ハンターハンターの幻影旅団メンバー・念能力一覧！今後や死亡したキャラは？

「幻影旅団」とは「ハンターハンター」に登場する盗賊集団で、盗みや殺人によって財宝や宝物を獲得する事を生業としています。メンバーは蜘蛛に見立てた13人のメンバーで構成されており、団長であるクロロが頭、12人の団員が手足となっていて、それぞれにナンバーが割り振られている事も特徴です。メンバー全員が危険度Aクラスの実力者であるため、並みのハンターや用心棒では彼らを止める手段が無いという現状です。

「幻影旅団」のメンバー達は基本的に単独行動をとっており、メンバー同士で日常に干渉する事は無いため、お互いどんな日常を送っているのかは知りません。しかし団長による召集がかかるとメンバー全員が集まってミーティングを開き、念密な計画を練ったうえで盗難や殺人などの行動に移ります。また悪行を日常としている「幻影旅団」ですが慈善活動も行っているという事がヒソカの口から語られた事があります。

「幻影旅団」の初期メンバー達は流星街出身であり、ここからは考察になりますが慈善活動というのは流星街のボランティアだと考えられます。この事を決定づけているのは「ハンターハンター」の「キメラアント編」で、キメラアント達が流星街を襲撃した時に「幻影旅団」が無償で救助に向かっていたという事です。

「幻影旅団」に入団するためにはメンバーの誰かに戦いを挑んで殺害し、そのメンバーが体に彫ってあったタトゥーのナンバーを受け継いで自分の身体に彫って入団の意思を示す事と、団長であるクロロが信頼できる人間の推薦があった時、この2つの条件になります。このどちらかの条件を満たしたうえで、最終的にクロロが入団させるかを決定します。

「幻影旅団」のメンバーたちは我が強い性格をしている者が多いため、しばしばメンバー同士で口論になりそうな場面がありますが、「幻影旅団」はメンバー同士の喧嘩は掟で禁じられています。そのためもし口論になりそうなときは「コイントス」によってどちらの意見を通すかを決めます。またもう1つの掟に「幻影旅団の存続を最優先」というものがあり、この掟の為なら団長をはじめメンバー全員が命を投げ出す覚悟をしています。

「ハンターハンター」の「幻影旅団」の創設メンバーは、クロロ、ウヴォーギン、フランクリン、ノブナガ、フェイタン、マチ、パクノダ、フィンクス、シャルナークの9人で、全員が流星街の出身者で構成されました。

「ハンターハンター」のクロロ=ルシルフルは「幻影旅団」の団長で、「幻影旅団」を創設した人物です。年齢26歳、身長177センチ、体重68キロ、血液型AB型で、オールバックの髪型に額に彫られた十字架の刺青が特徴です。口数が多い方では無く落ち着いた印象を受けるため年齢よりも上に見える事が多いですが、外出先によっては髪を下す事があり、その時は年齢よりも若く見えます。

クロロは目的の為なら殺人さえも厭わない冷酷な性格をしていますが、ウヴォーギンがクラピカによって殺された時は涙を流し、ヒソカによって数名の団員が殺された時には普段冷静であるクロロからは想像もつかないほど取り乱していた事から、メンバー想いである事がうかがえます。

クロロは団員ナンバー0で、「特質系」の能力者であり、「盗賊の極意(スキルハンター)」という念能力を持っています。「盗賊の極意(スキルハンター)」は対象者の念能力を盗み、自分で使用する事が出来るという、まさに盗賊の頭に相応しい能力となっています。ただし強力な念能力であるため多くの条件を満たさなければ発動できないという難点がありますが、クロロは熟練の体術を駆使して、難しい場面で何度も発動しています。

クロロが今までに盗んだ能力は「密室遊魚(インドアフィッシュ)」、「不思議で便利な大風呂敷(ファンファンクロス)」、「天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)」、「対象者を強制移動させる能力」、「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」、「番いの破壊者(サンアンドムーン)」、「人間の証明(オーダースタンプ)」、「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」、「転校生(コンバートハンズ)」の9つとなっています。

「ハンターハンター」のノブナガ=ハザマは「幻影旅団」の初期メンバーの1人で、年齢31歳、身長183センチ、体重75キロ、血液型B型で、頭に結ったちょんまげに常に帯刀しているという侍のようなスタイルをしています。どこか影を持ったメンバーが多い「幻影旅団」の中では人間らしい人物で、親友であったウヴォーギンが死んだ時には涙を流し、敵であっても気に入った人物には明るく接します。

ノブナガは団員ナンバー1で、「強化系」の能力者であり、現在は能力の詳細については明らかになっていませんが、居合の達人であるためオーラをまとわせた刀による近距離戦を得意としています。「ハンターハンター」の作中では一度、念能力の応用である「円」を展開している場面があり、4メートルという狭い範囲ではありましたが、その範囲に侵入した者が一瞬で切り刻まれていました。

「ハンターハンター」のシズク=ムラサキは「ヨークシン編」の時点で「幻影旅団」に入団した新入りで、常にメガネをかけており、おっとりとした性格が特徴です。団員にもしばしば天然と称されており、ゴンと腕相撲をした時には左利きにも関わらず右手を出してしまい敗北するというシーンがありました。

シズクは団員ナンバー8で、「具現化系」の能力者であり、念能力で具現化した「デメちゃん」という掃除機を使って生命体以外のどんなものも吸い取る事が出来ます。シズクはこの能力によって「幻影旅団」が襲った場所の金品などを吸い取って持ち帰る役割をしています。また「デメちゃん」は単純な武器としても強力で、相手を殴りつけるとシズクの腕力も相まってかなりの破壊力があります。

「ハンターハンター」のマチ=コマチネは「幻影旅団」の初期メンバーの1人で、身長159センチ、体重48キロ、血液型A型で、女忍者を思わせる和服に鋭い目つきが特徴です。女性であるにも関わらず肉体的な強さはメンバーの中でも上位で、キルアの貫き手を身体で受け止め、筋肉で抜けなくするというシーンがありました。また「ハンターハンター」の作中で初めて登場した「幻影旅団」のメンバーでもあります。

マチは団員ナンバー3で、「変化系」の能力者であり、オーラを糸状に変化させた「念糸」を作り上げ、切断された腕などを繋ぎ合わせて治療する「念糸縫合」を使う事が出来ます。血管や筋肉、神経などを完璧につなぎ合わせる事が出来るため、縫合後の肉体はすぐに動かす事が出来ます。

「ハンターハンター」のフェイタン=ボートオは「幻影旅団」の初期メンバーの1人で、身長155センチ、体重45キロで、拷問好きであり「幻影旅団」の中でも随一の冷酷な性格をしています。ゲーム好きの一面もあり、グリードアイランドをオークションで強奪した際には団員の中でも親しいとされるフィンクスと共にプレイしていました。

フェイタンは団員ナンバー2で、「変化系」の能力者であり、敵から受けたダメージを増強したオーラに変化させて放つ「許されざる者(ペインパッカー)」という能力を持っています。また強化版で「太陽に灼かれて(ライジングサン)」という技があり、コートを具現化して身を守った上で周りに灼熱の放射熱を放つというもので、発射前に回避しなければ味方も危険な事になるほど強力な威力を誇っています。

フェイタンは普段の会話では語尾に「ね」を付け、「っ」を発音しないという特徴的な話し方をし、「ハンターハンター」の「キメラアント編」で女王蟻と戦って感情的になった時には言語かと思われる漢語のような言葉を発していました。フェイタンは流星街出身ですが、死亡しているとされる両親の言語だと考えられます。

「ハンターハンター」のフランクリン=ボルドーは「幻影旅団」の初期メンバーの1人で、身長219センチ、体重225キロで、巨大な身体と顔の傷が特徴で、冷静な判断力を持っているため団員の指導役となっている事が多く、クロロが不在の時などは代わりにメンバーをまとめています。

フランクリンは団員ナンバー7で、「放出系」の能力者であり、「俺の両手は機関銃(ダブルマシンガン)」という両手10本の指からオーラの弾を乱射する技を持っています。発射されるのは小さな弾ではありますが、人を真っ二つに切断するほどの威力を誇り、闇オークションでは数百名の人間を一瞬で皆殺しにしていました。

「ハンターハンター」のフィンクス=マグカブは「幻影旅団」の初期メンバーの1人で、身長185センチ、体重85キロ、血液型AB型で、短気な性格をしていますが団員としてのルールに遵守して行動をしており、我が強く時にはルールを無視しようとする他のメンバーとよく意見の衝突をしています。

フィンクスは団員ナンバー5で、「強化系」の能力者であり、腕を回せば回すほどパンチの威力を増す事が出来る「廻天(リッパー・サイクロトロン)」という念能力を持っています。単純な能力になっていますが事前に腕を回してオーラを溜めておくことによって計り知れない威力となります。

「ハンターハンター」のボノレノフ=ンドンゴは身体中に包帯を巻いている事が特徴の男性で、初登場時はセリフも無く念能力についても不明でしたが、「キメラアント編」で戦闘シーンが描かれ、鋼の身体を持つキメラアントの兵を粉々に吹き飛ばして圧勝していました。

ボノレノフは団員ナンバー10で、身体中に空いた穴を使って音楽を奏で、その曲によって具現化されたものを使って戦う「戦闘演武曲(バト=レ・カンタービレ)」という念能力を使用できます。特に「木星(ジュピター)」という曲が強力で、木星の形をした巨大な球体で相手を押し潰し、後には地面に大きなクレーターが残ってその威力を物語っています。

ボノレノフは少数部族で、都市開発によって故郷を無くしてしまった「ギュドンドンド族」の舞闘士(パブ)です。都市開発をした人間に対して恨みを持っているような様子は特に無い様子ですが、舞闘士(パブ)である事に誇りを持っていると語っていました。

「ハンターハンター」のパクノダは「幻影旅団」の初期メンバーの1人で、身長182センチ、体重52キロ、血液型O型で、スタイルの良い身体と鷲鼻が特徴の女性です。クラピカに「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」を心臓に埋め込まれ、クラピカの情報を団員に教える事を禁止されましたが、命を惜しまずにクラピカの事を団員に教えたため死亡しました。

パクノダは団員ナンバー9で、「特質系」の能力者であり、人や物に触れる事によって記憶を読み取るというサイコメトリー能力を持っています。また「記憶弾(メモリーボム)」という具現化した弾丸に込めて相手に撃つ事によって自分の記憶を相手に与える事が出来ます。他のメンバー曰く稀に見るレアな能力だという事です。

「ハンターハンター」のコルトピ=トノフメイルは、小柄な体と表情が見えなくなるほどに伸びた髪が特徴の男性で、団長であるクロロがヒソカと戦う事になった際に能力を貸出して勝利に貢献しましたが、生き返ったヒソカに襲撃された事で死亡しました。

コルトピは団員ナンバー12で、「具現化系」の能力者であり、左手で触ったものを右手で作り出す事が出来る「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」という念能力を使う事が出来ます。「ハンターハンター」の「ヨークシン編」では「幻影旅団」全員の死体の複製品を作り、死亡していると見せかけた事で闇オークションの関係者達の目を欺きました。

コルトピはヒソカとの戦闘で死亡し、その時に生首がシャルナークの足元に置かれましたが、その時に素顔が判明しました。また「ハンターハンター」の単行本34巻でも画像にある素顔が描かれていました。コルトピは年齢不詳となっていますが、少年のような顔立ちである事が分かります。

「ハンターハンター」のウヴォーギンは、身長258センチ、体重189キロ、血液型B型で、団員の中でも随一の巨体と毛深い身体が特徴です。クラピカと一騎打ちをして負けた事で捕えられ、その後クラピカに「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」を使用され団員の居場所を質問されますが、答えなかったために心臓を貫かれて死亡しました。

ウヴォーギンは団員ナンバー11で、「強化系」の能力者であり、増幅したオーラを込めた右ストレート「超破壊拳(ビッグバンインパクト)」は小型ミサイルにも匹敵するほどの威力を誇ります。ウヴォーギンはこの技に核ミサイルと同じ威力を持たせる事を目標としていたとの事です。

「ハンターハンター」のシャルナーク=リュウセイは身長180センチ、体重72キロ、血液型O型で、「幻影旅団」の中では一番普通の見た目をしており、性格も穏やかで冷静です。ヒソカが蘇生した後に襲撃され、前述したコルトピと共に死亡しました。

シャルナークは団員ナンバー6で、「操作系」の能力者であり、針を人間に刺す事でその人間を操る事が出来る「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」という念能力を使う事が出来ます。また針は自分に刺す事で自動操作モードとなり、身体能力が大幅に向上します。

シャルナークは「幻影旅団」の中で、参謀や情報処理などの仕事を行っているため戦闘に加わる事はほぼ無く、また他の団員とは違って自分の能力はいくらでも替えが効くとも発言しています。

ヒソカ=モロウは「ハンターハンター」の物語開始初期からとてつもない戦闘力を誇って悪役として君臨していた奇術師で、オールバックの髪型とセリフの最後にトランプのマークが描かれている事が特徴です。「幻影旅団」を脱退した後にクロロと戦い、一度死亡しますが念能力によって蘇生し、現在は団員全員を殺害するために行動しています。

ヒソカは団員ナンバー4で、「変化系」の能力者であり、オーラをゴムとガムの両方の性質を持ったものに変化させる「伸縮自在の愛(バンジーガム)」と、オーラで覆う事によって様々なものの表面の質感を再現できる「薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)」の2つの念能力を使う事が出来ます。

ヒソカは戦闘狂であるため、実力者である団長のクロロと戦うために「幻影旅団」に入団しました。しかしクロロの念が封じられ、戦う事が出来ないと判断した事で脱退しました。

カルト=ゾルディックはヒソカと入れ替えで入団したメンバーで、身長150cm、体重31kg、血液型A型で、ゾルディック家の末っ子です。イルミやキルアの兄弟にあたりますが性別は不明です。入団当初はすぐにナンバー2の地位に上り詰められると思っていましたが、団員の強さを目の当たりにして考えを改めました。

カルトは団員ナンバー4で、「操作系」の能力者であり、扇子で紙を自在に操って攻撃をしたり、紙を対象者に張り付ける事によって会話や周りの音を盗み聞きする事が出来ます。必殺技は「蛇咬の舞」で、無数の紙で大蛇を作り上げ、一点集中で敵を攻撃します。

イルミ=ゾルディックは身長185センチ、体重68キロ、血液型A型で、前述したカルトの兄で「ゾルディック家」の長男です。ヒソカによる「自分を殺してくれ」という依頼によって「幻影旅団」に入団し、現在はヒソカを殺害するために行動しています。

イルミは団員ナンバー11で、「操作系」の能力者であり、針を刺した対象者に暗示をかけたり自白させたりして操る事が出来ます。また自分に刺す事によって顔を変えて変装する事が出来ます。

オモカゲは劇場版「ハンターハンター 緋色の幻影」に登場したオリジナルキャラクターで、ヒソカに倒された事で死亡したと思われていましたが、実際ヒソカが倒したのは人形で、脱退したあとは妹のレツを模した人形に相応しい目を追い求めていました。

オモカゲは団員ナンバー4で、「特質系」の能力者であり、死亡した人間の眼球を使用して人形を作り、その人形を操る事が出来ます。劇中ではウヴォーギンやパクノダなどの死亡した団員の人形を作りだして戦わせていました。

「幻影旅団」は「ヨークシン編」で闇オークションの競売の品をすべて盗むという大仕事に出ますが、クラピカの活躍によってメンバーを失うという予想のつかない事態が発生し、そこからクラピカと団員たちの因縁が始まりました。その後も「幻影旅団」は作中にたびたび登場し、盗賊稼業を営みながらゴンやキルアに関わってきています。

現在の「幻影旅団」は、シャルナークとコルトピがヒソカに殺害された事で、ヒソカの首を獲る事に集中しています。ヒソカも「幻影旅団」の全員を殺害するつもりでいるので、両者は鬼ごっこ状態となっています。

現在10人となってしまった「幻影旅団」ですが、原作者である冨樫義博に今後のクラピカと「幻影旅団」について聞いてみると、「全員死にます」と発言しており、どのように死亡していくのかは謎ですが壊滅する運命となっています。

原作者である冨樫義博がクラピカと「幻影旅団」が全員死ぬと発言しているため、クラピカも入団するのではないかという噂がファンの間でされるようになりました。しかしクラピカは何よりも「幻影旅団」を憎んでいるため、可能性は低いのではないかと考えられます。

「幻影旅団」が全員死ぬという都市伝説は前述しましたが、これは「幻影旅団」が解散するという意味で、メンバー達はその後「ハンター協会」と協力していく関係になり、ゴンの仲間になるのではないかという都市伝説があります。盗賊ではありますが、作中で仲間のために涙を流すなど度々人間らしさを覗かせる「幻影旅団」なので、可能性はあると考察出来ます。

「幻影旅団」のメンバーについての詳細や、今までと今後の活躍などを詳しく紹介してきました。今回のまとめ記事を読んで「幻影旅団」について裏も表も分かった上で、もう一度「ハンターハンター」を1巻から読み返してみるのはいかがでしょうか?