ジョジョの主題歌一覧！歴代のアニメオープニング・エンディング曲まとめ

「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズは荒木飛呂彦さんの人気漫画です。最初は週刊少年ジャンプで、途中からは『ウルトラジャンプ』で連載されています。現在ジョジョはPart1からPart8までの8部が描かれており、2012年からはPart1『ファントムブラッド』とPart2『戦闘潮流』のジョジョTVアニメが始まりました。

ジョジョ本編はもちろん、歴代のジョジョ主題歌オープニング・エンディング曲も魅力あるものになっています。スタジオ神風動画による素晴らしい作画もジョジョファンの間で話題になりました。

TVアニメ版ジョジョのファーストシーズンは、原作漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のPart1とPart2をアニメ化したものです。ジョースター家の血が流れる歴代のジョジョと、DIOや究極生物カーズなどとの戦いを描いた人気アニメです。ファーストシーズンでは宿敵DIOと出会うジョナサン・ジョースターと、人間を超越した存在と戦うジョセフ・ジョースターが活躍します。2人は「波紋」を操り強敵と戦っていきます。

ジョジョ第1シーズンの主題歌は『ジョジョ〜その血の運命〜』作詞は多くのJ-POPやアニソンなどを手掛けている藤林聖子さん、作曲は『サクラ大戦』シリーズや『勇者王ガオガイガー』でお馴染みの田中公平さん。この2人は『ONE PIECE』の『ウィーアー! 』のコンビでもあります。『遊☆戯☆王VRAINS』などの富永TOMMY弘明さんが歌いました。イントロ部分では歴代主人公たちが少しだけ描かれています。

ジョジョ主人公が2代目ジョジョ「ジョセフ・ジョースター」に代わったことに合わせて、オープニングも変わりました。新しい主題歌『BLOODY STREAM』を歌ったのはかつてロックバンド「No Regret Life」のボーカル・ギターだったCoda(小田和奏)さんです。作詞は『アイカツ!』などのこだまさおりさん、作曲・編曲は『魂のルフラン』などの大森俊之さんです。1度だけエンディング曲として使われたこともあります。

ジョジョのTVシリーズの歴代エンディング曲には、過去に流行した洋楽が使われています。第1シーズンのエンディング曲はイギリスのプログレッシヴ・ロックバンド「イエス」の『ROUNDABOUT』です。1971年に発表された4作目のアルバム『こわれもの』(Fragile)に収録されており、シングルカットもされてヒットした曲です。「イエス」のメンバーであるジョン・アンダーソンとスティーヴ・ハウが作詞・作曲をしています。

TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』のセカンドシーズンは、原作漫画のPart3「スターダストクルセイダース」にあたります。このシーズンから、ジョジョのこれまでの「波紋」に代わって、特殊能力「スタンド」が登場します。

ジョジョ主人公は3代目ジョジョの空条承太郎です。承太郎とジョセフ・ジョースター、アヴドゥル、花京院、ポルナレフ、犬のイギ―が、宿敵のDIOを倒すために世界を旅して難敵であるDIOの配下を倒していきながら最終的にエジプトを目指します。

TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』セカンドシーズンの最初のオープニングは『STAND PROUD』。様々なバンドでボーカルを担当し、『仮面ライダークウガ』の楽曲でも知られる橋本仁さんが歌いました。作詞は『ジョジョ〜その血の運命〜』と同じ藤林聖子さん、作曲は『世にも奇妙な物語』『ドラゴンボール超』などの若林タカツグさんです。この曲はジョジョ本編の挿入歌としても使用されていました。

ジョジョセカンドシーズン第25話からはオープニング曲が『ジョジョ その血の記憶〜end of THE WORLD〜』になりました。歌っている「- JO☆STARS〜TOMMY,Coda,JIN〜」は、これまで主題歌を担当してきた富永TOMMY弘明さん、Codaさん、橋本仁さんの歴代歌手によるスペシャルユニットです。

作詞・作曲は『ジョジョ 〜その血の運命〜』と同じ、藤林聖子さんと田中公平さんです。主題歌中歌詞に、ジョジョのキャラクター承太郎の攻撃時の掛け声である「オラオラ」が入っているのが特徴です。

『ジョジョの奇妙な冒険』セカンドシーズンの第24話まで使われたエンディング曲は、『Walk Like an Egyptian』です。この曲はアメリカの女性バンド・バングルスのヒット曲です。第25話からのエンディング曲は、ジャズフュージョンバンド「パット・メセニー・グループ」による『Last Train Home』です。このエンディングの最後に現れるキャラクターたちの集合写真は、ジョジョ最終回本編でも使われていました。

歴代のジョジョが活躍する『ジョジョの奇妙な冒険』サードシーズンの主人公は東方仗助です。2代目ジョジョのジョセフ・ジョースター、3代目ジョジョの空条承太郎も登場します。「杜王町」を舞台に、町のどこかに潜む連続殺人鬼の正体を仗助や承太郎、仗助の友達である広瀬康一や虹村億泰などが協力して探していく物語です。原作漫画『ジョジョの奇妙な冒険』ではPart4「ダイヤモンドは砕けない」にあたります。

『ジョジョの奇妙な冒険』サードシーズンのオープニング主題歌『Crazy Noisy Bizarre Town』を歌っているのは「THE DU(ザ ドゥ)」というグループです。このグループは舞台や2.5次元ミュージカルで活躍している男性3人のユニットです。作詞はジョジョ1期の主題歌『BLOODY STREAM』の詞も書いているこだまさおりさん。作曲をしている小田和奏さんは、同じく『BLOODY STREAM』を歌っているCodaさんの別名義です。

TVアニメ版『ジョジョの奇妙な冒険』サードシーズンの主題歌には『chase』もあります。第2クールのオープニング曲です。主人公の仗助たちが殺人鬼である吉良吉影を追跡する物語なので、『chase』はピッタリの曲名ですね。映像もそのイメージに仕上がっています。この曲を歌ったのはロックバンド「batta」。作詞・作曲を担当しているホシノタツさんは、「batta」のボーカル・ギターを担当しているメンバーです。

原作漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のPart4までアニメ化されたジョジョTVシリーズ。最後の主題歌となったのが『Great Days』です。作詞はエンドケイプさん、作曲・編曲は本編の音楽も担当している菅野祐悟さんです。

歌っているのはジャズシンガーの青木カレンさんと、ガンダムシリーズ『Gのレコンギスタ』の主題歌でメジャーエンブレムしたハセガワダイスケさんです。終盤の回では敵の吉良吉影のスタンド能力に合わせて、時間がさかのぼるかのような映像もある仕上がりになっていました。

TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』サードシーズンのエンディング曲はオーストラリア出身のバンド「Savage Garden」による『I WANT YOU』です。現在は解散してしまっている2人組のバンドで、この『I WANT YOU』はオーストラリア国内でヒットした曲です。バンド名と同じファーストアルバム『Savage Garden』に収録されています。映像は物語の舞台である杜王町が描かれたカットになっています。

3期まで作られたTVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』の歴代オープニング・エンディング曲の中には、1～3回しか使われなかった曲があります。まずファンが思い浮かべるのは、エンディングで使われた『アク役◇協奏曲』ではないでしょうか。悪役なのにどこか憎めないホル・ホース、オインゴ、ボインゴ登場回で使用されました。他に『Crazy Noisy Bizarre Town』『Great Days』のアレンジ違いが使用された回もあります。

『ジョジョの奇妙な冒険』はジョジョのために作られたオープニング曲も、かつての名曲を使用しているエンディングも素晴らしい曲が揃っています。また楽曲と映像の一体感もジョジョファンの間で評判でした。第1部~第3部のオープニング曲・エンディング曲を全て収録したベスト盤CDもリリースされているので、主題歌を通じてジョジョの世界に再びひたってみてはいかがでしょうか。