2019年01月23日公開
2022年11月15日更新
【ワンピース】カイドウの正体は最強の龍の能力者?悪魔の実や強さを徹底考察
ワンピースの四皇の中でも最後までその正体が明かされていなかった百獣海賊団船長のカイドウ。ワノ国編が始まり徐々にその能力・強さが明らかになってきました。中でも今まで描かれてこなかった龍の姿が描かれた事で今までの考察がさらに深みを増す事になっています。今回はワンピースの四皇、カイドウについてドラドラの実ではないかと言われる悪魔の実の能力、同じ龍の姿を持つモモの助との関係性などを紹介していきます。
目次
カイドウは百獣海賊団の船長!その強さとは?
カイドウは百獣海賊団の船長
カイドウは「百獣のカイドウ」という異名を持つ百獣海賊団の船長で、四皇に名を連ねる存在です。現在ワンピースの世界では海賊の頂点にいるのが四人の皇帝である四皇である事からもその強さを伺い知る事が出来ます。四皇という存在がワンピースが語られるようになってから長く名前だけが登場し、断片的にその存在が明らかにされていきました。
現在カイドウ率いる百獣海賊団はワノ国の将軍である黒炭オロチと手を組んでワノ国を植民地支配し沿岸にある鬼ヶ島に拠点を構えています。ワノ国ではほぼ全域を支配し、ワノ国では「国を守る明王」として崇められています。元々は人造悪魔の実を使った全員能力者集団の百獣海賊団を作ろうとしていましたが、その計画をルフィとローによって潰されてしまいました。
余談ですがカイドウは百獣海賊団としてゾウ編で語られたラフテルに至る鍵であるロードポーネグリフを1つ保有しています。
カイドウは最強の生物
カイドウはビックマムを越える図体のデカさを持ち、身長は10mを超えているように描かれています。また大きな2本の角とビロビロの長い髭などのイカツイ風貌もあって「世界最強の生物」とも言われています。このカイドウの最強エピソードは既にいくつか表面的に描かれています。カイドウが初めて登場した際も空島から飛び降りて自殺を図るというものでしたが、地面に大穴を空けながらも本人は無傷という状態でした。
そのような個人の強さにおいて最強を誇るカイドウは「1対1で戦ったらカイドウにまず勝てるものはいない」とも言われており、過去に海軍に捕縛され拷問を受けてもまともダメージにならなかったというようなエピソードも既に描かれています。
カイドウが死にたがる理由
まだまだカイドウに関して判明している事は多くありませんが、上記の空島からの自殺でもそうであるように、「死にたがり」という一面を持っています。同じく老齢であった白ひげの死にも「アイツは上手く死んだ」と語る程です。他にも人生で海賊相手に7度も敗北を味わっているのも死にたがっているのが理由だとさえいわれています。
明確な死にたがる理由は不明ですが、7度の敗北を筆頭に、拷問や死刑宣告などをどれだけ受けても死ぬ事がなかった事が却って死への興味を煽っているのではないかと考えられています。
カイドウはオーズ族の血をひく?
長くその姿がシルエットでしか描かれていなかったカイドウですが、その姿が明らかになるとスリラーバーグや頂上戦争で登場したオーズ族の血を引くのではと考察されるようになりました。その特徴的な角や歯並び、巨人族を軽く超える身体の大きさなど共通点が非常に多いです。一方で酷使しているが明確に違う点もある事からオーズ族と別種族のハーフなのではないかと考察する人もいます。
カイドウの正体は龍だと判明!
ワンピース921話で龍だと判明
これまで人型の姿で登場していたカイドウ。しかし921話では龍の姿になって登場しました。元々カイドウが船長を務める百獣海賊団は人造悪魔の実で能力を得ているのでその頂点に君臨するカイドウも何かしらの動物系の能力者である事は予想されていましたが、人型と龍の姿が描かれた事で動物系の悪魔の実の能力者であるのはまず間違いない事実となりました。しかしそうなると新たな疑問を生む事になります。
カイドウは元々はどんな生き物で、どんな悪魔の実を食べて現在の姿を手に入れたのでしょうか?ネット上ではこの龍の姿が公開されてすぐ様々な考察が行われています。これまではその異名から「ライオン説」「複数の生物説」などがありましたが、現在では主にその焦点は2つに絞られています。
カイドウの正体説①元々龍だった
1つ目は悪魔の実の力にドラゴンになれるのではなく、元々が龍だったのではないかという説です。龍の持つ「不死身」「空を飛べる」などの要素は龍に結び付く要素にもなりえます。また現在ゾロが所有する名刀「秋水」の元所有者であるワノ国出身の剣豪リョーマの龍狩り伝説などから考えても元々ワノ国には龍が住んでいたという展開でも納得が出来ます。
この説はそれ以外にもカイドウが率いている百獣海賊団が動物系の能力者、そして動物系の人造悪魔の実の能力者で構成されている事からも、意図してそのような能力者を集めているのではないかという説もあり、それが自分が元々龍で人になる能力を得たから似たような境遇の物を集めて百獣海賊団としたのではないか説なども考察されています。
カイドウの正体説②ヒトヒトの実の能力者?
もしカイドウの正体が龍であるならあれだけ明確に人に近い姿も持っている事から食べてる悪魔の実はチョッパー、センゴクに次ぐ「ヒトヒトの実」という事になるでしょう。あの巨大な体躯も龍から変身した姿であるなら納得できるものと言えます。純粋なヒトヒトの実はチョッパーが食べていて、同じ実は1度に1つの法則があるのでカイドウが食べたのは「ヒトヒトの実 モデルオーズ(鬼)」と考えれば自然です。
カイドウの正体説③トリトリの実の能力者?
元々カイドウの龍の姿が登場する前には、人型の姿で描かれ、チョッパーの例を見てもあそこまで明確に人の姿にはなれない事から、あの龍の姿こそが悪魔の実の能力なのではないかという考察もあります。その場合、現在登場している悪魔の実の中ではトリトリの実モデルドラゴンと考える人が多いようです。
ラバナスタ編で語られたようにトリトリの実は完全に飛行が可能な悪魔の実であり世界で5種類発見されており、現在、2種類の保有者が確認されています。わざわざ5種類と明記したからには既に保有者まで決まっているのではないかという考え方も自然です。特に巨大な体躯のカイドウが空島から自殺が計れる、つまり空島に行けるのも自身が飛行能力を持っているからではないかと考えている人が多いです。
カイドウはドラドラの実(悪魔の実)の能力者?
ドラドラの実の能力者説①ヤマタノオロチとの関連
一方でカイドウの正体は先に描かれていたオーズ族の生き残りで新種の悪魔の実「ドラドラの実」なのではないかという考察もあります。そして仮にドラドラの実ならモデルはヤマタノオロチなのではないかとも考えられています。これにはいくつかの理由があり、ワノ国が完全に日本をモデルとしている事から、中国的な龍ではなくより日本のイメージを与えやすいヤマタノオロチにするのではないかというものです。
また百獣海賊団が掲げる海賊旗には漢字の八を取り入れたマークをしている風にも見る事が出来ます。また人型のカイドウには左肩に龍の刺青が彫られていますがこれもヤマタノオロチと言われても納得できるものになっています。さらにさらにお酒好きなイメージを押されるカイドウ、日本神話におけるヤマタノオロチのエピソードにもお酒が絡んでくる事など関連性は多数取り上げられます。
ドラドラの実の能力者説②空を飛べる
上記で紹介したトリトリの実モデルドラゴン説でも同様ですがカイドウが自身の力で空を飛べるのはまず間違いありません。ルフィ達があれだけ苦労して行った空島にカイドウが自殺しに行けるとしたらそれはもう自分が飛べる以外には考えられないからです。元々がオーズ族なのだとしたらドラドラの実という可能性は大いにあり得ます。
ドラドラの実の能力者説③真の姿は別にある
これまでオーズ族のような巨大な体躯と龍の姿が明らかになっているカイドウですが、まだ本格的にルフィ達の前に姿を出しているとは言えないような状態で既にこれだけバリエーションを見せている事からもドラドラの実モデルヤマタノオロチはさらに別の真の姿と呼べるような物があるのではないかとも推測されています。
そのカギを握るのがチョッパーのランブルボールです。チョッパーはランブルボールを使って7種類の形態に変化しますが、この形態を自在に8種類変更出来るのがカイドウの悪魔の実の能力ではないかとも考察されているのです。
カイドウとモモの助の関係を考察
カイドウとモモの助の関係①龍の姿が同じ
ワノ国編で衝突するとみられるカイドウとモモの助。立ち位置的には両勢力の大将と言える立ち位置になるわけですが、モモの助はパンクハザード編にて人造悪魔の実を食べてしまった結果、龍の姿になる能力を得てしまっています。その姿はカイドウの龍の姿が同じと言えるようなレベルで近しいです。この事もまたカイドウの能力に繋がるのではないかと考察されています。
モモの助の龍の姿を見た時に綿えもんが「親の敵も同然」と涙したのも、君主であるおでんを殺し、ワノ国を支配したのが龍、或いはドラドラの実の能力者であるカイドウを連想させた事を考えるとその姿は明らかに似ている物と考えられます。
カイドウとモモの助の関係②ベガパンクの人造悪魔の実
カイドウには過去に7度敗北を味わったというエピソードがあり、その敗北の中には海軍に敗れ拷問を受けたというものも含まれています。この拷問というのがモモの助が食べた人造悪魔の実をつくりだしたベガパンクの実験体だったのではないかという考察も行われています。
それが悪魔の実の能力によるものなのか、カイドウ自身の能力かは不明ですが、ベガパンクによって能力を反映させ、出来た悪魔の実こそがモモの助が食べてしまった人造悪魔の実なのではないかという考察もあります。いずれにしてもそのような経緯があるからこそカイドウは人造悪魔の実の力を知っており人造悪魔の実集団「ギフターズ」を組織するなど重宝しているのではないかと考えられます。
或いはカイドウは自分の身を実験体として差し出す事で人造悪魔の実によって自身と同じ龍を生みだそうとしたのかもしれません。ただこの身に関しては登場時に「失敗作」とも言われているので疑問の残る点でもあります。いずれにしてもカイドウとモモの助の関係は間違いなくワノ国編で語られる事になるでしょう。
カイドウに関する感想や評価は?
2019年1月現在、現在進行形で展開されているカイドウが登場するワノ国編。カイドウの能力についても気になる所ですが、それ以外にも多くの伏線が張り巡らされているだけでに非常に注目が集まっています。特にビッグマムも絡んでくる展開が予想され、実際に930話にて登場しただけに三つ巴の展開が予想されています。
キングの蹴りで海に沈んだビックマム海賊団だけどまぁ絶対生きて上陸するのは間違いない。再登場の場面としては、ルフィ達がカイドウと戦い始めてからか。しかしサンジがあいつをやっつけて済む話じゃないと思うから連鎖的に戦い始めるかな
— ONE PIECE屋 (@oyunokami11) January 21, 2019
幹部のレベルで言ったらカイドウが圧倒
しかし既に主要幹部それぞれの能力や戦闘が描かれているビッグマム海賊団に対して見てもやはり個人のレベルではカイドウが圧倒しているのだろうとする声は非常に多いです。同時にルフィ達にあれだけ苦しめられたビッグマム海賊団でしたがカイドウの慌てている姿も描かれる事で組織としてはやはり完成度が高い組織である事を物語っています。
そのように展開が盛り上がっている場面という事もあってカイドウ自身に対する評価は落ち着いているものの、そこにはカイドウの強さが明確に「最強の生物」であるとされている点もあります。今回紹介した考察もそうであるようにカイドウ個人の強さは最強であるという前提に考察を行っている例がほとんどです。
やっぱカイドウってドラゴンだよなぁ?
— 音猫@フォートナイト女装子 (@X96nekoX6029) January 21, 2019
ヒトヒトの実モデル鬼食べてあの姿としか考えられんのやけどw
どうなんだろか
ドラゴンが悪魔の実なら革命軍トップのドラゴンはカゼカゼの実になる可能性があるんやけどなー#ワンピース
しかしやはり龍の姿が描かれた事で、カイドウの能力に関しては定期的に考察をする感想も見られます。元々がドラゴンでヒトヒトの実を食べた例、逆に元々がオーズ族でドラドラの実を例などそれぞれの考察が展開されている状況です。
カイドウの正体は龍・ワンピースまとめ
カイドウに新しく龍の姿が描かれた事で進展しているカイドウの正体についての考察ですが、実に多くあった説も現在は元々根強いヒトヒトの実モデルオーズ(鬼)説と、今回新たに描かれた龍の姿からドラドラの実説が濃厚になっている状態です。いずれにしてもカイドウの強さを支える一翼を担っているのは間違いないので今後が楽しみな要素の1つでもあります。
またモモの助の龍の姿がカイドウの龍の姿と同じである点も密かに注目されているポイントです。ワノ国編のそれぞれの勢力の大将であるだけに、強さ以外の部分での衝突など様々な関係性が予想されています。モモの助の龍の姿と絡めてカイドウの過去が語られるような展開も想像出来ます。
パンクハザード編から脈々と絡んでいただけに麦わらの一味を筆頭としたルフィ達の陣営とカイドウ率いる百獣海賊団の衝突が避けられる事はなく当然カイドウも最前線に出て戦うでしょう。そうなればこれまでエピソードで語られるだけであったカイドウの強さも直接描かれる事になり、注目が集まる所です。