ブリーチのオサレ名言・名シーンまとめ!由来や師匠の傑作ポエムも【BLEACH】

少年ジャンプに掲載された大人気漫画『ブリーチ』は、オサレ師匠こと、久保帯人原作による日本の長編漫画です。その人気は海外にまで及び、累計発行部数は1億2000万部を超えるほど爆発的なものでした。そんなブリーチで語られているオサレ師匠の独特なポエムと物語に幾度となく登場する「オサレ」の由来などについて見ていきます。ブリーチのオサレ名言・名シーンをまとめ、オサレの由来や師匠の傑作ポエムをご紹介していきます。

ブリーチのオサレ名言・名シーンまとめ!由来や師匠の傑作ポエムも【BLEACH】のイメージ

目次

  1. ブリーチのオサレの由来や師匠とは?
  2. ブリーチのオサレ名言
  3. ブリーチのオサレ師匠の傑作ポエム
  4. ブリーチのその他のオサレ
  5. ブリーチのオサレに関する感想や評価は?
  6. ブリーチのオサレ名言・名シーンまとめ

ブリーチのオサレの由来や師匠とは?

大人気漫画のブリーチにはよく、名言やポエムが出てきます。これらの名言やポエムがオサレと話題となっています。さて、「オサレ」とは何でしょうか?由来はあるのでしょうか?そして、オサレ師匠とは誰のことなのでしょうか?これらの疑問を解決すべく、ブリーチのオサレ名言・名シーンまとめながら、オサレの由来やオサレ師匠の傑作ポエムをご紹介してきます!

ブリーチとは?

ブリーチは『週刊少年ジャンプ』で2001年から2016年で役15年間連載された、久保帯人原作による日本の長編漫画です。全74巻で完結しています。ブリーチは、第50回小学館漫画賞の少年向け部門を受賞し、日本のみならず海外でも人気が高く、世界累計発行部数は1億2000万部を超えるほどの熱狂的な支持を得ています。

ブリーチの物語は、高校生の黒崎一護はじめとした登場人物たちが、家族を悪霊などから守るために、自らが死神となり敵対勢力と戦っていきます。現世と霊界の均衡を保っていく為の調整者でもあり、霊魂を成仏させたり、悪霊を退治し現世を守護する者として活躍していきます。主な舞台は東京・空座町(からくらちょう)という架空の町です。進行していく中で、天界や地獄などの世界に場面が転換していきます。

オサレの由来

「オサレ」の由来についてですが、その由来は定かではありません。90年代のある番組で服装について、ある人物が片言の日本語で「お洒落」を「オサレ」と言っていたことが一つ由来とされているようです。この俗語は、インターネットを通じて広まっていきました。また、他の由来で「オサレ」という言葉が広がったきっかけに、ブリーチで「オサレ」という言葉が頻繁に使用されていたことから、という由来説もあるようです。

ブリーチで使用されている「オサレ」の意味は、ブリーチの独特のセンスに対して発せられる言葉になっているようで、皮肉で使われる場合もありますが、ほとんどが褒め言葉として使用されているようです。

オサレ師匠

オサレ師匠とは、漫画に出てくるキャラクターのことでは無く、原作者の久保帯人先生のことのようです。オサレ師匠と言われ始めたのは、ブリーチはオサレ(お洒落)なキャラの名前であったり、服装のデザインがオサレであったり、アニメのオープニングがオサレだったりと様々なところがオサレで、オサレとブリーチは切っても切り離せないという理由からのようです。

そして、久保先生がテレビに出演していた際に来ていた服装が、漫画家とは思えないほどのオサレなスタイルであったこともオサレ師匠と呼ばれるようになったのに影響しているようです。しかし、久保先生自体はオサレやお洒落について一切発言したことがないようで、周囲がそう感じているだけのようです。原作者の久保帯人先生の自身のポエムや台詞などが度々出てくることもあり、それもまた、オサレ(お洒落)と呼ばれています。

『BLEACH』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

ブリーチのオサレ名言

全74巻あり、全686話ある話の中で、オサレ師匠が生み出したオサレな名言がたくさん飛び出してきます。ブリーチの敵との戦い方はどちらがオサレなコメントが出来たかということで争われるようです。ストレートに分かる名言もあれば、少し頭を捻らないと分からない名言、頭を捻っても分かりにくい名言などもあり様々です。今回は、特にSNS上で注目されていた名言を選び、まとめてみました。

オサレ名言・名シーン①何だと?

ブリーチで最も使用頻度が高いのが「何だと?」という言葉です。驚いたときや呆然としたとき、絶望した瞬間などに使用されるようです。初期にこの台詞が登場したときは普通の言い回しだったのですが、使用回数が増えてくるにつれてその言い回しはブリーチ独特のものになっていきます。ブリーチの代名詞と言っても過言ではない台詞の一つです。

オサレ名言・名シーン②5回とも同じ人を好きになる

ブリーチのヒロイン・井上織姫の名台詞です。人生が5回あったら、5回とも違う町で生まれて、5回とも違うものをお腹いっぱい食べて、5回とも違う仕事するんですが、5回とも同じ人を好きになるといういう、井上織姫が好きな人と別れる際に言った台詞で、彼女の気持ちの全てがこの台詞に注がれており、ブリーチファンの心を打つ名台詞となりました。

オサレ名言・名シーン③月島さんのおかげ

月島の月島秀九郎の能力「ブック・オブ・ジ・エンド」の効果は、斬りつけた相手の『過去を“分岐”する』ことによって、過去を書き換えてしまいます。月島によって過去を変えられたチャドが一護に言った名言、ではなく、迷言です。月島の能力はすごく、最終話のラスボスの能力さえもなかったことにしてしまいます。一護以外、月島の手にかかり、「全部は月島さんがいたから」という仲間達。一護が恐怖に慄くシーンで印象的です。

オサレ名言・名シーン④久しぶりにやってみるか剣道ってのをよ

「久しぶりにやってみるか、剣道ってのをよ。」という名言です。この名言はかなり使用頻度が高く、剣道の部分を違う言葉を持ってきて使用されることもあるようです。言葉からすると、至って普通の言葉のようですが、このセリフの言い方や、状況がオサレだったのでしょう。

オサレ名言・名シーン⑤済まぬ

朽木白哉の名台詞「済まぬ」という名言です。「済まぬ」では通用しない場面でも「済まぬ」を連発。あまりにも言い過ぎるので、最初の頼れるクールガイのイメージから一変して間抜けなキャラが定着してしまい、付いたあだ名が「済まぬさん」。オサレ師匠のお気に入りのキャラのようで、瀕死の状態になっては復活するを繰り返し、物語に登場しているようです。

オサレ名言・名シーン⑥エサクタ

「エサクタ」と聞いて、何かの呪文?と考えそうですが、どうやらスペイン語で「正解」という意味のようです。「エサクタ」はフィンドール・キャリアスの名言です。ブリーチファンの間では使い勝手の良さから、普段でも「正解」という代わりに「エサクタ」を使って盛り上がっているようです。フィンドール・キャリアスは、「エサクタ」を遣い過ぎて命を奪われてしまいました。

オサレ名言・名シーン⑦心か

成体の破面「ウルキオラ・シファー」が、織姫と心を通わせることによって、今まで知らなかった心を知り、「これが心か」と砕け散っていくシーンの名台詞です。台詞にインパクトがあったというよりは、ページの使い方で、ページ中央に一言「心か」が添えてあるだけのシンプルな演出に強く印象が残ったようです。

オサレ名言・名シーン⑧孔に響くよ

分裂したリジェ・バロの前に、体に孔が空いているのが特徴の護廷十三隊三番隊副隊長「吉良イヅル」が登場したシーンです。このシーンを見たファンの目に留まったのは、体の孔から見える月です。思わず、「わ、オサレ!」と声が漏れしまいそうです。人と月のコラボで、オサレ師匠(原作者)の発想がオサレです。

オサレ名言・名シーン⑨遣っていないと錯覚していた?

藍染惣右介の(あいぜん そうすけ)の能力、斬魄刀鏡花水月。他社の五感を支配し、完全に催眠にかけてしまう能力です。催眠をいつ使ったか相手に分からなくさせ、幻覚を見せる斬魄刀鏡花水月は、最強のラスボスと言われた「ユーハバッハ」ですら、この能力の前では手も足も出ませんでした。

オサレ名言・名シーン⑩不転太殺陵

「不転太殺陵」は尸魂界王属特務・零番隊「兵主部一兵衛」の斬魄刀「一文字」が繰り出す技名です。1ページを丸々使用し、白と黒のコントラストで力強さがありカッコよく、ブリーチファンの度肝を抜いた名シーンとして話題となっていたようです。

オサレ名言・名シーン⑪憧れは理解から最も遠い感情だよ

藍染に憧れを抱き、藍染の部下にまでなった雛森桃が、死んだと思われていた藍染に再会します。しかし、藍染の斬魄刀で雛森の胸が貫かれてしまい、そこへ駆けつけた日番谷冬獅郎が雛森がどれだけ藍染に憧れていたかを説くと藍染から辛辣な返事が返ってきます。「憧れは、理解から最も遠い感情だよ」と背筋が凍るような冷たい返事ですが、真意を突いているような言葉で名言としてファンの間では話題となっているようです。

オサレ名言・名シーン⑫勝者とは常に世界がどういうものでは無く

こちらの名言も藍染の言葉です。世界がどういうものかを理解もしつつ、どう在るべきかを問う必要があるということで、それが勝者の考え方だということのようです。読者の中には、少し肩の凝る考え方だと感じた方もいたようですが、藍染は自分を追い込んでいるのでしょう。そこがカッコよくオサレに映るのかもしれません。

「どう在るべきか」というよりは、世界がどういうものか理解して踏まえた上で、「自分がどうしたいか?」と考えた方がもっと楽に生きられるという感想を抱く人も中にはいたようです。

オサレ名言・名シーン⑬波動の三十三蒼火墜

ブリーチの名言は思春期特有の思想・行動・価値観を強く持った厨二病心を擽っているようです。読者にも意味が分からないという部分があるようですが、その並べられた言葉に心が動かされるようです。意味が重要ではなく、語呂が良くてオサレということなのかもしれません。

オサレ名言・名シーン⑭故に侘助

切られれば切られた分だけの負荷がかかり、終いには地に這いつくばるしかなくなる、まるで詫びるように頭が垂れてくることから「侘助」という技名がつけられたようです。重力を操れる剣はオサレのようです。

オサレ名言・名シーン⑮俺自身が月牙になることだ

卍解した斬月『天鎖斬月』と2000時間の修行を終え、賢者モードになった一護。一護は『天鎖斬月』の必殺技『月牙天衝(げつがてんしょう)』に自分自身がなるという飛んでもない最終奥儀に挑みますが、結果は死神としての全ての力を使い『無月』を放っただけでした。しかし、「俺自身が月牙になることだ」という台詞のパンチはすごく、ファンの心を捉えたようです。

オサレ名言・名シーン⑯命を刈り奪る形をしてるだろ?

護廷十三隊九番隊の副隊長である檜佐木修兵が、自分の斬魄刀「風死」の独特の形状について語った台詞です。 檜佐木修兵はこの斬魄刀を気に入ってはいないようですが、斬魄刀の構え方や刀の鎌のような形状から「命を刈り獲る形をしているだろう?」と敢えて言っているところにファンはオサレと感じているようです。

オサレ名言・名シーン⑰チャドの霊圧が消えた

ブリーチの物語で一護の相棒的存在・チャドの霊圧は、強敵と対するたびに消えてしまうようです。霊力のある一護たちは霊感で相手の安否を感じ取ることが可能です。「チャドの霊圧が消えた」は、日常的にファンの間でも使用しやすいようで、一緒に出かけた友人とはぐれた際や、LINEで既読が付かない時、または返信がない時に使用されているようです。

オサレ名言・名シーン⑱顔色は窺ったらあかん

「上に立つ者は、下の者の気持ちは汲んでも、顔色を窺ったららあかん」という平子真子の名言です。これは上に立つ人間にとってはハッとさせられる言葉なのではないでしょうか?そのあとに続く言葉も素敵なようで「好きなようにやったらええ、それで誰もついて来おへんかったら、器やなかったっちゅうだけの話や」と言っています。平子真子のこの言葉に対してカッコ良すぎると感じているファンが多いようです。

オサレ名言・名シーン⑲叫べ!我が名は…斬月!

「我が名は…『斬月』!!!」と一護が初めて斬魄刀『斬月』を取得する前の台詞にぐっとくるファンもいるようです。「恐怖を捨てろ、前を見ろ進め、決して立ち止まるな、退けば老いるぞ、臆せば死ぬぞ」という恐怖の中の自分を奮い立たせている台詞です。過去に何かの壁にぶち当たった時に自身を鼓舞する為に似たような言葉を言い聞かせていた方もいたのではないでしょうか?

オサレ名言・名シーン⑳完璧とは絶望だよ

「完璧とは絶望だよ」というマッドサイエンティスト『涅(くろつち)マユリ』隊長の台詞です。この台詞に鳥肌が立ったファンも少なくはなかったようです。物事の完璧を追いつつも、完璧を否定する姿がカッコ良いとSNS上では話題となっています。一つのゴールに満足してしまっては、その先の成長が得られないという教え的な名言です。

オサレ名言・名シーン㉑あまり強い言葉を遣うなよ

「あまり強い言葉を遣うなよ、弱く見えるぞ」は、凄む日番谷冬獅郎に対して言い放った藍染の台詞です。悪いことをし出した藍染の初期の頃の名言で、ファンの間でもブリーチの名言として多く取り上げられる名言の一つのようです。常用性は低いですが、オサレと話題になっています。

オサレ名言・名シーン㉒13kmや

ブリーチで登場する斬魄刀は凄い能力を秘めいている刀ばかりです。狐目の彼『市丸ギン』の斬魄刀はなんと13km伸びるようです。地図上で見ると、東京駅から川崎の少し手前辺りまで伸びるそうです。伸びても13km先が見えるのでしょうか?そんな考えがでてきそうですが、そのような考えは野暮なようです。

ブリーチのオサレ師匠の傑作ポエム

ブリーチの巻頭などにはオサレなポエムが掲載され、人々を惹き付けているようです。登場人物が思っている気持ちや、師匠(原作者)が考えたことなどがそれぞれに合った内容で綴られており、読者が感情移入しやすいような内容になっています。中には意味不明で解釈が難しいものもあるようですが、何を言おうとしているのか読者が解釈の仕方を考えられるのがまた、ブリーチの魅力になっているようです。

ここからは、ブリーチのオサレ師匠の数あるオサレなポエムの中から10個を厳選し、オサレポエムと掲載巻を一緒にご紹介していきます。オサレ師匠の傑作と言われているおオサレポエム。あなたはどのオサレポエムに心惹かれますか?

ブリーチのオサレポエム:3巻

ブリーチの中でも、ファンの間で一番考えさせれらるポエムが載っているのが3巻に掲載されている井上織姫のポエムです。『もし わたしが雨だったなら それが永遠に交わることのない 空と大地を繋ぎ留めるように 誰かの心を繋ぎ留めることができただろうか』という切なさが漂うポエムです。

井上織姫の能力が「拒絶」ということもあり、誰とも交わることができない織姫の心情を詠っており、自分を雨に准えて、決して交わることのない、空と大地を雨が結ぶという、反するもの同士を結び付けたいという願いも込められているようなポエムでもあるようです。

ブリーチのオサレポエム:5巻

一護と一番信頼度の高い茶渡泰虎(チャド)のポエムが5巻に掲載されています。『剣を握らなければ おまえを守れない 剣を握ったままでは おまえを抱き締められない』。愛する人を守るためには剣を取る、愛する人を抱きしめるためには剣を捨てる、愛することと守ることの間で葛藤を感じることが出来ます。

果たして、本当に愛するとはどういうことなのでしょうか?守るとはどういうことなのでしょうか?ブリーチファンの間では、とても深く考えさせられるポエムで話題となっているようです。

ブリーチのオサレポエム:8巻

ブリーチ8巻に掲載されている斬月のおっさんのポエムです。『錆びつけば 二度と突き立てられず 掴み損なえば我が身を裂く そう 誇りとは 刃に似ている』というポエムにぐっと来たファンもいたのではないでしょうか?自尊心についてのポエムです。

自尊心・プライドはある程度は持っていないとダメなものですが、持ち過ぎると人の忠告や助言を聞くことが出来ず傲慢になり、終いには自分の身を切り裂く、それはまるで刀のようだ例えている、人生句のようなポエムです。

ブリーチのオサレポエム:25巻

『我々は皆 生まれながらにして死んでいる 終焉は常に 始まりの前から そこに在るのだ 生きることが 何かを知り続けることならば 我々が最後に知るものこそが終焉であり 終焉をついに見出し 完全に知ることこそが 即ち死なのだ 我々は何かを知ろうとしてはならない 死を超越できぬ者は 何ものも知ろうとしてはならないのだ』という死生感についてのポエムです。

ブリーチ25巻に掲載されている黒崎一護のポエムで多くのファンを唸らせています。生と死は表裏一体で、死に向かって生きているということは、生に向かって死んでいく、つまり無限のループを繰り返していると言うことが出来、それを人は超えることが出来ないということなのでしょう。

そして、全てを知ってしまったときこそが本当の意味での死であるため、それを超えられないのであれば、知るという行為は自殺行為であり、するべきことではないという師匠の思いが込められているのではないでしょうか?とても感慨深いポエムのようです。

ブリーチのオサレポエム:35巻

シンプルながらに人気があったのが「涅(くろつち)マユリ」の『産まれ堕ちれば、死んだも同然』というポエムです。ブリーチ35巻に掲載されています。先ほどの、黒崎一護のポエムとテーマが似通っていますが、こちらも死生感についてポエムです。

生まれたならば、どんな生物・動物でも必ず死というものが待っています。それに例外はなく、この世の摂理として決められているということを詠っているようで、ファンの間では注目が集まるポエムだったようです。

ブリーチのオサレポエム:42巻

共感の声が多かったのが、ブリーチ42巻に掲載された、ティア・ハリベルのポエムです。『犠牲無き世界など ありはしない 気付かないのか 我々は 血の海に 灰を浮かべた地獄の名を 仮に世界と 呼んでいるのだ』というポエムですが、人間は何かをするにつけて、そこに犠牲を孕んでいます。

食べ物、住む場所から気づかないところでも何かを犠牲にしているかもしれません。そして、そんな世界は、地獄のようだと師匠は言うのです。それを考えると、自身に与えられるものに感謝を感じずにはいられません。読者をハッとさせるポエムのようです。

ブリーチのオサレポエム:46巻

ブリーチ46巻に掲載されている、松本乱菊のポエムです。『不幸を知ることは 怖ろしくはない 怖ろしいのは 過ぎ去った幸福が 戻らぬと知ること』。松本乱菊の半生がダークなものだったことが想像されます。物凄く幸せだった日々が二度と戻ってくることはないでしょう。

しかし、物は考えようでどのような出来事でも不幸と考えれば不幸になり、幸福と考えれば幸福になります。そして、二度と同じ時間が味わえないと分かるからこそ、その時間が尊く大切なものになっていくのでしょう。人間の恐怖心、弱さが浮き彫りになったポエムのようです。

ブリーチのオサレポエム:49巻

ブリーチ49巻掲載、黒崎一護が述べたポエム『僕は、ついてゆけるだろうか 君のいない世界のスピードに』。一護が大切な人を失った絶望感や喪失感が如実に表れているポエムです。一護を取り巻く周りのスピードは何事もなく普通に過ぎていきますが、大切な人を失った一護の中のスピード感は、世の中の流れていくスピードとは少し違いスローで流れている様子が見て取れます。一護の思いに共感する読者が多かったようです。

ブリーチのオサレポエム:51巻

少しエロスを感じさせるポエムで可愛いと読者の間で話題になっていたのが、ブリーチ51巻に掲載された毒ヶ峰リルカの『あたしの心に 指を入れないで』というポエムです。恋心を詠っているようで、心の中に勝手に入ってきて指で乱さないでという内容のもののようですが、どこかエロティック感があり、可愛らしく表現していると人気の高いポエムのようです。

ブリーチのオサレポエム:54巻

ブリーチ54巻に掲載された朽木ルキアのポエム『変わらぬものは 心だと 言えるのならば それが強さ』も読者の間で注目されたポエムのようです。一護がある真実を知っても、彼の気持ちは揺らぐことがありませんでした。そんな意を決した一護に対し、ルキアが感じた気持ちを表現したポエムです。一護を尊敬して止まないルキアの様子が感じられるようです。

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ブリーチのその他のオサレ

オサレ①初連載

オサレ師匠の初連載漫画「ゾンビパウダー」は少年ジャンプで掲載されていましたが、一部で支持を得ながらも打ち切りとなってしまった作品のようです。この頃から、世界観や台詞、キャラクターと独特なポエムがオサレなことで話題となっていたようです。現在でも連載再開を望む読者ファンが少なくないようです。

オサレ②師匠のツイート

オサレ師匠こと、久保帯人先生のツイートもオサレだと話題とないっています。このツイートされた内容文面からは力強さを感じさせます。オサレ師匠なりの激励なのかもしれません。こちらのコメントが最高にクールでカッコいいとSNS上で話題となっていました。このコメントがされたアカウントは既に削除されているようですが、現在は新しいアカウント(@tite_official)で漫画作品についてツイートされているようです。

オサレ②斬魄刀の解号や鬼道の詠唱

ブリーチは斬魄刀の解号や鬼道の詠唱が物凄くオサレだの間では注目されています。「花風紊れて花神啼き」(はなかぜみだれてかしんなき)「天風紊れて天魔嗤う」(てんぷうみだれててんまわらう)「花天狂骨」(かてんきょうこつ)とほとんど普段は使われない感じが使われており、ルビがふられていないと何と読むのか分からないことが多く、意味も謎です。

一見難しそうな字面ですが、声に出して読んでみると計算されたかのように読みやすく、ゴロの良さを感じさせ、オサレ感を醸しています。これなら、声を当てる声優さんも言いやすそうです。ひょっとして、アニメ化を考慮されての配慮だったのでしょうか?そうだとしたら、正に、オサレです!

オサレ③劇中の用語

ブリーチの物語内で使用される言語は主に日本語ですが、キャラクターによってはスペイン語やドイツ語などの外国語が使用されているようです。外国語については正確な意味などよりも語呂などが優先されているようで、ツッコミどころが満載な部分もあるようですが、カッコよく使用し演出されているため、読者の間ではオサレと言われているようです。

特に造語を作成するセンスがとても優れているとファンの間では評判で、意味不明で難しい言葉でも姿形でカッコ良く魅せる、その魅せ方と言葉の使い方がブリーチ作品のツボとなり人気となっています。

オサレ④キャラの名前

オサレ師匠の言葉の演出には定評があるとご紹介してきました。そして、それはキャラクターのネーミングセンスにも表れているようです。カタカナが並び、舌がもつれそうな名前でも、いざ声に出して読んでみると滑らかに口から出てくるようです。

幾つか例を挙げると「グリムジョー・ジャガージャック」「アーロニーロ・アルルエリ」「チルッチ・サンダーウィッチ」「バンビエッタ・バスターバイン」いかがでしょうか?意外とスムーズに言えたのではないでしょうか?名前の覚えやすさもオサレのポイントとなっているようです。

オサレ⑤コンビニコミックの表紙

ブリーチはコンビニ版の漫画にもなりました。コンビニ版の漫画の表紙というと、どうしても通常のコミック版と比べると質が落ちるというイメージがあります。しかし、ブリーチのコンビニ版コミックスは新装版か完全版かと思ってしまうほどしっかりとしており、物凄くオサレなデザインの表紙となっています。漫画の内容には基本的に変わりはないようです。

オサレ⑥アニメの主題歌

ブリーチアニメのオープニングやエンディングの楽曲はさることながら、曲と一緒に流れる映像のクオリティーの完成度が高いと絶賛されています。ブリーチの世界観をうまく表現し、クレジット表示になどの細部に至るまでこだわりを感じさせます。特に高評価なのが、アニメ後期のオープニング「乱舞のメロディ」の映像です。アニメのオープニング映像は原作漫画の表紙にも影響しているとも言われているようです。

ブリーチのオサレに関する感想や評価は?

ブリーチのオサレ感が出ているのは、台詞でもポエムでもなく、そもそものタイトルに「ブリーチ」と付けたところが一番オサレと感じている方も少なくないようです。読者自らのORS値(オサレ値)を高めるために「自分ならこの漫画にどんなタイトルをつけるか」と盛り上がるファンもいるようで、ブリーチの楽しみ方は物語を読むことだけではないことが伺えます。

ブリーチの物語で紡ぎ出された言葉は、他言語の言葉を輸入して用いられているところも多く、そこがオサレだと感じているファンが多いようです。オサレ師匠の目の付け所が普通とは違う様が感じられ、正にカリスマ漫画といえるようです。

ブリーチのオサレ名言・名シーンまとめ

ここまで、ブリーチのオサレ名言・名シーンまとめてきました。オサレの由来やオサレ師匠(久保帯人先生)の傑作ポエムも合わせてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?オサレの由来はどこから来たのか定かではなく、言葉とは突然、派生してくるもののようです。オサレの由来はひょっとしたらブリーチの漫画から来ているかもしれません。

そうでなくても、ブリーチの漫画から「オサレ」という言葉が世の中に広がっていったというのには間違いないのではないでしょうか?独特の世界観を持つオサレ師匠が繰り出す、名言やポエムは多くのブリーチ読者ファンの心を掴んでおり、また、キャラクターデザインや名前など、全てがオサレで読者を魅了しているようです。

オサレの由来ともなったと言われる、正にカリスマ漫画といえるようなブリーチには、ご紹介した名言・名シーン以外にも心に残るものがたくさんあるようです。まだ、ブリーチを未読の方は是非、お手に取ってご自身のお気に入りの名言などを探してみてはいかがでしょうか?

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