2019年01月31日公開
2019年01月31日更新
【ジョジョ】川尻浩作(吉良吉影)の髪型・名言集!仕事や家族構成も紹介
川尻浩作は大人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第4部に登場するキャラクターです。川尻浩作といえば、川尻浩作になりすました吉良吉影のことを指す場合がほとんどですが、この記事では、吉良吉影に殺害されてしまった、本来の川尻浩作という人物についても考察していきます。川尻浩作の髪型が変わった理由や、ジョジョならではの名言、アニメ版の声優についても詳しくご紹介していきます。
川尻浩作(吉良吉影)は何者?
川尻浩作とは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するキャラクターです。第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場する川尻浩作は、普通のサラリーマンでスタンドも使えない一般人です。しかし、吉良吉影に殺害され、顔を入れ替えられてしまいます。その後、吉良吉影は川尻浩作に成りすまして逃亡します。この記事では、吉良吉影によって理不尽に殺害されてしまった川尻浩作、また吉良吉影が成りすました川尻浩作についてご紹介していきます。
川尻浩作(吉良吉影)の性格
原作ではあまり詳しく語られていませんが、川尻浩作はごく一般的なサラリーマンだったようです。妻である「川尻しのぶ」との夫婦仲は冷え切っており、しのぶからは「心が通じていない」と思われていました。川尻浩作は真面目な性格だけが取り柄という男だったようで、安い給料でも仕事はしっかりこなしていたようです。決して悪い男ではなかったようですが、逆にいえば「つまらない男」という印象を持たれてしまうタイプの人間でした。
川尻浩作は吉良吉影に成りすまされた
吉良吉影は杜王町で密かに殺人を繰り返す殺人鬼で、殺害した女性の手首を切断して持ち歩くという異常な性的嗜好を持つ人物です。多くの殺人を犯していながら、自らは平穏な生活を強く望み、ひっそりと杜王町に溶け込んでいました。スタンドの能力によって痕跡を跡形もなく消し飛ばしていたため、事件自体が発覚することはなく、警察に捕まることはありませんでした。
しかし、吉良吉影は主人公「東方仗助」たちに追い詰められます。そこで追手から逃れるために、吉良吉影はエステティシャンの「辻彩」を脅し、スタンドの能力で川尻浩作の顔と自分の顔を入れ替えさせます。その後、吉良吉影は二人を殺害し、自らが川尻浩作として生活を始めます。
川尻浩作となった吉良吉影に対し、川尻浩作の妻は、以前とはどこか違う夫に惹かれていきます。一方、息子の「川尻早人」は、以前と違う雰囲気を持つ川尻浩作を怪しく思うようになります。
川尻浩作(吉良吉影)のスタンド
川尻浩作はスタンドを使えませんでしたが、川尻浩作に成りすました吉良吉影はスタンドを使えました。顔や指紋が変わっても、吉良吉影のスタンドは引き継がれます。川尻浩作(吉良吉影)のスタンドは「キラークイーン」という名前で、触れたものを爆弾にする能力を持っています。
キラークイーンには3つの能力があります。触れたものを爆弾に変える「第一の爆弾」は、爆弾自身を爆発させる以外にも、爆弾に変えたものに触れた者を爆発させたりと、使い分けが出来る能力です。一度何かを爆弾にした後は、その爆弾が爆発するまでは新たな爆弾を作ることが出来ない、といった欠点があります。
第二の爆弾である「シアーハートアタック」は、熱に反応して標的を自動追尾する爆弾で、戦車のような見た目をしています。遠隔自動操縦型で、吉良吉影本人が近くにいなくても関係なく動くことがメリットです。この能力を使用している間、吉良吉影自身が疲労するということもなく、かなり強力な能力です。
第三の爆弾「バイツァ・ダスト」は、川尻浩作になりすました吉良吉影が、絶望的な状況に追い込まれたことよって発現した新たな能力です。この能力はスタンドの使えない人間に対して発動し、小型化したキラークイーンがその人間に憑依します。誰かが憑依された人間から吉良吉影の情報を得ようとするか、小型化したキラークイーンを目撃することで爆弾が発動し、吉良吉影の正体を知った者を全て爆破するというものです。
「バイツァ・ダスト」は少し複雑な能力で、正体を知った者全てを爆破すると同時に、時が一時間ほど戻るという現象が起きます。しかし時が戻る前に起きた出来事は「運命」として残るため、時が戻る直前に殺害された者は約一時間後に死亡することになります。結果的に吉良吉影の情報を得ようとする者が一人でに死亡することになり、自らの平穏を強く望む吉良吉影にとって理想的な結果をつくることが出来ます。
川尻浩作(吉良吉影)の髪型
川尻浩作は黒髪の短髪という髪型でしたが、第三の爆弾「バイツァ・ダスト」の発現を境に髪型が変わります。川尻浩作に成りすました吉良吉影は、なぜ髪型を変えたのでしょうか。ここからは、川尻浩作(吉良吉影)の髪型について、考察、ご紹介していきます。
川尻浩作の髪型:バイツァ・ダスト発現前
川尻浩作の髪型は少し跳ねた黒髪短髪でした。何となく髪質の硬そうな髪の毛に見えます。川尻浩作に成りすました吉良吉影は、バイツァ・ダストを発現するまではこの髪型でした。川尻浩作を殺害した吉良吉影は、川尻浩作の姿だけでなく、その日常にも溶け込むことで、追ってくる東方仗助たちから逃れようとしました。
川尻浩作の髪型:バイツァ・ダスト発現後
川尻浩作となった吉良吉影が、「矢」によって射抜かれ絶望的な状況になった際、新たな能力「バイツァ・ダスト」を発現しました。その後、川尻浩作の髪型はオールバックになり、髪の色も黒と白の混ざった印象的なスタイルに変わります。
何故、川尻浩作(吉良吉影)は髪型を変えたのでしょうか。川尻浩作になった吉良吉影は、吉良吉影の顔であったときの髪型を再現しようとしたのかもしれません。あるいは、「バイツァ・ダスト」を発現させ、絶対的な自信を手にいれたことの象徴として、髪型を変えたという説もありそうです。
川尻浩作(吉良吉影)の名言集
キャラクターの言葉に独特の言い回しが多く、心に響く台詞が多いというのも「ジョジョの奇妙な冒険」が人気の理由です。これらは読者の間では名言として語られ、中には原作を知らない人でも聞いたことがある、という名言もあるのではないでしょうか。シリーズ第4部にあたる「ダイヤモンドは砕けない」でも、多くの名言が登場しています。ここからは、川尻浩作(吉良吉影)の名言についてご紹介していきます。
川尻浩作の名言:爪をのびるのを止める事ができないように
川尻浩作は、民家に不法侵入し殺人を犯した後、「誰も爪をのびるのを止める事ができないように…持って生まれた性というものは、誰もおさえる事ができない」と語っています。持って生まれた殺人衝動は止めることは出来ないのだと、自分を正当化したいという葛藤が窺えます。吉良吉影の心のうちが垣間見えるような名言です。
川尻浩作の名言:趣味
川尻浩作は自分の行動について、「君を選んだのも趣味だし、持って生まれた趣味なんで前向きに行動してるだけなんだよ…」と言い放ちます。川尻浩作にとって犯行を犯すことは趣味に過ぎないようで、正気の沙汰とは思えない思考を持っています。川尻浩作の言葉はそのものが名言というよりも、極端に危険な思想を思わせる発言が印象的で、名言のように感じられるものが多いのかもしれません。
川尻浩作の名言:激しい喜びはいらない
川尻浩作は「激しい喜びはいらない…そのかわり深い絶望もない…植物の心のような人生を…」と語っています。吉良吉影は静かに暮らしたいという願望を持っていますが、自身の欲求は満たしたいという利己的な考えを持つ人物です。人知れず殺人を行いながらも、警察に捕まることなく、のうのうと社会に溶け込んで暮らしたいという、吉良吉影の異常な思考から生まれた名言です。
川尻浩作の仕事や家族構成を調査
出典: https://frequ.jp
ジョジョ第4部に登場する川尻浩作ですが、吉良吉影によって殺害されてからは、顔を入れ替えた吉良吉影が川尻浩作として登場し、川尻浩作といえば吉良吉影を指すことが多いです。しかし、殺害される前の川尻浩作は、吉良吉影とは全く異なる人物でした。ここからは、原作でもあまり語られることのなかった、吉良吉影に殺害された川尻浩作について考察していきます。
川尻浩作の仕事
川尻浩作の仕事は、おそらく普通の会社員であったと思われます。川尻浩作の仕事について詳しいことは明かされていませんが、川尻浩作となった吉良吉影が電車で通勤するような描写があり、川尻浩作が勤めていた会社に出勤していたと見られます。川尻浩作の妻によると、仕事の給料は安かったようで、あまり良い会社ではなかったのかもしれません。
川尻浩作となった吉良吉影が、会社に遅刻する旨を電話で伝える場面では、電話越しにペコペコと頭を下げながら会話する、営業職を思わせるような描写があります。会社の規模などは不明ですが、吉良吉影とは違い、川尻浩作は出世しようと真面目に仕事をこなしていたようです。
川尻浩作の家族構成
川尻浩作には妻である「川尻しのぶ」と、息子の「川尻早人」という家族がいます。妻との夫婦関係は完全に冷え切っていたようで、川尻浩作も「めし」「フロ」「ネル」の単語でしか会話をしないほどでした。妻は自分の夫である川尻浩作のことを「つまらない男」として見ていました。
息子の川尻早人も、家族と会話をするということが少なく、自分の部屋でゲームをすることがほとんどだったようです。川尻早人は両親のことを盗聴、監視していたようで、親からの愛情が欠落していることで、性格が歪んでしまっているようにも見えます。
川尻浩作の学生時代
妻のしのぶが言うには、川尻浩作は学生時代にかなりモテたそうです。ランクが上の大学に行き、身長も高かったことから、周囲の女性からは人気でした。しのぶは川尻浩作を好きになって付き合ったのではなく、川尻浩作と付き合ったのは優越感を得るためだったと言っています。
川尻浩作の性格としては、真面目で寡黙といったところでしょうか。妻であるしのぶも、好きで付き合ったわけではなかったとはいえ、仕事を真面目にこなし、大酒食らいというわけでもない川尻浩作に対して、全く不満があるということではなかったようです。川尻浩作は決して悪い人物ではなかったようですが、良くも悪くも普通の男だったようです。
川尻浩作の年齢
川尻浩作の年齢は明かされていません。しのぶは学生時代に妊娠していたようなので、早人が生まれたのはしのぶが20歳くらいの頃と思われます。早人は11歳の小学5年生ということなので、妻しのぶの年齢は30歳くらいでしょうか。川尻浩作もしのぶと同い年くらいということであれば、おおよそ30歳くらいということになりそうです。
吉良吉影が成りすましに川尻浩作を選んだ理由は、背格好など自分の特徴と似ていたからです。吉良吉影が33歳ということを考えると、川尻浩作も33歳前後だったと考えられるのではないでしょうか。
川尻浩作(吉良吉影)の声優
出典: https://frequ.jp
「ジョジョの奇妙な冒険」はシリーズ毎にアニメ化が決定し、川尻浩作が登場する第4部も既にアニメ化されています。奇怪な表現が多く、「こういう漫画はちょっと苦手…」という人も珍しくなく、またファンの間では、ジョジョの持つ独特の世界観や表現をアニメ化するのは難しいという声も多くありました。
しかしながら、意外にもジョジョのアニメは好評で、アニメからジョジョを見始めた人や、アニメを高く評価している人は多いようです。アニメならではの「動き」や、「声」という要素が新鮮でより楽しめるのかもしれません。ここからは、アニメ版「ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない」で、川尻浩作の声を担当した声優についてご紹介していきます。
川尻浩作の声優①森川智之
アニメ版ジョジョ第4部で川尻浩作の声を演じたのは、声優の森川智之さんです。森川智之さんは、1967年1月26日生まれ、所属事務所はアクセルワンで、多くのアニメでキャラクターの声を演じています。代表作としては、「スラムダンク」の水戸洋平や、「ワンピース」のエネルなどの声優としても知られています。
森川智之さんはアニメの他に、ゲームでも重要なキャラクターの声を演じることが多い声優です。代表的なものでは、「デビルメイクライ」のダンテや、「ファイナルファンタジー」のセフィロス、「バイオハザード」のレオンなど、どれも有名なキャラクターばかりです。また、「ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル」や「ジョジョの奇妙な冒険アイズオブヘブン」では、ディアボロの声を演じています。
川尻浩作の声優②小山力也
「ジョジョの奇妙な冒険」はゲーム化もされており、ゲームではアニメ版と声優が少し異なります。ゲームで川尻浩作の声優を担当したのは、小山力也さんです。「ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル」、「ジョジョの奇妙な冒険アイズオブヘブン」のどちらも、小山力也さんが川尻浩作の声を演じています。
小山力也さんと言えば、「名探偵コナン」の二代目毛利小五郎の声優としても有名です。劇場版アニメ「ジョジョの奇妙な冒険ファントムブラッド」では、ウィル・A・ツェペリの役も演じています。また、実写映画では「24 -TWENTY FOUR-」シリーズの主人公、ジャック・バウアーの日本語吹き替えでも有名な声優です。
川尻浩作(吉良吉影)・ジョジョまとめ
いかがでしたでしょうか?「ジョジョの奇妙な冒険」第4部に登場する川尻浩作の人物像や名言、アニメ版の声優についてご紹介してきました。川尻浩作は登場時、すでに吉良吉影によって殺害されてしまっています。そのため、原作では川尻浩作についてあまり詳しいことが明らかになっていません。「もし吉良吉影に殺害されていなかったら…」などと、色々と想像してみるのも面白いかもしれません。