沼地蠟花の声優や名言を紹介！「花物語」の評判や感想は？【化物語シリーズ】

沼地蠟花が登場する花物語は西尾維新手掛ける化物語シリーズのセカンドシーズンにあたる作品であり、2013年の7月からアニメが放送されていました。まず初めにそんな沼地蠟花が登場する花物語のあらすじについてご紹介していきます。花物語の主人公である神原駿河はどんな願いも三つ叶えることが出来る猿のミイラを死別した母親から譲りうけていました。

その願いを叶えるという猿のミイラはその代償として願った者の体や魂を乗っ取ってしまう怪異「レイニー・デヴィル」といわれるものでした。神原駿河はそのミイラで二つの願いをしてしまい、魂を取られてしまいそうになるのですが、前作の主人公である阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎによって助けられます。しかし神原駿河はその後遺症で左腕に「レイニー・デヴィル」を宿すことになってしまいます。

その後悪魔を左手に宿した神原駿河は「悪魔様」に悩みを相談するとどんなことも解決してしまうといった噂を耳にします。神原駿河はこの「悪魔様」という存在に違和感を感じ、その正体を突き止めるために「悪魔様」がいるといわれている学習塾跡地に足を運びます。するとそこには神原駿河のライバルである沼地蠟花の姿がありました。この沼地蠟花こそ「悪魔様」と名乗る者の正体だったのです。

神原駿河は沼地蠟花の策略で悪魔の左腕を奪われてしまい、神原駿河は左腕を取ってくれたことを喜びます。しかし沼地蠟花はその悪魔のパーツを全て集めて自らに取り込もうと考えていました。その考えを知った神原駿河は悪魔のパーツを集める沼地蠟花と対決することになってしまいます。

沼地蠟花はかつて中学時代にバスケットボール部で活躍していた女の子であり、神原駿河とは親友でありライバルでもある関係です。沼地蠟花は優れたバスケットボールの才能を持っており、守りに関しては「泥沼ディフェンス」という異名と取っていました。さらに攻めの際は沼に足がとられているのかと錯覚するプレイスタイルで「毒の沼地」という異名を付けられ、恐れられていました。

しかし足の怪我をしてしまった沼地蠟花はバスケットボール部を引退し、自らのことを悪魔様と呼びながら「レイニー・デヴィル」のパーツを集めるたびに出ます。そして沼地蠟花は「レイニー・デヴィル」のパーツを集めるために中高生の悩みを解決します。

この沼地蠟花は恋物語にも登場しており、悪魔様の噂を聞きつけた貝木泥舟と接触しています。そして沼地蠟花は花物語において神原駿河が持っている悪魔の左腕を手に入れるために、神原駿河と対峙することになります。

アニメ花物語で沼地蠟花の声優を務めたのは日本の声優である阿澄佳奈です。阿澄佳奈は1983年の8月12日生まれで現在35歳の声優であり、声優事務所である81プロデュースに所属しています。多くのアニメ作品に出演している声優の阿澄佳奈は花物語において沼地蠟花役を演じきりました。

声優の阿澄佳奈は昔から声優という仕事に憧れを持っており、声優になる夢を叶えるためにラジオ番組などで活動していました。そして2005年に行われたゲームのオーディションで合格した阿澄佳奈は2005年の10月から放送されていたアニメ「Canvas2~虹色のスケッチ~」で夢である声優デビューを果たします。声優としてデビューした後、2007年に「ひだまりスケッチ」でアニメで初めて主役の座を獲得します。

その後現在の声優事務所である81プロデュースに所属し、2009年の3月に声優アワード新人女優賞を受賞します。2010年には同じ声優である原紗友里達と共に声優ユニット「LISP」を結成し、さらに2012年にはアニメの主題歌を歌うなど声優としても活動することになります。今現在は2014年に結婚しても声優としての活動を続けており、実力派中堅声優となっています。

声優の阿澄佳奈はアニメ恋物語の沼地蠟花以外でも様々な作品に出演しています。代表作として挙げられるのが「這いよれニャル子さん」の主人公であるニャル子や「とある魔術の禁書目録」の風斬氷華役の声優を務めています。また「プリキュアシリーズ」の一つである「プリキュアドリームスターズ！」のサクラの声優も務めており、今現在も多くのアニメに引っ張りだこの声優となっています。

そんな大人気声優である阿澄佳奈はアニメ以外でもゲームの声優を多く務めており、大人気スマホゲームである「進撃のバハムート」や「スーパーロボット大戦シリーズ」など有名ゲーム作品で声優として出演しています。他にも上述でご紹介した通り歌手としてアニメの主題歌も担当しており、今なお様々な方面で活躍しています。

「逃げの何が悪い？この世にあるほとんどの問題は、逃げることで解決するじゃないか。」という沼地蠟花の名言はまさに正論と言えるべき名言となっています。人間だれしもが抱えている悩みなどは沼地蠟花のいう通り、逃げることによって解決します。しかしまさに正論ともいえる名言ですが、それでは人間として成長することがなくなってしまいます。

なぜなら悩みや問題を自分の力で解決することをしなければ、逃げてばかりで前に進むことが出来ません。花物語の作中で沼地蠟花が言ったこの名言は続きがあり、今このときに解決しなければ人は苦労するんだという言葉があります。今このときに解決する力を身につけることを成長と呼ぶのならば、この沼地蠟花の言う名言は正論ではあるものの、ある意味間違っているのではないでしょうか。

この沼地蠟花の名言の本文は「考えればいいってわけじゃない。悩みなんてのは時間の無駄だ。考える暇があるなら動け、悩みは忘れろ。先に立たないなら後悔するな」といったものになっています。悩みを抱えて何も動かずに悩み続けるのは沼地蠟花の名言の通り、時間の無駄でしかありません。時間を無駄にしたくなければなんでもいいので行動すればいいのです。

すると人間は行動することでそちらに精神を集中するので、抱えている悩みはすぐに吹き飛びます。沼地蠟花のこの名言はまさに中高生の悩みを解決してきた沼地蠟花だからこそ導きだすことができたのではないでしょうか。

沼地蠟花は作中で「努力なんて言葉はね、不幸な連中に対する気遣いでしかないんだ。」という名言を残します。不幸な人生を歩んできた場合、努力することで幸せを得ようとします。しかし最初から幸運の人は努力することなく幸せを手に入れています。まさに努力という言葉は花物語で沼地蠟花がいう通り、不幸な人々の気遣いでしかないのではないでしょうか。

この沼地蠟花の名言の本文は「悩みの正体なんてものは基本的に未来に対する不安だ。」といったものになっており、悩みの根本的な問題となっているものを沼地蠟花は語っています。確かに人間が抱える悩みは恋愛であったり仕事であったりなど種類は様々です。しかしその悩みは全てこの先どうなるのかといったことで繋げることができ、まさに沼地蠟花の言う通り未来に対する不安なのです。

「才能がある癖に凡人と仲良くできるってすごいと思うよ。どんな風に媚びたらそんなことができるんだい？」という名言は沼地蠟花の皮肉っぷりが現れた言葉となっています。凡人は汗を流して努力し、才能を手に入れようとします。しかし元から才能のある人間には努力することなく生きることが出来ます。この両極端な存在は決して相いれる存在ではありません。

普通この二つが接触すると才能ある人は凡人を見下してしまいます。このことから沼地蠟花は才能ある人間が凡人と仲良くなるのは才能の持っている側が凡人に媚びることで出来ると考え、この皮肉溢れる名言を発言しました。

沼地蠟花と花物語の主人公である神原駿河は中学校の時の同級生であり、共にバスケットボール部のエースでした。そして作中において二人のセリフからバスケットボール部のエースとしてライバル関係にあったことが語られることになりました。その関係の中で、花物語の作中において神原駿河は「悪魔様」の噂を聞きつけて訪れた学習塾跡地でかつてのライバルであった沼地蠟花と再会することになります。

そして神原駿河が持つ「レイニー・デヴィル」が宿った左手を奪うために沼地蠟花は策を弄して神原駿河の左手を奪いとりました。最初神原駿河は歓喜するものの、その奪った理由を聞いたことで「レイニー・デヴィル」を集める沼地蠟花を阻止すると決意し、バスケで試合を挑みます。また作中では宿敵関係にあった二人ですが、アニメのOPでは百合な関係が表現された描写がされることになりました。

花鳥楼花は左足に悪魔を宿した少女であり、悪魔のパーツを集めるために全国を旅していた沼地蠟花の元に相談者として訪れます。花鳥楼花は妊娠してしまっており、母親から強く反対されていた少女です。さらに花鳥楼花と沼地蠟花は下の名前がの読み方が一緒であり、同じく左足に問題を抱えていたことから二人は特別な関係へと発展します。

花物語において花鳥楼花はセリフの中でしか登場することはありませんでしたが、沼地蠟花にとって特別な存在であったことが語られています。

貝木泥舟は恋物語で語り手を務めたキャラクターであり、怪異の専門家をしている詐欺師です。この貝木泥舟に沼地蠟花は全国を旅してる時に接触していました。しかし花物語では花鳥楼花と同じく登場することは無かったのですが、恋物語において貝木泥舟は沼地蠟花の名前を語るシーンが登場します。また貝木泥舟は恋物語で中学生に襲われてしまい、生死不明となっています。

沼地蠟花は花鳥楼花と同様に母親と仲が悪く、家庭環境は荒れていました。そして大好きであったバスケットボールも左足の故障が原因で辞めることになってしまい、沼地蠟花は3年前に自分の手首を切って自殺します。しかし自殺した沼地蠟花は自分が死んだことを自覚しておらず、幽霊となって彷徨います。そして幽霊となって悪魔のパーツを探していた時にかつてのライバルである神原駿河と出会うことになるのでした。

沼地蠟花は自分あ幽霊であることを自覚することなく、全国を旅して悪魔のパーツを集めていました。その中で沼地蠟花は神原駿河の持つ悪魔の左手を奪うために接触し、奇襲を仕掛けることで神原駿河が持っている「レイニー・デヴィル」を宿した左手を奪うことに成功します。さらに沼地蠟花は神原駿河が持っているとされる悪魔の頭部も狙っていました。

一方で神原駿河は沼地蠟花が目的とする悪魔のパーツ集めを阻止しようとします。そして二人はかつてエースを務めていたバスケットボールで決着を着けようとします。沼地蠟花はかつて「泥沼ディフェンス」・「毒の沼地」と恐れられたバスケットプレイヤーであり、神原駿河とのバスケットボールの試合でも全力を出して戦います。

しかし決着をつけるバスケットボールの試合において沼地蠟花は神原駿河のオフェンスの前に敗北を喫してしまいます。試合に敗れた沼地蠟花は神原駿河から自分が3年前に自殺し、幽霊となってしまっていた真実を告げられます。自分が幽霊であるという正体を告げられることになった沼地蠟花は自分の集めた悪魔のパーツを残して成仏し、最後を迎えるのでした。

沼地蠟花が登場する花物語の評判は非常によく、化物語シリーズの中で一番おもしろいといった感想が寄せられました。前作も多くの好評な感想を多く寄せられており、同じく花物語も好評な感想を多く集めることになりました。同時期に行っていたアニメの中で一番好きという感想もあり、上記の感想の通り2014年に放送されていたアニメで一番面白い作品となっています。

花物語を観た視聴者の感想の中にはいろんな感情が込め上げてくる作品だという感想も見受けられました。花物語は化物語シリーズの中でも人間の悩みや問題などを取り上げている作品であり、少し難しい物語となっています。なので視聴者の中には上記の感想の通り、感情を整理してもう一度見直すといった方が多くいました。

本記事では花物語に登場する沼地蠟花の声優や名言、花物語の評判・感想などをまとめてご紹介させて頂きました。沼地蠟花の名言を見るとわかる通り、花物語は悩みや問題点をテーマにした人間臭さが特徴的な作品となっています。花物語は数多くある化物語シリーズの中でも一番面白いといわれている作品であり、本記事を読んで花物語にご興味頂けましたら、是非花物語を一度ご覧ください。