2019年01月28日公開
2019年01月28日更新
【BLEACH】更木剣八の卍解は2つある?斬魄刀や草鹿やちるの正体を考察
今回の記事では、大人気漫画「ブリーチ(BLEACH)」の中でも最強の一人に数えられる護廷十三隊・十一番隊隊長/更木剣八の卍解や斬魄刀、そして強さの秘密を紹介していきます。また、大人気漫画「ブリーチ(BLEACH)」に登場する更木剣八に纏わる噂「更木剣八には卍解が2つある?」や「更木剣八の斬魄刀の正体は草鹿やちる?」と言った噂の真相についても紹介していきます。
目次
更木剣八は強さを求める戦闘狂!
更木剣八のプロフィール
この章では、大人気漫画「ブリーチ(BLEACH)」の中でも最強の死神の一人に数えられている護廷十三隊・十一番隊隊長/更木剣八について、その人となりを紹介していきます。護廷十三隊・十一番隊隊長である更木剣八は、11月19日生まれであり、身長は202cm、体重は90kgという巨漢な死神になります。また、11本に束ねられた特徴的な髪型と、右目につけた眼帯がトレードマークとなっています。
流魂街で最も治安の悪い北流魂街80地区「更木」で生を受けた更木剣八は、この最悪な地区の名称を自身の性とし、代々最強の死神に与えられる称号である「剣八」を自らの名としています。自らの名前を自身で決めるという一件矛盾した行為ですが、実は更木剣八には元々名前が付けられておらず流浪の中で名無しのまま生きていたのです。
そんな更木剣八が名前という物に興味を抱いたのは、流浪の中で訪れた北流魂街79地区「草鹿」で一人の赤子に出会った為です。この赤子は後に護廷十三隊・十一番隊副隊長となる草鹿やちるです。北流魂街79地区「草鹿」で一人の赤子に出会った更木剣八は、死の淵にありながらも死に恐怖していないその赤子に興味を抱き、出会った地区の名称「草鹿」を性として与え、更木剣八が憧れる「八千流やちる」という名をその赤子に与えます。
この時、自身に名前が無いことに気づいた事から更木剣八は、自身の名前を自らで決定し更木剣八の名を名乗るようになったのです。そして、草鹿やちるという生を与えた赤子と共に再び流浪の身として時を過ごした更木剣八は、護廷十三隊への入隊を望むようになり隊規すれすれの方法で護廷十三隊・十一番隊隊長の座を手に入れることになります。
更木剣八が十一番隊隊長になった経緯
隊規すれすれの方法で護廷十三隊入りを果たす事になる更木剣八は、一体どの様な方法で護廷十三隊入りを果たしたのでしょうか?それは、護廷十三隊・十一番隊隊長に決闘を挑み、斬り殺すというものです。一見非道にも見えるこの行為ですが、これは隊規で許されている方法であった為、決闘に勝利し元十一番隊隊長を亡き者にした更木剣八は、その後任として護廷十三隊・十一番隊隊長となります。
その後、経緯や理由は不明ですが草鹿やちるもまた、入隊試験を受けずに護廷十三隊入りを果たしており、更木剣八が新たな隊長となった十一番隊副隊長の座に収まっています。この経緯については、大人気漫画「ブリーチ(BLEACH)」の作中に一切描かれていない為、読者やファンの間で大きな話題となった様です。ともあれ、流浪の身であった更木剣八と草鹿やちるは揃って護廷十三隊に入隊する事になります。
更木剣八は戦闘狂
護廷十三隊・十一番隊隊長となった更木剣八は、その後「ブリーチ(BLEACH)」の主人公・黒崎一護や数多くの強敵と剣を交えることになります。ところが、護廷十三隊の隊長であるにもかかわらず、更木剣八は卍解を習得したての黒崎一護に敗れる等、辛酸を舐めるケースが少なくありません。これは一体どうしたことなのでしょうか?
更木剣八は、流浪の身であった頃に一人の剣士に出会っています。その者の名は、初代剣八・卯ノ花八千流です。流浪の最中に出会い、剣を交わした更木剣八と卯ノ花八千流の戦闘は凄まじいもので、全ての力を出し切っても勝ちきれない相手と初めて出会った更木剣八はかつてないほどの興奮と至福を感じます。結局勝負の決着がつかないままに剣を交わす事をやめた2人は、それぞれの道へと進んでいきます。
この戦闘で、更木剣八は顔の左側に大きな剣傷を負っています。尚、この更木剣八に全力を出す戦闘の喜びを味あわせてしまった人物・卯ノ花八千流は、後に護廷十三隊・元四番隊隊長である卯ノ花烈である事が判明します。ともあれ、全力を出し切る戦闘、拮抗した実力者との戦闘に強大な興奮と至福を感じてしまった更木剣八は、それ以降弱者との戦闘を行う際に自身の霊力を封殺して戦うようになります。
こうして戦闘狂じみた戦い方を繰り返すようになった更木剣八は、相手の強さを見誤った場合や、相手が更木剣八との戦闘中に思いがけない変化や成長を遂げた場合等に敗北を喫しています。その際たるものが「ブリーチ(BLEACH)」の主人公・黒崎一護との戦闘と言われており、この時更木剣八が何の制限も自身にかけずに戦っていたなら、黒崎一護を瞬殺していただろうと言われています。
更木剣八の眼帯
大人気漫画「ブリーチ(BLEACH)」に登場する護廷十三隊・十一番隊隊長/更木剣八は、最強の死神の一人と目されていますが、ここまでに紹介してきた通り、拮抗した戦闘や全力を出し切る戦闘に興奮と至福を得る戦闘狂じみた面を持っており、より戦闘を楽しむ為のアイテムとして、霊力を封じる呪殺が込められた眼帯を常に装着しています。
敵と対峙した際に相手の力量を見極め、出来うる限り同程度の力しか出せないように自身に制限をかける更木剣八にとって、願ってもないアイテムが常に装着している眼帯と言うわけです。その一方で、本当の強敵と出会った際の更木剣八は、「本気を出しても良さそうだな!」といったセリフと共に眼帯を外すシーンが度々描かれており、その際に浮かべる更木剣八の笑みはまさに戦闘狂のそれだと言われています。
更木剣八の卍解は2つある?
更木剣八の卍解シーン
この章では、大人気漫画「ブリーチ(BLEACH)」の中でも最強の死神の一人に数えられている護廷十三隊・十一番隊隊長/更木剣八に纏わる噂の一つ「更木剣八の卍解は2つある?」というものについて紹介していきます。これまでに紹介してきた通り、護廷十三隊・十一番隊隊長である更木剣八は、その立場とは関係なしに自身の欲求を満たすような戦闘方法を用いています。
そして、強すぎる更木剣八には卍解を使用する必要性がなく、自身の剣技と力量だけで敵対する相手を凌駕しねじ伏せています。これは、大人気漫画「ブリーチ(BLEACH)」に登場する主要キャラクターの中でも更木剣八だけの強烈な特徴であり、長きに渡って更木剣八は卍解を使用していません。
この点については、「更木剣八は卍解を知らないといった意見」や、「知ってはいるが使用する必要性が無い」といった意見に読者の意見も分かれているようですが、ともあれ更木剣八は卍解を一度も使う事無く「ブリーチ(BLEACH)」の最終章である「千年血戦編」を迎えています。
そんな強すぎる更木剣八でしたが、ブリーチ(BLEACH)千年血戦編では「見えざる帝国」の首領・ユーハバッハとの戦闘において、眼帯を外した全力戦闘にも拘らず敗北を喫してしまいます。完全なる敗北を喫した更木剣八は、その後自身を戦闘狂へ誘った人物・卯ノ花八千流の元で壮絶な修練を積むこととなり、自身の使用する斬魄刀の声を聞けるようになります。
自身の斬魄刀が「野晒のざらし」という名である事を知った更木剣八は、その後の戦闘で野晒の力を解放し多くの強敵を撃破していきます。しかし、見えざる帝国の強敵・ジェラルド・ヴァルキリーとの戦闘では、戦闘スタイルの相性等から苦戦を強いられる事となり、窮地に陥ってしまいます。そんな窮地に立たされていた更木剣八の前に現れたのは、草鹿やちるです。
窮地に立たされる更木剣八の前に現れた草鹿やちるは、そっと更木剣八の腕を取ると「剣ちゃんがあたしをちゃんと使えば、剣ちゃんが斬れない奴なんていないんだから」と発言し、強烈な霊力を更木剣八に流し込みます。そして、草鹿やちるは「その力はね、卍解だよ」という言葉を残して姿を消してしまいます。この一連の中で卍解に目覚めた更木剣八の目の前には、草鹿やちるではなく斬魄刀・野晒があります。
草鹿やちるの登場によって卍解を習得した更木剣八は、みるみるその姿を変えていき、肌は赤具黒く染まり、額には角が2本生え…まさに戦鬼の風貌へと変わり果てます。そして、完全に理性を失った卍解状態の更木剣八は、それまでの戦闘力とは比較にすらならない規格外の強さを見せ、ジェラルド・ヴァルキリーを一刀の元に切り伏せます。
こうして、卍解の境地へと辿り着いた更木剣八は、驚異的な強さを持ってジェラルド・ヴァルキリーに勝利を収めるのですが、完全に理性を失いリミッッターの無い能力の開放を行った更木剣八は、自身の桁外れな霊力に体がもたず、自壊した上で意識を失ってしまいます。こうして、長きに渡って描かれてこなかった更木剣八の卍解を初めて使用した戦闘は幕を下ろします。
更木剣八の卍解が2つあると言われる理由
長きにわたる大人気漫画「ブリーチ(BLEACH)」の連載の中で、最終章である千年血戦編においてようやく卍解での戦闘を読者に披露した更木剣八ですが、更木剣八の卍解開眼を巡って様々な噂や考察が生まれています。その中でも、最も読者の多くが興味を惹かれたのが「更木剣八には卍解が2つあるのではないか?」という噂です。
この「更木剣八には卍解が2つある」という噂は、前項でも紹介している草鹿やちると更木剣八のやり取りによって生まれたと言われていますので、この点について詳しく紹介していきます。前項でも触れている通り、ジェラルド・ヴァルキリー戦において窮地に立たされていた更木剣八の前に突如姿を現した草鹿やちるは、更木剣八と言葉を交わした後、更木剣八に卍解の開眼を促しています。
そして、その後草鹿やちるが姿を消した場所には、更木剣八が愛用する斬魄刀・野晒の姿があります。この事から、草鹿やちるは斬魄刀・野晒の具現化した姿ではないか?と考えられています。この考えが正しい場合、何故更木剣八と草鹿やちるが初めて出会った時草鹿やちるは赤子の姿だったのか?などの新たな疑問が沸いてくるのですが、今回の記事ではこの点は割愛します。
ともあれ、多くの読者が斬魄刀・野晒=草鹿やちるという構図を思い描いたと言われています。しかし、ここにこそ大きな矛盾が存在します。というのも、草鹿やちるは更木剣八と共に護廷十三隊・十一番隊副隊長となって以降、独自の斬魄刀を披露しているのです。草鹿やちるが所有する斬魄刀は「三歩剣獣」というもので、草鹿やちる自身の戦闘で度々用いられています。
つまり、更木剣八が持つ斬魄刀・野晒が具現化した姿が草鹿やちるだった場合、斬魄刀から具現化した存在(草鹿やちる)が、別の斬魄刀(三歩剣獣)を使用しているという不思議な事態となるわけです。また、別の視点でこの事態を見るのであれば、更木剣八の手元には2つの斬魄刀があるという事になります。そして、更木剣八ほどの強さを秘めた死神であれば、2つの斬魄刀を操る事も可能なのではないか?と考える事も出来るわけです。
こうした不思議な事態から、「更木剣八には2つの卍解がある」といった噂が生まれたと言われており、大人気漫画「ブリーチ(BLEACH)」の最終章が千年血戦編であるとは知らない当時の多くの読者は、今後の展開の中で更木剣八は2本の斬魄刀を操り、2つの卍解を駆使する2刀流のような最強の死神像を見せてくれるのではないか?と期待したようです。
しかし、残念ながら大人気漫画「ブリーチ(BLEACH)」は、千年血戦編の完結を持って最終回を迎えており、更木剣八が2つの斬魄刀を操る姿や、2つの卍解を駆使した戦闘というものは描かれることは無く、また、「更木剣八には2つの卍解がある」といった噂に対する解答も無いままに大人気漫画「ブリーチ(BLEACH)」は、その物語に幕を下ろしています。
更木剣八は卍解の為にやちると戦いたくなかった?
前項では、「更木剣八には卍解が2つある」という噂について紹介してきましたが、この噂を生んだ原因とも言える「斬魄刀・野晒=草鹿やちる」という構図が事実だった場合、草鹿やちると長く行動を共にしている更木剣八がその事実に気づかないと言う事はあるのでしょうか?
この点についてもブリーチ(BLEACH)ファンの間では多くの意見交換がされており、その中でも最も支持されている考察が「更木剣八は草鹿やちるの正体に気づいていた。しかし、草鹿やちるとは戦いたくなかった為、卍解という戦闘スタイルを放棄していた」とする考察です。この考察の根拠となっているのが、更木剣八の立場と更木剣八の気質だと言われていますので紹介していきます。
更木剣八は、自身の強さを証明する形で護廷十三隊へ入隊し、十一番隊隊長という立場を手に入れています。そして、護廷十三隊の各隊長はそれぞれに斬魄刀の扱いに慣れている他、卍解についても熟知しています。この事から、十一番隊隊長を務める更木剣八が卍解というものへの知識を持っていないとは考えられません。
また、草鹿やちると更木剣八が出会った場所・北流魂街79地区「草鹿」は「死」がそこかしこに点在するような不穏極まりない地区であり、そんな地区で赤子である草鹿やちるがいつまでも生きていられるはずはありません。つまり、少なくとも更木剣八は護廷十三隊に入隊し十一番隊隊長となってからの幾らかの時間の中で、卍解の知識を得ると共に、草鹿やちるの謎めいた生態に何らかの疑問を抱いてもおかしくは無いのです。
そして、勘のいい更木剣八であれば、斬魄刀・野晒の具現化した姿こそ草鹿やちるである。という事実に気づいても不思議ではありません。ここまでの考察が正しい場合、何故更木剣八は草鹿やちると戦い卍解という力を手に入れようとしなかったのでしょうか?更木剣八は、ここまでに紹介している通り戦闘狂じみた面が有り、自身の力のみで勝利を勝ち取りたいと願っている人物です。
しかし、その一方で強さへの憧れや、強さへの探究心も持っている人物です。であるとすれば、他の護廷十三隊隊長達が手にしている卍解という強さを自身も手に入れたいと思ったはずであり、草鹿やちるが斬魄刀・野晒の具現化した姿だと知っていたならば戦っていてもおかしくはありません。にも拘らず更木剣八と草鹿やちるが戦闘を行ったという事実は描かれていないのです。
ここで一度視点を大きく切り替えます。更木剣八は戦闘狂じみた面以外にも、実は部下思いな面が度々ブリーチ(BLEACH)に描かれています。この点を加味して今回の考察に話を戻すと、長く流浪の生活を共にし、同時期に護廷十三隊へ入隊、その後も自身が隊長を務める隊の副隊長を務める人物に何の思いも抱かないほど、更木剣八は薄情な人物ではないと考えられます。
つまり、更木剣八は十一番隊隊長となり卍解に関する知識を得て、草鹿やちるの生態に疑問を抱いたとしても、草鹿やちるに剣を向けることなど出来ない気質の持ち主なのです。こうした点を根拠として、「更木剣八は草鹿やちるの正体に気づいていた。しかし、草鹿やちるとは戦いたくなかった為、卍解という戦闘スタイルを放棄していた」とする考察が生まれ、ブリーチ(BLEACH)ファンの多くに支持されているようです。
更木剣八の卍解は登場する予定ではなかった?
ここまで更木剣八の卍解に纏わる噂や考察を紹介してきましたが、全く別視点の考察も生まれていますので最後にその考察を紹介します。その考察とは、「そもそもブリーチ(BLEACH)の原作者は、更木剣八の卍解を登場させる予定ではなかったのではないか?」というものです。この考察を説明するにあたっては、大人気作品「ドラゴンボールシリーズ」を例に挙げて説明していきます。
大人気漫画「ブリーチ(BLEACH)」は、独自の世界観や設定から大きな人気を獲得したバトル漫画ですが、15年という長期連載の中で徐々に物語の展開はマンネリ化を見せていきます。それは、強大な敵が現れ、主人公達は苦戦を強いられながらも卍解を使用して逆転勝利を収めるというものです。こうしたマンネリ化はバトル漫画においてある種避けられない問題とも言われています。
そして、この問題点が顕著に出ているのが大人気作品「ドラゴンボールシリーズ」だと言われています。ドラゴンボールシリーズでは、一人がスーパーサイヤ人になると他のメンバーも一斉にスーパーサイヤ人に変化し、一人がスーパーサイヤ人2になると他のメンバーも軒並みスーパーサイヤ人2へと変化します。そして、強大な敵を圧倒的なパワーで粉砕していきます。
こうしたマンネリ化とパワーのインフレ化を避ける為に、ブリーチ(BLEACH)の原作者はあえて更木剣八には生身の体一つで戦闘を行わせていたのではないか?と言うのが、この考察の根拠となります。事実、ブリーチ(BLEACH)最終章となる千年血戦編に至るまでの長編では、他の主要キャラクターが卍解という必殺技に頼る中、更木剣八だけは己の力のみで勝利を収めています。
そして、そんな更木剣八の姿にブリーチ(BLEACH)ファンは好感を抱いている為、更木剣八は絶大な人気を獲得しているのではないでしょうか?では、なぜ最終章で更木剣八は卍解を使用したのでしょうか?この点については、読者の強い要望だったのではないかと考えられています。
およそ15年に渡って一人だけ卍解を使用していないわけですから、更木剣八が卍解を使用したらどうなるのだろうか?という期待を読者が抱いてもなんら可笑しな事ではありません。こうして、読者の意向を組む形で更木剣八の卍解が描かれたのではないでしょうか?つまり、「そもそもブリーチ(BLEACH)の原作者は、更木剣八の卍解を登場させる予定ではなかったのではないか?」という考察も間違った考察では無いのかもしれません。
更木剣八の卍解のその後
大人気漫画「ブリーチ(BLEACH)」は、最終章となる千年血戦編を最期に15年の長期連載に幕を下ろし最終回を迎えています。様々な波紋と憶測を呼ぶ最終回となっていますが、ブリーチ(BLEACH)の最終回では10年後の世界が描かれています。そして、そこには千年血戦編で卍解の強さに覚醒しながらも自身の卍解によって自壊してしまった更木剣八の姿も描かれています。
10年後のブリーチ(BLEACH)の世界でも更木剣八は新たな護廷十三隊の隊長として活動を続けており、千年血戦編で負った深い傷も癒えている様子です。しかし、長きに渡って更木剣八の側にいた草鹿やちるの姿は描かれていません。果たして本当に更木剣八の斬魄刀・野晒=草鹿やちるだったのでしょうか?こうして、更木剣八の卍解に纏わる様々な噂は何一つ明らかになる事無く「ブリーチ(BLEACH)」はその歴史に幕を下ろしたのです。
更木剣八の斬魄刀の正体は草鹿やちる?
更木剣八の斬魄刀の名前は野晒
この章では、前章では紹介しきれていない点などを中心に更木剣八の斬魄刀や草鹿やちるについて紹介していきます。前章でも既に紹介している通り、更木剣八はブリーチ(BLEACH)最終章となる千年血戦編の中で卍解を使用していますが、そこに至る経緯の中で自身の斬魄刀が持つ本当の名前を知る事になります。その名前は斬魄刀・野晒(のざらし)です。
自身の斬魄刀の名前を知った更木剣八は、この時初めて始解を行ない自身がこれまで愛用してきた斬魄刀の本当の姿を知る事になります。更木剣八が使用する斬魄刀・野晒は、始解前のスラリとした長刀から、始解後は巨大な戦斧型の武器へとその姿を大きく変化させます。その大きさは、2mを越える更木剣八よりも巨大な物であった為多くの読者を驚かせたと言われています。
更木剣八の始解後草鹿やちる失踪
更木剣八が始解を習得するのは、既に紹介している通り「ブリーチ(BLEACH)」最終章となる千年血戦編になり、そのキッカケとなるのが卯ノ花烈(卯ノ花八千流)との死闘になります。更木剣八は、卯ノ花烈(卯ノ花八千流)との死闘を経て自身の持つ斬魄刀の声を聞けるようになり、はじめて斬魄刀の名前が野晒である事を知ります。
そして、更木剣八が斬魄刀の名前を知り、始解を習得して以降草鹿やちるは姿を見せなくなるのです。この事実が前章で紹介した数多くの噂のそもそもの発端となるのですが、最終回を迎えているブリーチ(BLEACH)には更木剣八の斬魄刀・野晒と草鹿やちるの関係性については何も言及されていないのです。
更木剣八の斬魄刀の正体は草鹿やちる?
果たして、草鹿やちるの正体は更木剣八が愛用する斬魄刀・野晒なのでしょうか?この点については前章で紹介している通り、読者の中でも意見が分かれているのが実情です。ブリーチ(BLEACH)を読み進める限り、描かれている描写と言葉の端端からは斬魄刀・野晒=草鹿やちると考えるのが妥当だと思われますが、そこには矛盾点も存在するのです。
前章でも紹介している通り、草鹿やちるが斬魄刀・野晒が具現化した姿だとすれば何故草鹿やちるは三歩剣獣という斬魄刀を所有しているのでしょうか?(所有する事が出来るのでしょうか?)また、草鹿やちるが斬魄刀・野晒の具現化した姿だとすれば、何故護廷十三隊の面々の誰一人その事実に気づかなかったのでしょうか?護廷十三隊の隊長達であれば気づいてもおかしくないと考えられます。
そして、斬魄刀・野晒の具現化した姿が草鹿やちるだった場合、何故草鹿やちるは入隊試験を受ける事無く護廷十三隊に入隊する事が出来たのでしょうか?こうした数々の矛盾点や疑問点が残されたままブリーチ(BLEACH)が最終回を迎えてしまっているため、更木剣八の斬魄刀・野晒=草鹿やちるという構図については未だにブリーチ(BLEACH)ファンの間で意見が交わされる事態となっています。
更木剣八と草鹿やちるの出会い
出典: https://prcm.jp
そんな中、「斬魄刀・野晒の具現化した姿である草鹿やちるは、自身の存在や名前に関する記憶を失っていたのではないか?」という考察が生まれています。この考察は、ブリーチ(BLEACH)の作中に、いつ更木剣八が斬魄刀を入手したのかという点が描かれていない事に起因します。更木剣八は、名無しの流浪者だった時代に初代剣八・卯ノ花八千流と激しく剣を交えてる事が明らかになっています。
この事から、この時既に更木剣八は斬魄刀を手にしていたのではないかと考える事が出来ます。そして、作中には更木剣八の圧倒的な霊力の強さに耐え切れず斬魄刀がボロボロになっている描写が度々描かれています。つまり、更木剣八が初代剣八・卯ノ花八千流と剣を交わした際に、斬魄刀・野晒は破損し、野晒の具現化した姿である草鹿やちるは、自身の存在と名前を喪失してしまったのではないか?と考えることが出来るのです。
この考察が正しい場合、自身の存在が虚ろであった草鹿やちるが赤子で登場している点や、名付け親となる更木剣八に懐いた理由などにも一定の理解が出来、自身を一人の人間と思っていたのであれば護廷十三隊への入隊や、三歩剣獣という斬魄刀を所有していた点などにも筋が通るように思えます。
また、草鹿やちるが自身の存在や名前を喪失したキッカケが初代剣八・卯ノ花八千流との戦闘だったのだとすれば、更木剣八が始解を習得するキッカケとなった相手が初代剣八・卯ノ花八千流である事も、辻褄が合うように思えます。しかし、この考察についても作中で決定的な肯定要素となる物は描かれておらず、その真偽は不明なままとなっているのです。
更木剣八の名言集
更木剣八の名言:どうかしてるのはお前の方だ
この章では、大人気漫画「ブリーチ(BLEACH)」の作中で更木剣八が言った名言について簡単に紹介していきます。まず始めに紹介する更木剣八の名言は「どうかしているのはお前の方だ!それだけの強さを持っていてなぜ戦いを好きにならねぇ?愉しめよ!」というセリフです。このセリフは、更木剣八が初めて主人公・黒崎一護と剣を交わした時に言った名言になります。(※単行本13巻112話より)
更木剣八の名言:負けを認めて死にたがるな!
続いて紹介汁更木剣八の名言は「負けを認めて死にたがるな!死んで初めて負けを認めろ!」というセリフです。このセリフは、護廷十三隊に入隊する以前の更木剣八と斑目一角が剣を交えた際の名言です。負けた者は死ぬべきだと考える斑目一角の価値観を強引に変えさせた更木剣八の力強い名言です。(※単行本24巻206話)
更木剣八の名言:誇りを一つ捨てるたび
最後に紹介する更木剣八の名言は「誇りを一つ捨てるたび 我等は獣に一歩近づく。心を一つ殺すたび 我等は獣から一歩遠退く」というポエムです。このポエムは単行本13巻に記載されたポエムであり、更木剣八の本質を詩ったポエムだと言われています。
更木剣八の声優
更木剣八の声優は立木文彦
【10】更木剣八(BLEACH)
— しぃ@家族でシャニライ中 (@Shi_no_mi92) December 12, 2018
BLEACHでは剣ちゃん一択‼️
戦闘狂なのにやちるへの優しい感じが当時夢女子だった(まぁ今もだけど)私にはドキュンストライク❤️
しつこいけど中の人(立木文彦さん)がイイッ❤️
よく剣ちゃんの夢小説書いてたなぁ
今見ると駄作以外の何物でもない😵
この章では、アニメ版「ブリーチ(BLEACH)」で更木剣八の声を担当した声優さんについて紹介していきます。アニメ版「ブリーチ(BLEACH)」で更木剣八の声を担当したのは立木文彦さんです。尚、更木剣八の声を担当した立木文彦さんへの反響としては好意的なものが多く見られ、声優さんとキャラクターのイメージが合わないと言った悲劇は起こっていないようです。
立木文彦のプロフィール
アニメ版「ブリーチ(BLEACH)」で更木剣八の声を担当した立木文彦さんは、1961年4月29日生まれのA型で長崎県の出身です。公表されている身長は174cmです。立木文彦さんは、ぶんちゃんやふーみんといった愛称があり、多くのファンから慕われている声優さんです。
立木文彦の他の出演作
出典: https://festy.jp
アニメ版「ブリーチ(BLEACH)」で更木剣八の声を担当した立木文彦さんは、この他にも「新世紀エヴァンゲリオンシリーズ」の碇ゲンドウや、「銀魂シリーズ」の長谷川泰三、「逆境無頼カイジシリーズ」のナレーションなど、数多くの作品に出演しています。
更木剣八以外の歴代剣八を紹介
初代:卯ノ花八千流
出典: https://prcm.jp
この章では、更木剣八の名前にも関係する歴代の剣八について、明らかになっている人物を簡単に紹介していきます。最初に紹介するのは、既に今回の記事でも触れている初代剣八・卯ノ花八千流(卯ノ花烈)です。卯ノ花八千流派、更木剣八に拮抗した戦闘の楽しさを感じさせてしまった張本人であり、後に更木剣八の始解を開眼させる事になる人物です。また、更木剣八がその強さを認め、憧れすら抱いている人物でもあります。
七代目:刳屋敷剣八
続いて紹介する剣八は、七代目剣八:刳屋敷剣八(くるやしき けんぱち)です。刳屋敷剣八は、原作漫画「ブリーチ(BLEACH)」への登場はありませんが、小説版「ブリーチ(BLEACH)~Spirits Are Forever With You Ⅰ」に登場しており、約250年前の十一番隊隊長です。刳屋敷剣八は、始解状態で牙の生えた生物を召喚し、卍解状態で超広範囲を攻撃するという強さを持っています。
八代目:痣城剣八
続いて紹介する剣八は、八代目:痣城剣八(あざしろ けんぱち)です。痣城剣八は、原作漫画「ブリーチ(BLEACH)」への登場はありませんが、小説版「ブリーチ(BLEACH)~Spirits Are Forever With You Ⅰ」に登場しており、七代目剣八:刳屋敷剣八を倒して八代目の座を獲得した人物です。痣城剣八の卍解は、大気と融合して空中から斬撃攻撃を行なうという強さを持っています。
十代目:鬼巌城剣八
最後に紹介するのは、十代目:鬼巌城剣八(きがんじょう けんぱち)です。鬼巌城剣八は更木剣八によって切り殺された剣八であり、鬼巌城剣八を倒した更木剣八はその後に十一番隊隊長の座についています。尚、鬼巌城剣八は、特筆するような強さを持っておらず、歴代最弱の剣八と考えられえいます。
更木剣八に関する感想や評価とは?
久々にBLEACH読んだら普通に面白くてBLEACHってやっぱり面白いんだな?!ってとんでもなく今更な感想を抱いてしまった 更木剣八最高にかっちょいいぜ…👍🏻 十一番隊かっけー✨✨ って小学生男子みたいな感想を抱いてしまった 心の中の小学生男子のわたしがかっこいいと騒いでいる
— モ (@_mossn) March 26, 2017
この章では、大人気漫画「ブリーチ(BLEACH)」に登場する更木剣八についての感想や評価を簡単に紹介していきます。更木剣八についての感想や評価として最も目につくのは、「かっこいい!」や「強い!」といった好意的なものです。その中でも、卍解などの能力に頼らない強さがかっこいいといった感想や、部下思いの優しいところが好きといった感想等が非常に多く見受けられます。
更木剣八
— すもも💭🍡🐈 (@rururu2199) January 7, 2018
多分斬る事に関してはこの人が最強ではないかなと結論に至ったキャラ
顔怖いけど男の中の男、何気ない優しさがあるキャラではないかと思う
その一方で、草鹿やちるとの関係や卍解の能力についてなど、更木剣八は様々な謎を残している為、それらの解答を描いたストーリーの制作を希望する声が多く見られます。ちなみに、更木剣八への感想や評価に否定的なものは少ないようです。この事から、更木剣八は間違いなく「ブリーチ(BLEACH)」の人気を支えたキャラクターと言えそうです。
更木剣八の卍解とBLEACHまとめ
今回の記事では、大人気漫画「ブリーチ(BLEACH)」の中でも最強の強さを持つと言われる護廷十三隊・十一番隊隊長/更木剣八の卍解や斬魄刀、そして強さの秘密を紹介してきましたが如何でしたか?更木剣八に関する様々な噂が飛び交う中、15年の長期連載に幕を下ろし大人気漫画「ブリーチ(BLEACH)」は最終回を迎えていますが、更木剣八の強さや男気有る優しさは多くの読者の心にいつまで残り続けることでしょう!