【葬送のフリーレン】ヴィアベルは悪人面のいいやつ!強さ・能力やヒンメルとの関係は?

『葬送のフリーレン』の一級魔法使い試験編には、さまざまな魔法使いが登場します。ヴィアベルも、一級魔法使い試験編から登場したキャラのうちの1人です。ヴィアベルは悪人面をしていますが、ファンの間ではいいやつだと評判です。本記事では、葬送のフリーレンのヴィイアベルの強さや能力、いいやつだと言われる理由などをまとめます。また、ヴィアベルの過去や、ヒンメルやシュタルクとの関係についても解説します。

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目次

  1. 葬送のフリーレンとは?
  2. 葬送のフリーレンのヴィアベルとは?
  3. 葬送のフリーレンのヴィアベルは悪人面のいいやつ?
  4. 葬送のフリーレンのヴィアベルの強さや活躍
  5. 葬送のフリーレンのヴィアベルとヒンメルやシュタルクの関係
  6. 葬送のフリーレンのヴィアベルの仲間や関係のあるキャラ
  7. 葬送のフリーレンのヴィアベルに関する感想や評価
  8. 葬送のフリーレンのヴィアベルまとめ

葬送のフリーレンとは?

葬送のフリーレンの概要

『葬送のフリーレン』の物語は、勇者一行が魔王を倒したところから始まります。「勇者一行の後日譚」という斬新な設定は、多くの読者の興味をひきました。掲載誌は週刊少年サンデーで、2020年の22・23合併号から連載が続いています。2021年には第14回マンガ大賞と、第25回手塚治虫文化賞新生賞を受賞しました。

葬送のフリーレンは、原案・原作と作画で担当が分かれています。原案・作画を担当しているのは山田鐘人さんで、作画を担当しているのはアベツカサさんです。葬送のフリーレンは2023年にアニメ化され、さらに人気の作品となりました。葬送のフリーレンのアニメは、連続2クールでの放送が予定されています。

葬送のフリーレンのあらすじ

勇者ヒンメルは、ハイター、アイゼン、フリーレンとともに魔族を討ち果たし、王都へと凱旋しました。4人は一緒にエーラ流星を眺め、フリーレンはその後1人で旅立ちます。エルフであるフリーレンは人間と時間感覚が異なり、次にフリーレンが仲間たちと会ったのは50年後でした。フリーレンは50年振りに仲間たちとエーラ流星を眺め、それからすぐにヒンメルと死に別れます。ヒンメルの死をきっかけに、フリーレンは人間を知るための旅に出ます。

葬送のフリーレン | 書籍 | 小学館

葬送のフリーレンのヴィアベルとは?

葬送のフリーレンのヴィアベルが登場したのは、4巻第37話の「一級魔法使い」の回です。第37話からは一級魔法使い試験が始まり、フリーレンやフェルンたちが試験を受ける様子が描かれています。ヴィアベルは受験者の1人として登場し、フリーレンたちと一緒に一級魔法使い試験に挑みました。ここでは、葬送のフリーレンのヴィアベルのプロフィールや、過去について解説します。

ヴィアベルのプロフィール

葬送のフリーレンのヴィアベルは、北部魔法隊隊長として長い間魔族と戦ってきた二級魔法使いです。目つきが悪く言葉遣いも荒いため、悪人に間違われることもあります。しかし、粗雑な言動は相手を脅すためのもので、本来は面倒見がよく優しい性格をしています。

作中で「つい最近まで20代だった」と発言していることから、現在の年齢は30代前半であると推察されます。魔法は殺し合いの道具だと割り切っており、必要な殺人であれば容赦なく実行します。しかし、本当は人を殺したくないと思っており、殺すまでには覚悟の時間が必要なようです。

ヴィアベルが魔族と戦い続ける理由や過去

続いて、葬送のフリーレンのヴィアベルの過去や、ヴィアベルが魔族と戦い続ける理由について解説します。ヴィアベルの過去や魔族と戦う理由については、一級魔法使い試験の一次試験で明かされました。一次試験で戦闘不能に陥ったエーレは、自分を助けてくれたヴィアベルに対して「優しい」と言います。そして、その優しさが魔族と戦い続ける理由なのかと尋ねました。

この問いに対し、ヴィアベルは「優しさなんかで命は張れない」と返します。そして、自分が戦い続ける理由は「下心」だと言いました。まだ4つか5つくらいだった過去のヴィアベルには、好きな女の子がいました。その頃魔族の動きが活発化していたため、その女の子は家族揃って中央諸国に避難してしまいました。

ヴィアベルは好きな女の子に格好つけようとして、「魔族は全部俺が殺してやる」と約束したのでした。もう顔も覚えていない女の子との過去の約束を、ヴィアベルは今でもずっと守り続けているのです。

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葬送のフリーレンのヴィアベルは悪人面のいいやつ?

葬送のフリーレンのヴィアベルは悪人のような顔をしているため、最初は悪印象を持たれやすいキャラです。フェルンからは、「犬とか蹴っ飛ばしてそうなやつ」と言われたこともありました。しかし、実際のヴィアベルはそれほど悪人ではなく、読者からは「いいやつ」だと言われることも多いです。では、なぜヴィアベルがいいやつと言われるのか、その理由について見ていきましょう。

いいやつと言われる理由①仲間を見捨てない

葬送のフリーレンのヴァイベルは、一級魔法使い試験の一次試験でエーレとシャルフの2人とパーティーを組みました。このパーティーは即席のもので、この3人が普段からパーティーを組んでいるわけではありません。しかし、即席の仲間であっても、ヴィアベルは決して2人を見捨てませんでした。

一次試験ではエーレとシャルフが他の受験者に負けてしまい、自力で動けなくなります。この時点ですでに一次試験の突破を諦めていたヴィアベルは、そのまま2人を見捨てても問題はありませんでした。しかし、ヴィアベルはエーレを背負い、シャルフを魔法で浮かせて運び、最後まで2人の面倒を見ました。

「ダンジョンを踏破する」という二次試験でも、戦闘で動けなくなった2人をゴールまで連れて行ってあげました。このように仲間を見捨てることがないヴィアベルは、読者から「いいやつ」だと高い評価を受けています。三次試験で落ちてしまったシャルフに対して、「3年後があるさ」と明るく慰める姿も見られました。

いいやつと言われる理由②おばあさんを助ける

一級魔法使い試験が終わった後、フリーレンは街で買った魔導書を眺めていました。そのとき、目の前でおばあさんが大量のりんごを落としてしまいます。そこにやって来たヴィアベルは、魔法であっという間にすべてのりんごを集めてあげました。

フリーレンもおばあさんを助けようかと少し悩みましたが、ヴィアベルは迷う様子もなくおばあさんを助けました。このシーンだけ見ても、ヴィアベルは見た目が怖いだけであって、根はとても優しくていいやつだということがわかります。

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葬送のフリーレンのヴィアベルの強さや活躍

葬送のフリーレンのヴィアベルは、一級魔法使い試験を受けに来ただけあって、それなりの強さを持っています。実際にどの程度の強さがあるかは、ヴィアベルの登場シーンでの活躍を見ることでわかります。ここでは、葬送のフリーレンのヴィアベルの強さや能力を解説するとともに、作中での活躍を紹介します。

ヴィアベルの強さや能力

葬送のフリーレンのヴィアベルは、北部魔法隊隊長という地位にいるだけあって、実戦経験が豊富です。そのため、戦いの計画の立て方がうまく、戦況の見極めも得意です。ヴィアベルは一級魔法使い試験の際には、「見た者を拘束する魔法(ソルガニール)」という魔法を使いました。

この魔法は、目で見ただけで対象の動きを封じることができます。この能力は人間相手だけでなく、魔物や魔族にも有効です。ただ、対象の全身を視界に入れなければいけないという欠点があるため、複数名に一気に使うことはできません。また、一度でも視線を外すと、拘束は解けてしまいます。

ヴィアベルの活躍

葬送のフリーレンのヴィアベルは、主に一級魔法使い試験で活躍しました。ヴィアベルは魔法隊隊長としての強さや能力を活かし、見事試験に合格します。では、ヴィアベルは作中でどのような活躍をしたのでしょうか?ここでは、葬送のフリーレンでのヴィアベルの活躍シーンをまとめていきます。

活躍①一級魔法使い試験一次試験

一級魔法使い試験の一次試験では、隕鉄鳥(シュティレ)という小鳥を捕まえるという課題が出されました。参加者はランダムで3人1組のパーティーに割り振られ、パーティーのうちの1人でも死亡したら失格となります。ヴィアベルは第8パーティーとなり、エーレとシャルフという魔法使いたちと一時的にパーティーを組むことになりました。ヴィアベルは他のパーティーから隕鉄鳥を奪うことにし、フェルンたちがいる第4パーティーを奇襲しました。

しかし、奇襲をいち早く察知したフェルンによって、攻撃を防がれてしまいます。奇襲が失敗したことでヴィアベルたちは姿を現し、第4パーティーの3人と正面切って戦うことになりました。ヴィアベルの相手をしたのは、第4パーティーのユーベルです。ヴィアベルはユーベルの物体を切り裂く能力を見て、その強さを警戒します。しかし、射程距離が5mくらいだと推測し、距離を取ってユーベルの能力から逃れました。

そして、そこで初めて、今まで隠していた自分の能力をユーベルに見せました。ユーベルは、ヴィアベルの拘束魔法によって動けなくなります。しかし、ヴィアベルが一度拘束を解いた一瞬の隙をついて、ヴィアベルの目を潰そうと攻撃を仕掛けました。ヴィアベルはユーベルを危険人物だと認定し、殺すことを決意します。ヴィアベルがユーベルを殺そうとしたとき、ヴィアベルはフェルンに背後を取られました。

まったく気配を感じなかったことに驚きつつ、取り引きを持ちかけます。しかし、仲間のエーレが殺されたと知り、不合格が確定したことで大人しく引き下がりました。ヴィアベルがエーレのもとへ向かうと、エーレは魔力切れで動けないだけで、命は無事でした。騙されたことに毒づきつつ、ヴィアベルは動けなくなったエーレを運びます。

離れたところに倒れていたシャルフも回収したヴィアベルは、最早試験は諦めて帰るときのことを考えていました。ところが、歩いている途中でエーレが偶然隕鉄鳥を見つけます。ヴィアベルは対象を拘束できる能力を使い、呆気なく隕鉄鳥を捕まえます。今までの苦労は何だったんだと愚痴りながらも、ヴィアベルは無事一次試験を突破しました。

活躍②獅子猪退治

一次試験を突破したのは、ヴィアベルを含め計16人の魔法使いでした。それぞれに異なった能力や強さを持った魔法使いたちは、その後二次試験に進むことになります。二次試験は3日後だったため、一同はそれまで街でのんびりと休息を取っていました。しかし、ヴィアベルは試験の合間の自由時間すら休むことなく、大陸魔法教会からの依頼である獅子猪(フレッサー)の討伐に出かけようとしていました。

ヴィアベルは一次試験で一緒だったシャルフと、前衛を任せられる戦士を探します。そこで、偶然シュタルクと出会ったヴィアベルは、シュタルクの体つきから強さ確認し、いい戦士であると判断します。シュタルクを借りていいかと言われたフェルンはあっさり承諾し、シュタルクは気乗りしないままヴィアベルと獅子猪の討伐に出かけました。シュタルクの活躍もあり、ヴィアベルは無事に獅子猪の討伐を完了させます。

活躍③一級魔法使い試験二次試験

一級魔法使い試験の二次試験では、未踏のダンジョンの踏破という課題が与えられます。受験者同士で闘う必要がないと判断したデンケンは、全員で協力してダンジョンを攻略することを提案します。しかし、受験者の1人であるトーンは協力する必要はないと考え、1人でダンジョンに入っていきました。ヴィアベルも「知らないやつとは組めない」と言い、一次試験でパーティーを組んだシャルフとエールと一緒にダンジョンを攻略することにします。

順調に最深部に近づいた3人でしたが、そこでエーレが拘束魔法に捕まります。ヴィアベルはひと目見ただけで、相手が使った魔法が自分の能力と同じ「ソルガニール」であることに気づきました。ソルガニールは対象を視認できなければ効果を発しないことをわかっていたヴィアベルは、シャルフに視界を塞ぐよう指示します。3人がシャルフの能力で作った花弁の壁に隠れると、向こうからヴィアベルたちの複製体が現れました。

ヴィアベルはシャルフに複製体の自分を、エーレには複製体のシャルフを狙うよう言います。そして、ヴィアベルは複製体のエーレと戦うことにしました。ヴィアベルは3人の能力や強さを考え、それぞれ最も攻略しやすい複製体を対戦相手として選んだのです。自分たちの複製体を倒したヴィアベルたちは、その後メトーデと出会います。メトーデはデンケンたちと最深部の手前までたどり着いていましたが、そこにはフリーレンの複製体がいました。

一同はフリーレンの複製体の攻略法を話し合い、最終的にフリーレン本人とフェルンがフリーレンの複製体を倒すことに決まります。他のメンバーはフリーレン以外の複製体の足止めへと向かい、そこでメトーデはヴィアベルたちに遭遇したのでした。メトーデから事情を聞いたヴィアベルは、複製体の足止めに参加します。そして、エーレやシャルフとともに、デンケンの複製体と戦いました。

ヴィアベルたちとデンケンの戦いは、詳しく描かれていません。ただ、フリーレンが複製体を作り出している魔物を倒すまで、3人はしっかりとデンケンの複製体を抑えていたようです。戦い終わった後の3人の力尽きた様子から、激しい戦いであったことが伺えます。その後、ヴィアベルは動けなくなったエーレとシャルフを抱え、最深部まで向かいます。そして、他のメンバーとともに、二次試験の合格を言い渡されました。

活躍④一級魔法使い試験三次試験

一級魔法使い試験の三次試験は、通常であればかなり厳しい試験が行われます。しかし、今回の試験では受験者にフリーレンがいたため、彼女のおかげであまり強さのない者まで二次試験を突破してしまいました。通常の試験を行うと大勢の死者が出ると考えた大魔法使いのゼーリエは、三次試験を異例の面接試験へと変更しました。ゼーリエ自ら赴き、受験者が一級魔法使いになる資質を持っているか確認しようとしたのです。

これまでヴィアベルとともに戦ってきたエーレとシャルフは、ゼーリエと会うなり不合格を言い渡されました。不合格になった理由は、エーレやシャルフがゼーリエの強大な魔力に恐怖を抱いたためです。この程度の精神力では一級魔法使いになる資格はないと、ゼーリエは判断しました。一方のヴィアベルも、ゼーリエと会った瞬間にゼーリエにはかなわないことを悟ります。

しかし、それはエーレたちのように、恐怖を抱いたからではありません。相手の力量をはかった結果、純粋に自分の強さが及ばないと思っただけです。ゼーリエから好きな魔法を尋ねられたヴィアベルは、「魔法は人殺しの道具」「好きも嫌いもない」と答えます。その返答に満足したゼーリエは、ヴァイベルを合格にしました。

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葬送のフリーレンのヴィアベルとヒンメルやシュタルクの関係

葬送のフリーレンのヴィアベルは魔法使い試験のエピソードに登場するため、基本的にはシュタルクと関わりのないところで活躍しています。しかし、ヴィアベルは試験と関係のないところでシュタルクと知り合い、仲良くなりました。また、ヴィアベルはヒンメルの晩年に生まれているため、ヒンメルと直接会ったことはありません。

ところが、作中ではヴィアベルがヒンメルの名前を口にするシーンがあります。ヴィアベルは、シュタルクやヒンメルとどのような関係があるのでしょうか?ここでは、ヴィアベルがシュタルクと仲良くなった経緯や、ヒンメルの名前を口にした理由などを紹介します。

ヴィアベルとヒンメルの関係

葬送のフリーレンの作中にヴィアベルが登場した時点で、ヒンメルの死から29年が経過しています。ヒンメルたちが過去に魔王を討伐してからはもっと長い時が経っていますが、それでもまだヒンメルの冒険譚は多くの人によって語り継がれていました。過去の幼いヴィアベルもヒンメルの冒険譚が好きで、不死なるベーゼとの戦いや皇獄竜との戦いなどの伝記を嬉々として読んでいました。

ヴィアベルが育った村にも過去にヒンメルが訪れたことはありますが、村の老人たちは誰もヒンメルの大きな冒険の話をしてくれませんでした。老人たちが話すのは、ヒンメルが魔物退治をしてくれたことや、荷物運びなどをして助けてくれたことばかりです。ヴィアベルにとってそれらの話には何の面白みもなく、なぜ皆がそのような小さな出来事を嬉しそうに話すのが理解できませんでした。

ヴィアベルが老人たちの気持ちを理解したのは、ヒンメルの死後に魔族の残党が暴れ始めたときです。魔族を村に襲われたヴィアベルは、ヒンメルの小さな人助けがいかに大事なことかを身をもって実感したのです。

ヴィアベルは過去に自分の村を救ってくれた勇者ヒンメルに感謝し、自分もヒンメルのようにできるだけ困っている人を助けようと思って生きてきました。勇者ヒンメルの存在は、ヴィアベルの人生に大きく影響を与えたといえるでしょう。

ヴィアベルとシュタルクの関係

ヴィアベルとシュタルクが初めて会ったのは、一級魔法使い試験の一次試験が終わった後です。獅子猪(フレッサー)退治のために前衛を探していたヴィアベルは、街中で戦士をスカウトしようとしていました。偶然シュタルクと出会ったヴィアベルは、一緒にいたシャルフと一緒にシュタルクの筋肉などを確認します。

そして、シュタルクがいい戦士だとわかると、半ば無理やり獅子猪の討伐に連れて行きました。シュタルクは気乗りしない様子ながらも、しっかりと獅子猪を討伐します。獅子猪の討伐後、ヴィアベルとシュタルクはが仲良く獅子猪の肉を食べている様子が描かれています。このシーンからは、2人が獅子猪の討伐を通じて親しくなったことがわかります。

実際、ヴィアベルはシュタルクのことを気に入ったようで、その後もシュタルクを魔族との戦いにスカウトしています。ヴィアベルは試験の後北の果ての戦闘に参加する予定でしたが、戦況が思わしくなく前衛が圧倒的に不足していました。ヴィアベルは優秀な前衛を補充するため、シュタルクを熱心に勧誘します。

過去にシュタルクを無理やりパーティーに誘ったという自覚があるフリーレンは、ヴィアベルの勧誘をやめさせようとはしませんでした。しかし、シュタルクはフリーレンに無理やり誘われたとは思っておらず、背中を押してくれたフリーレンやフェルンに感謝していました。シュタルクはヴィアベルの誘いを断り、フリーレンのパーティーに残ることを選びます。ヴィアベルは残念がりながらも、また会おうと挨拶をしてシュタルクと別れました。

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葬送のフリーレンのヴィアベルの仲間や関係のあるキャラ

葬送のフリーレンのヴィアベルは、前述したようにエーレやシャルフと協力しながら一級魔法使い試験を突破しました。エーレとシャルフは、これまでに登場したキャラでは最もヴィアベルと親しいといえるでしょう。ここでは、一級魔法使い試験でヴィアベルの仲間として活躍した、エーレとシャルフについて詳しく解説します。また、一次試験でヴィアベルと戦った、ユーベルについてもまとめます。

関係のあるキャラ①エーレ

葬送のフリーレンのエーレは、女性の二級魔法使いです。魔法学校を首席で卒業するほどの才女であり、エーレの強さや能力はヴィアベルも認めています。エーレは一級魔法使い試験でヴィアベルと同じパーティーになり、一次試験ではフェルンと戦っています。エーレは「石を弾丸に帰る魔法(ドラガーテ)」という魔法で、フェルンを攻撃しました。エーレと戦ったフェルンは、エーレのほうがヴィアベルよりも強さは上だと判断します。

フェルンからそう指摘されたとき、エーレはその言葉を完全には否定しませんでした。少なくとも、能力的にはヴィアベルよりも上だという自覚があると推察されます。ただ、エーレに比べ、ヴィアベルは実戦経験が豊富でした。エーレはヴィアベルの魔法のことを、「品性の欠片もない、勝つための卑怯な魔法」と評しています。その分、戦闘においては自分よりもヴィアベルのほうが強いと思っているようです。

エーレは古い戦い方をするフェルンを見て、祖父と戦っているようだという感想をもらします。この「祖父」というのが一級魔法使いのレルネンであることが、後の描写で明らかになります。フェルンはエーレとの戦いで一般攻撃魔法しか使いませんでしたが、エーレがさばききれないほどの飽和攻撃を行いました。

エーレは魔法の物量勝負に負け、魔力切れで動けなくなります。エーレがやられたことを知ったヴィアベルは、驚くと同時に、フェルンの強さに畏怖しました。それほどまでに、ヴィアベルはエーレの能力を高く買っていたのでしょう。フェルンとの戦いが終わった後、エーレはヴィアベルに魔族と戦い続ける理由を尋ねます。

その会話の中で、ヴィアベルが過去にエーレの村を救っていたことがわかりました。エーレとヴィアベルは一級魔法使い試験で初めて顔を合わせたわけではなく、実は過去に出会ったことがあったのです。ヴィアヴェルがエーレの強さに信頼を置いていたことから、その後も2人は何かしらの接点があったと推察されます。

関係のあるキャラ②シャルフ

葬送のフリーレンのシャルフは、背の高い男性の三級魔法使いです。シャルフも一級魔法使い試験でヴィアベルと同じパーティーになり、最後まで一緒に戦いました。エーレに関してはヴィアベルと過去に出会っていたことが判明しましたが、シャルフは過去にヴィアベルと面識があったかどうかはわかっていません。シャルフは一次試験で第4パーティーのラントと戦闘になり、「花弁を鋼鉄に変える魔法(ジュベラード)」を使いました。

この魔法は無数の花弁を一気に操れるため、相手の防御の間をかいくぐって攻撃することができます。シャルフの能力には、ラントも感嘆の声が上げていました。しかし、シャルフが攻撃したラントは、魔法で作り出した分身でした。魔力探知が苦手なシャルフは、そのことに気づかなかったのです。いつの間にか背後を取られていたシャルフは、ラントによる一撃で倒れてしまいました。

シャルフは試験が終わった後もヴィアベルと行動をともにし、帰り道も途中までヴィアベルと一緒でした。試験の途中には、ヴィアベルが受けた依頼である獅子猪の討伐にも同行しています。ヴィアベルとシャルフは、一級魔法使い試験を通してかなり親しくなったようです。

関係のあるキャラ③ユーベル

葬送のフリーレンのユーベルは、女性の三級魔法使いです。一級魔法使い試験ではフェルンと同じパーティーになり、隕鉄鳥の争奪戦でヴィアベルと戦闘になりました。覚悟を持って人を殺しているヴィアベルとは違い、ユーベルは人を殺すことを何とも思っていません。また、自分の生死にもあまり関心がなく、殺し合いを心底楽しんでいます。


ユーベルの得意魔法は、「大体なんでも切る魔法(レイルザイデン)」です。ヴィアベルとの戦いでも、この魔法を使って攻撃していました。しかし、ヴィアベルの拘束魔法に捕まり、動けなくなります。ヴィアベルはユーベルとの会話で彼女が危険人物だと感じ、ここで殺したほうがいいと判断します。

しかし、フェルンに背後を取られた上、エーレが殺されたと聞いたことで大人しく引き下がりました。ユーベルは他者に共感することで、相手の魔法を使えるようになるという能力を持っています。ユーベルは戦闘中にヴィアベルト会話を交わしたことで、ヴィアベルの人生や人間性を理解しました。

そして、ヴィアベルの得意魔法である、「見た者を拘束する魔法(ソルガニール)」を使えるようになります。ユーベルは一次試験でパーティーを組んだラントのことも共感したいと考え、試験の間ずっとラントにつきまとっていました。ヴィアベルはこの戦闘以来ユーベルと関わることはなく、特に話もしていません。

Thumb【葬送のフリーレン】フリーレンの年齢は何歳?過去の出来事からエルフの寿命を考察 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

葬送のフリーレンのヴィアベルに関する感想や評価

葬送のフリーレンのヴィアベルは、一級魔法使い試験編の中でも特に人気が高いキャラです。悪者っぽい顔をしながら実はいいやつだというギャップが、高評価を得ていました。ヴィアベルには「好みのタイプ」「推しキャラ」などのコメントが上がっており、多くの人から愛されていることがわかります。

葬送のフリーレンのヴィアベルには、「優しい」という感想が多く寄せられています。ヴィアベルは一次試験でも二次試験でも、戦闘不能になったエーレとシャルフの面倒を最後まで見ていました。仲間を見捨てないヴィアベルを優しいと感じた人は多く、その優しさに惹かれたというコメントもありました。

葬送のフリーレンのヴィアベルは、2023年12月時点ではまだアニメに登場していません。2024年1月から登場する予定であるため、ヴィアベルがアニメに登場することを期待する声が多く上がっていました。また、ヴィアベルの声優が誰になるかも、ファンの間で話題となっています。

葬送のフリーレンのヴァイベルは、一級魔法使い試験終了後、北の果ての魔族との戦いに向かいました。フリーレンたちも北の果てにあるエンデを目指しているため、この先ヴィアベルと再会する可能性が高いです。ヴィアベルの再登場や、フリーレンたちとの共闘に期待する声が上がっていました。

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葬送のフリーレンのヴィアベルまとめ

葬送のフリーレンのヴィアベルの強さや過去、これまでの活躍シーンなどをまとめました。ヴィアベルは一級魔法使い試験の際に登場し、大きな活躍を見せてくれました。一級魔法使い試験編以外にはほとんど出番がありませんが、今でも高い人気を誇っているキャラです。葬送のフリーレンでは過去に登場したキャラが再び登場することもあるため、ヴィアベルの再登場も期待できるでしょう。

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