流星街の出身者と正体・謎を考察！幻影旅団とマフィアとの関係は？【ハンターハンター】

ハンターハンターで幻影旅団のメンバーの出身地として好評されている「流星街」だが、結局のところどんな街なのか疑問に思っている人も多いようだ。異質都市「流星街」とは、いわゆるゴミ捨て場の街で、何を捨てても罪に問われない場所である。何を捨てても罪に問われない＝人を捨ててもいい場所なのだ。子供が生まれても流星街に捨てれば罪に問われず、そこにいる子供たちは、いわゆる親に見捨てられた子供たちなのである。

異質都市「流星街」にはマフィアなども多くいるのだが、住人については後ほど説明するのだが、異質都市「流星街」は政府から全く干渉されない街となっており、一応表向きには無人の街ということにされている。しかし、赤ん坊が捨てられたりするので、結局そこで行きている住人たちがいるのだ。1500年ほど前からごみ捨て場として使われている街なのだが、「我々は何も拒まない。だから我々から何も奪うな。」という思想がある。

ハンターハンターで謎に包まれている場所の流星街では、約800万人ほどの人口が裏していると言われている。しかし、明確な数字は発表されていない。そこに住んでいる住人は「我々は何も拒まない。だから我々から何も奪うな。」という思想を持っているのだが、流星街の住人がどこかで殺されたりすると、命を奪った悪として、自爆テロで反撃するなど過激なことも行う人々なのである。

また、ごみ捨て場として使用されている流星街では、子供たちに戸籍も与えられない。名前もなく、戸籍もなく、出生の場所や誕生日もわからない、そんな人々が暮らしている街なので、悪事を働いても、存在していない人間ということになってしまうので、足取りが掴めない。その為、マフィアとして流星街の人々はうってつけなのだ。流星街では、ゴミだけでなく、武器なども密かに与えられていることがわかっている。

実は、ハンターハンターに出てくる流星街には、モデルとなっている場所がある。モデルになった場所は、「スモーキーマウンテン」と呼ばれている場所だ。モデルのスモーキーマウンテンと呼ばれる場所は世界中にあるのだが、いわゆるゴミを集めている場所。そこはどこも無人の場所としているのだが、貧困層の人たちがゴミを漁って生活をするために、そこに住み始めてしまうことで、スラム街になってしまうようだ。

実際にハンターハンターの流星街のモデルとなっているのは、フィリピンのマニラにあるスラム街のようだが、ゴミの中から食料を探したり、掘り出し物を見つけて売ったりする人々が住み着いており、普通の人たちは寄り付こうとしない。また、流星街のモデルとなった場所で生まれた子供たちは、役所などに書類の提出もされないので、幻影旅団のメンバーのように、この世に存在しない人物として生活することになってしまう。

ハンターハンターでスラム街がモデルになっている流星街の出身者の１つ目は、幻影旅団のメンバーたちだ。幻影旅団は、流星街の住人の中でも特に異質なチームで、「クモ」と呼ばれている。幻影旅団が13人のメンバーで構成されているのだが、クモの頭（団長）と、足が12本（団員）という意味が込められており、団員全員が一流の戦闘力で、殺しや盗みなど躊躇なく行動にうつす為、残虐な人たちだとされている。

幻影旅団のメンバーには、全員ナンバーの刺繍が体のどこかに入っている。初期の頃から決まっているのは、誰かが死んだら新たなメンバーを補充すること、そして幻影旅団のメンバー同士の争いはご法度。そして、団長の言うことには絶対に従う。しかし、一番重要なのは幻影旅団を存続させることで、そのためには団長の死すら厭わないのだ。結束は非常に高く、マフィアよりもはるかに厄介な人物たちだ。

ハンターハンターでスラム街がモデルになっている流星街の出身者の2つ目はゾルディック家の中にいるようだ。ゾルディック家は、有名な暗殺一家なのだが、ハンターハンターの主人公であるゴンの大親友である、キルアの実家である。キルアはハンター試験を受けるために家を出るのだが、自分がゾルディック家の一因であることはみんなに黙っていた。ゾルディック家はパドキア共和国にあり、家族は全員で10人だ。

メンバーは、「曽祖父：マハ」「祖父：ゼノ」「祖母：不明」「父：シルバ」「母：キキョウ」「長男：イルミ」「次男：ミルキ」「三男：キルア」「四男：アルカ」「五男：カルト」なのだが、実はこの中で流星街出身なのは、キルアの母であるキキョウである。しかし、これは公式プロフィールん発表されただけで、ゾルディック家になぜ嫁いだのかなどはまだ本編では紹介されておらず、まだまだ謎だらけなのである。

また、四男：アルカに憑依している「ナニカ」という人物がいるのだが、その人物も流星街出身であり、母親であるキキョウの何かの能力を受け継いでいるのではないかと言われており、その詳細も今後明らかになってほしいと読者からも希望されている。

ハンターハンターでスラム街がモデルになっている流星街の出身者3人目は、ジャイロだ。しかし、ジャイロはまだ謎に包まれており、流星街の出身であるということは、はっきりストーリーでも語られておらず、あくまでも予想なのだ。ジャイロはNGL（ネオグリーンライフ）のトップなのだが、NGLは自然保護区という表向きは良い組織なのだが、実は麻薬を作って販売している悪の組織であることが判明している。

そんなジャイロがなぜ流星街の出身であることを予想されているのかと言うと、ジャイロの幼少期についてだ。「ジャイロは12歳まで、とある飯場で父親と暮らしていた」とされており、また父親からの愛情を一切受けずに育ったことで、精神が崩壊してしまったのだ。結果としてジャイロは父親を殺して独立してしまうのだが、実は彼はキメラアントに捕食されてしまい、別の姿に転生してしまっているので、どんな姿かは不明だ。

ハンターハンターでスラム街がモデルになっている流星街の出身である人々について、詳しくまだ詳細は書かれていない。スラム街がモデルになている流星街なのだが、一体なぜ幻影旅団が結成されたのか、またジャイロが本当に流星街出身なのかなど、暗黒大陸編で明らかになっていくと噂されている。ハンターハンターは長年休載していたのだが、2018年4月に連載が再開され、待ち望んだ暗黒大陸編がようやくスタートした。

ハンターハンターの32巻で、ジンはゴンに「世界の外側」について説明している。ジャイロが捕食されたキメラアントは外来種とされており、世界の外側からやってきたとされている。その世界の外側こそが暗黒大陸ということなので、ハンターハンターで謎に包まれていた伏線がどんどん回収されていくのを期待している声も多い。

流星街は1500年前よりもっと前から、ゴミ捨て場としてあったとされている。また、差別を受けていた人たちが隔離されてしまった場所という説もあり、もしかすると更に古くから歴史のある場所の可能性もある。そこで生活している住人は、この世に存在しないことになっている、戸籍なども一切ない。実際にモデルになっているフィリピンのマニラのスラム街がテレビで取り上げられたこともあるが、衝撃を受けた人も多いだろう。

ちなみに、現在はモデルになっているフィリピンのスラム街は、閉鎖されている。流星街は、そこで生活する住人が増えるにつれて、自然とルールのようなものが出来上がっていき、非常に結束は高いのだが、マフィアとも関係がある。戸籍がないということで、何か悪事を働いても足がつかず、マフィアにはもってこいなのだ。武器なども裏ルートで輸入されており、謎の闇経済などで流星街が成り立っている可能性がある。

流星街には「我々は何者も拒まない。だから我々から何も奪うな」という思想があるのだが、我々から何も奪うな＝我々の命も奪うな、という意味も含まれている。もし流星街の住人が外部で命を奪わたり、自由を奪われてしまった場合、自爆テロを起こしてでも復讐をすることもある。流星街には長老がおり、その人物の命令で流星街のメンバーは行動に起こす。長老に関しての詳細はまだ出ていないのでどんな人物かは不明。

流星街の幻影旅団と言えば、クラピカの復讐もあげられる。クラピカの一族は、クルタ族というものなのだが、彼が幼少期に幻影旅団によって全滅させられている。クラピカは自分の一族の仇を取るために幻影旅団を追っているのだが、暗黒大陸編でクラピカがいいよいよ幻影旅団と接触するのではないかと言われており、流星街のメンバーがどう動くのかも注目だ。

流星街の思想で浸透しているのは、「我々は何者も拒まない。だから我々から何も奪うな」というものがあるというのは今までも説明してきたのだが、このメッセージは、クラピカの一族であるクルタ族を襲撃した時に残されていたメッセージだったのだ。マフィアなど、誰かに雇われてクルタ族を襲ったとしたなら、このメッセージを残すことはまず考えにくく、クルタ族が流星街の何かを奪った報復なのではないかと言われている。

クルタ族には特殊な力として「緋の目」と呼ばれるものがある。緋の目は、感情が高ぶった時にだけ目が赤くなるのだが、クラピカの場合は緋の目が発生している時しか使えない能力などがある。また、緋の目はその美しさから、人体収集コレクターの間で高値で取引されており、クラピカはおぞましい収集癖をもっている人物から全ての目を取り返すことを心に決めている。今後、幻影旅団、流星街、クルタ族の関係が気になるところだ。

流星街について現在は一体誰が仕切っているのか、というのも気になるポイントだ。あくまでも予想になってしまうのだが、実は現在流星街を仕切っているのは、ジャイロではないかと言われている。元々いた長老は、持っていた能力を幻影旅団の団長であるクロロに奪われてしまったことは、すでに明らかになっている。長老が持っていた能力は、同胞を爆弾に変えてメッセージを届けるというものだった。

ジャイロがもし現在の流星街を牛耳っているのであれば、マフィアとの関係や、幻影旅団の関係などが気になってくるのだが、まだまだ謎に包まれていることが多く、伏線が貼られた状態のため、読者は今後に注目しているようだ。冨樫先生がいつ伏線を回収するのかも見ものである。

ハンターハンターの中では、世界中のマフィアが集まっているマフィアコミュニティというものがあるのだが、クラピカの話によると、このマフィアコミュニティと流星街が繋がってることがわかっているようだ。実際に流星街の住人たちが、マフィアの依頼を引き受けているのは間違いないのだが、流星街に武器を流している組織こそが、マフィアコミュニティだと言われている。

いわゆる、自分たちを守るための武器をもらう流星街の住人たちは、その見返りとしてマフィアコミュニティの依頼を引き受けるというように、相互関係というような協力体制を取っているのだ。マフィアコミュニティとしては、戸籍を持たない流星街の住人たちは、かなり都合のいい人種なのである。お互いに必要とする関係であることは明らかなのだが、実は幻影旅団はそんなマフィアコミュニティにも攻撃をしたことがあるのだ。

幻影旅団のメンバー達は、全員流星街の出身ということになっており、マフィアコミュニティとの関係性も十分知っていることは間違いない。しかし、マフィアコミュニティが主催しているオークションの品を盗む計画を立てていたり、また、マフィアコミュニティのメンバーに幻影旅団のメンバーがやられた時には、しっかり報復もしている。その時マフィアコミュニティは、幻影旅団のメンバーに懸賞金をかけて血眼で探していた。

しかし、マフィアコミュニティが、幻影旅団は流星街出身だということを知った途端に、懸賞金を取り下げて、しかも追跡することさえもやめてしまったのだ。また、幻影旅団の勝手な行動に対しては、流星街から注意なども一切受けておらず、幻影旅団の存在の大きさがなんとなくわかってくる。このことから考えると、マフィアコミュニティと流星街の住人、そして幻影旅団の3つで力関係が見えてくる。

今までのことを踏まえて考えて見ると、マフィアコミュニティ、流星街、幻影旅団の3つは、明らかに力関係の差があるように見える。マフィアコミュニティは幻影旅団が流星街のメンバーであると知った途端に手を引いたことから見て、まず流星街との争いを避けていることは明らかだ。もちろん報復に対するダメージの大きさというのもあるのだが、やはり戸籍を持たない人の調達は流星街以外では考えられない。

総合的に見て、マフィアコミュニティからすると、流星街をかなり頼りにしていることがわかる。流星街としては、もしマフィアコミュニティとの関係が切れたとしても、自分たちで武器を作るということも不可能ではない。そうすると、自然と流星街の方が力関係は上になる。幻影旅団に関しては、流星街に何か起こるとすぐに助けに向かうことから、流星街にとって、非常に心強い味方となるわけだ。

幻影旅団は流星街出身のメンバーで構成されているのだが、流星街の中でも特に異質なのが幻影旅団だとされている。流星街に何か事件が起これば助けに駆けつける、戦闘力の非常に高いグループと捉えると、国を守るナイト集団のイメージではあるのだが、幻影旅団の本当の目的などが明らかになっていないので、流星街にとってどのような存在なのかはまだ謎に包まれている。現在言えるのは、全て憶測によるものだ。

幻影旅団はマフィアコミュニティを攻撃するなど、流星街に危険が及ぶ可能性のあることも行ってしまうので、正義のヒーロー感覚で流星街を守っているとは言えない。クロロ自身が非常に頭がいいので、流星街とマフィアコミュニティの関係性を知った上で、絶対に攻撃されることはないと読み、確実に計画を遂行するために、狙いやすいマフィアコミュニティに攻撃を仕掛けた可能性もあるのだが、本当の目的は未だ謎のままだ。

幻影旅団のメンバーの中で、流星街出身と言われているのだが、本当にそうなのか？と怪しまれている人物がいる。その人物こそ、フェイタンだ。フェイタンのことを知らない人のために、能力や特徴なども少し紹介する。まず、フェイタンは幻影旅団のメンバーで、団員ナンバーは2。黒髪に黒いコートで口元は常に隠れている。フェイタンは、灼熱の太陽熱で相手に攻撃するのだが、離れないと仲間も命を落とすほどの威力。

また移動スピードもかなり早く、持っている傘は斬ることも発砲することもでき、どんな相手でも戦うことができる非常に能力が高いのだ。また、趣味は拷問という冷血な性格で、いたぶりながら相手を苦しめるのが好きな様子。説明だけを聞くと、サイコパスのような人物だが、読者からの人気は非常に高い。

フェイタンの出身地は紛れもなく流星街だと発表されているのだが、フェイタンが流星街の外からきたと言われているのには、ちゃんと理由だあるのだ。その原因は、フェイタンが誰も喋れない不思議な言葉を使うこと。特に頭に血が登ると、母国語で怒るのだ。赤ん坊で捨てられたら母国語は覚えていないはずなので、ある程度の年齢になってから捨てられたのでは？と言われている。

ただ、それだけ母国語を話せるということは、いくら若くても5才くらいまでは別の国で暮らしていたのではないかという憶測も飛び交っている。そうすると、親に捨てられたのではなく、フェイタン自身の意思で流星街にやってきた可能性も浮上してくる。何かしらの理由があって親元を離れ、流星街の噂を聞きつけて自分でやってきた、そんな経緯があってもなんら不思議ではない。そうすると母国語を話せるのも納得がいくのだ。

今までは別の国にいた可能性を上げてきたが、もう一つの可能性としては、赤ん坊の頃に捨てられたとしても、拾ってもらった育ての親が話していた言葉が、疑問視されている母国語だったのではという説も浮上している。それであれば、紛れもなく流星街出身であり、かつ母国語を話していたとしても何も不思議ではない。しかし、流星街にいながら、その家族だけがあえて母国語で話し続けるのも不自然という意見もでている。

フェイタンは比較的長幻影旅団のメンバーとして活動しているのだが、実はクロロと、ノブナガ、マチなどのガチな流星街出身の創設メンバーには距離を感じているという発言をしており、メンバー内でも性格が合う合わないだけでなく、入団した順番などで差が生まれているようだ。幻影旅団には、まだまだ多くの謎が隠されているので、流星街についても暗黒大陸編についても今後の幻影旅団の展開に注目が集まっている。

流星街についての内容は如何だっただろうか。ハンターハンターの流星街にモデルとなる場所があったことに驚く声も非常に多いのだが、モデルとなったスラム街にインスピレーションを受けた作者に天才だという人もいるようだ。実際にハンターハンターはまだ連載が続いているので、これからどんどん流星街の秘密や、幻影旅団の謎なども公開されていく予定だ。ハンターハンターの結末がどうなるのか、ぜひ楽しみにご覧あれ。