キャプテンクロの強さと現在・その後を考察!再登場の可能性は?【ワンピース】

ワンピースのイーストブルー編に登場するクロネコ海賊団元船長キャプテンクロは、個性的かつ魅力的なワンピースの敵の中でも異色のキャラで、それ故に再登場を望む声も非常に多く聞かれています。ここではそんな人気敵キャラクター・キャプテンクロについて、性格やその強さ、そして海賊団のメンバーの詳細も踏まえつつその人物像を掘り下げ、今後再登場する可能性について考察していきます。

キャプテンクロの強さと現在・その後を考察!再登場の可能性は?【ワンピース】のイメージ

目次

  1. キャプテンクロの強さやその後について徹底考察!
  2. ワンピースとは?
  3. ワンピースのキャプテンクロはどんなキャラ?
  4. キャプテンクロ率いるクロネコ海賊団のメンバーを紹介!
  5. キャプテンクロのクラハドールとしての顔とは?
  6. キャプテンクロの強さとは?
  7. キャプテンクロの現在やその後を考察!再登場の可能性とは?
  8. キャプテンクロの声優を紹介!
  9. キャプテンクロについて考察まとめ!

キャプテンクロの強さやその後について徹底考察!

ワンピースの冒険初期、イーストブルー編の敵キャラの中でも非常に人気が高く再登場を望む声が高いキャラクターと言えば、クリーク海賊団のギンと並んで名前が挙がるのがクロネコ海賊団元船長であるキャプテンクロです。現在(90巻時点)の段階では扉絵にすら登場しておらず、その存在自体まったく語られていませんが、実はそんなキャプテンクロがその後再登場する可能性があるのではないか?と言われています。

ここではそんなキャプテンクロについて、どんな人物なのか、どれくらい強いのかを紹介するとともに、現在は一体何をやっているのか、そして90巻まで出ているワンピースの世界においてその後再登場する可能性があるのかを考察していきます。そして実際に再登場するとしたらどんな形で果たしてくれるのか、そもそもキャプテンクロの力は現在のワンピースの世界で通用できるのかまで紹介していきます。

ONE PIECE.com(ワンピース ドットコム)

ワンピースとは?

ワンピースとは、1997年から週刊少年ジャンプにて連載が開始され、2018年現在まで続いている尾田栄一郎の少年漫画です。ワンピースの主人公ルフィは子どもの頃から憧れだった海賊王になるために世界の海を冒険していきます。冒険の果てにあると言われる秘宝『ワンピース』を目指し、たくさんの仲間を集め、そしてそのさなか数多くの強敵と戦っていきます。

ワンピースは大きく、冒険の始まりであるイーストブルー編、偉大なる海グランドライン突入からアラバスタ王国を巡る大騒動での戦いを描くアバラスタ編、空島編、フォクシー編、エニエスロビー編と、その後から現在までもいくつかの章に分けることができると言われています。その中でも今回取り上げるキャプテンクロは、初期であるイーストブルー編に登場した海賊団の元船長で、策略謀略の天才とも呼ばれた強敵なのです。

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ワンピースのキャプテンクロはどんなキャラ?

元クロネコ海賊団船長で、麦わら海賊団の狙撃手ウソップが仲間に入るきっかけとなった海賊でもあります。2つ名は「百計のクロ」、当時かけられた懸賞金は1600万ベリーです。誕生日は4月22日(4→し、2→つ、2→じ)で登場時33歳、その後作中では2年が経っていますので、現在は35歳とされています。

ワンピースの物語が始まる3年以上前から海賊稼業に身をやつしており、3年間ふと海軍の軍艦や賞金稼ぎに追われる毎日に嫌気がさしたという理由で海賊団解散を宣言します。とはいうものの、改心しその後つつましやかに余生を過ごしたというわけではなく、シロップ村というウソップの故郷である田舎の島で、大富豪の家に転がり込みその財産を狙っていました。

執事として雇用され、3年という長い年月をかけて当主であるお嬢様のカヤや屋敷のほかの従業員、さらには村の人々からも信頼を集め、その後「偶発的な事故」により当主カヤが死んでも自分に財産が相続されることが不自然ではない状況を作り上げていたのです。資産家の屋敷に雇用されるくらいですので、ほかの敵キャラクターと比べ比較的普通の顔をしています。

キャプテンクロの性格は?

自称平和主義者ですが、その実態は自分以外の全てものを犠牲にしても自分だけは平穏に生きたいという、非常に利己的かつ冷徹な性格をしています。海賊時代は綿密な計画と策略によって犯罪を重ねる知能犯で、船員は自分の計画遂行のための駒だと言い切っています。そのため自分の計画の邪魔であったり、計画遂行のために犠牲が必要とあれば、それを切り捨てることに一切の躊躇はありません。

実際に、ジャンゴ率いる海賊団(元クロネコ海賊団の部下たち)に自分が執事として住み込みで務めている大富豪の家を襲わせたその後、口封じのためにその部下たち殺害するつもりだったこと語っていました。尚、上述した「海軍の軍艦や賞金稼ぎに追われる毎日に嫌気がさした」との言葉に、ルフィからは「自分の名が売れていくのが怖いだけだ」と評されていました。

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キャプテンクロ率いるクロネコ海賊団のメンバーを紹介!

キャプテンクロ下船後の船長!催眠術の天才、1、2のジャンゴ!

キャプテンクロが海賊船を降りた後3年間船長を務めた元副船長で、当時の通り名は「1、2のジャンゴ」、元懸賞金は900万ベリーでした。ハートマークのような目をしており、それを隠すように同じくハート型のサングラスをしています。また島縞模様の細長いあごも特徴で、もともとは貧乏だったころにあごに生えたキノコの食べ残しと言われています。

戦いの場においては数多くのチャクラムを自在に操り、これを敵に投げて攻撃します。切れ味は非常に鋭く、麦わら海賊団との戦いにおいては投げたチャクラムで木々を次から次へと切り倒し、林を丸坊主にしていました。またジャンゴの一番の特殊技として催眠術があげられます。チャクラムに紐をつないで振り子のように使い「これを見たら~になる。1、2のジャンゴ!」の掛け声のもと相手に催眠術をかけることができるのです。

作中では敵を眠らせたり、味方が負った傷をないものしてしまったり、あるいはその肉体を強化させ戦力強化を図らせたりしていました。また直接その場面は見られませんでしたが、ある程度行動を操ることもできるようで、カヤに偽の遺言書を書かせようともしていました。欠点として、あまりにも強力な催眠術なため、振り子として使っているチャクラムを見ることで自分も催眠術にかかってしまうということが挙げられます。

本当に大事な場面では催眠術発動の直前にかぶっているつばの広い帽子で視界をふさぐことで回避していましたが、そうでないときには自分も一緒に眠ってしまうなど迂闊な面も見られていました。初登場時は子どもに「俺は通りすがりの催眠術師だ」と名乗り、「じゃぁ見せてくれ!」とせがまれて実際にやって見せ、催眠術をかけた子どもたちと一緒に道端で寝てしまうという大失態を犯していたほどです。

なお、催眠術が使えるようになったのはあごに生えたキノコを食べてからと言われていて、実はこれが悪魔の実だったのではないかとも言われています。

扉絵短期集中連載に再登場!ジャンゴは戦いのその後、海軍に転籍していた!

クロネコ海賊団が敗れた際に部下に見捨てられて林に置き去りにされていましたが、その後単身航海に出て流れ着いたミラーボール島にてダンス大会に出場、決勝戦では海軍大尉のフルボディとの激戦を制し見事優勝を果たします。その後偶然通りかかった海軍大佐ヒナに一目ぼれし、同じくヒナに一目ぼれしたフルボディとともに彼女に部下となったのでした。

現在は海軍の一番下っ端である「三等兵」として「寝返りのジャンゴ」として籍を置き、アラバスタではクロコダイル戦のその後の脱出劇にてヒナ大佐とともに麦わら海賊団を追い詰めたり、マリンフォード頂上戦争にも参戦するなど、クロネコ海賊団壊滅した現在も各所にてその存在感を示しています。

性格は、クロネコ海賊団にいた頃はキャプテンクロの指示のもと女子どもにも容赦しない冷酷な面を見せていましたが、海賊団のほかのメンバーに比べれば粗暴さはあまりなく、どちらかというとキャプテンクロの指示を守れないことが怖くて任務遂行のために残酷になる、という様子がうかがえます。

また自分が海賊とバレていない時には子どもに催眠術を披露したり、ミラーボール島についた時にはノリでダンス大会に出場するなど、非常にお茶目かつノリのいい性格をしていることも分かります。またミラーボール島ではフルボディ大尉と仲良くなりましたが、その後現れたほかの海賊団の卑劣な作戦でフルボディが追い詰められた際、自分が海賊だとバレてしまうこともいとわず助けに行くなど、人情味あふれる一面も見せていました。

キャプテンクロ下船後の海賊団最強コンビ、ニャーバン兄弟(ブラザーズ)!

クロネコ海賊団船番で、懸賞金は2人で700万ベリー、戦いの実力だけで言えばジャンゴをもしのぐと言われていたシャムとブチの2人組です。シャムは華奢な上に猫背で、だまし討ちや相手の武器を盗むなどの卑怯技が得意で、ブチは縦にも横にも大きい体型を活かしパワー勝負を仕掛けます。

2人とも息がぴったりでチームワークは抜群、麦わら海賊団との戦いの際には2人そろって弱いふりをしてゾロをだまし、ゾロの腰に下げた刀を盗み出して戦いを有利に進めていました。一時はゾロを負け寸前まで追い詰めるのですが、ナミが身を挺して刀を取り返し、また「刀が3本に増えたところでかわりはすまい!」となめてかかったということもあり、ゾロに一撃で倒されてしまいます。

ただしその傷もブチにはとどめを刺すところまではいっておらず、その後ジャンゴの催眠術で傷を回復し、さらに催眠術を受けパワーアップし再度ゾロに勝負を挑みました。その際には腕力で3刀流のゾロをも一時圧倒しましたが、最終的にはゾロに敗れてしまいました。

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キャプテンクロのクラハドールとしての顔とは?

キャプテンクロは約3年の間、ウソップの故郷であるシロップ村の大富豪、カヤお嬢様の屋敷の執事クラハドールとして過ごしていました。ここではキャプテンクロのクラハドールとしての顔について詳しく紹介していきます。

カヤお嬢様を心底想う執事、クラハドールの周到な演出!

初登場時クラハドールは、カヤのことを心から想う真面目な執事として描かれています。カヤ自身、クラハドールの目を盗んでこっそり忍び込んだウソップに対して、どうしても許してくれない、悪い人じゃない、と信頼を置いている様子がうかがえますし、クラハドールの「亡くなった両親より『お嬢様をしっかりとお守りするように』と申しつけられていた」というセリフからも、カヤの両親からの信頼も厚かったことが分かります。

実際にカヤに対する言動の数々、例えばウソップの大ボラはカヤに悪影響を及ぼすというセリフだとか、カヤから「ケチ」と言われても「ケチで結構、ダメなものはダメ」と答えるなど、まるでちょっと過保護なお父さんのようにさえ見えるのです。またそれだけカヤを大事にしている背景についても、クラハドールの演出は巧妙で周到です。

カヤの友人であるウソップを激しい非難とともに追い出したクラハドールを責めるカヤに、自身がカヤの両親に受けた恩についてしみじみと語る場面があるのです。曰く、働いていた船で犯したミスにより船を降ろされてしまい、路頭に迷ったところをカヤの両親に拾ってもらった、だからそんな両親の忘れ形見であるカヤのことは何としても守らなければいけない、と。

クラハドールがキャプテンクロであることが判明した後でなら、カヤに語るその話が真っ赤な嘘であるか、嘘でなくてもそういう演出であったことは容易に想像がつくでしょう。けれどもカヤにとってみれば自分の両親の美談でもありますので、カヤの信頼を得る材料としてはこれ以上にない演出となるのです。

だからこそ、そういった「お嬢様を何としても守る」ことが大事であるため、屋敷に無断で侵入し、カヤとおしゃべりしているウソップに対しては非常にきつく当たります。当然のことですが、大富豪の屋敷の執事として「無断侵入してくる両親のいない少年」の存在は看過できるものではないでしょう。

クラハドールは必要以上に「海賊」を忌み嫌っていた!

少年漫画として見ればクラハドールの行動は行き過ぎているようにも感じますが、大人の視点で見ればクラハドールの行動はあまりにも当然です。ただしクラハドールのウソップに対する見方は、キャプテンクロの「海賊」というものに対する考え方を考慮すると、また違った一面が見えてきます。

ルフィとの戦いのさなか、キャプテンクロは自ら海賊王になりたいと語るルフィに対して、海賊のことを「世間のはみ出した野犬のかき集め」といった言葉で表現します。自身が海賊だった過去も含めて、海賊自体を蔑む言動は終始みられています。

それはある一面から見れば、自身が海賊であった過去を後悔し、あるいは消し去りたいとすら思っているのではないかと言われています。だからこそクラハドールことキャプテンクロは、海賊の父を誇り、海賊の冒険譚をさも楽しく表現し、自らも誇り高き海賊団のキャプテンと自称するウソップに対しては特に忌み嫌い、ことさらひどく当たっているのです。

クラハドールのファッションセンスにも注目!

尚、ファッションのセンスはあまりよくなかったようで、ほかの執事や門番が全身真っ黒で無地のスーツであるのに対して、クラハドールの着ているスーツにはあまりよくないものを連想させる装飾がされています。また靴もローファーではなく、スーツには不釣合いな縞々の少し動きやすそうな靴を履いています。ローファーでない理由は、もしかしたら万が一の時のために動きやすいように、ということではないかとも言われています。

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キャプテンクロの強さとは?

キャプテンクロの戦闘スタイル!

黒い手袋の各指のところに刀を付けた「猫の手」という独特の武器を両手に装着し、合計10本の刃で敵を襲います。片手当たり最大5箇所、両手を合わせると合計10箇所を同時攻撃できる武器で、攻撃を受けると、まるで猫に引っかかれたかのように5本の切り傷がついてしまいます。またキャプテンクロの一番の強さの秘訣としてその脚力があげられており、100メートルを4秒台で走りきると言う恐るべし俊足を誇っています。

これはその後グランドラインで登場する敵キャラクター(主に海軍や世界政府側)が使用する体術「六式」の剃(ソル:地面を10回以上蹴って常人にはありえない速力を誇る高速移動術)に負けずとも劣らないと言われており、この常人ならざるスピードで敵の横を斬り抜けていく戦闘スタイルをとっています。

更には「抜き足」という一切の音を立てずに移動できる特技を持っていて、高速かつ無音で移動することで相手にまったく気づかれずに斬撃を繰り出すことも可能となります。ジャンゴ曰く「例え腕利きの暗殺者50人を揃えたとして気配を悟られる間もなく全滅に追い込まれる」とのこと。

ただしキャプテンクロ自身全力で早さを追求していくと動体視力が追い付かないらしく、斬ってから相手を確認することもしばしばあるのだとか。キャプテンクロ自身はそれを特に欠点とは思っておらず、味方を斬ってしまったとしてもまったく意に介さないことも、キャプテンクロの考え方なのです。

キャプテンクロの必殺技「杓子!」

作中では1つだけ、キャプテンクロの必殺技が登場します。上述した「猫の手」と「抜き足」の特徴を最大限に活かした「杓子(しゃくし)」と言う技です。自分でも制御できないほどの全速力で周囲を駆けまわり、猫の手によって斬撃を繰り返します。常人には目で追うことすらできないスピードで駆け回るため、いつどこから攻撃が来るか判断することができず、敵にとって「気が付いたら斬られていた」状態が発生してしまいます。

遠くから現場を見ている人がいたら、何もないところで突然人が切り裂かれ倒れていくというまるでホラーのような現象が確認できるでしょう。自分の動体視力でも追い付かないスピードで発動させるため、キャプテンクロ自身自分が何を斬っているのかすら分からない状態となります。敵も味方も区別することなく、また壁や床などすらも関係なく斬り先の対象となるため、ある意味まるで災害のような無差別さを発揮します。

キャプテンクロ自身は自分の部下がどれだけ斬られようが気にしない性格をしていますので、本人が疲れるか、撃退され強制的に止まるまではこの無差別攻撃が続くことになりり、過去には何十人もの自分の部下を巻き込んでいるらしく、この技に対しては部下たちも恐れを抱いている様子が見られました。発動前に両腕をだらんと垂らす「ため」があり、ルフィにその隙に捉えられたことが敗北の一因となりました。

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キャプテンクロの現在やその後を考察!再登場の可能性とは?

キャプテンクロが麦わら海賊団と直接対決する可能性を検証!

かつての仲間であったジャンゴを始め、初期に登場したキャラクターがその後再登場する際には、だいたいその前に、キャラクターの「その後」を描く扉絵短期集中連載などで伏線を貼られることが多いです。道化のバギーや海兵見習いだったコビー、魚人のハチにCP9も同様に、「その後」を描いた扉絵短期集中連載に登場しています。けれども、キャプテンクロについては扉絵でも本編においても、未だ一切触れられてはおりません。

そもそも過去に登場したキャラクターのその後を描く扉絵短期集中連載に再登場する際はギャグテイストに物語が進行するなど、そのキャラクター性によっていることが多いように感じられると言われています。キャプテンクロの場合、冷静沈着かつ極悪非道なキャラクターとして描かれていましたので、いわゆる「ギャグ要員」にはなりえないことは明白です。

また麦わら海賊団は現在、初期に比べると見違えるほどに成長しレベルアップしています。なので扉絵短期集中連載においてその成長の過程を魅せてきたコビーとヘルメッポをケースを除けば、過去のキャラクターが再登場し現在の強くなった麦わら海賊団に対峙したとしても、あまり勝負にはならないでしょう。このことからも、通常過去のキャラクターが純粋な「戦闘要員」として再登場する可能性は低いと言われています。

ではキャプテンクロは、再登場の目は全くないのかと言われると、キャプテンクロに関していえばまだ可能性はあると言われています。要素は2つです。1つは、当時登場した頃のキャプテンクロは3年のブランクがあったということ。もう1つは、キャプテンクロは作中でも無類の策略家として描かれていることです。

本当の実力はこんなものではない?キャプテンクロが再び剣を手に取る可能性は?

キャプテンクロは当時、3年間カヤの屋敷の執事として働いていました。町の人の信頼を得て、誰から見ても「お嬢様」の遺産を想像するにふさわしい人物を演じ続けていました。当然のことながら、その期間剣を手にし誰かと戦うようなことなど一切なかったはずです。もし万が一戦ってしまい血の匂いでもついてしまうなら、賢明なカヤならすぐに気づいてしまうことでしょう。

そもそも町は、キャプテンクロのクロネコ海賊団が襲いに来るその日までは平和そのものだったと語られていますので、戦う必要すらなかったに違いありません。そんなゆったりとした日常の中で、キャプテンクロが戦いの勘を鈍らせていて、十分な実力を発揮できないままルフィとの戦っていた可能性も大いにあるのです。

つまり、3年間平和な村で戦いを忘れていたため当時のルフィに敗北してしまったけれど、もともとはグランドラインの「新世界」でも通用するほどの実力者であったということです。上述したとおり、キャプテンクロの攻撃スピードはグランドラインに登場する敵が使う体術「六式」の1つ「剃」に匹敵すると言われていますので、そのスピードだけなら十分グランドラインで通用するレベルです。

またその速度に一切の音を立てずに移動できる「抜き足」が加わることで、見聞色の覇気を持った強敵すらも翻弄することができる可能性が非常に高いのです。このことから、キャプテンクロはグランドラインの新世界においても再登場する資格は十分にあると言えるでしょう。

ワンピースの世界は今、様々な勢力の策略が張り巡らされている!

また再登場にあたりもう1つの要素は、キャプテンクロが無類の策略家であるということです。現在、ワンピースの世界では様々な勢力の思惑が複雑に絡み合い、ただ単純に「戦って勝つ」だけの物語ではなくなっていることは、誰の目にも明らかです。世界政府と海軍本部もどうやら一枚岩ではないようなことが語られていますし、新世界の勢力図においてはビッグ・マムとカイドウもどうやらお互いけん制しあっている様子です。

また4年に1度開かれるレヴェリー(世界会議)では革命軍の姿もちらほら見えますし、各国今まで以上に荒れそうな議題を引っ提げて集まって来ています。つまり、そのような現在の状況で、裏では様々な策略、謀略が繰り広げられていても何ら不思議はありません。そしてそういう場面こそ、実はキャプテンクロが一番活躍できる戦場でもあるのです。

キャプテンクロが再登場するならば、麦わら海賊団は策略によって追い詰められる?

キャプテンクロのセリフから、以前は無能な部下とともに海軍や賞金稼ぎに追われる海賊生活の日々に嫌気がさしていたということが分かっています。ですので、いくらキャプテンクロがグランドラインの新世界で通用する実力を兼ね備えていたとしても、実際にその後再度海賊として戦いの場に赴く可能性はあまり高くはないとも考えられています。

けれども上述したように世界は今数多くの勢力の思惑が交錯した複雑な状況となっていますので、むしろその中のどこかの勢力の参謀のようなポジションとして、本当に優秀な部下たちを従え、世界の大きなうねりに関わっているのではないかとも言われているのです。

キャプテンクロの性格は冷静沈着、部下を作戦を進めるための駒としか思わず、「海賊」というものについては世間からはみ出した野犬のかき集めでしかないというのがその考えです。通常、そのようなキャプテンクロが麦わら海賊団に対してただ倒されたから復讐しようと考えるかは、正直微妙だとされています。

けれどもキャプテンクロはもともと平和な暮らしを送りたいという希望がありました。そして計画を練り、3年物間ひっそりと計画成就のために村に潜んでいたのです。その間、本人曰くカヤのつまらない話に笑顔で答えたり、ウソップに無抵抗のまま殴られたこともありました。それだけやって耐えてきた3年がかりの計画を、ルフィ率いる麦わら海賊団に阻止されてしまったのです。

それはただ単に倒されてしまったというだけでなく、3年かけて練ってきた自分のライフプランをズタズタにされたということでもあります。そんな麦わら海賊団が新世界にて名を轟かせているのを見て、やはりそれを放っておくことは許せないと考えるのも、自然なことなのではないでしょうか。もしかしたら今も綿密に計画を練り、知略によって麦わら海賊団に復讐する機会をずっと待っているかもしれません。

暗殺者として有能なキャプテンクロは裏の世界で暗躍する可能性がある?

キャプテンクロ再登場の可能性として最後にもう1つ紹介します。それは暗殺者としての可能性です。杓子や抜き足など、キャプテンクロの技がひっそりと敵を闇から闇へ抹殺する仕事に向いていることは、もはや疑いようがありません。むしろそのために存在する技と言っても過言ではないでしょう。

キャプテンクロの性格からすると、ただの権力者(例えば天竜人や世界政府など)から命じられて暗殺をするとは考えにくいものです。けれども逆に、今まで無能だと思っていた部下ばかりを相手にしていたキャプテンクロが、自分よりもはるかに知略に優れ、その思想に同意し尊敬の念を抱ける人物が現れたのだとしたら、もしかしたらその人物の影となって世界を動かしたいと考えることも決してないとは言い切れないのです。

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キャプテンクロの声優を紹介!

キャプテンクロの声優は橋本晃一さんです。1974年より声優活動をされている超ベテランで、テレビアニメはもとよりナレーションや洋画の吹き替え、果ては教育テレビのお兄さんやテレビドラマにも出演しています。お腹に響く低音で男らしい厚みのある演技が特徴で、『キャプテン翼』の若林源三、『聖闘士星矢』のキグナス氷河などが代表作として知られています。

どちらかというと主人公の頼れる仲間的なポジションがはまり役と言われていますが、ワンピ―スに限っては、仲間を仲間とも思わない、3年間ともに暮らしたお嬢様を「死んで初めて感謝もしよう」と言い捨てる極悪非道な悪役を迫力たっぷりに演じています。現在は東京声優アカデミーで講師も務めています。

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キャプテンクロについて考察まとめ!

ワンピースのイーストブルー編でウソップが仲間になるきっかけともなったクロネコ海賊団元船長、キャプテンクロについて、そのキャラクターや強さ、そして今後の再登場の可能性について紹介してきました。現在のところはまったくその姿を見せてはいませんが、その後の展開では十分に再登場の可能性があることがお分かりいただけたことでしょう。

ワンピースの世界は現在多くの勢力とその陰謀が渦巻き、今後ますますその様相を強めていくと予想されます。それに伴って現在、過去に登場したキャラクターが次々と、様々な形で再登場を果たしていることもまた事実です。もちろん現在においてまだまだ再登場していないキャラクターも多いですが、キャプテンクロについてはまだまだその可能性はあると考えられています。

ぜひともキャプテンクロ再登場を期待しつつ、今後の展開も楽しみにしていっていただけたら幸いです。

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