サイファーポール（CP）のメンバー一覧！正体や強さまとめ【ワンピース】

サイファーポールはワンピースにおいて数多く登場している海軍の枠の外、世界政府直属の諜報機関です。その立場上、基本的には海軍が命令する事も出来なければ海軍が彼らの行動を把握したりもできない存在とされています。世界8か所に拠点を置いてあらゆる情報を探る存在として存在しています。拠点ごとにCP1～CP8でと呼ばれ、黒で統一された衣装を身にまとっています。

CP1～CP8は存在が公にされている諜報機関ですが、実際にはこの他に表立っては行えない諜報を行うCP9、さらに上位に位置するCP0とあり、全部で10個のサイファーポールがある事が明らかになっています。基本的に命令権を持つのは世界政府の五老星並びに世界政府全軍総帥のコングのみですが元々彼ら以上の権限を持つ天竜人も命令権を持っています。

サイファーポールCP9はエニエスロビーに拠点を構える公には存在しないはずの9番目のサイファーポールで、CP1~CP8には許されていない情報の為には「殺し」も許されている闇のサイファーポールです。基本的に暗躍を行うのが任務であり、ワンピース本編ではウォーターセブン編で主に登場しました。ロビンの故郷であるオハラに22年前にバスターコールが行われた際にも関与していた事が明らかになっています。

登場時は長官と7人の諜報員、プラス半人前1人の計9人で構成されており、そのうち、「ロブ・ルッチ」「カク」「カリファ」「ブルーノ」の4名は5年もの間ウォーターセブンに潜入任務を行っていました。目的は古代兵器「プルトン」の設計図の奪取で、行動を起こすと同時にオハラの生き残りであるロビンとプルトンの設計図を持っていたフランキーをエニエスロビーに連行しました。

CP9への所属条件は明確には不明ですが、構成員は少なくとも「六式」と呼ばれる6種類の体術を習得して初めて一人前と認められるようです。ただ六式はCP9だけの秘術というわけではなく、その一部の技をコビーやたしぎなど海軍所属の者が利用したり、ルフィやサンジのようにその一部を独自に習得している者もいます。

CP9は世界政府の中でも特別な存在である事には間違いなく、本来は海軍本部の元帥か大将しか持たないバスターコールの権限をCP9の長官が一時的に譲渡される事もある事からただの諜報機関以上の権限を有している事が計り知れます。

公には存在しないCP9を含む全てのサイファーポールの最上位に位置する組織がサイファーポールイージスゼロ、通称CP0です。初登場はドレスローザ編でドフラミングの七武海脱退の報道が誤報だった事を伝える為にドレスローザに姿を見せた時でした。元天竜人であるドフラミンゴを助けるこの行動によりローの目論見が外れてドレスローザ全土での戦闘に発展していく事になります。

ただ現時点では所属メンバーによる明確な戦闘シーンが描かれていない事もあってCP0の強さに関しては不明点も多いです、CP9でのトップ戦力であるルッチとカクと同時に戦力としては頭数にも入らないスパンダムも所属している事からあくまでも「諜報」能力で所属が判断されている可能性もあります。

上記でも少し触れているようにCP0は天竜人と非常に強い関係を持った諜報機関です。所属上では世界政府直下となっていますが、基本的には天竜人の要請によってのみ行動し、時には世界政府の五老星や海軍元帥であるサカヅキの預かり知らぬ所で法を超越した行動をする事からサカヅキからは「天竜人の傀儡」と呼ばれ忌み嫌われています。

長年世界政府に追われ、その内情にも詳しいロビン曰く、「彼らが動くとろくな事がない」と言われる組織でもあります。

ウォーターセブン編にて麦藁の一味とそれぞれに死闘を演じたCP9。ほぼ全てのメンバーが敗れ、最後にはCP9のリーダー格であるルッチもルフィに敗れて崩壊してしまいました。ワンピースの本編で描かれているのはここまでですが、その後は扉絵連載を通じて展開が描かれています。バスターコールが行われる中、ブルーノの能力もあって島を抜け出したメンバーはセント・ポプラ島という島で療養生活を送っていました。

ルフィと戦ったルッチとゾロと戦ったカクは気を失ったまま運ばれますが先に目を覚ましたのがカクでした。カクはフクロウと協力して治療費を稼いでいるとルッチも目を覚まします。ルッチが退院する頃、島をキャンディー海賊団が襲撃。ルッチ達はこれに応戦して島を救いますがその過剰なまでのやり方に島民達に怯えられキャンディー海賊団の船を利用して故郷に帰る事を決めています。

一方で唯一海軍にそのまま席を置いていたのがCP9長官のスパンダムです。スパンダムはエニエスロビーでの失敗を全てルッチ達構成員に責任を押し付け海軍を使い、ルッチ達を捜索していました。ルッチは自分達を探しに来た海軍を撃退すると「いずれ必ず戻ります」というメッセージを電伝虫を通じてスパンダムに伝えました。

ウォーターセブン編時点では確実に崩壊したと言っても過言ではないCP9。新世界編以降CP9所属メンバーであるルッチ、カク、スパンダムがCP0として登場している事から見ても新世界編では既にCP9は存在していない可能性も高いですが、CP9メンバー全員がCP0として登場しているわけではない為、或いはCP9が存続している説もあるなど曖昧な状態ではあります。

ここからは現在までに判明しているサイファーポールのメンバーを順に紹介していきます。サイファーポールのメンバーではお互いに体技を「道力（ドウリキ）」という単位で計っているのでそちらも強さの基準の1つとして紹介していきます。ちなみに基準の1つとして道力は武器を持った衛兵1人を10道力として換算、500を越えれば十分に超人であると紹介されています。

道力2180を誇り、動物系悪魔の実、イヌイヌの実、モデル狼の能力者でもあるのがジャブラです。六式使いのCP9メンバーの中で唯一、本来動けなくなってしまう「鉄塊」を全身に使った状態でも動く事ができ、「鉄塊拳法」と名付けた戦闘法を駆使して戦います。エニエスロビーでの戦いでは最初ウソップ（そげキング）と交戦し追い詰め、交代したサンジ相手にも優位に戦いを進めました。

殺し屋としてのスタイルはいたぶる事はせずに瞬殺するべきだという考えの持ち主で道力的にも飛び抜けている事からルッチやカクをライバル視している節があります。単純な道力ではCP9時点でルッチ、カクに次ぐ強さを持っていますが、残念ながら新世界編以降ではその姿はまだ描かれていません。

道力は820でドアドアの実の能力者なのがブルーノです。ウォーターセブンへの潜入組の1人で、唯一中心街の酒場の店主として働いていました。ロビンに最初に接触したのもブルーノでその能力を使いアイスバーグを襲撃しています。エニエスロビーでは最初にルフィと対峙し、互角に渡り合うもルフィがこの時初めて使い始めた「ギア」による戦闘術により圧倒されてしまいました。

しかし諜報機関としてみれば、特に「潜入」向きの能力であり、アイスバーグ邸への侵入、さらにはエニエスロビーでの戦いの後にも気絶したルッチやカクを自身の能力で救出するなどしており、戦闘面以外での活躍も目立つキャラクターです。

道力810で顔に隈取を入れた大男がクマドリです。まるで歌舞伎役者のような風貌で、「よよいっ」という口癖を筆頭に歌舞伎役者のような言動を行います。他のCP9メンバーと違いある程度とはいえ長官であるスパンダムに忠誠心を持っており、言動を諌めるような場面も目立ちます。

錫杖を武器としていますが、その他に、自分の身体の隅々にまで意識を届かせ、自身の意識で髪の毛、体型などを自在に操る事が出来る「生命帰還」という技をしようして戦います。エニエスロビーでの戦いでは、ナミ、そしてチョッパーと戦い圧倒する程の強さを見せていますが、チョッパーのモンスターポイントにはなす術なく敗れました。

道力800で「音無しのフクロウ」の異名を持っているのがフクロウです。クマドリと同じく身体が非常に大きいのが特徴で、噂好きな上に口が非常に軽い為に、口にはおしゃべり防止用のチャックが付けられています。しかしそのチャックは自身でも空けられてしまう為、事あるごとに口を開いて喋ってしまう為、外部に作戦を漏らしてしまう事も珍しくないようです。

六式の中でも特に「剃」を得意とし、その剃により無音で相手に近付いて任務を遂行する事が異名に繋がっています。エニエスロビーではフランキーと戦い、持ち前の剃の技術を使って空中戦に持ち込もうとしますが、最後にはフランキーに足を封じられる事で敗れてしまっています。

道力は630、CP9唯一の女性メンバーで、ウォーターセブンへの潜入組でもあったのがカリファです。元々はイバラの鞭を武器に使っていましたが、エニエスロビー編を前にアワアワの実の能力者になっています。非常にクールな印象を与えられるロングヘアでメガネをかけた美女ですが、天然ボケな一面が強く「セクハラです」「無礼者」が口癖となっています。見た目もあってかウォーターセブンではアイスバーグの秘書を務めていました。

エニエスロビーでは最初はサンジを相手にして実力では劣りながらもサンジの女性には死んでも攻撃しないポリシーによって勝利を収めると入れ替わる形でナミと交戦。頭脳戦で有利に立とうとするも最後にはナミの「完全版クリマタクト」によって敗れてしまいました。

CP9では六式を使えるようになって初めて一人前として認められるようで、半人前扱いされる四式使い、それがネロです。ちなみに六式のうち使えないのは「指銃」と「鉄塊」です。「海イタチのネロ」という異名を持ち、フランキーとロビンを護送する海列車の第三車両を守っていました。戦闘では四式に加えて銃も使って戦います。

海列車内部でフランキーと交戦する事になりますが、序盤こそ優位に戦ったものの最終的にフランキーに敗北、我を忘れて生け取りが任務であるのフランキーを殺そうとしてしまった事からルッチに切り捨てられてしまいました。以降登場しておらず、その生死などは不明で他のメンバーは描かれている扉絵連載でもその姿は確認できません。

サイファーポールイージスゼロ、通称CP0は登場こそしているものの、通常の任務では仮面を付けている為その正体は不明のキャラもいますが、数名所属しているメンバーが判明しています。ここでは既に正体が判明しているCP0のメンバーを紹介していきます。

ウォーターセブン編時点ではCP9に所属し、ウォーターセブンに潜入。ルフィとの戦いに敗れた後、新世界編にてCP0に所属を移しているのがロブ・ルッチです。CP9所属時点でその道力はCP9メンバー中でも最強の4000を記録しています。CP9では尊敬されない長官に変わり実質的にリーダー的な役割を担うなどその強さをメンバー、または海軍やその内部からも認められていました。

常に冷静沈着な性格で幼少期より世界政府で英才教育を受けて13歳にしてCP9に所属していました。ネコネコの実モデルレオパルドの能力者であると同時に、六式においても唯一最終奥義「六王銃」を使う事が可能、さらにはクマドリも使用する「生命帰還」まで利用する事ができます。エニエスロビーではそれらの能力を駆使してルフィと死闘を演じましたが最後には敗れてしまいました。

以降は扉絵連載で生存が確認され上記のように行方を眩ませていましたが新世界編にてCP0の長官と言える総監として再登場。ドレスローザ編で登場していましたがこの時は仮面をかぶっていた為正体不明でした。その正体がルッチだと判明したのは劇場版ワンピース「GOLD」での事で、以降本編では世界会議編でもその姿を確認できます。

初登場時はCP9の長官で、上記のCP9メンバーに命令を与えていたのがスパンダムです。ちなみにCP9の長官になる前にはCP5で主官を務めていました。ちなみに道力は9とされ当たり前ですが戦力としては数えられておらず、CP9のメンバーからも尊敬されていません。ただしフランキーやロビンにボコボコにされても動きまわれるなどタフさだけは人並み以上の物を持っています。

その性格は冷徹かつ卑劣で自分の出世を最優先して行動。古代兵器プルトンの設計図を狙って長年暗躍しています。フランキーの恩師であるトムを逮捕するきっかけを作りだしました。また自身の戦闘力は皆無に近いながらゾウゾウの実を食べさせた「ファンクフリード」を保有している事から攻撃には主にこのファンクフリードを利用しています。

そもそもCP9の長官の座につけたのは同じくCP9の長官であった父、スパンダインの影響が強くその為に新世界編では父が病床に伏してしまった為にCP0には所属しながらもルッチの部下となっているなど上下関係が逆転してしまっています。ただし現状には満足しておらず表向きはルッチを「ダンナ」と呼んで恭順を示しながら復権の機会を伺っています。

元CP9のメンバーでウォーターセブンの潜入組でもあったのがカクです。道力はCP9時代で2200を誇り、ウォーターセブン時代には船大工として確かな力を示しながら町を自由に走り回る身体能力の高さから「山風」の異名を与えられていました。元々は逆手持ちした2本の刀と「嵐脚」を駆使した四刀使いでしたが、エニエスロビーでは悪魔の実「ウシウシの実モデルジラフ」を食べて能力者となっています。

エニエスロビーではゾロと交戦し、手に入れたばかりの能力も駆使して追い詰めますが、最後にはゾロの「阿修羅弐武銀」に敗れてしまいました。ルッチと同じく気絶したままエニエスロビーから脱出しています。新世界編ではCP0のメンバーになっている事は確認されていますがまだ目立った活躍は描かれていません。

CP0で唯一登場時から素顔で登場したのがホールケーキアイランド編に登場したステューシーです。サンジとプリンの結婚式のゲストとして「歓楽街の女王」として出席していました。その狙いは結婚式の目玉であった「玉手箱」でしたが、元々すり替えられていた「玉手箱」は爆発。この事が意図せず麦わらの一味やファイアタンク海賊団の助けとなります。

爆発して倒壊するホールケーキシャトーからの「月足」での脱出、さらには「飛ぶ指銃」を使う場面も見せている事から少なくとも六式の訓練を受けているのは確認できています。CP0として行動したシーンはわずかですが明確にワンピース本編で活躍が描かれたと唯一と言ってもいいキャラクターです。

複数名の所属メンバーが判明しているのは現在の所CP9とCP0だけですが、それ以外にも過去編を含めていくつかの場面でサイファーポールに所属するメンバーが明らかになっています。ここからはCP9とCP0以外のサイファーポール所属メンバーを紹介していきます。

上記でも紹介したスパンダムの父で先代CP9の長官、それがスパンダインです。息子スパンダムと同様に冷徹で下劣な性格。22年前のオハラのバスターコールを発動させた張本人であり、クザンの策略によってロビンを逃がしてしまいました。またまだ子供であるロビンに懸賞金をかけた人物でもあります。既に一線は退いていますがウォーターセブン編時点では白髪になりながらも存命、新世界編では病床に伏せっています。

上記のスパンダインの部下として登場する所属メンバーの1人がラスキーです。「剃」や「指銃」と思われる技を使う場面が描かれている他、カリファの父である事が分かっているだけで新世界編時点での生存は不明です。

エニエスロビーに向かう海列車の中で料理長兼護衛を務めていたのがCP7所属の料理人ワンゼです。自称CP7のエースで、食べ物を駆使する体術「ラーメン拳法」の使い手です。海列車に潜入していたサンジと交戦、その能力をふんだんに見せつけますが、「食べ物を粗末に扱った」「サンジの前で料理人を名乗った」「仲間を侮辱した」事を理由に一蹴されてしまっています。

同じくエニエスロビーに向かう海列車の中でサンジと相対したのがCP6所属のジェリーです。南の海の「カラテの島」出身のボクシングチャンピオンで非常に長身の為に海列車では腰を折った不器用な状態でしか入れなかった為、サンジにあっさり倒されてしまっています。

サイファーポール、CP9のメンバーの代表格と言えるルッチ。彼が新世界編においてCP0に所属している事が明らかになっているのは上記でも紹介した通りです。エニエスロビー編でのラスボス的な立ち位置でもある事からその再登場時にはより強くなっている事が予想され再登場以降どれくらいの強さになっているのかを考察する人が多くなっています。

エニエスロビー編時点では断片的に描かれる事はあってもまだしっかりと概念的に登場しなかった「覇気」「覚醒」などの要素などもある事からこの再登場に際してルッチがどのような成長を遂げているのか考察も行われています。特にルッチが復活後にすぐにサイファーポールに戻らずに行方をくらましていたという事も何か成長要素を探しに行ったのではないかと思われているのです。

もちろん一度明確にルフィに対して敗北を描いているキャラクターであるルッチなので、新世界編での主要キャラクターの基準である「覇気」も扱う事ができるでしょう。ルッチの能力に「武装色」を合わせるだけでも強力になるのは間違いありません。しかしやはり悪魔の実の覚醒が大きなキーとなるのは間違いないと思われます。

ルッチはエニエスロビー編の時点でも悪魔の実の能力者で、六式使い唯一の最終奥義習得者である事を考えてもその成長先として真っ先に考えられるのが未だ謎の多い悪魔の実の「覚醒」です。本格的に登場したのはドレスローザ編のドフラミンゴですが、インペルダウン編にて動物系悪魔の実の覚醒能力者達が暴れている姿が描かれています。

極悪な囚人達が揃うインペルダウンとはいえ、あれだけの覚醒能力者を揃える事は自然発生的には考えにくいです。おそらく世界政府には動物系悪魔の実の能力者を人工的に覚醒させる力があるのではないかと予想されます。諜報機関であるサイファーポールに所属するルッチであればその情報を知っていても不思議ではありません。或いはサイファーポールに戻る前にその方法を求めたのかもしれません。

インペルダウンにて動物系悪魔の実の覚醒能力者は登場しているのですが、彼らには「自我」があるようには見えない節もあります。またこれまで明確に覚醒者として描かれているキャラはパラミシア系であるドフラミンゴとカタクリしかいません。この事からルッチが明確に自我を持って動物系悪魔の実の能力の覚醒者として、描かれるのではないかと予想されています。

ただ動物系悪魔の実の能力者の覚醒はよりその動物の色が強く出てしまうのが難点だとも言われています。主要なキャラクターとしてルッチを再登場させるには、「マヌケな表情」とも言われる動物系悪魔の実の能力の覚醒は出さないのではという声もあります。しかし仮にルッチが自我を持ったまま覚醒すれば「生命帰還」で状態をある程度は制御できるはずです。或いは生命帰還は覚醒後を見越していたのではとする考察もあります。

ワンピース本編では新世界編突入以降まだ明確に戦闘シーンを描かれていないルッチですが、上記でも紹介した劇場版ワンピースフィルムゴールドでの登場の際にはサボと戦闘に移行するようなシーンが描かれています。ただあくまでも裏側的なシーンであり、明確な戦闘が描かれる事はありませんでしたが、メラメラの実の能力者で覇気も使えるサボと相対する事が出来るというだけでも十分にその強さを推し量る事が出来ます。

ちなみにこの劇場版の中ではサカヅキに軍艦を派遣するように指示するなど明らかに別格扱いを受けての再登場となっています。サカヅキも文句を言いながら軍艦を差し出している事から強さはもちろん、その立場としても明確に上の立場になっている事が伺えます。

上記のシーンが描かれる劇場版はワンピースの原作者尾田栄一郎先生が総合プロデュースを手掛けた映画でもあり、本編に繋がる部分があっても不思議ではないと言われています。さらに映画の特典としてもらえた777巻にも明確に伏線が盛り込まれていました。

余談ですがルッチにサボが向かって行った理由は「弟（ルフィ）の邪魔をさせない」為で、サボはルフィの戦いさえ無事に済めばここでルッチと決着を付ける必要はありません。その為ルフィの戦いが終わるとサボはさっさと切り上げて帰ってしまいます。革命軍の幹部であるサボを海兵は追おうとしますがルッチは「革命軍だぞ、またいつかぶつかるさ」と言って追おうとしませんでした。

これを本編にてサボとルッチが再戦する伏線ではないかという考察をする人は非常に多いです。これまでも映画の設定を本編に取り込んだ事もある前例もあって、映画の本筋には直接的に関係ないルッチ、サボを登場させたのもこの伏線を描く為だったのではないかとさえいわれる程です。

メインで活躍したエニエスロビー編以降、表紙連載に映画、そして要所で登場しているサイファーポール。それだけに現在でも数々の評価が投稿され、それぞれに考察なども呼んでいます。特にドレスローザ編以降、崩壊したCP9メンバーの現在も判明してきた事でそれらに触れる感想も多いです。

サイファーポールのメンバーの中でも人気の高いキャラクターは上記のツイートのように再登場を喜ぶ声も非常に多いです。ルッチやカクなどCP9の中でも特に強さが押されていたキャラクターを中心に既に新世界編でも登場している事から今後の活躍を期待する声は非常に多くなっています。

一方で上記でも紹介しているようにルッチ、カク、スパンダム以外の元CP9メンバーの行方が気になるとするような上記のような感想も目にする事ができます。特に一部のメンバーが再登場した事、表紙連載を見るに途中までは共に行動していた上に仲間意識の強さも伺えた事も見えているのでどのような事があったのかが気になるという人も多くなっています。

また世界政府側である為に懸賞金がなく強さの基準の1つとして公開されたCP9の「道力」を新世界編でも描いてほしいという声も見られます。ワンピースの世界の強さの1つの基準として非常に分かりやすかったとする声も大きく、周囲への影響力なども考慮される懸賞金と違って純粋な強さの指標である為、再登場の際にはどれだけ強くなったのかの指標としても描いてほしいという声は多いです。

ワンピースの世界において頻繁に描かれている海軍。しかし当然世界政府の戦力は海軍だけではありません。それを明確に示してくれたのがウォーターセブン編にて登場したサイファーポールです。彼らの登場以降、基本は海賊側視点で描かれるワンピースにおいても世界政府の全貌が少しずつ明らかになっています。

特にサイファーポールのCP9はメンバー全員が麦わらの一味と交戦した事から印象に残っている人、好きだとする人も多く、新世界編に入ってからも節々で暗躍する姿から今後本格的な再登場、そしてルフィ達との敵対が描かれるのを楽しみにしているという人も非常に多いです。CP9の元メンバーであるルッチやカクがCP0として再登場してからはその声はさらに大きくなっています。

ワンピースではキャラクターの再登場は決して珍しくなく、再登場の際にはより強さに磨きがかかっている事も珍しくありません。サイファーポールのメンバーが再び登場するとすればどのような強さになるのか、どのような展開で再登場するのかを楽しみにしている人も多いです。サイファーポールの再登場を心待ちにしながらワンピースの世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。