【葬送のフリーレン】フリーレンの年齢は何歳？過去の出来事からエルフの寿命を考察

こちらの記事では『葬送のフリーレン』の主人公、フリーレンの年齢が何歳くらいなのかを考察しています。葬送のフリーレンの作中で、主人公のフリーレンは人間の何倍もの寿命であると描かれています。では、フリーレンの寿命は具体的には何歳ぐらいなのか、葬送のフリーレンの物語の本編では何歳ほどなのかを、考察を交えて紹介していきます。

フリーレンの年齢と寿命が何歳なのかについては『フリーレンの年齢は何歳？エルフの寿命を考察』の項目の中で考察しています。フリーレンの寿命・年齢が何歳のかかといった疑問のほかにも、フリーレンの強さや勇者ヒンメルの関係、葬送のフリーレンでフリーレンの声を演じた声優についても紹介しています。まずは、下記の項目で葬送のフリーレンの作品概要と物語のあらすじを紹介します。

長い寿命を持つエルフ・フリーレンが主人公として活躍する作品、葬送のフリーレンは、週刊少年サンデーにて連載中のファンタジー漫画です。葬送のフリーレンは、原作を山田鐘人先生、作画をアベツカサ先生が担当しています。葬送のフリーレンは、登場キャラクターの繊細な心理描写や、綺麗な作画が話題となっており、2023年11月時点で単行本の累計発行部数が1100万部を突破しています。

2021年に開催された第14回マンガ大賞ではマンガ大賞を受賞しており、同年に開催された第25回手塚治虫文化賞では、新生賞を受賞しました。その人気から、2023年にはアニメ化され、日本テレビ系列などの放送局にてアニメ放送が開始されました。また、人気の動画配信サービス・YouTubeでは『葬送のフリーレン 〜●●の魔法〜』のタイトルでショートアニメも配信されています。

長い寿命をもつエルフのフリーレンは、勇者ヒンメルのパーティーとして魔王を討ち取りました。50年後、フリーレンは魔王討伐のパーティーと再会しました。長い寿命を持つエルフのフリーレンは、以前と変わりありませんが、人間のヒンメルはすっかり年老いていました。楽しい一時を過ごした後、ヒンメルは寿命で他界します。その時、フリーレンは10年も一緒にいたのに、彼のことを何も知らなかったのだと後悔します。

葬送のフリーレンの主人公・フリーレンは、長い寿命を持つエルフという種族の女性です。見た目は少女の姿ですが、フリーレンの話から、実際の年齢は1000歳を超えていると考察できます。その長い寿命のうちの10年は、勇者ヒンメルのパーティーで魔法使いとして活躍していました。1000歳以上であると考察されているエルフのフリーレンは、その時間を「たったの10年」と感じていました。

しかし、50年後にヒンメルと再会した時、彼は以前の姿とはかけはなれた老人となっていました。そして、ヒンメルが寿命によって他界した時、フリーレンは「10年一緒にいたのに、ヒンメルのことを何一つ知ろうとしなかった」と悔やみます。そして、仲間だった僧侶・ハイターの死をきっかけに、彼の養子だったフェルンという少女をひきとり、少しずつ人間を知ろうと思い始めるのでした。

フリーレンは、勇者パーティーとしてヒンメルたちと旅をしていたときは、マイペースで魔法に目がない人物でした。普段はドライでそっけないものの、魔法絡みとなると、目を輝かせてそれに没頭します。しかし、フェルンと旅をするようになってからは、フェルンが喜ぶことを考えたりと、人に歩み寄る姿をみせています。

しかし、従来の大本の性格は変わらず、朝寝坊の常習犯であったり、魔法収集に没頭することも多々あります。フリーレンは魔族のことを「人の言葉を話す魔物」と考察しており、魔族に対しては容赦がありません。“葬送のフリーレン”という異名は「歴史上で最も多く魔族を葬り去った」という意味からつけられています。

葬送のフリーレンの作中には、登場キャラクターがフリーレンの年齢を考察するようなセリフが登場します。フリーレンと魔王を討伐した戦士・アイゼンが「フリーレンが昔って言ったぞ、どれだけ前なんだ」と口にしたとき、フリーレンの弟子であるフェルンが「原始時代でしょうか？」と相槌をうちました。

その会話を聞いていたフリーレンは「流石にそこまで長生きじゃない」とツッコミをいれていました。昔の仲間であるアイゼンや、いつも一緒にいるフェルンでさえも、フリーレンが何歳なのかは知らないようです。しかし、フリーレンの故郷・エルフの里が襲撃されたのが約1000年前とされているため、1000年以上は生きていると考察できます。

エルフの寿命が何歳なのかを考察するには、大魔法使い・ゼーリエのセリフがヒントとなります。ゼーリエは、フリーレンの師匠であるフランメの師匠です。その関係性から、フリーレンよりもさらに長く生きていると考察できます。

フランメは「私たちは1000年ほったらかしにしてもなんの支障もない」と口にしており、さらに「私たちの時間は永遠に近い」とも話しています。そのセリフから、エルフの寿命は1000年や2000年どころではないとうかがえます。場合によっては、1万年以上生きる個体もいると考えられるでしょう。

こちらの項目からは、フリーレンの過去について紹介していきます。まず数千年前については、フリーレンが生まれていたのかは不明となっています。葬送のフリーレンの作中では、フリーレンが墓の前で「数千年前までは無に帰るって考えが主流だった」と口にしています。このセリフが、実体験に基づいた感想なのか、そう言い伝えられてきたものなのかは不明です。しかし、世界が数千年以上続いているという証言になるでしょう。

約1000年前には、フリーレンは生まれていました。また、この頃に起った事件には、エルフの里の襲撃があります。魔王の発令により、エルフの里は魔族たちに全滅させられました。そのとき、唯一生き残ったのがフリーレンでした。フリーレンは人間の魔法使い・フランメに助けられ、その後彼女の弟子となります。

950年前に、フリーレンは師匠であるフランメとの別れを体験します。フリーレンはエルフのため何歳までも生きられますが、フランメは人間だったため、フリーレンと出会って50年ほどで寿命を迎えました。フランメは「お前は魔王を倒して歴史に名を残す」とフリーレンに言っていました。その言葉は後に事実となるのでした。

この600年前を期に、フリーレンは勇者ヒンメルたちと出会うまでのしばらくの間、魔族との戦いをしていませんでした。葬送のフリーレンの作中で、ヒンメルと会話をしていたときに過去を明かしています。魔法好きなフリーレンは、実践で魔法を使うことはなかったものの、その後も魔法についての研究や鍛錬はしていたようです。

フリーレンが、勇者ヒンメルのパーティーに加わったのがこの頃です。ヒンメルはこの時すでに、戦士のアイゼンと僧侶のハイターと出会っていました。そして、最後の仲間としてフリーレンを誘ったのです。戦いのある生活から離れて長いフリーレンは、1度はその誘いを渋りましたが、ヒンメルの説得によってパーティーに加わることになりました。

葬送のフリーレンの序盤に登場した、流星群の夜景を勇者パーティーの皆と見たのが、この時です。魔王を倒した勇者一行は、王様に魔王討伐を報告し旅を終えました。その夜、半世紀に1度だけ訪れるエーラ流星を見ることができました。そして「50年後にまたこのパーティーで見よう」と約束して、フリーレンたちは各々の生活に戻っていきました。

魔王討伐から50年経ち、フリーレンはあの日の「流星群を皆で見よう」という約束を守るため、ヒンメルの元へ向かいます。フリーレンとアイゼンは人間ではないため、以前と姿がほとんど変わっていません。しかし、人間のヒンメルとハイターはだいぶ歳をとっていました。そのような彼らをからかいながら、一行は流星群を再び観測しました。その直後、寿命が訪れたヒンメルは息を引き取るのでした。

フリーレンとフェルンが出会ったのがこのときです。フリーレンが僧侶のハイターに会いにいくと、そこにはフェルンという幼い少女がいました。ハイターは、自分が寿命を迎えることを悟っており、養子であるフェルンをフリーレンに預けようとします。それを聞いたフリーレンは「力の無いものを連れていけない。死なせるだけだ」と断りました。しかし、フェルンには魔法の才能がありました。

彼女の才能を目の当たりにしたフリーレンは、ハイターが所有する魔導書の解読が終わるまでの間、彼女の魔法の訓練に付き合うことにします。そして数年後、魔導書の解読の完遂とハイターの逝去、そしてフェルンに課せられた「巨大な岩を魔法で壊す」という課題の達成が重なりました。フェルンを置いていく条件が無くなったフリーレンは、フェルンを連れて、旅を再開することにします。

フリーレンは、世界に存在する魔法使いの中でも、特に秀でた才能の持ち主です。その強さは、勇者パーティーとして、魔王を討伐するほどです。葬送のフリーレンの作中で描かれている、村人たちが恐れる魔族を一瞬で屠る様子からも、その強さがうかがえます。

また、勇者ヒンメルのパーティーとして戦った時には、封印するのがやっとだった相手を、その後フェルンと2人で退治しています。そのような来歴から、フリーレンが相当の強さを持つ魔法使いであることが分かります。

フェルンとの旅の途中で、フリーレンは度々ヒンメルのことを思い出します。生前の2人に、恋愛感情があった様子はありません。しかし、大切に思っていた死者の幻影を見せる敵に出会ったとき、フリーレンはヒンメルの幻影を見ました。そのようなシーンによって、恋愛感情かは不明なものの、ヒンメルがフリーレンにとっての特別な存在だったことがうかがえます。

フリーレンからヒンメルに対しての気持ちが恋愛感情なのかは不明ですが、ヒンメルは恋愛感情があった可能性があります。そのエピソードの1つが、ヒンメルがフリーレンに渡した指輪です。その指輪は鏡蓮華というデザインを用いたもので、鏡蓮華には「久遠の愛情」という花言葉があり、恋人に贈るものとされています。そのような過去から、ヒンメルはフリーレンに好意があった可能性が高いでしょう。

アニメでフリーレンの声を演じているのは、種﨑敦美さんです。『鬼灯の冷徹』の芥子や、『魔法使いの嫁』の羽鳥智世（チセ）の声など、多くのキャラクターの役を演じられています。声優アワードの助演女優賞や、Yahoo！検索大賞2022の声優部門1位を獲得するなど、注目されている声優の1人です。出身は大分県で誕生日は9月27日、所属事務所は東京俳優生活協同組合であると公表されています。

• フリーレン（葬送のフリーレン）
• 芥子（鬼灯の冷徹）
• 羽鳥智世/チセ（魔法使いの嫁）
• 鎧塚みぞれ（響け！ユーフォニアム）
• 天野美雨（ブレンド・S）
• 操歯涼子（とある科学の超電磁砲）
• ミュウラン（転生したらスライムだった件）
• ムジカ（約束のネバーランド）
• 雛鶴（鬼滅の刃）
• アーニャ・フォージャー（SPY×FAMILY）

葬送のフリーレンを見た人からは「フリーレンの方が年上なのに、フェルンより小さいのがかわいい」とコメントされています。フリーレンは推定1000歳以上の人物です。しかし、見た目が幼かったり、性格もマイペースだったりと、ギャップがあります。そのような個性が「かわいい」と人気をよんでいます。

また「フリーレンの年齢を超えることがないから安心する」という声もあがっています。学生のキャラクターは、何年か経つと自分の方が年上になってしまうことがままあります。そのような現象にショックを受ける人も少なくありませんが、フリーレンは長生きのエルフのため「そのような心配がない」と、作品を見た人から好評です。

こちらの方の感想では「フリーレンとフェルンの年齢が逆に見える」という意見があがっています。普段は落ち着いているフリーレンですが、魔法絡みになると子供のようにはしゃぎます。そのようなフリーレンをたしなめるフェルンを見ると、フェルンがお姉さんでフリーレンの方が年下のように感じる人も少なくないようです。

以上、葬送のフリーレンの主人公・フリーレンの年齢が何歳なのかについて、考察を交えながら紹介してきました。フリーレンは作中の発言から1000歳は超えていることが判明しています。また、寿命について、エルフのゼーリエが「私たちの時間は永遠に近い」と話しています。そのため、エルフであるフリーレンは、その後も何千年と生きる可能性が高いでしょう。