【凪のお暇】円が怖いと言われる理由は？あざとい空気クラッシャーの正体とは？

かつて黒木華が主演を演じ、テレビドラマ化もされた人気漫画・『凪のお暇』。そんな『凪のお暇』に登場する円と言うキャラクターが今、注目されています。『凪のお暇』に登場する円とは一体どのようなキャラクターなのでしょうか？まずは、円が登場する『凪のお暇』の作品情報をチェックすると共に、まどかのプロフィールについてチェックしてみましょう。

『凪のお暇』は、『Eleganceイブ』にて2016年8月号から連載中の、コナリミサトによる漫画であり、2023年4月時点で累計発行部数は500万部を突破しているヒット漫画です。また、2019年7月〜9月にはTBS系列の「金曜ドラマ」枠にてテレビドラマ版が放送されました。

節約が趣味の28歳OLの主人公・大島凪。そんな大島凪は、常に空気を読んで周囲に合わせて目立たず謙虚に振る舞っていました。生まれつきのくせ毛を、時間をかけてストレートに整えるなど女子力の高い自分を作り上げていました。しかしある時、大島凪を蔑む同僚たちの陰口を知ります。

さらに、隠れて交際している我聞慎二が性行為目当ての旨を同僚らに話しているのを目撃し、過呼吸で倒れてしまいます。この出来事をきっかけに大島凪は会社を辞め、家財を処分し都心から郊外へ転居します。物だけでなく、全ての人間関係を断ち切った大島凪は、ゼロから新しい生活をスタートさせるようになります。

『凪のお暇』にて「円」の愛称で親しまれているキャラクターの正式名称は、市川円（いちかわまどか）です。そんな円は大阪から東京に転勤し、我聞慎二の同僚になった25歳の女性です。トークが上手で仕事も熱心なため、営業としては優秀です。そのため、大阪ではトップの成績を残しています。

しかし、能力よりも容姿で契約に成功してしまうことも多々あったようで、どれだけ仕事を頑張っても「美人でかわいいおかげ」としか思われず虚しさを感じている様でした。また、円自身は悪気なく過ごしているつもりですが、なぜか必ず属したコミュニティは空気が悪くなってしまうため、「空気クラッシャー」とのあだ名をつけられています。

『凪のお暇』の円は、読者たちに「怖い」「あざとい」「嫌い」と言われている様ですが、一体なぜ、円は「怖い」「あざとい」「嫌い」と言われ、読者に嫌われているのでしょうか？お次は、『凪のお暇』の円が「怖い」「あざとい」「嫌い」と言われている理由や正体について考察してみましょう。

『凪のお暇』の円が怖いと言われる理由や正体を考察1つめは、『円と慎二の理想の家庭に食い違いがあった？』です。円と慎二が付き合った経緯などについては後述しますが、円と慎二は交際に進展しました。しかし、円は少し構ってちゃんな性格というか、仕事での愚痴や泣き言を慎二にいつも話すのですが、それが数時間続くこともあり、慎二は少しうんざりしていました。

そんな中、円は大きなプレゼンを任され慎二に一夜漬けで手伝ってもらうこととなりました。その際円は慎二に、『出世の鬼』と『家庭の仏』になって、外と中で全力で支え合っている自身の父と母の作る家庭が理想だと打ち明毛ました。慎二は円の話を聞き、自分が勤勉に働く『出世の鬼』で、円が家庭を守る『家庭の仏』になると思い、自分の理想の家庭とドンピシャだと確信しました。

その流れで慎二は円に、「じゃあ作るか、俺と」、とプロポーズし、円は涙を流してプロポーズを喜びました。その後、慎二は、結婚したら円は仕事を辞めて家庭に入るのだと気楽に構えつつ、円を見送りました。円のプレゼンは大成功となったのですが、円は「良かったぁ、これで憧れの家庭に一歩近づけました」と驚くべき発言をしました。

その正体とは、慎二は自分が『出世の鬼』となり、円が『家庭の仏』となるのだと思っていましたが、円の理想の家庭は正反対で、『出世の鬼』が円で、『家庭の仏』が慎二だったようです。円の発言で慎二は、円と自分が正反対の理想の家族像を持っていたことに気づいてしまいました。このように、円は決定的な発言をせずに、当然のように自分の理想像が世間の常識と物差ししていることが怖いと感じる読者は多かったようです。

『凪のお暇』の円が怖いと言われる理由や正体を考察2つめは、『慎二の精神を追い詰める』です。大きなプレゼンを成功させた円は、部長からも「我聞を超える日も近い」と称賛されるほど、評価されていました。そんな円を見つめながら青ざめていた慎二に話しかけてきたのが、大阪で円と同僚として働いていた営業部の女性でした。

この女性曰く、円は大阪時代も営業トップの人を抜かし、抜かれた人は追い詰められ会社を辞めてその後も地に落ちていったと話されました。慎二は「ご心配なく。」と平静を装ったものの、内心はとても焦っていました。そんな慎二の精神を更に追い詰める出来事がおきます。円が会社での取材インタビューを受けた際、「営業職は転職だと思う、パートナーも理解してくれている」と話したことでした。

このインタビューがきっかけで、社内では慎二が仕事より家庭を選んでいるという空気になり、慎二に回ってくる仕事は、内側の仕事が多くなっていき、円に仕事を奪われていってしまいました。バリバリ働きたいのにどんどん仕事が奪われていく環境や、理想の家庭が同じだと思っていた円とは正反対の理想だったこともあり、慎二は円にプロポーズしたことを後悔していました。

これらの点を踏まえると、『凪のお暇』の円が怖いと言われる理由は、円は周囲を取り込んで外堀から囲おうとする性格であること、そして、あざといと思われていたものの本当の正体は、あざといではなくしたたかであることなどがわかります。「空気クラッシャー」と呼ばれてきた円ですが、自分で自分の大切な物を壊していることから、「空気クラッシャー」というあだ名も納得だという読者の声も上がるほどでした。

「怖い」「あざとい」「嫌い」と言われている『凪のお暇』の円が怖いと言われる理由や正体について考察できたところで、次に気になるのが、円と慎二の関係についてです。慎二に惹かれた円ですが、2人の関係は一体どの様なものとなり、最後はどの様な結末となったのでしょうか？お次は、『凪のお暇』の円と慎二の関係や最後についてチェックしてみましょう。

「怖い」「あざとい」「嫌い」と言われている『凪のお暇』の円と慎二の関係や最後についての考察1つめは、『円は慎二の好みの女性だった』です。慎二は、円との初対面の際、「顔がかわいい圧倒的に！」と感じたほど、ドンピシャ好みの女性だった様です。慎二は凪と付き合っていた時もそうでしたが、サラサラのストレートヘアーや女子アナのような整った容姿が好みである様でした。

ある時、円のことをよく思っていない同僚たちが円の悪口を言っていた場面に慎二が遭遇しました。その際、慎二は「色目でもなんでも結果残してりゃいーわ」と発言しました。これまで円自身も能力よりも容姿で契約に成功してしまうことも多々あった為、どれだけ仕事を頑張っても「美人でかわいいおかげ」としか思われず、虚しさを感じていたので、慎二の発言には心を動かされたようで、惹かれるようになりました。

「怖い」「あざとい」「嫌い」と言われている『凪のお暇』の円と慎二の関係や最後についての考察2つめは、『円と慎二は恋人関係になる』です。ある時、円と慎二は連絡先を交換しました。慎二に惹かれるようになった円はあざといテクニックを駆使しながら、慎二も「好かれているのでは？」とわかるほど、わかりやすいほど距離を縮めて行きました。

その一方で、以前凪と社内恋愛していたこともあって、慎二は円のことが気にはなっているものの、社内恋愛への迷いで揺れていました。連絡先を交換しながら揺れている慎二に対し、円が「入りました！我聞さんのが私のに！」と発言した瞬間、慎二の中で何かが吹っ切れました。

そこからは、凪を忘れて前に進もうと決心し、慎二は凪の連絡先を消して円に気持ちを向けて行こうとしました。その後、円と慎二はホテルで朝を迎えたシーンが描かれ、円と慎二が恋人関係になったことがわかります。

「怖い」「あざとい」「嫌い」と言われている『凪のお暇』の円と慎二の関係や最後についての考察3つめは、『円は慎二に逃げられた？』です。周囲に「空気クラッシャー」と呼ばれている円は無意識になのか意識的になのか、あざとい行動を繰り返していきます。その結果、慎二のことも徐々に外堀を固めていき、慎二自身は少し円に対して恐怖を感じていました。

また、円が慎二に仕事の愚痴の吐口にしてくることもあまりよく思っていないようで、徐々に気持ちが冷めてきているようでした。この時、慎二は円があざとい計算で自分に近づいてきて外堀を固めていき、仕事など、大切なもの全てを奪ったのではないかと考えるようになっていました。慎二はスナック・バブルへ行き、スナックの皆に内心を吐露しました。

話の流れで、常連客・タロさんに、仕事で北海道まで行かないかと誘われました。色々と限界を感じていた慎二でしたが、こんな風に逃げるのはダメではないかと考え、誘いを一度は断りました。その一方で、円は上司にセクハラを受けたかどうかと言った議論に巻き込まれていました。しかし、煮え切らない態度をしていた円に対し女性社員から「結局はあなたのせいなのでは？」と責められてしまいます。

帰宅した円はその話を泣きながら慎二に話しましたが、余計うんざりしてしまい、北海道行きのチケットをこっそり購入してしまいました。その後あるきっかけから慎二の友人・須田が円に言い寄っていたことを知り、円を連れて友人同士の集まりに参加して須田に問い詰めます。そこでなぜかその場に参加している人たちみんなが口論になってしまい、慎二は限界がきてしまい、その足で北海道へ逃げてしまいました。

「怖い」「あざとい」「嫌い」と言われている『凪のお暇』の円と慎二の関係や最後についての考察4つめは、『円は酷く落ち込んでしまう』です。なぜ円が「空気クラッシャー」と呼ばれているのか、身をもって理解した慎二はそのまま北海道へ逃げてしまいました。そんな慎二の行動を知った円はひどく落ち込み、「私、消えます」と周囲の人たちに告げ、その場を立ち去り、会社のデスクで泣いていました。

そこに男性社員2人が入ってきて円の話を聞くと、すぐに円は慎二と連絡が取れなくなったことを話しました。しかし男性社員は「我聞さんならモーマンタイだよ」と言い、慎二が笑顔で写っているSNSの画像を見せました。そんな慎二の笑顔で映るSNSの画像を見て、円は慎二が自分を置いて逃げてしまったことを実感し、一層落ち込んでしまいました。

そこで円は男性社員に「自分は好きな人に好かれないんだ」と相談しました。すると、男性社員は「気を悪くしないで聞いて」とワンクッション置いて、円の存在は、物語の主人公でその場にいるだけ空気を持っていってしまうほど。それを見るとほって置けなくてつい周りの人が尽くしてしまう存在なのだと話し、「そんな人が彼女だとしんどい」と発言しました。

そんな男性社員の発言を聞いた円は、「それってゴキブリと一緒ですよね」と呟きました。男性社員は慌ててフォローしようとしていましたがひどく落ち込む円にどんなフォローをしても響かず、昔会社にゴキブリが出てきた時に素早く処理してみんなを驚かせた女性社員の話をしました。この女性社員は凪のことだったのですが、その話を聞いた円は「結局そうゆう人ですよ、物語の本当の主人公って」とまた落ち込んでしまいました。

あざとい空気クラッシャーと言われている円の正体は、かなりのしたたかな性格であることがわかりますが、『凪のお暇』の読者たちから、円は「怖い」「あざとい」「嫌い」と言われているようですが、そもそも円が「怖い」「あざとい」「嫌い」と言われている理由はいったいなぜなのでしょうか？お次は、『凪のお暇』の円が「怖い」「あざとい」「嫌い」と言われている理由について調査してみましょう。

『凪のお暇』の円が「怖い」「あざとい」「嫌い」と言われている理由1つめは、『男性の上司に贔屓されることが多い』です。円は、女性の見た目にこだわる慎二がドンピシャ好みだと思うほど、ルックスが整っています。そんな整った容姿ゆえに、男性の上司に贔屓されることが多いようでした。セクハラ紛いのことをされても、内心嫌がっていても笑ってごまかしていました。

そんな円の態度と比較され、他の女性社員達は肩身の狭い思いをしていました。円はそんな周囲の態度にも気づいており、自分なりに同僚女性に嫌われない行動をしているつもりでしたが、八方美人な態度が余計周囲に嫌われる理由となってしまっていました。

『凪のお暇』の円が「怖い」「あざとい」「嫌い」と言われている理由2つめは、『あざとい空気クラッシャー』です。円はあざとい空気クラッシャーです。しかし、その正体を深掘りしてみると、確かに円はあざとい行動で属したコミュニティを壊していく空気クラッシャーなのですが、したたかな性格ゆえに「嫌い」「怖い」「あざとい」などと言われているようです。つまり、円の正体は「あざとい」より「したたか」な女性です。

例えば、円は思わせぶりな言動をしてしまったり、八方美人な性格です。そんな性格ゆえに周囲の人間関係はめちゃくちゃに壊されてしまいます。自分のせいで周囲の人間関係が崩れてしまえば、その後はそのような原因となる性格を改めると思いますが、円は悪気がないとはいえ、自分の性格を改めることをしていません。何度も同じことを繰り返すため、読者からは「学習能力ない」「嫌い」などと言われてしまっているようです。

黒木華を主演に迎え、2019年7月〜9月にはTBS系列の「金曜ドラマ」枠にてテレビドラマ版が放送された『凪のお暇』。そんな『凪のお暇』の実写ドラマ版にて、円のドラマキャストを演じたのは一体どのような女優だったのでしょうか？お次は、『凪のお暇』の実写ドラマ版にて、円のドラマキャストを演じた女優のプロフィールや主な出演作品などについてチェックしてみましょう。

• 生年月日：1997年9月19日（26歳）
• 出身地：千葉県君津市
• 身長：167cm
• 血液型：A型
• 職業：女優・ファッションモデル
• ジャンル：テレビドラマ・CM
• 活動期間：2014年〜
• 事務所：フラーム、BHエンターテインメント（韓国）

『凪のお暇』の実写ドラマ版にて、円のドラマキャストを演じた唐田えりかは、2014年春、千葉県内の女子高校在学中にアルバイトをしていたマザー牧場で、たまたま家族サービスで牧場に来ていた今の事務所のマネージャーによってスカウトされ、フラームに所属することとなりました。同年9月、韓国のアイドルグループ・『少女時代』の「DIVINE（Story ver.）」のミュージックビデオに出演し、芸能界デビューを果たします。

高校卒業後の2016年4月より芸能活動に専念するようになり、女優とモデルの両立を目指しました。2017年12月発売のファッション雑誌『MORE』2018年2月号より専属モデルに起用されました。元々モデル志望で演技に自信が持てず、オーディションに落ち続けていた唐田えりかでしたが、2018年公開の映画『寝ても覚めても』のオーディションで、ヒロイン・朝子役に抜擢され、前向きに演技に臨めるようになったようです。

しかし2020年に俳優・東出昌大と3年に渡る不倫愛が報じられ、猛バッシングを受けレギュラー出演していたドラマは降板、主演の番組は別番組に差し替えられるなどとなってしまい、その後は芸能活動休止となりました。2024年からは韓国での芸能活動にも力を入れ、日本と韓国の2拠点生活を送る意向を示しているようです。

『凪のお暇』の実写ドラマ版にて、円のドラマキャストを演じた唐田えりかの主な出演作品は、テレビドラマ『恋仲』の白石くるみや、『こえ恋』の緑川玲那、『覚悟はいいかそこの女子。』の三輪美苑、『トドメの接吻』の青田真凛、映画『寝ても覚めても』の泉谷朝子、『チア男子！！』の高城さくらなどが挙げられます。

あざとい空気クラッシャーと思われていた、その正体は、したたかすぎる女性だったということが明らかになった『凪のお暇』の円ですが、そんな円に対して世間の人々は一体どのような感想や評価を抱いているのでしょうか？最後に、『凪のお暇』の円に対する世間の人々の感想や評価をチェックしてみましょう。

『凪のお暇』の円は「空気クラッシャー」というあだ名をつけられている人物ですが、このようなあだ名をつけられるのは円自身の問題なのか周囲の人たちの問題なのか、考えている読者もいるようでした。円の性格から分析してもそれだけではクラッシャーとして成立しないはずなのに「空気クラッシャー」と言われるようになった理由や本当の正体についても興味深く考えている読者が多いようでした。

『凪のお暇』の円は見た目も整っている上、仕事も大阪ではトップの成績を残していたほど営業成績が良いのですが、同僚女性からは「あざとい」「空気クラッシャー」と言われ、嫌われています。その理由を、円地震が自分に都合のいい部分を搾取するからだと分析している読者もいるようで、円自身の性格が「空気クラッシャー」と言われていることにつながっているのではないかと考える方もいるようでした。

『凪のお暇』の円が登場した当初は、「かわいい」と思って見ていた読者も、円自身にも原因があって人間クラッシャーとなっているにも関わらず、悲劇のヒロインのように事態を受け止めている姿に少しずつ鬱陶しさを感じてきた読者も少なからずいるようでした。

『凪のお暇』の円が怖いと言われる理由・あざとい空気クラッシャーの正体まとめについて今回はご紹介しました。あざとい空気クラッシャーと思われていた円ですが、その正体は、自分に原因があっても顧みることをせずに、悲劇のヒロインぶるしたたかすぎる女性だと分析する声が多いようでした。

しかし、円が「怖い」「嫌い」「あざとい」などと言われる一方で、中にはそんな円に共感する読者もいるようでした。賛否両論となっている『凪のお暇』・円の性格ですが、気になる方は是非『凪のお暇』にて円の言動や、円自身の心の声をチェックしてみてください。