ジョジョ4部の舞台は仙台がモデル？S市杜王町を体験できる場所まとめ

週刊少年ジャンプ掲載作品（現在はウルトラジャンプ掲載中）、ジョジョの奇妙な冒険第4部の世界（S市杜王町）の魅力を紐解く前に、実写化され話題を呼んだ映画『ジョジョの奇妙な冒険　ダイヤモンドは砕けない』の予告編をTRAILER1/TRAILER2若干異なるバージョンでお楽しみ頂きます。TRAILERはトレーラーと読み「牽引する」「映画の予告編」と言った意味があります。

映画予告を二本立て続けに紹介します。この記事は仙台に重きを置いたものですが、先ずは、華々しい銀幕の世界からジョジョの奇妙な冒険の素晴らしさを堪能してみて下さい。温厚な性格でも、髪形をののしられると、理性がぶっ飛ぶ男、東方仗助。そんな彼が、ヤンキーに絡まれるシーンから予告編は始まります。

ジョジョの奇妙な冒険第3部から導入された、スタンドと言う概念です。ベン・E・キングのスタンド・バイ・ミーが由来なのは有名な逸話ですが、第1部より世界観を支えて来た「波紋」と言う能力と関連付けて「幽波紋」と書いてスタンドと読ませる設定も序盤にはありました。実写版で表現するスタンドの存在、その完成度は果たしてどうなのでしょうか。

映画『ジョジョの奇妙な冒険/ダイヤモンドは砕けない第1章』の公開後の興奮も冷めやらぬ中、主演の山崎賢人さん（東方仗助／ジョジョ）から、DVDとBlu-rayのリリースのお報せです。2017年、仙台を、全国の劇場を熱く沸かせたあの熱気を自室のリビングで再び体感できます。

映画『ジョジョの奇妙な冒険/ダイヤモンドは砕けない第1章』は日本人の俳優陣で構成されました。ジョジョの奇妙な冒険の作者の荒木飛呂彦先生は、第3部のエジプト編との差別化を図る為に第4部は日本国内のS市杜王町と言うモデルがありながらも架空のエリアを設定して沢山のスタンド使いを配置。調べた所、第3部に比べ第4部のスタンド使いの方が弱い設定になっています。

中央の旗に、杜王町とエンブレム。ジョジョの第4部の舞台のモデルとなっている仙台市（S市杜王町）。ロケ地は、スペインのカタルーナ地方シッチェスです。第4部の世界観、街並みを考慮してのスペインロケ。ジョジョの奇妙な冒険の作者、荒木飛呂彦先生は生まれ故郷の仙台市を思い描いて、S市杜王町と言う架空の世界観を設定しました。仙台が杜王町に寄せる事ができたら第2章はロケ地候補に再浮上する事もありそうです。

モニュメント…記念碑。記念建造物。比ゆ的に、後世に残る不朽の功績・作品など。これから、そんなモニュメントが二点登場します。荒木飛呂彦荒木飛呂彦ワールド全開の作品、是非ともご堪能下さい。芸術が爆発しそうなモニュメントを引き合いに出しましたがジョジョの作品とは関係の無い部分ですが、荒木先生の凄さが伺える作品です。

ジョジョの奇妙な冒険の作者である荒木飛呂彦先生は、宮城県仙台市の出身で、映画『ジョジョの奇妙な冒険/ダイヤモンドは砕けない』を盛り上げるために、映画関連の出来事をモデルにしたテーマパークやモニュメントが多数用意されています。仙台市はモデルとなる場所ですがロケ地ではありません。先述にも記しましたが、スペインのカタルーナ地方、シッチェスがロケ地になります。

ジョジョの奇妙な冒険の象徴とも言える、アンジェロ岩。片桐安十郎（アンジェロ）の成れの果てですが東方仗助（ジョジョ）のスタンド能力クレイジー・ダイヤモンドでボッコボコにされて、岩石と同化してオブジェの様な外観に。「…アギ」と奇声を上げることもありますが杜王町の待ち合わせ場所として機能しているアンジェロ岩です。実写版で片桐安十郎を演じたのは山田孝之さんです。人生の半分が刑期と言う不遇な経歴を持つ人物です。

ジョジョ愛読者の中で度々話題に上るのは、荒木先生が紡ぎ出すその独特な擬音表現です。何がどうなって、「ボヨヨン！」なのか？真相を各自で確かめることが出来ない方の為に詳細を書くと、海岸に身投げしようとした若い女性を岬の岩が優しく「ボヨヨン！」と、はじき飛ばしたのです。人命を救った、観光名所と言われています。

週刊少年ジャンプの同朋、鳥山明氏の大人気キャラクターを連想させる様な佇まい。金髪が逆立つと、内なるエネルギーを思い起させます。チカラに目覚めて、仲間を救え！ボヨヨン岬の元ネタは、広瀬康一くんのスタンド「エコーズACT2」の「擬音の効果を実体化」する能力から起因しています。ジョジョの奇妙な冒険の荒木飛呂彦先生は擬音に強いこだわりを持っていて、エコーズACT2の様な能力が生まれる事は当然の摂理と言えます。

実写版、広瀬康一役は神木隆之介さんです。設定年齢は15歳、映画は原作と違い転校生と言う設定です。額を晒した爽やかな髪形、実年齢よりも若々しく見える、そんな登場人物です。彼は物語の第5部にも登場する重要な使命を持っています。非力なる少年も能力使いたちを圧倒する、そんな世界観になります。

看板の誤表記と見間違えるような店舗は活き活きと開店中です。「LAWSON」のパロディである事は一目瞭然ですが、作品を愛するが故の店構えです。設置するのは簡単ですし、原作ファンには嬉しい企画です。そういう町興しは大歓迎という声も多いようです。仙台の「LAWSON」が「OWSON」になる日を待ち焦がれているファンも多いようです。

ジョジョ展と言うキーワードで見つけた、アニメ版ジョジョの奇妙な冒険第4部。目の前のコンビニは伝説の「OWSON」だろうと言われています。

荒木飛呂彦原画展です。せんだいメディアテークにて作者の荒木飛呂彦先生が、原画の魅力を熱く熱く語ります。

せんだいメディアテークは、仙台市都心部の定禅寺通り沿いにある仙台市の複合文化施設で2017の荒木飛呂彦原画展/ジョジョ展の会場に大抜擢されました。地元の住民からは、シンプルに「メディアテーク」と呼ばれ親しまれています。

偏差値の高そうな日本国内の学校に見受けられますがスペインの建物を拝借しています。荘厳の門構えの両横には『ぶどうヶ丘高校』の看板があります。

第3部の空条承太郎や花京院典明の学生服姿も凛々しかったですが第4部は制服姿（学生）のスタンド使いが多数存在します。承太郎は漫画上の設定では海洋学者に成りましたが、本作では白い学生服の様ないでたちで仗助たちをフォローしてくれます。

仙台の商店街が杜王町商店街として活気付きます。住民にはこの上ない喜びだったそうです。少年漫画で町興しという素敵なコラボレーションです。臙脂（えんじ）色の幕が上品で視覚的にも見事だと言う声が多いようです。

広瀬康一、エコーズの仙台ジョジョフェス2017杜王町にあやかってしつらえられたマンホールです。お祭り騒ぎの中俯き加減は危ないですが、色々な種類を拝みたくなる完璧な出来栄えで忘れられない場所とファンからの声が多かったようです。

質感がゴツゴツした立体的なフォントが印象的なアートです。これもエコーズACT2の為せる仕業です。主人公の仗助よりも、存在感をあらわにする広瀬康一でした。

吉良吉影:スタンド名/キラークィーンを演じた俳優は北村一輝さんです。切れ長の目、不貞腐れた唇、悪役向きとまでは言い切れなくても好演を期待できる配役です。「むかでや」は作中に登場する店舗名で、彼のほつれたボタンを繕って貰った証拠の領収書です。遊び心満載だとファンの中で話題になりました。

人気俳優が熱演することで愛着が湧きコスプレをしてみたり、フィギュアで映画のシーンを再現してみたり、二次元だったジョジョの世界は活き活きとファンの心に確実に刻まれていきました。

ジョジョの奇妙な冒険ジョジョの奇妙な冒険な冒険は、現在、第8部を連載中です。シリーズ通して素晴らしい冒険劇ですが、ファンの間では第3部と第4部に人気が集中！空条承太郎と東方仗助、二人のジョジョが大活躍する物語をもっと実写化することを強く願うファンの方が多いようです。

輝きを放ったひと夏の閃光、仙台ジョジョフェス2017in杜王町でした。作中に登場した店舗を実際に作ったり、完璧過ぎるマンホールを散りばめてみたり「モニュメント」と評したアンジェロ岩やボヨヨン岬の設置、先生自らテープカットした荒木飛呂彦原画展、様々なできごとが、仙台の杜王町に巻き起こりました。ジョジョファンなら一度は行きたい聖地となっていますので是非訪れてみてはいかがでしょうか？