは、「小さなトロールと大きな洪水」での事です。「小さなトロールと大きな洪水」は、原作者トーベ・ヤンソンの処女作であり、ムーミンシリーズの初めの一冊という事になります。スニフは主人公ムーミトロールとムーミンママに続いて登場しており、ムーミンとは物語冒頭で出会う事となります。

実は、「小さなトロールと大きな洪水」では、スニフにはまだ名前がありませんでした。「小さな生き物」と呼ばれるだけの存在だったスニフは、第2巻から名前が登場しました。「小さなトロールと大きな洪水」にて、ムーミンとムーミンママは行方不明になっていたムーミンパパを探すために旅に出て、その道中スニフと出会っています。ムーミンと出会った時のスニフは迷子でした。

スニフとムーミンの関係性

ムーミンシリーズのキャラクターで、スニフは欠かすことのできない存在となっています。ムーミンと出会った時のスニフは迷子で、ムーミンとムーミンママに「さみしいなぁ、友達がほしいなぁと思っていたんだ」と声をかけています。この出会いがきっかけでムーミンとムーミンママと一緒に旅をする事になりました。スニフとムーミンの関係を説明すると、ムーミンの初めての友達という事になります。

ムーミンパパを探すために旅に出たムーミンとムーミンママと共に、スニフも冒険をしていきます。一緒に冒険したことをきっかけに、スニフはムーミンたちと一緒にムーミンハウスで暮らすことになりました。スニフはムーミンの初めての友達であり、一緒に暮らす家族のような存在となりました。この後スニフはムーミンシリーズに欠かせないキャラクターとして、常にムーミンと一緒にいるようになります。

スニフとムーミンパパの関係性

ムーミンシリーズの最初の物語「小さなトロールと大きな洪水」から登場しているスニフ。主人公ムーミトロールの初めての友達で、ムーミンパパよりもその登場は先でした。長く続くムーミンシリーズの物語で、スニフとムーミンパパとの関係が後に明らかになっています。スニフの両親はかつてムーミンパパと一緒に冒険しており、ムーミンパパにとってはスニフは旧友の息子だったのです。

スニフの両親、ロッドユールとソースユールはムーミンパパの冒険中まで、「ムーミンパパの思い出」という物語に登場しています。ムーミンパパが言うには、スニフは父親ロッドユールにそっくりだとの事。スニフはムーミンの友達になりましたが、それよりも昔にムーミンパパとスニフの両親は冒険仲間だったのです。

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スニフはわがままだけど憎めない性格?

スニフの性格①わがままだけど憎めない

スニフはまん丸でおおらかそうな見た目のムーミン達とは違って、鼠ともカンガルーともいえる細身の体型に描かれています。神経質そうに見えるルックスをしているスニフですが、見た目通りの性格をしています。スニフは子供っぽくわがままな性格に描かれています。友達であるムーミンと一緒に行動したがりますが、何かあるとすぐに愚痴を言ったり、問題を誰かのせいにして不平不満を言ったりします。

ネガティブな発言やわがままな振る舞いが目立つスニフですが、優しい一面も持っていて憎めないキャラクターとして慕われています。スニフは他人を助ける一面もありますが、あくまでも自分が得をする時だけです。しかし、自分のためとは言ってもきちんと人を助ける姿も見せるため、ここも憎めないポイントとなっています。また、スニフのおかげで皆が助かったというエピソードもあります。

「ムーミン谷と彗星」というお話では、地球に彗星がぶつかるという危機的状況に陥ります。しかし、物を探すのが得意なスニフが洞窟を見つけたため、皆この洞窟に避難することで難を逃れることが出来たのです。スニフのおかげで皆助かりましたが、皆が洞窟を褒めるたびに「僕が見つけたんだ!」とアピールするあたりスニフらしいといえます。

スニフの性格②臆病者

スニフはとても臆病な性格もしています。臆病で小心者なスニフは、何事にも首を突っ込みたがるくせに、すぐに怖がったり泣き言を言ったりします。好奇心旺盛な性格でもあるのですが、ムーミンと一緒に行動してすぐに愚痴を言ってしまう事もあります。船酔いをして吐いてしまったり、怖くなってめまいを起こしたりもし、そんな時にはよく誰かのせいにして愚痴をこぼしています。

スニフの性格③宝石とお金好き

スニフは両親に似て収集癖のある性格をしています。特にスニフは宝石とお金が大好きで、宝物を目にすればたちまち大喜びして目を輝かせます。金儲けも大好きで、同じくお金が大好きなキャラクタースティンキーと手を組んでビジネスに手を出している事もあります。臆病で小心者なスニフですが、疲れ果てていても宝物があると聞けばすぐに元気になるほどです。

スニフのこのお金儲けや宝石が大好きなキャラクター性は、小説よりもコミックスの方がより強く描かれています。コミックスのエピソードで、ムーミンのしっぽが黄金になった時には、スティンキーと一緒にムーミンのしっぽを売って儲けようとしたほどです。スニフはお金や宝石を手に入れることで、より幸せになると信じているのです。

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スニフの名言集

スニフの名言①「いやなことはすべてわすれる...」

ムーミンシリーズには数多くの名言が登場しています。スニフの名言も多く、時にスニフらしく時にスニフらしくない数々の名言を残しています。そんなスニフの名言をいくつかご紹介します。まず、「いやなことはすべてわすれる、だからぼくはいつもしあわせなんだ」という名言です。神経質でネガティブな発言が多いスニフとしては、意外ともいえる名言です。

童話作品であるムーミンシリーズには、含蓄のある名言が数多く登場しており、その中のいくつかは意外とスニフの言葉なのです。人生の真理とも言えるスニフのこの名言は、読む人を感心させてしまうような不思議な魅力にあふれています。

スニフの名言②「見るだけと...」

スニフの名言で「見るだけと、手で持って自分のだと思うのは、全然違うのになあ」という名言もあります。物欲の強い性格をしているスニフらしい名言となっています。スニフは宝石やお金など、価値のあるものを自分で手に入れることが幸せだと感じてます。そんなスニフの性格をよく表した面白い名言です。

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スニフの声優

スニフの声優①富田耕生

アニメムーミンシリーズで、スニフを演じている声優をご紹介ます。まず、ムーミンのアニメ旧シリーズにてスニフの声優を務めているのは富田耕生です。富田耕生は、80歳を超える大ベテラン声優で、「鉄腕アトム」や「鉄人28号」といった不朽の名作でメインキャラクターを演じるなど、輝かしいキャリアを持っている声優です。レジェント声優と呼ばれる富田耕生は、スニフの演技でも高い評価を得ていました。

スニフの声優②中尾隆聖

ムーミンのアニメシリーズ「楽しいムーミン一家」にてスニフを演じた声優は、中尾隆聖です。中尾隆聖といえば、アンパンマンシリーズのバイキンマンや、ドラゴンボールのフリーザなど、誰もその声をが聞いたことがある声優と言えるでしょう。スニフの臆病でわがままな性格を、コミカルに演じて高評価を得ています。

スニフに関する感想や評価は?

ムーミンシリーズのスニフに対する感想で、子供っぽい性格で憎めない所が好きだという感想が多いです。好奇心旺盛でわがまま、飽きっぽい等子供らしい性格をしているスニフ。人間誰にでもそんな一面はあり、だからこそ憎めないと言われています。子供っぽい性格をしているけど、優しくもあるスニフを可愛いと感じる人は多いです。

スニフに対しての感想ではやはり可愛いという声も多いです。ムーミンシリーズのキャラクターたちはみんな可愛い見た目をしているのですが、カンガルーっぽい見た目のスニフはとても人気が高いキャラクターです。ムーミンキャラクターの中でスニフが一番好きだという人も多いです。

スニフの性格や名言まとめ

世界中で高い人気を誇っているムーミンシリーズに登場するスニフについての情報をご紹介しました。スニフがムーミンシリーズに最初の頃から登場している古株キャラクターで、主人公ムーミンの初めての友達でした。また、ムーミンパパとスニフの両親は冒険仲間であり、ムーミンファミリーに関係の深いキャラクターとなっています。

スニフは臆病で小心者の性格をしており、物欲が強くお金と宝石が大好きなことでも有名です。そんな性格をしているスニフですが、皆の危機を救っていたり実は優しい一面もあったりと、中々憎めないキャラクターとして描かれています。アニメシリーズでスニフを演じている声優についてもご紹介しました。ムーミンシリーズが気になったという人は、是非チェックしてスニフの可愛い姿にも注目してみてください。

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