【ジョジョ】山岸由花子は怖いけどかわいい？ヤンデレの名言とスタンドも紹介

山岸由花子は、ジョジョ4部の主人公・東方仗助の同級生です。仗助の友人・広瀬康一に一目ぼれをしあの手この手で追いかけます。山岸由花子はウェーブのかかったロングヘアーが特徴で、容姿端麗、成績優秀、料理や裁縫を得意としています。しかしその愛は酷く重く、今でいう「ヤンデレ」と言われるほどでした。

「ジョジョの奇妙な冒険」の物語は19世紀後半のイギリス、主人公である英国貴族のジョナサン・ジョースターと、下層階級出身だが養子で義兄弟となるカリスマ性のあるディオ・ブランドーとの戦いから始まります。2部ではジョナサンの孫、ジョセフ・ジョースターと「柱の男」と呼ばれる男たちとの戦いです。2部までは「波紋（はもん）」という特殊能力や格闘での争いを描かれていましたが、3部からは「スタンド」という精神エネルギーを具現化した能力を使って争う様子が描かれます。

3部の主人公は2部の主人公：ジョセフの孫の空条承太郎です。そして4部の主人公は2部の主人公：ジョセフの息子にあたる東方仗助です。ジョセフが日本に来日した際に日本人女性との間に出来た子が仗助で、4部の時点で承太郎は28歳、仗助は高校生ですが、仗助が承太郎の叔父にあたる関係となっています。承太郎に出会うまで、仗助は自分の父親のことを何も知らずにいました。

承太郎は年老いたジョセフの遺産分配について調べていたところ、仗助に辿り着き日本までやってきたのですが、仗助たちの暮らす杜王町（もりおうちょう）に邪悪なスタンド使いが潜んでいることを知り、仗助たちと共に戦います。

「ジョジョの奇妙な冒険」は、2019年2月現在8部までの構成となっており、山岸由花子が登場するのは「ジョジョの奇妙な冒険」第4部です。ジョジョ4部は日本を舞台にしているために読みやすく、ストーリーもわかりやすいことからシリーズの中でも非常に人気が高くなっています。

ここからは山岸由花子の可愛い魅力を紹介していきます。1つ目は「元祖ヤンデレ系ヒロイン」ということです。ジョジョ4部が週刊少年ジャンプで連載されていたのは1992年から1995年まで、単行本ですと29巻から47巻にあたります。

山岸由花子は同級生の広瀬康一に一目ぼれをしアプローチをして行くのですが、その行動は重く、自分本位の愛情からきているため「ヤンデレ」と恐れられています。ジョジョ4部の連載当時に「ヤンデレ」という言葉や概念は無かったことから、山岸由花子は「元祖ヤンデレのヒロイン」と言われています。

かわいい魅力2つ目の紹介です。「ヤンデレ」と言われ恐れられてしまう山岸由花子ですが、料理や裁縫が得意という一面を披露してくれます。山岸由花子は康一のことが好き過ぎるあまり、告白した翌日には画像のように朝とれたばかりのエビやヒラメを使った豪華なお重のお弁当を作ってきます。またお弁当の他に、一晩で編み上げたマフラーもプレゼントしています。行き過ぎた愛情を持つ山岸由花子ですが、料理や裁縫の腕は一流と言われています。

かわいい魅力3つ目は、「山岸由花子はシンデレラに憧れる」という回の話です。康一を監禁するものの、仗助たちが康一を助けに来たことで失敗に終わります。一方的すぎて重い愛は康一には受け止められず、山岸由花子は失恋してしまいますが、この回でエステ「シンデレラ」を経営するスタンド使いの辻彩に出会い、再び康一にアプローチを始めます。

彩は康一を振り向かせたいという山岸由花子の願いを聞き、スタンドを使い「愛と出遭うためのメイク」を施します。その効果か、康一も徐々に山岸由花子に心を開き、2人の間は急接近することとなります。

ただ、これには条件があり、それを守らなかったために山岸由花子の顔が崩れてしまいます。逆恨みしてきた山岸由花子に彩は、「無数の顔の中から自分の顔を見つけ出せたら治してあげる」と告げますが、その中に正解はありません。しかし、この時点で山岸由花子に思いを寄せるようになった康一の優しさを目の当たりにして心を打たれた彩は、山岸由花子の顔を元に戻し、2人は無事にお付き合いを始めることになりました。

そんなかわいい魅力溢れる山岸由花子のスタンドは「ラブ・デラックス」です。「ラブ・デラックス」とは、髪の毛を自在に伸ばして動かすスタンドで、山岸由花子のロングヘアーを見事に使い相手を攻撃します。

「ラブ・デラックス」は、自分の髪の毛を使い相手を縛りつけたり締め上げたりと言った単純な攻撃はもちろん、相手の頭皮に「ラブ・デラックス」の一部を植え込むこともできます。それにより、相手の頭皮から強引に引き回して歩行を阻害したり、その応用で行動範囲に制限を加えることもできるため「ラブ・デラックス」は使い方次第で幅広く応用が利くスタンド能力となります。

ここからは山岸由花子のヤンデレ名言を紹介していきます。1つ目のヤンデレ名言は「一日中康一くんのことばかり考えているわ」です。ある日、康一は山岸由花子に呼び出され告白されます。その時に出たセリフが「一日中康一くんのことばかり考えているわ」です。物語を読み進めていくと、これは誇張ではなくその言葉通り康一のことを一日中考えているというのがわかり、山岸由花子の愛の重さが伺えます。

2つ目のヤンデレ名言は「愛してるの!?愛していないの!?」です。ヤンデレ名言①の「一日中康一くんのことばかり考えているわ」の後に康一の魅力を語り出し、「あたしのこと嫌いですか？好きですか？やっぱり嫌いなんですね！」と攻め立てます。

それまで「こんな美人に告白されるなんて」とまんざらでもない様子の康一でしたが、この山岸由花子の豹変ぶりにドン引きしていたところ、その態度にしびれを切らした山岸由花子から出た名言がこの「愛してるの!?愛していないの!?」となります。

3つ目のヤンデレ名言は「泥棒猫のにおいがプンプンにおって」です。掃除当番のため、掃除をしていた康一を学級委員の女子生徒が手伝った様子を山岸由花子は見ており、それは女子生徒が康一のことを好きだからやったことだと斜め上の勘違いをし、出た言葉です。

「康一くんにちょっかい出すのはやめてくれませんか？」と女子生徒に詰め寄り、このヤンデレ名言「あたしにはわかるのよ…！だってあなたから泥棒猫のにおいがプンプンにおってきますもの」へと続きます。「ただじゃあおきない」と怒りを露わにし、この女子生徒の髪をスタンド「ラブ・デラックス」を使い燃やしてしまいます。

4つ目のヤンデレ名言は「あたしのためにりっぱな男の人に」です。これまでの経緯で山岸由花子のことをすっかり恐れた康一は、どうにかしてほしいと仗助、億泰に助けを求めます。そして2人が考え付いたのが、康一のあらぬ噂を立てるということです。山岸由花子の前で康一の悪い噂を流すことに成功したのですが、これが逆効果となり却って山岸由花子に火をつけてしまいました。

そしてスタンド「ラブ・デラックス」を使い、家から康一を連れ出し人気のない別荘へ監禁してしまうのです。その時に出たセリフが、この「あたしが教育してりっぱな男の人にしてあげるわ」です。

5つ目のヤンデレ名言は「あたしの人生で今までで一番幸せ」です。康一の監禁事件は解決し、山岸由花子は失恋、康一とは距離を置いていました。そんなある日、エステ「シンデレラ」へと引き寄せられスタンド使いでエステティシャンの辻彩の手で「愛と出逢うメイク」を施されます。

その効果はすぐに出て、店を出たら康一と偶然会うことが出来ました。「凄く浮かない顔をしていたから気になって…」と康一に心配された山岸由花子は喜び、2人はあの事件以来久しぶりに会話をします。

監禁事件で酷い目に合わせた康一が、今でも心配してくれることに感激した山岸由花子から出たセリフが「あたしの人生で今までで一番幸せ」です。この回のストーリーで康一は山岸由花子の魅力に気付き、2人は晴れてお付き合いを始めることになります。

「ジョジョの奇妙な冒険」第4部は2017年に実写映画化しています。実写映画の山岸由花子を演じたのは、モデル・女優の小松菜奈さんです。小松菜奈さんは1996年2月16日生まれ、山梨県出身です。モデルのemmaさんや清野菜名さんと仲がいいことが知られており、憧れの女優に蒼井優さんの名前を挙げています。

小松菜奈さんは「ニコ☆プチ」で2008年にデビューし、モデルとして様々な分野で活躍し始めます。そして2014年公開の映画「渇き」で女優としてデビューし、「近キョリ恋愛」の枢木ゆに、「バクマン。」の亜豆美保、「黒崎くんの言いなりになんてならない」の赤羽由宇、「坂道のアポロン」の迎律子などヒロインを主に演じていましたが、「溺れるナイフ」の望月夏芽役で初主演を飾っています。

「ジョジョの奇妙な冒険」第4部は2016年にアニメ化されており、山岸由花子の声を担当したのが能登麻美子さんです。能登麻美子さんは1980年2月6日生まれ、石川県出身です。柔らかく滑らかで透明感のある、「癒し声」と呼ばれる声が特徴的で、「です。ます。」調の話し方の大人しい女の子の役や幼女の役、天真爛漫な少女の役、少年役の他に、悪役まで幅広く演じることの出来る声優です。

能登麻美子さんは「ケロロ軍曹」のアンゴル=モア、「マリア様がみてる」の藤堂志摩子、「いちご100％」の東城綾、「地獄少女」の閻魔あい、「君に届け」の黒沼爽子、「銀魂」のパンデモニウム、「FAIRY TAIL」のメイビス・ヴァーミリオンを演じる他、「はたらく細胞」や「うっかりペネロペ」のナレーションを担当しています。

実写映画で山岸由花子を演じた小松菜奈さんの演技が完ぺきだったため、山岸由花子のスタンド「ラブ・デラックス」の戦いをぜひ見たいという感想です。小松菜奈さんの演技力なら迫力のある「ラブ・デラックス」が見れるだろうと言われています。

山岸由花子が可愛いという意見も多数ありました。愛が重すぎる一方で、康一を純粋に好きだと言う気持ちを素直に可愛いと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか？ただ、その愛は重く激しいため、ただ「可愛い」という感想だけは中々無く、どの「可愛い」にも必ず「重い」、「怖い」というワードが付いていました。

山岸由花子が初登場した際には康一と戦闘し、一見仗助たち主人公チームと敵対するキャラクターなのかと思われましたが、岸部露伴がメインの回では仗助や億泰と一緒に学校帰りにカフェでお茶をしているシーンが描かれていました。ジョジョにはこういった細かい演出をよく見ているファンが多く、康一を監禁した事件の後なのに放課後一緒に過ごしているシーンが好きという感想がありました。

ここまで、ジョジョ4部に登場する山岸由花子のかわいい魅力やスタンド「ラブ・デラックス」の能力、元祖ヤンデレと言われる山岸由花子の「ヤンデレ名言」などをまとめてきましたが、いかがでしょうか？山岸由花子の愛は重く激しいと有名ですが、ただ康一のことが好きなだけという乙女心も隠れています。そしてかわいいだけではなく、強烈なスタンドを使いこなすスタンド使いでもあります。

初登場時には康一を監禁し、「自分がいい男にしてあげる」という自分本位の愛をぶつけていた山岸由花子でしたが、エステティシャンの辻彩と出会い、康一との距離を縮め、最終的に山岸由花子と康一は両想いとなりお付き合いを始めることになります。そんな山岸由花子の登場するジョジョ4部は漫画はもちろんアニメ、実写映画と様々な媒体で確認することが出来ますので、ぜひご覧になってみてください！