【コウノドリ】双子の回は漫画の何話？肩と指が挟まった赤ちゃんは無事生まれた？

コウノドリの漫画にて人気の高いエピソードである双子の回。双子で初産を迎える妊婦さんや、思わぬ事態に直面したお母さんの双子の出産を描いています。また、双子の妊娠・出産はリスクが高く、作中でも分娩中に胎児の肩と指が挟まる事態にも見舞われています。果たして、双子は無事に生まれてきたのでしょうか。いかでは、コウノドリの漫画から双子の回は何話か、登場した妊婦さんの出産までの過程をネタバレ紹介します。

ドラマ化もされたコウノドリの漫画は、2012年～2020年にかけて「モーニング」で連載された鈴ノ木ユウ先生による医療漫画です。総合医療センターを舞台に、産婦人科医として勤務する主人公と妊婦や家族の姿を描いています。

母親が出産で亡くなった経緯から、産婦人科医となった主人公・鴻鳥サクラ。聖ペルソナ総合医療センターに勤務しながら、多くの出産に携わっていきます。普段は飄々としていながら患者を思う気持ちは誰よりも強く、周囲からの信頼も厚いです。これまで多くの新しい命と出会ってきた鴻鳥。悲しく厳しい現実に直面しながらも、妊婦さんやその家族のために医者として奮闘します。

通常の妊娠に比べて、妊娠から出産に至るまでのリスクが高いと言われる双子の妊娠。コウノドリでも、出産時に胎児の肩と指が挟まるなどの緊急事態に見舞われています。また、コウノドリの双子の回をきっかけに、双子の妊娠に関する知識を知った方も多いでしょう。以下では、コウノドリの双子の回は漫画の何話かを紹介します。その他、コウノドリのドラマ版で双子の回は何話か、放送の有無についてまとめました。

コウノドリの漫画において、涙無しでは読めないと評された双子の回は何話でしょうか。まず、双子の出産のエピソードは、作中では2回登場しています。1つ目は、漫画5巻16話（TRACK16）の「双子」で、２人の妊婦さんの出産が描かれました。2つ目のエピソードは、漫画15巻45話（TRACK45）の「出生届」に収録されています。

2つのエピソードでは3人の妊婦さんが登場し、様々な事情を抱えながら我が子が無事に生まれてくることを願い出産を迎えました。作中では、初めての妊娠が双子で不安を抱える新米お母さんから、妊娠経験のある妊婦さんが直面した困難などを描いています。

コウノドリは、2015年と2017年にドラマ化され、テレビ放送でも高い人気を誇りました。一方、原作漫画で評価が高かった双子の回はドラマ化されたか、何話か気になった方も多いでしょう。2017年の第2シリーズまでの放送にて、双子の回を原作とするドラマ回は制作されませんでした。そのため、双子の回は原作漫画のみのエピソードとなっています。

産婦人科を舞台に、医師の鴻鳥サクラを通じて様々な妊婦さんや家族が描かれたコウノドリの漫画。双子の回では3人の妊婦さんが登場しています。しかし、3人の妊娠・出産は順調ではなく、妊娠中に胎児に異変が見られました。また、出産時に肩と指が挟まる事態に見舞われ、双子を授かるリスクも丁寧に描かれました。以下では、コウノドリの双子の回で登場した3人の妊婦さんについてネタバレ紹介します。

コウノドリの漫画16話で登場した妊婦さんで、それぞれが胎盤と羊膜を持つ双子を妊娠していました。また、上の子供がいないこと等から初産と推測される妊婦さんです。自身や夫の家族に双子がいなかったこともあり、双子の妊娠を想定していなかった佐藤さん。しかし、初めての妊娠が双子と分かり、驚きを隠せませんでした。また、ネガティブな思考になりやすい性格から、双子の妊娠・出産に不安を覚えるようになります。

その後、妊娠33週目に切迫早産と診断され、出産まで管理入院することになりました。ちなみに、双子の妊娠は単胎の妊娠と比べて不安定な時期が長いとされています。そのため、佐藤さんのように管理入院する妊婦さんも少なくないと言われています。

コウノドリの漫画16話で登場した2人目の妊婦さんで、胎盤を共有する双子を妊娠中です。過去に妊娠したことがあったものの、死産だったことが明かされています。双子の1人の成長が遅く、大事をとって管理入院となりました。入院前は成長が遅れている我が子を心配し、不安になっていた込山さん。しかし、同じく双子を妊娠中の佐藤さんとの同室を受けて、元来の明るさを取り戻しました。

コウノドリの漫画45話で登場した妊婦さんで、佐藤さんと同じくそれぞれが胎盤と羊膜を持った二卵性の双子を妊娠中です。出産歴があり、まだ手のかかる小学1年生の息子がいます。上の子と共に双子を育てていくことに不安を感じていた横山さん。しかし、家族が5人に増えることに希望を見いだし、出産の日を待ちわびていました。

双子の出産といえば、多くの方は帝王切開を思い浮かべるでしょうが、場合によっては自然分娩による出産も選択できます。コウノドリでも自然分娩を選んだ妊婦さんの出産が描かれました。同時に、自然分娩のリスクも言及され、作中では胎児の肩と指が挟まる事態に見舞われています。果たして、3人の妊婦さんは双子の赤ちゃんを無事出産できたのでしょうか。以下では、コウノドリの双子の回の出産についてネタバレ紹介します。

始めての妊娠であり、かつ双子という不安に襲われながらも、無事に出産日を迎えることができた佐藤さん。出産は自然分娩を選択し、1人目は体重2660gの女の子が生まれました。しかし、2人目の分娩中、胎児の肩が先に出てきたことで帝王切開が行われます。通常、胎児は頭から出くるはずでしたが、佐藤さんの胎児は肩が先に出てしまい、さらに肩と指が子宮口に挟まった危険な状態でした。

このままでは生まれてくる胎児の肩と指に障害が残る可能性が高まるため、帝王切開での出産に切り替えます。そして、2人目は男の子が誕生し、分娩中に挟まった肩と指には内出血が見られました。しかし、レントゲン検査から、骨と神経への異常はないと判断されます。

胎盤を共有する双子を妊娠中の込山さんは、入院中に成長が遅れていた胎児の心拍数が下がる事態に見舞われます。すぐさま回復したものの、異常がある胎児のへその緒の血流が悪く、緊急で帝王切開を受けることになりました。まずは、順調に成長していた胎児が取り上げられ、1882gの元気な男の子でした。そして、成長に遅れがあった2人目の胎児も、1150gの男の子と判明します。

しかし、2番目の子は未熟児として生まれ、産声を上げることができません。その後、新生児科医の処置を受けることになり、産声が聞こえました。妊娠中は不安なことが多かった込山さんの双子でしたが、兄弟で無事に生まれてくることが出来ました。

検診の結果、双子の性別が男女と判明した横山さん。もうすぐお兄ちゃんになる上の子にも弟と妹が出来ることを教え、双子の誕生を待ちわびていました。しかし、次の検診にて男の子の胎児の死産が判明します。通常の死産ならば、すぐさま胎児を取り出す処置が行われます。しかし、横山さんの双子はそれぞれが胎盤と羊膜を持っていることや、死産の処置による女の子の胎児への影響を考慮し、出産まで放置することが決まりました。

すでに亡くなった男の子をお腹に抱えたまま、妊娠を継続することになった横山さん。女の子が順調に成長する一方で、男の子は小さくなっていました。そして、女の子の出産日を迎え、男の子の死産の処置も同時に行われます。医師から、男の子の姿が残っていない可能性が示唆された横山さん。しかし、男の子は小さい姿となって現れました。そして、横山さんの夫は娘の出生届と息子の死産届を提出するべく、役所へ向かいました。

双子といえば、一卵性・二卵性で区別される一方、胎内の状態によってさらに3つのパターンに分類されることはあまり知られていません。双子の場合は、胎盤や羊膜と呼ばれる胎児を覆う薄い膜を共有しているケースもあります。さらに胎盤と羊膜の共有の有無によって妊娠・出産のリスクも変化すると言われています。以下では、コウノドリの双子の回でも取り上げられた、双子のパターンについてネタバレを交えながらまとめました。

一般的に知られる双子のパターンの1つで、1つの受精卵から2人の胎児が生み出されるパターンです。受精卵が細胞分裂を繰り返す中で2つに分かれ、2人の胎児へと成長していくものです。また、同じ受精卵から誕生した経緯から、一卵性双生児の遺伝子は同じと言われています。このような経緯から、一卵性双生児は顔立ちがそっくりになる傾向があり、見分けがつかないほど似ている双子も存在します。

双子のパターンで良く知られる二卵性双生児は、一度に2つの受精卵が誕生して生まれたパターンです。それぞれの受精卵から胎児が形成されるため、双子でも異なる遺伝子を有している点が特徴です。そのため一卵性と異なり、年齢が異なる兄弟・姉妹のような外見的な違いが見られます。

双子は受精卵だけでなく、胎盤や羊膜のパターンによってさらに3パターンに分類されます。まずDD双胎盤とは、胎児1人ごとに胎盤と羊膜があるパターンであり、コウノドリでは佐藤さん、横山さんが該当しました。胎盤と羊膜によって胎児が独立している点は、通常の妊娠状態と似ているでしょう。また、これから紹介する双子のパターンと比べて、双子の妊娠や出産においてのリスクが低いと言われています。

しかし、胎児2人以上の妊娠は出産まで不安定な時期が続き、通常の妊娠のように安定期はないと考えられています。そのため、DD双胎でも一定のリスクが想定されるでしょう。

双子の妊娠は、胎児1人あたりに胎盤と羊膜が作られるとは限らず、胎盤や羊膜を共有しながら育っていくパターンもあります。4つ目で取り上げるMD双胎は、羊膜は胎児ごとに形成されるも、胎盤は共有するパターンです。コウノドリでは込山さんの双子がこのパターンに該当し、胎盤を共有しつつ羊膜は別々であることが判明しています。

胎盤の共有はリスクが高く、込山さんの双子のように1人に発達に遅れが見られる一児発達遅延が起きる場合があります。また、双子の1人が亡くなってしまう双胎間輸血症候群を引き起こすケースも高くなると言われ、注意深く様子を見る必要があるでしょう。

MM双胎盤は、1つの胎盤を双子で共有し、かつ2人まとめて羊膜に包まれた妊娠状態を表します。MD双胎と同様、胎盤を共有することで生じるリスクがあります。また、MM双胎は、2人で1つの羊膜に同居している状態であり、へその緒が胎児に絡まる危険性も高まります。一方、このリスクは単胎の場合でも起こり得るものですが、MM双胎の場合はリスクが高まりやすいでしょう。

コウノドリの泣けるエピソードとして読者から支持される双子の回。漫画はもちろん、ドラマ版では何話か気になった方も多いでしょう。また、双子の回では、3人の妊婦さんを通じて双子の妊娠や出産にまつわる知識が描かれました。あらゆる困難に見舞われながら無事に生まれてきた子供たちの姿は、多くの読者の涙を誘いました。以下では、コウノドリの双子の回に関する感想や評価をネタバレ紹介します。

産婦人科を舞台にしたコウノドリの漫画では、双子の妊娠や出産は外すことができないエピソードでしょう。漫画では3人の妊婦さんが登場し、双子が誕生するまで様々な困難に見舞われました。ネタバレのように出産中に肩と指が挟まったり、妊娠中に1人が死産するなど壮絶なシーンもありました。また、SNSでは双子の回で泣いたとの感想も見られ、コウノドリを語るうえで欠かせないエピソードでしょう。

コウノドリでは新しい命の誕生などハッピーエンドの展開ばかりではなく、時には厳しい現実も言及されています。ネタバレのように出産時に肩と指が挟まり、障害を抱えて生まれてくるリスクや出産に至らなかったケースも描かれています。特に双子の妊娠は、出産にたどり着くまでの過程も大変であり、様々なリスクを乗り越えて2人揃って生まれてきたことや出産できたことが、本当に良かったと評されています。

コウノドリの感動回である双子の回は何話か気になった方も多い中、やはり漫画を通じて双子を出産をする大変さを知ったとの声も見られます。双子の妊娠・出産の大変さは、経験したことのあるお母さんはもちろん、出産に立ち会った医師にしか分からないでしょう。ネタバレのように、コウノドリでは双子の回も丁寧に描かれ、肩と指が挟まるなど出産のリスクについても言及しています。

双子の出産といえば、母体へのリスクを考慮して帝王切開が多く行われる中、コウノドリに登場した佐藤さんは自然分娩による双子の出産を選択しました。2人目の時に緊急事態が起き、帝王切開も行われるも、SNSでは双子を自然分娩で出産してすごいとの声も寄せられました。双子の場合は、子供が生まれてくる痛みを2度も経験することになり、それらの痛みに耐えることを決断したお母さん覚悟もすごいでしょう。

ネタバレのように、コウノドリでは双子のうち1人が亡くなってしまうエピソードも描かれています。双子は妊娠状態によって成長を妨げられるリスクが高くなり、横山さんのように双子の1人が死産になることも少なくありません。同時に、出産まで順調に成長して双子として誕生できたことは奇跡であり、幸せなことだと思ったとの感想も見られます。コウノドリの双子の回は、命の誕生について考えさせられる回でもあるでしょう。

幅広い世代に支持されるコウノドリの漫画は、出産経験のある女性からの反響も大きく、自分と重なってみえたと共感の声も見られます。コウノドリでは双子の出産に挑むお母さんたちの奮闘も描かれ、実際に双子を出産した読者からは、自分と重なって泣いたとの感想も寄せられています。出産の大変さは経験者でないと分からない部分も多く、女性からの共感の多さも作品の人気に拍車をかけているでしょう。

コウノドリのネタバレのように、双子の妊娠・出産は想像以上に大変なことであり、佐藤さんのように出産中に胎児の肩と指が挟まる等の異常事態が起きることも想定されます。漫画を通じて双子の妊娠の大変さを知ったとの声が見られる一方で、双子を無事出産したお母さんたちが凄いとの感想も寄せられています。ネタバレのように、お母さんたちの奮闘もなければ双子が揃って無事に誕生することはなかったでしょう。

双子の妊娠は、出産までのリスクはもちろん、同時に2人の子供を育てていなければならない覚悟も必要です。漫画45話で登場した横山さんのように、すでに上の子がいる状況での双子の妊娠はあらゆる面においての不安を掻き立てるでしょう。ネタバレのように無事に生まれきたのは1人でしたが、双子を育てられるかという不安を持てたことは幸せだったとも言われ、考えさせられたとの感想も寄せられています。

ネタバレのように、コウノドリの泣けるエピソードとして人気の高い双子の回。ドラマ放送を受けて、双子の回は何話か気になった方もいるでしょう。しかし、ドラマ版では双子の回は未登場となり、妊婦さんの存在が示唆される程度にとどまりました。ドラマ版では何話で登場するか期待していたファンにとって残念な結果となり、サラっとしたやり取りに物足りなさを感じたとの声も見られます。

双子の妊娠パターンによって、子供たちが一卵性か二卵性か判断できるだろうと思った方もいるでしょう。しかし、医師はその点について判断することは避けており、その理由についてもコウノドリの漫画にて言及されています。実際に双子を妊娠したことのある方ならば、一卵性と二卵性について医師が判断できないことに疑問を持った方もいるでしょう。SNSでも、判断しない理由が分かり、勉強になったとの感想が見られます。

コウノドリの双子の回では双子妊娠のパターンも丁寧に描かれ、登場した妊婦さんたちのパターンも言及されています。双子といえば、一卵性や二卵性を思い浮かべる方が多いでしょうが、実際は胎内の状態によってさらに3つのパターンに分類され、はじめて知ったという感想も見られました。また、妊娠のパターンは胎児や母体へのリスクもある程度予想でき、双子の妊娠に対する知識が深まったとの声も見られます。

コウノドリの人気エピソードであり、ドラマ化を期待する声が多くあがった双子の回。撮影上の理由などから、ドラマ版では取り上げられず、双子の出産に立ち会ったことが示唆されました。しかし、ドラマ化を期待していたファンからは、双子のエピソードもやってほしかったとの感想が多く寄せられています。また、ドラマでの双子の要素があっさりしているとの意見もみられ、物足りなさを感じた方もいるでしょう。

コウノドリの双子の回は何話か、登場した妊婦さんの出産などをネタバレ紹介しました。通常の妊娠と比べてリスクが高く、コウノドリでも様々なパターンが描かれた双子の回。分娩中に肩と指が挟まったり、命の危機に瀕しても、2人で無事に生まれてきました。しかし、双子の妊娠ゆえに残念な結末は避けられず、作中でも描かれています。双子が無事に生まれてくることは、本当の意味で奇跡と言える出来事でしょう。