2018年04月30日公開
2018年08月29日更新
亜人のIBM(黒い幽霊)の種類一覧!その正体や特性・弱点まで紹介
人気漫画「亜人」に登場する黒い幽霊がIBMです。亜人は一度死んでみないと自分が亜人だという事が分かりません。この亜人が放出する黒い幽霊がIBMなのです。IBMは亜人の世界では、とても重要な役割を担っていて、登場人物ごとにIBMの種類や特性、弱点にも違いがあります。より亜人を楽しむためには知っておきたい部分。今回は各IBMという黒い幽霊について焦点を当てて紹介していきます。
目次
亜人とは?IBMとは?
亜人の正体
亜人は普通の人間世界で生活していますが、「死なない」「IBM(黒い幽霊)を出現させることが可能」な特殊能力を持った人を指しています。その見分け方は、一旦死んでみないと分からないという独特な世界。事故等で死に生き返って、初めて本人も自分が黒い幽霊を出現させられる亜人だったことに気が付くのです。
また生き返った際には、負った傷が治癒している自己再生能力があるのも亜人の特徴の一つです。原作の中では亜人は危険な人物とされ、一般人からは疎まれ亜人狩りに遭います。そして亜人研究所に連行されれば、生体実験なども行われてしまいます。このように未知の生物として恐れられているのです。
IBMの正体
この亜人が出現させるのがIBM。IBMとは「Invisible Black Matter」の略で、原作の中ではIBMの正体を「黒い幽霊」や「黒い粒子の集合体」と言っています。また主体の亜人によって形状から能力や性格、特徴など種類によって違いがあり、個性的な部分もあります。IBMは亜人の世界観を作り出している重要な役割を持っているのです。
IBMは亜人だけが出現させることが可能ですし、通常はIBMの正体を見れるのは同類の亜人のみ。しかし凄まじい殺意が向かってきた時には一般人にもその正体を見る事が可能です。その証拠に原作の中で、亜人・佐藤とSATが戦ったシーンでSAT隊員にも見えている姿が描かれています。
IBMの特徴
亜人研究者のオグラ博士いわく、IBMの出現・破壊は同時進行な為に、一日に1~2体ほどしか出現させられません。出現可能な時間も平均5分程度で最大10分程度と短いのです。しかし主人公「亜人・永井圭」のようにIBMの濃度が濃かったりすると、10体近くのIBMを30分間まで出現させられます。同じく亜人・佐藤のIBMのように訓練次第では、1時間以上もIBMを出現させられます。このことからIBMは訓練する事で操作が可能になる事がわかります。
ただし通常は複数のIBMを出現させると、どちらか一方のIBMが薄くなり本来のIBMの能力を出せない為、IBM単体での方が攻撃などにも適しているのです。また亜人の中には、IBMを出すことが出来ない人もいて、何かをきっかけにIBMが出現可能になる事もあり、まだまだ謎のベールに包まれている部分もあります。
IBMの弱点
どの種類のIBMも頭部を破壊されると戦う事が出来なくなってしまいます。またIBMは亜人から放出された黒い微粒子の集合体。本体と電子信号のようなもので意思伝達などを行っていると思われるため、本体に麻酔銃を撃たれたり、水がかかるような雨の日などにはIBMとのリンクが切れてIBMが急停止する様子が原作で描かれています。
その他にも、コンクリート詰めや無酸素状態に亜人本体が置かれるとIBMも活動が出来なくなり、永遠に生き死にを繰り返す状態になります。こうする事でIBMを無力化でき打撃を与える事が出来ます。この方法を原作内では亜人・永井圭が「IBMの無力化が一番有効な手段だと」言っています。
IBMの正体が分かったところで、登場人物の亜人が個々に出すIBMを種類別に見ていきましょう!IBMの種類が一覧になっていますので、特性や弱点が分かり亜人がより楽しめますよ。
IBM一覧①人に近いプレーン形状
黒い幽霊の形が人の形に近いプレーン形状のIBM。どのIBMも初期は、このプレーン型です。何かをきっかけに亜人各々の性質や生活環境、思いなどによりIBMの姿がさまざまな種類・形へと変形をしていったようです。
亜人:永井圭のIBM
主人公の亜人・永井圭のIBMもプレーン型で、亜人・永井圭の命令を聞かず暴走を繰り返します。毎回、人間を殺そうとするような行動を取る凶暴な一面も。また過去に亜人・永井圭の言った言葉を何度も発します。亜人・永井圭は訓練を行っていますが、暴走は止まらず従順なIBMには程遠いようです。
訓練によりIBMも変化していきますが、オグラ博士いわく、亜人本人の性質がIBMにも影響するという特徴から、亜人・永井圭自身が変わって行かないと、いくら訓練してもIBMと連携出来ず操作は上手くいかないのです。主人公の成長と同時に変化していくIBMにも注目ですね。
亜人:田中のIBM
形状は亜人・永井圭と同じプレーン型。ただし鋭く長い爪と歯があるのが特徴です。従順で亜人・田中の命令も良く聞くため、遠隔操作に適しているIBMです。亜人・田中自身が銃の扱いも上手い事から、武器に対しての適応能力も長けています。
IBM一覧②頭部がないIBM
亜人:奥山のIBM
ITに強い亜人・奥山のIBMは、頭部が切れた長い首・指が特徴です。亜人・奥山自身がとても器用で何でもこなしてしまう為、IBMに何かを命令することがありませんでした。扱い慣れていないせいか亜人・奥山はIBMの操作が苦手なようです。亜人・奥山がIBMに対して何も教えてこなかったため亜人・奥山のIBMはしゃべる行為もたどたどしく難しい様子です。
亜人:高橋のIBM
亜人・高橋のIBMも頭部がありません。しかし首元に口のような切れ目のものがあります。さらに手が大きいので、この特徴を活かした格闘系が得意です。亜人・高橋とIBMの相性は抜群で意思伝達もスムーズにこなしています。亜人・高橋のクレイジーさも受け継いでいます。
IBM一覧③頭部が三角柱型
亜人:下村泉のIBM
亜人管理委員会の戸崎の護衛であり部下の亜人・下村泉のIBMは、頭部が三角柱状に伸びていて、横から見ると顔が三角形になっています。原作の過去描写から亜人・下村泉が自分は亜人と認識する前は亜人・永井圭同様プレーン型IBMでした。亜人・下村泉のIBMのようにIBMは変形する事もあるようです。
亜人・下村泉は、このIBMを「クロちゃん」と呼んでいます。亜人・下村泉同様、接近戦の格闘が得意ですが、階段で足を踏み外したり少しドジな一面も受け継いでいます。性格も「だるいわ」と言ったりして、めんどくさがり屋な部分も…。オグラ博士の言う「亜人本人の性質に黒い幽霊IBMは起因する」発言を立証しているようにも見えます。
IBM一覧④頭部がハンチング帽型IBM
亜人:佐藤のIBM
元軍人で重要人物の亜人・佐藤のIBM。亜人・佐藤が愛用しているハンチング帽と頭部が同じ形なのが特徴です。噛みつくなどの格闘の他、ナイフや銃も扱えます。なんでもできる上、とにかく強くSATですら敵いません。さらに亜人・佐藤が訓練したり放任させたことにより自走する事も可能。自ら考え行動が出来る珍しいIBMです。
亜人・佐藤のIBMは、SAT戦においては亜人・佐藤の上に横になり、自ら攻撃を受けて亜人・佐藤を防御したり、自衛隊駐屯地では遠隔操作で自ら亜人・佐藤に成りすましたりと原作の中では亜人・佐藤との連携で大活躍しています。
IBM一覧⑤羽が生えている
亜人:琴吹武のIBM
少年院で亜人・永井圭の友人の海斗と同室になり登場したのが亜人・琴吹武。亜人・永井圭を助けに行きたい時には、一度だけ自身のIBMを使い海斗に少年院の塀を飛び越えさせてあげると約束していました。
亜人・佐藤が厚生労働省前に亜人を集結させた際にも登場しています。羽が生えている事や会話から分かるように亜人・琴吹武のIBMの特徴は空が飛べ空中戦が可能です。今後、どのような役割や登場をするのでしょうか?
IBM一覧⑥頭部が突起している
亜人:秋山のIBM
亜人・佐藤が厚生労働省前に亜人のみ分かるように呼びかけた際に集まった亜人の一人。消防士で妻子がいる亜人・秋山のIBMは頭に突起があります。登場したのは今のところこのシーンだけで特徴が書かれた描写も少なく、ファイティングポーズをしている事から体力があり、格闘タイプのIBMのようです。
IBMの種類を覚えて亜人をより楽しもう!
無敵に思える亜人やIBMにも、弱点や各々の特徴がある事が分かりました。登場人物は、それぞれに得意な分野があり、役割も個々に果たしています。亜人という得体のしれない未知の生物を題材としていますが、その中には各自の物語があり個性的です。
生まれた環境や考え、性格から人間模様も描写されているため奥が深く、時に考えさせられる内容の漫画です。亜人を理解し楽しむためには、個性的な登場人物「亜人」と亜人と共に戦う「IBM」の特徴や弱点を知る事が重要ですよ。さまざまな視点から亜人を楽しみましょう!